2006年05月23日

トップキャスター 第六話

『究極のライバル』

番組放送後、キャスター席の原稿を片付けに来た望美(矢田亜希子)。
ふと思いつき、キャスター席に座ってみる。
「あ、あ。
 こんばんは。飛鳥望美です。
 くぅぅぅー!」

そこに突然現れた春香(天海祐希)が
「あんたもしかしてここに座りたのー!?」と望美を冷やかす。

そこへ角高(矢島健一)がやって来た。思わず隠れる二人。
なんと彼までもキャスター席に座る。
「生麦生米なま、・・・。
 こんばんは。角高
 くぅぅー!」
「角高さんもキャスターになりたかったんだー!」日曜の早朝、春香の携帯が鳴る。春香は気がつかずにスヤスヤ。
続いて望美の携帯が。
それは石場(生瀬勝久)から、事件を知らせる電話だった。
「椿木さん、大変!!事件!」
事件の一言で飛びおきる春香!

大慌てで支度し、スタッフたちは石場の元へ駆けつける。
みんなすごい格好で集合する。

その時の様子はこちら(笑)!

事件とは、神田川にあざらしのカンちゃんが現れた、とのこと。
「私は・・・私はそんな物の為に、こんなに朝早くに
 呼び出されたんですか!?」と春香。
「何言ってるんですか!今一番話題のニュースですよ!!」と石場。
スタッフたちが大喜びで川を覗き込む。
だがカンちゃんはどこにもいない。
取材に駆けつけていたJBCテレビのスタッフが長い棒で水面を
叩いている。
どうやら自分たちの撮影が終わったので、他の局に撮らせない様
追い払っているらしい。

「帰って寝る!!」
そう言う春香の前に、スーツをビシっと着こなした男たちが現れる。
男たちを率いるのは、
"伝説のニュースキャスター"椿木春香のかつてのライバル
"究極のニュースキャスター"桜井尚樹(東幹久)。
JBCテレビのスタッフが、スーツに黒いサングラス姿で後に続く。

そして尚樹は、『ザ・ニュース』の放送時間に自分の報道特番を
ぶつける、と言い出す。
「我々JBCテレビは、最強のニュースエリートたちを集めました。
 既に、勝負は決まったようなものですね。
 ついに決着をつけるときが来ましたね、椿木春香さん!
 私桜井尚樹と、JBCテレビはあなたに宣戦布告します。
 今後一切のスクープは我々が頂く!
 あんたの時代はもうおしまいだ!!
 チャオ!」
高笑いしながら桜井たちが去っていく。
それに負けじと、春香も高笑い。
そこへ令子(須藤理彩)が遅れてやってくる。
車に乗り込む桜井に、顔色が変わる令子。

「負けないから!絶対負けないから!」
春香がそう宣言した。

CNBテレビ。
スタッフたちが桜井の記事に「カッコイイ!」と連発。
それに嫉妬した石場、
「なにがニュースエリートだ!
 なにが究極のニュースキャスターだ! 
 うちにはな、伝説のニュースキャスターがいるんだぞ!」
その言葉に、春香の口元がつい緩む。石場が続ける。
「なんつったって椿木さんはな、糠みその中に72時間
 入ってスクープ取ったようなつわものなんだ!ね、椿木さん!」
「そんなたいしたことないわ。」
「究極のニュースキャスターはキムチの中に
 73時間入っていたそうです!」と蟹原(玉木宏)。
「ちょっと負けてますよ、椿木さん!!」
春香がむっとする。
「大丈夫です!
 椿木さんはアジアンマフィア相手に一歩も譲らず突撃取材
 したんですよ!」と望美。
春香、再びにこやかに。
「ヒグマ相手に素手で勝ったんだって!」と伊賀(松田翔太)。
「犬より早く走るって!」と芽衣(松下奈緒)。
「蛍光灯もバリバリ食えるって!」と蟹原。
春香、呆然。

「馬鹿馬鹿しい!
 それじゃただのびっくり人間じゃん!
 いくら何でも尾ひれがつきすぎでしょ!?」と令子。
「お前、究極のニュースキャスターに詳しいの?」石場が聞く。
「別に!詳しくはないけど!
 これ、今日の原稿です。」令子が春香に原稿を渡す。
「ありがと!」
「・・・チェック、いいんですか?」
「あなたが書いたんでしょう?だったら大丈夫!」
「ありがとうございます!」

「負けた負けた!乾杯だ!」石場が呟くと、
「負けてもらっては困りますね。」
「私はみなさんが彼らに引けを取るとは思っていませんよ。」
結城常務(谷原章介)と柴田局長(児玉清)がやって来た。

『四方田晴彦代議士
 新たな悪行を告発する。
 今月10日、六本木の路上で、若い男が殴る蹴るの
 傷害事件が発生した。』

四方田代議士(大林丈史)の長男が傷害事件を起こしたという
垂れ込みメールが送られてきた。

「しほうだ?しかただ?」望美が読もうとする。
「よもだ!」春香が訂正する。
「あ!・・・四方田代議士が、20歳の長男が起こした傷害事件を
 政治力でもみ消した!」
「四方田っていうのはね、常に悪い噂がついてまわる、
 悪名高い政治家なのよ!」と令子。
四方田の秘書は否定するコメントを出している。
本人は、一切取材拒否をしているが、
「四方田本人から、椿木春香なら取材を受けると連絡が入った。」
と柴田常務がみんなに伝える。
湧き上がるスタッフたち。
「ただし!
 インタビュアーとして指名されたのは椿木君一人じゃない。
 二人の名前が挙げられ、椿木君ともう一人・・・
 桜井尚樹だ。」結城が告げる。
「望むところよ!」と春香。
「桜井はこのネタでスクープが取れれば、来週の特番に
 ぶつけてくるだろう。
 もし万が一負けることがあれば、でかい痛手となるぞ。」と結城。
「勝つに決まってるでしょう!」

春香、望美、蟹原は約束の時間に四方田議員を訪ねていく。
するとその受付で、桜井たちと鉢合わせ。
我先に、と歩きはじめる春香だが、金属探知機に引っかかり
桜井に先を越されてしまう。

JBC、CNBが同時に四方田議員にインタビュー。
「全くの言いがかりであると!?」と桜井。
「その通り!」議員が答える。
「それでは、暴行事件のあったと書かれている5月10日、
 息子さんの行動はご存知でしょうか?」と春香。
「あんた、テレビで見る方が美人だな。」と議員。
「今日はメイクさんがついてないからでしょう。」と桜井が笑う。

議員がスケジュールの確認に席を立つと、
「相変わらず強引なインタビューしかできないんだな。」
「相変わらず通り一遍なインタビューしかできないんですね。」
にらみ合う桜井と春香。

望美の携帯が鳴る。
「椿木さん!
 例のタレコミメールを出した人物が現れたそうです!」
蟹原らが慌てて望美の口を押さえるが、桜田たちはその話にヒソヒソ話。

ヤキトリ屋に集まる春香たち。
「被害者を名乗る男は佐野竹彦・20歳。バーの店員だ。
 六本木の路上で四方田代議士の長男・光彦氏に
 殴る蹴るなどの暴行を受けたと証言している。」
「警察に言っても相手にされなかったから、マスコミにタレコミメールを
 送ったって証言している。
 詳しい話は明日聞くことになっています。」
角高、伊賀が説明する。
「これで、うちがスクープ奪えますね!」と芽衣。
「危なかったわよ、もー!」春香が望美を睨む。
「申し訳ありませんでした。」
「大丈夫大丈夫!
 敵も、あの情報だけじゃ調べようがないんだし。」令子が励ます。
「これからは情報戦だ。
 絶対の絶対に外に漏らすなよ。」石場がみんなに言う。

令子が一足先に店を出ていく。
「合コン!?」石場が聞く。
「どうしたんでしょうね?」と望美。
「あんたも少しは彼女を見習いなさい。」春香が言った。

令子は局に戻り、一人原稿を作成していた。
令子の携帯が鳴る。桜井に呼び出されたのだ。

「今日はライバルとしてではなく、元・恋人同士として来たんだ。
 懐かしいなー。あの頃の君。」
桜井はそう言い、二人仲良く映った写真を取り出す。
「ちょっと!何でこんなもの持ってるのよ!」令子がそれを奪い取る。
「あの頃の君はさ、何も知らないお嬢さんだった。
 君は僕と付き合ううちに、報道の世界に目覚め、
 報道の道を志すようになった。
 僕が、君を育てたんだ。」
「何が育てたよ!
 あんたのせいで私はこんな女になっちゃったのよ!」
「確かに美しい別れ方ではなかったね。
 しかし、その心の傷は、君が僕を愛した、愛の証だ。」
「私はもうあの頃とは違うわ。
 そんな口車になんか!」
「君は昔と変わらないよ。今でも、純粋だよ。
 もう1度僕とやり直さないか?」
「バカなこと言わないでよ。」
酒をがぶ飲みする令子は、飲みすぎたのか口を押さえ洗面所に。
その隙に、桜井が令子のバッグを探り、資料ノートを取り出す。
そしてそこに書かれた『佐野竹彦』取材メモを発見する。

春香たちが四方田の選挙区を回っていると、そこへ桜井たちが
やって来た。
春香をキリン、望美をペンギン、蟹原をおさると呼ぶ桜井。

「桜井尚樹に、被害者の居場所をかぎつけられた!?」
春香たちからの電話連絡に驚く石場。
「何で!?何でだ!?
 敵は被害者の名前すら知らなかったはずだぞ。」
「私かもしれない!」
令子が昨晩桜井と一緒に飲んでいたことを告白する。
「取材ノート見られたかもしれない!!」
令子は桜井が元彼だと白状する。
「どういうつもりだ、令子!」思わず名前で呼ぶほど同様する石場。

春香たち、そして桜井たちが同時に被害者に質問する。
「そうだ。俺がそのメール流したんだよ。」
「どうして、あなたを怪我させた人物が 
 四方田代議士の息子さんだってわかったんですか?」春香が聞く。
「この間あの政治家が、息子と一緒に選挙カーに乗っているのを
 見たんだよ。
 ポスターもよく貼ってあるし。」
「なるほど!それで自分を殴った男に気づいた。」と望美。
「おい!ちょっと待てよ。
 その前にいくらくれるんだよ!?
 俺はニュースなんか見ねーしよく知らねーけど、
 あの政治家偉いんだよな? 
 暴露っつーの?
 俺が話せばあんたら得するんだろ!?
 インタビュー料くれよ。」
「申し訳ありませんけど、我々は、取材の際に
 謝礼をお支払いすることは出来ません。」
「なんだよ、しけてるなー。」
「あなたは、四方田代議士を告発したいんでしょう!?
 だったら、謝礼なんか受け取らなくたって、
 我々の利害関係と一致するんじゃないですか?」
「・・・わかったよ。話してもいいよ。
 ただし、どちらか一社だけだ。
 これで買ったほうの取材を受ける。」
佐野が、ビリヤード対決を二組に命じる。

「伝説のニュースキャスターさんは、負けとわかっている勝負を
 受けられない!?」
「負けって、どんな意味!?
 私勝った事しかないからわかんなーい!」
桜井に挑発され、春香が受けて立つ。

ボールを狙う春香の勇ましい目つき!
だがそれは見掛け倒し。春香がついた玉がプールの外に飛んでいく。
それに比べて桜井は手馴れたもの。
次々とボールを穴に落としていく。
蟹原のくしゃみで桜井は外し、再び春香の番になる。
狙いを定めて打ったボールは、なぜか弾き飛ばされ春香の額に!
ラスト1球をミスる桜井。
春香の番が回ってくる。
「大丈夫よ。これ一発沈めれば、大逆転なんでしょ?」
「でもこれは無理です!絶対無理です。」と蟹原がささやく。
「絶対、負けです!」望美がささやく。
おもいっきりふくれっつらになりながら、春香が玉を狙う。
「ちょっと待った!」結城常務が現れた。
「僕もスタッフの一員だ。遊ばせてもらうよ。」
春香がキューを結城に渡す。
結城は冷静に玉を狙う。

結城常務、カッコイイ!
これは春香も惚れ直すな、と思ったら・・・


「ちょっとあなた、」桜井が話しかける。
「勝負している時に声を出すな。」
「キューが逆さまですよ!」
「!!」
「あんたまさか!」「ビリヤード知らないんじゃ!?」
結城、高笑い!
「貸しなさい!私がやる!!」
「君よりはマシ!」
「何が遊ばせてもらうわよ!」
「これは命令だ!」
「持ち方も知らないくせに偉そうに!!」
二人が奪い合うキューが玉に触れてしまい、それが見事に穴に落ちた!
「入ったー!」
「勝ったー!!」
大喜びの春香たち。

桜井が、佐野にこっそりとサインを出す。

「インタビュー、お願いします。」
「これ(金)は?」
「ですから、先ほど申し上げましたように謝礼は、」
「だったらやんねー。」
佐野はそう言い帰ってしまう。
「やれやれ。お互い、無駄骨でしたね。」
桜井は春香にそう言い帰っていった。

CNB放送局。
自分の責任と謝罪する令子に、
「そうね。じゃあ責任とってもらいましょうか。」と春香。
望美は庇うが、
「ニュースソースを外に漏らしてしまうなんて、
 一番やっちゃいけないことよ。
 たとえそれが昔の恋人であろうと、家族であろうと。」と春香は厳しい。
「椿木さんの言うとおりだから。
 ただ、この一件だけは、最後までやらせて下さい。」
令子はそう願うが、石場は彼女を外し、神田川のカンちゃんの担当に
変えてしまう。

ニュース班が打ち合わせをしていると、柴田常務がやって来た。
「妙な物を見つけてしまいましてね、
 渋々戻ってきてしまいました。」
柴田が携帯で撮った写真を見せる。
そこには、佐野と桜井がキャバクラで一緒に飲む写真が映っていた!
「しまった!はめられた!
 桜井は、あの被害者の男と口裏を合わせていたのよ!
 最初から接待する約束していた!
 ビリヤードなんて私たちの目をごまかすための、
 カモフラージュだったのよ!!」

「でも何で局長がキャバクラ!?」蟹原が呟く。
「いかん!そこは深く追求するな!」と石場。

桜井に呼び出された春香。
ヤキトリ屋でにらみ合う。
「いよいよ次の月曜日、首位を決する時ですね。
 どうですか?一つ提案があります。
 スクープで負けたほうが、この報道の世界から永久に去る。」
「あんた辞めんのー。残念ねー。」と春香。
「負けた方がだ!
 いいですか、私たちは既にポーカーに例えれば、
 エースを4枚持っている。
 それに比べてあなたたちは・・・何もない。バラバラ。
 椿木春香、あんたもう、負けたんだよ!」

「いかさましといて、何言ってんだよ!!」
「接待なんて汚い手を使いやがって!」CNBスタッフが言う。
「黙れ負け犬!
 悔しかったらな、スクープを取ってみろ!
 私たちニュースエリートは、レベルが違うのだよ。
 簡単に騙されるバカな女が、スタッフにいるぐらいだからな。
 あの女は昔からそうだった。
 世間知らずのお嬢さんで、ちょっと知識を披露しただけで
 簡単に落ちた。
 今回もそうだ。
 ちょっと誉めたら顔を真っ赤にしてその気になって、
 誰があんな年増の酒臭い女に惚れるんだ!」
「なんだとこら!」石場が歩み寄る。
「恨むんなら、あのバカな女と、このエセキャスターさん恨むんだな。
 行くぞ!」
「ちょっと待ってー。」
「あ?」
「今なんて言った?」
「何度でも言いましょう。エセキャスター。」
「ううん。その前。誰がバカな女だって?
 私のことは勝手に言えばいい。
 接待だろうが何だろうが、それがあんたのやり方なら
 勝手にすればいい。
 だけど、うちのスタッフをバカにすることだけは許さない!!」
「バカをバカと言って何が悪いんだ。
 いいか!?ニュースソースを外に漏らすなんてことは、
 報道マンとして一番しちゃいけないことなんだ!」
「そうかな。」
「当たり前だ!」
「令子さんさ、あんたなんかよりも、経験も少ないし、
 知識もないかもしれない。
 不器用で、酔うと暴れるし、金遣い荒いし、
 男の趣味悪いしねー!
 だけどさ、私知ってんのよ。
 毎日彼女の原稿読むから知ってんの。
 彼女さ、毎朝目を腫らして仕事場に来んのね。
 二日酔いだとか言ってごまかしてるけど、本当は違う!
 彼女は、毎晩のように徹夜をして原稿を書いてんの。
 何度も何度も書き直しながら、
 何度も何度も自分に問いかけながら、
 ニュースと向き合っているの!
 どんな些細なニュースだって、彼女は全力で向き合っているの!
 彼女が書く原稿からは、彼女の本気が伝わってくるの! 
 彼女は!!紺野令子という人は!!
 あんたなんかより、はるかに優秀な報道マンよ!!」
「・・・くだらない。」
桜井はそう呟くと、逃げるように店から出ていった。

「椿木さん!」
「とか言っちゃってー!」照れくさそうに席に戻る春香。
「ヤツラがやったことは報道倫理上問題です。公にしましょう!」と石場。
「そんなことは放送が終わってからでいいわ。」
「どうしてですか!?」
「そんなことで勝ったって、スクープで勝ったことにならない!」

「しかしこのままじゃ、」
「敵は被害者のインタビューを持っているんです。」
「敵のスクープはエースの4カードなんですよ!」

「だったら、うちも引けばいいんですよね。」望美が言う。
「・・・そうよ!引けばいいのよ。
 ロイヤルストレートフラッシュを!」
春香はそう言い、手を差し出す。
意味がわからず割り箸を渡そうとする伊賀。
「ん!!」春香の合図に、望美が、全員が手を重ねる。
「あいつらを、ぎゃふんと言わせましょ!!」
「ぎゃふんと!!」
「絶対勝つわよぉぉぉ!!」
「おーーっ!!」

春香の桜井へのセリフに、すっとしました!
「男の趣味悪いし」発言に該当者の桜井と石場までが
複雑な表情になるのが笑った!


飲んだあと職場に戻り、令子に土産を渡す石場。
「俺は、この番組を始めた時、
 どうせ半年で終わると思ってたし、
 椿木さんと角高さん以外はニュースに向いていないと思ってた。
 お前も含めて。
 ところが、そうじゃなかった。
 向いてないのは俺一人だけだった。
 あいつらもお前も、よくやってるよ。」
「あんただって、ちゃんとやってんじゃない?」
「うん!?俺はニュースなんかより、水着ギャル撮ってる方が
 幸せだね。
 ただ、この番組で俺にできることがあるとすれば、
 半年で終わらせないことだ。
 意地でも、このチーム半年じゃ終わらせない!」
石場の言葉に令子が微笑む。
「まあ7ヶ月で終わるかもしれないけどね。 
 半年は、約束する。」二人が笑い合う。
「終わっちゃったら、二人で温泉でも行こうよ。」と石場。
「奥さんと子供連れて行きなさいよ!」
「じゃ、一緒に行く!?」
棚にぶつかりながら石場が部屋を出ていく。
令子が土産の袋を開けると、中には彼女の取材ノートが入っていた。

翌日、ザ・ニュースのスタッフたちは佐野の写真を手に
目撃情報を集め始める。
職場で仮眠するみんなの姿を見つめ、令子は微笑み、
そして仕事に取り掛かった。

JBCテレビとの直接対決の日がやって来た。
「視聴率的にも、うちの売りであるスクープ面でも負けることが
 あったら、向こうを調子付けてしまう。
 絶対に勝ってくれ。」
結城の言葉に頷くスタッフたち。

春香たちは、四方田代議士に敵対勢力がいることにたどり着く。
時期官房長官候補としてそのイスを狙っていた、原田代議士。
タレコミメールを出したのは、原田代議士側の人間なのか!?
「あのー・・・」望美が言う。
「ん?」
「あ、いえ、やっぱりいいです。」
「何よ!言いなさいよ。」
「・・・これ、どうしてなんでしょう。
 四方田代議士って、苗字がひらがなですよね。
 どうしてなんでしょう!?」
一同が望美の質問にあきれ返る。
「芸名みたいなもんだよ。
 政治家っていうのは、有権者に名前を覚えてもらう為に、
 漢字で読みにくい名前は、ひらがなで表記する場合が多い。」
蟹原が説明する。
「うん。私も、よもだってひらがなで書かれても、
 どんな漢字で書けばいいのかわからない。」と望美。
「だろ!?」と蟹原。
「でも!でもでも、これ!
 この怪文書には、四方田ってちゃんと漢字で書いてあるんです。
 どうして、メールを出したあの被害者は、
 漢字で書いたんでしょう!?
 四方田代議士は、よもだ、とひらがなで名乗っています。
 あの被害者の店員は、政治のことはわからないし、
 ニュースなんか見ないって言ってました。
 あの彼が四方田代議士を知ったのは、あの店が選挙区で、
 ポスターや選挙カーを見かけたからなんです。
 なのに、どうして、漢字で書くようなことをしたんでしょうか。
 見たまんま、よもだって、ひらがなで書くはずじゃないですか?」
「そうよね・・・。」と春香。
「だから、何て言うか、メールを出した人って、」と望美。
「あの店員じゃないわ。」と春香。
「ですよね!!」
「飛鳥さん、これ、裏取ってきて!」

望美と令子が佐野の働くバーに行く。
他の店員が面倒臭そうにまだ来ていないと答える。
「待たせてもらいます!!」

春香がキャスター席に座る。
午後9時。ザ・ニュース、そして、ザ・ニュースファクトリーが始まる。
桜井はトップニュースとして、被害者とのインタビューを紹介。
店でオンエアを見た令子と望美が、時間には間に合わないと
諦めて帰ろうとしたとき、佐野が女の子と一緒に店にやって来た。
骨折したはずの手に、ギブスがない!
「ギブスどうしたんですか!?」
「・・・治った。」
二人は『四方田』と書いた紙を見せる。
「この漢字、何て読むか答えて下さい。」
「は?」
「いいから答えて!」
「・・・よ・・・しほうだ!」

9時40分!
放送に間に合わないのか!?
「申し訳ありませんでした。
 今回の責任は全て私にあります。
 他のスタッフに、責任はありません。
 私だけ、処分して下さい。」
石場が結城に言う。

スポーツコーナーが終る。
「それでは、CMのあとは、愛らしいあざらしのカンちゃんを
 ご覧いただきます!」
CM中、頭を抱える春香。
そこに、望美と令子が駆けつける!
「椿木さん!裏が取れました!」
「あの店員はただ、マスコミから金を取ろうとして、
 便乗しただけでした!」

「メールの送信元が割れた!
 メールを出したのは、やはり原田代議士側だった!」と角高。

「今すぐ原稿書きます!」と令子。
「3分!2分で!」
「はい!」

「で、で、出たー!
 ロイヤルストレートフラッシュだー!!」と蟹原。
「ということは、敵が流したのは・・・」と柴田局長。
「誤報です!」と結城常務。

令子が必死に原稿用紙に向う。

「石場さん、責任とは、誰か一人にあるものじゃありません。」
と結城常務。
「手柄もまた、誰か一人のものではありません。」と柴田局長。
「チームとは、そういうものでしょう?」と結城。
「うぃっす。」石場が嬉しそうに頷く。

「CM明け、5秒前!」

令子が春香に、原稿を手渡した!
うなずき会う二人。

「えー、たった今、入ってきたスクープです。
 このメールをご覧下さい。
 私たちマスコミが踊らされた、情報提供メールの内容が、
 全くの作り話であることがわかりました!」

放送終了後、充実感でいっぱいのスタッフたち。
みんなが、望美と令子の努力をたたえた。

「えー、先ほどですね、え、
 我々がトップニュースとしてお伝えした内容に、
 誤りがあった、可能性が、あり・・・」
桜井がカメラの前で焦りながら伝える。

「これで究極のニュースキャスターもおしまいだな。」と石場。
「明日はわが身よ。」と春香。
「ですよね。みんな、気をつけよう!」
「はい!」

桜井のどこが好きだったのかと聞かれた令子、
センスのいい自分も、あのセンスはどうかと思っていた、
とスキップ。
その時落とした写真に、みんなは大笑い。
それは、桜井と令子の2ショット。
水玉模様のワンピースに白い帽子、ロングヘアーな令子が
桜井と腕を組みにっこり微笑んでいる。
みんながそれを冷やかした。

「あなたの勝ちね。
 もう、ニュースは向いていないなんて言う必要はないわ。」
春香が望美に言う。
「さすが、私の見る目に狂いはなかったってことね。」
「結局自画自賛ですか!
 ま、私、椿木さんに言われなくても、
 どの道私はニュースキャスターを目指してますから。」
「ちょっと、来てみるー?」
「え?」
「カメラの見方教えてあげようかなー、なーんてねー!」
望美がとびっきりの笑顔で春香に続く。
だが、キャスター席には先客がいた。
「赤パジャマ黄パジャマ茶パジャマ。
 こんばんは。柴田、勝俊です。」
楽しそうに笑う柴田局長!
春香と望美は顔を見合わせて微笑んだ。



オンエア中に令子が春香に手渡した原稿!
みんなの思いがつながったバトンを渡しているように見えました。

春香はスタッフの働きをちゃんと見ていてくれる。
仕事を外され、カンちゃん原稿を一生懸命取り組む令子の姿。
やりたくないような仕事でも、担当となれば一生懸命。
そういえば、犬のコンテストの取材なども、彼女は一生懸命
取り組んでいましたっけ。

そんな彼女の努力を知っているから、春香は信用し、
原稿チェックもせずに受け取っていたんですね。

スクープを狙いすぎて、誤報してしまった桜井。
仕事と向き合う姿勢は、ありなのだと思うけれど、
元彼女を誘い出し、甘い言葉をささやき、
そしてカバンの中からノートを盗み見するのは酷かった!
誤報を報じる桜井に、「明日はわが身」と気を引き締める
春香は素敵でした。



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主題歌です。
Dear friend
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この記事へのコメント
児玉さん、なんでキャバクラにいたんでしょうねぇ?
潜入捜査? ただの羽根のばし?
Posted by あんぱんち at 2006年05月23日 19:29
さすが、ちーずさんレビューの中で初めの四方田が読めないオチをとばして書くところは凄いです

春香は石場と令子の関係を知っているのでしょうか、動揺する石場の姿はありましたが、もう少しヤキモチをやく姿もだして欲しかったかな、子供への愛情を前の回で見せているだけに…

結城のサッソウの登場と春香のおでこに当たる玉は笑えました

自分の名前がカンジなので、ずっと友達にカンちゃんと呼ばれた僕ですが、東京ラブストーリーの時はカンチでしたがとうとうアザラシになってしまいました!
Posted by けた at 2006年05月23日 20:47
ちーずさん、こんばんは。コメント&TBありがとうございます。

今日は本業のあと、7人の女弁護士の仕事へ『出動』しました。

このあと、TBさせてもらいますね。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
Posted by nishi at 2006年05月24日 00:05
いつも読ませていただいてます。
最初のほうの早朝集合してアザラシの何とかちゃんをスクープしようとして究極のアナウンサーに出会うところがテキスト落ちてます。
いきなりビリヤード場面になってちょっとアレレと思いました。よろしくお願いします。
後、ビリヤードかっこいいのはこちらのリンク先を、トップページではなく↓にしていただいたほうが良いかと思います。お願いします。
http://wwwz.fujitv.co.jp/topcaster/topics/main_17.html
Posted by らくあき at 2006年05月24日 10:25
こんばんは。コメントありがとうございます!

★あんぱんちさん★
柴田局長がキャバクラにいたのは・・・
追求してはいけません。(笑)

★けたさん★
四方田(よもだ)、私も望美と同じように
しほうだ、とか読んでました。
石場と令子の関係、春香は知っているのかな?
そういうことに疎いようにも、鋭いようにも、
見えるような。(笑)
カンチにカンちゃん、どちらも人気者ですね。^^

★nishiさん★
また現場での感想、聞かせて下さいね!
楽しみにしています。

★らくあきさん★
お知らせありがとうございます!
携帯でコメントを確認し、トップキャスター、もう消してしまったので
どうしよう!と焦りました。
家に戻り調べてみたら、タグの閉じ忘れでした!
画像のURLもありがとうございます。
すごい格好の画像にリンクしたかったので、変更させて
いただきました。
また遊びにいらして下さい!
Posted by ちーず at 2006年05月24日 23:19
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