2005年03月24日

みんな昔は子供だった 最終回

『愛と涙の奇跡』

市長が分校存続のために公聴会を開いてくれることになった。
廃校が免れるかもしれない。
佐上校長(大杉 漣)、田所(筧 利夫)たちの期待は深まる。
だがその日は悠(小越勇輝)に卒業証書を届けると約束した日。
アイ子(国仲涼子)の顔は曇ります。

そんなアイ子の表情に気付き、心配する子供達。
「分校のために、うちら一生懸命がんばったじゃん!
 アイ子先生だって、最後まで諦めたくないって言ってたじゃん!
 大丈夫だよね。うちらみんな、ここに残れるよね。」
モモ(伊藤沙莉)の言葉や子供達の不安げな顔に、
「大丈夫ですよ、もちろん!
 みんなで、森の水分校の良さを訴えましょう!」といつもの笑顔を見せる。アイ子の苦渋の選択を知る龍平(深澤 嵐)と柾(瑛太)の心中は
複雑だった。

龍平の溜息に気付いた父・昭平(陣内孝則)は、アイ子先生が抱えている
事情を知り、声をかける。

「龍平、お前、アイ子先生のこと好きなんだろ?
 だったら守ってやれ。
 好きな女を守ってやれてこそ、男だ! 
 アイ子先生が悩んでいるんだったら、お前がなんとかしろ!
 それぐらい、懐のでっかい男になれ!」
親子というよりは、男同士!という感じの会話です。
とうちゃん、カッコイイ!!


父の言葉に、龍平、走り出します。
宿泊センターにいる子供達を集め、緊急会議を開きます。
アイ子先生と悠君の約束のことを話し、訴えます。
「俺は、アイ子先生に悠君との約束をちゃんと守ってほしい。
 分校は俺達だけでなんとかしようよ!
 出来るよ。ここまでがんばったんだもの。
 アイ子先生のために、俺達がんばろうよ!」

同じ頃、昭平も佐上校長(大杉 漣)、田所(筧 利夫)、
ナツ(風吹ジュン)に事情を説明していた。

公聴会の前夜、アイ子が部屋にいると子供たちが
「七等星を見に行こう」と誘いにきた。
七等星は、やっぱり、龍平にしか見えない。
「先生も、まだまだダメですね〜。」アイ子が言う。

「でも・・・
 七等星はちゃんと輝いているよ。小さくて、私達には見えなくても、
 一生懸命輝いてる。」と詩音(野村涼乃)。

「そうだよね。
 大事なのはさ、自分の七等星を見つける事なんじゃん!
 そして、その小さな七等星を一生懸命に輝かせる。
 それでいいんじゃん!」モモが言う。

「アイ子先生も、七等星を見つけて。」
「先生の七等星、輝かせて。」
「東京に行って、悠くんに会ってきて。」
「やり直さなきゃ。やり直せるよ。絶対。」

「公聴会はオレ達で頑張ります」龍平の言葉に子供達全員が頷く。

「見えました。先生の七等星。
 こんなに小さくて、かわいい星だったんですね。」
夜空を見上げるアイ子はうっすらと涙ぐんでいた。

子供達、泣かせてくれます。
アイ子先生は子供達に背中を押され、前に進む勇気を
もらったんですね。
暗闇にきらきら光る子供達の瞳が、七等星に思えました。
そして思わず、私の七等星って何かな・・・と考えました。
私の七等星は、ちゃんと輝いているかな。


征はゆかり(白石美帆)に仙台行きを断る。
分校のことで大変な思いをしてる時に自分勝手なことを言って
ごめん、とゆかり。
感謝してる、と征。
「自分の気持ちに整理がついた。
 何年かかっても、自分の場所で、教師を目指す。」と決意を語る。

駅に向かうアイ子の元へ、ナツが駆けつけ、
「みんな応援しているから、ちゃんと自分の思いを悠君に伝えてくるように。」
と送り出す。

リムジンバス乗り場。
アイ子の姿を見つけ、バスに乗り込んだ悠が降りてきて声をかける。
「ホントに来てくれたの?」
「約束しましたから。
 入江悠君、卒業おめでとうございます。
 カナダに行っても、頑張ってください。」
卒業証書と一緒に、"10年後の僕へ"と題した作文と
赤色の絵の具をプレゼントするアイ子。
「この赤い絵の具は、いろんな赤に変わります。
 悠君の感じ方、描き方によって、いろんな赤に変わるんです。
 だから悠君、たくさん絵を描いてください。
 いろんな赤を作ってください。
 先生、悠君の絵を楽しみに待っています。」
「・・・思い出したよ。紅葉の色。
 先生のせいだって言ってごめんなさい。
 僕、そのことがずっと気になっていて。
 僕、先生と見た紅葉、絶対に忘れない。」
赤の絵の具のプレゼント。アイ子先生らしい!
悠君が赤の色を思いだすことが出来て、よかった。
きっとカナダで色んなものを見て、感じて、
そして素敵な絵を描くだろうな〜。


その頃、分校に市長がやってくる。緊張する子供達。
公聴会が始まった。
市長に担任の不在を問われ、校長が説明しようとすると、
「最初に、僕達から発表してもいいですか?」と龍平。
市長はそれを了解する。子供達の発表が始められた。

「今日、僕達は、市長さんに、お願いがあります。
 森の水分校を、なくさないで欲しいというお願いです。
 理由を、今から話します。」龍平の言葉に、他の子供達が続く。

モモ
「私、自分の気持ちとか、人に話すのって苦手で、
 友達もあまりいなかったんだけど、仲間を見てニッコリするモモちゃん!
 ここにいるみんなと友達になれました。
 人を好きになることはステキなんだってこと。
 人を好きになったら、その気持ちを大切にすればいいんだってこと。
 私はそれを、この分校で教えてもらいました。」
征兄も優しい目でモモちゃんを見つめていました。

風太(高木優希)
「僕は、夢のために頑張ることの大切さを知りました。
 夢が何かはまだ決められないけど、
 大人になったとき、頑張ってよかった!と思えるようになりたいです。」

新(熊谷知博)
「僕は、信じることを教えてもらいました。
 誰かを信じるのは、難しいけれど、
 でも、とても大切なことです。」

ワタル(糟谷健二)
「俺は、、、僕は、諦めないことを教えてもらいました。
 ペンダントをなくして、大変だったんだけど、
 もう見つからないと思ったんだけど、
 でも、龍平くんが言ってくれました。
 『ダメだよ。
  一度取り組んだことは、最後までやらなくちゃ。
  簡単に諦めちゃダメだよ。』」

詩音(野村涼乃)
「落ち込んだり、くじけそうになった時は、
 空を見上げましょうって、言ってくれました。
 空を見上げたら、元気や、勇気が沸いてくるはずです。
 アイ子先生は、そう教えてくれました。」

龍平が胸を張って言った。
「全部、アイ子先生が教えてくれたことです!」

「僕はここ、森の水分校で、みんなと出会いました。
 そして、アイ子先生とみんなに、いろんなことを教えてもらいました。
 だから、分校をなくしたくありません。
 お願いです!分校をなくさないでください!」

龍平が頭を下げる。
子供達全員も立ち上がり、頭を下げる。
教師達も立ち上がり、頭を下げた。

「アイ子先生でしたか。
 彼女の話も聞きたいのですがねぇ。
 今日はどちらに?」
市長に尋ねられ、しどろもどろの校長。

その時、アイ子が息せききって教室に飛びこんできた。

「今、生徒さんからお話を聞かせてもらったところです。
 今度は、あなたからも、伺いたいんですがね。」
そう言う市長に、

「私からお話することは、何もありません。
 今、彼らが語ってくれたこと、
 それが全てです。
 人を好きになること、人を信じること、夢を持つこと、
 諦めないこと、勇気を持つこと、そして、
 友達といられることの幸せ。
 全て、彼らが私に教えてくれたことです。
 森の水分校で、私は、教師として一から学びなおすことが
 出来ました。
 教師になってよかったと、もう一度、心から思うことが出来たんです。
 お願いします。分校を残してください。
 お願いします。」
アイ子が頭を下げると、子供も大人も一斉に習った。

「みなさん、やれることはすべてやりました。
 あとは静かに結果を待ちましょう。
 先生は、何より、みんなのその気持ちが嬉しかった。
 本当に、ありがとう。」
市長を見送ったあと、校長はみんなにそう話す。

「そうだ、龍平くん!みんなであそこに行きましょう!!」
アイ子たちは楽しげに走りながら、いつもの丘に向かう。
そして丘の上からダンボールに座り、一気にすべり降りた。
子供達、アイ子先生の楽しそうな声が響き渡る。

征は父親に決意を語る。
「俺、もう一度教師を目指すよ。
 ここで、この分校で、教師やっていきたい。
 『お前に教師になって欲しいだなんて一度も思ったことない!』
 けっこうキツかったよ。
 俺、俺自身のために、教師やりたい。」
「お前が望んで教師になるんだったら、父親として、
 こんなに嬉しいことはない。精一杯がんばれ!」
征兄も自分の夢を見つけました。
いい親子関係に戻り、よかった。



みんなが丘すべりをした2週間後、森の水分校は正式に・・・
廃校になることが決まった。

市長は、分校存続のために尽力してくれたのだ。
「それだけで、充分。子供達の努力が、少しでも報われた。」と校長。

子供たちは校庭にタイムカプセル用の穴を掘ると、10年後の自分にあてた
手紙や宝物を缶に納める。
そしてそれを穴に入れ、自分達の手で埋める。
「楽しみですね、10年後。」
子供達はアイ子の言葉に笑顔で頷く。

しかし、いよいよ別れの時がきた──。

迎えのバスが到着し、校舎から佐上校長以下、この山村留学を支えてきた
面々が姿を現した。
「ありがとうございました!」
挨拶する子供達に、元気でな、また遊びに来いよ!と声をかける大人たち。
ゆかりは詩音に、正座早見表をプレゼントする。
「私、大きくなったら星の研究したい。」
詩音の言葉を嬉しそうに笑う。

バスに乗りこんだ留学組の5人は、どの顔も今にも泣きだしそう。
アイ子もなんて言葉をかけていいのかわからない。
その時、龍平はアイ子の手を繋ぎ、笑顔を見せる。
アイ子は龍平の気持ちを受け取り、笑顔に。そして、
「大丈夫だよ。離れ離れになっても、頑張れるよ。絶対!」
涙を浮かべながらも笑顔でVサインを送る。
5人は涙をふきVサインを返す。
龍平も、大人たちも、Vサインを送る。
そして、バスは走り出した。
「みんな、ありがとな!」征兄が叫んだ。
龍平が、突然バスを追い走り出す。そのあとをアイ子が追う。
遠ざかるバスを龍平とアイ子が懸命に追いかけた。
「元気でね〜!!元気でね〜!!」
泣きじゃくる龍平の肩をアイ子は優しく抱いて言った。
「空を見ましょう、龍平くん。」
「この空は、わたる君たちと、繋がっているんだよね。」
アイ子が笑顔で頷くと、龍平にも笑顔が戻った。

「どうせいつかは、みんな自分の場所に戻っていかなくちゃ
 ならないんだし。
 私もね、仙台に戻ることにした。
 ちょっと、あの人、そうとう鈍いから、はっきり言ったほうが
 いいよ、ね!」ゆかりが征にそう言った。

田所は、本校の教頭に就任することに。
そしてなんと、美紀恵(滝沢沙織)が交際をOK!
(「友達から・・・みたいな。」by 美紀恵)
公私共に順調そうな田所。羨ましそうな昭平。

田所が教頭に就任したため、教員の席が1席空き、
柾が推薦される。
「せっかくだけど、その話、アイ子先生に。」と征。
「もちろんアイ子先生には一番にお願いしたよ。
 でも、断られた。」と佐上校長。

アイ子に会いに行く征。
アイ子に今後どうするつもりなのか尋ねる。
「アイ子先生には、この村で教師やってて欲しいっていうか・・・。
 このまま、ここにいてくれないかな。」
「東京に、戻るんです。
 東京から、この村へ逃げてきて。
 やり直そうと思ってがんばって。
 そして、あの子達から勇気と力をもらいました。
 やり直すための力と、教師を続けていくための勇気。
 だからもう、戻らなきゃ。
 もう一度、私は東京で頑張ります。
 だから柾兄ィも、この村で頑張ってください。」
笑顔で握手を求めるアイ子。征はそれに応じる。

分校での最後の授業。
アイ子は龍平に1つだけ伝えたいことがあった。
「本校に行っても今のままの龍平クンでいてください。
 龍平くんなら大丈夫!
 たくさん友達作って、いろんなことを学んでください。」
龍平は悲しみをこらえると
「アイ子先生。
 先生は強い大人になれたんですよね。
 だから東京に戻るんですよね。
 俺、必ず強い大人になります。
 アイ子先生を守れるだけの、懐のでかい男になります。
 だからその時は、その時は・・・、
 アイ子先生に会いに行きます」と約束した。

−龍平語り−
「僕と結婚してください、とは言えなかった。
 いつか、またアイ子先生に会えるときまで、
 その言葉は、取っておこうと思う。」

4月。
本校へ向かう通学路を元気いっぱいに駆けていく龍平の姿があった。
「柾兄ィおはよ〜!」
「バカッ!学校では先生だって言ったろ。」
張り切って学校に向かう二人。

田所は美紀恵の宅配車で本校まで送り迎え。

ゆかりは仙台の大学で研究を再開した。

昭平と佐上校長はハタ爺の家の前で建築業者と打ち合わせに余念がない。
体験学習センターとして生まれ変わるのだ。

そしてアイ子も都内の小学校で新しい教え子たちに囲まれていた。
「今日も1日、頑張っていきましょう」。いつものあの輝くような笑顔で。

*一部、公式HPあらすじを抜粋しています。


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『救命病棟24時』と続くドラマだったので、ついついレビューが
遅れがちになってしまいましたが、とても好きなドラマです。
都会っ子な子供たちが、アイ子たちの影響を受けて素直に明るくなって
いく姿に惹かれました。
鈍感な二人は恋人同士にはなれなかったけれど、一緒にがんばった
仲間という、強い絆で結ばれていると思います。
夢を見失った大人たちが、自分の夢を取り戻していく。
優しい、希望に溢れたドラマでした。


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この記事へのコメント
こんばんわ〜、ちーずさん。^^
コメント&TBありがとうございます。

アイ子先生の子供達に対する丁寧語に象徴されている様に、子供達と先生が対等の関係で一緒に学んでいく感じがよかったですね。

子供達や、周りの大人たちにとって分校を中心とした小さな世界で過ごした優しい時間は、いつまでも心の中で綺麗な思い出として残るんでしょうね。ちょっと羨ましいです。
みんなの未来に思いを馳せています。(^^)
Posted by fallen_angels728 at 2005年03月24日 20:46
fallen_angels728さん、こんばんは!

そうなんです。対等の関係で一緒に成長していく!
10年後、みんな揃ってあのタイムカプセルを開けるシーンが
見たくなりました。^^
Posted by ちーず at 2005年03月24日 21:17
こんばんは。
トラバありがとうございます!
とっても、ほんわかした温かいドラマでした。
強い大人になってアイ子先生に会いに行って欲しいです。たっぺい君にも、柾にいにも(笑)
Posted by は子 at 2005年03月24日 22:10
コメント&トラバ、ありがとうございました。
ここを見てびっくり!
すっごい充実した、内容の濃いページですね。
blogでここまでできるんですね。そんけー。

また見に来ますので、更新大変でしょうけどがんばってくださいね!
Posted by ゆうき at 2005年03月24日 22:46
ちーずさんこんばんは!
コメント&TBありがとうございます。
アイ子先生や、子供たちの笑顔に
元気をもらったような感じです。
森の水分校は、廃校になってしまったけど
それぞれ自分の場所に戻っていくという
展開が、新たなスタートという意味で
よかったなと思いました^^
Posted by まりこ@どらまにあ at 2005年03月25日 00:04
は子さん、こんにちは。
本当ですね!
龍平くんも、征兄にも、強い大人になって
アイ子先生に会いにいってほしい!
アイ子先生のあったかい笑顔、又見たいです。

ゆうきさん、こんにちは。
blogにハマっています。(笑)
是非是非、また遊びにいらしてくださいね!

まりこさん、こんにちは。
すがすがしい最終回でしたね。
夢を取り戻すって、難しいことなのに、
みんな前へ進めてよかった!
Posted by ちーず at 2005年03月25日 14:13
トラックバックありがとうございます!
一生懸命がんばってた子供たちの姿が
印象的なドラマでした。
まわりの大人たちも
他のドラマとは違い、なんだか ほのぼのとしていたように思えた ドラマでした。

また ブログ 遊びに来ますね♪
Posted by ちっく at 2005年03月27日 16:30
ちっくさん、こんばんは!

子供達、がんばっていましたよね。
あんなに小さいのに。
登場してくる人物が、みんな優しい人ばかりでした。
夢を追うのではなく、取り戻す、というところが
よかったです。

是非また遊びにいらしてください!
Posted by ちーず at 2005年03月27日 21:57
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