2005年08月16日

スローダンス 第7話

『キスで気づく本心』

牧野衣咲(深津絵里)から、この言葉を投げられた芹沢理一(妻夫木聡)は
真意を量りかねてぼんやり。
当の衣咲も、自分自身のうっかり発言に、どうしてよいものやら…。

『新規技能検定員講習会場』で講習を受ける理一。

キッズブランドの開店準備に追われる衣咲。
店のコーナーを見つめディスプレーを考えていると、母・千景(高畑淳子)から
日下部(岩松了)を交えての食事会の確認の電話が入る。
衣咲に恋人がいると誤解した母親は、個室を予約したので連れてくるよう
衣咲に言う。
幸せモード全開のお母さん。(笑)衣咲は開店準備を手伝う八嶋優太(小泉孝太郎)に日曜の予定を聞いてみるが
「不慮のデート」らしい。

その頃、青山の店では西山順子(村岡希美)が日曜の仕事を変わってくれる人を
探していた。
「小池さんはいいわよね。王子様とうまくいってるんでしょ?」
順子が小池実乃(広末涼子)に聞いて見る。
「あぁ・・・。やっぱいませんね。王子様なんてどこにも。」と実乃。

鹿児島に行った時に携帯で撮影した芹沢英介(藤木直人)との2ショット写真を
見つめる実乃。

『BAR MANU』
園田雪絵(蛯原友里)が嬉しそうに英介に話しかける。

衣咲は実乃とそーめんを食べながら茹で具合などを誉める。
「なーんか、味気なくないです?」実乃が言う。
「それがそうめんのいいとこじゃん!」と衣咲。
「じゃなくって、いい年した女が二人、誰に見せるわけでもなく
 料理して誉めあって。」
「・・・実乃ちゃん!これ入れてごらん。梅肉とキューリすったやつ。
 夏バテにはね、梅干が一番!」
「うん!おいしいー!!」
・・・ため息をつく二人。
「だから私、英介さんのところ行こうって言ったじゃないの。」と衣咲。
「あそこは・・・ほら、食べ物缶詰しかないし、もっと味気ないじゃないですか。」
「そぅお?私、好きだけど。」
「店長こそ、何で『夢の蔵』ダメなんです?」
「あそこは・・・」
「店長、理一君と何かありました?」
衣咲、どっきり!!

英介の家で映画を見ながらくつろぐ木田貴司(西野亮廣)と長谷部幸平(田中圭)。
幸平たちは衣咲の社のDVD本制作を諦めていた。
「これはお前が撮ったんだ。俺と幸平で引き受けますとは言えない。」と木田。
「なんか悪いことしちゃったな、衣咲さんに。
 本制作断ったらスゲーへこんでてさ。
 会社の人たちにも俺達のこと推薦してくれてたみたいだし。」と幸平。
「な、好きだからって、好きだからっていう意味だよね。」
理一が突然二人に聞く。
「はっ!?」
理一は焦ったように席を立ち、その場をごまかす。

「はっ!?」実乃が聞き返す。
「だからね、理一君に、好きって言っちゃったの。
 それってどう思う?」
「どう思うって・・・。店長告白しちゃったんですか?」
「やっぱ、そう思う?」
「あの、質問の意味、わかりませんけど。」
「好きは好きでも、種類が違うっていうか、何て言うんだ!?」
「人として好きとか、言い出しちゃいます?」
「そう、それ!人として好き!」
「って、ちゃんと言いました?」
「言ってません。」
「じゃ、うっかり愛の告白しちゃったって訳ですか。」
「勢いに任せて言っちゃったもんだからさ、そのあと言い訳するような
 テンションじゃなかったんだもん。
 そういうのってさ、言い訳すればするほど、気まずくなったりするじゃん。」
「いいじゃないですか。
 なんだかんだ言って言い訳しなかったってことは、そういう気持ち、どっかに
 あったってことじゃないですかね?
 理一君のこと、人としてじゃなく、男として好きだっていう気持ち。」
「・・・いやだー。やめてよ。そんなんじゃないの!」
「この世には、男と女しかいないわけじゃないですか。
 女が男を人として好きっていうことは、恋愛感情以外の何ものでもないと
 思うんですけど。」
「・・・だから違うの。人として好き。」
「嘘くさ〜。
 それより店長、日曜のお食事会はどうするんです?」
「あ・・・」
「チャンスですよ。恋人のふり頼んだら、本当になっちゃったーみたいな。
 よくあるじゃないですか。
 ・・・今、誰のこと浮かびました?理一君?」
「違いますー。英介さん!」
「え、え!?」実乃の顔色が変わる。
「ねぇ実乃ちゃん、やっぱ、MANU付き合ってくれない?お願い!!」

>恋人のふり頼んだら、本当になっちゃう。
 前話で実乃の恋人のふりをしたのは八嶋でした。
 八嶋君、実乃の本命になれるか!?


『BAR MANU』
二人は店を訪ねていく。
英介と目が合う実乃。複雑な表情になる二人。
衣咲は英介に、日曜日の予定はあるか聞いてみる。
「日曜日、母親と食事しないとなんないんだけど、私つい、こい・・・び、
 友達連れていくって言っちゃったんだけど、都合の合う人いなくて。
 ・・・なんて、忙しいよね。」
「いいよ。
 俺、今料理研究中で、有名店食べ歩いてるの。日曜は店もないし。」
「ほんと?よかったー、ありがとう!」
「英介さんって、案外、調子いいんだね。彼女いるのに。
 あー、でもモテる人って、そういうの平気で出来ちゃったりするんですよね。」
「実乃ちゃんもモテるからね、気持ち分かり合えるんだよね。」
実乃の言葉をフォローする衣咲。
「でもそういうのって、誰に対しても、どの人に対しても、誠実じゃないんだよね。」
「さすがだね。一途な人は言うことが違う。」と英介。
そこに雪絵がやって来た。
雪絵は衣咲と実乃を睨みつける。

店を出た衣咲と実乃。
「やっぱ、つまらないですね、ここ。
 人増えちゃって居心地悪いし。」実乃が言う。
「うん。」実乃の様子が変だと感じる実乃。
「衣咲さん、もう一件行きましょう!」
「うん!」
「よし!」
「・・・よし!」

雪絵は英介に、さっきの二人のことを聞く。
「友達だよ。」と英介。
「英介、他に女出来たでしょう?」
「出来てません。」
「でも好きな子いるでしょう?」
だまりこむ誠意一。
「あさってアルフレッドの美容院なの。英介車出してね。」
「は!?」
「日曜日、付き合って。」
「雪絵、日曜は、ちょっと。」
「付き合って!」

講習後、『夢の蔵』で広瀬歩美(小林麻央)とデートする理一。
「研修終わったらどっか行こうか。ドライブとか、遊園地とか。」と理一。
「じゃあ、旅行は?」
「え!?」
「大学の頃夏休みにみんなでよく行ったじゃない。
 幸平君とか、木田君誘って。」
「あぁ!休み取れるかな?聞いてみるよ。」

二人の会話は、理一が一方的に仕事の話をするという感じ。
なんとなく、かみ合っていません。
歩美、本当は二人で旅行に行きたいと言いたかったんでしょうね。


家に戻った理一は、英介から明日の日曜日、暇かどうか聞かれる。

翌日。
「何でキミなの!?」不機嫌そうな衣咲。
「すみませんね。兄貴じゃなくって。」
「私うっかり、おしゃれとかしちゃったし。」
「知りませんよ、そんなの。
 犬に負けたってことでしょう。」
「つーかさ、理一君がアルフレッド美容院に連れていけばよかったんじゃないの?」
「つーか、あなたも気が多いよね。
 この間は俺のこと好きーとか言っといて。」
そう言ってしまったあと理一は、しまった、という顔になる。
「・・・あの、それ、なんだけどさ。」
衣咲も動揺を隠し説明しようとすると
「お連れ様がお見えになりました。」とウェイターが言いにくる。
「お連れさまって?誰か来るの?」
「え?聞いてないの?」と衣咲。
「いや俺、犬と中華どっちがいいって言われて来たんだもん。」と理一。
犬や中華に負けてしまう衣咲・・・(笑)


千景と日下部がやって来た。
「ご結婚はいつかな?」と日下部は言い出し、理一は目を真ん丸くして驚く。

千影と日下部は小学校の同級生。
40年ぶりに千影の勤める病院に偶然入院し、再会したらしい。
話に加わらず、ただひたすら食べる理一。
母に睨まれ、衣咲がしゃべるよう合図を送る。
「えーと、入院って、どこか悪かったんですか?」
「ええ。ちょっと、痔の手術を。」
再び、気まずい雰囲気に。

衣咲は母親に、日下部が初恋の相手だったのか聞いてみる。
「いやだ、何言うのよー。それ、しょうちゃんの方よねー!」
「そりゃないよ。千影ちゃん〜!」
理一、吹き出す!

その頃、『夢の蔵』に集まる順子、八嶋、幸平、木田、実乃。
いつもとメンツが違くて新鮮だ、と八嶋が言う。
「ダブルデート!」と張り切る順子。
「ダブル?又俺やんけ。」と木田。
「わかる!私少し前までこのポジションだったから。」順子が木田のほっぺを突く。
「飲も!今日は朝まで。」酔った順子はビールを注ぐ時こぼしてしまい、
木田はまたビールまみれ。
(前回は理一がビールを吹き出しましたね。笑)
八嶋は順子との仲を実乃に誤解され、ショック!
「ところで小池さん。この間、王子様と別れて、初めて本当に人を好きに
 なれそうって、あれ・・・」八嶋が実乃に聞く。
「あんなの嘘です。明君が、あんまり幸せそうだったから見栄はって
 言っただけです。」
実乃はそう言い、席を立って幸平とダンス(?)していた順子を呼び戻し
カンパイする。

衣咲たち4人はカラオケに。
こちらも言わば、ダブルデート!?
「ほんとお似合いですね。」と理一が衣咲に言う。
「そう、ね。」衣咲は母と日下部が歌う姿を楽しそうに見つめて答える。
二人が歌っている曲はYMCA!
「つーかやっぱ、似てますよね。」
「どこがよ!」
「いや、なんか、豪快なところが。
 ていうか、いちいち突っ込むのやめた方がいいですよ。大人なんだから。 
 しかも結構いい年した!」
「若いのに妙に腰落ち着いちゃうよりいいと思うけどね。
 これだから最近の若いのは、ハングリー精神がないって言われちゃうんだよ。」
「ハングリー精神が無いんじゃないんです!質が違うんです!
 ただがむしゃらに突っ走るより、ちゃんとポリシーを持って、遠回りでも
 楽しみながらやる方が今は成功するって言われてるんです!」
「へ〜。」
「そっちだってやりたくもない仕事押し付けられてるんでしょう?」
「あ!言ったね。恩師に向かって。」
「恩師恩師って、だったら自分も胸張って生きたらどうですか?
 俺に言うだけじゃなくて、自分も!」

ビールを追加する千影に、飲みすぎと注意する衣咲。
日下部が、まぁ今日ぐらい、と言う。
「母がこんなだから私心配でお嫁にいけなくて。」と衣咲。
「私結婚しますから!
 そしたらこの子もう言い訳できませんから。
 私のことが心配で、私を一人ぼっちにするのが嫌だなんて。
 だからずっと牧野でいる。嫁にはいかないって。
 昔から柄にも無くそんなことばっかり言っていたの。
 でも私、結婚しますから。もーう心配いりません!
 どうぞこの子持ってって下さいな。」
千影はそう言うと衣咲を理一に押し付ける。

お母さんの言葉に衣咲は少し寂しそうでした。
理一も、今までとは違う衣咲の一面を知り、何か感じたんじゃないかな。
千影は衣咲の幸せを願うために、結婚を決意したのかもしれません。


帰り道。理一と衣咲が並んで歩いていく。
「ごめんね。なんか、恥ずかしいところ見られたね。」
「別に今始まったことじゃないでしょ?」
「まあね!」
「でもいいなって思ったよ。やっぱり家族っていいなーって。」
「・・・あの二人もさ、やっぱチューとかエッチとかするのかなぁ。」
「はぁ!?」
「いや、娘としては、微妙だなーって。」
「今更だけどさ、あんたちょっと変だよ!?
 普通さ、そういうこと思わないでしょ、思ったとしても言わないでしょう?」
「しょうがないじゃん!思ったことは言っちゃうんだもん。」
二人の頭に衣咲の告白が浮かぶ。
「・・・あの、さ、この間私、えーーっと、あの、理一君のことを、
 ・・・だから、」
「あ・・あ、そういう人ってさ、思ったことをすぐ言っちゃうし、
 思ってないこともつい、言っちゃう、でしょ?」
「へ?」
「だからその、ノリとか、勢いとか。」
「・・・あ、そうそう。勢いで、つい、ね!」
衣咲は理一に合わせてそう答え、元気なく歩き出す。
理一も衣咲の反応に複雑そう・・・。
二人とも、気まずさから思ってもみないことを言ってしまったんでしょう。
この不器用さがいいですね〜!


家で考え込む英介。理一が戻ってきた。
ビールを飲みながら二人は語り合う。
「何やってるんだろうなー。俺って一体。」
「どうしたの急に。あ、銀行辞めたこととか今頃後悔してたりして。」
「いや。」英介が笑って答える。
「だよね。兄貴って昔から後悔とか挫折とか、無縁だもんね。」
「そんなことねーよ。
 映画監督。
 だから映画撮ってる理一見てると楽しくてさ、
 昔見た夢の続きを、理一なら見させてくれるんじゃないかって。
 どうせ自分を投影するなら、才能あるやつにしたいじゃん。」
「兄貴ってあの人と似てるね。衣咲さん。
 自分が一番ってふりして、人を励ます為にすっげー恥ずかしいこととか
 言っちゃって、
 人の為に恥じかけるとこ。」
「つーかさ、恥ずかしいとか恥じかけるって、何だよ、それ。」
英介に聞かれて理一が笑い出す。

一人、キッズブランドのフィルムを見つめる理一。

同じ頃、衣咲も自宅でフィルムを見ながら仕事をしていた。

「みなさんに、一つだけ。
 最後まで、希望を捨てないで下さい。
 諦めたら、そこで試合終了です。」

フィルムを見ながら、理一は昔衣咲に言われた言葉を思い出していた。

翌日。
衣咲は店の中のコーナーに子供広場を作ってみた。
赤や黄色、青のイスや、気球の形の電気。
キッズブランドらしい、可愛い店舗です。


講習を受ける理一。
講師の声がだんだん小さくなる。その代わりに衣咲の声が聞こえてくる。
「夢は、諦めた瞬間、その瞬間に、夢は終わってしまうから。」
急に笑顔になる理一。
筆記用具やノートを片付け、席を立ち、一礼。
そして教室を出ていく。
この笑顔が可愛かった!夢を追う少年に戻った笑顔でした。

「みなさんの中には、希望してこのキッズブランドに来た人、
 そうではなくて、不本意な移動で、ここに来た人、
 いろいろいると思います。
 アパレルに入った以上、好きなブランドでめ一杯お洒落して、
 流行の洋服を販売したいって、そう思っている人もいると思います。
 という私も、実はその口で、どうして私が?って正直思っています。
 でも・・・でも・・・やってみようと思います。
 やってみたら、案外しっくりくるかもしれないし。
 何事も、試してみないとわからないし。
 たった一度の、人生だし。
 やるからには、胸を張ってやってみようと思います!」
衣咲がキッズブランドの従業員たちに挨拶をする。

教習所に戻った理一は、所長に退職願を出す。
「よろしくお願いします!」
「理一!お前もっと良く考えろ。」
「考えました。3年も、ずっと。」

「お前ホント突然だな。所長、きょとん、だったじゃねーか。」
先輩の山内達郎(八十田勇一)が笑う。
「すみません。」と理一。
「あれか?また、映画撮るのか?」
「いや、そこまでは、まだ。
 でもいつまでもここにいても何も始まらないっていうか、
 何も変わらないっていうか。」
「お前なりの最初の一歩か?」
「小さいっすね。」理一が笑いながら答える。
「俺にとっても転機ってことか。
 俺もさ、ずっと思ってたんだよ。いつかここを辞めて、会社作って、
 また、広告マンばりばりやるんだって。
 で、今日、お前に出し抜かれたわけだ。
 しかも、思いもかけぬ不意打ちで。
 けど、全然悔しくないんだよ。てことは、なんだかんだ言って俺、
 今の生活が好きなのかも。
 俺さ、教習所の仕事、好きなんだよ。
 俺、映画のことはよくわからないけど、それ気づかせてくれただけでも
 お前はここを辞める意味があったわけだ。
 強がりじゃねーよ?調子乗んなよ?」山内が笑う。
「俺も好きでした。ここも。ここにいる人も。
 だから迷ってたっていうのもあるし。」
「そっか。がんばれよ!!」
山内は心からエールを送った。
理一はネクタイを緩め、教習所を笑顔で見つめた。

キッズブランドの準備も大詰め。
様子を見にきた小野田部長(浅野和之)は
「新ブランドっていいもんだなー。一から立ち上げる感じがね! 
 社内の評判もなかなか良くてさ。
 だから俺は最初から俺はこれからキッズが来るって言ったじゃーん!」
「え!?」と衣咲と八嶋。
小野田は、八嶋は担当を外され、八嶋の変わりに衣咲の同期が来ると
伝える。
八嶋君はもともと営業なので、営業に戻されるんですね!?

そんな時、理一から電話がかかってくる。
「もしもし、芹沢ですけど。」
「今モーレツに忙しいんだけど。」
「じゃ、出んなよ・・・。 
 いいです。もう何でもないです。」
「なーに?」
「だって忙しいんでしょう?じゃあね。」
「あ・・・夜、MANU行かない?
 実乃ちゃん、最近付き合ってくんなくてさ。」
この間の二人の表情!
衣咲は理一のYESという返事を待つ、少し不安そうな表情。
理一は穏やかな笑顔。
二人の仲もよい感じとなってきました。


英介と衣咲が話す姿を睨む雪絵。
「なんか、ものすごく、敵視されてますよ。」と理一。
「あたし!?」
「いや、どう見てもそうでしょう。」
「あたし、彼女に悪いことした?」衣咲が英介に聞く。
「いや、多分、誤解。」
「誤解?」

英介は雪絵の所に行き、営業妨害なんですけど、と言うが
「何もしてないもん、私。そっちと違って。」
「いや、その存在自体がね、」
「おかわり!」

幸平の家でアニメを見せられる実乃は退屈そう。
「お腹空いたなー。」
「そうだね!何か食べに行こうか!」
「うん。」
「ね、考えてみたら二人で飲みに行くのって初めて、」
「店長も行くかなー。電話してみよう、あ、メールでいっか。」
「あのさ、
 あ、そう。俺さ、ちょっと真面目にフィルムフェスタに出そうと
 思ってるんだよね。
 といっても、俺一人じゃどうにもなんないんだけど。
 でも、完成したら、実乃ちゃんに見て欲しい。
 実乃ちゃんに、一番に見てほしい。」
幸平の言葉に微笑む実乃。

雪絵は相変わらず実乃を睨んでいる。
「もうエッチしたの? 
 英介、他に好きな子いるって。
 その子ともう・・・」
雪絵の言葉に答えない英介。雪絵の平手が英介の頬に飛ぶ。
理一、衣咲はびっくり!
雪絵がツカツカと衣咲の前にやってくる。
「あたし、こういうことって女と同罪だと思ってるから。」
「はい!?」
「違う、その子じゃ、」
英介の制止も間に合わず、雪絵は衣咲の頬を叩き、店を出ていった。

「ごめん、大丈夫?ほんと、ごめんね。雪絵のやつ完全に誤解しているんだよ。」
「誤解って、兄貴?」
「だから、衣咲ちゃんじゃなくって。」
英介はそう言うと何か冷やす物を、と取りにいく。
「実乃ちゃん・・・?」理一が呟く。

店を出た二人。理一が缶ジュースを買ってきて渡す。
自分の分で衣咲の頬を冷やす理一。
「強烈だったね!親にもぶたれたことないのにっ。
 しっかし、まさか、英介さんと・・・実乃ちゃんがね。
 驚き桃の木山椒の木。」
「衣咲さんそれ、若い子の前で言わない方がいいよ。通じないから。」
「え?また死語言った?私。」
「連発だから。」
「あ、そう・・・。
 実乃ちゃん大丈夫かなぁ。
 ほら、こんなことになってるって知らないでしょ?
 ここんとこ英介さんのこと、避けてたみたいだし。
 無理に英介さんのこと、忘れようとしてたんじゃないかなぁ。
 ほんとは実乃ちゃんも、英介さんのこと、好きなんじゃないかなぁ。
 あ、でもそうすると、幸平君、フラれちゃうのか。
 理一君も、微妙な立場だね。」
「俺?」
「だって、かたやお兄さんで、かたや親友な訳でしょう? 
 どっちの味方ってわけにも、いかないもんね。
 ま、でもあれか、こういうのって、周りが何言ってもダメだもんね。」
「はぁ。」
「ん?」
「はぁ。実乃ちゃん気遣って、兄貴気遣って、幸平気遣って。
 人のことより今は自分気遣えば?」
「え?」
「だって、衣咲さんだって、兄貴のこと好きだったわけだし。」
「あぁ〜。そうか。私、フラれた・・のか。」
「そうなんじゃないの?」
「どうしようもないな、私。
 わは、そういえば、前も、理一君に、ふられたところ見られたよね。」
「あぁ!・・・今日は、泣かないの?」
「ん〜。何でかな。あんまショックじゃないんだよね。」
「強がってんじゃないの?俺いるから。」
「いや、いて、くれるから。
 ありがとね。こんな時側にいてくれて、ありがと!」
衣咲の笑顔にとまどう理一。
「あ!何か話あったんじゃないの?」衣咲が理一に聞く。
「・・・俺、教習所を辞めました。さっき辞めてきました。」
「嘘!何で!?」
「何で?」
「もしかして、私のせい?」
「そうかもね。
 余計なことばっかベラベラ、無責任にいろんなこと言って
 勝手に人の背中押しといて、あとは知らん顔で言ったことすら忘れてて。
 いっつもいっつも、あなたのせいで俺の人生狂うんですよ。
 でも、そんな人生が結構好きです。ありがとう。
 よくわかんないけど、俺、衣咲さんといると、人生素直に生きられる。」
「じゃあ、何かお礼して。」衣咲がいたずらっぽく笑う。
「えぇ?」
「だって今ありがとうって。」
「そっちだってありがとうって言ったじゃん。」
「でもさ、私の方がいいことした感じしない?
 理一君の人生、変えちゃったぐらいなんだから。」
「えー。お礼って言われてもなぁ。」真剣に悩む理一。
「冗談だよ。」衣咲が理一の顔を覗き込み微笑む。
理一の真剣な表情に気づく衣咲。
理一の顔が近づき、そして衣咲にそっとキスをする。驚いて少し離れる衣咲。
「あ、あ、いや、あの・・・外人とかよくしない?お礼に、チュって。」
「・・・する。」
「でしょ?」
見詰め合う二人。
二人の顔が近づき・・・そして二人はもう一度キスをした。


わぁ!そう来たか!!

雪絵に殴られ、しかもそれは人違い。
衣咲が気になっていた英介は、実乃を好きだと知り、
衣咲はダブルショック!!
(あのビンタのシーンは本物だそうですよ。公式HP

そしたら、そう来たか。(笑)
人のことばっかり心配している衣咲ちゃん。
なので、この展開は嬉しいかな。
チュウの言い訳が可愛いよ、理一君。
また、それを聞いた衣咲の反応も、可愛い!

それに、理一君が夢に向かって歩き出したことが嬉しい。
3年間悩んできたことを、衣咲との出会いのおかげで
踏み出すことが出来たんですよね。

今話のタイトルは『キスで気づく本心』。
このキスが理一と衣咲に、自分が本当に好きなのは誰かと気づかせる
きっかけになるのかな。
次週予告は、また早い展開ですが(笑)そんな二人の会話が可愛かった。
ずっと、慎重に慎重に生きてきた理一が、衣咲の影響を受けて
どう変わっていくのか。とても楽しみ。
こうやって、お互い良い影響を与えた得るカップルって素敵です。



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この記事へのコメント
TBさせていただきました。
>あのビンタのシーンは本物だそうですよ。
そうなんだ^-^;
深津さんすごいなぁ。
お疲れ様でしたと言いたいです。
Posted by chany at 2005年08月16日 10:24
chanyさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
ぶたれた深津さんの目にはうっすら涙が。
痛かったんだろうなぁ。
でも叩く方も大変ですよね。
みなさんお疲れ様です!
Posted by ちーず at 2005年08月16日 11:23
毎回、ここで復習させていただいてます。
理一くんと衣咲さんは、とってもいい関係で、うらやましいなーと思いながら見てました。
あー、このままうまくいってよぉ。って感じです。
次回も楽しみですね!
Posted by アキ at 2005年08月16日 12:36
アキさん、こんにちは。
復習に役立てていただき嬉しいです。
理一くんと衣咲さん、だんだんといい感じになってきましたね。
来週は新たな人物登場で波乱の影が見えますが
それを乗り越えたら、二人は本物のカップルに
なれるのかな。
楽しみですね!
Posted by ちーず at 2005年08月16日 13:06
ちーずさんこんにちは
2人のキスシーンよかったですね。
お互い影響しあっている衣咲と理一の
関係、素敵だと思います^^
Posted by まりこ at 2005年08月16日 17:43
お互いいい意味で生き方に影響できる二人っていいですね。うらやましいな。
TBさせていただきました。
Posted by ひいな at 2005年08月16日 19:13
私も前に実乃の恋人のふりをした八嶋のことが気になりました(笑)しかもそう言ったのは実乃ちゃんだったし。。
妻夫木くんも深津さんも演技が上手なので表情がさらに二人のシーンを盛り上げててとても素敵ですね。このまま何もなく(ありえないですけど)幸せになって欲しいです。
Posted by yumi at 2005年08月16日 23:25
こんにちは。コメントありがとうございます!

まりこさん。
いきなりのキスにびっくり!急展開となりそうですね。
プラスとマイナスのような二人の関係。
でも、お似合いの二人ですよね!

ひいなさん。
そうですね。お互いの生き方に影響を与える関係、理想的です。
のちほどひいなさんのブログに伺いますね!

yumiさん。
実乃の恋は、まだまだどこへ向かうのかわかりませんね。
英介も雪絵を拒絶はしていないし。
深津さんは前から大好きな女優さんでしたが、
妻夫木さんの表情の演技にはびっくり!
今とても注目しています。
Posted by ちーず at 2005年08月17日 18:18
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