2006年08月15日

サプリ Episode06

『透けてみえる恋心』

朝、白いバッグに書類を詰めていく藤井ミナミ(伊東美咲)。
準備完了!
・・・と思ったら・・・。

「ずっと愛用していたバッグが壊れた。」

ミナミは、柚木ヨウコ(白石美帆)にショッピングを
付き合ってもらう。
「探しているのは通勤用で、
 でもあまりカジュアル過ぎないシックな洋服に合うものを
 お願いします。」
(黒のバッグ)「もう少し口が広くて大きいものをお願いします。」
(白いバッグ)「もっと、汚れが目立たない素材ってありますか?」
(黒いバッグに)「内ポケットが多い方が。」
(赤いバッグに)「地味目で、落ち着いたトーンの方が。」
(ディーパックに)「さすがにそれは・・・。」
しまいには店員もあきれ顔。そんなミナミに、柚木は「バッグと男選びは趣味が似る」と進言。
つまり、ミナミは注文ばかり多くて、ひとつに決めきれない
やっかいな女と言い切る。

店員さんに聞いてお買物するより、自分で店内見て回った方が
早そう!
それに、店員さんが持ってくるバッグに答えるミナミの気持ちも
わかる気が。(笑)


「私の欲しいバッグ・・・。
 他に、女性の影がなくて・・・」


荻原智(瑛太)なのか…それとも? 
会社に戻ったミナミの視線は、なぜか石田勇也(亀梨和也)を追って
しまう。

「やっぱり、いくら何でももうちょっと大人で、
 もっと頼りがいがあって、包容力があって。
 ・・・って、違う。バッグの話!
 要するに、自信がないだけなのかも。」


白いバッグを手に、田中ミズホ(りょう)が出社。
荻原とすれ違いざまに、
「例の話、考えてくれた?」と尋ねる。
「どうせいつもの、冗談でしょう?」
「・・・かもね。
 でも、もし本気だったら?」

「夫と・・・別れると言ったら、どうする?」
荻原の脳裏にみずほの言葉が蘇る。

「自分に。
 二人の関係に、自信がなくて・・・。
 だから今の私は、バッグ一つ選べない。
 そういうことなのかも・・・。」 


そんな折、今岡響太郎(佐藤浩市)のチームは、カレールーのCM制作案を
手がけることに。
勇也はやる気満々だが、桜木邦夫(相島一之)たちメンバーの表情は暗い。
カレールー業界は、新作が相次ぐ激戦区。
新製品を売り出すためのCM制作には、相当なプレッシャーが
かけられるのだ。

とにもかくにも、商品を知ろうということで、試食会を開くことになる。
「藤井。お前作れよ。
 女だったらあるだろ?勝負カレー。」と桜木。
「無理だな。」と今岡らスタッフたち。
「何がですか!カレーぐらい、作れますよ。」とミナミ。
だがスタッフたちは誰も信じない。
そんな様子を微笑んで見つめる荻原。

「私が、プロ顔負けの特製カレー、
 みなさんに作って差し上げます!!」

あーあ。言っちゃった!

「無理?」勇也が聞く。
「絶対無理!!
 プロ顔負けのカレーなんて出来るわけないでしょ、この私に。
 どーしよう・・・。」
「みんな相当期待していますよ。荻原さんも!」
「どーしようー!!」
「じゃ、俺が作りましょうか?」
「出来るの?料理!」
「ま、一通りは。」
「石田ー!ねえ、代わりに作ってくれる?
 そんでもって私が作ったことにしてくれる?」
「まあいいですよ、別に。」
「あと、カレーだけだと何だから、サラダとか何か
 気の利いたもの。」
「いいですよ!」
「あとデザートもでしょ。飲み物も用意した方がいいよね。
 買物もお願い!」
「・・・」
「食器もなるべくいいもの使った方がいいし、」
「ちょっと、いいですか?」
「なに?」
にっこり笑顔のあと、勇也が言う。
「ぶっとばすぞ!!」

そのあとの、2人見つめあう表情が良かったです。

 
ミーティング後、営業に戻った荻原は、ミズホが早退した
ことを知る。
「へー。優雅でいいですね。奥様営業マン。」
そう同僚に言う荻原だったが、同僚の話では、家庭内での
揉め事らしい。家からの電話に慌てて帰ったというのだ。

勇也はヘッドホンをつけてひたすらペンを走らす松井に、
何をしているのか聞いてみる。
千本ノックらしい。
「私もよくやりますよ。
 迷ったらひたすら掘る。
 脳みその奥の奥まで。
 書くことで掘り起こしていくの。
 ほとんどが無駄だけど、時々ガツンと、
 いい言葉に当たる。」
ミナミが説明する。

コーヒーを入れにいった勇也に、松井が呟く。
「あいつ、ちょっと変わったよなー。」

社内の会議室。
今岡は柚木に、出版社の女性のメルアドのことを詫びる。
だが柚木は、
「癒やされたいの。
 女だって仕事の疲れを男で癒やされたい。
 ストレスになってイライラしたり、
 一緒にいても嫌な気持ちになるくらいなら、
 いない方がマシ。」

その時、今岡の携帯が鳴る。
娘のなつき(志田未来)の学校の先生からで、
なつきが転んで怪我をしたらしい。たいしたことはないらしいが、
柚木が振り返ると、もうそこに今岡はいなかった。

一方、勇也はミナミのために、荻原に食べ物の好き嫌いをリサーチ。
「とくにないけど・・・
 しいていえば、トマト。
 あとらっきょ。あ、タマネギ、ピーマン、
 パクチー、シソ、ミョウガ、ロールキャベツ、
 あとドレッシングも苦手。
 サラダは必ずマヨネーズ。」
「・・・沢山あんじゃんかよ!」

さらに勇也は、試食会の会場も勝手に決めてしまう。
 
勇也が決めた会場とは、今岡のマンション。
なつきを迎えに行った今岡の留守に、チームのメンバーを招き入れた。

その頃、今岡はなつきと一緒にレストランでディナー。
「いつもこういう所に来ているんですか?」
「うん?」
「いかにも、2人でしっぽり、大人の隠れ家風って感じの店ですね。」
「どこでそういう言葉を覚えてくんだよー。
 あいつか、あのうちにいるバカか!」
「雑誌のインタビュー読みました。
 デートはどこでって質問に、自分でそう答えてたくせに!」
「・・・膝の具合どう?」
「別に、わざわざ迎えに来なくても。」
「だって、どれ位の怪我なのかさー。
 心配になるじゃない。」
「・・・今更。」
「父親面するなって?」
俯くなつき。

荻原は窓の外を見つめながら、ミズキのことを考えていた。

勇也は、ミナミの料理をお手伝い…と、言うより、メインの料理人は勇也。
「何でそこまで、料理上手なふりするんですか?」
「それは、女として、そういうのが大事ってわかってはいるから。」
「だって藤井さんはさ、料理が下手なんだから、
 いいじゃないですか。下手で。」
「失礼ね!出来る料理もあります。
 これからもっと勉強すれば。」
「じゃなくて、そんな嘘つかないで、
 もっとこう、藤井ミナミらしさっていうのを出した方が
 いいんじゃないんですか?」
「私・・・らしさ?」
「なんか、あるんじゃないですか?
 他の誰にも負けない、なにか。」

「私が、他の誰にも負けないもの・・・。
 なんだろう・・・。」

キッチンに入っているミナミと勇也をよそに、
桜木や松井良英(原口あきまさ)は、上司の家を観察。
高級酒・轟の30年ものに手を伸ばす。

柚木は、それとなく荻原に、
「ちゃんと捕まえてやんな。
 可愛そうに、悩んでるよー。
 誰かさんがいつまでもいつまでも女引きずってるから。」
「・・・いや。何の話だかよく。」
「気づいているくせに。
 あいつってさ、わりと、お嬢様育ちらしいし、
 今まで多分、負けない試合しかしたことないと思うんだよね。
 でも、相手がいる場合、勝ちに行かなければならない。
 その戦い方わかんなくて、苦しいと思うよー。」
柚木の言葉に、荻原は料理するミナミの後姿を見て考える。

今岡の後ろを歩くなつき。
「あの!・・・あの!!」
「あ、ごめん。パパ歩くの早かったね。
 なつきさー、パパのこと、あの、じゃなくて、
 パパって呼んでいいんだよ。
 パパが嫌なら、お父さんでも、お父上でも、ダディーでも、
 好きな風に呼んでいいんだ。」
「・・・・・あのー・・・。
 ユウ君に、ケーキ買って帰りましょう!」
「・・・ユウ君!?」

なつきは本当はお父さんが大好きなんですね。
パパ、って本当は呼びたいのだけれど、恥ずかしくて言えない。
そんな風に思いました。


勇也が、みんなに今岡の古いアルバムを見せようとしたところに、
本人がなつきと一緒に帰ってきた。
勇也は2人に気づかず、先輩たちにアルバムを見せながら言う。
「今岡さんの昔の写真!
 アイドル張りの笑顔、そして白い歯!
 刑事ものとかに出てきてすぐ殉職しちゃうデカ。
 なんじゃこりゃ、みたいな!」
先輩たちの固まっている様子に、振り返ると・・・。
「今岡さん!お帰りなさい。
 今日も素敵な白い歯で・・・。」
「どの口がそういうこと言うかなー!?
 ユウ君、ちょっと、お部屋に行ってお話しようか。」

社員たちに挨拶されて、会釈を返すなつき。
柚木が挨拶しても、無視をした。

「私、ちょっと、買物に。」とミナミ。
「じゃ、僕も行きます。」と荻原。
「俺も行きます!!」部屋から勇也が飛びだしてくる。
結局ミナミは勇也と買物に行くことに。
荻原、ため息一つ。

ミナミが買ったのは、マヨネーズ。勇也は、荻原のためだと気付く。
「どこがいいんすか?
 いやあの、見てて思うんですけど、
 わざわざそんな、めんどくさい人の方に
 いかなくても、なーって。」
「憧れてるのかなー。
 自分が不器用だから、器用で、余裕があって、
 そういう彼の姿を見れば見るほど、
 あ、誰かに似てる。
 そうだ、田中さんだって、思い出すの。
 時々カレの向こうに、あの人の声や仕草が、
 透けて見える気がして。
 あー、あの2人、お似合いなんだって。
 その度に・・・。」

経理の女の子たちは社に残り仕事中。
不満を言う女の子たちに、ユリは
「何で?何でそんなに混じりたいわけ?
 行ったってどうせ話し合わないし、
 私たちなんてどうせ相づち係か、
 もしくは合コン仕込む時の受付窓口。
 それぐらいにしか思われてないの。
 何か期待したって無駄!」と言い切るのだった。
 
ミナミたちが帰ると、いよいよカレーの試食。
勇也が作ったとは知らないメンバーは、カレーの味を褒める。

こぼすなと言われてる側から食べこぼす勇也。
慌てて高価な家具を拭く今岡。
すぐにぬれタオルを持っていく柚木。
今岡と柚木の様子を三田は嫉妬の眼差しで見つめ・・・。

カレーを食べ終え、メンバーはそれぞれに思いついたカレーについて
語り出す。
「俺は、どんなカレーも好きですよ。
 家のヤツも、店のヤツも、コンビニのやつも。
 死ぬ前に食べる料理は、カレーって決めてるんですよ。」と勇也。
「お。いいねーそれ。書いとけ書いとけ。
 そういうトコからコピーが出来るんだよ。
 消費者インサイトな。」と今岡。
「消費者、なんです?」
「消費者インサイト。心の中にある声。
 消費者が、生で実感していることとか、
 その、心の中の隠れた欲求のこと。」と荻原。
「それで刺せるかどうかが決め手なんだ。
 だからコピーは大事なんだよ。」と今岡。

「じゃー、このコピーは?
 三度の飯よりカレー好き!」
「私には勝負カレーがある!」
「本気になったら、カレーを作る。」
「アイ・ラブ・カレー」
みんな、思う付くままにコピーを出し合っていく。
「ルー・ルルルルル・カレーだルー。」と今岡。
「蛍ー。って、キタキツネになってるし。」
そんなやり取りに、楽しそうに笑うなつき。

なつきの笑顔に気づいた柚木が声をかける。
「笑えるんだね。
 さっきさ、初めて笑っている顔を見たから。」
無言で食器を洗うなつき。
柚木は"轟"のボトルに麦茶を注ぎ足す。
「こうやっておけば、バレないっしょー。
 こういうことするの、大好きなんだよねー、私。
 あ、お父さんには、内緒ね!」
「くだらない。」
なつきは冷たくそう言い、台所を出ていった。
 
次の日、飛び込みの仕事のミーティング後、ミナミはミズホから昼食に
誘われる。
「そんな顔しないで。仲良くしましょうよ。
 私たち、男の趣味も似ていることだし。」とミズホ。
「そんな、私は別に。
 家族があるのに遊び半分。
 周りを振り回すようなそんな趣味はないので。」
「っていうか出来ないわよね。
 結婚自体してないんだから。どう?一人って楽しい?」
「(カチン!)
 そうですね。不良人妻に邪魔されない限りは。」
「まあそろそろ焦る頃よね。
 もうそんなに若くもないんだから。」
「日ごろの行いって、外見に出ますから、
 どなたかよりは、いいフケ方をするんじゃないかと。」
「(カチン!)
 言うわね。」
「お互い様です。」

怖い〜〜〜!!

「まあ、そんなにカリカリしないで。
 私と荻原には、それなりに歴史があるの。」
「歴史?」
「同じラグビー部の、私は元マネージャーで、
 彼を最初に見たのはラグビー場。
 さっきまではしゃいで、みんなの輪の中にいると思ったら、
 急に黙り込んでふてくされて。
 まるで情緒不安定な子供!
 ・・・でも・・・なんか青春ぽくて、可愛くてね。
 ・・・ラグビーボール蹴ってた。
 私には恋人が・・・今の夫がいるって知ったとき、
 彼・・・一人残って、ラグビーボールを蹴ってた。
 何本も何十本も。」

荻原は、机の引き出しに入れてあった十字架のネックレスを
しばし見つめ・・・。

ネックレス、外してはいるんですね。

「その頃私はもう社会人で、
 いろんなことに慣れてきて、
 うんざりしてた時だったから。
 ライトに照らされて、一生懸命ボールを蹴っているその姿が、
 なんか、妙に残ってて。
 今でも、浮かぶほど。
 ね、青春っぽいでしょう。」

カレーのコピーを携帯に打ち込む勇也にユリが言う。
「無駄だと思うけど。
 そんなのいくら書いたって、
 誰もまともに取り合ってくれないわよ。」
「生まれて初めて、掘ってるんです。」
「うん?」
「脳みその、奥の奥!」
「・・・・・」

みんなが帰っても残ってコピーを書き続ける勇也に、
ユリはプレゼン関係の本を渡す。
「どうせやるなら、マジでやってみたら。」

会議室。
松井のコピーは
『カレーは別腹。』
『上司のカレー自慢は、
 できるだけ信じてあげよう!!』

柚木のコピーは
『俺の為に、誰か作ってくれ。』
『お父さんは今日から、
 カレー奉行になる。』

ミナミのコピーは
『少年の卒業式は、
 甘口の卒業式でもありました。』
『「食べすぎよ」と笑う
 お母さんの顔はいつも幸せそうでした。』

そこへ、勇也がやって来た。
「いいすか?ちょっと、考えてみたんですけど、
 言ってみていいっすかね・・・。」

勇也が資料を配っていく。
「それじゃあ、お願いします。」
『まずはじめに』
『これはカレーのコピー案です。
 一晩寝かせてください。
 もっと美味しくなります。多分。』
『でも本当にカレーを美味しくするには、
 すりおろしたニンニク、ちょっと入れると、グーです!』
『チーズも入れると 激ウマです』
『あと!食べるときは腹ペコであること
 空腹は最大のソース
 なんつって・・・・・』

「おまえさー、こういうくだらない技、どこで仕入れてくるんだよ。」
と今岡。

『といったところで、そろそろ・・・』
『隣のカレーの香りでごはん 3杯 食べられます』
『カレーの絵文字あったら絶対便利』
『キョウ、カレー、シキュウ、キタクセヨ』
『趣味カレー。
 バカだけど、いいヤツです。』

みんなが、勇也のコピーに微笑んでいる。
そんな反応を確かめながら、コピーを読み上げる勇也。

ミーティング後、柚木たちが勇也のコピーを誉めていた。
「使う使わないは別にしてさ、
 いいんじゃないか?エンジョイしてて。
 これからあいつも入れてみようか。頭数に。」今岡がそう言った。

ミナミが勇也を呼び出す。
「説得力?」
「そう。説得力。もっと持たせないと。
 書き直し。
 この表現を選んだ裏に、どんな背景があるのか。
 流行をちゃんと把握しているか。
 そういうデータやロジックがないと、大人を説得出来ない。」

ミナミはそう言い、勇也のコピー案を返す。
そこには、赤字でアドバイスがいっぱい書き添えられていた。

「何もあんな言い方しなくてもね。
 まず石田勇也の積極性を認めるべきだと思うし、
 ねぎらいっていうの?
 もう少しそういう言葉があってもいいような気がする。」
ユリが勇也にそう言う。
「なっ。もっと誉めろよな。」
勇也の言葉に耳を傾ける荻原。
「とかいいつつ、ちょっと、嬉しかったり。」
「え?」
「あの人はさ、基本自分がバリバリ仕事したい人だから、
 普通相手にしないと思うんだよね。
 もし、どうでもいいヤツだったら、絶対に。
 でもあれは、期待されているってことじゃん。
 すごいことなんだよ。
 あの人に想われてさ、
 ちゃんとこう、藤井ミナミエリアに入れるってことはさ、
 すごいことなんだよ。
 気づけよな!どんだけもったいないことしてるか。
 気づけよ・・・。」
勇也は荻原の方を見ずにそう言った。

「主人と?何か揉めてるかって?
 何それ。誰から聞いたの?」ミズホが荻原に言う。
「ちゃんと教えて下さい。」
「なーに。気になる?」
「責任があります。
 僕は、もうずっと、もうずっと、
 先輩を裏切ってきて・・・。
 すまないな、と思いつつ、
 心のどこかでは、バカにしてて・・・。
 だからもし、今もし問題があるなら、
 僕には責任があります。」
「・・・ノーサイドかな。
 私の許せない大嫌いなもの。
 ストッキングの伝線。
 裏返しに脱がれた靴下。
 一人先走った、年下の重い男。
 試合終了、しよっか。」ミズホが荻原に笑顔で言う。

自分のデスクに戻った荻原は、引き出しから十字架のネックレスを
取り出し、それを掃除婦に捨てて欲しいと頼む。

今岡家。
"轟"をグラスに注ぎ、それを口に含んだ今岡。
「なんじゃこりゃぁ!!」と吐き出した。

なんじゃこりゃぁ、がここで出てくるとは!(笑)

「お前か!こんなくだらないことやるの、お前か!」
「はぁ!?」勇也には訳がわからない。
「最近さ、お前、うちの主導権握ろうとしてないか!?
 普通やらんだろ、居候が俺んちでカレーの試食会は。
 大体悪かったな、すぐに殉職しそうな刑事で。」
今岡が勇也を攻撃する。
そんな姿に、なつきがおかしそうに笑っている。
その笑顔に驚く今岡。
「いつ来るんですか?
 今度、あの人、柚木さん。いつ来るんですか?」
なつきが今岡にそう言った。

新コピー案をミナミの届けようとした勇也は、
荻原がミナミを、学生時代によく行ったカレー屋に誘っている
ところを目撃。寂しそうな勇也・・・。

荻原に電話がかかってくる。
「オギ。」
「・・・田中先輩!・・・お久しぶりです。」
「別れないよ。
 この前、見たんだ。
 あいつの携帯。メールも。
 あいつに問いただしたら、言われたよ。
 別れようって。
 でも俺は、別れる気はない。
 お前らを、許す気もない。」

ミナミは荻原にカレーショップに連れて行ってもらった。
が、荻原は元気がない。

店を出た二人。
「ねえ、ついでだから、寄ってみない?」

その頃、今岡と柚木も2人で会っていた。
「なつきがさ、この間、君の事、
 今度柚木さんはいつ来るのーとか言い出してさ。」
「なつきちゃんが?」
「まさかあいつがそんなことを言い出すなんて
 予想外だったなー。
 君の事受け入れたのかね。」
柚木が嬉しそうに微笑む。
「なつきが君のことを受け入れて、君が僕を受け入れてくれようと
 している。
 でも僕はコピーを考えていた。」
「コピー?」
「例えばさ、
 わかった。別れよう。
 でもカレーの作り方だけは置いていってくれ。
 こんなコピー、ありかなーって。
 ・・・こういう発想しか出来ないんだよね・・・。
 癒やされないでしょう、俺じゃ。」
「・・・さすがクリエィティブディレクターだ。
 スタイリッシュだねー。
 別れ話の切り出し方も。」

ラグビー場。
「ここで、大学時代、過ごしてたんだ。」とミナミ。
荻原は側に落ちていたボールを拾いあげ・・・。

勇也はユリに借りていた本を返しにいく。
「サンキュ。
 誰のだか知らないけど、お礼言っておいて。」
「いいよそれ。あげる。もういらないから。」
「え?これ渡辺さんの?」
「うん。」
「プレゼンとか、必要、あるっけ?」
「ないよ。
 ないけど、そういう時期もあったの。
 向こうに、物を作る方に行きたいなーって、
 あがいていた時期もあったの。
 無駄だったけど。
 あ、3年5年って知ってる?
 四大出て3年。短大卒で5年。
 その間に相手見つけないと、
 社内結婚は無理だって言われてる。」
「社内結婚?」
「馬鹿馬鹿しいと思うでしょ?
 でも、この席の子達は、みんなそれを狙ってる。
 真剣に。
 だから、余計思うの。
 毎日ここから見てると、まぶしいなーって。
 みんなに藤井藤井って頼りにされて、
 いっつも急がしそうで、
 キラキラしてて。
 本当は、本当はなりたいの。あんな風に。
 でも、それ認めたら、余計自分がミジメじゃない。
 認めたくないじゃない・・・。絶対に。」
勇也に背を向け、涙ぐみながらそう語るユリ。
勇也が一歩一歩、ユリに近づいていく。

何度も何度も無心でボールを蹴る荻原を見つめるミナミ。
ミズホが語っていた荻原との歴史が思い浮かぶ。

ボールを拾う荻原は、ミナミのことにやっと気づく。
「すいません。久々に来たら、なんか、血が騒いじゃって。
 ほんとすいません。
 どうします、このあと。」
「もういいや。
 つまらない。
 あなたと一緒にいてもつまらないし、
 こうしていたって、一緒にいる意味がわからない。
 意味がわからない人と一緒にいるほど・・・
 暇でもない。
 だから・・・帰るね。」

「上手に嘘がつけて、ほっとした。」

勇也がユリに並ぶと、ユリが勇也の肩に顔を埋めて涙する。

「本当は、考えてた。
 ボールを蹴る、彼を見ながら。
 私が、他の誰にも負けないもの。
 彼にしてあげられる、何かはないか。
 それが、想像したこと。
 彼が今、誰のことを思っているか、
 誰の側に、一番いたいのか。
 想像して・・・手を放すこと。」


勇也はユリの肩に手を置く。
2人は見つめあい・・・。

「でも・・・それでもまだ、期待していた。
 追いかけてきてくれないかと。
 けれど、わかってしまう。
 夜の道は真っ直ぐで、
 追いかけてきてくれない感じが、
 わかってしまう。」



※一部公式HPあらすじを引用しました。


ミナミの存在を忘れて、無心でボールを蹴る荻原。
やはり、ミズホのことが心配で、気になっているんですよね。

一緒にいるのに、心が側にいない瞬間。
これって辛いですよね。
ミナミは、そんな彼の想いに気づき、自分から別れてあげた。

ミナミの言葉が、荻原を後押しするんでしょうか。
ミズホの夫が荻原の先輩・・・ということが判明。
引きずりそうな問題ですね。

今岡と柚木はどうなる!?
癒やされたい、と訴える柚木に、
俺じゃ癒やされないだろ、と答えを出した今岡。
柚木の恋、応援してあげたいです。

なつきがなぜ、柚木のことを父親に言ったのかわかりません。
柚木にはかなり冷たい表情しか見せていなかったですよね。
ああいえば、父は恋人と別れる、と考えたんでしょうか。
なつきは父親のことが本当は大好きなんですよね。
柚木には嫉妬の感情があるのかな。

まずはなつきと今岡の関係を修復させなければ。
早く「パパ」って呼べるようになるといいなー。

このドラマ、エンドロールが毎回違うんですよね。
すごく凝っていますね。
ただ、字幕が読みにくい!

今回はみずほ中心。
10%ネイル。
30%愛人との関係清算
30%仕事
30%夫との修羅場




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伊東美咲さんが『サプリ』の中で使用しています。










原作です。
4396763352サプリ 1 (1)おかざき 真里 祥伝社 2004-06-30by G-Tools


4396763557サプリ (2)おかざき 真里 祥伝社 2005-03-08by G-Tools


4396763735サプリ 3 (3)おかざき 真里 祥伝社 2006-01-18by G-Tools


4396763859サプリ 4 (4)おかざき 真里 祥伝社 2006-07-07by G-Tools



主題歌です。
B000E9X7ZWReal voice絢香 ワーナーミュージック・ジャパン 2006-07-19by G-Tools



サントラです。
B000GALBO8サプリTVサントラ ワーナーミュージック・ジャパン 2006-08-09by G-Tools




CAST
藤井ミナミ  *  伊東美咲
石田勇也  *  亀梨和也(KAT-TUN)
荻原智  *  瑛太
柚木ヨウコ  *  白石美帆
桜木邦夫  *  相島一之
渡辺ユリ  *  浅見れいな
松井良英  *  原口あきまさ
三田圭介  *  佐藤重幸
紺野なつき  *  志田未来
田中ミズホ  *  りょう
今岡響太郎  *  佐藤浩市

斉藤 * 
 

スタッフ
原作 ………………… おかざき真里『サプリ』(祥伝社刊)
(*「フィールヤング」にて連載中)
脚本 ………………… 金子ありさ
          (映画「電車男」「ナースのお仕事」ほか)
演出 ………………… 成田岳(「西遊記」「スローダンス」ほか)
          川村泰祐(「星に願いを」「愛し君へ」ほか)
主題歌 ……………… 絢香「Real voice」
          (ワーナーミュージック・ジャパン)
オープニングテーマ … 未定
音楽 ………………… 菅野祐悟 
           オリジナルサウンドトラック『サプリ』
          (ワーナーミュージック・ジャパン)
プロデュース ……… 関谷正征(「1リットルの涙」「愛し君へ」
          「星に願いを」ほか)
制作著作 …………… フジテレビドラマ制作センター



伊東美咲さんの主な出演作品



亀梨和也さんでAmazon検索!


16:01 | CM(7) | TB(0) | サプリ | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちはー♪♪私はやっと出演者達に感情移入できました。ミナミが荻原を想い、別れを選ぶ。荻原はとうとうミナミにもミズホにも振られてしまったけど、ミズホは夫と本当に別れようとしてたんだね。荻原の長年の想い、叶ってほしいな、その方がミナミもすっきりする・・よね?
一方でユリの仕事に対する気持ちが一番わかりました。きらきらしたあっちがわの人に憧れたけど、結局は今の現実。ユリがいつもきついのはその憧れを隠そうとした強がりだったのかな。
エンディング、面白いのに本当見づらいですよね、毎週あそこが一番目がはなせません(笑)
Posted by はずみ at 2006年08月15日 17:22
ちーずさんこんばんは、このドラマは伊東美咲さんがヒロインと思ってみてはいけないのかも?佐藤さん亀梨君、りょうさん瑛太くんが主役と思わないともどかしいのかな、普通のドラマだと脇の役者さんのエピソードを一話ずつやるところを同時進行で見せられるからとまどいが起こるのかな?

カレーを勇也に作ってもらうオープニングに少し伊東美咲さんらしいやり取りが見えてきました、ミズホとの対決も表情に表れてよかったかな?

勇也とユリの関係も加わり面白くなりそうな後半、ミズホの夫は誰でしょうか?荻原に電話してくる位の情けない男性なのかな?

食事したあと親子で帰宅する今岡の言葉と会社の仲間に、なつきは父親の行動を縛り付けるのをやめようと思ったことを自分は望みます!

「なんじゃこりゃ!」すぐに殉職する刑事みたいな過去の写真さすが佐藤さん、しっかりアイドル顔ですね!自分にはその刑事に捕まるチンピラのような写真しかありません!
Posted by けた at 2006年08月15日 20:42
こんばんは!

私は「サプリ」見ていないのですが、
ちーずさんのレビューを拝見していると
割と面白そうな気もしますね。
視聴率悪いらしいですが。

それにしても、ちーずさんは一体何本ドラマを見ていらっしゃるんですか???
ほぼ毎日更新されてますよね…すごい!
Posted by きょん at 2006年08月16日 00:08
こんにちは。ちーずさん
そうそう。あのエンドロールのその話の
中心人物の今日のサプリを見るのが
楽しみなんですよね。来週は・・・
柚木かなぁ?なんて思ってます。
Posted by みのむし at 2006年08月16日 21:24
てっきりなつきちゃんは柚木さんの事を気に入ったのかなと思ったんですが・・・
父親の性格を考えて、こうなる事を見越しての作戦だったとしたら、何て末恐ろしい子なんでしょ!(笑)
エンドロールにそんな仕掛けがあった事に、
今回初めて気付きました。だって、いつも早送り
なんですもん、あはは〜♪
Posted by まこ at 2006年08月16日 23:25
すぐに殉職しそうな刑事 → 「なんじゃこりゃー」
とつながっていたんですね
なかなか凝った脚本です
Posted by ドラマの森|くぶくりん at 2006年08月19日 14:24
いつも『〜ながら見』(茶碗洗いながらとか、掃除しながらとか)なので、
ここを読むと、なんだか、しっかりドラマを見た気になれて助かります。笑


なつきちゃんがパパに『(柚木さんは)つぎいつ来るの?』と聞いたのは、柚木を少し気にいったんだろな、と
ここを読んで思いました。
私なら、パパに柚木さんを嫌いにさせようと思ったら『(麦茶いれたのは)柚木さんの仕業よ!』っていいそう(^^;)
最初は嫌いだったから、柚木さんに対して冷たかったけど、
慌てふためくパパの姿が見れて、柚木さんてちょっと面白いヒトかも、と思ったんだろうな。
な〜んて(^-^)


でも、ちーず☆さんの言うとおり、別れ話を計画にいれてのセリフだったら、ホント、末恐ろしいですね〜(^^;)
Posted by 萩 at 2006年08月20日 11:54
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