2006年07月15日

タイヨウのうた 第1話

『太陽に嫌われた少女・・・月夜がくれた奇跡』

太陽の光をいっぱい浴びながらスクーターを走らせる孝治(山田孝之)。
途中、親友の雄太(田中 圭)、隆介(川村陽介)、晴男(濱田 岳)と
合流。みんな、大きな荷物を運んでいる。
晴男のバイクが出前用なのを「ダサい」とからかいながら、
4人は楽しそうに江ノ島の海に向かう。
途中孝治のスクーターが故障してしまうと、三人は「また!?」と
言いながら孝治を置いていってしまう。
向う先は、江ノ島。

松前美咲(佐藤めぐみ)が海岸でビデオを回す。
「美咲でーす。
 今日は海開きだからビーチに来てみましたー。
 ほら、人だらけだよー。
 みんな、暇だよねー。
 あーあ、カッコいい人いないかなぁ・・・
 いた!!」美咲がビデオカメラで隆介を追う。
美咲にビデオで撮られているとも気づかずに、ふざけあう4人。

ふいに誰かに肩をつかまれる美咲。
不機嫌そうに振り返ると、知り合いの三谷巡査(佐藤二朗)!
「それあの、あれだろ。隠し撮りだろ。
 水着が透けて映るやるだろ!?」
薫の為に取っていると訴える美咲。
「薫って、あの薫か。
 君が未成年のくせに夜出歩いてばっかりいて。
 今度見つけたら補導して、おしおきだぞ!」
カメラに向ってそうメッセージを残す三谷。
その間にイケメンたちの姿を見失ってしまった。

薄暗い部屋の中で、お気に入りの音楽を聞きながら化粧をする少女・
雨音薫(沢尻エリカ)。
聞いている音楽は、彗星のように音楽シーンに現れた橘麻美(松下奈緒)。薫の憧れの人だ。

時計を手に取り時刻を確認する。午後7時27分。
カーテンを開けると、夜空に月が浮かんでいる。
「おはよ。」
薫は、太陽の光を浴びることができないXP(色素性乾皮症)という難病を
抱えている。
紫外線を確認し、ギターを抱えて窓から家を抜け出そうとする。

そこへ母・由紀(黒田知永子)が、起こしにくる。
慌ててベッドにもぐりこむ薫。
「朝ご飯、何にする?」
「自分でやるからいい。」
「それから何か来てたわよ。レコード会社から。」
その言葉に飛び起きる。

「どこ!?レコード会社の。」
「その前に。」
「わかってる。紫外線でしょ。」
母に言われてクリームを塗り始める薫。
塗り終わると、やっと母が封筒を渡してくれた。

母が去ってから、「受かっていますように・・・。」と呟き、
緊張した様子で封筒を開く。
だが、そこにはオーディションの最終選考落選の文字。

影から見守っていた由紀も、がっかりと肩を落とし
仕事に戻る。

薫は歌手志望のストリートミュージシャン。
が、コンテストに応募するオリジナル楽曲はいつも落選。
今回の落選通知に、
『あなたは、本気で誰かを好きになったことがありますか?』と
手書きで付け加えられていた。
「私には普通の恋なんて無理なんです。」
そう寂しそうに呟く薫。

薫の両親は、海辺でイタリアンレストランを経営している。

親友の松前美咲が遊びにきた。
薫はまたオーディションに落ちたと美咲に愚痴をこぼす。
「どうせ弾き語りしていても、誰も聞いてくれないし。
 邪魔しに来るのはあのウザい警官だけだよ。」
その言葉に、美咲は昼間撮ったビデオのことを思い出し
早速見せることに。

「今年も海開きってやつが始まるんだ。
 チョー暑そう。
 何で昼間の海にわざわざ行くかなぁ。」
「見て!この人!!」
「なに?」
「イケメンという生き物じゃない!」
「美咲さぁ、確かあなたは、
 私に昼間の世界を見せる為にビデオを撮って下さって
 いるのよね!?」
「何あらたまって。
 お礼ならいいからね。
 薫はお隣の、大親友なんだから!」
美咲にあきれ返る薫だったが、次の瞬間、そのビデオに釘付けになる。
美咲のお気に入りの男性と一緒にいる、孝治の姿に・・・。
薫は作詩ノートを取り出し言葉を綴る。
『今日またあの人に会えた』
そして、『A』とアルファベットの入れられたギターを取り、
考えながら弾きだした。

夜、美咲が撮ってきてくれたビデオを確認しながら、
海辺を歩く薫。
彼らがいた場所に座り込み、
「今頃何しているんだろうね。あんたの持ち主。」
とギターに語りかける。

その頃、湘南のとある街に暮らす藤代孝治は、
バイト先の弁当工場もクビを言い渡される。
「本当は、君にもあるんだろ、夢が。」
「・・・いや、ないっす。」
「いや、あるはずだ!
 だから、こんな所にいつまでもいたらダメだ!
 これは君に取ってのチャンスなんだよ!」
「ああ・・・思わず目眩が・・・。」
社員寮を出て行かなければならない孝治は落ち込む一方。

孝治は人生の目的を見つけられずに漫然と日々を過ごしていた。
そんな彼にとって、心を許しあえるのが、3人の親友(雄太・隆介・晴男)。
彼らとは、孝治が生活や境遇のことを忘れ、19歳の若者らしく、
自分らしくいられる貴重な関係だ。

その夜、スクーターに乗った孝治は信号待ちしていると、
大きなスクリーンから流れてくる歌声の方に振り返る。
橘 麻美だ。
しばらく見つめたあと、無表情なまま
「さっさといけよ。」
前に止まるトラックに向ってそう呟く。
信号が変わり、走らせようとすると、またスクーターが止まってしまう。

仕方なく、スクーターを押して歩いていると、
駅前で朝美の局を弾き語りしている薫と出会う。

孝治の視線に気付く薫。
「嘘みたい・・・。
 これって三度目の奇跡!」

運命の出会いだと思った薫は、思い切って孝治に話しかける。
「ねえ、これ。
 これってあなたのでしょう?」
『A』の文字が入ったギターを見つめ、少し動揺する孝治。
「なに!?」
「だからこのギター。」
「知らねーよ。」
「ちょっと待って!何で逃げるの?」
「何で着いてくるんだよ。」
「待ってってば。
 ずっとあなたに聞きたいことがあったの。」
「なにこれ勧誘?」
「違う!」
「他の人行って。」
「いやだ、あなたじゃないとダメ!」
孝治は薫が持っていたギターを手に取り、隙を作って
投げ捨ててしまう。
「ちょっと!何すんのよ!」
慌ててギターを拾っている間に、孝治は姿を消してしまった。
代わりに現れたのが三谷巡査。
「この夜遊び娘が!
 今日こそ本官が、ゲットだぜ。」
「ポケモンかよっ!」
「はいはい。」
「大変!顔が・・・」
「なになに?」
「でかい!!」
そう言い逃げ出す薫!
「じゃあもう、田舎帰るよ!」
自転車を倒し落ち込む巡査。

月を見上げながら、孝治と一番最初に出会った日のことを思い出す薫。

あれは入院中。午前4時半過ぎ。
病院の窓から外を見つめている薫。
一人の男がスクーターを押して歩いている。
気になり目で追っていると、その男はスクーターを駐輪場に止め
歩いていった。
その男が、今度はギターを手に戻ってきた。
そしてそのギターを、ゴミ捨て場に持って行き、
少し迷ったあと、そこに置いた。
愛しそうにギターに触れ・・・足早にその場を去った。
それが、孝治だった。

「やっと会えたのにね・・・。」
ギターにそう語りかける薫。

=海の家=
孝治はいつもの仲間たちに、バイトもクビになり寮を追い出された
ことを話す。
集まる場所がなくなると落ち込む仲間たちだったが、
海の家の店主・三浦(竹中直人)の一人娘・結子(小林麻央)の
美しさに心奪われる。
来年、民放のアナウンサーに内定したらしい。

「マスターが自分の娘の自慢ばっかりしてるから、
 最近こういう野獣客ばっかり増えたんですよ!」
バイトのエミリー(ベッキー)が三浦を叱り飛ばす。
「スキャンダルは女子アナの敵!
 結子さんに近づこうだなんて、この私が許さないからね!」
ホウキを振り上げ4人を睨むエミリー。

美咲がビデオを回していると、一人の男が飛び出してきた。
「まぶしい!君の瞳が!」
なんと、美咲のお気に入り、隆介だ!

美咲が撮ってくれた孝治の映像を見つめる薫。
そこへ美咲がやってきた。
「空いてるよね、明日の夜!!
 大学の友達、みんなNGなんだ。
 お願い、合コン来て!!」
「あのさー、
 美咲が設定する合コン、全部ハズレだし。
 それに私が行ったら、みんな私のトコ来ちゃうよ。」
「薫は、ブスっとしていてくれればいいからさ!」
「いやー。そんなの出来ない。」
「いつもの顔でいいと思うよ。」
「絶対行かない!」
「お願い!あのビデオの人と再会したの!
 これって、運命だと思わない?」
「ビデオの人?」
「そうそうそうそう!あのイケメン!隆介君!
 向こうも、あのビデオに移っていた三人いたじゃん。
 その誰かを連れてくるって言ってるしさ。」
「ふーーん・・・ま、行ってあげてもいいけどねー。」
「ほんと!?やったぁ!!
 あ、出来るだけきったない格好してきてね。」
「了解!」
こっそり嬉しそうに微笑む薫。

当日、いつもより気合を入れてお洒落してきた薫に
美咲はおかんむり。

店内の紫外線チェックを美咲が済ませ、そしていざ店内へ。
「美咲ちゃん!」隆介が笑顔で出迎える。
そしてそこに、孝治もいた。

「こいつ、藤代孝治。俺と同じ19.
 こう見えて、医学部の一年生。 
 そういう俺も、法学部で、
 司法試験とか合格しちゃってるんだけど。」
「すごーい!
 あ、この子は、大親友の雨音薫。」美咲が紹介する。
「よろぴく!
 ねーねー、薫ちゃんも女子大生?」
「はずれー。」と美咲。
「ストリートミュージッシャン。」孝治が低い声で呟く。
「なに、二人知り合い!?
 だったら話は早いじゃん。 
 こんなファミレスなんてやめてさ、
 早速2,2ってことで。」と隆介。

4人は二組に別れ、海辺に出ていく。

海の家の前に座り込む薫と孝治。
「あのさ、」
「帰るわ。」
「え?」
「数合わせで来ただけだから。」
そう言い立ち去ろうとする孝治。
「痛ーい!足切っちゃった。
 痛ったーい。」
「・・・」
「医者の卵なんでしょう。
 助けてよ。」
戸惑いながら孝治が戻ってきた。
「見してみ。」
「・・・」
「嘘じゃないか。」
「そっちだって嘘じゃない。
 本当は医学部なんかじゃないんでしょ。」
「・・・」
「じゃあXPって病気知ってる?」
孝治の目が泳ぐ。
「わかりやすい!」薫が笑う。
「何が・・・」
「ねえ、本当は何している人?」
「無職。フリーター以下。」
「名前も年も嘘?」
「それは本当。」
「ふーん。」
「何だよ。」
「だって、藤代孝治ってどこにもAがないから。
 ギターにAってあったから、Aのつく名前かと思ってた。
 ねえ、あれってあなたのギターでしょ?」
「ちげーって言ってんだろ!」
「・・・そう・・・。人違いか。
 ごめんなさい。」
「・・・なんだよ。
 何でそんなに気にすんの、ギターのこと。」
「拾ったの。3年前。
 私なんかが使っていいのかなーって。
 もしかしたら、すごく大事な物かもしれないし、
 本当の持ち主、今頃後悔しているかも。
 それずーっと気になっていて・・・
 聞きたかったんだよね。」
「・・・いいんじゃねーの?」
「そっか。良かった。
 すっごい大事なんだよね、あのギター。
 なんかもう、私の体の一部みたいな。」
薫がそう嬉しそうに言う。
孝治が席を立つ。
「帰るの?」
「喉かわいた。奢ってやるよ。」
「私ビールがいい。」
孝治は頭をかきながら歩いていく。

「ビール、」
「こんな時間じゃ自販じゃ買えねーよ。」
「そっか。」
「早く20歳になりたいなー。」
「20歳?何で?」
「こういう時とかさ、コンビニで普通に買えんじゃん。
 タバコとかもさ。
 なんかスゲー中途半端なんだよな、19って。」
「他には?他には何がしたい?20歳になったら。」
「別に。」
「夢とか、ないの?」
「ねーなー。
 俺の人生なんかたかが知れてるって感じだし、
 頑張るのとかバカらしいし、
 ムダだってわかってるし。」
「そんなのやってみなきゃわかんないじゃん。」
「わかるよ。」
「わかんないよ。
 諦めちゃダメだよ。」
「何だよ、急に。」
「だって、人生一度っきりだし、
 いつ、死ぬかなんてわかんないんだし、
 だから諦めちゃダメだよ。」
「別に俺明日死んでもいいしさ。」
「・・・じゃあ今死ねば。
 ちょうど海もあるし、私見ててあげるよ。」
「・・・」
「出来ないんじゃん。
 今が中途半端なヤツは、20歳になっても中途半端なままなんだよ。」
「何なんだよ、さっきから。」
「わかんない?見損なったの。
 じゃあね!」
「そっちだって中途半端なんじゃねーのかよ。
 どうせ頑張って夢追っかけてるふりしてるだけだろ?
 あのCDだって売れたことあんのかよ。」
「ないけど・・・
 私は本気で歌いたいって思ってる。
 誰かたった一人の心の中だけでもいい。
 届いて忘れられないような曲作りたいって思ってる!」
「だったら何で他人の曲のコピーなんかで歌ってるの?」
「・・・
 あなたに何がわかるのよ!!」
薫は怒って帰ってしまう。

家に戻った薫。テレビをつけてみると、『CDTV』が放送されている。
ゲストは、橘 麻美。
デビュー曲がいきなり8週連続トップ10入り。
2曲目が待望される橘麻美。
「今私にしか作ることの出来ない曲を、
 今書いているところです。
 是非期待して待っていて下さい。」

『Wish

 君が瞳をとじる となりに僕はいる
 
 その唇 僕はそっと触れたいから
 時よ Don't go away
 ありふれた世界でも So far away
 ふたりだけの場所があるなら それでいい
 君だけが 僕の目に映ってる
 おやすみBaby・・・
 
 二人歩いた道を 一人で辿るとき
 泣きそうになる僕だよ 信じてくれるかな』

家に帰った孝治もテレビをつける。
この曲が流れていると知り慌てて消す孝治。

収録を終え、工藤洋平(要 潤)らと共にJBS局を出ていく麻美。
工藤の前に一人の女性が立ちはだかる。
「工藤さん!
 私の新曲はいつになったら出してもらえるの?」
レイサ(原 史奈)だ。
「新しいおもちゃが手に入ったら用なしってわけ!?」
工藤に掴みかかろうとするレイサをスタッフが止める。
工藤は麻美を連れてその場を離れる。

工藤の車に乗り込む麻美。
「工藤さん・・・。」
「気にしなくていい。
 君はいい曲を書くことだけ考えるんだ。」
「ごめんなさい。
 私、2曲目まだ書けてなくて。」
「君は君のペースでやればいいんだよ。」
スケジュール帳の『麻美新曲会議』と書いた予定を消したことを
思いながら、そう答える工藤。
「『Wish』・・・
 あれは誰を思って書いたんだ?」
「・・・想像で、書いただけ。」

榎戸医院。
真一(山本 圭)の検査を受ける薫。
検査結果は金曜に出る、と榎戸が言う。
「どうせ異常なしだよ。
 ここんとこずっと調子いいし。」
「そういえば、今年も頂いた。
 薫ちゃんの誕生会!」
「お母さんてば。子供じゃないんだからもう!」
「いいじゃないか。
 いくつになっても子供は子供。
 それに、僕も楽しみなんだ。
 薫ちゃんとこの料理、美味いから。」
「・・・」
「どうかした?」
「先生気づいてる?
 毎年どんどん豪華になっているでしょう。
 誕生会の料理。
 私が小さい時にXPだって診断されたとき・・・」

榎戸が薫の両親に病気の説明をする。
「XP・・・色素性乾皮症と言います。
 主に、太陽等の紫外線を浴びることによって生じた
 DNAの傷を修復する機能に欠陥がある病気です。
 そのため太陽の光を浴びると、
 日焼け程度では済まず、火傷のような症状が出るんです。
 薫ちゃんは、XPの中でも、A。
 年を追うごとに脳にも異常が発生し、
 さまざまな神経症状が出ることが高く、」
「治るんですよね!?」母が聞く。
「残念ながら、今現在治療法はありません。」
「・・治らなくてもいいじゃないか。
 生死に関わる病気じゃないんだから。」と父。
「それが・・・」

「もしかしたら、20歳まで生きられないかもしれないって知って、
 だから、きっと毎年、一生懸命になっちゃうんだよね。
 これが最後の誕生会になっちゃうかもしれないって、
 お父さんとお母さん。
 先生、私もうすぐ19になる。
 私の命、あと1年あるかどうかもわかんないんだし、
 親孝行とかしないとダメだよね。
 ・・・だから、歌やめちゃうっかな。」
「薫ちゃん。
 薫ちゃんは小さい時からずっと、太陽の下で遊びたいのを我慢して、
 紫外線を避けて制限された暮らしの中で頑張ってきた。
 だから弱音だったらいくらだって言ってもいいし、
 いくらでも聞くよ。
 でも、病気を言い訳にして、逃げるのはどうかな。」
榎戸の言葉を考える薫・・・。

『あなたは、本気で誰かを
 好きになったことがありますか?』
「今、私にしか作ることの出来ない曲を、
 今書いているところです。」
「だったら何で他人の曲のコピーなんかで歌ってるんだよ。」

薫はギターを見つめ、そしてまた考えこむ。

テーブルには、自分のCDが置いてある。
『1.Stay with me
 2.misty moon
 3.ユメノムコウニ』

バイト探しを始める孝治。
サーフィンショップで断られ、履歴書をぐしゃぐしゃに丸めて
捨ててしまう。
だが思い直し、それを拾ってしわを伸ばした。

夜、スクーターを走らせる孝治は、あの駅前広場に薫の姿を探す。

「私のオリジナルの曲です。
 オーディションに落ちてばかりの曲だけど、
 一生懸命書きました。
 今の私に、せいいっぱい出来る曲です。
 聞いてください。」

『会いたい気持ち 溢れたら
 この想いが上手く届くのかな
 小さな窓に現れた
 あなたを見るだけで 嬉しくなる
 あの日にそっと 置いていった
 涙の粒 抱えたら
 ねえ 夢を奏でた

 STAY WITH ME
 あなたは私だけの大きな光
 STAY WITH ME
 あなたとずっとずっと 手をつないでいたい
 そして明日へ続くその道を
 歩いていこう

 時間を箱に 閉じ込めた
 翼をあなたが風に乗せたの
 ふと舞い降りた夜の街
 もらった勇気で 二人出せたんだ
 頑張ってる あなたに
 負けないような スピードで
 ねえ 輝け 心』

薫の歌う姿が、自分のギターに合わせてピアノを弾く女性の姿と
重なる。
ギターには、Aの文字。

そして、思い浮かぶのは、男たちの大乱闘。
震えながら何かを呟く男・・・。

「なんだよ、その歌。
 もっと有名な曲ないの?」
男たちに絡まれ、薫の歌が中断する。

乱闘の時に震えていた人物の姿を思い起こし・・・
孝治は薫たちの元に飛び出していく。
男たちに蹴りをいれ、手馴れた様子でギターをケースに戻り、
孝治は薫をスクーターの後ろに乗せて走り出した。

「太陽は、ずっと意地悪だと思っていた。」

「わずかですが、脳に萎縮の兆候が見られます。」
榎戸の説明にがっかりとする薫の両親。

「私から昼を奪って・・・
 夜空の月から、その姿を削って・・・
 でも、太陽はちゃんと照らしてくれているんだ。
 たった一つの、
 本当に大切な光にめぐり合うための、
 最後の道しるべを。」


薫は嬉しそうに、孝治の胴に手を回した。

『この番組はフィクションです。
 雨宮薫はXP(色素性乾皮症)
 患者という設定ですが、XP
 の多くの症例と異なる表現も
 含まれています。』

※あらすじは一部公式HPより引用させていただきました。


XP(色素性乾皮症)という難病の子供たちを取り上げた番組を
何度か見たことがあるので、この病気のことは知っていました。
その子供たちは、昼の紫外線を避けながら
幼稚園に通ったりしていたのですが、
美咲は完全に昼夜逆転の生活をしているんですね。
母親の、夜の7時に「おはよう」と美咲を起こす言葉に
愛情を感じました。

あのイニシャルAは、麻美なんでしょうね。
孝治と麻美の間に何があったのでしょう。
麻美の歌う『Wish』という曲は、男性の視点。
あれは、孝治が作詩したもの?
それとも、孝治への想い?

麻美は20歳という設定です。
松下さんの今までの役柄から、
勝手に24〜5歳ぐらいかと思っていました。(笑)
孝治たちとは1歳違いなんですね。

病気を言い訳に逃げようとしている自分。
不合格通知のメッセージ。(書いたのは、誰なんでしょう。)
麻美の、自分にしか作ることの出来ない曲という言葉。
そして、孝治にコピー曲を歌うことを指摘されたこと。

そんなことが、夢を諦めかけていた薫を、もう1度
立ち上がらせてくれた。

薫の歌を聞きながら思い出していたシーン。
大乱闘の中、震えていたのは孝治?

孝治と薫がお互いどう影響を与えあっていくのか。
まわりがどう絡んでくるのか。
とても気になる作品です。


『レガッタ』に登場していた佐藤二朗さんが
引き続きこちらのドラマにも登場していてびっくり!
局、違うのに。(笑)
金曜日は『レガッタ』もとても良かったので、
少し遅れてのアップになりそうですが、レ
ビューしていく予定です。
でも時間が足りない!!
木曜10時のドラマ2本を諦めるしかないかな。
ちょっと考えてみますね。



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原作です。
4789728390タイヨウのうた天川 彩 SDP 2006-05by G-Tools



主題歌です。
B000GALFG2invitation柴咲コウ 市川淳 華原大輔 ユニバーサルJ 2006-08-09by G-Tools



こちらは映画版のもの。映画も見てみたいです。
B000F6YVAEタイヨウのうた×YUIと薫のうた坂東賢治 小泉徳宏 YUI レントラックジャパン 2006-06-02by G-Tools




CAST
藤代孝治(19) …… 山田孝之
雨音 薫(18) …… 沢尻エリカ
橘 麻美(20) …… 松下奈緒
大西雄太(19) …… 田中 圭
松前美咲(19) …… 佐藤めぐみ
加藤晴男(19) …… 濱田 岳
立浪隆介(19) …… 川村陽介
レイサ(21) …… 原 史奈

三浦結子(22) …… 小林麻央
エミリー (22) …… ベッキー

工藤洋平(32) …… 要 潤

雨音由紀(40) …… 黒田知永子
榎戸真一(50) …… 山本 圭
雨音 謙(45) …… 勝村政信
三浦 修(50) …… 竹中直人

佐藤二朗
中村 豪(やるせなす)
兵頭有紀
酒井敏也
恵 俊彰
海保知里(TBSアナウンサー)
関田安明
宮本普雄
四方 宗
遊木康剛
後藤 健
太田眞知
萩谷愛佳


スタッフ
<<脚本>>
渡邉睦月
<<プロデュース>>
津留正明
植田博樹
<<演出>>
山室大輔
今井夏木
武藤淳
<<音楽プロデュース>>
志田博英
<<主題歌>>
柴咲コウ『invitation』
( UNIVERSAL J / chimera energy )
<<制作>>
TBSテレビ
<<製作著作>>
TBS



山田孝之さんの主な出演作品



沢尻エリカさんの主な出演作品


この記事へのコメント
ちーずさん おはようございます。

佐藤さんレガッタにも出ていたので
笑ってしまいました(笑)
レガッタも良かったですよね。

山田君はこういう役をやらせたらハマるんです。
沢尻エリカちゃんも可愛いし。
あの「Wish」って歌、すごく好き。
次回も楽しみです。
Posted by アンナ at 2006年07月15日 09:02
やっぱり良かったな〜!歌も主題歌や麻美や薫の曲などいいな〜と思えた(o^_^o)薫のキャラは結構きつそうだけど、だからこそ病気の面とか重くならなそうですね。レガレッタを最後見ずにこれ見ちゃったのはちょっと心残りだけど(>_<。)
Posted by はずみ at 2006年07月15日 10:13
ちーずさん、こんにちは。
「レガッタ」は一瞬だけ見たんですが、佐藤二朗さんが両方に出演されてたのには驚きでした(笑)

映画のほうも見ているので、映画版とイメージが違うと感じる部分はありましたが、まず出だしは悪くないんじゃないかなぁと思います。
山田くんと沢尻さんは前のドラマの印象が強烈ですが、その辺はちゃんと演じ分けられていて、さすがの演技力だなと思いました。映画で描かれない部分をどう描いてくれるのか楽しみです。
Posted by 愛梨 at 2006年07月15日 10:38
ち-ずさん、こんにちは!!
この作品は1話からとても心に残りました。XPという病気は知りませんでした。薫のために美咲も生活を少し逆転させていますね。
孝治はまだ薫の病気は知りませんが、これからXPを知ってどのように変わっていくのか楽しみです。
1話から薫の脳に変化が…父が「生死に関わる病気じゃないんだから」と不安げに言いましたが、それは自分の不安を紛らわそうとしたのかと思いました。
レガッタとのレビューの両立は大変かと思いますが、がんばって下さい!!
Posted by 冬穂 at 2006年07月15日 12:16
ちーずさん、こんにちは。
薫のお母さんの「おはよう」、印象に残りました。
お父さんもお母さんもニコニコしてて素敵だったけど
娘の病気のことを受け入れるのは辛かったことと思います。
さっそく「泣き」が入ってしまった私ですが
来週からも見てみようと思ってます。
Posted by ミマム at 2006年07月15日 13:50
ちーずさんこんにちは、1リットルのイメージを引きずるかと思いましたがサスガに女優、同じ病気に苦しむ少女の役ですがイメージがまるで違う!山田君のほうが暗い過去をもつ白夜行のイメージがつよいかな?

XP確かにテレビでみたことはありましたが榎戸先生の説明があるまでは大変な病気ではありますが死の可能性や脳の萎縮が起こる病気だとおもわず薫の明るさはそこにあるのかと思っていました。

不合格通知の文字は工藤?スケジュール帳の文字と同じ色でした!

喧嘩のときの震える唇は男とみましたか?僕は闘っていたのが孝治で乱暴されたような服の乱れや唇の感じは麻美にみえました。そのことが原因でつき合い始めたのか別れることになったのか判りませんが今後の鍵になりそうです!

このドラマも高得点、こころに残るいいドラマになりそうですね!
Posted by けた at 2006年07月15日 15:07
不合格通知の文字は工藤ですよぉ!
yahooテレビに書いてあったので間違いないと思います。
Posted by rei*0*rei at 2006年07月15日 20:25
こんにちは。コメントありがとうございます!

★アンナさん★
金曜ドラマ、どちらも気に入っています。
その両方に佐藤さん、立て続けにご出演!(笑)
どちらでもいい味出していらっしゃいますね〜!

山田君の、ヒロインへのぶっきらぼうな様子と
友達といる時の楽しそうな様子のギャップがいいです。
歌も素敵です!

★はずみさん★
レガッタ初回と冒頭、かぶってしまいましたね。
病気を抱えていても、夢に向ってがんばっている薫は
素敵です。

★愛梨さん★
映画版、私はまだ見ていないので、時間を作って見てみたいです。
お二人とも、前作のイメージを引っ張らずに演じていらっしゃいましたね。

★冬穂さん★
あの時のお父さんの言葉は、少しでも自分や妻の不安を
取り除こうとしたんですよね。
でも・・・生死に関わる病気だとしり、
毎年誕生日が豪華になっていく・・・。
その親心を思うと辛いです。

★ミマムさん★
薫は素敵な家族に恵まれたんですね。
両親の気持ちになると、辛くなります。
人生捨ててしまったような生き方をしている孝治が
どう変わっていくのか、楽しみです。

★けたさん★
『白夜行』での暗い雰囲気の印象が強く、
山田君の、友達と過ごしているときの楽しそうな表情に
なんだかほっとする自分がいました。(笑)

なるほど!あれが麻美!話がつながってきました!

★rei*0*rei さん★
情報ありがとうございます!
工藤も、いつか薫と出会うのでしょうね。
Posted by ちーず at 2006年07月16日 14:42
ちーずさん、おはようございます。
主役の二人は、今までのドラマの影を引きずっては居ませんでしたね。
これから、難病のXPについて沢山知ることになるわけですが、ラストは、希望を持たせてくれるといいですね。
Posted by mari at 2006年07月17日 05:01
 佐藤二朗さんは『電車男』以降、全クールに出演されてますね♪ 前回は『てるてるあした』、その前は『夜王』。 1話限りも含めれば、かなり出ています。 
 ドラマの中で流れる麻美の「WISH」はやはり孝次の曲なんでしょうか? どういう間柄だったのか、気になるところです。
Posted by ひろくん at 2006年07月17日 22:19
ちーずさん、お久しぶりです♪
実はまたブログやってまして、TBさせていただきました〜

最近山田孝之君が気になるんですよね〜
昨年の電車男以来・・
で、白夜行でがつんとやられました^^;

最初はウォーターボーイズで明るいキャラでしたけど、
TBSに移って(?)暗め、演技派になっていますよね。
見逃したときのちーずさんのレビューとっても助かります。
またよろしくお願いします。
Posted by ひらた at 2006年07月19日 17:13
すみません〜
↑のURL間違えております(汗
Posted by ひらた at 2006年07月19日 17:15
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