2006年03月16日

神はサイコロを振らない 最終話

『最後の一日 運命は変えられる!』

最後の日に、亜紀(ともさかりえ)と菊介(武田真治)が、
ヤス子(小林聡美)とテツ(山本太郎)のために結婚式をしようと
盛り上がっている。
だが亜紀の気持ちを加藤教授の落書きで知り、
最後の時間は二人で過ごそうと、ヤス子に言われたテツは
その案には乗らず、難しそうな本を抱え、出かけていく。

亜紀たちは、テツと奪い合ってビリビリになったそのノートを
つなぎ合わせ、二人がラブラブだと知り大喜び。
ところが菊介は、結婚式を中止すると困る状態にあった!

公園で亮と遊ぼうとする誉(鶴見辰吾)。
だが亮はボールを蹴り返してこない。
ヤス子の姿に気づいた亮は、ヤス子に詰め寄る。「本当のことを教えてほしいんだ。
 お世話係のおばさん、お父さんを連れてきてくれたんだから
 知っているんでしょう?お父さんは何をしてたの!?
 お父さんは何も話してくれない。
 僕、本当のことを知りたいんだよ!ねえ!どうして!?」
「お父さんはね、」
「亮!
 お父さん、会社辞めたんだ。
 いや、辞めさせられて、それから、何もかもいやになってしまって。
 働かずにいたら、住んでたところを追い出されて、
 あちこち転々として・・・。
 それから、お金が無くなってしまってな、
 何もかもなくなってしまった。
 最後は、公園で寝泊りしてた。
 一体何してたんだろうな。情けないな・・・。
 ごめんな、亮。」

「10年という月日を超え、再び現れた402便が、
 明日、また10年前の世界に引き戻されてしまう。
 どうしようもない現実を前に、 
 最後に、人は何が出来るであろう。
 人は、何かを変えることが出来るであろうか。」


「僕・・・お母さんのところに行く。
 お母さんのところに行くよ。」

『残された時間は、あと32時間・・・』

テツは、最後まで402便の乗員乗客の命を救おうと、読み漁った本から
過去に通信できる『先進波通信』という理論があることを知り、
そのことについて航星(中村友也)から話を聞くことにした。
「明日の夜、俺達が10年前に引き戻された時点で、
 誰かが何かしらのSOSを送信して、
 それを俺が受信出来ればいいんだよ。」
「それは、402便がマイクロブラックホールに接触する以前、という
 ことですよね?」と航星。
「そう!例えば、3分後に高度を落とせとかいう、そういうメッセージで
 いいんだ。
 たとえ俺が記憶を失くしても、マイクロブラックホールを避けて、
 乗員乗客を救える可能性が出てくる。」
「問題は、そのSOSをどうやって発信出来るか・・・。」
「あの、俺はこういうことに関して詳しくないから。素人だからな。
 笑うなよ。絶対に笑うなよ。真剣だから。
 この本に書いてあったんだけど、『先進波通信』っていうのは
 どうだろう?」
『超光速通信』という本を見せながらテツが言う。
航星が笑う。
「僕も、同じことを考えていて!
 過去に向って進む先進波を使った通信方法ですよね。
 僕もその考えをもとに、ここまでやってみたんです。」
航星はそう言い、送信機の設計図を見せる。
「・・・たとえ、これを作っても、無理だってことが
 わかったんです。
 もともと先進波は、とても弱い波で、通常なら影響力の強い
 チェーン波にかき消されてしまうんです。
 諦めたんです、僕は。諦めました・・・。」

「本当にいなくなるんでしょうか。
 402便の乗員乗客が再び10年前に引き戻されてしまうなんてこと・・・。」
意気消沈する誉。
「出来ればあってほしくないと思います。
 でももしそうなったとしても、諦めないでいようと
 思っています。
 神さまではないので、全ての人の運命を変えることは出来ませんが、
 私は最後まで・・・せめて、自分自身に対しては、 
 何があっても、最後まで諦めないでいようと思っています。
 もう一度、話してみたらどうですか? 
 このままお別れしてもいいんですか?」
「何を話せば・・・。
 これまでのことは、もう。」
「これまでのことじゃなくて、これからのことです。」

そこへ、亮が挨拶にやって来た。
「おばさんね、お世話係だったから、本当のことを知ってんだ。
 お父さんが公園で何をしてたか。」
「公園で寝泊りしてたんでしょう?」
「それは生きるためだよ。
 生きてくためだよ。
 この10年、亮君がいない間、お父さんね、きっと、
 ずーっと亮君のことを思ってたんだよ。」
父を見つめる亮。
誉が、亮の前に歩み出る。
「亮。お父さん約束する。
 これからは、これからはな、亮に恥ずかしくない生き方をする。
 それがお前と会えた証だから。
 いつか、いつかまた会える日が来たら、
 その時は、胸張って会いにいくからな!」
「お父さん!」
亮の笑顔が輝いた。

『残された時間は、あと31時間・・・』

テツと話そうと待ち伏せしていた亜紀。
結婚式のパンフレットをテツに見せる。
「思い切って挑戦しようよ!」
「いやー、あいつはそういうこと望んでないだろ?」
「わかんないよ、望んでるかもしれないよ。」
「いやいや、結婚式だろ?」
「そんな大げさなことじゃなくて、
 二人の幸せを願って、ヤッチとテツを囲む会でいいからさ、
 ね、お願い!」
「けどな。」
「菊坊、瑠璃子さんに頼みに行ったんだよ。
 二人の結婚式をするから、ピアノを弾いて欲しいって!
 瑠璃子さんだったら、素敵なピアノを弾いてくれるんじゃないかって、
 二人の為にお願いしに行ったんだよ。」
「自分で弾くってことは考えなかったの、あいつ。」
「そういうヤツなんだよ、菊坊は。
 ストレートじゃないっていうかさ。
 でも、考えてみて。
 多分、ここずっと、何年もの間、半径500メートル以上
 外に出たことのなかった菊坊がよ、二人の為に、外に飛び出したんだよ!
 菊坊にとっては、きっと、すごい決心だったと思うの。
 そりゃ、少しずれてるし、先走っちゃってるけど、
 けど・・・すごいんだよ。すごいことなんだよ。
 私はそういう菊坊の気持ちも無駄にしたくないの。
 だからお願い!
 二人の結婚式・・・二人の幸せを祈って、ヤッチとテツを囲む会!
 お願いします!!」
そう言い頭を下げる亜紀。
「こちらこそ、お願いします!」とテツ。
「いいよ。やろうよ!
 あいつがヤダって言うなら、俺が文金高島田やってやるよ。
 俺は、菊坊の気持ちを無駄にしたくないって言う、
 お前の気持ちも無駄にしたくないからな。
 一緒に消える客室乗務員がおまえでよかったよ。
 人のことばっか考えてる、そういうお前で。」
「私も、操縦席に座っているのが、テツで良かったって
 思ってるよ。
 ありがと、テツ!」
「何お礼言ってんだよ。
 ヤッチとテツを囲む会、よろしくな!」
「おう!」

亜紀と菊介の企画した結婚パーティーでピアノを弾くことを依頼された
瑠璃子(成海璃子)は、デートの約束をしていた航星に事情を話す。
「せっかく誘ってくれたのに、ごめんなさい。」
「ああ、いいよいいよ。気にしないで。」
「夜は駄目なんですけど、昼間なら、大丈夫なんですけど。」
「いいの!?良かったー!」
「結婚を祝う会も、行きますか?
 良かったらお兄さんを誘って。」
「いや。兄貴は家族会のことで忙しいと思うから。」
「最後まで家族会のお仕事あるんですか?」
「うん。多分ね。
 でも、俺はそういう兄貴、凄いなーって思うよ。
 昔からそうだったんだよ。
 クラスでも学級委員とか任されちゃうタイプでさ。
 10歳年とっても、ほんと変わってなくて、
 家族会会長引き受けて、真面目に取り組んで、
 みんなの為に走り回って。
 そういうの、なかなか出来ないことだと思うし、
 俺はそういう兄貴を見ていて、偉いなーって。
 尊敬しているんだ。」
部屋の前にやって来た甲斐(尾美としのり)は弟の言葉に、
複雑な思いを抱えそっと立ち去る。

最後の時を都内で二人で過ごすことにした啓太(丸山智己)と
藍(矢沢心)。

中武(明星真由美)と柚子(市川実和子)は、二人でお笑いのライブに
行くという。

それぞれの家族の過ごし方をヤス子が坂倉(升毅)たちに説明していると、
甲斐がやって来た。
「長崎にいるご家族に呼ばれたので、切符の手配をお願いします。」
「今からですか!?」とヤス子。
「甲斐さんが、行かれるんですか?」と坂倉。
「私が行かなくて誰が行くんです!
 早く手配して下さい。」声を荒げる甲斐。
「甲斐さん・・・?」
「・・・弟に、尊敬していると言われました。
 家族会会長として頑張っていると。 
 私は尊敬されるような人間じゃありません。
 よくやっているように見えるとしたら、そういう風に見せている
 だけです。私は自分のことしか考えていません。
 私が、みなさんに悔いのないように時間を過ごしてほしいと
 思っているのは、みなさんというより、自分の為です。
 出来る限り、穏やかな別れ方をしてくれと願っている。
 それは、その後残された家族に振り回されるのは私だからです。
 まっぴらなんです。
 うんざりなんですよ。
 内心うんざりしているんです。
 みなさんが消えたあと、また10年前と同じことが待っているかと
 思うと・・・。」
「甲斐さん。
 最後の日は、家族会会長の役目を降りられて、
 どうか弟さんと過ごされて下さい。
 長崎には私が代わりに行きます。」

「私が行きましょう。」
大屋本部長(岸部一徳)が姿を見せる。
「長崎のご家族のご意向は、自分が直接伺ってきます。
 ずっと、気になっていました。
 家族会会長を任された為に、あなたの時間は、10年前のまま
 止まってしまったのではないかと。
 それに対しては、申し訳なく思っています。
 東洋航空の人間としてではなく、一人の人間として、
 何も出来なかったことを、お詫びしたい。
 申し訳ありませんでした。」
大屋本部長が、坂倉が、そしてヤス子が頭を下げる。
「どうか、ゆっくり過ごして下さい。」
甲斐が涙ぐみながら頭を下げた。

「君ももう、下がっていいよ。」
本部長に言われ驚くヤス子。
「402便が再び消えたあとは、大変な騒動になるだろう。
 そうなると、君のことだから、また、駆けずりまわることになる。
 それまでは、課長に任せておけ。」
「ああ。」坂倉が力強く頷く。
「お疲れ様。」
ヤス子が上司たちに一礼した。

「サインもらえますか?
 エントツオチャコのサイン!」
柚子と中武に色紙を渡す藤吉(片桐仁)。
「桃ちゃん、お母ちゃんのこと、頼んだよ。」と中武。
「任せて下さい!
 私は、忘れません。
 世間が、誰一人覚えていなくても、私にとって、エントツオチャコは、
 お笑いナンバー1です!」
桃子(佐々木麻緒)の言葉に感動する中武。

『残された時間は、あと29時間・・・』

テツと会うヤス子。
「・・・文金高島田!?」戸惑うヤス子。
「いや・・・みんなで楽しく、わいわいやろうよって
 ことなんだけどね。 
 ヤッチとテツを囲む会、みたいな。」
「誰が言ったの?」
「言い出したのは、アキかな。」
「やっぱね。」
「お前は嫌だろうけどな。」
「いいよ。」
「やっぱり・・・!!いいのか!?」
「亜紀はね、自分が消えてしまうって知ったとき、
 私のことを考えてくれたの。
 亜紀が考えたことなら、その気持ちにこたえなきゃ。
 文金高島田はどうかと思うけど、
 いいんじゃない?みんなで楽しくやるの!
 楽しくやろうよ!」

ヤス子が翌日のパーティーをOKしたと電話で聞き、
はしゃぐ亜紀と菊介。

「敢えて口にはしなかったけれど、 
 それは暗黙の約束だ。
 笑顔で最後のときを過ごすということ・・・。
 大切な二人の、その笑顔が、
 もうすぐ見れなくなるかもしれないと思いながら、
 私が出来ることは、最後のその瞬間まで、 
 笑顔でいるということ・・・。」

その日の夜、4人は屋台のラーメンを楽しそうに食べる。
「あんたたち、何がそんなに楽しいの?
 たかがチャーシューで、何がそんなにおかしい!!」
「いや・・・なんなの、この人は・・・。」
店主がチャーシューを大サービスしてくれた。

屋台店主役に、もたいまさこさん!

パーティー当日、亜紀と菊介は二人に気をきかせ出かけてしまう。
「なに!?
 ヤッチとテツを囲む会、ヤッチとテツで全部用意するの!?」とテツ。
「ま、いいんじゃない?」
そこへ電話が鳴る。甲斐からだ。
「池内さんと、連絡が取りたいんですけど。」

『残された時間は、あと6時間・・・』

航星が作成した設計図を見つけた甲斐は、その機械を完成させ、
テツに会いにやって来た。
「私は、弟に何もしてやれなかった。
 せめて最後に、あいつが一生懸命考えたことを、
 形にしてやりたかったんです。
 これを使って、10年前に引き戻される瞬間に、
 402便にメッセージを発信すれば、もしかすると一緒に時空を超え、
 マイクロブラックホールに遭遇する402便に届くかもしれないんです。
 発信する電磁波が非常に微弱なため、距離があるところでは
 飛ばせません。
 しかし、長崎空港にある402便に乗り込み、引き戻される瞬間に、
 操縦席でスイッチを押せば、もしかしたら・・・
 9時32分。引き戻される瞬間です。
 上手くいく可能性はないに等しいかもしれませんが、
 問題の時間まであと5時間半。
 長崎空港に向ってくれませんか?」

バッティングセンターでデートする航星と瑠璃子。

ヤス子はテツと甲斐がそんな話をしているとは知らずに
買出しを続け・・・。

亜紀が買い物をするのを寂しそうに待つ菊介。
ケーキの箱を抱え亜紀が戻る。
「何買ったんです?」明るくそう言う菊介。
「ナイショ!
 ・・・どうしたの?何か、怒ってるみたい?」
「考えてたんです。
 消えるにあたって、一つお願いがあります。」
「は、なんでしょう。」
「10年前に引き戻された時点で、記憶も何もかも失くしてしまうって。
 この世界で過ごした思い出も、何もかも。」
「大丈夫だよ!私は絶対に忘れ、」
「忘れて下さい!
 僕のことは、この僕のことは、思い出さないで下さい。
 忘れて下さい。」
「何でそんなこと言うの?」
「次に会うとき・・・恋に落ちるためです。
 次に会う時は、きっと、僕は・・・
 今よりずっと、もっと、楽しい日々を、送れる男になっています。
 それまでは、ありがとうって言葉も、
 亜紀さんと過ごした日々が大好きだったってことも、
 口が裂けても言いませんから。
 さよならも言いませんし・・・。」
亜紀が涙をこぼす。
「次に会う時・・・」そう言い菊介を抱きしめる。
「今よりも、ずっといい男になってる菊坊に会えるなんて・・・
 楽しみだなー・・・。
 消えちゃうのが、ホント怖くなくなったよ。
 楽しみだなー。」

ヤス子の家では、ヤス子、亜紀、菊介によりパーティーの準備が整い、
瑠璃子の他、瑠璃子の母・杏子(高橋惠子)、啓太と藍も集まり、
テツの帰りを待ち構える。

亜紀がずっとここにいたと知る杏子。
「いなくなると寂しくなるわね。」
「でも、思い出いっぱい出来ましたから。」
「今夜が最後の思い出ね・・・。」

テツが戻ってきた。
「10年前、ヤッチとテツはですね、
 結婚という契りを交わした間柄であったのです。
 ところがですね、402便が突然消息を絶ち、
 二人は引き裂かれてしまったのです。」
亜紀がみんなに説明するのを突然止めるテツ。
「悪い。長崎に行くことにした。
 申し訳ありません!
 俺、これから長崎空港に向います。」

「今の科学で我々が使用出来るのは、
 発信してから時間を置いて受信する、遅延波の電磁波のみだ。
 あんな先進波なんて・・・。」と加藤教授(大杉蓮)。
「木内さんは引き受けてくれました。
 無理かもしれないのを承知の上で。」
「あいつなら引き受けるだろうなー。
 バカな男だから。」優しい微笑みを浮かべ加藤が言う。

「無駄なことかもしれない。
 やれるだけのことを、やってみようと思います。
 俺たちの運命は、もう既に決まっていて、
 もうどうにもならないことなのかもしれません。
 けど・・・諦めたくないんです。
 最後まで、諦めたくない。
 諦めたくないんです!」
テツに並び、ヤス子は一緒になって謝る。
「すみません。せっかく集まっていただいたのに。」
「ヤス子・・・」
「ほら、急がないと。時間がないから。」
ヤス子がテツの背中を押す。

テツと一緒に表に飛び出し、タクシーをとめるヤス子。
「ごめんな。一緒に過ごすって約束、破ってごめんな。」
「いいよそんなの!ほら、早く!」
テツを乗せたタクシーを見送るヤス子。
テツがタクシーを止め、ヤス子に駆け寄る。
「どうした!?忘れ物?」
「肝心なこと伝えてなかった。
 俺は、お前が好きだ!
 10年前のお前じゃなくて、今のお前が好きだから。
 38の、お前が好きだからな。
 じゃ、じゃーな。」
「行くなー!
 行かないで、私も肝心なこと言ってないから。
 ありがとう!
 402便のことを、最後まで諦めないでくれて、ありがとう!
 会えてよかった。
 一緒に過ごせて、良かったよ。
 神様はサイコロを振らなくても、
 自分の運命は自分で選び取ることが出来る!
 この10日間で私、そう思った。
 きっと何か変えることは出来るよ。
 運命は変わる!変えることが出来る!
 信じてる。」
「ああ。」

集まったみんなの為にピアノを弾く瑠璃子。

「俺も・・・お前に会えて良かった。
 10年後のお前を好きになれて、良かった。
 また、また会おうな。」
テツはそう言い、婚約指輪を差し出す。
「今度こそ受け取れよ。ほら、指!」
「それいつ買ったの?」
「10年前。」
「やっぱりね!」
「お前にとっては10年前でもな、俺にとっては、」
「そういうことじゃなくってー、
 10年前のは消えちゃうでしょー。」
「あ・・・」
「しょうがないなー。考えてなかったでしょう?」
「どうしよう!」
「もういいよ。時間ないから。早く早く!」
テツが、ヤス子に指輪をはめる。
「消えても・・・」
「忘れないよっ。」
「ウーーッス!」
「ウーッス!」

タクシーに走り戻りと、テツは振り返り手を大きく振る。
「さようならー!!」
「さよならー!」ヤス子も笑顔で大きく手を降った。
雪が降ってきた。

ヤス子からもらったブーケを手に、夜景にライトアップされた東京タワーを
ベンチに腰掛け見つめる啓太と藍。
啓太が、藍の肩を抱いた。

杏子の運転する助手席に座り、楽しそうに母と語らう瑠璃子。

母親の元へと向う亮を見送る誉。
虫かごを下げ、新しく買ってもらったサッカーボールを手に、
亮が笑顔で父と別れた。

仲良く色紙にサインする柚子と中武。
中武は柚子には見せずになにやら書き込む。

神蔵夫妻は娘の弘美(遠山景織子)と孫と一緒にレストランで
穏やかな時間を過ごす。

甲斐兄弟は、ベッドの上でチェスを楽しむ。
航星はパソコンを取り出し・・・。

縁側に並んだヤス子と亜紀。
少し離れたところに菊介。
みんなの最後の時間の過ごし方を、亜紀がヤス子に伝える。
「そうかー。
 悪いことしちゃったなー。」とヤス子。
「私達は、散歩でもしようっか。」と亜紀。
「うん?」
「そろそろ時間だし。」
「・・・」
「じゃあな、菊坊。」亜紀はそう言い玄関に向う。
「・・・行ってらっしゃい。
 行ってらっしゃい!」
菊介は涙を隠し、笑顔で送り出した。
「行ってきます!」

夜道を歩く亜紀とヤス子。
「この辺は、10年前とあんまり変わらないね。
 駅前はすっかり変わっちゃったかな。」と亜紀。
「そうだね。」
「ネイルサロンっていうのがあったね。
 爪にペタペタ塗って、キラキラさせてるやつ。」
「あー、やりたかった?」
「いやー、私はちょっと。」
「やりたいんだ!」
「・・・うん、ちょっと!」二人が笑う。
「行ってみようっか!?」
「まだやってるかな。」
「どうだろう。
 ちょっと見てくるね。」
ヤス子が店を見に行く途中、風が吹いた。
その風に、足を止めるヤス子。時計を見ると、9時32分。
ゆっくりと後ろを振り返る。
亜紀は、いなかった・・・。

東京タワーのベンチには、ヤス子が渡したブーケだけが残っていた。

車を止める杏子。助手席にはCDだけが残っていた。
CDの下には瑠璃子からの手紙が残されていた。
『お母さん。
 いっぱいいっぱい話したいことがあったのに
 あまり話せなくてごめんね。
 お母さんをうっとおしく思ったり
 うんざりしたりもしたけど。
 私はお母さんの娘で、良かったと思っています。
 世界でたった一人の、私のお母さんへ。
 たった一人の娘、瑠璃子より。
 大好きだよ。お母さん!』

杏子はその手紙を読みながら涙をこぼし・・・。

床に落ちたサッカーボール。
それを抱え号泣する誉・・・。

「ねえ、どこに行ったの?おじいちゃんとおばあちゃん。」
息子に問われ、弘美は息子を優しく抱きしめた。

「先輩?」
柚子が目を開けると、隣にいた中武が消えていた。
中武が立っていた場所には色紙が落ちていた。
柚子が書いた煙突のイラストと『エントツ』の文字の下に、
『柚子、笑いで涙をブッとばせ!
 オチャコ』
と書いてあった。
色紙を抱きかかえ涙する柚子・・・。

チェスを挟み向かい合って座っていた弟が消え・・・。
隣のベッドに置かれたパソコンに気付く甲斐。
そこには、
『兄貴、ありがとう。
 また会う日まで』
と書かれていた。
「航星・・・。」

ヤス子の指から、指輪が消えていた。
ヤス子は空を見上げ・・・。

菊介が縁側で泣いていた。
その隣に座るヤス子。
菊介の隣には手紙が置いてあった。
読むよう、目で合図する菊介。

『拝啓、黛さま。
 10年前の世界に突然現れ、いろいろご苦労おかけしました。
 私なき後の黛さまの心中をおもんばかり、
 この手紙をしたためております。
 どうか気を落とさないで下さい。 
 この世の中、何が起きるかわかりません。
 402便の乗員乗客は、どこか別の世界で、
 別の人生を生きていないとも限りません。
 私はそこでは、5人ぐらいの子供を抱え、
 ひ弱な亭主の尻を叩きながら、元気に生きているのです。
 いえ、きっとどこかで生きています!
 だからどうか、黛様も平成の今、
 その時代の、その世界で、どうか元気に生きていって下さいませ。
 それが、私たちの出会いと別れを、輝かしいものにするのですから。』

「何もらったの?これ、亜紀からのプレゼントでしょ?」
涙を拭きながらヤス子が菊介に言う。
菊介は亜紀からのプレゼント、スーツを掲げ、顔をくしゃくしゃにして
笑う。

『追伸。
 頑張れよ、菊坊!
 竹林亜紀』

「そして、奇跡の10日間は終わった・・・。
 私の、ごく普通の日常が戻ってきた。
 これといって大きな変化は起きてはいない。」


「回収された送信機を調べたところ、
 受信された記録は残っていませんでした。 
 やはり失敗に終わったようです。」と甲斐が加藤に言う。
「そうか・・・。」

「それでも私は信じている。
 どうしようもない出来事に出会ったからと言ってやり過ごさず、
 きちんと向き合うことで、何かが変わる。
 402便が10年後の世界にやってきた、
 あの10日間が、私を変えたように・・・。」


「しかし私の理論によれば、402便の残骸が発見されるはずだ。
 それが見つかっていない。
 ということは・・・」
「どこかで生きているかもしれない・・・。」
「ああ。
 我々とは別の歴史、別の人生をたどった、
 もう一つの世界!
 パラレルワールドはあるのかもしれないね。」
加藤と甲斐が、空を見上げた。

「きっと、何かが変わると信じている。」
「姉ちゃん!」
亜紀にプレゼントされたスーツに身を包んだ菊介が声を帰る。
「おかえり!どうだった、面接?」
「あ・・・うん。」

風が吹き、振り返るヤス子。だがそこには誰もいない。

ヤス子は微笑みを浮かべ、弟に声をかける。
「今日はスキヤキだよ!」
「スキヤキ!大好き!」
二人は仲良く家路に着いた。

自分が消えてしまうまでのあとわずかな時間。
こういう時って、自己中心的な考えに陥りそうだけど、
みんなは違いました。

ヤッチも、アッチも、テツも、菊坊も、航星も、瑠璃子も、
みんなみんな、最後の日を迎えるにあたり、
自分のことではなく人のことを思う優しさに溢れている。
そして、努めて笑顔で過ごそうとしている。

甲斐の本音を吐き出すシーンもとても良かった。
彼は10年間、家族会に束縛されて動けずにいたのですね。

どの家族の別れのシーンにも、涙、涙でした。
10年前のものは全て消えてしまったけど、
この世界で書いた手紙などが残ったのが救いでした。

悲しいお別れでしたが、それでも希望を見せてくれたラストに満足です。



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この記事へのコメント
菊坊と亜紀のシーンは本当に泣けますね><
あいのうたに続いて、良い作品だなと思いました。
Posted by 夜色 at 2006年03月16日 11:00
パラレルワールドで生きているんですね。
記憶をなくした彼らが10年前のまま戻ってくることができて、また同じような日常が始まるが、この10日間過ごしたことによって、消えなかった周りの人々の深まった愛の中で、皆新たな素敵な人生がはじまる・・・という結末などちょっぴり想像していたので、少し残念でした。
甲斐さんがタイガー&ドラゴンの再放送に出演されているのを拝見。全然違うタイプの役ですがこちらもはまり役です。
Posted by ぷうわん at 2006年03月16日 11:51
 やっぱり予想どおりのパラレルワールドで来ましたか!^^;
 先進波とか人情話にこれだけSFが絡むのも珍しいですね。個人的には残骸が見つかるという話より良いと思います。

って、すみません。昨晩計らずも会社で徹夜になってしまって最終回見てません。でも、どうなったか一刻も早く知りたくてしっかり読ませていただきました。
 また不意打ちされて涙腺が緩むのも困るし、このドラマはあとから見返してもやっぱり良いなぁと思えるので、ストーリー分かってもいいやと(笑)

ただ、私のPCが時々録画を失敗するんで、それだけが心配。録画失敗していたら泣くに泣けないというか、それはそれで泣けますが(笑)
Posted by さとし@快投乱打 at 2006年03月16日 12:23
こんにちは!ちーずさん♪
昨日はドラマの最初から、泣きっぱなしでした。
ヤッチもテツも亜紀も菊坊も、そしてそれぞれの家族も、心があったかくなるような終わり方で本当に良かったと思います。パラレルワールドで生きてるなんて・・ある意味、素敵な事なのかな?
水10の枠はいいドラマが続いてるので、今後も楽しみです。
Posted by rats at 2006年03月16日 12:57
こんにちは。コメントありがとうございます!

夜色さん。
『あいのうた』に似た感情で、このドラマを見ていました。
最後にも、希望が残されていて、良かった。
菊介と亜紀の夫婦のシーンを、想像上でしたが見られたのが
うれしかった!

ぷうわんさん。
私も別のエンディングを想像していたので、ちょっと残念だったのですが、
それでも納得の最終回。
神様からのプレゼントに、みんな変わることが出来たのも
良かった。
『タイガー&ドラゴン』もすばらしいドラマでした!

さとしさん。
先進波とか、あの設計図とか、現実的に描こうとする
姿勢もこのドラマの魅力のひとつでしたね。
先にあらすじを読んでも泣けますよ。
私、二度同じところで泣きましたもん。(笑)
録画が失敗されていないことを祈ります!
また見た感想などお聞かせください!

ratsさん。
みんな、穏やかにお別れを迎えることが出来たんですよね。
悲しかったかけれど、でもとても穏やかだった。
加藤教授はヤッチをこれからも支えてくれるのかな。
この枠はいいドラマが続いているので、次も期待しています!
Posted by ちーず at 2006年03月16日 13:29
とうとう終わってしまいましたね。
私自身もこのドラマをとおして10年前の自分と今の自分を振り返ることができたような気がします。
いいドラマでしたよね。
Posted by みいちゃん at 2006年03月16日 13:34
終わってしまった・・・(THT)
でも感無量!良かった!
最後の日なのに行っちゃうテツ、見送るヤッチ。
みんながみんな良い人なんだもんな〜
風が吹く度涙が出ました。
10年前と違い、後悔のないお別れが出来て良かったよ。うん、納得。
Posted by なかなか at 2006年03月16日 15:59
こんばんは、ちーずさん。
皆さんの普通の演技がとても素敵で、奇想天外なお話なのに
はるかにリアルな印象が残るドラマでした。
(他の前評判の高かったドラマよりずっと、ね)

それとない日常の空間から一人ずつ消えてしまう場面は
切なくて、淋しくなっちゃいました。
もう一度別れを経験してしまうとしても、
過去に突然死別した人に再び出会い、心を確認する事が出来るなんて
羨ましいというか、少し考えてしまいました。
見ている人それぞれに思う事があったドラマではないでしょうか。
出来ればその後が見たかった〜。 ちーずさんお疲れ様!
Posted by tenten at 2006年03月16日 19:02
管理人様、コメントありがとうございます。
「芸能新聞」 編集長の梅津です。

リンク完了のご報告としてコメントさせていただきます。

リンクを貼らせていただきました。
どうぞ、ご確認ください。

なにかありましたら、いつでもご連絡ください。
では、今後ともよろしくお願いします。

芸能新聞編集長 梅津
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Posted by at 2006年03月16日 19:16
ちーずさん、こんばんは。
予想通りの終り方でした。
菊坊とアッチのあの別れ方は、予想外でしたが
泣かされました。
テツとヤッチもシミジミしていましたね。
余韻が残りました。」
Posted by mari at 2006年03月16日 19:58
ちーずさんこんばんは!
ベタなハッピーエンドを期待してた私でしたが、そうはなりませんでした。
でも、このドラマのテイストを考えれば、やっぱりこのラストですよね。静かな終わり方。
みんなの消え方がすごく良かったです。CGを使って薄くなって行くのかなあなんて予想してた私がこのドラマを作ってたら大失敗でしたね。
そうだ、神はサイコロを振らないんだった。
と静かな余韻が残りました。
Posted by ぱった at 2006年03月16日 20:34
野ブタ以来の書き込みになります。
わたしは今クールではこのドラマが一番好きでした。
ひとりひとり消えていくシーンは自分でも意外なほど涙が出ました。弟に尊敬される兄を好演した尾美としのりもよかったし、ふいに風を感じすべてを悟る小林聡美も最高。わたしは一番好きな日本映画が「転校生」なので、あの主演の二人が20年以上経っても主役と重要な脇役で共演してるのがうれしかったです。鶴見辰吾と小林聡美は最初の金八先生で生徒役だったし、この3人は単に「ちょっと上手い子役」で終わらないでいるところがすごいと思う。
書き込みは2度目ですがちょくちょく覗かせてもらってます。チーズさんのマメさにはちょっと感動を覚えます。これからもよろしくです。
Posted by マンデリン at 2006年03月16日 20:55
こんばんは。コメントありがとうございます!

★みいちゃんさん★
私も10年前の自分を振り返りながら、このドラマを見てきました。
そして、これからの10年の生き方も、考えさせてくれました。
素敵なドラマだった!

★なかなかさん★
そうですね。
今度はどの家族も、愛する人とちゃんとお別れすることが出来た。
突然のお別れに後悔することのないよう、
好きな人、家族などとちゃんと向き合っていかなければ。
そう思わせてくれました。

★tentenさん★
力のある役者さんばかりで、安心して見続けることが出来ました。
老後のために蓄えることばかり考えていたヤス子でしたが、
最後、亜紀やテツが消えたあとも、生き生きと仕事をしていました。
いろいろと考えさせられるドラマでしたね。
お疲れ様をありがとう!
また遊びにいらして下さいね。

★芸能新聞編集長梅津さま★
わざわざご報告ありがとうございました。
また遊びにいらして下さい!

★mariさん★
本当に、余韻の残る終わり方でしたね〜。
mariさんにとっては予想通りでしたか!
私はもっとハッピーエンドを想像していましたが、
さすがにそれは無理でした。
でも、満足です!

★ばったさん★
同じく、ベタなハッピーエンドを期待していました。
でも、残骸が出てこなかったことが、彼らのアナザワールドを想像させてくれて
そこに希望を見た思いです。
素敵なドラマでしたね〜!

★マンデリンさん★
このドラマ、私にとっても心に残るドラマとなりそうです。
尾美さん、小林さん、鶴見さん、みなさん魅せてくれましたね。
「転校生」懐かしいです。
もたいまさこさんの登場も嬉しかった!

感動だなんてもったいない!
いつでもお気軽にコメント残していってくださいね!
こちらこそ、これからもよろしくです!
Posted by ちーず at 2006年03月16日 22:32
ずっと見ていたのですが、昨夜の最終回だけみそびれてしまい、ラストがどうなったのか気がかりでした。
それで検索してたどりついたのがこのサイトでした。
あまりに丁寧な描写だったので、思わず御礼が言いたくなりコメント残しました。ドラマを見たような気になりました。ありがとうございました。
Posted by kykc at 2006年03月16日 22:32
ちーずさん、最終回まで丁寧なレビュー、
ありがとうございました。

昨日からこのドラマのおかげで
何度も泣いてしまいました。
レビューを読んでいても、
泣けてきて仕方がなかったです。
特にヤス子の指から指輪が消えたシーンを見て、
テツも消えたんだと思うと・・・。
お互いの絆を確かめ合い、
思いを伝えられたことは良かったと思うものの、
再びの別れはやっぱりつらいはずですよね。

原作が手元にあるのですが、
細かい設定が違ってるみたいで
読めるようになるまで時間がかかりそうです。
Posted by のんのん at 2006年03月16日 23:11
録画できてたー!!
徹夜明けなのにさっきまでしっかり見てしまった^^;
明日は感想書けそう。TBしますねー!!
Posted by さとし@快投乱打 at 2006年03月17日 00:23
終わっちゃいましたね。いつも涙、涙でした。
1,2回見逃したのですが、このサイトのお陰で助かりました。
ありがとうございました。

私は原作を読んでいるのですが、原作よりもより人の深いところを着いたヒューマンドラマ、ロマンチックな形になっていましたね。
ヤッチとテツの最後はちょっと予想外でしたが、二人らしいといえば二人らしいのでしょうか。

でも「いつか会える」と希望を持ってずっとヤッチと菊坊はずっと暮らしていくのでしょうか、それも切ない・・・
あんな別れ方だったらもう他に恋は出来ないですよね。
個人的にはずっとラストにヤッチとテツの子供が出来ないかな〜と期待していました。
原作の黛さんは男性ですが、ドラマの黛さんは女性です。
「神はサイコロを振らない」けれども、別の意味で運命を変えられたんじゃないかと・・・でも違いましたね。
ある意味地味で静かだったけど、10年という月日、いろいろ考えさせられるドラマでした。
Posted by しゅじゅ at 2006年03月17日 00:35
1年分の涙を使い果たした、というぐらい
泣けましたー。

それぞれの人たちが、それぞれに、静かに消えていくところがもう・・・

残された人たちの受け止め方にもさらに・・・

個人的には、小さい息子がいるので、亮君のお父さんが、サッカーボールを抱きしめて号泣するシーンに、号号泣泣してしまいました。

ちーずさんの書いたあらすじ読んで、今また泣きましたよー。
ちーずさん、毎回本当にありがとうございました。
ただのあらすじではなくて、温かい心を感じさせてくれるものでした。
Posted by なつ at 2006年03月17日 16:44
女王の教室以来のvairoです。
お久しぶりです。
今クールのドラマは何気にチェックしてるのですが、
神はサイコロを振らないもその一つです。
情報ツウで番宣してなかったら見逃してたので、見れて良かったと今改めて思います。

諸々語りたい事は有るんですが、
ラストはアレで良いんだと思います。
ピカーン!とキラキラ光りながら消えていったりするのかと思ったんですが、
そうではなく、すごい静かな別れで
「きっと現実で同じ事が起きると、あぁなるんだろうな」と妙にリアルに感じました。
瞬く間に過ぎていった10日間なのに、きっとヤス子や402便関係者にとっては、
彼・彼女たちの居なかった10年間と同じぐらい大事な意味を持つ10日間になったに違いないですよね。
もちろん402便の乗客達にとってもでしょうし…

何というか心にあるこの気持ちを在り来たりな言葉でしか表現できない自分の表現力の無さがもどかしいのですが、
とにかく、すごく寂しいけど爽やかな最終回に満足してます。

ちーずさん「神はサイコロを振らない」レビューお疲れ様です。
他に「西遊記」「N'sあおい」「アンフェア」チェックしてますので、最終回終わったら感想書きに来たいと思います。
Posted by vairo at 2006年03月18日 03:59
丁寧な解説、改めて楽しませていただきました。
ラストは原作より希望があったものの、やっぱりハッピーエンドであって欲しかったという思いが強く残りました。
ラストに至るまで、神様はほんとにサイコロを振らないんだろうか、や、またいつか会う時までって感じで、どうなるのか微妙なニュアンスも残してたので、ハッピーな続編があって欲しいな〜なんて期待しちゃいます(^-^)。
面白い、いいドラマでしたね。
レビューお疲れ様でした。ありがとうございました。
Posted by はな at 2006年03月19日 02:46
こんばんは。コメントありがとうございます!

★kykcさん★
お役に立てて光栄です。
コメントにも感謝です!
素敵なドラマでしたね。
切ないけれど、でも、明日からも頑張っていこうと思わせてくれるドラマでした!
また遊びにいらして下さい。

★のんのんさん★
こちらこそ、遊びにきてくださりありがとうございます!
それぞれのお別れが、とても切なかったです。
指輪が消えてしまうとわかっていても受け取るヤス子の思いも、
切ないですね。
原作は私も未読です。いつか読んでみようと思っています。

★さとしさん★
録画出来てて、良かったー!
TB、お待ちしていますね〜!

★しゅじゅさん★
こちらこそ、ありがとうございます!
そうですね。あんな別れ方をしたら、ヤス子も菊坊も、恋をすることが
出来ないかもしれない・・・。
パラレルワールドで生きていれば、どこかで会えることは
あるのかな。
でもヤス子たちは、テツたちが別の世界で元気に生きていると
思えるからこそ、今、笑顔になれるのですよね。
考えれば考えるほど、切ないです。

★なつさん★
誉がボールを抱きしめるシーン、切なかったですね。
別れる時間がわかっているのだから、本当ならその時間まで
ずっと抱きしめていることも出来たはずです。
でも、誉は普通に送り出した。
そして、そのあとの号泣。
自分の子供と別れるのが、やはり一番辛いのでは、と
親の立場の私は想像します。

記事を誉めてくださりありがとうございます。
なつさんのような温かいコメントが嬉しくて、
毎日更新しています。

★vairoさん★
そうですね。もしも実際に起こったら、現実的に考えて
納得のラストでした。
それがかえって、この物語を素晴らしいものにしているんですね。
10日間が10年間の密度、というのに納得です。
余韻の残るドラマ。言葉にするのが難しいですね。

他のドラマの感想も、お待ちしていますね!

★はなさん★
私もハッピーエンドを想像していました。
あのみんなのやり取り、ずっと続いてほしかったですね。
でも、悲しい結末でしたが、主人公たちが10日前よりもずっと元気で、
これからの人生、生き生きと過ごしていくのだろうと、
そこに希望を見た思いです。
テツたちだって、別の世界で元気に過ごしているのですね!

こういうドラマ、大好きです。
また、こんなドラマと出会えますように!!
Posted by ちーず at 2006年03月19日 19:47
さくらです♪

ある意味予想どうりの結末ですが・・ああいう演出は私もできないなぁ・・。無駄に、別れのシーンを感動的に描こうとしてしまって、CGで薄くしていったりとかしてしまいそうです・・・。ただ後ろから静かに風が吹いて、振り返ったら消えていた・・あっさりとした消え方ですが、凄くいい演出ですね。もう一つ良かったのは、これも既に言われてることですが、ドラマの中に一人として自己中心的な考え方を持ち続ける人がいなかったことだと思います。自分が消えて死んでしまう時間を目の前にしても、ヤッチやテツのことを考えるアキ。そんなアキの想いも、大事にしたいというテツ・・役者さんの魅力ある演技も勿論ですが、キャラクター達の温かい人間性が描かれたからこそ、なんかすっきりしたものが残りました。かなりいいドラマだったのでは??

次のこの枠のドラマは、正直微妙ですが・・初回くらいは見てみようかなぁ・・w
Posted by さくら at 2006年03月21日 16:18
素敵なドラマでしたよね。

悲しい事件のドラマが多い中
ラストは寂しいけれど
心が温まるドラマでした。

こういうドラマをたくさん作ってほしいと
思います。
Posted by ちえりん at 2006年03月22日 19:27
こんばんは。コメントありがとうございます!

★さくらさん★
そうなんです!
私が予想したのとは違うお別れの仕方でしたが、
あの静かさがまた悲しかった。
とてもいいドラマでした。
次クールのこの枠にも期待したいところです。

★ちえりんさん★
視聴率はあまり良くなかったようですが、
こういう良いドラマは、視聴率を気にせずに
どんどん作ってほしいですね。
本当に、心が温まるドラマ。
自分の10年後も深く考えさせてくれました。
Posted by ちーず at 2006年03月24日 20:34
hddに録画していたのに最後の延長分が撮れていなくて。。最後どうなったのかもんもんとして
いましたがおかげさまでスッキリしました!
でもスッキリしない結末でしたが。。。
Posted by hitomi at 2006年03月26日 00:19
hitomiさん、こんにちは。
お役に立てて何よりです。
最終回、私の想像と違う結末でしたが、
それがかえって良かったなーと、今でも時々
思い出します。
Posted by ちーず at 2006年03月26日 11:26
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