2005年07月13日

海猿 EVOLUTION2

『潜水士浮上せず』

三浦半島族 北緯35度 東経140度
エイジアントリップ号海難現場

「午前、7時30分。
 エイジアントリップ号の、船底に沈む。
 ウチダ船長が発見された。
 沈没時、内田船長は、空気抜き管の、油止めの処置をする為に、
 エンジンルームにいたらしい。
 安らかな、死に顔だった。」
記者会見が行われる。
「昨夜発生した、パナマ船籍の重油タンカ、エイジアントリップ号の
 沈没事故で、乗組員のうち、船長一人を遺体で揚州しました。
 死亡された方のお名前は、ウチダヒデオさん、50歳。」
パナマ船籍で船長が日本人というのは、と記者からの疑問に、
「日本の船会社が、船を税金の安い国籍にして、日本人は船長だけという、
 まぁ、よくあるケースです。」と担当者は説明する。

巡視船ながれ。
「以上が今回の総括だ。
 今後も同じような状況の中で、捜索作業をすることもありえる。
 各自、今回の作業過程を忘れることの内容に。」
主席航海士 潜水隊長・下川いわお(時任三郎)が潜水士たちにそう言う。
「どうして若い船員の方を先に助けたんですか?
 内田船長の方が明かに年配で、体力的にはヤバそうでした。
 どうして後回しにしたんですか。」仙崎大輔(伊藤英明)が質問する。
「池澤に聞いているのか?」と下川。
「もしも内田船長を先にしていたら、二人とも助かったんじゃないでしょうか。」

「内田船長が若い船員の方を先に助けてくれって存ったんだろう?」
別所健次郎(三宅孫城)が存う。
「言ってました。
 でも池澤さんは、最大限努力するとか、約束は出来ないとか、
 あんな言い方をして・・・。
 結局、内田船長は力尽きたんですよ。」
「それは結果論だ。」と山路拓海(平山祐介)。
「池澤さんは、現場の状況を見て、若い方を先に助けたほうがいいと
 判断したんじゃ。」と永島康太(坂本真)。
「でも!」
「船長を先にしたら二人とも助かったっていう保証はどこにあるんだ?」
池澤真樹(仲村トオル)の存葉にみんな黙り込む。
「今日は以上だ。解散!」下川が号令をかけた。
納得の出来ない様子の大輔を心配そうに見つめる下川。

第三管区横浜海上保安部。
救助活動の報告を受ける警備救難課長・津田晋平(益岡徹)
「発見した時は二人とも生きていたのに、
 何で一人しか救助出来なかったんですか?」
「現場では、いろいろなことが起こるんですよ、課長。」
巡視船『ながれ』船長・勝田孝太郎(夏八木勲)が答える。
「作業に当たった池澤君にミスはなかったんですか?」
「なかったと、思いますよ。」
「バディは仙崎。あの新人か。
 ほら、訓練中に事故った平成16年前期組ですよ。
 あいつにミスがあったんじゃ?」
「ミスをしない新人がどこにいます?
 そんなこと存ってたら、潜水士は育たない。」
津田に許可を得た勝田船長は、パイプに火をつけ、津田を見つめる。
津田は諦めたように事故報告の書類をとじた。

「参るよ、勝田船長には。
 あんな態度を取られちゃ上司の俺の立場がない。」
津田が下川にグチをこぼす。
「現場一筋35年の実績がありますからね、船長は。
 キャリア組だろうが上司だろうが、俺達はみんな若者扱いですよ。」
「大体キャリア組が、その年にもなって何でまだ現場にいるんだよ?
 霞ヶ関から何度もお呼びがかかってるんだろう?」
「上に上がるのはいつでも出来ますから。」
「変わってんな、お前は。」

事故を伝える新聞記事。
『船長は心の暖かい人だった』とインドネシア人乗組員のコメントが
載せられる。
「やっ造り船長を先に助けるべきだったよ。」
大輔が新聞を読みながら呟く。
「池澤さんに逆らってもしょうがないでしょう。
 特救隊ですよ、あの人は。」
大輔と同室の主計士補・吉岡哲也(佐藤隆太)が存うが、大輔は
納得することが出来ない。

ロッカールームで着替える池澤に、下川が声をかける。
「仙崎を相手にしてないらしいな。
 お前のバディだぞ。少しぐらいコミュニケーションとってやれよ。」
「だったらもっと出来るバディをつけて下さいよ。」
大輔が偶然その場を通りがかり、二人の会話を聞いてしまう。
「お前が仙崎を育てるんだ。」
「勘弁して下さいよ。そもそも俺は、腰掛けで『ながれ』にいるだけだ。
 ・・・いや、そういうつもりじゃありませんけど。」
「お前、内田船長もちゃんと助ける自信があったろ?
 経験の浅い仙崎とじゃ、パニックを起こしている船長を運ぶのは
 危険だ。だからお前は、敢えて若い船員の方を先に助けようとした。
 そして戻ってくるまでの間、船長が気を緩めないように、
 お前はわざと、安心させないような言い方をしたんじゃないのか?」

大輔の脳裏にその時の池澤の言葉が蘇る。
『約束は出来ません。必ず戻ってきますから、それまで頑張って下さい。』

「そうやって緊張感を与えることで、お前は、戻ってくるまでに
 船長が持ちこたえると、判断した。違うか?
 お前の判断がいつも正しいとは、限らないんじゃないのか?」
そう言い下川はロッカールームを出ていく。
残された池澤は辛そうに俯いた。
そして、池澤の考えを知った大輔は自分の取った行動を激しく後悔し始める。

朝食時。
大輔は食欲も出ないほど思いつめていた。
席に着き、池澤の姿を探す。
そして、あの時のことを思い出す。

『頼む。彼を助けてくれ。』船長の存葉に
『彼は、絶対に助けます。
 僕が、約束します。』大輔はそう答えてしまっていた。

決心したように、大輔が席を立ち、池澤の元にいく。
「内田船長を殺したのは、僕です。」
大輔の存葉に、船員たちが静まり返る。
「すいません。」
「どういう意味だ?」
「池澤さんが、若い船員を引いて潜っていったあと、
 内田船長と話をしたんです。 
 あの人を、僕が助けますって。
 僕が、約束しますって。
 内田船長が一人になったら、自分は見捨てられたと思うんじゃないかって、
 真っ暗な中で待っているのは、きっと心細いだろうから、
 だから俺、安心させてあ造たくて、」
池澤が大輔に掴みかかる。
「何でそんなことをしたんだよ、仙崎!!」
「俺は・・・池澤さんの意図が全然わかっていませんでした。」
殴りつけたい衝動を抑え、池澤が大輔を突き放す。
下川と目が合い、二人はしばらく見詰め合う。
池澤は舌打ちをして、その場を後にする。
大輔はその場から立ち上がれずにいた。
隠しておくことも出来たのに、大輔は正直に自分のミスを認めました。
そんな正直な大輔だから、このことは尾を引きそうです。


船内を苛立った様子で足早に歩く池澤。配置図に怒りをぶつける。

大輔は船に自分の頭を何度もぶつけ、後悔し続けていた。

第2話のキーワード。
『漂流船沈没』『バディ失格』『密航者発見』
『戸惑い』『心肺蘇生』


環菜(加藤あい)は友人の存森千佳(佐藤仁美)に、お客に貰った
ミュージカルのチケット2枚あるので、衣装の勉強に行かないか、
電話で聞かれる。
「海上保安官の彼氏と行ってくれば?」と千佳に存われ、
「海猿がミュージカル・・・」と環菜は呟く。
そこへやってきた上司の冬柴(鈴木一真)を、ミュージカルに誘う環菜。
冬柴は興味がありそうだったが、日曜の午後は大学の時の仲間と作った
サッカーチームの試合があるという。
「今度見に来いよ。」と存われ、元気に「はい!」と答える環菜。

その直後、大輔から電話が鳴る。
「今何やってるの?」大輔が聞く。
「今は、仕事中。」
「俺、これから昼飯。」
「楽チンそうね。海上保安官って。」
「今度の日曜日、会えるかな。俺、非番なんだよね。」
「ちょっと、無理かも。納期が迫ってて、今週中はずっと忙しいの。
 ごめんね。」
環はそう存い電話を切った後、ため息をつく。

電話を切ったあと、大輔は甲板で腕立て伏せをする池澤に気づく。
その姿に目をそらし、大輔は船内へと戻る。

潜水士たちはシャワーを浴びながら、池澤・仙崎のバディについて話していた。
「池澤さんもよくないですよ。自分が何をしようとしてるのか、
 仙崎さんに説明してやりゃー、よかったのに。」
「要救助者の前で、そんなこと出来るかよ。」
「でも、新人にあ、うんの呼吸なんて、わからないしなー。」
「特救隊の池澤さんについていくのは無理ですよ。」
「やっぱあの二人組ませるのは無理があるんじゃないですか?隊長。」
潜水士たちの会話を黙って聞いていた下川は、
「それは船長が決めることだ。」と答えた。

『だったらもっと出来るバディをつけて下さいよ。』
『池澤さんの意図が全然わかっていませんでした。』
『何でそんなことしたんだよ、仙崎!!』

大輔は一人部屋で、今回のことを振り返り、頭を抱える。
永島らが大輔に、「飯食いに行きましょう!」と声をかける。

ダイニングバー『オーシャンズ』。
永島、別所、吉岡は、店に環菜がいることに気づく。
三人は大輔を環菜の元に押し出す。
二人は並んでカウンターに座る。
「あらやだ、なーに!?二人おそろい?」
買い物から戻った千佳が声をかける。
「違うの!」慌てて否定する環菜。
「一緒に行く人ってやっぱり大輔君だったんだ。
 はい環菜。約束のチケット。
 日曜日お互い休める時ってなかなかないんだから。
 楽しんで行ってらっしゃい。」
千佳はそう存い、ミュージカルのチケットを1枚ずつ二人の前に置く。
このセリフ、あとから差し替えられたような気が。
千佳の動きと微妙に合ってなかったです。
元のセリフ、何だったんでしょう。気になる!


「日曜日?」
「それは違うの!千佳さんったら何勘違いしてるんだろうね。」
「先約があったんだ。」
二人の間に沈黙が流れる。
「海猿だって、それぐらいわかるよ。」大輔がそう存い笑う。
「これも仕事のうちなの。それに別に全然先約とかないし。
 これには私一人で・・・あの、これ、大輔君誘おうと思ってたの。」
少しの沈黙のあと、
「楽しんで来いよ。」大輔が自分の前に置かれたチケットを差し出す。
受け取らない環菜。
大輔はチケットを環菜の前に置き、店を出ていってしまった。
残された環菜は手で顔を覆い、後悔するようだった。
第1話の時の浮かれすぎな大輔が、強烈な印象を残したせいか、
池澤の真意を知ったあとの大輔との違いを引き立たせます。
この落ち込みよう!見ていて励ましたくなるぐらい。
一方、必死で存い訳をする環菜。
言い訳をする、ということは、まだ、脈がある、ということですよね。


第三管区 オペレーションルーム。
「中国船より118番通報あり。スクリューを破損、浸水し、漂流中。
 ただちに巡視船を現場に向かわせ、救出にあたらせよ。」

船に戻った大輔は、誰かの家の留守電にメッセージを吹き込む。

読書する船長にコーヒーを差し入れする補給長・岩松(尊本あきら)。
船長は、『海底2万マイル』を読んでいた。
「孫が読んでいてね、懐かしくなって借りてきたんだ。」
「お孫さんも将来は海の男ですね。」
岩松は、食堂の騒ぎのことを聞いたか、と船長に尋ねる。
「池澤と仙崎に話したほうがいいんじゃないですか?
 レベルが違いすぎますよ。」
「世の中には、2種類の人間が居る。
 失敗して潰れるやつと、強くなるやつ。
 仙崎がどちらかは、まだわからんだろう。
 それにしても補給長が入れるコーヒーはいつも美味いね。」
「海の三ツ星シェフですから!」

二人が楽しそうに笑っていると、漂流船発見、出動命令が入る。
船の中を乗組員達が慌しく動き回る。
潜水士たちはウェットスーツを身に付ける。
「遅いぞ、仙崎。」出遅れた大輔に、下川が声をかける。
「はい!」
慌てて準備をしながら、大輔は池澤の後姿を見つめる。

「漂流船は中国籍。座礁して、スクリューが破損している模様。
 船艇に亀裂が入って浸水。けが人は不明。」
下川らに情報が伝えられる。
「あと20分で現場に到着する。全員甲板に集合!」
下川の号令に、ボンベを手に潜水士たちが甲板に向かう。
潜水士たちが出ていったあと、大輔はやっと立ち上がる。
「仙崎!俺が池澤の立場だったら、別の方法を考えたかもしれないが、
 俺たちの仕事にマニュアルはないんだ。
 池澤に対して萎縮するな。
 お前はあいつのサポート役じゃない、バディーだ。
 同等のパートナーだ。
 行くぞ!」
下川の言葉を聞き、大輔の表情が変わった。

「こちら日本国海上保安庁。聞こえますか?」
日本語と中国語で、漂流船に呼びかける。
漂流船は黒煙を上げ、船は傾いている。

「沈没は時間の問題だな。」と下川。
乗組員達は無言で『ながれ』を見つめている。

船長が潜水班に救助開始の命令を下す。
潜水士たち6名が、漂流線に乗り込んでいく。
「Can you speak Japanese?
 大丈夫ですかー?
 心配しないで下さい。
 皆さんには今から、このボートに乗り移ってもらいます。」
池澤が乗組員の表情を覗き込みながらそう説明する。

「みんな引きつっているなー。」
『ながれ』から、状況を見守る下川が存う。
「相当不安だったんでしょうねー。」

ボートが漂流船に横付けされた。
「じゃ、まず、あなたと、あなたから、どうぞ。」
池澤が指示を出していく。
別の潜水士が、船の中をチェックする。
船の中にはかなり水が溜まっていた。
亀裂した場所から水がボコボコと音を立て流れ込んでくるのを確認し、
潜水士は船上へと戻っていく。

ボートは要救助者を全員乗せ、『ながれ』に戻る。
助けられた5人は、食堂へと案内される。

誰も居なくなった漂流船を見つめる大輔。
「船はえい航しても途中で沈んでしまう。撤収だ。」
下川が上の指示を伝える。

「船は置いて行きます。」中国語で伝える山路。
「すいませんね。大事な船なのに。」永島が日本語で気持ちを伝える。
だが5人は俯き、黙ったままだ。
吉岡が水を差し入れする。

「どうして黙ってるんだろう・・・。」
大輔の呟きに池澤が反応する。
「船を失うんですよ。大損害じゃないですか。」と大輔。
「仕方がないと思っているんだろう。」池澤がそう返事する。
「いやでも・・・普通だったら、何とかしてくれって、
 噛み付いてくると思います。」
大輔の存葉に、池澤は大輔を見つめ、そして、5人を見つめ・・・
そして慌てて部屋から飛び出していく。
大輔が池澤のあとを追う。

下川が二人が捜索を続けることを船長たちに伝える。
「捜索って何を?」乗組員が聞く。
「わかりません。でもあの船には何かがあるって言うんです。」と下川。
「池澤がか?」
「仙崎も。」
「もうすぐ沈むぞ、あの船は。」
「3分で戻るように約束させました。」

池澤と大輔、そして二人の乗組員を乗せたボートがスピードを上げて
漂流船へと向かっていく。
「3分で大丈夫ですか?」大輔が尋ねる。
「お前が足を引っ張らなきゃな。」
「池澤さんの指示に従います!!」

下川たちは、甲板から漂流船を心配そうに見つめている。
そんな中、池澤と大輔が漂流船に乗り込む。

船内には、二人の腿の辺りまで浸水していた。
「何を探せばいいんですか、池澤さん。」
「金庫でも扉でも、とにかく不審なものは全部だ。」
船内をくまなく探し回る二人。
大輔が、棚の後ろに隠されたドアに気づく。
少し開いた隙間から、助けを求める手が出てきた。
「池澤さん!」
「何人だ?」
「わかりません!」
ドアは鎖でつながれている。

『ながれ』に情報が無線で・えられる。

"How many people are in there?"「中に何人いるんだ?」
"two!!"
"Is there an another exit?"「他に出口はないのか?」
"Where's the key?"
英語で話しかけながら、二人は必死にドアをあけようとする。

水は既に二人の腰の辺りまで流れ込んできている。

「何なんですか、これ!!」大輔が尋ねる。
「密航者だ。
 この船のヤツラに金を払って、日本に密入国しようとしたんだよ。」
池澤は箱からバールを見つけ、ドアをこじ開けようとする。
「遭難者に、見捨てられたんですか?」
そのとき、別の場所から大量に水が流れ込んでくる。

『ながれ』で待機する潜水班が船長の命令により準備に取り掛かる。

力を振り絞り、ドアを引っ張る池澤と大輔。
水かさは既に胸の辺りまできていた。

職場でため息をつく環菜。
携帯をチェックすると、大輔からメッセージが入っていた。
辺りを気にしながらメッセージを再生する。
『大輔です。
 日曜日のこと、怒ってないから。
 っていうか、悪いのは俺なんだよな。 
 愛想つかされて当然だよ。
 俺は、環菜に存えないことがいっぱいある。
 言いたくても、聞かせられないようなことばっかり。
 俺たち、なんか、上手くいかないみたいだな。
 だからもう、』
メッセージはそこで途切れていた。

力をあわせてドアを引っ張る池澤と大輔。
鎖の一部が外れた!
池澤が手探りの鎖を外そうと試みる。
大輔は必死にドアを引っ張る。
「仙崎、お前先に戻れ!
 中の二人はパニクってる。
 今扉を開けたら、しがみつかれて俺たちもアウトだ!
 完全に浸水させて、こいつらが気を失ったら、俺が引っ張り出す。
 お前、先に戻ってろ!」
「要救助者を前にして、逃げるなんて出来ません!」
「ばかやろう!
 中が浸水して二人が気を失うまで1分、救出作業には最低2分かかる。
 3分以上ずっと息を止めてなきゃいけないんだぞ!」
「出来ます!」
「訓練とは訳が違うんだよ!」
「池澤さん一人で、二人を救出するなんて無理です!」

閉じ込められた密航者の手が必死にもがいている。
既に、首の位置まで浸水している。

「漂流船沈没。漂流船沈没。支援班は、救命措置準備にかかれ。」
船長が指示を出す。

息を止め、そのときを待つ池澤と大輔。
密航者の手の動きが止る。
池澤は時計を見ながら時間を計る。

『お前はあいつのサポート役じゃない。バディだ。
 同等のパートナーだ。』
下川の言葉を思い出す大輔。
池澤が大輔にサインを出す。
OK!と大輔が返事を送る。
池澤がドアを開けた。
池澤が室内に入り、要救助者一名を大輔に託す。
大輔が船内から出し、助けに来た潜水班に引き渡す。
助けられていく要救助者を見守る大輔。

もう一人の要救助者を抱きかかえ、船内から出ようとした時、
要救助者が突然意識を取り戻し、パニック状態に陥る。
池澤にしがみつき、暴れ始める。
大輔が異変を察し、池澤の元へと泳いでいく。
部屋を見ると、二人がもみ合っていた。
大輔は慌てて池澤から要救助者を引き離そうとするが・・・。

大輔のメッセージを聞いた環菜は落ち着かない。
携帯を手に、電話をかけるかどうか迷っていた。
「電話して何しゃべるのよ。
 このまま終わったっていいじゃない。」
そう呟き、仕事に戻ろうとするが、結局電話をしてしまう。
だが、『電波の届かない場所にあるか・・・』というメッセージが
流れる。

小型ボートの上で、2名の要救助者の心臓マッサージが行われる。
二人は蘇生した。
潜水士に付きそわれ、池澤が無事浮上。
だが大輔はまだ浮上してこない。
男達は海を見つめる。
すると、海面に泡が上がってくる。
二人の潜水士が浮上した。
「仙崎!大丈夫か!?」
「OK!」もう一人の潜水士が答える。

「潜水班全員浮上。これから『ながれ』に戻る。」
ほっとした表情で、下川が報告を入れる。

「無茶しやがる。」船員が呟き、仕事に戻っていった。

池澤と大輔は波に揺られながら見詰め合った。

船に上がった大輔は、息も整わないうちに
「あいつら・・・」と呟き食堂へ向かう。
池澤が面倒臭そうに、大輔の後を追う。

「お前ら、人の命を、何だと思ってるんだっ!!」
そう言い、中国人に掴みかかる。
池澤と下川が、大輔を両脇から押さえつける。
「ちきしょう!ちきしょう!!」
大輔の怒りに、中国人たちは怯えきっていた。

港に、救急車とパトカーが待っていた。

「大丈夫か、池澤。」下川が聞く。
「はい。」
「お前だって、バディに助けられることがあるんじゃないのか?」
池澤は黙ったままだった。

密航者たちは警察に捕まった。本国に強制送還されるらしい。

「金とられて、死に掛けて、結局送り返されるんですよ。」
「でも又来るよ、あいつら。」
「あんな酷い目にあったのに、それでも来るんだー。」
「それが現実だ。」
「また遭難するかもしれないじゃないか。」
「そのときは又俺たちが命張るんだよ。」

『誰かに聞いてほしかった。
 俺が、海難現場で、何を見たか。
 どんな現実が、そこにあったか。
 俺は、一人だった。』

大輔の携帯が鳴る。
『仙崎です。メッセージを、プリーズ。』とメッセージが流れる。
「やっと繋がった!
 環菜です。
 あのー、一度ちゃんと話したいと思って。
 もう一度、ちゃんと自分の気持ちを確かめたいの。
 会おうよ、大輔君。」


次回予告:
『謎の漂流者』
『下川の過去 消えない絆』
『襲いかかる病魔』
『生きて帰る。それが潜水士の鉄則。』
『チーム崩壊の危機』
『バディの対立』
『造れ始める、それぞれの思い。 
 最前線は、彼らに容赦なく襲い掛かる。』
『シージャックの銃撃』
『新たな命へ』
『わずかな望みを胸に、男達は立ち上がる。』

第1話のダイジェストと、次回予告がストーリーに織り込まれている
せいもあり、あっという間の1時間でした。

今回は、沈みかけた漂流船に、密入国者が乗っていた、という
ありえそうなお話でした。
大輔が中国人の様子を不審に思わなければ、密入国者は気づかれることなk
海底へと沈んでしまったでしょう。
ボンベ無しに要救助者2名を助けに向かった大輔と池澤。
意識を取り戻しパニックに陥る要救護者が暴れた時、
大輔が異変に気づき戻ってきてくれた。
池澤は、少しでもバディと認めてくれたでしょうか。

第1話の船長の、遺体となっての発見されたことがショックでした。



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この記事へのコメント
こんにちは。
ほんとにあっというまの1時間でした。
二話目も緊張感がずっと続きましたね。
Posted by honey at 2005年07月13日 12:51
こんにちわ!またきちゃいました♪映画もよかったけど、ドラマも期待できそうですね!!
Posted by かん at 2005年07月13日 16:28
昨日の途中からはじめて見たので、第一話&第二話の前半、まとめを参考にさせて頂きました!ありがとうございました。

普段は絶対に見ないような内容なのですが(命がかかる、とか言うのが苦手^_^;)、救出シーンも落ち着いて見ていられたので(笑)来週は最初からみてみようかな?と思ってます。
Posted by asami@Dara Dara Diary at 2005年07月13日 19:11
トラバさせていただきますね

今週はぐぐっと引き込まれました
あっという間!やっぱりお仕事一色はよかったです
Posted by rosa at 2005年07月13日 19:35
こんばんは。コメントありがとうございます!

honeyさん。
本当に!
沈んだ船での救助活動には、まさに、ハラハラドキドキ!

かんさん。
ドラマも映画に負けず劣らずの迫力ですよね。
ドキュメンタリー風な作りが気に入っています。

asamiさん。
お役に立てて光栄です!
次は是非見てみて下さいね。

rosaさん。
今回は大輔、シリアス・モードでしたね。
私もぐぐっと引き込まれました。
Posted by ちーず at 2005年07月13日 21:19
久しぶりにコメントします。
というか、「優しい時間」以来ドラマ見ていませんでした。
「海猿」はまりました。
『お前はあいつのサポート役じゃない。バディだ。同等のパートナーだ。』
あの台詞、良かったな〜
ドラマとちーずさんの記事、楽しみです♪
Posted by rio at 2005年07月13日 21:37
rioさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
「優しい時間」以来のドラマなんですね。
それまで自信をなくしかけていた大輔が
そのセリフのあと表情が変わるところも
お気に入りです。
また気軽にコメント残していって下さいね。
Posted by ちーず at 2005年07月13日 21:44
確かにあっという間の1時間でしたよね!
俺自身、『海猿』は映画版からずーっと嵌っていますが、このドラマ版も本当に熱いです(笑)
今回の件で仙崎と池澤の間にも多少なりとも信頼関係が生まれたとは思いますが、池澤はまだまだ一癖も二癖もありそうなので(笑)、今後の展開も本当に楽しみです!

TBもさせて貰いますね!
Posted by フェイク・ヒーロー at 2005年07月14日 05:43
はじめまして。
以前からチョコチョコ見させていただいていましたが、
今回海猿の第2回の最初を見損ね、こちらで確認しました!
詳しくて本当に助かります。

やっぱり前回に続いて画像が映画っぽく見えるのですが、気のせいでしょうか??
昨年の映画のエンドロール後では、”来年夏に海猿2公開”って言ってたような気がします。
それが来年の6月に延長になっているので、
撮ってた映画を少し使ってるのかしら・・・?
と思ったり。違うか。
何にしても、TVドラマとは思えない迫力と映像です。
展開が楽しみ!

これからも、ちーずさんのページを楽しみにしていますね!
Posted by しお at 2005年07月14日 09:07
2話を途中から見始めました。
気が向いたら、コメントさせてもらいます。

しおさん
映画の様に見えるのは、
撮影にフィルムを使っているせいだと思います。
あぶない刑事や刑事貴族などの刑事ドラマや
時代劇などに以前はよくフィルム撮影されて
いたのですが、最近は経費の関係なのか、
使われなくなってしまいました。
リアルさを出すにはいい感じですよね。
Posted by misato(moonlit stars) at 2005年07月14日 15:20
こんばんは。コメントありがとうございます!

フェイク・ヒーローさん。
映画版・海猿ファンの方が誉めるのですから、
ドラマ版の質の高さが伺えます。
そうですね。今度の一件で池澤が大輔を
すんなり受け入れるとは思えません。
ちょっとずつ信頼関係を築いていくその過程も
楽しみですね。

しおさん。
私も映画っぽい映像が気になっていましたが、
どういう方法なのかわからなかったです。
misatoさんが説明して下さって、感謝!
私も他の方のブログで知ったのですが、
『海猿』は、映画→ドラマ→映画の、3部作だそうです。
ドラマにハマりそうなので、次の映画は
劇場で見たいです。

misatoさん。
しおさんへのご説明ありがとうございます!
映画っぽさが、良い雰囲気を出しています!
なるほど、フィルムを使っての撮影なんですね。
力の入れようがわかります。
Posted by ちーず at 2005年07月14日 20:08
ちーずさん、こんばんわ。
このドラマ、ホントにキャラクターが生きていますよね〜
ただ難しく捕らえる人が多いのか視聴率は伸びていません。

せっかくいいドラマなのに残念です(>_<)
Posted by Ky&apos;z at 2005年07月14日 23:37
はじめまして。
リンク辿ってきたらここに到着しました。
すごいですね。
あらすじと言うより殆ど台本ですね。
びっくりしました。
(おかげでおぼろげだった記憶もよみがえって来ました。リアルで見ていましたので、細かいセリフなどはうろ覚えだったので)
TBさせて頂きます。(^^)
Posted by HIDE at 2005年07月15日 03:22
Ky'zさん。
応援しているドラマの視聴率、気になりますよね。
視聴率が高いからいいドラマ、とは限らないけれど
出来れば沢山の人にみてもらいたいですね。

HIDEさん。
ありがとうございます!
のちほどHIDEさんのブログにも遊びにいきますね。
Posted by ちーず at 2005年07月15日 22:47
今晩は♪

>フィルム撮影
>最近は経費の関係なのか、
>使われなくなってしまいました。

フィルムじゃないと
いかにもお茶の間ドラマって画像で
平板に見えてしまいますよね。


ちーずさんの大作にため息ついちゃいまいたぁ。
スゴイ分量。
このまま副音声用読み上げ原稿に出来るわ!(・。・)
Posted by ホテカリ at 2005年07月16日 21:02
ホテカリさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
副音声用読み上げ原稿!^^
ホテカリさんもこのドラマ見ていますか!?
また是非遊びに来て下さいね〜♪
Posted by ちーず at 2005年07月17日 11:26
【電車男】がらみでのTBどうもでした。
やはり【海猿】も見てらっしゃいましたねw
私はコミック全巻読破で映画は見てないのですが、『映画の続編』って形式ですが
コミックのおかげで違和感無く見ていられます。
でもコミックより主人公ちょっとかっこよすぎますけどねw
色々家庭の事情がある人達に囲まれてどう成長していくか楽しみです。
Posted by はたぴょん at 2005年07月18日 00:02
はたぴょんさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
コミック派の方がドラマを見ても、違和感が
ないんですね。
それだけ忠実に丁寧に作られたドラマなんだろうな。
登場人物それぞれが、これからどう変わっていくのか
楽しみですね。
Posted by ちーず at 2005年07月18日 22:21
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