2005年12月03日

今夜ひとりのベッドで 第7話

『親友の深い激情』

「心が決まると、あとは淡々と手が動いていた。」

友(瀬戸朝香)が差し出した離婚届に、明之(本木雅弘)は名前を書いてしまう。
俊介(佐々木蔵之介)や玲子(羽田美智子)に手伝ってもらいながら
荷物や書類を整理する明之と友(瀬戸朝香)。

「いよいよこの時が来た。」

「ここの鍵。」
明之は、家を出ていく前に友に家の鍵を渡す。

「ここで最後のキスとかするべき?」

「今までいろいろ、ありがとうございました。」と友。
「あ、いえ。こちらこそ。」

そして、明之は出て行った。その日のうちに文京区役所に離婚届を持っていく明之。
そして、自分の指にはめていた結婚指輪を外した。

「離婚とお葬式は一緒・・・。」
あとでガクっとくるものだ、と玲子に聞き、俊介がそう呟いた。
偶然同じ店に了が来ていて、明之が離婚したことを知る。
「離婚したな。へー。」嬉しそうに微笑む。

寝る前、鍵を根に理にチェックする友。
ふと、自分の指の結婚指輪に気付き、そっと外す。
『泣きたいときは泣いていいんだよ。』
玲子が書いたメモを見て、友は泣き出した。

職場に泊まる明之。
「人は、誰も傷つけないで生きていくなんて出来ない。
 でも誰かを傷つけたりっていうのは、
 それを後悔することはあっても、悲しんではいけない。
 悲しむことが許されるのは、傷つけられた人間だけだ。」


俊介が友を心配し訪ねると、友は泣いていた。
「友ちゃん・・・。
 一人で泣くな。」
俊介に抱きしめられ、友は俊介の胸で泣いた。

補導の上にのぼり、雄たけびを上げる明之。

「そうやって俺は、人生のリセットボタンを押した。」

「私って幸せだね。
 アキちゃんとこんなことになっても、玲子さんや俊介さんみたいに
 優しい友達がいてくれて。」
泣き止んだ友が言う。
「そう言ってもらえると、嬉しい。」
俊介が帰ったあと、また泣きそうになった。

明之の会社を訪ねていく梓(奥菜恵)。
二人が離婚したことを聞き
「なんか興味半減!今までのスリルな感じが好きだったのに。」
「え!?」
「なーんて、嘘!
 すごいね、私。略奪愛!?
 違うの?」
「まあ君とのことももちろんあるけど、
 もっと奥深い夫婦の、」
「そういう答えが一番嫌い!
 どうせ離婚するなら私のことだけでしてほしかった。
 ま、いいや。まずは、離婚祝い!」
二人は缶ビールでカンパイした。

その日事務所で眠ってしまった二人。
翌朝、スタッフに起こされた明之は
「神聖な職場を汚すようなことはしていない!」ときっぱり。
梓は夜待ってる、と言い帰っていった。

天神さまのお賽銭箱に結婚指輪を投げ入れる友。
それを了に見られてしまった。
「聞いたよ。離婚したんだって?
 あなたはもう俺のお姉さんじゃないわけだ。」
「そうね。」
「残念だな。お姉さんって呼び方、ちょっとエッチで好きだったのにな。」
「もう関係ないんだから、相談だなんだってしてこないでね。」
「これからはただの男と女だよね!」
「だから、あなたと私はもう関係ないの!」
友はそう言い了の前から立ち去った。

『吉岡友』と書かれた名札に
「そっか。独身に戻りましたか。」
「うん。昔の名前で出ています。」
「ふるっ!」
仕事のときは友永の方が都合がいいのでは、と同僚が言う。
実際、友は友永さん、と呼ばれかけることもあった。
「周りの人のためじゃなくて、自分nアイデンティティーの問題ですから!」
友はそう言い仕事に戻る。
「離婚してもまじめさは変わらずか!
 あれ当分男も出来ないね。」

「ええ、本当です。
 いや別にめでたいことでもないんで、
 急いで報告することもないかな、と思いまして。」
「父親からの電話は苦手だ。
 しかも離婚の話しをしなければならないなんて。」

「僕は子供がいませんでしたから。」
「あんたと一緒にしないでくれ!」
「今仕事手が離せないんで、じゃあ。」
そう言い電話を切る明之。

明之は父親に知らせた了を責める。
「だったら出なければいい」と言う了に
「今度からそうするよ。
 自分も年だなんだって、何度も弱気な声で留守電入れてくるから
 つい出ちゃった俺がバカでした!
 おまけにお前に文句言いに来たことも・・・。
 まともな会話が出来るわけもねーしな。」
「親父のことは口実だったりして。
 実は別れた妻のことが気になって俺のところに来た。
 俺がさっそくあのマンションに出入りしてるんじゃないかとか。」
「そうなのか?」
つい反応する明之をからかう了。
「もういいよ。俺は友の人を見る目を信じてますから。」
そう言い立ち去る明之。
「そうだね。あんたとも別れたしね!」
背後で了の声がした。

梓の工房を訪れる。
「梓のこと、軽い遊びなんかだったら、私が許しませんから!」
アシスタントの女性に睨まれる明之。
「やってきてくれた。」
「はい。来てみました。」

「そう。新しい人生に。
 友はどうしているんだろう。
 一人で新しい人生を始めた友は・・・。
 今更だけど・・・ごめん。」


梓を抱きしめながらの心の声。明之、罪な男です。

「好き。
 大好き。
 ・・・なんで何も言ってくれないの?」
「君が全部言っちゃうから。」
「嘘。別れた奥さんへの罪の意識から、自制心が働いてる。」
「そんなことないって。」
「だから夕べも私を抱いてくれなかった。」
「ハハハ。会社でそういうのはね。」
「ううん。無意識のうちに奥さんのこと。
 私、それ壊したい。
 友永さんの過去、私が全部壊してあげる。」

梓、積極的です。
そして、明之の心を見抜いています。


「嘘。なんで!?なんでダメ!?」
「ごめん・・・。」
「男はなぜか思わず謝っちゃう。」
「ううん。こうしていられるだけでいい。」
「飲みすぎちゃった・・・かな。」
「嘘です。
 ていうかこの言い訳、カッコ悪い?」

「ごめんね。」と梓。
「ん?」
「ちょっとずつ溶かしてあげる。」
「ん?」
「罪の意識で、凍った心。」
「そうなのかな。やっぱりそういうことなのかな。 
 これはやっぱりバチが当たったんだ。
 神様は俺の身体の一部に罰をお与えに?」

「あったかいね。なんかこのまま寝ちゃいそう。」
明之の胸で眠る梓。
「そうか・・・。
 この子は友と違って、こうやって寝るんだ。
 そのとき、世にも恐ろしいことが俺の脳裏をよぎった。」

明之が飛び起きる。
「ごめん。事務所に帰らなきゃ。
 明日までにやらなきゃならない仕事があった!」

「さっき俺が一瞬彼女と友を比べたように、
 俺も了と比べられる。
 しかも今日は、男としてダメダメだった俺。
 彼女と付き合うということは、こういうことだって、
 当たり前のことなのに、
 こんなに落ち込んでいる自分がまた情けない・・・。」


明之は偶然、友と俊介の2ショットを見かけ、ますます落ち込む。
その後、屋台のおでん屋で飲んでいると玲子がやってくる。


俊介に玄関まで送ってもらった友は、玲子に渡すチョコレートを取りに
部屋の中へ。そして突然悲鳴を上げる。
悲鳴の原因はゴキブリ。
今までは、同じくゴキブリが苦手な明之がなみだ目になりながら
退治してくれていた。
「これからは自分でなんとかしなくちゃね。」と呟く友に、
「しなくていいよ。
 自分でなんとかなんてしなくていい。俺が助けるから。」
俊介が友を抱きしめる。
「俊介さん?」
「ずっと・・・好きだった。
 このまま聞いてくれる?
 話終わったら、ちゃんと帰るから。
 好きだから、明之との結婚も心から祝福した。
 それから親友の妻で、大切な友達だと思ってきた。
 でも、やっぱりずっと好きだってわかったから・・・・
 俺じゃダメかな。」
俊介は考えておいてほしい、と言い帰っていった。
友は俊介が出ていったあと、その場にヘナヘナと座り込んだ。
「友ちゃん、ちゃんと鍵閉めておくんだよー。」
玄関の向こうからの声に「はーい!」友が返事した。

「あー。言っちゃったー!
 おお落ち着けー。おお落ち着けー。」
俊介、頑張りました!

「孤独?」屋台を出たあと、玲子が聞く。
「しょうがないよね。自分で撒いた種だから。」
「了君には八つ当たり出来るお兄さんがいるけど、
 明之にはそんな人いないよね。
 辛いよね。
 肩ぐらい、かしてあげるわよ。」
玲子の肩にもたれる明之。
「なーんてやっているうちに、何十年ぶりかによりが戻ったりして。」
「それはあるかもね・・・。
 って冗談言い合える相手がいて今夜は心に染みます!
 サンキュ!」
玲子は寂しそうな笑顔を浮かべる。

仕事で明之のオフィスに訪れる俊介。
「俺、友ちゃんに自分の気持ち伝えたから。
 お前が友ちゃんに出会う前から、俺は彼女のことが好きだった。
 俺は、お前みたいに友ちゃんを悲しませたりしない。
 あ・・・なんかスッキリした。」
そう告白し帰っていった。

天神さまの男坂で友と偶然会う明之。
二人が郵便物の話などをしながら歩いていると、俊介と梓がスーパーから
出てきた。
付帯rも偶然中で会ったらしい。
「じゃあ、行こうか。」梓が明之に寄り添う。
二人をちらっと見たあと、明之から離れる友。
「じゃあ、俺たち、あっちだから。」
2組は別々の方向へ歩き出す。

明之と腕を組み歩く梓。
明之が買い物袋を持ってあげる。

「大丈夫?」
「うん。」
俊介は友の手をつなぐ。
「魔法の手。
 神経がこっちに集中して、ほかの事すっ飛ぶでしょ?」
「・・・ほんとだ。」友は微笑み歩き出した。

そんな二人の後姿を見つめる梓と明之。
「ふーん、そうなんだー。」梓は興味津々。
「行こう。」

「もう、大丈夫だから。ありがとう。」
友はそう言い、俊介の手を離した。
「そう。」
「あのね、」
「急がなくていいから。待つから。
 答えが出るまで、友達として待つから。
 これはこれでズルいのかな?」
「ううん。ありがとう。」
「じゃあ門の前まで送るよ。」
「でもアイスクリーム買ったんじゃないの?」
「あ、お袋?」

「あれ・・・やっぱりダメだ。
 何で?
 俺もう、一生出来ない!?
 男としてダメなんだ。」
「ごめん。」
「ってまた謝ってるし。
 でもこれ、やっぱり女の人怒るよね。」

「まあ、そういうこともあるよね。
 セックスが全てなわけでもないし。」
「優しい!」「でも重要ではあるけど。」
「でも重要ではあるけど。」
「やっぱり!?」
「どっか他で試してくる?」
「まさか、そんなこと!」
「それもあり!?」
「だよね、ないよね。私も嫌!」
「だよね。でも、出来なくなるって、男としては非常に切ない!
 ていうか、恐怖!?
 彼女のぬくもりは、ギリギリのところで俺を救ってくれていた。」


了は梓を呼び出す。
明之と上手くいっていると聞き
「じゃあアニキの心はもうアズのもの?」了が聞く。
「気になるんだ。お兄さんが友さんのことまだ好きなんじゃないかって。
 でもそれより俊介さんとのこと心配した方がいいんじゃないの?」
「だって、あいつのことは友達としか思ってないでしょう?」
「やっぱりお兄さんのものだから好きだったんだ、友さんのこと。
 離婚されてそれに気が付いて、自分でもちょっと愕然としている。」
「お前はどうなんだよ。」
「私?私は人のものだろうが何だろうが、好きなものは好き!
 それだけ。」
すぐそばで釣りをする子供達に話しかけたあと、梓が言う。
「私だったら池の中にジャブジャブ入っていって魚掴むけど、
 了は釣り糸垂れて悩んでんだよね。」
「何だよ、それ。」
「果たして自分が釣りたいのは、兄なのか友さんなのか。」
「何で俺がアニキのことなんか。」
「変な兄弟だよね。嫌いなら離れればいいのに。
 女でつながっちゃってる。」
「お前ほんっとに嫌なこと言うね!」
「そお?」

仕事中、市ノ瀬竜之介、明之の父から電話が鳴り、それを無視する明之。
「相変わらず父からは、たびたび電話がある。
 どうってことのない留守電が残されていた。」


了の元に父親から電話が入る。
「だから知らないよ、なんでアニキが携帯に出ないかなんて。
 ああ、会ってません。
 お姉さん?さあ、どうなんだろうね。元気なんじゃないの?」
そのすぐ後に友に電話をしてみたが、留守電につながった。

梓は自分のミスで商品を付き返され、見返してやろうと仕事に没頭。
仕事帰りに買い物袋を提げて明之が訪れる。
「ごめん、帰って!」
「ああ仕事していていいよ。どうせ俺がメシ作るし。」
「ゴハンいらない!それ持って帰って。」

「あれ出るともう無理だから。
 今日のところはもうお引取りを。」
アシスタントの女性が明之に言った。

その帰り、父親から電話が入る。
雨が、あの日母と父を追ったことを思い出させる。

友が食事をしようとすると、了がやって来た。
話がある、と言い了が上がりこむ。

俊介は友の家の近くで明之を見かけ、声をかける。
明之は買い物した食材を友に渡すだけ、というが、
「おいお前、まさかまだ友ちゃんに未練があるんじゃないだろうな?」

「俺前に言ったよね。あんたが理想の女性だって。」
「そういう話だったら帰って。」
「でも俺のあんたへの思いは、いつもあいつの影が付きまとってる。
 だから、俺の中からアニキ消せるの、あんただけだと思う。」

明之に付いていく俊介。
家の前に了のバイクが止まっている。

「私に何かしたって、もうお兄さんへの復讐にはならない!」
「アイツにどう思われようともうどうでもいいんだよ!
 俺はアイツと別れて、真っ白になったあんたが好きだから。
 俺も真っ白になるから。」
そう言い梓を抱きしめる了。
そこへ明之がやって来た。
友の嫌がる姿に、慌てて了を引き離し、パンチ!
「お前また俺から!!」
俊介が二人を引き離す。
「俺からなに!?
 大事なものを奪うのかって?
 そんなに大事だった?
 別れた妻も親父も。」
「親父は関係ないだろう。
 あいつは勝手に、」
「あんたを捨てたんだもんね。
 でも今じゃ、あんたが電話に出てくれないって嘆いてますよ。
 出てやれよ。
 俺もうあの人いいから、どうぞご遠慮なく。」
「捨てたから俺も!
 あの時親父を。
 雨の中で捨てたから。」
明之は友に食材を貰って欲しいと渡す。
「血の繋がった親父は捨てられても、
 別れた妻にはまだ未練があるっていうこと?」
「俺はもう人生リセットしましたから。」
「じゃあ何でさっき俺を殴ったんだよ!?
 もう関係ないだろ?」
「お前がどうしようもなく嫌いだからだよ!」

そこへ、電話がかかってくる。
了の母親から、明之、了の父親の危篤を知らせる電話だった。

明之は慌てて留守電を確認する。
「明之、なんか、お前に会いたくてな。」

明之と了は見つめあい・・・。


了の元カノ・梓と付き合うことになってみて、
梓に自分と了を比べられることを恐れ始める明之。
心理的に、わかりますよねー。

友は明之に背を向けて、明之が後ろから包み込むように眠っていました。
梓は明之に向かい合って、明之の胸に抱かれて眠ります。
今まで何度も登場した、友と明之の眠る美しいシーンは
梓のものと比べるためでもあったんですね。

このドラマ、なんといっても明之の心の声が面白い!
女にはわからない気持ちにクスっと笑ったり、感心してみたり。(笑)

玲子は明之に思いがあるようだし、
俊介は友に告白!

玲子→明之ー友←俊介
    ↑ ↑
    梓ー了
    
入り組んできました!
そして次週予告、なんと、梓は・・・!?
でも梓の父親はガラス作家で、今でも一人北海道でガラスを作って
いるのでは?
危篤といっていたお父さん、元気そうに見えましたが!?
子供の頃明之が体験してしまったことは本当に悲しい出来事で、
それが今でも傷となって残っているのは、仕方のないことだと思う。

ますます入り組んできました。



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この記事へのコメント
ちーずさん、こんばんは、TV姉さんです。
いつも拝見させてもらってます。
見逃した時、見ていないドラマなど、本当にありがたいブログです。
実は、さっき記事を投稿した時に、何故か2回同じ記事が投稿され、TBも2つ送信されてしまったようなんです。
こちらにも2つTBされてしまいました…
お手数だとは思いますが、後にTBされた方を削除してもらえますか?
本当にすみませんm(_ _)m
また、遊びにこさせていただきますっ
Posted by TV姉さん at 2005年12月04日 00:37
tちーずさん、こんばんわ〜。
来週は、とんでもない事実がわかるようですね。ン〜、かなり強引なので、走って付いていかなくてはなりません。
Posted by mari at 2005年12月04日 22:50
こんにちは。コメントありがとうございます!

TV姉さん。
そう言っていただけると、とても嬉しいです。
TBの件はお気になさらずに♪
また遊びにいらして下さい。

mariさん。
果たしてあの予告は事実なのか!?
気になりますね。うーーん!!
Posted by ちーず at 2005年12月05日 13:29
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