2006年03月02日

けものみち 第八章

『鬼頭の死〜莫大な遺産』

鬼頭が小滝を殺せと秦野に命令するのを聞き、小滝の身を案じる民子。
それを聞いた久恒は、小滝章二郎とは偽名で、本当は大阪地検特捜部で
政財界の汚職事件を担当していた桐沢柊次という男であることを告げる。
ショックで声も出ない民子に、久恒は
「あんたのことは守ってやる。大事な金づるだからな」と言い放つ。

同じ頃、その小滝は、秦野に改めて「自分を選ぶのか、鬼頭を選ぶのか」と
迫っていた。秦野は鬼頭との絆がいかに強いものか激昂しながら語るも、
その実は今後どちらにつくべきか鬼頭と小滝の間で揺れ動いていた。
そんな秦野の心をすべて見通したかのように余裕を見せる小滝。
鬼頭が一番大事にしているものを手放して欲しいという小滝に、秦野は
「何のことだか」ととぼけ、そのまま立ち去ってしまう。国家の犬は辞めた、と久恒は民子に言います。
「あんたは俺の・・・・・
 大事な金づるだからな。」
この間が、気になりますね。

小滝の背後で、手袋に紐を絡め興奮して話す秦野。
小滝も胸ポケットに手を入れ・・・・。
鬼頭の側近・秦野。
果たして、手放してもらいたいものとは。
鬼頭が一番大事にしているもの・・・民子?

小滝の事務所で待つ民子。
小滝のことを本気で心配しています。
そんな思いは小滝に届くのでしょうか?


いよいよ鬼頭が危うくなってきた。
鬼頭は秦野に遺言書を作らせると、すべての財産を民子の名義に書き換えろと
命令。そして秦野にはあるものを託す。
必死に興奮を抑える秦野が受け取ったものとは……!?

「いくつになっても、太れんやつだなー。
 あれは、持っておるか?」鬼頭が秦野の手を握りながら言う。
「この通り、肌身離さず。」
「見せんでいい。
 これは、お前に、託す。」
「本当によろしいんですか?」
「それに比べればタミにやった不動産、なんでもない。
 限りあるものと、ないものの差は、無限だ。
 お前に託したそれは、お前一人の命程度では代えられれぬものだ。
 ま、タミとは、上手くやれ。」

鬼頭老人の一番大切なもの、民子ではないのですね。
一体何なんでしょう!?
上海は良かったと、二人口ずさみながらダンスするシーンが
恐ろしいのとこっけいなのと、両方でした。


初音、2000万を手に店に。
民子から借りた借金500万を返す。
「自分以外の女の本性を見抜く才能がある。
 あなたは変わったんじゃない。
 今やっと、元からのあなたになった。
 あなたには才能があったのね。いろんな意味でねー。」
そう意味深に微笑む初音。
 
民子の秘書・光恵が退職することになった。
退職後の仕事については、はっきりとは明かさず、なにやら挑戦的な笑みを
浮かべて民子の前を去っていく光恵。
その足で乗り込んだ車には、なぜか奈々美の姿があった。
 
「以前から友達と勧めてきた仕事が、いよいよ実現しそう、
 ここで得られたさまざまなこと、きっと役に立たせていただけると思います。」
その、友達とは!?


これから先身勝手な行動は命取りになるから充分に気をつけなさい!
光恵は車で待たせていた奈々美に言う。

小滝から民子のもとへ電話が入った。命を狙われているので身を隠すという。
民子のことが心配だが、手を貸すことができないという小滝の優しい言葉に、
自分の想いを告げたい民子だが、どうしても口にできず、強がりを言ってしまう。

「会いたい。
 あなたに会いたい。
 今すぐ、会いたい。」
シンプルなんだけれど、思いの篭った言葉です。


一方、電話を切った小滝が向かった車には、光恵と奈々美が乗っていた……。
小滝は光恵だけでなく、奈々美という駒も手に入れたようです。

美代子から、芳仙閣が潰れると聞いた民子。
2千万、必死な思いでかき集めたらしい。
だが、まだ8千万以上借金が残っている、
「私、間宮さんに結婚しようって言われたんです。」
そう浮かれる美代子に、
「あーそう。」と気の無い返事を返す民子。
そこへ間宮がやって来る。
先に返される美代子に、民子が言う。
「美代子さーん。あなたはあまり笑わない方がいいかも。
 頭の悪さが顔に出る。」

民子が鬼頭の屋敷に行くと、鬼頭が言う。
「さっきそこに、米子が立っていた。」

「いざという時は、これを、使え。」
鬼頭はそう言い、民子に短刀を渡す。

「民子には、民子しか出来ぬことをしろ。」
「どんなことかしら。」
「例えば・・・そうだな、
 子供を産め。
 子を作れ。
 母に、なれ。
 この国の民は、もっと豊かにならなきゃいかん。」
鬼頭は、そう言い、民子に下がるよう合図。
後ろを振り返らずに手を挙げてさよならをする鬼頭。
民子、思わず涙。

その後、鬼頭が微笑んだのは、米子が迎えに来た?

民子は芳仙閣を8千万で買い取る、と初音に言う。
「ふざけんじゃないわよ!」
「いいの?そんなに強気で。
 初音さん、借金の肩で二束三文。そうなったらあなただって、」
初音が思わず民子の頬を叩く。
「お願いします。ここを私に。
 あの頃は、生活が苦しくて、ここのお給金でどれだけ助かったことか。
 忘れようにも忘れられません。
 私が、最後に人で、いられた場所なんです。
 人手に渡したくないんです。
 お願いします。」
そう必死に頼み込む。

鬼頭の死を知り、鬼頭家に駆けつける民子。

あのケースの中身をチェックし、「くくく・・・。」と大笑いする

鬼頭の、偉大な葬儀が行われる。
米子、亡霊として登場。

弔問客に会わないよう、裏庭から逃げ出す秦野、
黒谷に車を用意してあると声をかけられ、そちらの方にいくと
黒谷がいない。

背後から黒谷にクビに紐を巻かれる秦野。
その穴に埋められ、あのケースを黒谷に盗まれる。


東京地検特捜部、一斉捜索
久恒、民子を連れて逃げる。

おそらく、情報を流したのは小滝。
まだ国家の犬だったのか!?

捜査の手は、民子の店にまで及ぶ。

「あんたのことは、俺が守ってやるよ。」
「大事な、金づるだから?」
「それには答えず、空を見上げてたばこをふかす久恒。」

あのケースが小滝の手に渡る。
その中に入っていたチップをパソコンに入れ手みる。
パスワードAIZEN・・・と打ち込むと、
「リムーバルディスクBを挿入して下さい。」と表示が出る。

黒谷は、小滝に「別の人生をやる」と言われ、秦野を殺害したようです。
小滝、恐るべし!!

これまで、そこに帰りたいなどと、思うことはなかた。
なのに今、逃げ場所はそこにしかなかた。


民子は久恒と共に、生まれ育った街へ。
「あるんだな、こういうことって。
 俺が想像していたのと、ほとんど同じ風景だ。
 こういう風景を見て育ったんだ、あんた。」
「このあたりでね、綺麗な石を探して。
 ポケットいっぱいになるまで拾って。
 子供の頃この景色みながら、よく思ってた。
 生きていくには超えなきゃならないものがあるって。」
民子が久恒にそう語る。

突然苦しみ出す久恒。
「誰かー!」民子が助けを求める。

久恒の検査が終わる間、病院の外に出て待つ民子。
するとそこに小滝登場!
「どうして?」
民子を抱きしめる小滝。
「無事でよかった。」


小滝の狙いはもちろん、もう一枚のディスクですね。
果たしてその行方は!?あの短刀の中!?
そして、あの中には何が隠されているのでしょう。

それにしても小滝は自分の手を汚すことなく
「別の人生を」とささやき、人に人殺しさせる。
恐ろしい男です。

久恒は、民子と心で結ばれるようになるのか!?
二人がお互い、安らげる場所となればいいなー。
でも久恒は妻子持ちなんですけどね。

初音はかき集めたお金で、宝石を買っていましたね。
それ程民子にプライドを傷つけられていたというか、
ものすごい執念です。

その初音の店を買い取ろうとする民子。
今回、初音にひっぱたかれても、この場所を守りたいとまで
言う民子。その狙いは!?



あらすじは公式HPより引用させていただきました。


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主題歌
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米倉涼子さん過去の作品


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この記事へのコメント
ちーずさん、こんばんは。
あのアクの強かった鬼頭が死んで、彼を軸にして
回っていた社会が止まりましたね。
それにしても、何人人が死んだのでしょう?
小滝が以外と悪の上を行っていたのには驚き
ました。
Posted by mari at 2006年03月03日 01:49
ちーずさん、こんばんは。

小滝の悪さは本物!って感じですよね。
自分の手を汚さず・・・ってところ、まったく同感です。
その小滝の正体を民子はいつ見破るのか、見破れるのか?
毎回毎回終わる度に次週が気になるドラマです。
Posted by takapon at 2006年03月03日 19:54
こんにちは。コメントありがとうございます!

mariさん。
鬼頭の死が、どう影響を与えていくのか。
小滝の狙いは金!?権力!?
よくわからない男です。
そんな小滝を愛してしまった民子が可哀想。
久恒を愛するようになるのかしら!?

takaponさん。
民子は小滝に惹かれてしまっていますから、
彼の本性を知ったら大きなショックを受けるでしょうね。
今回ラスト、心の内を隠して民子を抱きしめるとは!
この原作も読んでないので、これからの展開が気になります!
Posted by ちーず at 2006年03月05日 12:57
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