2005年06月02日

anego[アネゴ] 第7話

『傷心』

地獄の決算日。
早乙女加奈(山口紗弥加)は、体調不良の為欠席すると社に電話する。
みんなの目は自然と半同棲している立花(山口馬木也)に向けられた。昼休みも返上して働く一同。
「あ〜腹減ったーっ!」と思わず苛立ちを声にしてしまう、
新入社員らしい黒沢。
金額が合わず、部長に「ヘルプ!」と指名され、3億6千万という
額にも動じずデータをチェックする野田奈央子(篠原涼子)。
そんなアネゴの様子を頼もしそうに見つめる黒沢明彦(赤西仁)。
その時彼のお腹が鳴ってしまい、又みんなに睨まれる。
先輩と後輩の力の差を見せ付けるシーンでした。

9時過ぎ。ようやく仕事終了。
社員たちは社内で遅い夕食をとることに。
お弁当、ビール、おつまみに歓声が沸く。

加奈が休んだ理由は病気ではなくプライベートのトラブルのせいだと
男性社員たちが話し出す。
「加奈も無責任すぎる。」真名美(市川実和子)の言葉に
「いいんだよ。別に君たちは責任持たなくても。」と男性社員。
奈央子はすかさず
「そんなことないよ。
 二人とも今日は一生懸命がんばってくれました。」とフォローする。
奈央子の言葉に「はい!」と嬉しそうに笑う中野早希(小西美帆)。

「ギャルズはね、かわいけりゃそれでいいの。
 がんばる必要なーし!」男性社員の言葉に
「黙って聞いてれば・・・。
 私達、ちゃんと残業だってやってるし、仕事にも責任持ってます!」
と真名美。
「君はまぁ、あと1年だけどね。」
「安藤さんも佐々木さんもそういう言い方ないんじゃないの。」
奈央子がたしなめる。
「悔しい!なんで私があと1年しかいられなくて、
 こんな馬鹿な男達が定年までいられるんですか!」真名美が言う。
「契約にバカ呼ばわりされちゃった。」
悔しさに泣き出す真名美。
「おいおい、すぐ泣くのだけは止めて欲しいよな。」
机をバンっと叩き、ずっと黙って聞いていた早希が立ち上がる。
「泣きたくもなるわよ!ふざけんじゃないわよっ!!
 商社の男がそんなにエライわけ!? 
 私、この会社に来てがっかりした。
 人の心のわかってないヤツばっかり!最悪っ!!」
その剣幕には、男子社員も、奈央子もびっくり!
「中野・・・さん!?」
奈央子に名前を呼ばれ、急に我に返る早希。
「やだ、私ったら。どうしちゃったんだろう。
 あの、全員が最悪って訳じゃない、んです・・・けど。」
「知らなかった。キレるとスゴイんだ!」と加藤博美(戸田菜穂)。
「たまには思ったこと言わないとね。
 中野さんも長谷川さんも、みんなと同じように同じように疲れている
 んだから、こういう時こそ女の子に優しくしなきゃ、ダメでしょう?」
奈央子に言われ、男子社員たちは顔を見合わす。
「じゃ、改めて乾杯でもしますか。」
黒沢は盛り上げようと試みるが、男子社員と女子社員の溝は埋まらなかった。

早希の迫力には私もびっくり!
今まで大人しくて、レビューにも登場回数の少なかった彼女ですが
まさかこういうキャラだったとは!
青木さやかさんを思わせる迫力に、私の中で高感度アップ!(笑)
男性社員の言葉は、女性へというよりは派遣社員たちへの言葉。
頑張った二人にとってはひどすぎますね。
私も派遣社員として働いたことがありますが、こんな思いを
することはなかったなぁ。時代の差もあるのかな。


奈央子の部屋。
「やっぱりこのままじゃまずいよ。
 こんなの後輩に知れたら示しがつかないよ。
 黒沢君はこのままでいいの?」奈央子が聞く。
「別に。俺はいいっすけど?
 不倫ならともかく、ただ年が離れてるってだけでしょう?
 俺は正々堂々と野田奈央子さんと同棲してるって
 言ってやりますよ。」
「そ〜お?でも本当にそんなこと言ったら、
 『アネゴのヒモ』とかって、会社中に引きまくられるよ。」
「それがどうしたんですか?」
黒沢はそう言い、風呂に入りに席を立つ。
「なーんか私一人で煮詰まってる。情けない。」
奈央子はため息をつく。
二人はすっかり同棲していたんですね。
それにしても黒沢君、男らしいじゃないですか!


翌日。
真名美は来週が誕生日の奈央子に、旅行に行こうと誘う。
「いいね!煮詰まってないで行こう!」
二人は有給を取って京都に行くことにする。

出社してきた早希に、課長がコーヒーを頼む。
笑顔で答える早希。
だが男性社員たちは
「言葉遣いには気をつけた方がいい。」
「大人しそうな顔してキレるとすっごい怖い。」
「アネゴ・ジュニアっていうかな。」
と噂する。
阪口部長(升 毅)は奈央子から、昨晩男性社員と女の子達が
揉めてしまったことを聞き、何とかしてほしいと訴える。
奈央子が立花に様子を尋ねると、
「俺に聞かれてもわかりませんよ。
 夕べ帰ったら彼女荷物まとめて出ていったんで。
 俺、そんな悪いことしました?
 勝手に押しかけてきて勝手に出てったのはむこうですよ。」

そこへ、その加奈がケロリとした顔で出社してきた。
部内の空気に
「何かあったんですか?」
「お前が言うな!」立花と早希が声を揃えて言う。
「今・・・お前とか言った?」
「い、、、いえ。」
「もう猫かぶんなくっていいわよ。
 一度解放するとそうなっちゃうのよね。」と博美が笑う。

その日の昼。
奈央子は加奈とランチに行き、心配したと話す。
すると加奈は
「私、昨日はハングルの試験受けてたんです。
 いつまでも派遣やってらんないし、韓国語の通訳になろうと
 前から勉強してたんです。
 あの時は逆上したけど、
 やっぱり、頼れるのは男じゃなくて資格だなて。
 仕事は頑張ればお金になるけど、男は頑張りすぎると逃げていく。
 24にもなれば、その位わかってますから。
 受かったら、もちろん辞めますよ。」
加奈の決心を複雑な思い出聞く奈央子。

職場に戻る道、加奈から、奈央子の面倒見の良さが男性社員たちを
つけ上がらせる原因となっていると言われ、ショックを受ける奈央子。

その上、黒沢が立花にどこに泊まっているのかを問い詰められ、
「アネゴじゃない、ですよ・・・。あり得ないです。」
と断言しているのを偶然聞いてしまい、奈央子はまたショックを受ける。

奈央子が二人の会話を聞いていたことに気づいた黒沢。
その日の夜、
「すいませんでした!
 いざとなったら、言えませんでした。」と頭を下げる。
奈央子は全然気にしていない素振り。
立花と加奈は同棲を解消したので、もうここにいる意味はないと
言う。

その時奈央子の携帯が鳴る。沢木翔一からだ。
絵里子が来週戻ってくると報告し、奈央子を食事に誘う。
「お返ししたいものもあるし。」と奈央子は誘いを受ける。

奈央子が出かけようとすると、黒沢がスーパーの袋を持ち
見つめる。
今日は自分が作ろうと、材料を買ってきたのだ。
「そんな気を使わなくていいから。
 私、出かけるから、荷物まとめて帰ってね。
 鍵はポストの中に入れておいてね。」
奈央子はそう言い出かけていく。

奈央子は借りたままの傘を持って会いに行く。
赤ワインで乾杯する二人。
「今日は友人として、私の愚痴を聞いてもらえますか?」
奈央子は自分の思いを沢木にぶつけてみる。
「私のやってることって、結局ただのおせっかいだなって
 思ったんです。それを今日よくわかったんです。
 私あの、アネゴって呼ばれているんです。
 でも本当は、ただの小心者なんです。
 結局人に嫌われるのが怖くて、ついいい人になってしまう。
 そう言うところが、すーっごくダメだな〜って思って。」
「僕もあなたを小心者の友人だと思って、言ってもいいですか?
 いい人はつまらない。
 人に頼られるのはしんどい。
 だったら辞めればいいじゃないですか。
 一度も誰かに寄りかかったことないでしょう?
 本当は人一倍誰かに頼りたいのに。」
「そう・・・。そうなんです。」
「じゃあ、カッコつけてないでもっと弱い自分をさらけ出さなきゃ。」
「でも私の周りには、寄りかかったら一緒になって倒れちゃうような人
 ばっかりだし。」
「それもカッコつけた言い訳に聞こえるけどな。
 奈央子さんは、いい人の殻を壊したいんでしょう?
 だったら、その殻を自分で叩き壊してみなきゃ。
 その先に何があるか、わからないでしょう?」
「確かに、そうかもしれません、ね。」奈央子はそう答えた。

奈央子の話を聞いているときの沢木さん、優しい表情でした。
奈央子は沢木には、自分の弱さ、カッコ悪さをさらけ出すことが
出来たんですよね〜。
この二人、どうなってしまうんでしょう・・・。


奈央子が部屋に戻ると、黒沢がソファーで寝ていた。
テーブルの上には、お好み焼きの生地。
準備をしたあと、眠ってしまったのだろう。
奈央子は粉だらけの黒沢を見つめ、少し微笑んだ。

絵里子(ともさかりえ)が実家から戻ってきた。
玄関に、奈央子の家で見た傘があることに気づき、絵里子の顔色が
変わる。
絵里子は翔一に、娘の真琴を転園させることにしたと告げる。
「仕事に出かけなければならないので、帰ってきたら二人で話そう」
という翔一に、玄関の傘のことを聞いてみる絵里子。
「先週奈央子さんに会って返してもらった。」
「そう。奈央子さん、何て?」
「元気出しなさいって、励まされたよ。
 じゃ、出来るだけ早く帰ってくるから。」
夫はそう言い仕事に出かけていった。

昼休み。奈央子が絵里子と公園で会う。
「私、力になれなくてごめんなさい。
 ずーっと考えていたの。
 絵里子さんを追い詰める理由って一体何なのかなーって。」
「それは、奈央子さんに打ち明けたじゃないですか。」
「おせっかいかもしれないんだけど・・・ひょっとしたら
 ご主人の浮気以外に何か理由があるんじゃないかなって。
 沢木さんにも、私にも、言いたくて言えないような理由が
 あるんじゃないかって、ちょっと気になっちゃって。」
「奈央子さん、主人には会っていますか?」
絵里子に問われ、「ううん。」と返事をする奈央子。
「そうですか・・・。
 ねぇ奈央子さん、私の言うこと信じてもらえないなら、
 これ以上私達夫婦のことに足を踏み入れるのは
 やめて貰えませんか?
 お願いしますね。」
そう言い笑みをみせたあと、絵里子は帰っていった。

加奈は奈央子に「私やっぱり辞めるのやめました。」と報告。
試験に落ちてしまったのだ。
奈央子は加奈に「飲みに行こう」と誘う。

沢木が帰宅すると、テーブルの上には離婚届が置かれていた。

旅行前日、奈央子は女子社員たちと立呑み屋に行き加奈を励ます。
立花と別れた理由を聞かれた加奈、
「結局、同棲って女には不利なんですよ。」と加奈。
「同棲から結婚に発展する例は極めて少ないんです。」と博美。
「だって、女の私が掃除したり洗濯したりお料理したり、
 男は全然生活変えようとしないんですよ。
 だらだら同棲してたって、男が付け上がるだけです。」加奈が言う。

その頃、立花に無理やり付き合わされた黒沢。
「だらだら同棲続けてたら、女は期待するだけだろう?結婚。
 だから俺は距離を置こうって。」
「でも一緒にいたいっていう気持ちはあるんですよね?」黒沢が聞く。
「そりゃ、嫌いになった訳じゃないし。」
「朝、寝ぼけた顔とか、歯を磨くとことか。
 女の人のそういう姿見ても嫌いにならないのって、意外っていうか。
 そういう人と毎日一緒にいれたら、楽しそうだなと思って。
 向こうは、どうなんでしょうね。辛いんだろうな、ため息ついてたし。」
「なに?お前加奈がため息ついてるの見たわけ?
 とにかく、子供なんかが出来たら、逃げ道はないだろ。」と立花。

「結論言うと、出来ちゃった婚以外の進展はないって、
 わかっちゃったんですよね。私まだ子供欲しくないし。」と加奈。
「特に、女の部屋に転がり込むような男は最低ですよね!」と早希。
「でもつい寂しくて受け入れちゃう女っているのよね。」と博美。
奈央子は彼女達の言葉に耳が痛い。
「どうかしたんですか?まさか!?」
「バカ言ってんじゃないわよ。もうすぐ33になろうって女が
 そんなアホなことする訳ないじゃない。」
「私まだ、何も言ってませんけど。」
博美にそう言われ、ますます焦る奈央子。
翌日朝が早いからと、帰り支度を始める。
その時、カバンを取ろうとした真名美はぎっくり腰になってしまう。

奈央子の家の前で立つ黒沢。帰ってきた奈央子に、怪しい男が
玄関にいて、奈央子の部屋のポストを覗いたりしていると言う。
それは、奈央子の父・茂太だった。
妻に頼まれてぬか漬を届けに来たのだ。
奈央子は父に、黒沢は忘れ物を届けてくれた後輩と説明し、
父を部屋に寄るよう言うが、父親は不審そうに黒沢を見つめ、
帰っていく。

「本当に、すみませんでした。」
奈央子の辛そうな様子にそう謝る黒沢。
「黒沢くんさ、謝ってばっかりだね。」と奈央子。
「俺、行きます。」
黒沢がスポーツバッグを広げる。
奈央子は荷造りを手伝い始める。
黒沢は自分のキーホルダーから部屋の鍵を外し、奈央子に返す。
「明日から、旅行楽しんで下さい。
 じゃ・・・。」
黒沢が出ていった。
ドアに頭をもたれ、奈央子はため息をついた後、鍵をかけた。
黒沢もマンションを振り返りつつ、歩き出した。

旅行の準備をし始める奈央子。
だが真名美の腰の痛みは悪化。
「私もやったことあるけど、安静が一番。
 旅行のことは心配しなくて大丈夫。誰か誘うから。」

奈央子はそう言い電話を切ったあと、友人達に電話をしまくり、
京都に一緒に行く相手を捜す。
まず、数子に電話をしてみる。
総合職試験に落ちたという数子は有給を取り、出雲大社に厄払いに
行くと言う。
次に、博美を誘おうと思うが、彼女まで休みを取ると仕事に支障が。

沢木は妻の実家に尋ねていく。
絵里子の母は、絵里子は気持ちの整理がつくまで会いたくない、と言い、
会うことも出来なかった。
部屋から夫の背中を見つめる絵里子。
「帰ってもらったわよ。」絵里子の母が絵里子に伝える。
「そう。」母親がいなくなったあと、絵里子が呟く。
「しょうがないわよね。パパ、ママの友達と浮気しているんだもの。」

結局、奈央子は付きあってくれる友人を見つけられず。
有休初日は部屋の掃除と整理で終わってしまう。
「あと2日半か・・・。どうしよっかな〜。」

家で一人酒を飲む沢木。
5月のカレンダーを引きちぎり、6月のスケジュールを見ると、
1日に『奈央子さんお誕生日』と書かれていることに気づく。

その頃奈央子は、独り言を言いながら、雑誌をめくったり、
ストレッチをしたり。

翌日。
誕生日当日、母・厚子(由紀さおり)から
『奈央子、お誕生日おめでとう。
 今年こそ、良いご縁がありますように。
 お祝いするから帰ってらっしゃい。』
と電報が届く。
「ついにぞろ目か・・・。」奈央子が呟く。

奈央子は公園に行き、以前ここに黒沢と一緒に来た時のことを
楽しそうに思う。いつしかその表情は暗くなり・・・
「帰るか。」そう呟き、買い物をし、ビデオを借りて家へと戻る。

奈央子が家の前までくると、ちょうど沢木がマンションから出てきた。
「奈央子さん!」
「どうも。」
「会社に電話したら、有給を取っているって聞いたもんで。」
沢木の言葉に、思わずスーパーの袋を隠す奈央子。
「これ、絵里子と僕からの誕生日プレゼントです。」
沢木が紙袋を差し出す。
「やだ!どうしてご存知なんですか。
 33にもなって、誕生日だなんてお恥ずかしいだけです。」
沢木はプレゼントを奈央子に渡し、「じゃ、これで。」と
帰ろうとする。
「あの、よかったら、お茶一杯だけでも飲んでいきませんか?
 散らかってますけど、ご迷惑じゃなかったら、どうぞ。」
「じゃ、ちょっと、待ってていただけますか?
 すぐに伺いますから。」と沢木。
奈央子は部屋に戻り、急いで片付け始める。
「着替えなきゃ!・・・それもおかしいか。」
お茶の準備も整い、「遅いなー。」と呟いた頃、インターホンが鳴る。
沢木は奈央子のために、ケーキと花束を買ってきたのだ。
ロウソクを吹き消し、奈央子は嬉しそうに笑う。
「なんかこんな風にお祝いしてもらえると、恥かしかった誕生日も
 大切に思えます。」
「大切な日ですよ。33歳の誕生日は、一生に一度しかない。
 僕は、20代の奈央子さんは知らないけど、33歳のあなたの方が、
 ずっと素敵だと思います。」
「そうなれるように、頑張ります。」と奈央子はガッツポーズ。

旅行のパンフレットを見た沢木に
「後輩と行こうと思ってたんですけど、行けなくなっちゃって。」
と奈央子。
「僕は京都の大学を出ているんですよ。」
沢木は学生時代に通った、葛きりの店やもつ焼き屋、
寺めぐりの話などをする。
「え〜!いいな〜!今度、京都案内して下さいよ。」
奈央子はそう言ったあと急に焦り、
「すみません、沢木さんが忙しいこと、全然わかっていませんね。」
「いいえ。京都か〜。楽しいだろうな。」と沢木も笑う。
紅茶を飲んだあと、沢木は「そろそろ、」と席を立つ。
奈央子はプレゼントのお礼を言い、絵里子にも宜しくと伝える。

沢木を見送ったあと、家の電話が鳴る。父・茂太からだ。
父からの電話に驚く奈央子。
誕生日ぐらい電話したっていいだろう、と父。
奈央子が先日のことを父に謝ると、
「お前はいろんなことを考えすぎて、いつも一番欲しいものを
 掴み損ねる。
 子供の頃からそういう子だった。
 本気で欲しいものができたら、なりふり構っちゃダメだ。
 やせ我慢しないで、追いかけろ。
 いいか、人生には必ずそういう瞬間がある。カッコつけんなよ。
 でもこの間の青二才はやめとけ。いくらなんでもお前とは年が。」
「わかってるよ、お父さん。でもね私、もうカッコつけたくないの。
 電話ありがとね。嬉しかった。」
奈央子はそう言い電話を切る。

仕事が終わった頃を見計らい、奈央子は黒沢に電話をかける。
「あの、よかったら、今から会えませんか?」

あの公園の噴水の前で黒沢を待つ奈央子。
「奈央子さーん!」黒沢が走ってやってきた。
「こんばんは。突然、ご、ごめんね。」
「ど、どうしたんですか?なんか、今日変ですよ。」
「く・・・黒沢君。」
「寒いんですか?だって震えてるから・・・。」
「黒沢君、聞いて。
 私、あなたと朝も昼も夜も一緒にいられて楽しかったの。」
「俺もです。」
「あなたがいなくなって、初めて気づいた。
 ずっとそばにいて欲しいって。」
真剣なまなざしの奈央子。
「はい、俺もです。」
笑顔で答える黒沢。
「でも同棲とか嫌なの。
 あの、どういう風に言ったらいいのかな、あの・・・」
「あ、はっきり言ってくださいよ。」
「じゃあ言うね。
 黒沢君、私と結婚してください。」
「結婚・・・?」目をぱちくりさせる黒沢。
うんとうなずく奈央子。しばし沈黙が流れる。
「ダメ・・・かな、やっぱり。」
「あの・・・結婚とかなると二人だけの問題じゃなくて、
 親とか会社とか、」
「その通りです。いろいろあると思います。」
「だから、考える時間を下さい。」
「わかりました。」笑顔でそう答える奈央子。そして
「どれくらい?」と真剣な表情で聞く。
「・・・5年・・・ぐらい・・・かな。」
「わかりました。
 大変失礼しました!」
奈央子はそう言い笑顔を見せたあと、一人歩き出す。
黒沢は、奈央子を追いかけることが出来なかった。

家に着いた奈央子。
「私ってどこまでバッカじゃなかとね!
 何をユースケサンタマリア!!」
部屋をウロウロと歩き回りそう呟く。
「私は終わった。もうおしまい!!叶姉妹!!」
今度はその場に座り込み、
「5年・・・
 5年も待ったら私いくつだよ。いくつだよ・・・。」
奈央子は床に突っ伏して号泣した。

その時、電話が鳴る。留守番電話にメッセージが吹き込まれる。
「もしもし、沢木です。仕事の都合がつきました。
 奈央子さん、明日京都に行きませんか?
 9時13分東京駅発、のぞみ8号車で待っています。」
奈央子は泣きじゃくりながら、そのメッセージを聞いていた。

奈央子の有給3日目。
奈央子の席をそっとみつめる黒沢。
「おい、野田君!」とつい奈央子を呼んでしまう阪口部長。
「何でしょう?私が変わりに。
 っていうか、部長はいちいち野田さんに頼りすぎです。」
博美の言葉に「すみません!」と頭を下げる部長。

真名美が腰を抑えながら出社してくる。
「京都でのお誕生日、どうなったのかな〜。」
真名美に昨日が奈央子の33歳の誕生日と聞き、黒沢は驚く。

新幹線の中。
時計を見つめる沢木。
奈央子の姿を確認出来ないまま、新幹線が走り出す。
諦めてPCを取り出した時、奈央子が後ろの車両からやってくる。
「遅くなってすいません!もう少しで乗り遅れるところでした!」
「どうぞ!」
沢木は笑顔で窓際に奈央子を座らせる。
「どうも!あ〜疲れちゃった。あっついですね!私だけ?」
奈央子も楽しそうに笑い、ハンカチで仰ぐ。
奈央子のカバンの中で、携帯電話が鳴っていることに奈央子は
気づかなかった。
それは黒沢から。
「もしもし、黒沢です。
 一日遅れですみません。
 えー、奈央子さん、お誕生日おめでとうございます。
 今年もいっぱいアネゴにいいことがありますように。」
黒沢はそうメッセージを吹き込んだ。

公式HP あらすじを一部引用しています。


沢木や父親の言葉に、自分に素直になろうと決心した奈央子。
黒沢に、かっこ悪い自分をさらけ出しました。
奈央子は黒沢君のことが好きだったんですね。
今まで彼女の思いも黒沢の思いもあやふやだったので、
奈央子の発言には私もびっくり。

しかし、5年か・・・。
女性の33歳の5年と、男性の22歳の5年は、大きく違います。
奈央子は可哀想だったけれど、22歳の男性に結婚の決断するのは
難しいだろうな。
社会人として歩き出したばかりだし。

そんな時に沢木からのあのタイミング。
沢木さん、いっつもタイミングが良いですよね。
次週予告を見ると、これからドロドロ化していくようですね。
絵里子の笑みが怖いです。

次週、
黒沢の涙。
合コン?早希は結婚?
「これ以上先には進まない。」と言う奈央子の言葉。
「僕はこんなに、あなたに轢かれている。」沢木の言葉。
そして、翔一と奈央子のキスシーン!
「本当にごめんなさい。」奈央子が絵里子に頭を下げると
「謝っても許してあげませんよ。」
絵里子、怖いです〜!!



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13:25 | CM(26) | TB(0) | anego[アネゴ] | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちーずが、大きい立花などしている
ちーずが、広い山口紗弥加など向けられた
大きい自然と、大きい山口紗弥加など向けられた
体調不良や山口馬木と地獄とかを電話しなかった?
Posted by BlogPetの「ぶるーじーん」 at 2005年06月02日 15:25
またまたこんにちはー!

きのうのアネゴおもしろかったです。
黒沢くん呼びつけて「結婚してください」
って言ったのにはびっくりしました

黒沢くんが部屋を出て行ったのを残念!って思ったのは私だけでしょうか(笑)

来週は・・・
原作どうりにはならないそうですが
ついに恐れていたことが・・・
沢木さんとやってしまうのね
今週もでしたが来週絵里子さん怖い・・・
絵里子さんいろんな意味で はやまらないでほしいです。

来週怖い気もしますけどすごい楽しみです
Posted by タクト at 2005年06月02日 16:35
怒濤の展開で増々anegoにハマってしまいました!うちの会社にも可愛い後輩が入ってきますように(-人-) (笑)
Posted by 春流 at 2005年06月02日 16:56
毎回[anego]楽しみに見ています。
原作を読んだのでちょっとドキドキでしたが、ドラマが結構面白いつくりになっていたので安心して見ていましたす。でも、ここにきて急展開ですね。
やっぱり、不倫に走って、絵里子に復讐されて、でも沢木の正体が分かって、黒沢君の成長を待つ・・・そんな展開でしょうかね?
33歳で5年待つのはきついですね。さすがに・・・。
わたしは、27歳のとき4つ下の彼に2年待ってといわれましたが、NO!でしたね。
でも、彼が折れて結局半年後に結婚しましたが。
結婚すると年齢は関係ないですね。
結構、まわりに10歳違いとかもいるし。
何しろ篠原さん20歳以上年上の方とお付き合いされてるんでしょ?
10歳下も20歳上もどっちもどっちでしょう。
Posted by ジン☆ライム at 2005年06月02日 17:14
こんばんは。コメントありがとうございます!

タクトさん。
まさかのプロポーズ。
そして沢木との急接近。
ここにきて、ドロドロの気配ですね。
絵里子の不気味な笑いが怖い〜!!

春流さん。
本当に、ますます見逃せない展開となりましたね。
かわいい後輩が入社してくるといいですね〜!
私もアネゴ気分を味わってみたい。(笑)

ジン☆ライムさん。
私は原作を読んでいないので、ドラマが終わったら読んでみます。
ジン☆ライムさんもアネゴのような体験をされたんですね〜!
結婚してしまえば、確かに年の差って気にならないですよね。
Posted by ちーず at 2005年06月02日 21:39
うんうん、黒沢くんの現状からして今は結婚なんて考えられないのは当たり前だろーな。
学生時代からの付き合いというのなら別だけど…
絵里子、怖っ!でもおもろい(笑)
Posted by まこ at 2005年06月02日 23:28
こんばんは、いつも楽しく読ませてもらってます★
anego、とっても面白い展開になってきましたね。
プロポーズして、部屋に帰ってきたとき嘆きながらダジャレいってましたね(笑)
私には、「もうおしまい、叶姉妹」って聞こえましたよ!
Posted by もとこ at 2005年06月02日 23:55
私も終わったら原作読みたい、と思ってます。これを機会に文庫化されればいいのに、、とも(笑)。
Posted by lovelytelly at 2005年06月03日 00:24
(^○^)オハヨ〜!
↑私も、これ、終わったら、本読もうかな〜
先が見えない方がいいので、買ってないんですけど、売れてるのかなぁ〜?
Posted by ルーシー at 2005年06月03日 04:23
おはようございます。取り急ぎのコメント失礼します。

もとこさん>>
おぉ!叶姉妹って言ってたんですね!
教えて下さりありがとうございます。早速訂正しておきます。
Posted by ちーず at 2005年06月03日 08:26
こんにちは。
今まで地味で大人しかった早希があんな人だったとは(笑)
来週も更なる急展開が望めそうで楽しみです。
5年は、三十路半ばの女にとっては断られたと同義語ですよ、黒沢君。大学卒業した直後の彼にとっては自然な気持ちだって分かるんですけどね。
Posted by 夕鳥 at 2005年06月03日 12:25
ちーずさんこんにちは
私も奈央子が告白するくらい黒沢が好きだとは
思いませんでした(^_^;)
20代からの5年と30代での5年は、まったく意味が
違いますよね。
黒沢が悪気がなかったとはいえ、やっぱりきついです。
こんな状況だったら、やはり沢木に心が揺れてしまうのも仕方ないかもしれないですね。
Posted by まりこ at 2005年06月03日 13:16
こんにちは。
初めてコメントを書かせて頂きます。
『anego』は主演の方々が良くて見始めたんですけど、すっかりハマッテしまいました。
ビデオに撮って繰り返し見ているし、主題歌まで買っちゃいました!
このページを拝見してビックリしました。
セリフが忠実に書かれているし、繰り返しビデオを見ている私はシーンがハッキリと思い出させるので(笑)
しかし、7話は波乱万丈でした。
まさかの自爆プロポーズ、沢木の京都へのお誘い・・・
以前、黒沢クンは彼女と別れた理由に結婚はピンとこないという事を言っていたと思うので『奈央子、待て!』と心で叫んでしまいました。
来週は黒沢クンが涙流してるし、ドロドロな予感。
原作を読んではいないので結末はわかりませんが、皆が良い方向に進めるような最終回を期待したい所です。
Posted by anego最高! at 2005年06月03日 13:30
こんにちは(*^o^*)
またTBさせて頂きました。
今クールは嵌っているドラマがいくつもあり、久し振りにTVっ子に戻っています。
Posted by しの at 2005年06月03日 14:36
連続カキコですみません。
今、見たら、TBが2つも入ってしまっていました。ごめんなさーい。
Posted by しの at 2005年06月03日 15:03
私は台本をもってるのでストーリーはわかってるんですけど、らいしゅうはおもしろいですよvv
絵里子sがすごい行動に!!
仁がないちゃいましたぁ〜〜・・
でもあれだけ見たら解らないですよね・・vv
Posted by ルナ at 2005年06月03日 19:45
こんばんは。コメントありがとうございます!

まこさん。
そうですよね〜。
奈央子と黒沢君が付き合うようになってまだそんなに
時間は経っていない訳だし。
彼が決断出来ないのは責められることじゃありませんね〜。
絵里子の行動、予測がつきません。ハラハラドキドキ!!

もとこさん。
再び、ありがとうございます!
切羽詰まった時って、自分でもわけのわからない行動を
とってしまったり、口走ったりします。
奈央子のそんな気持ちが、あのおやじギャグ(?)から
伝わってきました。

lovelytellyさん。
今回のドラマは原作が面白そうなものが沢山!
でも読む時間がない〜!
今クール、お気に入りのドラマ多すぎです。(笑)

ルーシーさん。
私もネタバレなしの方がドラマを楽しめそうで、
まだ読んでいません。
売り上げ、どうなんでしょうね!?
今クールで一番売れてる原作がどれなのかも
気になります。

夕鳥さん。
早希には本当に驚きました。
でも自分をさらけ出す事で、彼女の魅力が
引き出されましたね!
黒沢君は、5年と答えて奈央子があんなに傷つくとは
思いもしなかったんですね。

まりこさん。
そうなんです。あのタイミングで誘われたら、
やっぱり出かけてしまいますよね。
それでもまだ奈央子には理性が働いているようで。
今後どうなっていくのか、気になります。

anego最高!さん。
本当に、波乱万丈な第7話でした。
そうなんですよね。奈央子は黒沢君が彼女と別れた
理由を知っているはずなのに、それでも自分に
正直になろうと、思いをぶつけました。
これが、彼女にとっていい結果と繋がればいいですね。

しのさん。
私ももちろんTVっ子。(笑)
TBの件はお気になさらないで下さいね。

ルナさん。
次週も期待出来そうな展開なんですね。
う〜ん!楽しみ!!
Posted by ちーず at 2005年06月03日 21:07
またトラバさせていただきました。
なんだかドロドロになりそうですよね。
私はあんまりなってほしくないんだけどなあ。
Posted by みいちゃん at 2005年06月03日 22:18
トラバさせてくださいね^^)
早紀にはびっくりでした
確かにいままで目立たない存在だったし
でも来週はその早紀がメインなのでその為の伏線かしら?とも考えました^^;
Posted by rosa at 2005年06月04日 10:33
こんにちは。
TBさせて頂きました。
今まで地味な存在だった、早希のキャラが出て来ましたね。
Posted by 東子(とーこ) at 2005年06月05日 15:24
こんばんは。コメントありがとうございます!

みいちゃんさん。
最初の頃の面白さが一転してしまいそうですね。
私もせめて最後はハッピーエンドに・・・と
願っています。

rosaさん。
早希にはノーチェックでした〜!
もっと最初の頃から彼女の行動気をつけてみてれば
よかった。(笑)
第2のアネゴ、誕生ですね!

東子さん。
ですよね!早希のキャラ、可愛くて好きです。
誰でもあーやって、本音をぐっとこらえてる時が
あって。
あんな風に爆発出来たらすっきりするだろうな。(笑)
Posted by ちーず at 2005年06月05日 20:39
もう、ドラマanegoにハマリまくりな私です!いいっ!
黒沢くんに、もっと巧く告白して結婚に持ち込む策もあっただろうに、不器用なんだから・・・。
自分の恋には全然“アネゴ”ではない所が、視聴者にはたまらなく共感をよびますね。
先回も書き込んだのですが、ねえねえ、沢木さんて素敵ですか?
もうちょっと、奈緒子が惹かれる位の大人の男っぷりを演出してほしいなあと思うのは、私だけ?
Posted by あさつゆのしずく at 2005年06月05日 21:50
すみません!奈緒子じゃなくて奈央子でしたね。
訂正します。
Posted by あさつゆのしずく at 2005年06月05日 21:55
あさつゆのしずくさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!

日ごろスーパーウーマンのような活躍を見せる
奈央子が見せる、自分の恋での不器用さ。
なんとかしてあげたくなっちゃいますよね。

沢木さんは奈央子の一目ぼれでしたよね。
あの出会い(酔っ払いから助けてもらった)が
あったから、奈央子にとってはずっと特別な人だったんでしょう。
沢木のカッコ良さを描こうと思えばもっともっと
描けるはずですが
黒沢君のことで傷ついた奈央子が沢木に落ちてしまうには
あれ位でも十分だったのかな〜と想像しています。
Posted by ちーず at 2005年06月05日 22:20
いろいろ検索していったら、9話までの予告を見てしまい、やっぱり原作に近くなってきたなと・・・嫌な気分になりました。唯一つの救いは、原作とはまったく違う黒沢君の存在。
彼が最後に奈央子さんを救ってくれると信じています。
原作でも最後の黒沢のシーンは結構よかったから、あれを使うのかも・・・。
何にしても、原作では2年間の話をドラマでは、数ヶ月でやってしまってるから、無理があるんだよね。
不倫はいけない事なんですよ。だから、こういう結果にしてもらわないと困る。
不倫して幸せになんかさせてたまるか!!
絵里子さんの気持ちがよく分かる既婚者でした。
Posted by ジン☆ライム at 2005年06月06日 17:07
ジン☆ライムさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
原作では2年間の物語なんですね。
ドラマが終わったら本を読むつもりです。
黒沢君はドラマとは違う存在なんですか?
本を読むのが楽しみです。
Posted by ちーず at 2005年06月06日 22:32
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