2006年05月31日

アテンションプリーズ #7

『最後の授業・・・涙の理由』

三神教官(真矢みき)は洋子(上戸彩)たち訓練生に、
OJTについて説明する。
『OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)』。
実際にフライトに出て客にサービスをしながら行う、
訓練の最終段階。
この訓練所を離れ、現場の先輩たちに指導を受けるのだ。
その際、訓練生たちにも、お客様に名前を覚えられてもいいという
証に、客室乗務員用のネームバッチが配られる。

三神が訓練生たちをオペレーションセンターに見学に連れていく。
出勤後、キャビンアテンダントはオフィスに出頭することになる。
洋子はミス四月の麻生カオル(笛木優子)を見かけ、大声で声をかける。「美咲さん。ジュニアデューティーでご存知?
 キャビンアテンダントでは常識よ。
 後輩が先輩にやらなければならない、沢山のルールがあるの。」
「たとえ訓練生でも、OJTに来たらこちらのルールに
 従ってもらわないとね。」
「待ってるわよ、美咲さん。
 早くOJTにいらしてね。」
先輩たちの嫌味に、
「まいったな・・・。
 あれだけ熱望されちゃって。
 もしかして、期待の大型新人!?」
「ないない!」弥生(相武紗季)と有紀(大塚ちひろ)の声など
洋子の耳には届かなかった。

続いて訓練生たちは、キャプテンたちに挨拶。
桜田キャプテン(小日向文世)に、一緒に乗れるのを楽しみに
している、と声をかけられ、張り切る洋子。

「自信があるのは結構ですが、
 あさっての総合テストと、その後の認定会議で認められない限り、
 OJTには勧めませんよ。
 お客様の前に出せるかどうかのテストです。
 採点も、今まで以上に厳しくなります。
 みなさん、気を引き締めて下さい。」

三神の言葉に訓練生たちは不安になるが、洋子だけは自信満々。

「三神クラスはダメねー。
 レベル低すぎ。
 あーいう人たちがキャビンアテンダントの質、下げるのよ。」
「間違いなく、三神クラスから、エンシンが出るわね。」
「例の美咲洋子さん?あの人は確実でしょ。
 でも、彼女以外の訓練生もロクな人いないわよね、あのクラス。」
「美咲洋子に毒されて、クラス全員ダメダメですもんね。」
エンシンとは、テストに落ちてOJTに行けない事。
木下クラスの訓練生・窪田リナ(浅見れいな)たちが噂するのを耳にした三神クラス、
洋子よりも先に沙織(上原美佐)が文句を言いに出る。
「今の話、私たちのこと?」
「いたの、沙織。」
「言いたいこと言ってくれるじゃないの、リナ。」
「本当のこと言っただけだけど。」
「美咲さんはともかく、私たちは木下クラスには
 負けてないわよ。」
「聞いたわよ、沙織。
 あなた救難訓練で遅刻して、お情けで合格させて
 もらったらしいわね。」
「別にお情けじゃ!!」
「あなた、失礼じゃない!」沙織の友達が抗議する。
「フンが何か?
 金魚のフン!じゃなかった。沙織のフン!?その1とその2.」
「カッチーン!」
「関山さん、あなた、お父様がパイロットらしいわね。
 もしかして、コネ入社だったりして。」
「ひどい!!」
「美咲さん、あなた、九州でバンドやってたらしいわね。
 ライブやっても客席はガラガラ。
 原因はやっぱり、ボーカルに花がなかったせいかしら?」
「人が気にしていることを・・・。」

「窪田さん、大島さん。
 こんなところで、無駄な時間を費やしていいんですか?」
「すみません。木下教官。」
「アナウンスやサービスの、次週課題はお済ですか?
 私のクラスでは、現場の即戦力となる実力をつけてもらわないとね。」
「申し訳ございません、木下教官。」
「朱に交われば赤くなる。
 人は環境によって、良くも悪くも、変わってしまいますよ。」

「あいつら、私の中にある地雷を踏みまくった!」
「むかつく!」
「私も!」
「こうなったら全員合格して、木下クラスを驚かせてやりましょう!」
沙織の言葉に、洋子も、
「よっしゃー!
 私がいる限り、三神組、全員合格させてやるー!」と張り切る。
「あなたが一番心配なのよ。」
「ぐだぐだ言うな。
 さっそく、作戦会議だー!」
三神クラスが一丸となった!

そんな中、弥生は翔太(錦戸亮)に、
「もしもテストに合格したら、どこか・・・」
そばにあったパンダの置物が目に入り、
動物園に一緒に行かないかと聞いてみる。
「いいけど、別に。」
そう返事をもらえて弥生は大喜び。

「さすが三神クラス。
 こんな時にデートの相談!?
 もう総合テストは捨てたのかしら。」
翔太と弥生の会話を聞いたリナが言う。
「男の趣味が悪い」「今時動物園でデートなんて」
「そういえばさっきの彼もパンダみたいな顔をしてた」
そう嫌味を言われ、「むかつく!!」

「私もやるよ!洋子!!」
弥生も三神組の合格大作戦に参加する。
弥生に初めて名前で呼ばれた洋子は、弥生の迫力に圧倒される。

リナは沙織と同じ大学だった。
「外面だけは良くて、教師とか男の前だと声が変わるのよ!
 何度か男を取り合ったわ。
 ま、7勝3敗で私の方が断然勝ってるけどね!」と沙織。
「ダメじゃん、3つも負けちゃ!
 まずは全員でOJTに進もう!
 テストが無事終わったら、うちで蕎麦パーティーだよ!
 蕎麦はもちろん、海老天も食べ放題!
 おまけに飲み放題!!」と弥生。
「海老天!
 よっしゃー。みんなで三神組の底力、見せ付けてやろー!!
 行くぞー!」
「おー!」
「J.T!!
 行くぞー!O.J.T!!よっしゃー!!」
ますます張り切る洋子だった。

テストに備えて自主的に練習を始める三神組。

訓練最終日を控えて、木下教官が三神に言う。
「また変なことを仕出かさないといいですね。
 美咲さんですよ!
 万が一テストをこなせても、
 受け入れ先の客室乗員部から断られたら、
 行き場がなくなってしまいますものね。」
木下の言葉に三神は複雑そうな表情を浮かべ・・・。

そんな中、弥生と洋子がモックアップ使用許可を頼みに来る。

張り切る洋子たちの姿に、三神教官は嬉しそうな表情を
浮かべるかなーと思ったら、そうでもなく・・・。


モックアップ使用許可を貰った三神組。
洋子は三神教官の真似をして、訓練生に支持を出す。
「教官って気持ちいなー!」
「真面目にやってよ!美咲さん。」
「1度やってみたかったんだよ。美咲教官って呼んで!」

携帯を使用する客(沙織)に注意をする有紀。
だが気の弱い有紀は、強気な客に押されてしまう。
「そこで引いてどうすんのよ!」注意する沙織。
「私、こういうの向いてないんですよね・・・。」
「あなたね、そんなんだからコネとか言われるのよ。」
「グサッ。」
「コネなんてあるわけないでしょ!」と弥生。
「わかってる!だから悔しくないのかって聞いてるの。」
「すいません・・・。やっぱりダメですよね、私。」

沙織が有紀とのペアをやめると言い出したため、
沙織は洋子と、有紀は東野っちこと東野と組むことに。

紅茶を出す練習。
「ちゃんと手添えしなきゃ。」客役の沙織が洋子に注意する。
「手添えしたじゃん!」
「お熱いのでお気をつけ下さいっていう言葉がなかった。」
沙織に注意されむっとする洋子。
「なにその顔!笑ってない!」
「そんなこと言われたってさ。」
「そうやってすぐ顔に出る。
 だからレベルが低いとか言われるのよ。」

「このクラスの成績下げているのって、美咲さんよね。」と東野。
「それは言いすぎなんじゃない!」と弥生が庇う。
「本当のことじゃない。」と沙織。
「そりゃ確かに美咲さんは出来てないけど、」
「ヤ、弥生ちゃん!」
「ギャレイに戻らなきゃならない紅茶を何度も頼んだりして、
 わざと怒らせることないと思う。」
「訓練でしょ、訓練。」
「沙織さん、ちょっと意地悪。
 リナって子と似てるんじゃない?」
「あんな女と一緒にしないでよ!!」
「二人とも落ち着いて。大人気ない!」洋子が止める。

「そもそもあなたが出来ないから、リナにあんなこと
 言われるんじゃない。
 あなたのせいで、私たちまでバカにされるのよ!」と沙織。
「私たちだけで訓練した方が、効率いいんじゃない?」と東野。
「レベル低いところに合わせてもしょうがないもんね。」と竹本。
「あっそ!だったら出てけば!」
「そうね。そうする!」
「え・・今の冗談・・・。」
沙織たち、そして他の訓練生たちがモックアップから出ていってしまう。
「何なんだよ、みんな。もう、勝手にしろ!」
洋子もそう言い立ち去った。

一人ぽつんとソファーに座る洋子に、三神が声をかける。
「もう終りですか?」
「・・・ですね。」
「・・・お疲れ様でした。」
「足・・・引っ張ってますかね。
 三神クラスは、美咲洋子に毒されているとか言われちゃって・・・。
 私・・・毒ですかね。」
「そんなこと、気にするようになれたんですね、あの美咲さんが。
 だったら何をすべきかわかるんじゃないですか?
 今の美咲さんなら。」
三神はそう言い立ち去った。

モックアップの自主練習。
互いの悪いところを注意し合うことで、自分の欠点にも気づく。
ただ、せっかく一致団結出来たと思ったのに、
早々に輪は崩れてしまいました。
沙織のイジワルにも思えるような訓練が、後に洋子にとって
とってもプラスになったようです。


いつものラーメン屋で偶然翔太と一緒になる洋子。
翔太は洋子がいつもと違うことに気づく。
「初めて客の前に出るんだろ?
 普通、興奮とか緊張とかすんだろ?」
「毒だからね、私。」
「なんだ、それ。」
「知るか。」
「・・・なんでなろうと思ったわけ?キャビンアテンダント。
 どう見ても、子供の頃から夢見てたタイプには思えないから。」
「好きな男に言われたから。
 お前の制服姿、見てみたいって。」
「お前、バカ!?」
「うるせーよ。
 まあそんな男、もう、とっくに振ってやったけどね。」
「そんな不純な動機でよくここまで持ったよな。」
「でもさ、今は、私が見てみたい。
 制服着て、空飛んでいる自分の姿。」
洋子に笑顔が戻った。

このラーメン屋で初めて二人、ケンカをしなかった!
翔太もやっと、タンタンメン中辛を食べることが出来ました!
いや・・・食べたところは映像としては映らなかったので、
次回にお預け!?(笑)


洋子が家に戻ると、見知らぬ男が部屋にいた。
「泥棒ーーー!!」
「違う、僕は決して怪しいものでは・・・」
「めちゃめちゃ怪しいじゃん!」
男は封印されたちぃーちゃんの部屋を、針金を使いこじ開けようと
していたのだ。
「僕は、ちぃーちゃんの、恋人!」そう言い花束を見せる。
「マジで!?」
「うーん、細かく言うと、悲しき元恋人。
 で、君は?」
「一応・・・ルーム、メイト。」怯えながら洋子が答える。
「じゃあ、ちぃーちゃんは!?」
「旅に出るって言ってました。」
「ちぃーちゃーん!まだ君は偽りの恋に翻弄され続けているのかい?」
「人んちのソファーに勝手に座らないで!」
「このソファー買ったの僕だもん。
 このテレビも、その冷蔵庫も、これも、これも!
 みんな僕が買ったんだもーん!」
「もしかして、一緒に住むはずだった男って・・・。」
「まあそれは又別の人!
 綺麗なバラには・・・棘がある。
 恋多き女性ってこと。ちぃーちゃんは。
 君には足元にも及ばないね。」
「何でここに入れたんだよ!」
「あ、これ。合鍵!内緒で作ったの。」
「ストーーーカーーーー!!」
「まさか!
 ちぃーちゃんは、今は色んな恋に振り回されているだけ。
 そして最後は僕のところに帰ってくるんだ。」
「やっぱりストーカーだ!
 助けて、警察〜!」
「待って!警察は困る!」
「じゃ、出て行ってください。」
「ちぃーちゃんから電話があったら伝えてくれ。
 オカちゃんはもう、怒ってないって。」
男は合鍵を返して帰っていった。

ゲストに南海キャンディーズの“山ちゃん”こと山里亮太さんが登場!
しずちゃん演じるちーちゃんの、元カレ役です。
ちぃーちゃんは、どこに行った!?


訓練生たちにとって最後の授業。
洋子はその日、遅刻してきた。
「美咲さん、ジャケットは手に持つものじゃありません。」
「はい!」
「この染みは何ですか?
 これぐらいチェックなさい。」
「すみません!!」

午前の授業が終わり、昼休みになると、洋子は教室を飛び出していった。

カフェテリア。
試験が終わったら一緒に麻布のイタリアンの店に行こうと
沙織を口説く堤(小泉孝太郎)。
「悪いけど、訓練生と付き合う気はないから。」
「じゃあ、コーパイになったら付き合ってくれる?」
「まあ、コーパイになれたら、考えても。」
「よし!絶対だよ!」
そこへリナがやって来た。
「この間はどうも。
 麻布のイタリアンのお店に連れていっていただいたの。
 沙織、あなたも堤さんとお知り合い?」
「別に!!興味ないから、こんな人!!」
沙織は怒って席を立つ。
「沙織ちゃんと知り合いだったんだ・・・。」
「8勝2敗で、私が勝っている仲です!」

「どっちが言っていることが本当!?」と東野。
「負け越してるの、沙織かも・・・。」と竹本。

「やっぱり負けているんですかね・・・私たち。」
三神組の訓練生たちが落ち込む。

午後の授業が終わる。
「授業はこれで終了します。
 ここで教えられることは全て教えたつもりです。
 明日の総合テストでは、各自、今までの成果を
 充分発揮してください。
 但し、OJTに進んでも、学ばなければならないことは
 これからも山ほどあります。
 仕事は、毎日が勉強。日々努力です。
 これからは先輩クルーが、あなた方の教官ですよ。」
三神の言葉に訓練生たちは気を引き締める。
「最後に、もう1度、自分自身に聞いてみて下さい。
 みなさんにとって、キャビンアテンダントとは何ですか?
 終わります。全員起立!
 ありがとうございました。」
「ありがとうございました!」
三神はみんなを見渡し、教室を出ていった。

洋子はまた一人で教室を飛び出していった。
「本当にお気楽な人ね。」
「結局このクラスって、美咲さんに引っ掻き回されて
 ばかりだったわね。」
訓練生たちがそう呟く。

有紀はリナたちの噂話から、洋子が一人、モックアップで
練習していることを知る。

「帰るのは待ってください!
 私と一緒に来てください!」
有紀が三神組をモックアップに連れていく。
そこでは洋子が一人で練習をしていた。
「朝も昼休みもずっとやっていたんですよ。きっと。
 遅刻もブラウスの染みも、そのせいなんですよ。」と有紀。

「相変わらず自分勝手なんだから。」と沙織。
「マイペースというか、平気で人のこと振り回すし。」と弥生。
「ハラハラさせられてばかりでした。」と有紀。
「声も態度もでかいし。」と東野。
「あの人のおかげで、何度授業が中断されたことか。」と竹本。
「最悪のクラスメートよねー。」と沙織。
「ほんと!ある意味、最悪だね。」と弥生。
「でも、何でだろう。
 他のクラスの子に美咲さんの悪口言われると、
 ちょっとむかつくのよねー。」と沙織。
「うん!わかる。」と弥生。
沙織は弥生と微笑み合うと、モックアップに入っていく。
「私は紅茶をお願い。」
「え!?なんでみんないるんだよ。」
「そっちこそ、一人で何やってんのよ。」
「お前らの足引っ張らないように・・・。
 つーか、ほら、エビ食べ放題だし!
 こいつんとこの親父さー、蕎麦は奢ってくれるのに
 エビは奢ってくんねーんだよ。結構セコイんだよな。」
「美咲さん、まさか、エビの為に!?」
「約束したよな!食べ放題、おまけに、飲み放題!」

「よし、こうなったらみんな。
 まずは美咲さんを徹底的にしごくわよ。」と沙織が言う。
「O.J.T!!」全員が声を揃えた。

みんなが洋子の特訓に付き合っていると、リナたちが嫌味を言う。
「レベルの低い人たちが集まって何やってるのかと思ったら、
 こんな付け焼刃で、私たちに勝とうだなんてね。」
「勝ち負けなんてどうでもいいの!」と洋子。
「へー。もう負け、認めてるわけ?」
「勝ったとか負けたとか、そんな小さいもんじゃないんだよ。
 私たちに取ってのキャビンアテンダントは!」
洋子が、そして三神組のみんなが、微笑みを浮かべてリナたちを
見つめると、リナたちは悔しそうにその場を去っていった。
「訓練続行するぞ。よっしゃー!!」

「美咲さん見てると、勉強になるよねー。」
「ダメなこと沢山してくれるから、
 チェックしがいがあるのよねー。」沙織たちが言う。
「お前らちょっと調子乗りすぎ!」
「そういう言葉も、減点です!」有紀も自信を持って注意する。
「すみません!」

「関山さん!美咲さん相手ならビシっと言えるじゃない!」
「その強気さえあれば、平気だよ!」
沙織や弥生が有紀をそう励ました。

洋子たちは、三神教官が言っていた、
「みなさんにとって、キャビンアテンダントとは何ですか?」
を見つけることが出来たようですね。


訓練当日、飛行機を見つめたあと、目をそっと閉じる洋子。
「美咲?」翔太が声をかける。
「よう。」
「テストは?」
「これから。」
「ちゃんと勉強したの?」
「したよ。
 やるだけのことはやった。
 全部やった。
 でもやっぱさー・・・。」
「らしくねーな。
 やることやったんだろ?
 だったら、自信持っていけばいいじゃん。」
「わかってるよ。」
「ビビってんじゃねーよ。」
「誰がビビルか!
 テストぐらい、余裕で合格してやるよ。」

そこへ、渡辺(小市慢太郎)がやって来た。
「頑張ってるか?」
「当たり前じゃないですか!」
笑顔を取り戻した洋子は、元気良く歩き出す。
「元気な子だね、相変わらず。」
「そうっすね。」
渡辺と翔太が洋子の背中を笑顔で見送った。

翔太に元気を貰った洋子。
洋子はそのことに気づいているのかな!?
渡辺役の小市さんの私服姿って貴重かも!


試験前、三神教官が桜田キャプテンと挨拶を交わしている。
「三神!久しぶり。」
「長野チーフ!」
「今日の総合テスト、客室乗員部からは私が参加するから。」
「長野さんが!?」
「何か文句でも?」
「いえ、滅相もない!」
「ボタンが取れかかっています。」
「すいません。」桜田でさえ、頭の上がらない様子。
「相手が三神の教え子でも、容赦しないよ。
 厳しく採点するからね。」
「はい!」

「こりゃ大変だ!」
「誰なんですか、あの人。」堤が聞く。
「三神さんでも頭の上がらない、客室乗員部のドン。
 厳しいねー、彼女が採点するなんて。」
桜田が堤にそう呟いた。

筆記テストを終えた訓練生たち。
続いては、モックアップ前で一人ずつ挨拶。
モックアップでのテスト。
教官たちの厳しい目が光る。

洋子が紅茶を木下に持っていく。
「紅茶をお持ちいたしました。」手添えで渡す。
「ぬるいわね。もっと熱いのに変えて頂戴。」
「申し訳ございません。すぐにお持ちいたします。」
次の紅茶を持っていく。
「お待たせいたしました。」
「これじゃ熱すぎるんだけど。」
「申し訳ございません。もう1度、」
「まさか、水を足して冷ますつもりじゃないでしょうね。
 ・・・いいわ、これで。」
「申し訳ございません。では。」
木下がわざと紅茶をこぼす。
「やっぱり熱すぎるの!」
「・・・大変申し訳ございません。
 やけどはございませんか? 
 お召し物は大丈夫でしょうか。」
「私にはかかりませんでした。」
「大変申し訳ございません。
 ただいま、同じものをお持ちいたします。」
洋子の姿に微笑む訓練生たち。
「大変失礼いたしました。
 紅茶でございます。」
「ありがとう。」
洋子は微笑み、お辞儀をしてその場を去った。

他の訓練生たちの試験も進んでいく。
有紀もちゃんと、携帯の注意を促がすことが出来た。

実技審査の全てが終わった。

やぶ久での食べ放題パーティーを楽しむ三神組訓練生。
「おしまいなんですね。
 三神組。
 もう全員一緒に訓練出来ないんですね。」有紀の言葉にしんみり。
「もうみんなよく頑張ったよ!
 よくこの私についてきた!」と洋子。
「チガウチガウ。」
「私、三神組で良かった。
 お前らさ、見かけによらず、結構イイヤツだよな。」
「他に言い方ないの?」沙織が微笑む。
「ありがとう!
 私さ、この20人みんな一緒に空を飛びたい。」
みんなが頷く。
「三神組、最高ー!!」

その頃、会議室では洋子の結果を相談しあっていた。
「本日のテストはなかなか頑張っていたと思いますが、
 木下教官の評価は?」太宰(井上順)が聞く。
「そうですね・・・。出来ていたと思います。」と木下。
「うん。長野チーフ、いかがです?」
「うーん。美咲洋子ねー。
 どんなものかと思っていました。
 評判悪いから、あの子。
 ま、決して満点とは言えないけどね、
 あとはOJTでしごきますよ。」
「はい!じゃあ、そういうことで!」嬉しそうな太宰。
「ちょっとよろしいでしょうか。」
三神が挙手をする。

三神が訓練生の前に立つ。
「昨日、総合テストの結果と、今までの成績を元に、
 訓練部と、客室乗員部合同の、認定会議が行われました。
 合格した方にはただいまより、ネームバッチを渡します。
 名前を呼ばれた方、前に出てきてください。
 まず関山さん。」
「はい!」
涙する有紀に、三神がバッチをつける。
「よく成長しました。これからも頑張って。」
「ありがとうございます。」

沙織が呼ばれる。。
「あなたはとても頑張りやでしたね。 
 OJTでも期待しています。」
「ありがとうございます!」
沙織も涙ぐむ。
そんな様子を嬉しそうに見つめる洋子。

東野が呼ばれる。
「よく、みんなを引っ張ってくれましたね。」
「ありがとうございます。」
「次、竹本さん。」
「はい。」

そして、弥生が呼ばれる。
「今のまま、素直に伸びて下さい。
 笑顔が素敵です。」
「はい。」

「以上、19人が合格です。」
「え・・・。」
みんなが洋子を見つめる。
「美咲洋子さん。
 あなたのバッチは、ありません。」
「・・・どうしてですか・・・。
 だって、私、」
「あなたには、キャビンアテンダントとしての適正が、
 欠けています。」
「嘘だろ・・・。」


今まで一番応援してきたと思った三神教官の判断には
びっくり!
きっと、何か考えがあるのだろうとは思いますよ。
これでCAへの道が閉ざされてしまったわけでは
ないですよね!?

今のまま洋子を合格させても、厳しい先輩たちの指導に
潰されてしまうと思ったんでしょうか。
洋子はただでさえ目だってしまいますしね。

洋子にかけているもの・・・。何なんでしょう。
「自分にとって、CAとは?」という答え?
CAになりたい、という気持ち?
協調性!?

きっちりとチームワークが出来上がったところなので、
全員揃って合格し、OTJでの新たな訓練を見てみたかった。
洋子は今後、三神組の19人とOTJで合流することは
出来るんでしょうか!?


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美咲洋子(21)………上戸彩
中原翔太(25)………錦戸亮
若村弥生(22)………相武紗季
堤 修介(27)………小泉孝太郎
弘田沙織(23)………上原美佐
香川麗子(23)………高橋マリ子
渡辺 誠(38)………小市慢太郎
木下朝美(35)………七瀬なつみ
若村昭三(48)………浅野和之
麻生カオル(28)……笛木優子
関山有紀(22)………大塚ちひろ
東野はるか(22)……大友みなみ
太宰晋一郎(53)……井上順(特別出演)
桜田信哉(48)………小日向文世
三神たまき(38)……真矢みき


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『アテンションプリーズ』からは、上戸さんが劇中つけている
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サウンドトラック
B000FBG30U「アテンションプリーズ」サウンドトラック~OH PRETTY WOMAN~TVサントラ コロムビアミュージックエンタテインメント 2006-05-24by G-Tools



1970年に放映された、元祖・アテンションプリーズ。
B000EBDDL8ATTENTION PLEASE アテンション プリーズ紀比呂子 范文雀 高橋厚子 キングレコード 2006-05-10by G-Tools



上戸彩さん出演作品


この記事へのコメント
ちーずさん こんにちは!

洋子に欠けているものは何でしょうね。
三神教官の理由が放送されなかったですが
三神教官の過去のことも明かされていないので
最終回近くにわかるのかな?
7話は感動してウルウルしてしまった。

翔太に言った・・・自分が制服を着て空を飛んでいる姿を見てみたいと言った洋子が良かった。
Posted by アンナ at 2006年05月31日 10:33
まだまだ洋子には欠けてるとこたくさんありそうですもんねー( ̄▽ ̄●;)ゞ
今後も三神の厳しい特訓を希望です!(笑)
本気でCAを目指すのなら、きっとついていける筈!
Posted by まこ at 2006年05月31日 16:02
ちーずさん、こんにちは!洋子まさかの不合格…最近はしっかりやっていたと思ってたのに…洋子は諦めてしまうんでしょうか?絶対に諦めてほしくないです!今の洋子は本気でCAを目指しているはず。三神教官はどうして洋子を落としたんでしょうか?昔教官が教えた子も同じことがあったんでしょうか?教官の過去と洋子に似ている子のことが知りたいです。
私の予想では諦めようとする洋子を翔太が止めるんじゃないかな?
翔太のことにケチつけられたときの弥生は怖かった(笑)美咲さん→洋子!になってましたからね…(笑)
またお邪魔しますね!!
Posted by 冬穂 at 2006年05月31日 16:24
こんにちは。ちーずさん
三神教官は、まだまだ美咲をCAとして
旅立たせることを許しませんでしたね。
過去のことがあるから今度は絶対に
失敗しないようにという意味もあるかも・・・
でもこれで確実に美咲は成長できますよね。
Posted by みのむし at 2006年05月31日 16:50
三上の恩師である長野が反対するのかと思いましたが三上自信が洋子を落とすなんて!クラスもいろいろありましたが、みんなが洋子の性格に振り回されながらも、団結できたのに残念

これからが洋子にとっての本当に辛い教習になっていくのでしょうか?

自主練習する洋子に少し期待が持てそうですき!
Posted by けた at 2006年05月31日 20:11
はじめまして★★
最後の方、見逃してしまっていたのでとても助かりました! ありがとうございます(*´∀`)
公式HPの隠しページには行かれました? 私には行き方が全然分からなくて。。 もし行かれたのだったらヒント教えていただけませんか?
Posted by 美香 at 2006年06月01日 15:05
隠しページの存在を教えていただきありがとうございました。
美咲のネームバッチクリックしたらいけましたよ。
でも裏と言う割には…ものたりないような

昔財前直美さんと仲村トオルさんの出ていた『眠れぬ夜を抱いて』の裏サイトはとっても凝っていたのを思い出しました。
Posted by akk11 at 2006年06月01日 15:35
こんばんは。コメントありがとうございます!

★アンナさん★
三神教官が、洋子をOJTに挙げなかった理由、
きっと洋子の為なんですよね。
具体的に何が足りないのか。
三神が洋子にどんなことを話してきかせるのか、楽しみです。

洋子も翔太に素直に夢を語っていましたね。
素敵なセリフでした。

★まこさん★
確かに洋子はまだまだなのですが、
鬼のような先輩がOKを出したのに、三神は許可しなかった。
三神の以前問題を起こした教え子は、OJT時代に
失敗してしまったんでしたっけ?
その辺も関係あるのかもしれませんね。

★冬穂さん★
夢を諦めそうな洋子を叱り飛ばすのは、翔太なのかも!
そういえば、洋子も翔太の新しい夢を見つける手助けを
しましたね。
三神教官が洋子をパスさせなかった理由、気になります。
きっと洋子をCAとして育てるためですよね。

★みのむしさん★
三神の過去が、今回の洋子の決定につながっているんですね。
早くその辺が知りたいです。
それにしても意外な判断でした!!

★けたさん★
洋子も早く三神組のみんなと合流させてあげたいですね。
いつか、同じフライトで仲間と飛ぶとき、洋子は素晴らしいCAに
なっているはず!
今の挫折を乗り越えてほしいです。
一人練習する洋子、彼女も変わりましたね!!

★美香さん★
初めまして。
お役に立てて何よりです。
隠しサイトがあると知らなかったので、私もこれから
見にいってみます!

★akk11さん★
ありがとうございます!
私もこれから見に行ってみます。

『眠れぬ夜を抱いて』、ハマっていました!
このドラマで私は古田さんを知りました。
Posted by ちーず at 2006年06月01日 20:32
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