2006年02月08日

アンフェア V

『愛娘が消えた!衝撃の募金型誘拐』

世間を騒がせた“小説型予告殺人事件”も解決し、平静を取り戻すかに思えた
矢先、雪平(篠原涼子)の別居中の娘・美央(向井地美音)が誘拐される。

雪平の携帯に非通知で電話が入る。
「雪平夏見さん。
 女と娘は預かった。
 警察に届けたら娘は死ぬ
 雪平刑事」
そこで電話は切れた。

雪平の別れた夫・佐藤和夫(香川照之)は、自宅に美央(向井地美音)が
帰っておらず。佐藤は不安を募らせていく。

雪平は情報解析係・蓮見(濱田マリ)に今の電話を探るよう言い、
部屋を飛び出していく。佐藤に連絡を取ると、美央は家政婦・牧村(木村多江)とともに、
自宅に戻っていないことがわかる。
「家に帰ったんじゃなかったの!?」
「牧村さんからそう電話があって、今家に戻ったら、」
「確認しなかったの?」
「・・・」
「美央が家に帰ったのを自分で確認しなかったのね!」
「・・うん。しなかった・・・。
 平井の死体が上がったのと同時に、」
「何で!?」
「・・・何かあったのか?」
「最後に牧村さんから連絡があったのはいつ?」
「・・・何かあったのか?」泣きそうな声で佐藤が繰り返す。
「今電話があったの。
 美央と牧村さんを誘拐したって。」
「・・・ホントか!?」
「こんな嘘ついてどうするの!
 牧村さんの最後の電話は?履歴は残っているの?」
「・・・」
「もしもし!?」
「ちょっと待って。
 ・・・19時56分だ。」
「発進元は?本当に牧村さんの携帯から?」
「非通知だった。」
「非通知!」
「いや彼女はいっつも非通知なんだよ。」
「発進ルート調べるわよ。届けは?」
「警察に届けたら娘は死ぬ、そう言われた。」
「じゃあどうすんだよ!」
「誘拐犯の常套句よ、届けは出すわ。捜査も極秘で行う。
 ・・・そっちこそ誰にも言わないで。
 マスコミにかぎつけられたら大変だから。
 暫くしたら捜査員がいくから家にいて。
 犯人からあなたにも連絡がいくかもしれないから。」
「・・・わかったよ。」

ただ事ではない雪平を心配して、安藤(瑛太)、安本(志賀廣太郎)が
声をかける。
「吐きそう・・・。」

佐藤は娘のランドセルを握り締め・・・。

雪平は安本に娘が誘拐されたことを打ちあける。
「届けたのか?」と安本。
「いいえ・・・まだ。
 安本さん、特殊班に顔利きますよね。
 美央の父親の方についてもらいたいんです。
 信頼出来る人に、事情聴取してもらいたいんです。」
「わかった。頼んでみるよ。」
「よろしくお願いします。」
悲痛な面持ちで頭を下げる雪平・・・。

「世の中には、フェアなことなんて何もない。
 目には目を。復讐には復讐を。
 アンフェアには、アンフェアを。」


第5話のモノローグは紀世子役の木村多江さん。

佐藤の動揺、親として当然だと思います。
彼は犯人とは関係ないですね。


『雪平刑事は人殺し』
『人権を守ろう』
警察の前にプラカードを掲げ押し寄せる、犯罪被害者支援団体。

「おとり捜査は雪平刑事の発案によって行ったもので、
 失敗の責任は雪平にあります。」
小久保が捜査一課管理官・山路哲夫(寺島進)にそう報告する。
「瀬崎射殺の件は?」
「おとり捜査失敗を取り返すために、功を焦った雪平が単独で行ったことです。」
「ふーん。捜査一課長にはそう報告していいんだな?」
「もちろんです。山路管理官には何の責任もありません!」
そのとき山路の携帯に、雪平の娘が誘拐されたと報告が入る。

娘の部屋で呆然と立ち尽くす佐藤。
自宅電話が鳴る。佐藤の部下から仕事の件での連絡だった。
佐藤は武田編集長に代わってもらい、休暇が欲しいと頼む。
「社会部のデスクが休暇だって!?」
「はい申し訳ありません。」
「どうしたんだよ。お袋さんでも死んだか?」
「いえ。母はもう亡くなっています。」
「そりゃ悪かったな。
 でもな、休暇はダメだ。今手一杯なのは君が一番よく知っているだろう!」
「待って下さい!
 私と、編集長だけの、話にして欲しいんですが・・・
 絶対に口外しないで下さい。」
「なんだよ。俺が信用出来ないのかよ。」
「いやしてます!でも、約束して下さい。」
「ああ。約束する。何なんだ?」

「今井!幼女誘拐事件だ。
 さらわれたのは佐藤美央、8歳。
 明日の朝刊までに、間に合わせろ。急げ!」
「でもそれって、佐藤デスクのお嬢さんじゃないですか。」
「佐藤には許可は取ってある。うちだけのスクープだ!
 今噂の女刑事・雪平夏見の娘が誘拐されたんだ!
 他社にはバレないように取材しろ。
 コレが成功したら、次のデスクはお前だ。」
「は・・・はい!」

蓮見に頼んでおいた逆探知のことを聞きに行く雪平。
「逆探は?」
「まだ。
 これ、美央ちゃんの件だね。」
「もう知ってんの?」
「私を誰だと思ってるの?早耳の蓮見よ。」
雪平は、佐藤の携帯の着信も追跡するよう頼む。
「雪平、深呼吸!」笑顔で落ち着かせようとする蓮見。

その時雪平は、山路に呼ばれ、誘拐事件の捜査を特殊班に任せるようにいわれ、
10日間の謹慎処分を告げられる。
「どうしてですか!?」
 身内の事件の場合冷静さを欠くという理由で捜査から外されることは
 知っています。
 でも、私は大丈夫です!」
「そんな理由じゃない。
 おとり捜査の失敗と、犯人瀬崎を射殺した責任だ。」小久保が言う。
「誘拐事件はどうなるんですか!?」
「もちは餅屋に任せろ。」と山路。
「出来ません!」
「自宅謹慎が、懲戒免職にならないように気をつけるんだな。」
小久保がそう言った。

帰り支度をする雪平。
安藤は殺人を未然に防ぐための射殺だったと小久保に言うが、
「世間を騒がした責任はあるだろう?」と小久保。
「それと、おとり捜査失敗の責任もね。」と雪平。
「え!?
 おとり捜査は小久保係長が言い出したんじゃないですか!」
「言い出したのは、雪平だ。そうだろ?そうだよな。」
他の刑事たちが同調する。
それでもくってかかる安藤を雪平は止め、「あとをよろしく!」と言い
会議室を出ていった。

検視官・三上薫(加藤雅也)は山路に、雪平を見張るよう言いつけられる。
会議に出席したい三上だったが、
「ここは、私からもお願いしますよ。雪平のために。
 特殊任務です。」安藤がささやく。
「え!?特殊任務?
 ・・わかりました。」

会議が始まる。安藤は険しい表情で考え込み・・・。

刑事が安藤に美央の誘拐を告げる姿をガラス越しに見つめる蓮見のするどい視線。
その少し前、部屋を出ていく雪平の背中を見つめるときも複雑な表情を
見せていました。
蓮見は雪平と飲みにいったりしていますが、あの視線、信用できません。
彼女が犯罪に関わっているのか、それとも安藤を疑っているのか。
安藤の険しい表情も気になります。
雪平が外されたことは、犯人にとって誤算だったとか!?

そんな中、特殊任務という響きに素直に監視役を引き受ける三上。
このキャラが面白い!この人は悪い人には見えないけど、どうでしょう?


警察署を出た雪平はマスコミに囲まれる。
犯人の人権について問われた雪平、
「人権・・・私は犯人を絶対に許さない!」

その頃、犯人に拉致された紀世子は後ろ手に縛られ口をふさがれていた。
犯人は結び目を確認し、総このような場所に鍵をかけ、出ていった。
美央が紀世子に駆け寄り、さるぐつわを外す。
「美央ちゃん、大丈夫?」
美央が笑顔で頷いた。

犯人、小柄ですね。帽子を目深に被り、ロングコート姿。
女性のように見えます。


テレビで雪平の発言を見つめる佐藤。
玄関のチャイムが鳴る。
電気屋を装い、安本たちがやって来た。
「安本さん!」
「配電盤の検査に参りました。」安本が笑顔を見せる。
「ああ、どうぞ!」
佐藤は少し安心したように、警察を招き入れる。

佐藤家に逆探知機などが仕掛けられる。

その頃・・・
「え、1月17日、午後1時21分。
 雪平夏見の部屋。
 床は、雑然と置かれた雑誌、洗濯物、ペットボトルの空き瓶などに
 覆われ、全く見ることが出来ない。
 ワタクシは、その上を仕方なく歩く!
 ・・・にしてもキタネーなー。」
カメラを回しながらレポートする三上。
誘拐の捜査に変装は付きもの、と言い出前姿だ。
雪平にバレバレ、と言われても気にしない。
「安本さんが心配していたよ。
 ま、あれだな。お前も全人類に嫌われている訳ではないっていうことだ。」
三上の言葉に頷く雪平。
雪平の家の電話にも逆探知機が仕掛けられる。

警察署内会議室。
「報道協定は要請しないんですか?」安藤が質問する。
「マスコミがまだ感づいていないのにどうしてこっちから発表しなきゃ
 ならないんだ?
 お前は本当に何も知らないんだな。
 いいか。報道協定というのは、いわばマスコミとのバーターだ。
 報道しない代わりに、こちらの状況を逐一、教えなければならない。
 余計なリスクを追うことになるんだよ。」小久保が答える。
「リスクって?」
「もし、犯人がマスコミ関係者だったら?」
「え・・・。」
「犯人にみすみす捜査情報を渡すことになるだろう?」と山路。 
安藤は安本が戻ったら雪平が扱った過去の事件を洗うよう言われる。
安藤の険しい表情・・・。

署に戻っていく安本に佐藤が聞く。
「美央は・・・大丈夫でしょうか・・・。」
「大丈夫。警視庁検挙率ナンバー1がついているんだから。」

いてもたってもいられず、美央を探しに行こうとする雪平。
三上がそれを止める。
「次にかかってくる電話が犯人への唯一の手がかりだ。
 特殊班が近くにいた方が言い。冷静になれ。」

ふれあい家政婦紹介所を訪ねていく佐藤の部下・今井。
「今の刑事ですよね。何を聞かれましたか?」

安本が部署に戻ると、安藤がパソコンで雪平の過去の捜査歴を調べていた。
「本当にすごい検挙率ですよね。
 これじゃ誰に恨まれているかなんてわかりませんよ。」
「すごいな。コンピューターも出来るのか?」
「今時普通じゃないですか?」
「そうか。俺は全くダメだ。何がなんだかさっぱりわからん。」
「今度教えますよ。ネットとか楽しいですよ。仲間が出来て。」
楽しそうにパソコンを見つめる安藤・・・。

今井は朝刊に掲載する雪平娘誘拐事件の記事を編集長にチェックしてもらう。

編集長のOKを貰った今井は佐藤に連絡。
「デスク。誘拐事件の記事が出来ました。
 武田編集長のOKは出てるんですけど、やはり、デスクのチェックを入れた方が
 いいと思って。」
「誘拐事件!?何のことだ。」
「えーっ!?美央ちゃんですよ。デスクが許可出した。」
「何言ってんだよ!俺そんな許可出してないぞ!出すわけないじゃないか!」
「え・・・。でも、武田編集長が、」
「あの野郎・・・。今からそっちに行く!」

佐藤はジャケットを羽織りながら雪平に連絡をする。
「もしもし夏見。美央の誘拐をうちがスクープするつもりだ!」
「話したの?」
「バカ!裏ぎられたんだよ。
 ・・・すまない。」
「わかった。こっちで何とかする。」

佐藤は会社に出向き編集長に怒鳴りつける。
「あんたこんな人だとは思わなかった!」
「うちだけの大スクープだぞ!」
「美央を殺す気ですか?」
「事実を報道するだけだ。」
「うちの娘を食い物にする気ですか!?」
「何を言ってるんだ、佐藤。
 今まで他人にそうやってきたじゃないか。
 同じことをしているだけだ。
 これが他人の子供だったら、おまえだって書くだろ?書くよな!?
 国民にはな、知る権利っていうのがあるんだ。
 このまま、印刷屋に回せ!
 佐藤、これが終わったらな、時期編集長に、君を推薦しよう。」
佐藤は思わず武田編集長に掴みかかる。
そこへ今井が駆け込み、警察が誘拐報道協定を要請してきたと伝えた。
「佐藤、おまえ警察にチクっただろ!?」
「記事を差し替えます!」

雪平の携帯が鳴る。佐藤からだ。
「報道協定が引かれた。間に合った。」
「そう・・・。良かった。」
「ありがとう。」
「じゃ。」

美央が描いた東京タワーの絵を見つめる雪平。

その頃、美央は紀世子の腕を結んだ紐を必死にほどこうとしていた。
「美央ちゃん、大丈夫?
 美央ちゃん、ごめんね。」
微笑みあう二人。
美央のおなかが鳴る。
「おなか、空いた?
 じゃ、私のポケットに、ビスケットが入っているから。」
それを取り出し、紀世子に差し出す美央。
「いいのよ、美央ちゃん。美央ちゃんが食べなさい。」
美央は首を横に振る。
「じゃ、半分こは?ね?美央ちゃん、半分こしよう。
 半分、お姉ちゃんに頂戴、ね?」
美央は頷き、一枚のビスケットを半分に割り、一つを紀世子の、そして
一つを自分の口に入れた。
「美味しいね。」紀世子の笑顔に微笑む美央・・・。

雪平の自宅前に市民団体が集まり、シュプレヒコールをあげる。

その時、非通知電話が鳴る。
「雪平夏見」
「美央は!?美央を出して!」
「誘拐事件を公表せよ。マスコミを通じて発表せよ」
そこで電話は切れた。
逆探知不成功。

雪平は部屋を飛び出していく。
「誘拐を公表しろってことは、警察にも知らせろってことよ。
 大腕を振って捜査が出来る!」
「お前謹慎中だろ!」
雪平の後を追う三上は、彼女が乗ったエレベーターに手をかける。
だが雪平の真剣な眼差しに、もう何も言うことは出来なかった。
エレベーターの戸が閉まり、雪平は三上に小さく微笑んだ。
三上もまた、雪平を見送ったあと、小さく微笑んだ。

自宅前に集まったマスコミを押し分け、雪平は佐藤の待つ車に乗り込む。
「聞いた?次の要求がきたの。」
「捜査員から聞いた。美央は無事なのか?」
「話せなかった。」

二人の乗った車を上から覗き込む視線。

「どういうことだと思う?
 最初は警察に届けるなと言い、次は公表せよと言う。」
「あきらかに愉快犯だ。おまえが右往左往するのを見て喜んでいるんだろ。
 間違いなくお前に恨みを持っているやつの仕業だ。」
「また私!私のせい!?何でもかんでも私のせいね!」
「何言ってるんだよー。」
「あなただって社会部のデスクでしょう!?
 私以上にうらまれているはずよ。
 あなたに恨みのある人間かもしれないでしょ!」
「じゃあ何でお前のところに電話がかかってくるんだよ!」
「知らないわよ!」
言い争う二人。突然その二人に向ってフラッシュがたかれる。
雪平が慌てて階段を駆け上がるが、既に逃げたあとだった。

警察は記者危険を開き、犯人に言われたとおり、誘拐事件をマスコミに公表する。

「今井、悪いがな、この記事は俺が書く。」
佐藤が電話でそう告げる。

蓮見は雪平に紀世子の捜査資料を渡す。
「ナイショだからね。
 山路なんかに知られたらさ。想像しただけでぞっとするわ。
 わかってるの!?貸しよ、貸し。」
「牧村紀世子35歳。
 美術大学卒業?」
「昔はちょっとした絵本作家だったらしいけど、
 2年前に交通事故でダンナさん娘さん亡くしてからは、
 作家活動を辞めて派遣社員の家政婦をやって暮らしていたみたい。」
「交通事故・・・」
「うん。娘さんは生きてれば美央ちゃんぐらいかな?
 最後に記事のコピーがあるの。」
『町田市
 オートバイにはねられ父娘2人死亡
 町田市で昨日昼頃、休日を利用して親子で祖母宅へ遊びに行く
 途中だった牧村卓也さん(38)と、長女の桜ちゃん(5)が、
 オートバイにはねられ死亡した。』

「それから、頼まれてた電話の解析、終わったよ。
 まず、雪平にかかった電話は、衛星回線を通じてジャマイカから。
 それから和夫さんの携帯にかかった電話も、衛星回線を通じて
 モンゴルから。」
「モンゴル?どういうこと?」
「ハッカーがよく使うんだけど、場所の特定を避けるため、いろんな国の
 回線を通しているみたい。」
「つまり、そういう技術を持った人間ってこと?」
「素人じゃないわね。」
「私に脅迫電話を入れた人間と、牧村さんの電話を佐藤に回した人間は
 同じってこと!?」
「多分。
 雪平の怨恨の線で、そういう人物がいるかどうか、安藤君が探してる。」

モンゴルって、anegoみたいですね。(笑)

引き続き雪平の過去を調べる安藤。
通信技術に長けている人間・・・。
理系に絞って調べていると、安藤はある人物に気付く。
「あ・・・。
 雪平さんって瀬崎意外の人間も射殺しているんですね。
 しかも、未成年者だ。」
「なんだ。知らなかったのか?」と安藤。

『斉藤ユタカ
 東京都立光が丘工業高校3年

 平成12年12月25日
 強盗殺人罪 近所に金銭目的で強盗に入り
 目撃者らをナイフで刺殺し死亡

 平成13年1月9日
 傷害罪 パチンコ店で勤務中に口論になった店長を
 ナイフで刺す 射殺により被疑者死亡』

「なんだ、知らなかったのか。」
「有名なんですか?」
「世間でずいぶん騒がれたんだぞー。今回のように。」
「へー。僕、あんまりテレビとか見ないんで・・・。」
「それが原因で、美央ちゃんは口が利けなくなったんだ。」
「え!?」
「さっさと次、検索しろ。」
「・・・はい。」

安藤がこの事件を知らない、と言ったのも引っかかります。

「美央ちゃん・・・そんなに頑張らなくていいよ。
 お手々、痛いでしょう?」
必死にヒモをほどこうと続ける美央。
「美央ちゃん・・・ごめんね。・・・ごめんね。」
美央はヒモをほどくことに成功する。
「やったぁ、美央ちゃん!ありがとう!」
美央を抱きしめる紀世子・・・。
美央の指先には血がにじんでいた。
「本当に、よく頑張ったわね。」
二人は逃げ出そうとする。そこへ鳴り響く足音・・・。
紀世子はほどいた紐を再び結びなおした。

この、ごめんね、という意味が気になります。
紀世子は犯人とグルなんでしょうか。


犯人はドアを開けると拳銃を構える。
美央の赤く染まった指先に犯人が触れようとする。
「美央ちゃんに触らないで!」
紀世子が犯人を突き飛ばす。
犯人に思いっきり頬を叩かれ、気を失う紀世子。
『おりこうにしてないとこの人が死ぬ』
犯人はメモにそう書き美央に見せた。
そして再び紀世子の手を縛り、部屋を出ていった。
美央は紀世子の指を握り締め・・・。

自宅でパソコンを広げ、翌朝の新聞記事の原稿を書く佐藤。

雪平は紀世子の部屋を訪ねていく。
きちんと整理された部屋。
棚の上には、家族3人で映った幸せいっぱいの写真が飾られていた。

DELLのノートパソコンを棚から取り出す雪平。
起動させてみると、パスワード入力画面が出る。

出ました!DELLのパソコン!
犯人が推理小説を書いていたのもDELLのパソコンでした。

(間違えました・汗。DINさん、ありがとうございます!)
安藤が使っていたのも丸いロゴが見えたので、同じもの!?


翌朝、誘拐を伝える新聞が売店に並ぶ。
顔を洗った佐藤は、鏡に映った自分の顔を見つめ、悔しそうに拳をたたきつける。

紀世子のパソコンを手に、署に戻った雪平をマスコミが取り囲む。
「今の気持ちは!?」
「いつも過剰な捜査をしているからこんなことになるんじゃないんですか?」
雪平は記者をキッと睨み、何も言わずに立ち去った。

捜査本部では、刑事たちがテレビ番組を見ていた。
キャスターが事件の犯人を名乗る者から、番組宛に電話が入ったと告げる。
そこへ雪平もやって来た。
「もしもし?」キャスターが話しかける。
「これは募金型の誘拐です。」
「もしもし?美央ちゃんは無事なんですか?」
「全国のみなさん幼い美央ちゃんを助けたければ
 一人10円ずつ身代金を支払って下さい。
 みなさんの善意の募金が美央ちゃんの命を救うのです。」
「一人10円ずつって、10億円以上ってことですか!?」
「総額12億円です。
 その募金を警視庁捜査一課刑事雪平夏見の口座に
 振り込んで下さい。」
「雪平刑事って、美央ちゃんの母親ですよね!? 
 それはどういうことですか!?」
「アンフェアなのは誰か?」
そこで電話は切れた。

「アンフェアなのは誰か・・・」繰り返す雪平。
「雪平さん!このワードを知っているのは、瀬崎とつながっている人間か、
 警察の人間だけですよ。」と安藤。
「まだ終わっていなかったのか。」と小久保。

その時、雪平の携帯電話が鳴った。

涙をこぼしながら紀世子を揺り起こそうとする美央は、
落ちているエンピツ削りを拾い上げる。


怪しい!全ての人が怪しい!(笑)
雪平が信頼する安本刑事。元夫佐藤にも信用されている?怪しい!
早耳だと言う蓮見さんの笑顔さえも怪しい!
安藤のあの表情も怪しい!
もう、みんながみんな、怪しく見えてしまいます。

最初は警察に届けるなと言い、次に公表しろと言う犯人の狙い。
犯人のメッセージは何なんでしょう。
犯人は警察関係者だと言いたい?

美央が拾い上げたエンピツ削り。
これは紀世子が東京タワーの見えるビルの屋上で美央にプレゼントした
色鉛筆の中に入っていたもの?

第5話、佐藤役の香川照之の演技が物凄く良かった。
娘を誘拐された狼狽、元妻との感情のぶつけ合い、
記事を書かなければならない苦しみ、悲しみ。
力のある役者さんだなー。

平井の書いた原稿を出版しなければならない瀬崎の怒り。
自分の娘の誘拐事件を記事に書く佐藤の怒り。
少し似ていますね。


=過去の事件=
平成12年12月25日=斉藤ユタカ、強盗殺人
平成13年1月9日==斉藤ユタカ、傷害事件。射殺により被疑者死亡
2年前(平成16年?)=牧村卓也(38)、桜(5)、オートバイにはねられ死亡

=今週の予想=
犯人は複数犯。
ネットで、ターゲット(雪平?マスコミ?)を恨む仲間を集い、復讐している。
紀世子もその一人。美央の命を狙うつもりが、情が移り出来なかった。

美央と紀世子を監禁しているのは小柄だし女性ですよね。
あれは、蓮見!?場所は、警察署内だったりして。
それとも、美樹?久留米先生も今回は一度も登場しませんでした。

「アンフェアなのは誰か」という犯人のメッセージにゾクっとしました。(笑)
やはり瀬崎の事件は終りではなかった!
ますます面白くなってきました。



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原作は、あの秦建日子さんです!
ドラマを見終えたら読むのが楽しみ!
4309407765推理小説秦 建日子 河出書房新社 2005-12-21by G-Tools


主題歌です。
B000E1NYKIFaith伊藤由奈 ソニーミュージックエンタテインメント 2006-03-01by G-Tools



篠原涼子さん過去の作品


12:26 | CM(14) | TB(0) | アンフェア | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちーずさん、こんにちは。
最後のみんな怪しいというコメントに笑ってしまいました。
みなさんがそれぞれ怪しく見えるように演技されてるそうですし
いっそう怪しくみえてきますよね。
Posted by honey at 2006年02月08日 13:19
本当にみなさん怪しいです(笑)
美央ちゃんが指先を血で染めてまでして紀世子を助けようとする姿が切なかったです。
一体どうなるのか凄く気になります!!
しかし、受験生なので来週の私立校の前はビデオにとるしかありません。。。
Posted by 夜色 at 2006年02月08日 13:40
ちーずさんこんにちは。
本当にみんなが怪しく見えますよね。
身近に犯人がいるかも。
雪平さん妬まれてるみたいですし・・
犯人を見ると女性?と思うのですが・・
ほんとにわかりません。
次回が楽しみです。
TB送ります。
Posted by miyabi at 2006年02月08日 13:49
ちーずさん、こんにちは。

蓮見さんが怪しいとは考えたことがなかった!
くぅ〜、ビデオ録画してなかったことが悔やまれます。
確かに、みんな怪しい・・・。
でも、安藤刑事は可愛いから外してあげて♪(笑)
犯人が女性っぽいなというのは、私も思っていました。
髪の毛を全部隠していたり、わざわざ美央ちゃんのスケッチブックで筆談して、
声をださないとこなんかは、男女の特定を避けるためなのでは?と思えます。

それにしても、佐藤の上司、むかつくー!!
Posted by Juliet at 2006年02月08日 14:59
ちーずさん、こんばんは。

犯人の華奢な感じ、私も見ててとっても気になりましたが、蓮見さんとは思いもしませんでした。
それにしても、もしもこんな身近で信頼してる同僚が自分の娘の誘拐に関与してたらショックですよね。
編集長の仕事を優先させた裏切りは、薄々予感はしてても胸を締め付けられそうでした。
複雑過ぎてめげそうになることもあるけど、こういうシーンがあったりするので、目を離せません。
Posted by のんのん at 2006年02月08日 21:59
こんにちは。

みんな怪しくて楽しいですね。
蓮見が犯人だと雪平がかわいそう過ぎて、そう思いたくない気持ちで一杯です。
可能性はありありなんですけどねぇ。
続き楽しみしてますね。
Posted by ひいな at 2006年02月08日 22:08
こんばんは。
今回も三上さんには大いに笑わせていただきました。
彼にだけは犯人になってほしくないんですが・・・。
どうしても、彼の見解が聴いてみたいです。
Posted by いわぴい at 2006年02月08日 23:29
蓮見さんが怪しいとは考えもしませんでした!ビデオでしっかりチェックしないと。
犯人は美央ちゃんに「おりこうにしないと・・・」と書いてみせてましたけど、普通「おとなしくしていろ」とかもっと乱暴な言葉になるんじゃないかなぁ・・・。といことはよっぽど犯人は落ち着いているのか、もしくは美央ちゃんのことを以前からよく知っていて情がある人物では?・・・などといろいろ深読みしてしまいました。
とりあえず、早く次回が見たいです。
Posted by めろんぱん at 2006年02月09日 14:26
ちーずさんこんにちは。
少し遅れましたが、またTBさせていただきました。
最後までみないとなにがどこにつながっているかわからないですね・・・
Posted by みいちゃん at 2006年02月09日 14:45
こんばんは。コメントありがとうございます!

honeyさん。
もうすっかり制作者側の思う壺!
あれこれ疑い出したらキリがないですね。(笑)

夜色さん。
美央ちゃんの紀世子を救おうという必死な思い。
見ていて切なかったですね。
ところで、来週試験とのこと。
夜色さんが志望校に合格しますように!!

miyabiさん。
二人を監禁する犯人は小柄でしたよね。
真犯人は最終回まで明かにならないのかもしれませんね。

Julietさん。
蓮見さんの視線も怪しかったですよ。
でもみんな、怪しい演技を一度はさせるようにしているのかも
しれないですね。
安藤刑事は可愛いけど怪しい。(笑)
あの編集長は最低ですね。でも佐藤も同じようなことを
してきたのでしょう。
恨まれているのは、佐藤(マスコミ)という可能性もあるかも!?

のんのんさん。
確かに、飲み仲間でもある蓮見がもしも事件に携わっていたら
雪平、ショックですよね。
第4話で雪平が紀世子のことを調べるように言った時、
蓮見の返事がキツかったのも気になりました。
(その時彼女は本当に忙しかったのだけど)

ひいなさん。
雪平、蓮見には心を許していますもんね。
もしも犯人だとしたら、ショックは大きいでしょう。
とりあえずは早く美央ちゃんを救い出し、雪平と美央ちゃんが
笑いあえる結末を!

いわぴいさん。
私も三上には犯人になってほしくない!
でもいつもちゃっかり会議に参加しているのも、
怪しいといえば怪しいですね。(笑)

めろんぱんさん。
登場人物全員が怪しく見えている私なので、ハズレます。ごめんなさい。(笑)
「おりこうにしないと」
確かにそうですね!
やっぱりあれは女性、しかも美央を知っている人?

みいちゃんさん。
TB感謝です!
こういう推理ドラマって、犯人がわかってからもう一度見るのも
楽しいんですよね。
またよろしくお願いいたします。
Posted by ちーず at 2006年02月10日 00:33
ちーずさんこんにちは
みんな怪しすぎるんですが、雪平と親しい人じゃないといいなと思ってます。
でも、他のブログでは、安藤説まで出てるし
混乱しそうです・・。
Posted by まりこ(^▽^) at 2006年02月10日 11:32
まりこさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!

ほんっと、みんな怪しいですよね。
そういう風に作られているので仕方ないですが、
一人一人の表情に、もしや、と惑わされてしまいます。(笑)
続きが早く見たい!
Posted by ちーず at 2006年02月12日 21:20
さくらです。

雪平が未成年容疑者を射殺した事件がおきたのが、確か5年前ですよね?その時に撃たれた容疑者の少年の年齢は17歳・・。そして、皆さんが怪しいといっている安藤は公式HPによれば23歳・・5年前は18歳ですよね。二人が友達だった可能性は十分あるような気がします。そうなると、ラストの真犯人には・・安藤が怪しく思えてくるんだけど・・どうなんでしょう?一応、今のとこ雪平に恨みを抱き、アンフェアなのは誰か?と挑戦してきてる人物としては、安藤がかなり有力だと思ってます。蓮見は・・牧村と同年代なんで、ひょっとしたら牧村と蓮見が共犯で、誘拐を仕組んだ可能性もありますね。

とりあえず、あれだけ世間を騒がせた、雪平の未成年射殺事件を、全く知らないという安藤は、怪しいなぁ・・知ってて隠してるようにしか、見えなかったです。
Posted by さくら at 2006年02月13日 19:00
さくらさん、こんばんは。

安藤も、怪しい表情を見せてくれるんですよねー。
それを蓮見も見ているようで、仲間なのか、警戒しているのか。
二人とも雪平の敵だったら、あまりにも可哀想なので
どちらかは雪平を支えてほしいなー。
もう一つの事件まで、本当の犯人はなりを潜めているのでしょうね。
もうすぐ第6話です!
Posted by ちーず at 2006年02月14日 19:24
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