2005年12月31日

大奥〜華の乱〜スペシャル

『悲恋の果てに』

徳川綱吉(谷原章介)が5代将軍となる以前。彼は館林宰相と呼ばれる一大名であった。正室に迎えた信子(藤原紀香)は京の公家出身で京風を良しとするあまり、江戸での武家風の生活になじむ気配がない。その様子を見た綱吉の母・桂昌院(江波杏子)は側室の必要性を感じ始める。そこに現れたのがお伝(小池栄子)だった。

一方、柳沢吉保(北村一輝)は綱吉の信頼も厚く、禄は低いものの将来を嘱望され、綱吉とは時には兄弟のように接していた。その頃、柳沢には将来を約束した女性がいた。館林藩の下級武士の娘で名を里久(内山理名・安子と二役)といった。

悲劇は突然訪れる。あろうことか綱吉が里久を見初めてしまったのだ。綱吉と柳沢の関係に微妙な変化が生じる。そんな折、綱吉が後継将軍候補筆頭に躍り出て…。
公式HPより=安子と音羽が病床の柳沢を訪ねた先で過去を振り返る形でスタートした
スペシャル。

柳沢の若い時代を演じる北村さん、声のトーンまで違います。
はつらつとした若さが伝わってきました。
信子の衣装の色も明るく、益々美しい。
お伝もどこか違う!あ、まゆげだ。(笑)

綱吉は、一生懸命尽くしてくれる柳沢を、兄弟のように思っていたのですね。
そんな二人の強い絆が揺らぐ原因となったのは、里久という女性でした。
里久が、安子と瓜二つだったとは!

初めての閨(ねや)を前に、絵を見せられて教育を受ける信子。
その初々しさが可愛らしかった。
初めて結ばれた夜、綱吉の寝顔を見つめ幸せそうに微笑む信子。
その後の彼女を知ってしまうと、切ない気持ちになります。

そんな信子は、桂昌院とも上手くやっていこうと努力する。
桂昌院が育った京都の話をしてみるが、それが裏目に出てしまう。
信子が可哀想でした。

その頃、伝は下働きとして城に仕える身でした。
同じ下働きの女との、風呂場での取っ組み合いのケンカ、迫力ありました!
お伝には、どうしようもない兄がいて、一生懸命働いて稼いだお金を
兄は博打に持っていってしまう。
生きていくため。生活を支えるため。
伝の必死さが伝わってきます。

菊花の宴
城で働く女は、この日、殿の姿を見られると、とても楽しみにしています。
綱吉の投げる褒美(饅頭)に群がる女たち。
綱吉は、「特別に扇を褒美に取らす。」と持っていた扇を放ります。
それに飛びつく伝!
見事受け止めたもの、着物はめくれ上がり、綱吉は目が点!
それでも逞しく笑顔を見せるお伝。
宝にします、と擦り傷だらけの手で扇を握り締める。

桂昌院はそんな伝を気に入り、又、信子に長い間子供に恵まれないため、
伝に、閨(ねや)の相手に、と密談。
柳沢は桂昌院に、信子に知られないよう、と相談され、
その案内役を里久に頼む。

御清(おきよ)ではなかった伝。
桂昌院は、信子しか知らない綱吉のために、伝を選んだわけですね。

里久に案内され、寝屋に向う途中、伝を敵視していた女(お富でしたっけ?)が
嫉妬から、廊下目がけて花火を投げ入れる。
里久は自分の着ていた着物を脱ぎ、池の水に含ませ、消火。
「殿、ご無事でようございました。」
この里久の笑顔に、綱吉は恋をしてしまったんですね。

そんな事件がありましたが、綱吉は再び里久に案内され、閨(ねや)へ。
部屋にいたのが伝であることに驚く綱吉。
伝は桂昌院の期待を裏切ることなく、
「お気を楽に。私が色々と手ほどきを。」
伝の豊かな胸の谷間を見ても、綱吉の心はすでに里久でいっぱいに
なっていたようです。

伝は側室となり、信子との戦いがその日から始まりました。
信子にとっては、桂昌院のお伝に対する態度が辛かったんでしょうね。

そんな二人の女性の思いを知ってか知らずか、
綱吉は心ここにあらず、といった様子。
柳沢と馬に乗り遠出する。
「そなたといるのが一番気が休まる。
 わしには兄弟がおらぬ。
 確かに、家綱、綱重、二人の兄がおるにはおる。
 なれど、将軍家の兄弟は、将軍の座を争う敵同士。」
と、柳沢にすっかり心を許している綱吉は、柳沢に、
里久への恋心を打ち明ける。

殿の思いを知った桂昌院は、里久のことを柳沢に尋ねる。
父親が罪人でも、子を身ごもってくれれば良い。
その言葉で、里久は寝屋へ呼ばれることに。

その日、綱吉は里久から好きな人がいると聞かされて言う。
「今宵はなにもせぬゆえ、このまま帰れ。
 そのうえで、いま一度考え直してくれぬか。
 一月後、また使いをやる。そのときに返答いたせ。」

ススキ野原での里久と柳沢の涙の抱擁。
お互いとても好きなのに、結ばれることのない辛い思い。
悲しいけれど、とても美しいシーンでした。

占いを信じる桂昌院は「西より災いの影」との占いに、
それを里久のことだと思い、刺殺させてしまう。
柳沢が見守る中、これから城へ向おうと、かごに乗り込もうとした時に。
柳沢が綱吉を恨むようになったのは、このことがきっかけでした。

将軍に就任した綱吉は、里久が城に来ないことを桂昌院に尋ねると、
桂昌院は、里久は逃げた、里久は柳沢が思いをかけていた女、と告げる。
綱吉はこのことに大きなショックを受けます。
そして二度と里久の名を口にすることはなくなった、と言います。

だから、柳沢に「里久という女を覚えていますか?」と聞かれ
反応しなかったんですね。
今回の映像では、綱吉の戸惑う様子がしっかりと映し出されて
いました。

里久と柳沢は思い合っていて、自分から逃げた、と思わされた綱吉。
里久は綱吉のせいで殺された、と憎悪に満ちる柳沢。

安子と出会った柳沢は、安子を綱吉に引き合わせようと企む。
綱吉は、幼い頃優しくしてくれた阿久里に気持ちが残っていた。

そういえば、阿久里と里久は、名前が入れ替わっているのですね。
二人とも案内役、というところにも、共通点が。

柳沢は、
「里久・・・」と呼び安子の手を取ります。そして
「染子・・・。そなたもそこにおるのか。
 染子・・・許してくれ・・・。」と詫びます。

「許します。」
安子の言葉に涙をこぼし、柳沢は亡くなりました。
北村さんは老いた柳沢をも、見事に演じていらっしゃいました。

タイトル、『悲恋の果てに』通り、悲恋が招いた悲しい死。
綱吉、柳沢、信子、お伝、それぞれの過去に、今があるのだな、と納得。
綱吉は女好き!と思ってしまった時期もありましたが、
実はとても一人の女性を深く愛するタイプで、
そしてその相手には誰か別の思い人がいた、という
とても切ない愛だったんですね。

谷原さん演じる綱吉の美しさも、このドラマの楽しみの一つでもありました。
そして美味トリオはスペシャルでも大活躍!楽しかったです。
見所満載のスペシャルでした!

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この記事へのコメント
大奥よかったです。
最終回みれなかったけど、
スペシャル見れて凄い良かったです。
すげー人間の感情や思い、
背景がよく描かれていて家来の人が将軍を恨んだかが納得できました。
結局は愛なんすね。
Posted by けーた at 2005年12月31日 02:36
一番悪いのは桂昌院です。
彼女がすべての憎悪の元凶だと思いました。
きっと上様は里久が死んでしまったことすら教えられずにいたんでしょうね。だからあまり里久の話をすると吉保の立場が悪くなると思って口に出さなかった。だから彼女が死んでしまったことも知らず、反対に吉保の反感を買ってしまったことがとても悲しかったです。
Posted by くぶくりん at 2005年12月31日 12:58
こんにちは!
 ただのダイジェストだった「anego」SPと違って、ちゃんとドラマにしていたところが好感持ちました。
 自分はキャストが苦手な女優さんってことで、感想記事を書かなくなりましたが、話自体はおもしろかったです。
 今回も、本編の行為に至ったその背景を描写するっていう手法は、映画「リング」「らせん」に対する「リング0」みたいでよかったです。

 さて、1度はご挨拶を別記事にしたのですが改めて....
 今年は、コメント&トラバ、ありがとうございました。
 来年も、詳細なレビューを期待しつつ、よろしくお願いいたします。
 そして、良いお年を!
Posted by pixy_japan at 2005年12月31日 13:27
あ〜、これでとうとう完結・・・
本編でのそれぞれの全ての行為が、このSPでより深く納得出来ました!
本編で、散々悪口言った柳沢にも「ごめんね」と謝りたい気分に(笑)。
その北村さんの演じ分けは鳥肌もんでしたよね〜。
お伝の眉毛は見逃したっ!(笑)
あたしにとって今年のラストを飾ったこのドラマ。
満足いくものでした〜♪
と言う訳で、今度こそ最後かな?(笑)
良いお年をお迎え下さいませませm(_ _)m
Posted by まこ at 2005年12月31日 19:55
こんばんは。コメントありがとうございます!

けーたさん。
結局は、愛、でしたね。
元々は良い関係だった柳沢と綱吉が、里久のことで
少しずつすれ違ってしまっていった。
タイトル通り、悲恋の果て、なんですね。
そう思うと切なかったです。

くぶくりんさん。
桂昌院も良かれと思ってやったことなのでしょうが、
彼女が嘘を言わなければ、あんな悲劇は起こらなかったでしょうね。
綱吉は柳沢の立場を思って・・・。
そう思うと本当に悲しくなります。

pixy_japanさん。
やっぱりスペシャルは、こう、しっかり繋げてくれると
嬉しいですね。
こちらこそ、本年は大変お世話になりました。
また来年もよろしくお願いいたします!

まこさん。
柳沢の悲恋、切ないですね。
北村さんの演技はさすが!
見ごたえのあるSPでした。
まこさんも、良いお年を!
Posted by ちーず at 2005年12月31日 22:20
あけましておめでとうございます!

大奥スペシャル良かったですね!
これで気になっていた「里久」の事もスッキリです(笑)
色々なキャラクターの過去が解って、より大奥が理解できたような気がします。
てっきり、この話を聞いた時にはダイジェスト?と思いましたが…観て良かったです!

本年もよろしくお願い致します^^
Posted by 乃慧 at 2006年01月01日 00:45
乃慧さん、あけましておめでとうございます!

納得のスペシャルでした。(笑)
まさか里久が安子とうり二つとは!
私もこの『大奥』をより深く理解することが出来ました。

乃慧さん、こちらこそ今年もよろしくお願いいたします!
Posted by ちーず at 2006年01月01日 11:42
あけましておめでとうございます!
そしてお久し振りです。

信子と柳沢、幸せだった頃はいい顔してましたね。。。
何も里久を殺さなくてもよかったのに。
綱吉もいつから女好きになったのでしょうか。
亜久里、安子、右衛門佐(未遂)、染子、次から次へと。

藤原紀香がインタビューで「信子は上さんの心が欲しかった」と言ってました。
信子に同情しました。鬼畜になってしまったのは、元はといえば桂昌院のせいですよね。可哀想。。。

今年も書き込みさせて頂きます。よろしくお願いしますm(_ _)m
Posted by キリン at 2006年01月02日 23:29
キリンさん、明けましておめでとうございます!
初々しい信子さまがとても可愛らしかった。
大奥という特殊な世界で、それぞれの思いが少しずつずれていって
しまったのですね。
嫁として良かれと思ってかけた言葉が桂昌院には触れられたくないことだった。

今年も書き込みお待ちしています!
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by ちーず at 2006年01月03日 14:09
ちーずさん、お久しぶりですm(_ _"m)ペコリ
今年もよろしくお願いします。

今回のスペシャルでは男二人の名演さることながら、信子とお伝の本編へと至るさまが描かれていてよかったです。
信子も最初はあんなにかわいらしかったのですね('-'*)フフ
谷原さん、一輝さまともに今年のドラマに出演されますます活躍が期待できますね♪
Posted by ひらた at 2006年01月04日 05:12
こんにちは。
いつもお世話になってます♪

ほんとに見所満載のスペシャルでしたよね。
スペシャルはこうであってほしいと思います♪
あぐりとりく。
名前が入れ替わってることは
ちーずさんのブログみて 初めて気づきました。
ちーずさん すごい!
Posted by ちえりん at 2006年01月05日 22:21
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

ひらたさん。
信子の初々しさ、その後の信子を知っているだけに
切なくなりました。
今年も谷原さん、北村さんに注目しています!

ちえりんさん。
りく、という名前が里久だと知り、名前にもこだわっているなぁと
思いました。
納得のスペシャルでしたね!
Posted by ちーず at 2006年01月07日 10:57
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