2013年05月27日

家族ゲーム 第6話

『緊急家族会議!議題は家庭教師解雇の件』2013年5月22日

「沼田茂之。平成10年5月12日生まれ。A型。
 幼い頃から、優秀な兄と比較されてきた。
 何をやっても、兄に勝てない僕は、劣等感の塊だった。
 父さんが叱るのは、僕がバカだから。
 母さんが笑わないのは、僕に興味がないから。
 そう思って、生きてきた。
 そんな僕に、友達なんて出来るわけもなく。
 ずっと、一人だった。
 そして・・・あの事件が起きた。
 毎日、執拗にイジメられて、引きこもりになった。
 そんな時だった。吉本先生と、出会ったのは。
 先生は、めちゃくちゃなやり方で、僕を追い込んでいった。
 いじめから、逃れられない現実を・・・
 家族から、見放されている現実を・・・
 友達がいない、現実を・・・
 痛いほど、思い知らされた。
 先生が来てから、めまぐるしく、いろんなことが変わっていった。
 だから、たまに思うんだ。
 先生の、手のひらの上で、転がされているんじゃないかって。
 僕を振り回して、面白がっているだけなんじゃないかって。」


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2013年05月20日

家族ゲーム 第5話

『慎一は沼田家が生み出したモンスターだ』

夜、廃校の教室でノートに綴る吉本荒野(櫻井翔)。

「家庭教師記録。
 生徒名 沼田茂之。
 担当して、52日が経過した。
 中間テストこそ、158人中135位だったが、
 先日行われた学力テストでは、78位まで上昇した。
 その要因は、ひとえに真野さくらの存在だろう。
 成績優秀の彼女に認められたい一心で実った結果といえる。
 今週から、塾にも一緒に通うようになった。
 今後は、茂之に新たな試練を用意しつつ、
 いよいよ、家族崩壊のシナリオに着手する。

 茂之の両親、沼田一茂と佳代子は、
 息子の成績に大変満足しているようだ。
 その一方で、夫婦円満を装っている二人の間には、
 修復困難の溝が生じている。
 原因は、一茂の同僚・朝浅海舞香との浮気だ。
 その現場写真を目撃した佳代子は、一茂と完全に距離を置くようになった。

 息子が成人になるjまで離婚はとどまっているが・・・
 一茂の家事を、徐々に放棄するようになった。
 修復の兆しはなく、一茂のストレスはじりじりと溜まっていくことだろう。
 
 また、佳代子はネット株に没頭し始めた。
 彼女からの信頼は、日に日に厚くなっている。
 
 そして最後に、長男・沼田慎一。
 優等生を演じていた彼も、余裕がなくなってきた。
 最近は、『吉本荒野を訴える会』というサイトの管理人である、
 マキという人物と頻繁に会っているようだ。」


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2013年05月12日

家族ゲーム 第4話

『弟にラブレター??家庭教師強引にデートを仕込む!』2013年5月8日

吉本荒野(櫻井翔)への疑いを拭えない沼田慎一(神木隆之介)は、
インターネットに『吉本荒野を訴える会』というサイトを見つけた。

『はじめまして。現在、弟が吉本荒野に勉強を教わっています。
 このサイトを見て、恐ろしくなりました。
 今まさに弟が吉本の犠牲になろうとしているからです。
 もし差し支えなければ、吉本に家族を殺されたという話を詳しく教えてくれませんか?』

『当サイト管理人の「マキ」と申します。
 メッセージありがとうございます。
 事前に用意した質問にお応えいただいて、
 私が同志と認めた場合に限り、貴方のご要望にお応えします。
 まずは、貴方の簡単な自己紹介をお願いします。
 個人情報は守りますので、正直にお答えください。』

『沼田慎一。16歳。私立高校2年です。
 弟の茂之は、2歳下の中学3年生です。』

『貴方には信頼できる人がいますか?』

「・・・」

『もちろんいます。
 最も信頼しているのは、両親です。
 学校の先生も尊敬しています。』

父親に成績が下がったことを咎められ、学校では教師に部活をサボるなと注意され、
慎一は止めてあった自転車のタイヤにそっとナイフを突き刺す。
恋人の飛鳥に話しかけられてもそっけない態度。

『悩みを打ち明けられる仲間も大勢いますし、
 付き合っている彼女にも隠し事はありません。』

『吉本荒野は、弟の茂之クンにどのような仕打ちをしましたか。』

『引きこもりの弟を部屋に閉じ込めるために、
 ドアと窓を鉄板で塞ぎました。
 弟をいじめていた同級生を唆して、スタンガンでとてつもない恐怖を
 植え付けました。
 最近では、弟に友達がいないことを知っておきながら、
 強制的に誕生会を開かせました。』

休み時間、友人に背を向け考える茂之(浦上晟周)。

『吉本に傷つけられて、茂之クンはどうなりましたか。』

『孤独を味わわされた弟は、自分に理解を示す吉本を勘違いして、
 頼るようになりました。
 愚かな奴です。吉本の策略にまんまとはまってしまったのです。
 僕はそんな弟が心配でなりません。』

『貴方は、私に二つの嘘をつきました。
 一つは、貴方に信頼できる人間がいるということ。
 もしあなたに頼れる人間がいるのなら、』

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2013年05月06日

家族ゲーム 第3話

『誕生日会に家庭教師がクラス全員招待!』2013年5月1日

夜の山道で車を運転する吉本荒野(櫻井翔)。
「さよならするのは辛いけど♪
 さよならするのは辛いけど♪
 さよならするの♪
 さよならするの♪」
「ちょっと!」と助手席の慎一(神木隆之介)。
「あ?」と吉本。
「ドリフの大爆笑のエンディングで歌われていた『いい湯だな』の替え歌の中でも
 とりわけ寂しいフレーズを壊れたレコードみたく繰り返すのは何かの暗示ですか!?
 どんどん人里離れていくし、該当もほとんどないし、
 僕はいったいどこに向かっているんですか!?」
「まくしたてるね〜〜。怖いの?」
「・・・殺されたくないだけです。」
「いいねえ。
 君の中で僕は得体のしれない殺人鬼ってとこか。」
「当たらずとも遠からずってところです。
 大体僕はあなたの名前すら知らないんですから。」
吉本と名乗るこの家庭教師は、東大の卒業アルバムに写っていた人物とは別人だった。
「俺が吉本荒野じゃなかったとして、それが一体何だってんだ?」
「名前が違うんですよ?そんな人に全幅の信頼を寄せられるわけないじゃないですか。」
「名前が合っていた所で君が一家庭教師に全幅の信頼を寄せるとは思えないけど。」
「論点をすり替えないで下さい。」
「すり替えてるつもりはないよ。
 名前が何だって、俺が茂之をイジメから救ったのは紛れもない事実だ。」
「それは結果論です。あなたのやり方は間違ってる。」
「だったら君が正しいと思うやり方で茂之を救ってあげればよかったじゃない。」
「・・・」
「何もしなかった人間が理想だけを語るなんて卑怯だとは思わないか?
 正直に言えよ。君は俺が怖いんだろ?
 自分の物差しで測れない存在が不気味でしかたがない。
 裏を返せば、俺という人間が少しでも分かれば安心できるってわけだ。
 だから君に教えてあげようと思って。
 俺の、ストーリーの一部を。」
「・・・」
「ババンババンバンバ アビバノンノン♪
 ババンババンバンバー!」

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2013年05月05日

家族ゲーム 第2話

『弟が家庭教師の犬になる!』2013年4月24日放送

「ラジオ体操第1〜!」

「どうして彼は、朝っぱらから人んちの庭で、
 あんなキレキレのラジオ体操ができるんだ?」と一茂(板尾創路)。
「確かにキレてるね。」と慎一(神木隆之介)。
「いや、そうじゃなくて。非常識だろ?家庭教師の範疇超えてるよ、完全に。
 せめて背を向けてやってくれないかな。
 さっきからすんごい目合ってるし。ものすごい笑ってるし・・・。」
「あの人、茂之が学校に行くか監視してるんだよ。」
「監視?」
「昨日言いましたよ。
 ずいぶん酔ってらしたから覚えてらっしゃらないかもしれないけど。」と佳代子(鈴木保奈美)。
「・・・」
前日の夜、一茂は舞香に誘われ飲みに出かけていた。
彼女は偶然にも同じ社の人間で、ずっと憧れていたと告白されたのだ。
「昨日は、部下の相談に付き合っててさ。」
「吉本先生に、辞めていただくよう説得してくださいよ。」
「いや・・・でも、違約金がな。」
「茂之がひどい目に遭ったんですよ?」
「・・・分かったよ。」
「だいたい何で確認しないでサインしたの?」と慎一。
「しょうがないだろう。突然会社に現れて、大声で契約書を読みだしたんだから。
 内容確認しようにも、暗くてよく見えなかったし。」
「それを見越した上での待ちぶせだったりしてね。」
「まさか。」

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2013年05月04日

家族ゲーム 第1話

『君は成績を上げたいと思うかい?異常なる家庭教師が弟を壊す』2013.4.17放送

森の中をさまよい歩く雄大(櫻井翔)。
その場に座り込むと大声で叫ぶ。彼の血に染まった手には、マスコット。

字幕には雄大、と名前が出ました。
マスコットは毛糸で作ったもののようです。


家庭教師の吉本荒野(櫻井翔)が沼田家にやって来る。
出来の悪い次男、茂之(浦上晟周)ために、母親の佳代子(鈴木保奈美)が
インターネットで見つけた“100%東大合格”を謳う吉本のホームページを見つけて
依頼したのだ。
 
吉本は、まず家族面談を行うと沼田家一同をリビングに募らせる。
・・・沈黙。
吉本のため息。
「・・・」
沈黙が続く。
「・・・」
「・・・」
長い長い沈黙。
一茂(板尾創路)がため息をつく。
「先生。・・・という呼びかけも、これで8回目ですよ。
 いつになったら、口を開いてくれるんですかね。」
「・・・」
「先生。・・・先生。先生!」
「・・・」
「何とか言ってよ。
 こっちはね、せっかくの休日使って、あんたの面接とやらに付き合ってんだよ。
 さっきから・・・。」

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