2014年02月24日

明日、ママがいない 第6話

『物言わぬ青年へ。愛と魂の大演説を聞け』

コガモの家
廊下の雑巾がけをするドンキ(鈴木梨央)と、窓を拭くロッカー(三浦翔平)。
ロッカーは掃除用のスプレーで女の子の絵を描く。
「それ、私?」
ロッカーが頷く。
「フフフ…。でも私、こんなにかわいくないかな。
 ねぇ、私のいいところって何だろう?
 ピア美みたいに、スタイルいいわけじゃないし、
 ボンビみたいに、かわいげがあるわけじゃないし、
 ポストみたいに、強くもないし。
 ロッカーは、私達4人だったら誰がいい?」
首を傾げるロッカー。

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2014年02月17日

明日、ママがいない 第5話

『超絶美少女のピアノパパはここにいる…』

ピアノへの情熱を抱き、いつも学校の音楽室でピアノを弾いているピア美(桜田ひより)。
ポスト(芦田愛菜)たちも、よくピア美の練習に付き合わされていた。

音楽室
「女っていつになっても見栄えが気になるもんよね〜。
 ママもそうだったし。」とピア美。
「蒸発したママ?」とポスト。
「そう。パパの会社が倒産したら、あっという間に私とパパを見捨てて出て行ったママ。」
「金の切れ目が縁の切れ目ってやつ?」
「最低の女。…まぁ私にも半分その血が流れてるんだけど。」
「半分最低か。」

音楽室のドアが開く。
「どっち?」女性が尋ねる。
「えっ?」
「ピアノが上手なほうは。」
「顔見れば分かりません?こっちは、和太鼓って感じでしょ?」とピア美。
「おばさん誰?」
「別に誰でもいいでしょ?さっき仕事終わりにピアノの音が聞こえたから。」
「あっ!給食のおばさんだ。」とピア美。
「まぁ、何でもいいから、間近で聴かせてくれる?」
「ギャラは?」とピア美。
「お前 給食のおばさんから金取んのかよ。」とポスト。
「冗談よ。何聴かせてほしい?」
「じゃあ…あなたには難しいかもしれないけど、ドビュッシーの『アラベスク第1番』なんてどう?」
「私のフレーズに難しいなんて文字はない。」
「言うね〜。」とポスト。

ピアノを弾くピア美。

「…で?〜ぶっちゃけうまいの?」とポスト。
「…」

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2014年02月10日

明日、ママがいない 第4話

『少女の悲しいヒミツ母親の幽霊は語る…』

コガモの家
「悪い話ではなさそうだな。
 …はぁ。…あいつ、ここへ来て何年だ?」
佐々木(三上博史)はロッカー(三浦翔平)にそう問いかけながら、
1月のカレンダーを見つめる。そこには冬の海の写真。
「…あいつだよ。」

アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットのような理想の夫婦に引き取って
もらうのを夢見て、いつも妄想ばかりしているボンビ(渡邉このみ)。
ボンビはコガモの家に来て長かったが、今まで一度も“お試し”に行ったことがなかった。
「だって、パパとママが迎えに来るんだし!」とボンビ。
「えっ?パパとママ?」
「そうだよ。今は貧乏だから無理だけど、一生懸命働いてお金がたまったら
 私を迎えに来てくれるんだもん。
 だからお試しは、無理!」

「いつまでそんな寝言を言ってんだ!」
子供たちの部屋にやってきた佐々木は、ジョリピーのポスターを剥がしてしまう。
「いい加減、現実を見ろ。」
「…」

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2014年02月03日

明日、ママがいない 第3話

『ウサギの赤い涙。親のいる子も寂しい?』

来年にはコガモの家を出ていかなければならない17歳のオツボネ(大後寿々花)は、
条件の合う里親候補がなかなか見つからず悩んでいた。

そんな中、年齢性別不問で子供を引き取りたいという里親候補が現れる。
条件はただ一つ、星座が射手座であることだけだった。
コガモの家で該当するのはポスト(芦田愛菜)とオツボネで、二人が里親候補の家へ
“お試し”で行くことに。

叶の車の中
「あの〜。私、ホントにお試しに行ってもいいんでしょうか?」とオツボネ。
「条件は満たしてるんでしょ?」
「条件っていっても星座って…。」とポスト。
「母親は占星術師で有名な星野とばりさんという方。」
「両親との相性を気にしてる…。」とポスト。
「行けば分かるわ。」
「ライバルってことね、ポスト。」
「ライバル?」
「私にはこれがラストチャンスかもしれない。
 もしここのお家の子になれなかったら私…。」
「あ〜!分かった分かった。いざという時は…なっ!」

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