2006年05月30日

トップキャスター 第七話

『キャスター交代』

資産家の一人娘・沢村優衣(21)が行方不明になった事件を伝える
春香(天海祐希)ら『ザ・ニュース』。
次に、三鷹で"ド根性ニンジン"が発見されたと、望美(矢田亜希子)が
生中継で伝える。
久々にカメラの前に立ち、生き生きとした様子の望美。
ところが、発見者に"にんじんまんじゅう"に勧められ、大慌て。
望美はニンジンが大の苦手。
そしてその”にんじんまんじゅう”は『ザ・ニュース』の番組スポンサー。
「飛鳥さーん、いただいて下さい。」春香が笑顔で進める。
『美味しそうに食べて』とカンペを出すスタッフたち。
仕方なく、望美はそれを口に運ぶ。
「うっ。」
「おいしいですかぁ!?」
「まずいですー。」
「CM入れろ!」

”にんじんまんじゅう”のCMが流れた。『ザ・ニュース』の番組スポンサー“にんじんまんじゅう”のCMで
ニンジンマンキャラクターに扮してオレンジ怪人を演じていたのは、
タカアンドトシのお2人。
振り付けはラッキィ池田さん。
ニンジンのかぶりものもニンジン饅頭も特注の品物だとか!


望美は暫く中継に出るのを禁止されてしまう。

柴田局長(児玉清)は望美らスタッフに”にんじんまんじゅう”を、
春香と結城取締役(谷原章介)にはお見合い写真を差し入れする。
「結婚は、アタック!
 ・・・ですよね、椿木さん!」
春香と結城は対抗意識から、お見合いを受けることに。
春香はイライラを伊賀のズボンにぶつける。
「前から気になっていました。
 下着が見えてる!!」
そう怒鳴り、伊賀のズボンを思いっきり引っ張り挙げた!

互いの見合いを勧めあう、春香と結城は、まるで子供のケンカ。(笑)
局長はそんな二人が歯がゆくて、キューピッド役になろうと!?
「アタック!」に笑いました。


「カジュアルなお見合いなんだから、テキトーテキトー!」
そう言いながら部屋から出てきた春香は真っ赤な振袖姿!
緊張して部屋をウロウロする春香に望美は言う。
「そんなに怖いんなら、お見合いやめましょうよ。」
「怖い!?私が怖いのは、放送事故のみなんです。」

結局、スーツ姿に着替えなおし、春香は望美と一緒に
お見合いに出かける。

「実は僕、椿木さんのファンなんです。
 いつも、ザ・ニュース見てます!」
お見合い相手の男性に言われ、春香の緊張もほどけた。
「こんばんは。椿木春香です!
 まず最初のスクープでぇす!」
「うわぁ!本物だ!」男が喜ぶ。
「何調子に乗ってるんですか!」望美が叱る。
「椿木さんのようなご職業ですと、
 料理や家事をする余裕はないんでしょうね。」
「・・・料理!?大得意ですよ。
 お掃除、当たり前のことです!
 うちはピカピカよ!」
「えーーーっ!」と言う望美の足を蹴る春香。
「得意料理は?」
「しいてあげるなら、煮物でしょうか。」
「粘土の臭いがしますけど。」望美、また蹴られる!
「今の若い子は、わけわかんないんですよ。
 キャベツとレタスと白菜をね、わからないの!」
家庭的なところをアピールする春香。
「では、この辺で!
 どうぞお構いなく。
 僕はただ、椿木春香さんに会ってみたかっただけですから。
 いくら何でも、一回りも上の女性と結婚する気はありませんよ。」
男は帰る前に、椿木にサインを求める。
「ふ、ふざけんじゃないわよ。
 人のことバカにするのもいい加減にしなさいよ!」
春香の見合いは失敗に終わった。

お見合いに立ち会っていた女性が、隣のテーブルで行われていた
結城の見合い会場に入っていくのを望美らが見かける。
お見合い相手に特技を聞かれ、
「全てです!
 しいてあげれば、ビリヤードでしょうか。」

「何が特技だって!?」
「何してるんだよ。」
「あなたと同じよ!
 ビリヤード、得意だって!?」
「断られたなら、早く帰れよ。」
「私が断ったの!」
「あ、嘘ついた!」と望美。

「この男はね、今でこそ小奇麗にしているけど、報道に入た時は
 1週間2週間、お風呂に入らないことがざらだったのよー。
 でね、それを言ったら、中東にいた時は3ヶ月風呂に入らなかった
 なんて、わけのわからない自慢しちゃって。
 とにかく、結婚には最悪な男なのよー!」
「結婚には最悪な女に言われたくないねー!
 君の家の冷蔵庫から5年前の明太子が出てきたときは
 新種の生き物かと思ったよ。あれまだある?」
「あったらあげるわー。」
「明太子も自分も賞味期限切れなんだなー。」
ののしりあう二人。
「似たもの同志でのケンカ、やめてください!!」と望美が言うと、
「はぁ!?
 何でこんなのと似たもの同志!?」
ぴったり息のあった二人。

資産家の娘・失踪事件。
無断で外出するような娘ではなく、誘拐されたのだ、と両親が
インタビューに答える。
身代金の要求はないものの、父親が資産家であること、
恵まれたお姫様に、家出の理由がなかったこと、
彼女を連れ去る男が目撃されていることなどから、
警察も誘拐事件として捜査、
各局共に、誘拐事件として報道するようだ。
「トップニュースで取り上げましょう!」
ザ・ニュースのスタッフたちが動き出す。すると春香が言う。
「ダメよ!
 そのお姫様の部屋からは、彼女が飼っていた犬も
 いなくなったそうじゃない。
 誘拐するなら彼女だけ連れていけばいいじゃない。
 どうして犬まで連れていくの!?」
春香はまだ誘拐事件とは断定出来ない、と判断し、
スタッフに裏を取ってくるよう指示を出す。

その日、ザ・ニュースでは資産家の娘の失踪事件を
取り扱わなかった。
放送後、警察が、女子大生誘拐事件として捜査本部を設置したとの
知らせが届く。
多摩市のガソリンスタンドで、彼女を連れた男性が目撃され、
その男の身元がカードから割れたのだ。
セタケンイチ、無職。借金を抱えているらしい。
両親はその男に見覚えがなく、娘と知り合いの可能性は低い。
「金持ちのお姫様を狙った貧乏男の犯行だ!」と石場(生瀬勝久)。
春香が不審に思った犬には脱走癖があり、以前にもネットやポスターで
探し回ったことがあった。

「出遅れたな。
 うちだけだぞ。今日この事件を、誘拐として報道しなかったのは。
 見合いなんかで浮かれているからこんなことになるんだ。」
春香は結城にそう言われてしまう。

自宅で資料を見つめ難しい顔をする春香に、望美はプライベートも
充実させたほうがいい、とアドバイス。
LOVEと仕事をグラフで表してみる。
「LOVE、ゼロです!どうなんですか、これ!?」
「あなたはどうなのよ!?
 あんたなんて、ぴっ!
 恋も仕事も、伸び悩み。」
1ミリぐらい線を引っ張り、春香が言う。
「えーーー。」
「どうですか、飛鳥さん、これ!」
「なんか私、暗い気持ちになってきました。」
「だったらさ、どっちかをズバーンと伸ばさないと。」
「どっちかって?」
「恋なんですか、仕事なんですか!?」
「選べません。」
「だからあんたはダメなのよ。
 そんなことじゃ、いつまでたってもキャスターなんかになれない。
 ニンジンの、レポートですら、満足に出来ない人間がさ。」
「キャスターになるまでには食べられるようにしますー。」
「なるまでって、いつですかぁ!?」
「いつかですよぉ。」
「何年?何月何日何時何分何秒?」
「そんなのわかりませんけど。」
「あのさー、チャンスってさー、
 カレンダーに書いてあるものじゃないのよ。
 事故みたいに、ある日突然向こうからやってくるの。
 チャンスは、ピンチの姿をしてやってくるようなもんなのよ。
 いつか、なんて言ってる人にさ、
 バビョーン、バビョーン、バビョーンってやってくるチャンスを、
 ガバチ!!・・・なーんて受け止められると思う?」
「バビョーン、バビョーン、ガバチ!?
 椿木さんは受け止めたんですか?」
「受け止めた。
 そんな覚悟も出来ない人にさ、キャスターなんて一生無理。」
春香は望美を残し、失踪現場を調べに出かけていく。
「あのお姫様の家を見たでしょ?
 あんな高い塀に囲まれて、
 24時間両親の監視のもと、
 大学だって、車で送り迎えされてたのよ。
 私があんな生活させられたら、息が詰まっちゃう。」
「だって彼女はもともとそういう生活を送ってたんですから。」
「私たちとは住む世界が違うんです。
 彼女さー、友達って言えたのは、あの犬ぐらいだったみたいね。
 私だったら、外に連れ出してあげたいって思うわ。」
優衣と瀬田の関係の裏づけが取れれば・・・。
「あり得ませんね。99%。」と望美。
「99%あり得なくたって、1%の可能性があれば、
 放っておけないわ。」
出かけようとする春香の携帯に、優衣を人質に男が立てこもったとの
連絡が入る。

「仕事かプライベートか答えが出るまでは、
 アシスタント禁止!」
春香は望美には局に行くよう指示を出し、
単独、現場に直行する。

深夜の報道センターに待機したスタッフの下に、春香が報道陣の
将棋倒しに巻き込まれ頭を打って倒れたとの知らせが。

病院に運び込まれた春香は、翌朝、無事に目を覚ます。
「椿木さんの、第一声は、
 飛鳥さん、コーヒー!だったそうですよ。」
柴田局長が望美に報告する。

望美は春香の指輪と共に、春香の病室を訪れる。
だがそこに春香はいなかった。

「精密検査の結果待ちではありますが、
 おそらく、脳に異常はないでしょう。」
柴田局長がスタッフに説明する。
「ただし当然ながら、今夜の放送には出演出来ない。」
結城の言葉に一歩前に出る芽衣(松下奈緒)と令子(須藤理彩)、
それに角高(矢島健一)!
「あり得ません!!」
そこへ頭に包帯を巻いた春香が登場する。
「状況教えてよ。」テレビを見つめて春香が言う。
「髪の毛はみ出し入て、」と石場。
「そーじゃなくて!!」
「現場ですか?こう着状態なんです。」
結城が春香を別室に連れていく。

「わかっているのか!?一時は意識不明だったんだぞ!」
「寝てただけよ!
 私が一回寝たら起きないの知っているでしょう!?」
「それは知っているけど!」
同席する柴田が咳払いする。
「・・・私がいなきゃ番組始まらないじゃない。」
「まさか出る気なのか!?」
「当たり前でしょう。穴を開けるわけにはいかないのよ。」
「アナウンス部からピンチヒッターを立てます。」と結城。
「何言っているの!私が出ます!」
「いい加減にしなさい!!」柴田が春香を怒鳴りつける。
「これ以上の無茶は私が許しません!
 椿木さん、あなたはお一人で番組を作っているんですか?
 あなたがいないとザ・ニュースは放送出来ないんですか?
 彼らは、そんな柔な人たちじゃありませんよ。
 仲間を、信じましょう。」
柴田の言葉に春香は「はい。」と頷いた。
「あの・・・
 お願いがあります。
 私の代わりのキャスターは、私に決めさせて下さい。」
「構いませんよ。アナウンサー部であれば、
 コガさんか、サカキさんか、」
「飛鳥望美に、やらせて下さい。
 お願いします!」
柴田と結城は顔を見合わせ・・・。

柴田は局に戻ってきた望美に、春香が病院ではなく自宅に戻ったことを
伝える。病院だと9時以降テレビが見られないため春香は家を選んだのだ。
気がつくと、みんなが春香を見つめている。
「飛鳥さん。
 椿木さんは、ご自身の代わりのキャスターとして、
 飛鳥望美さん、あなたを指名なさいました。
 頼みますよ!」
「ちょっと!待って下さい。
 私には出来ません。」
「出来ないとは?」
「だって今、立てこもり事件が起こっているんですよ。
 ただでさえ大変なときに。
 っていうか、私はただのアシスタントなんです。」
「飛鳥さん、これはチャンスなんですよ。」
「そんな。椿木さんが怪我した時にチャンスだなんて。」
「椿木さんが始めてキャスターになったのは、
 彼女がアシスタントを勤めていた先輩キャスターが
 病気になった時でした。
 彼女はその機会を見事に生かし、
 そのまま、その地位を奪い取ったのです。 
 先輩キャスターは、再びキャスターの座につくことは
 なかった。
 その人は椿木さんに言いました。
 泥棒!と。
 彼女は、先輩キャスターのことを心から尊敬していたので、
 さぞかし辛かっただろうと思います。
 しかしそれでも、彼女は手にした椅子を放そうとは
 しませんでした。」
「どうして・・・。」
「それは、彼女から聞いて下さい。
 お断りになるなら、ご自分で断ってきて下さい。
 心のこもったプレゼントは、心で返すものです。」

望美が春香の家に行くと、春香は結城からテレビを見るのを
止められイライラしていた。
望美は春香の指輪をいつもの場所に戻したあと、春香に会う。
「具合どうですか?何か食べたいものとかありますか?」
「あんたここで何やってるの!?」
「鍋焼きうどんか何か作りましょうか。」
「初めてなんだからさ、準備とか、確認とか、
 やらなきゃいけないこといっぱあるのよ。 
 今すぐ仕事に戻りなさいい。」
「これが私の仕事です。 
 私はアシスタントです。
 椿木さんの代わりなんて出来ません。
 だって、私なんてニンジンのレポートすら満足に出来ないんですよ。
 それがキャスターなんて出来るわけないじゃないですか。 
 しかもこんな大変な時に!
 もう、番組めちゃくちゃになっちゃいますよ。 
 抗議殺到ですよ!なんだあのキャスターは!
 椿木春香に戻せーなんてね。」望美がそう言い笑う。
「なにニヤニヤしてんの?
 なに笑ってごまかしてんの?」
「・・・」
「ふざけんじゃないわよ!
 あんたキャスターになりたいって言ったよね。
 私を越えるキャスターになりたいって言ったよね。
 あれ、嘘!?」
「・・・自信・・・ないんです。
 私なんかに、」
春香のビンタが飛ぶ。
そして着替え始める春香。
「何しているんですか?」
「どいてー。」
「やめて下さい!」
「どいてよ!」
「誰がやったっていいじゃないですか!
 私でいいなら、誰でもいいじゃないですか!! 
 一日ぐらい他の人に代わってもらっても
 いいじゃないですか!
 誰がやったって、私なんかよりもっと上手に・・・。」
「何言ってんの・・・。
 この仕事はね、私が人から奪ったものなの。
 いろんなものを犠牲にして、人を傷つけて、
 それでもしがみついて放さないで、
 やっと手に入れたものなの。
 やっと手に入れた、私の居場所なの。
 本当は、誰にでも出来る仕事なのかもしれない。
 だけど、あそこは、私のたった一つの居場所なの。
 誰でもいいわけないじゃない!
 たった一日だって、簡単に人に譲れるわけないじゃない!
 私は・・・あなたにやってほしいの!
 ほんと言うとさ、すごく苦しかったんだよねー。
 あなたが、キャスターになりたいって言った時、
 私、ほんっとに嬉しかったんだよねー。
 私たちは、同じ世界に生きているのかなーって。
 同じ夢を見て生きていくのかなって。」
望美が涙を浮かべてまっすぐ春香を見詰める。
「・・・とか言って。」
「私・・・椿木さんの代わり、勤めます!」
望美が局へ戻っていくのを、春香は嬉しそうに見送った。

「戻りました。よろしくお願いします!」
「やれる!?」
「はい!」
「任せた!」と伊賀。
「それは俺のセリフ!」と石場。
「始めるわよ!」と令子。
「それも俺のセリフだ!」と石場。
石場がお茶組係になるくらい、みんながテキパキと動き出す。
柴田も嬉しそうにみんなを見つめた。

テレビが見れずに機嫌の悪い春香。
「心配して神経すり減らすより、
 見てた方がいいだろ。」
結城が春香にテレビのリモコンを返した。

春香がソファーに腰掛けテレビを見つめる。
そこへ結城がやって来た。
「何してるのよ。
 早く帰りなさいよ!」
「僕にも見る義務がある。」
結城がソファーに座ろうとする。
「ちょっと!立ってなさいよー。
 指一本でも触れたら、ぶっ飛ばすわよ!」
結城が席を立つ。

本番直前、春香はあの指輪を自分の指にはめて微笑む。

キャスター席を前に、望美は緊張して足がすくんでしまう。
そんな望美に、蟹原(玉木宏)がノートを広げて見せる。
『Take it い〜痔い〜♪
 ”明日やろう”はばかやろう!!』
蟹原が書いた石場の絵に、望美は吹きだす。
「今日は、俺がフロアADをやるよ!
 任せておけ!」
「わかんないことがあったら、私に聞いてください!
 ただし、今日一日だけですからね!」と芽衣。
「ありがとう。」
みんなのサポートに感謝しながら、望美がキャスター席につく。

「こんばんは。今夜は、椿木春香に代わって、
 私、飛鳥望美がお伝えします。
 まずは、緊迫が続く、女子大生誘拐・立てこもり事件からです。」

画面をじっと見つめる春香。
「息したほうがいいぞ。」
結城が春香に言うくらい、緊張して見つめている。

多摩市からの生中継。
間もなく警察が突入するかも、という情報もある。

テレビ画面に犬が映る。
それは、優衣のペット、コタロウだった。
中から逃げ出してきたのか。
春香はその犬に脱走癖があることを思い出し、ネットをつなぎ、
迷子犬、で検索し始める。

春香がCM中の望美に連絡する。
「優衣さんと瀬田をつないでいたのは、コタロウだったのよ!」
以前コタロウがいなくなった時、優衣はネット掲示板に書き込んだ時、
コタロウが見つかった、と書き込んだHN・チワワ男。
チワワ男は、貧乏で借金があったにも関わらず、
300万円もする犬を正直に返した。
彼女はそんな正直で不器用な彼に惹かれ、
二人は付き合い始めた。
チワワ男からの最後の書き込みには、
「彼女と、そして犬も一緒に泊まれるコテージを探しています。」
とあった。
今、中継されている場所が、その、101コテージだった。

「これ、誘拐事件なんかじゃないわ。 
 息苦しい家から逃げ出したかった彼女の願いを、
 チワワ男が、叶えてあげたのよ!
 二人は初めて、外に出ようとした!」
「でも、こんな大騒ぎになっているのに。」と望美。
「だから!
 こんな大騒ぎになっちゃったから、出るに出られなく
 なっちゃったのよ。
 不器用な男と、世間知らずな女が、警察に追いつめられて、
 マスコミに騒ぎ立てられて、
 どうしていいかわかんなくなっちゃったのよ!」

「どうしましょう、椿木さん。」
「何言ってんの!今すぐにね、
 ・・・そんなこと・・・自分で考えなさい。」
「え!?」
「キャスターは、あなたなのよ!」
春香はそう言い電話を切った。

キャスター席に着く望美。
「ねえ、中の二人が、テレビを見ているって本当?」
望美が蟹原に確認する。
「うん。」蟹原が答える。

中継からスタジオにカメラが戻る。
望美は暫く無言のまま考え・・・。
「たった今、意外な事実が明らかになりました。
 これは、誘拐事件でも、立てこもり事件でもありません。
 瀬田けんいちさん、沢村優衣さん、
 このニュースをご覧になっていますか?
 CNBテレビの、飛鳥望美と申します。 
 お二人が、チワワのコタロウ君を介して出会ったことを、
 先ほど知りました。
 今回、警察やマスコミが勝手に、誘拐事件、立てこもり事件だと
 勘違いしていました。
 でも、本当は違うんですよね。
 お二人はただ、会いたかった。
 一緒に旅行に出かけたかった。
 ただ、それだけだったんですよね。
 なのに、こんな騒ぎになってしまって、
 出るに出られなくなってしまったんですよね。
 でももう大丈夫です。
 お二人の思いは、私たちが責任を持って届けます。
 ご両親にもきっと届くはずです。
 この次は、もっともっといろんなところに行けるはずです。
 どうか、勇気を出して、外に出てきて下さい。
 お二人の帰りを、コタロウ君が待っていますから。」

望美の呼びかけに、二人がコテージから出てきた。
二人がマスコミ、警察に向って並んで頭を下げる。

「やったー!!」
春香と結城は思わず抱き合って喜ぶ。
そしてふと我に返り、
「指一本触れたらぶっとばすって言ったでしょー!?
 もう!油断も隙もあったもんじゃない!」

望美が二人の出会いを説明する。

「飛鳥望美さんが二人を救ったのです!」
柴田が嬉しそうにそう言う。

結城が望美の書いたグラフを見つける。
「例の見合いの話、柴田さんの悪巧みだって知ってた?
 僕達をけしかける為に。」
そう言いながら赤ペンで仕事よりに線を引く結城。
「ふーーーん。」
結城は微笑み、帰っていった。

『パンツ女が大出世!』
『元・お天気お姉さんの飛鳥望美
 華麗なる転身!!』
新聞にはそんな記事の見出しが躍っていた。
「私は椿木さんに言われたとおりやっただけ。」
と言いながらも、少しは自分の力だと、自信を持つことが出来たようだ。
「実際、キャスターやってみると、なんだこんなものかって
 思ったんじゃない?」と石場。
「いえいえいえいえ、そんな!
 まあ、少しは。」
「何が椿木春香よーって思ったでしょ?」と令子。
「まあ、少しは。」
「あんな人の炊事洗濯の面倒なんて見てられるか!」と角高。
「もう、見てられるないっつーの!」
「私だって自立したんだから。」と芽衣。
「お前も自立しろって!」
「これからはお前がアシスタントやれって。」と伊賀。
「私から盗めってかんじー!? 
 って、ちょっともうみなさん、いい加減にして下さい。
 こんなこと椿木さんに聞かれたら、私もうほんと、」
バシッ!!
机を叩く音。
「な・・・なんか私あの、背筋が凍りつくようないやーな予感が・・・」
春香が望美の首根っこを掴む。
「お疲れ様ですー!」
「疲れてない。たいした仕事してないからー。」
「ここ(頭)ってもう大丈夫なんですか?」
「うん!あなたよりはねー。」
春香が望美の頭を掴みぐしゃぐしゃにする。
「ちょっとやめてください。
 私にはこれからの輝く未来があるんで!」
「そんなものは私が潰してやるー!」
春香が楽しそうに望美を追い回した。


春香は何て素敵な先輩なんでしょう。
ちゃんと、後輩を育てようとしています。
春香自身も、望美がキャスターを目指すと言ったことが
本当に嬉しかったんですね。

春香がキャスターに初めて抜擢された時の話も興味深かった。
春香は先輩キャスターに恨まれたけど、
春香は望美を歓迎しました。
なかなか出来ることじゃないんじゃないかな。

ライバルであり、同志。
この先春香と望美の関係が気になります。
望美がキャスターに抜擢されるとなると、春香は!?
春香にもトップキャスターでい続けてほしい!

穏やかな柴田局長が、春香を思い本気で叱りました。
迫力ありましたね。
そして結城も。もうこの二人はくっつくしかない!
やりとりが、可愛くて可愛くて。(笑)
LOVEと仕事のグラフ、ちょうどいい具合にバランスが取れる日は
来るのか!?



椿木春香  ……  天海祐希 飛鳥望美  ……  矢田亜希子
蟹原健介  ……  玉木宏  結城雅人  ……  谷原章介
野原芽衣  ……  松下奈緒 伊賀俊平  ……  松田翔太
蟹原珠子  ……  田丸麻紀
紺野令子  ……  須藤理彩 角高孝男  ……  矢島健一
石場小吉  ……  生瀬勝久 柴田勝俊  ……  児玉清



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主題歌です。
Dear friend
Dear friendSowelu Yoshihiko Nishio DefSTAR RECORDS 2006-05-10売り上げランキング : Amazonで詳しく見るby G-Tools



サウンドトラック
B000F9UDCGドラマ「トップキャスター」オリジナル・サウンドトラックTVサントラ DefSTAR RECORDS 2006-05-24by G-Tools



天海さんの主な出演作品


この記事へのコメント
ちーずさん、コンニチワ。
どたばたで押した方が面白いドラマになりそうですね。シリアスは遠いいし。その道のプロになるための厳しさも見えないし。
楽に見られるのはいいのですが、春香以外は、若さでしか勝負できないのが酷いですね。
Posted by mari at 2006年05月30日 15:51
どのチャンネルに変えても同じコメントや記者発表を伝えるニュース番組は疑問に思っていました、もしこんな報道チームがあったら欠かさず見てしまいそうです

春香が望美をアシスタントに起用したのは、自分のあとを受け継ぐことの出来る人材を見極めたからなのでしょうか、キャスター席に座る望美が地味なスーツと髪の毛を束ねた姿に意気込みが感じられました

結城に時折見せる厳しい言葉と顔つきは女王の教室を思い出させますがその後のアクションで春香に戻るギャップが笑えます
Posted by けた at 2006年05月30日 20:47
ちーずさん、はじめまして。
JOBLOG(ジョブログ)事務局の高橋と申します。
初めての書き込み失礼いたします。

今回は、ちーずさんのブログに、ぜひJOBLOGに
参加していただきたくコメントさせていただきました。

JOBLOGは、ブログから企業の求人情報を発信し
ブロガーさんには掲載していただくだけで報酬を
お支払いする、というシステムです。
ブログが人材と企業を結ぶ架け橋になる
今までにはないタイプの求人情報メディアです。

誠に勝手ではございますが、ご参加いただければ幸いです。
もしご興味がございましたら、詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.joblog.jp/blogger/

突然の書き込み、大変申し訳ございません。
お邪魔でしたら削除していただければと思います。

どうぞよろしくお願いします!
Posted by 高橋 at 2006年05月30日 23:32
こんばんは。コメントありがとうございます!

★mariさん★
天海さんびいきな私なもので(笑)、このドラマも
お気に入り。
月9自体が代わってきているんでしょうね。

★けたさん★
私も実際にザ・ニュースがあったら、キャスターの
魅力とオリジナルさに、毎回選ぶことでしょう!^^
春香、というよりは天海さん、シリアスとコメディーな
ギャップが大好きです。
Posted by ちーず at 2006年06月01日 18:33
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