2006年03月18日

女王の教室 エピソード2

『エピソード2〜悪魔降臨〜』

「この物語は
 愛と理想にあふれた一人の女教師が
 悪魔のような鬼教師に生まれ変わるまでの
 数年間の記録」


墓前に手を合わせる真矢。
墓石には、翔の名前が刻まれている。享年5歳。
「僕、大きくなったらママを幸せにしてあげるからね。」
翔の言った言葉を思い起こし、墓石を見つめる。
2006年4月・・・。

墓参りの帰り、すれ違う子供たちの姿に足を止める真矢。
何か気配を感じ振り返ると、慌てて身を隠す人影。
「見えてるわよ。」とでも言いたげな視線を送り、
再び歩き出す。怪我した足を庇いながら真矢を尾行するのは、
半崎小元6年3組の、真鍋由介(松川尚瑠輝)。
真矢が踏み切りを超えてしまい、電車が通り過ぎるのを焦りながら待つ。
電車が通り過ぎると、踏み切りの向こう側に真矢が立って
由介を見つめている。固まる由介!

「どうしたの?」
「あ、あれ、なんだ先生、偶然だな。お元気でした?」
「あなたも何かあったの?神田さんみたいに。」
「あいつも会いに来たんですか?先生に!」
「あなたや神田さんみたいなタイプは、中学に行けば、
 厳しい現実にぶつかるのは目に見えてるしね。」
「何言ってるんですか。俺は全然そんなことないですよ!
 快調快調!」
「・・・そう。」
そう言い歩き出す真矢。
「ちょ!!・・・すいません。悩んでます!
 どうしたらいいか教えて下さい!」
由介が必死に真矢を追う。

「実は、俺のクラスに一年ダブってるやつがいるんですけど、
 そいつとクラスで浮いてる者同志気があって、
 友達になって、漫才コンビを組んだんです。」

「はい、どうもー!1億人の青春アミーゴ、真鍋由介です!」
「足立区の鉄工所の一人息子、柳葉ノブヤです!」
「二人合わせて、青春!金属バットでーす!」

「でも、うちの担任サイッテーのやつ!
 俺たちの成績が悪いの、バカにしたりとか、
 クラスで何かなくなったら俺たちのせいにして、
 すっげー頭きたから、職員室に忍び込んで、机に悪戯してやろうって
 決めたんです。」
「まだそんなバカなことやってるの?」
「でも、いざとなったら俺はやっぱヤバイから止めようって
 言ったんですだけど・・・
 あいつ、担任の机だけじゃなくて、部屋中メチャメチャにしだして。
 必死で止めようとしたけど、体デカイし、
 キレたらなんか、怪物みたいになっちゃって。」

柳葉、金属バッドを振り回し大暴れ。
由介はそれで大怪我したのだ。

「それで、担任激怒して、取調べみたいなこと始めちゃって。
 犯人見つけるまで絶対に許さない、
 知ってて黙ってるヤツも同罪だって。」
「それで?自首したの?」
「俺はそうしようって言ったんですけど、
 友達は、絶対バレないから大丈夫だって。
 でもそいつ、一年ダブってるから、色々問題起こしてるし、
 もしそれがバレたら、施設とかに送られちゃうかもしれないんです。
 先生俺どうしたらいいんですか?」
「もう答えは出てるじゃない。」
「え?」
「嘘をつくのも嫌だし、友達のことを告げ口するのも嫌なんでしょう?
 だったら、どちらもしなきゃいいじゃない。」
「え?どういうことですか?
 ちょっと、先生!」
真矢は教職員再教育センターに入っていってしまった。

「また昔の教え子ですか?
 人気者ですね。阿久津先生は。」担当官の上田(石原良純)が言う。
「書き直した作文を、持ってきました。」

「はっきり言って、あなたの目指す指導法は、理想論です。
 こんなやり方じゃ、今の子供たちは付いてきやしませんよ。
 もうちょっと現実的っていうか、
 子供の立場に立って考えてもらわないと。
 もう一回書き直してもらいますね。」
「わかりました。」
作文を受け取る真矢。
「阿久津先生。」
「なんでしょうか。」
「あなた、変わった人だ。 
 あなたのこと、色々調べさせてもらいました。
 若い頃のあなたは、今とは別人だったようですね。
 最初に赴任した学校じゃ、子供のご機嫌を取って
 散々甘やかした挙句、
 クラスの子に虐待されたと嘘をつかれて。
 その事件がきっかけで学校を辞め、
 昔から付き合ってた人と結婚し。
 今度は自分の息子さんを立派に育てることを
 生きがいにしてたけど、
 そのお子さんも自分のせいで亡くしてしまった。
 旦那さんとも別れ、死ぬことも考えたけど、
 5年前自分を裏切った女の子の命を救って、
 もう一度教師に戻る決意をしたんですって?
 今度は、子供にも、保護者にも、厳しく望もうと決心して。
 でもこの前、それぐらいの覚悟じゃ中途半端だって
 言ってましたね。
 で、新しい学校で受け持つことになったのは、
 それまで担任が二人も辞めた、
 かなり問題のあるクラスだったんですよね。」
荷物を片付けながら上田の話を聞く真矢が、手に取った茶色いペンを
見つめる。
「一体何があったんですか?」
「それもお調べになったらいかがですか。
 失礼します。」

再教育センターを出たあと、目の前を飛びかう蝶を目で追う真矢。

2002年11月
グレーのスーツに身を包んだ真矢が学校へ向う。
ふと足を止め、校舎を見つめる真矢。
平泉校長が言っていた、担任が二人も辞めた、という言葉に
不安を覚えながらも、真矢は気を引き締め、再び歩き出す。

グレーのジャージでクラスに向う真矢。
6年2組阿久津学級。
真矢は、教室の中をまっすぐと見つめたあと、ドアを勢い良く
開けた。
少し微笑みを浮かべ、教壇に立つ。
生徒たちは誰一人私語をする者などおらず、
まっすぐと真矢を見つめる。
「えっと、」真矢が口を開いた途端、
「起立!おはようございます!」
「あ、おはようございます。」真矢が言い終わる前に、
「着席!」
「・・・えーと。
 今日から、このクラスの担任になる、阿久津真矢です。
 最初に言っておくけど、私は今までの先生とは違います。
 みんなが悪いことをしたら、厳しく叱るし、
 勉強をサボったら、補修だってやらせます。
 必要ならば、体罰だってするかもしれません。
 でも誤解しないでほしいの。
 私が、厳しくするのは、あくまでも、」
「僕たちの為ですよね!」
そう言い笑顔を見せる生徒がいた。宮内英二(森田直幸)だ。
「僕たちのことを、本当に大切に思ってくれるから、
 怒るんですよね、先生。」
「・・・そうよ。」
「よろしくお願いします!」
英二が起立し礼をすると、生徒のみんなが同じように挨拶した。
英二の笑顔、子供たちの素直さに、真矢は不安を覚える。
「こちらこそ、よろしくお願いします。
 では、出席を取ります。」
「アオキ、ヒロユキ君」「はい!」
「ウエガキ、ユウ君」「はい!」
「里中、翼君」「・・・はい。」
「オクダイラ、ナオト君」「はい!」
翼以外の生徒たちは、大きな声で返事をしていく。
そんな中、ペンを回し笑みを浮かべる英二。
教室に紛れこんだ蝶が英二の机に止まると、
英二は持っていたペンを振り上げ、蝶にめがけて振り下ろす!
蝶は、ペンよりも一瞬早く飛び去り、大空に消えていった。

国語の授業。教科書を読む男児が、漢字が読めずに迷っている。
「その漢字、読めない?」
「はい。」
「じゃあ、今まで読んだ内容から想像してみて。
 どういう意味だと思う?」
「さあ・・・。」
「それじゃあいつまでたっても国語の成績なんか上がらないわよ。
 教科書を読むときは、だらだら読むんじゃなくて、
 ちゃんと意味を考えないと。」
「すいません。」
「じゃあ次、新川さん。」
別の生徒が読んでいく。
英二は、途中でつっかえた少年を怒りに満ちた目で見つめる。
教科書を読む新川が持つ携帯ゲームの音が鳴る。
「授業の邪魔になるでしょ。そういう物を持ってきちゃ。」
真矢が手を出す。
「すいません。
 もう二度と、持ってきませんから。」
「じゃあ、反省文にそう書いて持ってきて。
 そうしたら、返してあげるから。」
「いいんですか?うちの親に言って。
 先生に無理やり取られたって。」
「好きにしなさい。
 ご両親にもちゃんと説明しますから。校則違反だってこと。」
「・・・」

「先生の言うとおりだよ。」
生徒たちが一斉に英二の方を振り返る。
「禁止されてる物を持ってくるのが悪いんだからさ。
 反省文書いて返してもらえば!」
英二の言葉に、少女が真矢にゲームを渡した。
真矢が英二を見ると、英二は笑顔で頷いてみせる。
「・・・じゃあ次は、里中君読んで。」
「・・・すいません。どっからですか?」
「何やってたの?ダメじゃない、ちゃんと聞いてないと。」
「すみません。」
「反省して、次の人が読み終わるまで立っていなさい。」
次の生徒が教科書を読み始める。
真矢に言われたとおり席を立つ翼。
彼の教科書は、文字が読めないほど落書きされていた。

翼の後ろの席の男子が、コンパスで翼を刺す。
「うっ!!」
「どうしたの?」
「すいません・・・何でもありません。」
真矢はクラスの中にある、違和感を感じていた。

「楽しいショーの始まりだ!」
翼を体育館倉庫に連れていき、ノートを破り、ズボンを下げ・・・。
そこへ、英二がやって来た。
「おい!何やってるんだよ、僕の親友に。」
生徒たちが固まる。
「大丈夫?
 みんな酷いよなー。こんなことをして。
 でもさ、よく考えたら、みんな君の為を思って
 やっているのかもしれないよ。
 ほら、君の場合、成績も良くないし、うちも貧乏だから。
 中学も公立に行くしかないんだろ?
 知ってるだろうけど、うちの学区の中学って、
 不良が多いって有名だよ。
 今からどんな酷いイジメにも耐えられるように、
 トレーニングしとかなきゃ。」
その言葉を合図に、生徒たちが再び翼を苛め出した。
英二は跳び箱に寄りかかり、その様子を笑みを浮かべ眺めていた。
「大変だよねー。これから。
 ますます酷い時代になるみたいだし。
 生きていてもいいことなんか、一つもないかも。
 何なら死んじゃえば。
 君みたいな人間は、生きていても何の価値もないし。
 死んでも誰も困らないんだから。
 じゃあね。」
ぽろぽろと涙をこぼす翼に、そう冷たく言い放つ英二。
英二が立ち去ると、他の生徒たちもその場をあとにした。

英二が子分を引き連れて下校していく。
「宮内君。」真矢が呼び止める。
「何ですか?」
「あなた確か、掃除当番じゃなかった?」
「僕はいいって言ったんだけど、里中君が優しいから、
 代わりにやってくれるって。」
「本当なの?里中君。」
「・・・はい。」
「みんな、本当に里中君が代わってあげたの?」
「はい。」生徒たちが一斉に返事をする。
「宮内君。たとえ、他の人が何て言うと、
 これからは当番の時は自分できちんとやりなさい。」
「・・・わかりました。」笑顔で会釈し、英二が翼の元に行く。
「どうもありがとう。」そう言い翼からホウキを受け取った。
「みんなもいいわね。勝手に当番を代わったりしないように。」
「はい。」
不気味に微笑む英二・・・。

真矢は、平野教頭(清水章吾)たちに英二の留年の理由を尋ねる。
「2年前まで私立にいたんですが、5年生の時に心臓の病気で
 一年入院して、前の学校を辞めて、うちに転入してきたんです。」
「だから他の子供と比べて体が大きいんですね。」と真矢。
「頭もいいし、顔もジャニーズ系だから、
 女子にも人気あるみたいですよ。」
「スポーツ万能だしね。」
「お父様は、都庁に勤めていらっしゃるキャリアでね、
 立派な方ですよー。
 兄弟、どうでしたっけ?」と平野。
「一人っ子なんで、お母様、かなり可愛がっているようです。」
「自慢の一人息子ね。」
「そうですか・・・。」と真矢。
「何でそんなに気にするんですか?阿久津先生。」
「ええ、ちょっと。」
「真面目でいい子じゃないですか。
 私たちにもきちんと挨拶するし。」と平野。
「年齢が上だからって他の子たちに威張っている様子もないし。」
「もうちょっと若かったら、付き合いたいとか
 思ってるんじゃないんですかー?」
教師たちの冗談には耳を貸さず、英二の調査書を見つめる真矢・・・。

真矢が教室に行くと、翼の後ろの席の生徒が財布がないと
騒いでいた。
体育の授業から戻ったらカバンから無くなっていたと言う。
「お前じゃないのか?」
「泥棒は名乗りでろよ!」
「ふざけんなよ。クラスに犯罪者がいるのかよ。」
クラス中大騒ぎ。
「ちょっと。
 みんな酷いんじゃない?他の人のせいにするなんて。」と真矢。
「だったら先生何とかして下さい!」
「静かに!とにかく席について。
 先生は、犯人探しをしても仕方がないと思う。」
生徒たちは大騒ぎ。
「ただ、もしこの中に盗んだ人がいるなら、
 とられた人の気持ちを考えて、
 もう二度とこんなことをしないって約束をして、
 出来れば、先生のところに、自分がやりましたって
 打ち明けに来て欲しい。
 もちろん誰にも言わないし、先生から奥平君に財布は
 返してあげるから。」

「そんなんじゃ納得いきません!」と生徒たち。
「授業を始めます!
 静かに!」
「先生!」英二の一声で、クラスが静まり返る。
「なあに、宮内君。」
「提案があるんですけど。
 このままじゃ収拾がつかないみたいだし、
 無記名投票でみんなに犯人の名前を書かせたらどうですか?
 もし犯人を見た人がいても、告げ口するのが嫌で、
 言えないかもしれないし。
 それにこのまま放っておいて、また同じことが起きたら
 どうするんですか?」
「でも、」
「宮内君の言うとおりだと思います!」
「そうしてよ、先生!」
「賛成ー!」
クラス中が、そして翼も、賛成と手を挙げた。

結局、生徒たちの言うとおり、無記名投票が行われる。
結果は、一枚『わかりません』と書かれた以外は全て翼の名前が
書かれていた。

「先生、どうだったんですか?」
「犯人の名前、言ってください。」と生徒たち。
「不思議なことに、一人を除いて、みんな同じ名前が
 書いてありました。」
「誰ですか!?」
「ここでは言えません。
 あとで本人に確かめます。」
「何だよ、それ!!」「そんなの職権乱用だよ!」
「静かにしなさい!」
「私、里中君って書いた!」「私も!」「俺も!」
「里中、ランドセル見せろよ。」「お前がやったんだろ!」
真矢がとめるのも聞かずに、生徒たちが翼のランドセルを開ける。
「あったー!あったー!
 やっぱりお前かよ!」
「先生、どうするんですか!?」
「本当にあなたがやったの?里中君。」
「僕・・・知りません。」
「嘘つくなよ。」「お前んち貧乏だから取ったんだろ?」
「そういえば、欲しいゲームあるって言ってたぜ。」
「静かに!早く席につきなさい!」
なんとかその場を治める真矢。

「先生どうするんですか?」
英二の言葉に、また、生徒たちが一斉に英二の方を見る。
「え?」
「先生言ったじゃないですか。
 悪いことをしたらきつく叱るし、
 必要だったら体罰もするって。」
「・・・それじゃ、罰を与えます。」
英二が笑みを浮かべ翼を見つめる。
「屋上の掃除を、クラス全体でするように。」
「はぁ!?」と生徒たち。
英二の笑みがさっと消える。
「私には、クラス全員で、里中君を犯人に仕立てようと
 しているように見えてならないの。
 みんなが彼の名前を書くなんて、
 どう考えても不自然だと思わない?
 それに、お金は学校に持ってきちゃいけないってことに
 なっているはずよ。
 規則を破ったほうにも責任はあるはずだから、
 今回は、クラス全体の連帯責任として、
 みんなに罰を受けてもらいます。」
クラス中が騒ぐ中、英二は静かに微笑みを浮かべていた。
「いいじゃないか!
 言われたとおりにしようよ。
 先生の言うことも一理あるしさ。」
英二の言葉に不安を覚える真矢・・・。

屋上の掃除をする6年2組。
少し離れた場所からその様子を見つめ、鼻で笑う英二。
男子生徒が翼を取り囲み、「自首しろ」「犯罪者」と
いじめていた。

女子四人が英二に話しかける。
「ねえ、宮内君、何で、真矢の言うことなんか、聞いたの?」
「そうよ。もっと困らせればよかったのに。」
「そんなこともわからないの、君たち。
 そろそろ来る頃なんだけどな。」

保護者たちが学校に集まり出した。
「一体どういうことですか!全体責任って!」
「私には、クラス全員で、彼を犯人に仕立てようとしているしか
 思えないんです。」と真矢が説明する。
「何でそんなことする必要があるんですか!?」
「それはまだわかりません。
 ただ、クラス全体に根深い問題がありそうなので、
 何とか真相を確かめたいと思っています。」
「それじゃあ先生は、うちの英二が嘘をついていると
 おっしゃるんですか?」英二の母・典子(西田尚美)が言う。
「そういうつもりじゃありませんが。」
「他の先生はみんなご存知でしょう?
 うちの英二がクラスメート思いの優しい子だって。」
「ええ!そりゃあもう。」
「お母様、そう信じたい気持ちはよくわかりますが、」
「どういう意味ですか、それ。」
「子供というのは、多かれ少なかれ、
 親には隠し事をしているというか、
 親の知らない顔を持っているものだと思います。」
「たった一ヶ月しか教えていないあなたに、
 うちの英二の何がわかるんです!?
 教頭先生!一体どうなさるおつもりですか?
 これは人権侵害ですよ!
 場合によってはうちの主人と相談して、
 それ相応の手段をとらせていただきますけど。」
「いやいや、二度とこのようなことのないようにいたしますんで、
 申し訳ありません。」
「今すぐ、子供たちに掃除もやめさせますんで!」
「ちょっと待って下さい。それじゃ、何の解決にも!」と真矢。
「阿久津先生、今回のことは、あなたのミスなんですから!
 早くみなさんに謝って!」
「そんな・・・」
「私たちだけでなくて、子供たちにも謝ってもらわないと。」と典子。
「ええ、それはわかっております。」と教頭が答える。
「教頭先生!」
「いい加減にしてください!」教頭が真矢に声を荒げる。
「本当に、申し訳ありませんでした。
 みなさんのご要望どおり、きちっと対応しますんで、
 申し訳ありません。」教頭が父兄に頭を下げる。

真矢が教室に行くと、生徒たちがおしゃべりをしている。
「何をしているの!早く席につきなさい。
 号令は?」
「先生!」と英二。
「なんですか?」
「授業を始める前に、僕たちに謝って下さい。
 親に約束したんでしょ?僕たちに謝るって。」
「・・・私は、あなた達の親御さんから、何と言われようと、
 自分のやり方を変える気はありません。
 この教室で本当は何が起こっているのか、
 徹底的に調べます。
 わかったら授業を始めます。 
 号令!」
「起立・・・」
「はい、起立!」真矢が催促する。
生徒たちは渋々と立ち上がり、礼をした。

英二が睨むように真矢を見つめる。
授業を進める真矢。生徒たちが英二の顔色を伺う。
英二が教科書を開くと、それに従い生徒たちも教科書を開く。
ペンをくるくると回し英二。

給食の時間。
真矢の目を盗み、翼の席を蹴る奥平。
翼が振り返った瞬間に、前の席の生徒が翼のパンを盗む。
そして、コロッケの上に、エンピツ削りのカスを乗せた。
「食えよ!」「腹減ってるんだろ。遠慮するなって。」

「いい加減に、しろー!」
体育の授業前、校舎の影で翼を突き、飛び下痢する男子生徒たち。
「いい加減に、しろー!」子供たちが声を揃える。
「いい加減に、します・・・」と翼。
生徒たちは笑いながら立ち去った。
その様子を上から見つめる英二。

下校時、今度は真っ白なシューズに悪戯書きされた翼。
翼は泣きそうになりながら、上履きのまま下校していく。
その様子を見つめる英二。

帰り道、橋から川を見つめる翼。
シンバルを持つサルの人形が、川に浮いていた。
それをじっと見つめている。

真矢が翼に気付き、声をかけようとする。
翼の深刻な表情に、嫌な予感がよぎる。
「さよなら!」
真矢に気付き、慌てて立ち去る翼。
「里中君!どうしたの?
 上履きのままじゃない?」
「すみません。僕の不注意で、靴濡らしちゃって。
 今日はこのまま帰らせて下さい。お願いします。」
「ねえ、本当は誰かにやられたんじゃない?」
「そんなことないです。」
「この前も、体操着忘れたとか言ってたけど、本当?」
「・・・はい。」
「ねえ、正直に言って。
 みんなにいじめられてるんじゃないの?」
「お願いだから僕に構わないで下さい!!
 ・・・さようなら。」
翼はそう言い、走り去った。

翼はそれから学校に来なくなった。
「先生、里中君は今日もお休みですか?」英二が聞く。
「・・・心配なの?」
「もちろん。親友ですから。」そう言い微笑む。
「おうちの方は、風邪をこじらせたって言ってるけど。」
「本当かなー。俺の財布盗んだ罪悪感で、
 来れなくなったんじゃないのー?」
奥平が、そしてクラス全員が笑う。

真矢は、翼の家を訪ねていく。
「わざわざすみません。」と母親。
「失礼ですが、本当に風邪でしょうか、翼君。」
「実は・・・もう学校に行きたくないって、
 部屋から出て来なくって。
 学校で何かあったのって聞いても、
 何も言ってくれないし。」
「あの、翼君と話をさせてもらえませんか?」

翼の部屋をノックする真矢。
「里中君。阿久津だけど、ちょっといい?」
反応はない。
「お母さんに聞いたわよ。
 どうして学校に来たくないの?
 ・・・
 ずっと前から、みんなにいじめられてるんでしょう。
 お願いだから本当のこと言ってくれない?
 ・・・
 いい加減甘えてないで出てきなさい!」
ドアを強く叩く真矢。母親が慌てて止める。
「ずっとそこに引きこもってるつもり!?
 そんなことしたって、何の解決にもならないわよ!
 ねえ!
 そこから出て来た時、事態はもっと悪くなっているだけで、
 いじめられてるんなら、逃げないで現実と向き合うしか
 ないじゃない!
 みんなに負けないぞってとこ見せて、戦うしかないじゃない! 
 あなた自身が強くなるしかないじゃない!
 私はね、あなたを助けたいの!
 学校に来てほしいの!
 一緒に卒業したいの!
 私が全力で守るから!!」
だが、翼からの反応はない。
「すみませんが、お引取り下さい。」
母親に言われ、帰ろうとした時、翼が部屋から出てきた。

体育館に一人でやって来た英二、落ちていたボールに
八つ当たりするよう思いっきり蹴飛ばす。

真矢は体育館倉庫に英二を呼び出した。
「なんですか?話って。
 なんか怖いな。こんな所に呼び出されて。」
微笑みを浮かべそう言う英二。
「もう里中君をいじめるのは止めてくれない?」
「やだな。僕はそんなことしてませんよ。」
「とぼけないで!
 クラスみんながあなたの言いなりなんでしょう!?
 もし逆らったら、次は自分がいじめられるのが怖いから。」
「誰が言ったんですか?そんなこと・・・」
「クラスを支配するみたいなことをして、
 何になるの?せっかく一緒のクラスになったのに、
 どうしてみんなと仲良くしようと思わないの!?」
「だから!僕はそんなことをしていませんよ!
 先生こそ、どうしてそうやって僕ばかりいじめるんですか。」
そう言い涙ぐむ英二。
「何言ってるの?」
「わかりました。先生の言うとおりにします。」
「え?」
「こうすればいいんでしょう!」
英二はそう言うと、ベルトを外し始める。
「ちょっと何やってるの!ねぇ!」
やめさせようとする真矢を突き飛ばす英二。
「許して下さい。言うこと聞きますから!」
「止めてよ、何してるの!」
真矢は慌てて英二のズボンを上げようとする。
もみ合う二人。
そこへ、教頭がやって来た。
「何をしてるんですか!」
「助けて、阿久津先生が、無理やり僕に。」
英二が教頭に逃げ込む。
「一体どういうつもりですか!」
「ちょっと待って下さい。私は何も!」
「こんなことをして、ただじゃすみませんからね!」
教頭に肩を抱かれながら、真矢に不敵な笑みを真矢に送り、
立ち去った。

「今校長が、宮内君の両親と話しています。
 多分、辞めていただく事になるでしょう!」
職員室で教頭が真矢にそう言う。
「ですから、あれはあの子が勝手にやったことなんです!」
「誰がそんなことを信じられますか!
 クラスメートいじめて問いただしたら、
 いきなり無効からズボンを脱ぎ出した!?」
「でも、本当なんです!」
「そんなこと!」

そこへ、校長と、宮内夫妻がやって来た。
「私は、誤解されるようなことは何もしていません!」
そう言う真矢の頬を、典子が思いっきり叩く。
「二度とうちの息子に触らないで!」
「宮内さん、誤解です。」
「あの子は私の全てなんです。 
 もしものことがあったら、あなたを殺しますからね。」
「やめなさい。」父親が止める。
「でも、英二があんな酷いことをされたんですよ。」
「黙ってなさい!
 私が話す。
 校長先生、さっきのお話を。」
「阿久津先生。とりあえず、6年2組の担任から、
 外れていただけますか。」
「ちょっと待って下さい!私は何も!」
「何を言っているんですか。
 本来なら即刻止めていただくところだけど、
 校長先生には色々お世話になっているし。
 私たちとしては、かなり譲歩したつもりですよ。
 その代わり、二度とうちの息子には近づかないで下さい。
 さ、行くぞ。
 ああ!それから、覚えておいて下さいね。
 あなたが二度と教職に戻れないようにすることなど、
 簡単だってこと。」

教頭が授業をする6年2組の教室を覗く真矢。
翼は、その日も学校に来ていなかった。
真矢はそっと教室から離れていく。

英二はカッターナイフの歯を出し入れしていた。
そして、消しゴムを切り、教科書に隠して漫画を読む奥平に
思いっきり投げつけた。
「痛い!」
「どうした?」
「・・・何でもありません。」
「ダメだよ。授業の邪魔しちゃ。」
「すみません・・・。」
奥平が振り返ると、英二が睨みつけていた。

体育館倉庫。
英二たちは奥平に、バスケットボールを投げつける。
ボールが顔面に当たり、痛がる奥平。
クラスメートたちが動揺する。
だがその様子を微笑みを浮かべ見つめる英二。

体育館に真矢がやって来た。
そのまま、倉庫の法へ進む。
生徒たちは整列し、奥平は姿勢を正して座っていた。
床にはボールがいくつも転がり、整列した生徒たちの何人かは
ボールを持っている。
「何してるの?」
「別に。ボールの整理をしていただけです。」と英二。
「今度は違う子をいじめるつもり?」
「何言ってるんですか!いやだなぁ。
 いじめられてたの、君。」英二が奥平に言う。
「た、棚の、掃除を、してただけです。」震えながらそう答える。
「いつまでこんなこと続ける気?
 掃除や給食当番だって他の人にやらせてるんでしょう、あなた!」
「だったらどうします?」
「この前だってクラスの誰かに命令したんでしょう。
 教頭先生をあとで呼んでこいって。
 だからわざと私の前であんなことして!
 前の担任がやめたときも、あなたが何か仕組んだのね!
 どうしてそんなことばかりするの?
 もしかして、一年留年して私立の小学校辞めなきゃ
 いけなかったこと気にしているの?
 それとも家で何か辛いことがあるの!?
 お父さんとっても厳しそうだし、」
「もううるさいから黙っててくれます!
 先生こそ、大人しくしてた方がいいですよ。
 もう担任じゃないんだし。
 こんなとこ、また教頭先生たちに見つかったら大変ですよ。」
真矢が手を挙げる。
「殴るんですか?
 そんなことをしたら今度は確実にクビですよ。
 それでもいいんですか?」
真矢が悔しそうに手を下ろす。
「大体、何で僕が掃除や給食当番なんかしなきゃ
 いけないんですか。
 僕は本当はこんな所にいる人間じゃないんですよ。
 たまたま病気をしたから、ここに通っているだけ。
 そうだ。先生は日本で何%の人間が幸せになれるか
 知ってます?
 うちの父親が言ってましたけど、ほんの一握りですって。
 つまり、一クラス27人だから、この中で幸せになれるのは、
 ・・・僕だけなんです。
 確かに、僕は遊園地で並んだこともないし、
 病院だって順番待ちする必要もないです。
 新作のゲームだって、欲しければすぐに手に入るし。」
「・・・私は、幸せって一人一人違うものだと思う。
 地位や名誉やお金だけじゃない。
 あなたが一生かかってもわからないような幸せが、
 この世にはいっぱいあるはずよ。
 だから私は、ここにいるみんなは、
 みんな幸せになれると思う。」
真矢はそう言い、体育館を後にした。
その言葉に英二は・・・。

学校の正門で、立ち止まる翼。
英二が翼の肩に手を置く。
「翼君、何してるの?」

英二は翼を橋に連れていく。
「翼君、真矢に余計なことしゃべってくれたみたいだね。
 僕がクラスを支配していること。」
逃げる翼を押さえつける英二。
「君はどうせ幸せになんかなれないんだからさ、
 さっさと死ねば。
 死ねば。
 死ねよ。
 死ね。
 死ね。」

授業開始のベルに、教師たちが慌しく職員室を出ていく。
一人残された真矢は、手帳に挟んだ翔の写真を取り出し見つめる。
「翔・・・。ママどうすればいいんだろう。」
翔の頬に指で触れる真矢・・・。

そこへ、電話が入る。
「もしもし・・・え!?」
真矢が外へ走り出す。

「今朝起きたら、翼がいないんです。
 先生に会いに行くって、書置きがあって・・・。」

翼の通学路の橋に、ランドセルが置いてあった。
あたりを見渡すが翼はいない。
ふと、川に視線がいく。
恐る恐る覗き込むと・・・

真矢は悲鳴を上げながら、川へとかけていく。
「ママー!」息子が溺れたときのことを思い出しながら、
必死に川を進んでいく。
「助けなきゃ・・・助けなきゃ・・・。」
翼を抱え、岸に上がった真矢。
「翼君!翼君!」
名前を呼ぶが、返事はない。
呼吸を確認し、気道を確保。
人工呼吸、心臓マッサージ。
「お願いだから、もう誰も殺さないで。
 この子の未来を奪わないで。
 助けてくれるのなら、どんなことだってします!
 もう教師を辞めるなんて言いません!
 どんなことをしても、子供たち、
 子供たちを、守りますからー!!」
翼が、水を吐いた。
「翼君!あー!良かった。良かった・・・。」
真矢は泣きながら翼を抱きしめた。

真矢は水浸しのまま、怒りを込めた瞳で学校に向う。

6年2組は美術の時間。
生徒たちはカッターナイフで人物を切り取っていた。
英二が誤って、黒い着物姿の男の絵の、
肩から胸へとカッターナイフを滑らす。

その時、真矢が教室の戸を開ける。
「阿久津先生、何ですか?」と教頭。
真矢は教頭には答えず、まっすぐ英二の机に向う。
「なんですか?」
真矢が英二の腕を掴む。
「来なさい!!」
真矢に引っ張り出される英二。

体育館倉庫。
「頭おかしいんじゃないんですか?
 一体何なんですか!」
「今朝里中君が死のうとしたの。」
「へー。それで助かったんですか?」
「何とか。」
「そうですか。」
「それだけ?」
「どういう意味ですか?」
「責任は感じないの?」
「何で僕が。」
「とぼけるのはもうやめたら?
 あなたのせいで死のうとしたのよ、里中君!」
「先生、前から疑問に持ってたんだけど、
 教えてくれませんか?」
「何を。」
「どうして人を殺しちゃいけないんですか。」
「・・・」
「・・・ 
 里中君だって、もしかしたら死んだ方が幸せかもしれませんよ。
 彼みたいな人は、これから生きていたって、
 いいことなんて一つもないんだし。」
英二に掴みかかろうとする真矢。
「殴るんですか!
 いいですよ。そんなことをしたらどうなるかわかって、」
真矢が英二の頬を叩く。
「何すんだよっ!」
もう一発、叩く。
「いいのかよ、教師がこんなことをして!」
もう一度、思いっきり叩く。英二が床に倒れる。
「あなたみたいな人は、こうでもしなきゃわからないでしょ。」
今度は英二が真矢を倒す。
「二度と殴るな!俺に偉そうに命令するな!」
そう言い真矢の腹を思い切り何度も蹴る。
「一年ダブっただけで、
 もうダメやヤツとか見下してるんじゃねーよ!」
「もしかして・・・お父様にそう言われたの?
 そうなの?」
「あー、もううるせーんだよ、いちいち!」
あたりにある物を投げつけ、今度は金属バッドを振り回す英二。
そして今度は、カッターナイフで切りかかった。
真矢の悲鳴。
胸から、血が流れ出す。
英二がまたカッターを振り上げる。
真矢がその手を柵に当て、なんとかナイフは取り上げたものの、
英二はまたバットを握り締める。
足を狙い、倒れそうになった真矢に向け、バットを振り上げる。
真矢がバットを掴むと、今度は胸の傷をぎゅっと掴む。
そして、真矢の首を絞め始めた。
「あんたみたいなくだらない大人は、
 黙って俺の言うことを聞いていればいいんだよ。
 目障りだからさ、消えてくれる!」
真矢の意識が遠のいていく・・・。

そこへ、モンシロチョウが現れた。
英二の回りを邪魔するよおうに飛び交う。
真矢はその蝶に、息子を思う。「ママー!」翔の声が聞こえた。
そして、英二の首に手を伸ばし、力を入れる。
「教えてあげる。
 なんで人を殺しちゃいけないか。
 死ぬ時は痛いからよ。苦しいからよ。
 死にたくないって叫びたくなるからよ。
 これが痛みなの。
 あなたが今まで他の人に与えてきたものなの。
 人は死んだら、もう家族にも会えないの・・・
 友達にも会えないの・・・
 その人の大切な、夢や、希望や、思い出まで、
 全部消えてなくなってしまうの!
 この世に生きている人の未来を奪う権利なんて、
 誰にもないの!
 だから!人を殺しちゃいけないのー!」
泣きながら訴える真矢。英二も泣き出す。

そこへ、教頭たちが飛び込んできた。
真矢と英二は引き離され、英二が運び出されていく。
真矢の額から血が流れ落ちる。
鏡に映る自分の姿・・・。
真矢はそのまま、気を失い倒れた。

天童校長が、真矢に処分を伝える。
「今度ばかりは、何も出来ませんでした。
 宮内君のご両親は、もう、話も聞いてくれないし、
 他の保護者や先生たちも、全て、先生が悪いと決め付けてしまって。
 私の、力不足です。申し訳ない。」
「懲戒免職ですか?」
「教職員再教育センターって、ご存知ですか?」
「話に聞いたことは・・・。
 送られた人はみんな、嫌になって、
 教師を辞めてしまうとか。」
「懲戒免職にするより、そこに行ってもらう方がいいだろうって、
 宮内君のお父さんが、教育委員会に、働きかけたようで。」
「・・・」
「こんなことを言える資格がないのは、重々承知なんですが、
 あなたには、教師を、辞めないで貰いたい。
 再教育センターに行っても、何とかがんばって、
 現場に、戻ってほしい。
 あなたのような先生が必要なんです。
 今の、子供たちには。」


=再教育センター=
「なるほど。
 それで最初にここに送られてきたのが、
 3年前というわけですか。」と野口。
「はい。」
「その時教師辞めてりゃ良かったじゃないですか! 
 そうでしょ!? 
 それから2年間耐えて、やっとの思いで現場に復帰したのに、
 結局次の学校でまた問題を起こして、ここに舞い戻って
 来たんでしょう。」

真矢が庁舎を出ると、由介が待っていた。
「アロハ、先生!
 神田はもう、悩み解決したんですか?」
「そうみたいよ。」
「実は、俺も解決したんです。」
「友達が悪いことをしたのを知ってて、
 嘘をつくのも嫌だし、
 友達を売るようなこともしたくないって言ってたわよね。
 一体どうしたの?」
「先生教えてくれたじゃないですか。
 どっちも嫌なら両方しなきゃいいって。
 だから、」
「だから?」
「俺、犯人を見たけど、目ー悪いし、暗かったから、
 誰がやったかわかりませんって言いました。
 嘘つかないで、友達も裏切らないようにするには、
 これしかないかなーって思って、」
「いい加減目覚めなさい!」
「・・・」
「あなたのやっていることは、ただ現実から逃げているだけじゃない。
 そんな自分をごまかすようなバカなマネをしてどうするんですか!」
「だって先生が・・・」
「私が言ったのは、もし、二つの選択肢があって、
 そのどちらも選びたくない時は、
 第三の道を探せということです。
 口で言うのは簡単だけど、そんなものはなかなか見つからないかも
 しれない。
 見つけたとしても、辛くて苦しい未来が待っているかもしれない。
 でも自分が正しいと思った道を行けば、
 あの時ああすれば良かったなどと後悔はしません。
 いずれ回りの人もわかってくれます。
 いえ、わかってくれなくてもいいという覚悟が出来ます。
 そうやって人間は強くなるのです。
 そういう第三の道を探すために、人間の頭脳はあるのです。
 自分に嘘をついて、何もしないのなら、
 人間である必要なんかありません!」
そう言い立ち去る真矢。
「ちょっと!先生!
 先生はいつからそんなに強くなったんですか?
 俺より、何倍も辛い思いとかしてきてるんでしょう?
 最初に再教育センターに行ったときとか、
 めげたりしなかったんですか?
 教師辞めようとか思わなかったんですか?」


2003年2月
庁舎から出てきた真矢は、元気のない様子。
Earth進学塾の講師募集という文字に、心が揺れる。
塾に足を踏み入れようとした時、翼に声をかけられる。
「先生!先生!」
「元気だった?」
「はい!学校にも、ちゃんと行っています。」
「そう!大丈夫?またいじめられてなんかいない?」
「大丈夫です!
 だけど・・・
 先生に、話したいことがあって。」
「何かあった?クラスで?」
「あれから宮内君、人が変わったみたいに、元気がなくなって。 
 そしたら、みんなに無視されるようになって。」
「え・・・。」
「ずっと学校に来てなかったんですけど、
 なんか、学校辞めるって決めたみたいで。」
「どうしてそんな・・・。」
「これからは、家庭教師つけて、受験勉強して、
 私立行くって、行ってました。」
「・・・」

教頭らに見送られる英二と母・典子。
「君なら、どこに行っても大丈夫だ。
 頑張れ。」
「どうも、お世話になりました。」
典子が、英二の肩を抱きながら歩いていく。
「それでいいの?」真矢の声に、英二が顔を上げる。
「このまま学校辞めて後悔しないの?」
「何言ってるんですか、あなた!」と典子。
「他の人は散々いじめておいて、自分がいじめられたら逃げ出すの!
 大人のことは、普段からバカにしているくせに、
 いざとなったら親に守ってもらうの!」
「いい加減にして下さい!
 勝手なこと言わないで!人の息子殺そうとしておいて!
 私は、子供を失うのは二度と嫌!
 この子には兄がいたんです。
 頭も良くて、とてもいい子だったのに、
 小さい頃交通事故で。
 私には、もうこの子しかいないんです!
 英二を守るためなら、何でもしますからね。
 私は一生、この子を愛して愛して愛しぬきますから!」
そう言い足早に立ち去る典子。
「愛するのと甘やかすのは違います!
 子供のため子供のためといいながら、
 あなたは自分の価値観を押し付けているだけじゃないですか?
 昔の私もそうだったけど、
 あなたは、息子さんの本当の苦しみなんかわかってないんです!
 このままじゃ、英二君本当にダメになってしまいますよ!」
「他人は黙ってて下さい!」
「いい加減目覚めたら!!
 このまま一生親に甘えるつもり?
 言いなりになるつもり?
 お父さんからのプレッシャーに怯えたり、
 死んだお兄さんにコンプレックスを持って生きていくの?
 自分より弱いものをいじめて、
 強いものには尻尾を巻いて逃げ出すの?」
「行きましょう、英二!」
「ここから出ていったら、
 一生そういう生き方をするって決めたことになるのよ!
 今すぐ教室に戻りなさい!
 そして今までのことを、みんなに謝りなさい!
 たとえみんなから無視されても、自分の力で耐えなさい!」
「英二、こんな人の言うことなんて聞くんじゃありません。」
「あなたは一人じゃないの!」
真矢の言葉に振り返る英二。
そこに、翼がやって来た。
「イメージ出来る?
 里中君は、あんな酷い目にあったのに、
 あなたのことを心配しているのよ。
 せっかく一緒のクラスになったんだから、
 一緒に卒業したいって。
 いい思い出をいっぱい作りたいって。
 確かに彼は、あなたより頭も良くないし、
 運動も出来ないかもしれない。
 だけど、あなたよりずっと、強いと思わない?」
「これ以上邪魔するなら、主人に言って、
 二度と教師に戻れないようにしてもらいますからね!
 行くわよ、英二。」
英二が、母の手を振り解いた。
「英二!?何やってるの、英二!
 戻ってらっしゃい、英二!
 お父さんに言いつけるわよ!」
「・・・勝手にすれば。
 誰が何と言おうと、僕はこの学校を卒業するから。」
翼が、英二に頷く。
典子は諦め、学校を出ていった。

真矢が英二に微笑みかける。
「早く行きなさい。友達が待っているわよ。」
「・・・俺、バカだった。」
「え?」
「今頃わかったよ。先生が本当にいい先生だって。
 先生と一緒に卒業したかった。
 ごめん。俺のせいで・・・。」
涙ぐみながら、英二が言う。
「許さない。」
「え・・・。」
「罰として、これ、貰っておく。
 返して欲しかったら、いつでも会いに来て。」
英二の胸ポケットから、真矢はシャープペンを手に取った。
「ありがとう。」英二が笑う。
そして、翼の方にかけていき、二人は校舎の中に消えていった。
優しい、穏やかな微笑みで校舎を見つめる真矢。


=再教育センター=
「それで決心したわけですか。
 もうどんなことがあっても、教師を辞めないと。」と野口。
「ええ。」
「しかし、むなしくなりませんか?
 そんなに立派な覚悟があっても、
 現実は残酷っていうか、誰もわかってくれないし。
 結局またここに舞い戻って来たんでしょう?」
「教師であり続ける限り、自分が想像出来ない、
 奇跡に出会えますから。」
「は?」
「失礼します。」
真矢が、部屋を出ていった。

廊下で立ち止まり、あのペンを取り出す真矢。
男たちに連れ去られようするクラスの女子たちを助ける時、
首を絞められた真矢のポケットに入っていたのも
このペンだった。
そしてこのペンを男の足に突き刺し、真矢たちは助かった。

ペンをバッグに戻し、真矢は歩き出した。

庁舎を出ると、由介が待っていた。
「どうしたの?その顔。」
「あいつに殴られちゃいました。
 一緒に本当のことを言おうって頼んだら。」
「それで諦めたの?」
「必死で頼みました。
 俺たちがちゃんと謝って反省すれば、
 担任だってちゃんとわかってくれるはずだって。
 絶対退学になんかなんない。
 たとえ退学になったとしても、
 俺はずっと友達だからって。
 そしたら、あいつ、わかってくれて、
 自首してくれました!」
「担任の先生も許してくれたんじゃないの?結局。」
「はい!
 これが先生の言っていた答えですよね!?
 二つの道があって、どっちも行くのが嫌なときは、
 第三の道を探せばいいんですよね!」
真矢が頷く。
「もしかして先生もそうやって来たんですか?
 いろいろ悩んだけど、自分にとって一番厳しい道を選んで、
 俺たちの担任になったとか。
 やっぱ先生、最強だわ!
 おーい、のぶやー!」
土手で、小学生に野球を教える中学生が、手を大きく振る。
そして、真矢に一礼し笑顔を見せる。

「あれが、例の友達?」
「はい!
 あいつ、今日、うちに泊まるんですけど、
 じいちゃんと三人で飯食いながら、
 先生の話沢山しようかと思って。」
「そう。」
「じゃ、先生アロハ!」
真矢が由介の背中を見つめる。
そして晴れやかな表情で、歩き出した。


2005年2月
近藤校長(泉谷しげる)が真矢のアパートを訪ねてきた。
「あの・・・実は、先生のお噂を聞きまして、
 教職員再教育センターにいらしたそうですね。」
「はい。」
「あそこに行った人は、みんな途中でやめるというのに、
 教師を絶対続けるんだって、2年間頑張ったそうですね。」
「ええ。」
「一つだけ、聞かせていただけませんか?
 もし、現場に戻られるようなことがあったらですよ、
 今度は、どうされるおつもりですか?」
「・・・鬼になります。
 子供たちになんて思われようが、
 私自身が大きな壁になって、
 徹底的に厳しくやります。
 そんなやり方をすれば、保護者から大変な苦情が来るでしょう。
 全て受けて立つつもりです。
 その代わり、子供たちの家庭環境や、友人関係、
 本人が今何を考えているか、
 全て調べます!
 何か問題を起こしそうな子がいれば、 
 寝ないで監視するつもりです。」
「そこまでしててもですよ、
 子供たちに、先生の本当の気持ちがわかってもらえないかも
 しれないじゃないですか。」
「構いません。それが教師という仕事だから。」
「先生!うちの学校に、来ていただけませんか。」
「本当ですか!?」
「但し、私は、人格者でも何でもありませんし、
 すいませんが、もし、問題を起こすようなことが
 あったとしてもですよ、
 責任は取れませんし、あなたを守れるかどうかわかりません。
 それでも、それでもよろしいでしょうか?」
「はい。」

墓前に手を合わせる真矢。
「ママ、今日から新しい学校に行くの。
 翔。ママを守ってね。」
真矢の回りをモンシロチョウが飛び交う。

パソコンにクラスの生徒たちの情報をインプットし、
真矢はあれこれ考える。
「この子(由介)がいじめられたらどうする?
 この子が友達になってくれるかしら。
 いやダメだ。男の子は弱いかもしれない。
 ターゲットにして叩くなら、強い子がいい。
 この中で一番強い子は誰?
 もしかしたら、この子(和美)かもしれない。」
和美の写真を見つめる真矢。

グレーのスーツを着込む真矢。
鏡に映った自分の姿に、手を止め・・・
そして、黒い衣装を手に取った。
髪をシニヨンにまとめ、黒い衣装を見にまとう。

学校の廊下を靴音を響かせ、真矢が行く。
教室では、休み時間を楽しむ子供たちが大騒ぎ。
和美が、ペンケースを落とした。
6年3組の教室の前で足を止め、心の中で呟く。
「どうか、私のやり方が間違っていませんように。
 24人全員、無事に卒業できますように。
 どんなことをしても、私の子供たちを守りますから。」
ドアに映った自分の姿に、真矢は呟く。
「甘いわよ。
 まだそんな顔じゃ・・・。」
表情をいっそう引き締め、真矢が、教室の戸を開けた。

黒尽くめの教師に凍りづく生徒たち。
真矢が、表情一つ変えずに、教室に足を踏み入れた。



モンシロチョウは、真矢が好き、と説明されていましたが、
エピソード2を見て、あれは翔の化身なのでは、と思いました。
大きくなったらママを守ってあげる、と言っていた翔は、
蝶に姿を変えて、母を守っていると思いたい!

エピソード2には、由介も登場。
卒業した生徒たちが、先生を訪ねていく。
実際は、あまりないんじゃないかな。
それだけ、真矢が生徒たちに今でも頼りにされているって
ことですよね。
由介と和美の2ショットがなかったのが残念!
それにしても、二人とも別々にお笑いコンビ結成。(笑)


エピソード2にも、連続ドラマで登場した小道具やストーリーの
つながりがあちこちに隠されていました。

財布盗難は、本編でも描かれていました。

水の事故で、生徒を救出するシーンには、
いじめられた和美を助けるシーンが重なりました。

そして、本編で真矢をすくったあのペンが、
英二のものだったとは!
ものすごく上手くつながっていますね。
こういうことに、感動しちゃいます。

真矢が第一話で半崎小学校6年3組の生徒に言った言葉、
日本で幸せになれる人間が6%、という話は、
英二の言葉だったんですね。
遊園地、ゲーム、医者、その例えまで、一緒です。

そして、真矢が英二に言った言葉と、和美が真矢に言った言葉は
同じものでした。

このことから、真矢は生徒たちに成長させられているんだなーと
感じました。
生徒も、先生も、互いに成長させあう。
いい関係ですね。


真矢の言葉は、本などで学んだのではなく、
実際に自分が経験してきて感じたこと、学んだこと。
生徒の裏切り、夢を諦めての結婚、出産、子育て、
子供を失った悲しみ、離婚、自殺未遂、
そして教え子の言葉。天童校長の言葉。
全て自分の経験に基づいた、重みのある言葉。
血と、汗と、涙にまみれたものでした。重みのあるものでした。
真矢の生徒への言葉は、まるで未熟だった頃の自分への
メッセージにも取れます。


白い真矢は、夢と希望を抱き、生徒の友達になろうと
言葉も友達言葉。
生徒に好かれようと、つい子供たちのご機嫌をとる。
生徒には完全にバカにされた教師でした。

グレーの真矢は、最初はまだ少し生徒の飲まれているところが
ありました。

黒い真矢は、子供たちへの愛、教育の熱情など、全ての感情を
隠して生徒に接する。
生徒たちに恐れられる存在。

その違いを、天海さんはきっちり演じられていました。


英二は、『3年B組金八先生第5シリーズ』の兼末健次郎のような
生徒でしたね。
森田直幸さん、1991年生まれの14歳。
公式HP
http://www.nac-actors.co.jp/tokyo/morita/index.html

翼役を演じた伊藤大翔さんは、1993年生まれの13歳。
CX系『ちびまる子ちゃん』に、大野君役で出演されるようです。
http://www.bowcompany.com/itou.htm


ここで、真矢の半生を振り返ってみます。

1994年:神原小学校6年1組担任(白真矢)(25歳?)自首退職

      結婚、出産

      息子の死、離婚、自殺未遂、愛との再会

2002年11月:年中泉小学校6年2組担任(グレー真矢)

2003年2月:再教育センターに2年間通う
       翼と再会

2005年4月:半崎小学校6年3組担任(黒真矢)

2006年4月:再教育センター
       和美たちが真矢を訪ねていく

本編を見ていたとき、真矢は他の学校でもずっと
あの鬼キャラとして、キャリアを積んできたのだと
信じ込んでいました。
実際に担任を受け持ったのは、今回描かれた2クラスと
和美のクラス、そして、神原小学校で6年を受け持つ前の数年
(2、3年?)だけ。
クラスを受け持つごとに、真矢は進化していったのですね。
本編で、自分のことをまだまだだ、と言っていたので、
さらに変わっていくのかも!
もしかしたら、また、真矢に会える日が来るのかもしれません。



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脚本:遊川和彦
演出:大塚恭司

出演:
阿久津真矢・・天海祐希
神田和美・・・志田未来
上田・・・・・石原良純(東京都教職員再教育センターの担当官)
天童喜一・・・平泉成(校長・天童しおりの父)

(エピソード1)
富塚保彦・・・生瀬勝久(真矢の夫)
富塚翔・・・・武井証(真矢・保彦の息子)
池内愛・・・・後藤果萌(真矢の生徒・12歳)
池内愛・・・・戸田恵梨香(真矢の生徒・17歳)
池内美栄子・・三浦理恵子(池内愛の母)
桐谷教頭・・・・・金田明夫
真矢の父・・・西岡徳馬
真矢の母・・・江波杏子

(エピソード2)
宮内英二・・・森田直幸
宮内典子・・・西田尚美(英二の母)
里中翼・・・伊藤大翔
平野教頭・・・清水章吾
真鍋由介・・・松川尚瑠輝


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日本テレビ2006年スペシャルドラマ「女王の教室エピソード1・2」の
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遊川和彦さんの作品


21:06 | CM(21) | TB(0) | 女王の教室 | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
昨日のエピソード2は凄かったですね。
本当に色んな意味で凄かったです。
本編で真矢が言っていた事は全てこのエピソードが原点となっていたわけですね。英二とのバトルは特に凄かったです。瞬きしないで見ていました(笑)。でも英二も元に戻ってよかったと思います。
 
自分もこの物語はまだ終わらないと思います。まだ何も終わってはいません。寧ろ真矢の闘いはここから新たに始まるのだと自分は思います。 
Posted by 川上智弘 at 2006年03月19日 17:32
こんばんは。エピソード2にて、黒真矢完成ですね。鬼になること。生徒と仲良く、友達になりたい、というのは結局いい先生と思われたいというエゴであること。生徒のためにはむしろ鬼になるべき。「自分が正しいと思う道を取れば後悔はしない」ということ。そして最後に3人の生徒に理解されたこと(翼君も含んでます。逃げていても解決にならないこと真矢先生に教えられたから)が自信につながってるんだろうと思います。

しかしかつて生徒に言われたことを今度は和美たちの前で言ったのかと思うとちょっと笑えてしまいましたが、でも自分が言ったことを和美が言ったとき先生はどんな気持ちだったのでしょう?嬉しかったかな。ターゲットにして叩いてよかったと思ったかも。でも和美って強そうですかね?

再教育センターって人の過去調べるの得意なんでしょうか?

>クラスの子に虐待されたと嘘をつかれて。

なんで分かったんだ?このことは真矢先生と池内愛しか知らないことだし、2人とも世間に公表するとは思えないですが。唯一考えられるのは池内愛本人に直接尋ねたということですが、だとしたら再教育センターこそ人間として再教育するべきだと思いました。
Posted by 山崎 at 2006年03月19日 19:05
こんばんわ!ちーずさん!
やっぱりこのSPは最高のドラマでした。真矢の過去は想像を絶するものがあったし、蝶、水、ボールペン等、謎の解明も「なるほど」と思う事が多かったし。いつまでも、蝶の化身となった息子の翔クンに、真矢を見守っていて欲しいと切に願います。
いろいろな事を考えさせられたドラマでしたが、天海祐希さんは、すごい女優さんだと改めて感じました。

最後に、お忙しい中、UPお疲れ様でした。
Posted by rats at 2006年03月19日 19:11
ちーずさん、はじめまして。
どらま・のーと、いつも楽しく拝見しています。

今回のスペシャルでは、真矢の人間らしさや素直な心情が丁寧に描かれていて、観終わって少し切なくなりました。
最後のシーンの「甘いわよ、まだそんな顔じゃ…」という一言に、真矢の「鬼になる」覚悟が表れていましたね。ジーンときてしまいました。

和美も由介も、小学生の頃と同じようなことで悩んでいるなーと初めは思いましたが、当時は二人でやっと解決していたようなことを、それぞれ自分で解決できるようになっていたあたりに成長がみられましたね。そして2人ともお笑いというのが、おもしろい!

真矢と子どもたちの今後が楽しみですね。
3年後くらいにまたスペシャル…はないですかね?笑
Posted by Salala at 2006年03月19日 19:29
エピソード2の感想です。

宮内英二も、池内愛や翔君と同じだったんですね。

出来のいい兄が事故死し、兄の代わりに親の期待に応えようと頑張ってきたんです。でも、心臓の病気という自分の努力ではどうすることもできない壁によって1年立ち止まってしまうことになります。普通なら、親は「病気なんだから、仕方ないじゃないか。遅れた1年分は、頑張って取り戻せばいい。今は、早く病気を治すことに専念しなさい」と言うところだと思いますが、英二の父親は、1年ブランクが出来たことで、英二に落伍者・人生の敗者という烙印を押したのです。
親の期待に応えられなかった。それどころか、駄目息子という烙印を押されてしまった。英二の努力が足りなかったわけではないのに。
父親の権力のおかげで好き勝手できる。父親の名前を借りれば、大人達もペコペコ頭を下げる。でも、自分は父親に見下され、必要とされていない。母親は、自分の絶望感に気付いてくれない。学校を換わろうが、家庭教師の下でどんなに勉強しようが、あの1年間は消えない。自分は父親に必要とされることはないのだという絶望感を。

宮内英二が池内愛や翔と違っていたのは、親に愛されたいと願う気持ちや親の期待に応えたいという気持ちがあるのに、親に「おまえは必要ない」と断ぜられたことです。自分は誰にも必要とされない存在なのだと思ったときから、宮内英二は権力で人を繋ぎ止める方法を選んでしまったのだと思います。

宮内英二が、里中翼に向かって言っていた「生きていてもいいことなんか、一つもないかも。君みたいな人間は、生きていても何の価値もないし。死んでも誰も困らないんだから。」という言葉は、実は自分自身が常日頃感じていたことなのではないでしょうか。
宮内英二が真矢に対して言った幸せの形は、権力にものを言わせて特別待遇されるということだけでした。彼の描く将来のビジョンには、それしか残されていなかったのでしょう。

真矢との殴り合いの後、宮内英二は父親にさんざんおまえは駄目だ、おまえは馬鹿だ、ただでさえ役立たずなのに親の足を引っ張るような真似をせずに大人しくしてろ、と罵られたのではないでしょうか。そして、事件が表沙汰になると面倒なので、真矢の懲戒免職を避けたのでしょう。
結果として、宮内英二は元気をなくし、クラスの中でも誰にも必要とされない存在になってしまいます。真矢は、教職員再教育センター送りになります。

学校を去ろうとするとき、真矢に諭され、里中翼の姿を見て、宮内英二は自立の道を歩き始めます。親に必要とされない存在でもいいじゃないか。親じゃない誰かに必要とされる存在になればいいじゃないか。

真矢は、「返して欲しかったら、いつでも会いに来て。」とシャープペンシルを取り上げたけれど、宮内英二は、返して欲しいとは思わないでしょう。真矢にずっと持っていて欲しいと思っているでしょう。彼が真矢に会いに来るとしたら、社会人になったときでしょうか?

いい先生だと思われなくてもいい。鬼だと思われてもいい。それが、子供達を守るために必要なんだというのなら。真矢は、子供達を全力で守るという誓いの代償として、教師になりたての頃に思い描いていた「みんなと仲良くなって、この一年間、楽しい思い出をいっぱい作っていきたい」という想いをきっぱり捨て去り、悪魔となることを選んだのです。
Posted by おりくん at 2006年03月19日 20:33
ちーずさん、こんばんは。
エピソード1も2もおもしろかったですね!
白真矢がいかにして黒真矢になっていったのか
よくわかりました。
真矢がしぼりだすようにして叫んでいた言葉、
多くの人々に伝わりますようにと願います。
蝶は私も息子さんかなと思いました。
Posted by honey at 2006年03月19日 20:57
どうも、昨日書かせてもらったものです。
はあ、見なくてよかった。
もし見ていたら、感情に押しつぶされそうな、
見事なドラマでした。
文章を読んでるうちに涙が出てくるのも、
久しぶりです。
最初、女王の教室をスポーツ新聞などの紹介で、
マヤの行動をよんでいましたが。
今の子供達には、これくらいのことをしないと、
駄目な世の中になったんだなあと思いました。
でも、一昔前は、こういう先生は沢山いました。
体罰も、いけないから殴られたものです。
今の世の中では、体罰をしてはいけない。
子供はのびのび育てるものと言いますが、
そのつけが、必ず私達にのしかかるでしょう。
女王の教室はこれで完結してもらいたいです。
これ以上は、やれ過激に、やれ精神的にと、
やらせ部分が多くなってしまい、
伝えたいことが伝えられなくなってしまいます。
願わくば、
マヤのような鬼教師にならなくてもいい、
世の中になれればいいのですが。
これも、教育センターの指導員に言わせれば。
「理想論ですよ」
Posted by 先に生きた人だから先生 at 2006年03月19日 21:03
こんばんは。女王SP、すごかったですね!
本編への複線の貼り方も見事でした。SPを観た後に本編を見ると、より台詞の深みが増しそうですね。
エピソード1と合わせて、後でTB送らせていただきます。
Posted by あずさ at 2006年03月19日 22:03
こんばんは、ちーずさん。
見ていて、息を詰める感じでした。
とっても疲れました。現実に置き換えると、
確かにあの、文句を言いに来る親たちは増えて
います。自分の子供しか見えていませんけど、
内面は全く見ていないのですよ。哀しいことです。
Posted by mari at 2006年03月20日 01:48
スターウォーズ同様、話が繋がってホッとした。
和美と由介の2ショットまた見たかったなぁ
番宣でやってたけど、1話に1回真矢が表情を緩めてたそーで。。。
また本編見なきゃダメかなぁ(^_^;)
Posted by あんぱんち at 2006年03月20日 06:21
チーズさん、お久しぶりです。なんとテレビで見た後、録画も見てしまいました。
鬼教師としての真矢誕生までの、なんとなく疑問に思っていた真矢の秘密が、明らかになりました。筆舌しがたい過去を乗り越えてきたからこそ、発言や行動に説得力があり、その信念も揺るがなかったのですね。
今回も親たちの情けない一面が出てきました。真矢がよい先生か否か、ということは教え子が一番よく知っていることだと思います。

教育について、知ったかぶりをする文化人気取りが巷にあふれているのも気になります。せっかく一生懸命勉強している子供たちに向かって、「勉強してなんになる?」「学歴だけが全てではない」「何になりたいかもわからずにただ勉強するのか」とか、TV番組で堂々と後ろ指さす大人が多いのが気になります。まったく恥ずかしいですよね。

子供が受験したおかげで、いろんな学校の入試説明会に参加することができました。この経験から言わせていただくと、偏差値が高い学校ほど教育の理想を追いかけていることがはっきりとわかりました。なぜそのような学校ほど、部活に力を入れているのか?なぜそのような学校ほどボランティアに力を入れているのか、とても不思議な気がしました。偏差値の高い学校は受験に特化しているのかと思っていたのですが、この点はとても以外でした。
教育の理想を追い続けることができるか、理想と現実は違う、とあきらめてしまうか、おそらくこの差が学校の差になって現れていることは間違いない事実です。
理想を追うことができなくなった大人は、大人は元より、子供の目から見ても魅力がないのですね。

この女王の教室を通じていろんなことを見つめなおすことができました。
Posted by ヨッスイー at 2006年03月20日 15:32
ちーずさんこんにちは、

いやぁ〜圧倒されました。
色々な謎解きができたし、こんな構成のドラマもあっていいなぁと感じました。

1つだけ気になったのは私の甥が心臓病で障害者認定を受けているので、宮内君が心臓病だったという話の後、教員室で他の先生方が「勉強も抜群だしスポーツもできる」という発言があり、ちょっと疑問に感じました。些細なことですが、心臓病を完全に克服して今はスポーツができるようになったのかなぁと思ったのと、本当は前の学校で何か問題を起こしたが心臓病という嘘の話を今の学校に申請しているのかななどと勘ぐってしまいました。

今回の女王の教室を見ていて、前回の白夜行の綾瀬はるかちゃんの台詞がものすごくかぶってしまいました。

【子供は親の役に立つためにあり、お返しをするのが当然だと】

死んでしまったけれど蝶になってお母さんを守っている翔君も、宮内君も、昔の和美と由介も。。。
子どもは親のちょっとした言動で大きな責任を抱えてしまうんですね。間違った形や歪んだ形で抱え続ける子どもの苦しさをもっと大人が考えていかねばと思います。とても勉強になるドラマでした。
Posted by ぷうわん at 2006年03月20日 16:51
マヤの思いに、ただただ胸が締め付けられました!
マヤのような先生は現実にはいませんが、確実に見てる人たちの心に何かを残したと思いますね。
良いドラマだわぁ。
Posted by ぱった at 2006年03月20日 20:27
ちーずさん、こんばんは。

女王の教室のSP、どちらも素晴らしいドラマでしたね。いじめのシーンはさすがに見るの辛かったですが^^;
最初の「白真矢」からドラマ本編の「黒真矢」に変わっていくまでに、いろいろなことを経験して肌で感じているからこその、やり方であり、言葉なんですよね。今回、和美や由介にかけた言葉にも色々と考えさせられ、納得させられました。
本編とつながるエピソードもたくさんあって、それがうまくつながってるなぁと思いました。
天海さんが白、グレー、黒と3つのキャラクターをうまく演じ分けられてたのもよかったのですが、エピソード1,2の池内愛、里中翼、宮内英二とポイントとなる生徒を演じていた子役の方も、それぞれ上手に演じられてたのが印象的でした。あ、富塚翔くんもね。これからが楽しみですね。
Posted by 愛梨 at 2006年03月21日 20:27
実際に作られるかどうかはわかりませんが、もし続編があるとしたら再教育センターから出てくる2年後なのではないかなーと思います。

メッセージ性の強い作品でしたね。スタッフも役者さんもみな素晴らしい方たちだと感じました。
Posted by UT at 2006年03月22日 00:35
ちーずさん、アロハ〜♪
女王のSPすごく良かったです。
いろんな所がリンクしていて
丁寧な作りになっていたのがすごく嬉しかったです。
あの蝶が真矢の息子の翔君だったとは驚きでした。
連続ドラマの方の見方が変わりますね。
エピソード2の最後のグレー真矢から黒真矢に変わる時はゾクゾクしました。
黒真矢はかっこいいですね。
立ち姿から歩き姿全てがかっこいいです☆

また阿久津真矢先生の授業が見れる日が来てほしい!!
Posted by HI-RO at 2006年03月22日 02:20
さくらです♪

こちらのエピソード2の方で、一応女王の教室SPも完結・・。ちょっと寂しいですね。できれば、金八先生みたくシリーズ化して欲しかったり・・って、そこまでは無理かぁ・・。

このエピソード2では、ずっと真矢が2回目に担任として受け持った、6-2組のことが描かれていました。本編よりもリアルに描かれたイジメのシーンや、英二と真矢が激しくやりあうシーン等・・真矢が受け持った3つのクラスの中でも、一番荒れてたクラスはこの2組では無いでしょうか。最初に受け持った1組は、確かに先生を舐めてたとこはありますが、愛を除いては真矢に敵意までは無かったからか、真矢のことをからかっている程度でした。本編の3組の生徒は、はじめ真矢を敵視し、イジメや泥棒事件なども2組のようにありましたが、2組のように特定の生徒を恐れその生徒に支配されているようなクラスでは無かったと思います。むしろ、本編の3組で英二ようにクラスを支配したのは、真矢の方でした。そういう意味では真矢にとって、一番辛かったクラスはこの2組では無かったかと思います。このクラスでの出来事を乗り越えたから、3組では生徒が何をやろうが平気だったんだろうな・・。

2組の英二と、その後3組の担任になる真矢は凄く似ていました。幸せになれるのはごくわずかな人達という発言もそうだし、頭や家柄のいい人は選ばれている人なので劣ってる人に合わせる必要は無い・・というのも、英二の考え方ですね。一方、2組を担任していた時の真矢のような考え方をするようになったのが、和美。和美ははじめ1組を担任していた真矢のような、理想論ばかり言って、結局舐められてる存在でしたが・・真矢からの英二ばりのイジメにあいながら、最後は2組の担任だった時の真矢のような考え方をもつとこまで、成長しました。叩かれ役に何故女子の中でも和美が選ばれたのか?その辺がわかりませんでしたが、やはり真矢は和美の心の中に眠る、「勇気」みたいなものをわかっていたんでしょうね。進藤さんが叩かれ役でも面白かったけど、進藤さんじゃ叩くところが無いし・・馬場ちゃんは、叩かれたら逃げてしまって立ち向かえそうもないし、由介も叩かれたら立ち向かうより逃げるキャラ。結局、叩かれ役は和美しかいなかったのかも。結局、和美が成長することで、和美を舐めていた周りの見る目がかわり、他の子達も成長していきました。結局、再教育センターに戻ることになってしまったけど、真矢にしてみれば結局当初の予想以上に、上手くいったのではないでしょうか。きっと心の中では凄く嬉しかったでしょうね。

今回、真矢をたずねてきた由介ですが、真矢はどちらも選びたくないなら、新たな道を自分で作り出すように言いました。そして、その新たな道は・・友達を信じ、自分の気持ちを友達に逃げずに正直に伝えること。これを見て白夜行の亮司と雪穂のことを考えました。もし、亮司と雪穂のまわりに、真矢のような大人がいて、亮司や雪穂を正しく導いてくれてたら・・亮司や雪穂もお互いのために罪をおかしてかばいあうという選択ではなく、笹垣に自首して、罪を正直に償う道を選んでいたかもしれませんね。亮司や雪穂に同情はとてもできませんが、それだけは、哀し過ぎるなって思いました。それに比べれば、真矢は鬼教師ですがちゃんと自分達のことを見ていてくれた大人がいた分、和美や由介は幸せですね。

最後に、女王の教室の総括として、いい先生とはどういうものなのか考えてみました。本編で真矢は、自分はいい先生ではないし、どういう先生がいい先生なのかもわからないと語っています。でも女王の教室を見て、いい先生の条件は、やはり卒業していくときに、自然に生徒に泣いてもらえる先生なのかなって思いました。先生と別れる時に自然に涙がこぼれてくる先生・・そして、卒業した後色々悩んだ時に、真っ先に相談しようと思える先生。そういう先生をいい先生というのでは無いでしょうか?本編の最終回の卒業式でクラスみんなが号泣したシーンや、今回のSPで卒業した和美や由介が真矢に悩みを相談しにきたシーンを見て、そんなことを思いました。だから、真矢先生は凄くいい先生なんだと思ってます。英二は最後真矢に、先生と卒業したかったといいましたが、1組も2組も真矢は途中でやめさせられたので、生徒と一緒に卒業できたクラスは、3組が初めてということになりますね。真矢先生、卒業式ちゃんと出たかっただろうなぁ。でも、無事にクラス全員で卒業できて、しかもそのクラスのみんなが泣きながら、歌を歌って旅立っていくとか・・泣きそうなくらい嬉しかったでしょうね・・真矢は。やはりSPを見てから本編をあらためてみると、真矢の隠された想いが良くわかり、また違った感覚で見れるのだと思います。もう一度、本編始めから見たくなりました・・。再放送とかしないかなぁ。

ではでは、凄く長くなってしまいましたが、やはり女王はいいドラマでした。これで完結してしまったようなのが寂しいですが・・また映画とか女王の教室2とかやれたらやってほしいですね♪
Posted by さくら at 2006年03月22日 13:36
都庁には「キャリア」という概念はないし、しかも「遊園地や医者で並ばなくていい」なんてこともありません。東京都職員なんて、ただの公務員ですからね。設定に違和感を感じました。ここはもっと「町の名士」とかにしておいたほうがよかったのでは・・・?
Posted by at 2006年03月22日 21:48
こんばんは。コメントありがとうございます!

★川上智弘さん★
真矢がどう変わっていったのかがわかり、大満足です。
英二とのバトルはすさまじかった。
彼が真矢に感謝するようになり、良かったです。
黒真矢から、彼女はまた変わっていくのかもしれないですね。

★山崎さん★
再教育センターって、教師を辞めてしまうぐらい恐ろしいところだと
思っていたのに、そうでもなかった!?
真矢の言葉が、生徒の影響を大きく受けていたのは
ちょっと意外でした。
6−3を受け持つことになり、誰を組ませるかと考えていたとき、
真矢は既にクラスの家族構成、生徒の性格などを調べていたのでしょう。
きっと、自分に似ている和美なら、由介を支えてくれると
信じたのかもしれないですね。

★ratsさん★
本編とのリンク、感動しました。
こちらこそ、ありがとうございます。
またお気に入りのドラマと出会えたら遊びにいらして下さいね!

★Salalaさん★
はじめまして。コメントに感謝です!
本編につながるあのシーン、
あの時、真矢は鬼になろうと自分の気持ちを引き締めて
いたんですね。
また、新たなクラスで奮闘する真矢の姿も見てみたいです。
また遊びにいらして下さい!

★おりくんさん★
英二の抱えていた思い、おりくんさんが書いてくださった通りだと
思います。
彼が真矢にシャープペンを取りに行く時って、
彼が真矢の助けを必要になったときなのかな。
そのために、真矢は彼からペンを貰ったのかな。
由介や和美が真矢にアドバイスを貰いに行ったように、
彼にも頼ってほしいと思ったのかもしれないですね。
真矢が卒業生には態度が柔らかいのも、良かったです。

★honeyさん★
きっと、真矢の息子は蝶となってお母さんを守っているんですね。
このSPを見て、ますます真矢を好きになりました。

★先に生きた人だから先生さん★
続編、見てみたい気もしますが、
話題性ばかり先走ってしまう内容にはなってほしくないですね。
最近の大人の多くは、のびのびという言葉を勘違いしているのかも
しれないですね。
体罰が、何が何でもいけない、という考え方は、
いろんなご意見もあるでしょうが、私は間違っているように感じます。
もちろん、暴力は反対です。

★あずささん★
私も、SPを見た後に本編をもう一度見たいと思いました。
また違う感想を持ちそうですね。
TBもありがとうございます!

★mariさん★
親が子供を愛する気持ちは、昔も今も変わっていないと思うのだけど、
その表現の仕方が、今の親は間違っていることがあるのかも
しれないですね。

★あんぱんちさん★
和美と由介の2ショット、なかったですね〜。残念!
1話に1回!
私ももう一度見て確認してみたいです。

★ヨッスイーさん★
お久しぶりです!
なるほど。ヨッスイーさんは学校説明会で感じられたこと、
参考になります。
質の良い学校は、勉学だけでなく、心の成長も体の成長も
考えている、ということですね。
確かに目的を持つことは大切ですが、将来何になるか、
なかなか決めるのは難しい。
世の中、矛盾がいっぱいです。
私も、このドラマにいろいろ考えさせられました。

★ぷうわんさん★
私も最初、英二は別の理由で退学となったのかと思いました。
彼自身の告白により、病気というのは本当だったようですね。
子供って、親が大好きなんですよね。
親の責任の重さを、改めて感じさせてくれるドラマでした。

★ばったさん★
本当ですね。彼女のような教師は実際にはいないだろうけれど、
私たちの心の中に強烈な印象となり残っていくことでしょう。
いいドラマでした!

★愛梨さん★
真矢の体験から生まれた言葉。
本編のときから、こういうエピソードを用意していたのでしょうか。
見事にリンクしていましたね。
天海さんは、三人の真矢を丁寧に演じ分けていらっしゃいました。
見応えがあった!
子役さんたちの演技も良かったです。

★UTさん★
続編があるとしたら、そうですね。真矢がクラスを受け持てるのは
2年後。
一体どんな生徒たちが待っているのか。気になりますね。
ぐっと引き込まれたドラマでした。

★HI-ROさん★
アロハ〜!
和美も由介も、中学生になってもこの言葉、使っていましたね!
本編で蝶を見たら、嬉しくなりそうです。
また最初から、見てみたい!
新たなクラスでの真矢も、見てみたい!

★さくらさん★
真矢が和美を選んだの、わかるような気がします。
和美は、昔の真矢に似ていました。
きっと和美なら、と真矢は考えたのでしょうね。
その前に念入りリサーチをして。

良い先生とは・・・。
さくらさんが書かれている通りなのだと思います。
私も本編を最初から見てみたくなりました。

★03月22日 21:48さん★
なるほど。都庁に勤める父を持つ英二が、
遊園地や医者で並ばなくていい、ということはないのですね。
そういうところ、ちゃんと描いてほしかったですね。もったいない!

またいつか、真矢と再会出来ますように。
Posted by ちーず at 2006年03月24日 21:55
ドラマは、本編もスペシャルも一度も見ていないのですが、興味があったので、こちらを見つけて読ませていただきました。泣きました。すべて文字にするのはとても大変だったと思います。どうもありがとうございました。
Posted by marl at 2006年04月05日 12:48
marlさん、はじめまして。
感想、ありがとうございました。
『女王の教室』、是非レンタルなどでチェックしてみて下さい。
ここでは伝えきれない強烈なインパクトのあるドラマ、
そして、大人のあり方を考えさせてくれるドラマでした。

また遊びにいらして下さいね!
Posted by ちーず at 2006年04月05日 14:05
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