2006年10月28日

セーラー服と機関銃 第3話

『さらば愛しの人よ』

女子高生組長・泉(長澤まさみ)は、父(橋爪淳)の死に麻薬が
関わっていると佐久間(堤真一)から聞く。
どうしても真相を知りたい泉は、父の恋人と名乗るホステス・
真由美(小泉今日子)を訪ね、
「父のことなら何でも知りたい!」と詰め寄る。
しかし、真由美からは、
「麻薬か絡んでいるなら、その件には絶対に関わらないで」
ときつく言われ、さらに謎は深まる。

泉は組員たちと事務所の大掃除をしているとき、
神棚に隠された機関銃や爆弾などの武器を発見し、激怒。
「納得のいく説明をして下さい!!」
「それは・・・あれっすよ。おもちゃです。」
武たちが必死にごまかす。「おもちゃがなんでわざわざあんなところに!」
「それは・・・あれですよ。
 佐久間さんの趣味だからです。」と武たち。
「佐久間さんの趣味?」
「ここだけの話、佐久間さん、こういうマニアックなおもちゃ
 集めるの趣味なんですよ。」
「佐久間さんってこういうおもちゃ好きなんですんね。
 意外ですね。」
組員たちの嘘に納得する泉。

そこへ、佐久間と健次が戻ってきた。
「お帰りなさい! 
 意外に可愛い趣味を持っているんですね。」
「可愛い趣味??」

畳みに並べられた武器に気づく佐久間。
「残念です・・・。金造さんまで。」
「申し訳ありません。乗りかかった船で、つい・・・。」
「マニアックな趣味知られた位で、別に怒るほどのことじゃ。」
「組長。これは、おもちゃではなく、全て本物です。」
「・・・本物!?」
「すみません!!」
「ぜ、ぜ、ぜ、全部捨てて下さい!」
「だめですよ、これ全部護身用なんですから。」
「護身用に機関銃持っている人がどこにいるんですか!」
泉はそう言い機関銃を構える。
「セーラー服に機関銃、意外に似合いますね。」と武。
「でも警察はヤクザ守ってくれないんすよ。」と健次。
「こんなの持ってたら捕まります!」
「組長!
 この道具は、絶対に使用しません。
 ですから、捨てるのだけは勘弁して下さい。
 あくまで、御守りですから。」と佐久間。
「御守り・・・。」
「どうか、私を信じて下さい。」
佐久間と、組員たちが頭を下げる。
「もう・・わかりました。」
「ありがとうございます!
 それと、こんな時に何なんですけど、
 これ、良かったら使ってください。」
佐久間はそう言い、コンタクトレンズ無料お試しキャンペーンの
クーポンを差し出した。

2時間トイレに篭っていた泉が出てきた。
大きな瞳をキョロキョロさせている。
武が次々とジェスチャーしていく。
「キツネ!チョウチョ!ワシ!モスラー!!」
全問大正解。
「どうですか?
 コンタクト初体験の感想は?」と健次。
「つけてる感じがしませーん。」
「良くお似合いですよ、組長!」
「ありがとうございます!」
「記念に、一枚撮りましょう。」と金造。
「はい!!」

カメラの前にみんなが集まる。
「なんか、俺たち家族みたいですね!」と健次。
「家族・・・。」嬉しそうに微笑む泉。
「いくよ・くるよ!」

金造の扇子の文字は『一家団欒』。
その言葉にふさわしい写真が撮れました。


神社。
泉が組員たち一人一人に安全祈願の御守りを渡していく。
「これさえあれば大丈夫ですから。
 武器は使わないで下さいね。
 約束ですよ。」
「組長・・・これ、縁結びの御守りですが。」
「嘘ーっ!!すいません・・・間違えました。」
「でも、組長っぽくていいじゃないですか。」
みんなが楽しそうに笑った。
「家族か。」
泉が嬉しそうに呟いた時、一発の銃声が鳴り響く。

泉を組員たちに任せ、佐久間が男のあとを追う。
男に追いついた佐久間は驚く。
「勇次・・・。」
「お前だけは許さねー!」
男が佐久間に拳銃を向ける。
だがそこへ警官が通りかかり、勇次(田中幸太朗)は悔しそうに
その場から逃げ出した。

組員たちは、浜口組がヒットマンを送り込み、
組長の命をとり目高組を解散に追い込もうとしているのだと考える。
「わ、わ、私が狙われたんですか!?
 私が・・・殺される!!」怯える泉。

浜口組に乗り込もうとする組員たちに、佐久間は
「道具は使うな。
 この件は、私に任せて下さい。」と言う。

「よし! 
 俺たちは明日から、組長のボディーガードだ!」
「ボディーガード?」

翌日。
セーラー服の上に防弾チョッキを着せた泉の前後左右を
金造、武、英樹、健次が護衛する。
「あのー。
 そこまでする必要があるんでしょうか・・・。」
「堪えて下さい。
 お命を狙われているんですから!」と金造。
「この非常事態に学校に行くなんて・・・。」と武。
「明日大事な模試があるんです。」
「命と勉強とどっちが大事なんですか!」と健次。
「どっちもです。」

あり得ないけど可笑しい!!(笑)

その頃佐久間は単独・浜口組へ。

なぜかここに刑事の黒木が!

「勇次出せ!」と佐久間。
「なんだ、コノヤロウ!」
近寄ってくる柴田の腕を軽くひねり上げる佐久間。
「俺を殺すのに、テメーの手を汚す度胸もないのか!」
「何か勘違いしているようだな。
 うちはビジネスに忙しい。
 目高の学校と遊んでる暇はねーっ!」と浜口。
「浜口物産じゃ、人殺しもビジネスですか。」
「忙しいんで、帰ってくれ。」
「俺をやって、あいつも始末するつもりですかい。」
「・・・」
「だろうな。」
佐久間はそう言い帰っていく。

勇次が部屋にやって来た。
「勇次!」柴田が親しげに声をかける。
「心配すんな。仇討ちたいんだろ?
 ほら。次は外すなよ。」
柴田はそう言い、勇次に金を握らせた。

「学のねーヤツは、うちの組に必要ねー!」
浜口が水槽を覗き込みながらそう呟く。
その言葉にお盆を落とす蘭。
「お前のことじゃないんだよ。」

赤川学園。
放課後、校門の外で金造たちが泉を待っていた。
「泉、本当に町内会なの?」友達が不審そうに言う。
泉は何とか友達をごまかそうとしたが、疑いは完全には拭えなかった。

「右ー、よし!」
「右ー、よし!」
「左ー、よし!」
「左ー、よし!」
「後方ー、よし!」
「後方ー、よし!」
「今日もー、安全で行こうー、よし!」
「今日もー、安全で行こうー、よし!」

掛け声をかけながら安全確認する組員&組長。
すると・・・
「仮装パーティーかい?
 これみんなで、持っていけ。」
商店街の人たちにお土産をもらってしまった。

佐久間がある墓前で手を合わせている。
今は墓に眠る、昔愛した女性のことを思い出しながら、
佐久間はポケットから小さな袋を取り出して見つめる。
するとそこへ、勇次が現れた。
「勇次!」
逃げる勇次を追う佐久間。

泉と組員たちの手には、商店街の人々から頂いたものでいっぱい。
「組長の浅草での人気っぷりは、先代以上かもしれないな。」
「それは言い過ぎですよ。」と泉。
「・・俺たちこんな平和でいいんっすか?」
組員たちは再びフォーメーションを組む。

「佐久間さんは、な、何しているんですか?」
「ヒットマンの男を追っているはずです。
 顔を見たのは、若頭だけですから。」
「え?でも向こうはピストルを持っているんじゃ・・・。」
「誰がこっちの道具封印したと思っているんですか。」
「心配要りませんよ。
 極道歴25年の大ベテラン。
 あのドスの利いた顔を見たらヒットマンだって逃げ出しますから!」
「あんまり笑わないですもんね、佐久間さん。」と泉。
「昔はよく、笑ってたんですがね。」と金造。
「え?」
「実は10年前、若頭には、」

「勇次!!」背後で佐久間の声がする。
逃げる勇次は、屋台の風鈴売りにぶつかりその場に倒れる。
「やめろ、勇次!」
佐久間が勇次に近づいたその時、勇次は佐久間の腕に一発発砲した。
「人殺しが、偉そうなこと言ってんじゃねーぞ!」
勇次はそう言い再び佐久間にピストルを向ける。
英樹が勇次に突進していく。
勇次は何発か英樹に向けて発砲したあとその場を逃げ出した。

「佐久間さん!!」
佐久間の腕から血が流れ出る。
「血・・・。」その場に座り込む泉。
「かすっただけです。」
「おい、若頭を事務所に運べ!」金造が指示を出す。
泉は佐久間が倒れていた場所の近くに落ちていた小さい袋を拾う。
中には、ダイヤの指輪が入っていた。

組員たちは、ヒットマンの狙いは佐久間だったことに驚く。
「あのヒットマン、勇次君だったんですね。」と金造。
「はい・・・。」
「人殺しって、どういう意味ですか? 
 勇次さんって人、そう言ってましたよね。」
「組長、それは私から説明させて下さい。」と金造。
「私は佐久間さんに聞いているんです。」
「・・・」
「どういう関係なんですか?あの人と。」
「・・・手塚勇次。
 昔惚れた女の、弟です。
 あいつに人殺しだと恨まれても、仕方ありません。」
「どうして最初に言ってくれなかったんですか?
 あの人と何があったか知りませんけど、
 佐久間さん殺されてたかもしれないんですよ!
 守られなきゃいけなかったのは、
 私じゃなくて、佐久間さんだったんじゃないんですか!?
 何でも話してくれていると思っていました。
 もっと、信用してくれてると思っていました。
 私には、いつも信じてくれって言うくせに!
 佐久間さんが信じてくれなかったら、
 組長なんてやってられません!
 父が死んで一人になって、
 初めて信じられる・・・
 この人だったら信じてもいいって思わせてくれたのは
 佐久間さんだったんです!
 何も知らないで、佐久間さんが死んじゃったら・・・」
涙をぽろぽろとこぼしながら泉が言う。
「若頭・・・。」と金造。
「・・・はい。
 まだ、武たちがいない、10年ほど前、
 今の浜口組のように、うちのシマを奪おうとする組がいたんです。
 私は当時、その抗争を治めようと、躍起になっていました。
 それで、相手の組のヒットマンに、命を狙われたんです。」

10年前。
恋人のアパートの前で、佐久間と恋人・ナオコは話していた。
二人の姿を見つけ、嬉しそうな笑顔を浮かべる勇次。
そこへ、ヒットマンが飛び込んできた。
ナオコは迷わず、佐久間の前に出て彼を庇い・・・
そして命を落としたのだ。

「私のせいでナオコは死んだ。
 勇次はそう思っているんでしょう。」
「そんなのとばっちりじゃないですか。」と健次。
「俺が殺したのと一緒だ。」
「・・・これ、もしかしてナオコさんの・・・。」
泉がポケットから指輪を取り出す。
「さっき、佐久間さんの側に落ちていました。」
「夢は、家族を作ることでした。
 ヤクザもんがいっちょまえに、人並みの幸せっていう夢を、
 手に入れようとしていたんですよ。
 自分の手で、その夢を壊しましたが。
 ヤクザのせいでナオコが死んだのに、
 いまだにヤクザやってるんですよ。バカですよね。
 どれもこれも捨てられません。」
そう話すと、佐久間は出かけようとする。
「どこへ行くんですか?」
「勇次を探しに。」
「ダメです、狙われているのに!」
「あいつは、浜口に利用されているんです。
 俺をやったあと、足がつかないように殺されます。
 守ってやりたいんです。」
佐久間は組員たちに泉を任せ、出掛けていった。

泉のマンションの前。
警察の車の中で待機する黒木と稲葉。
『黒木さん、昼間どこへ行ってたんですか?』
(方言が字幕で訳されています。)
稲葉(井澤 健)が聞く。
「すみません。ちょっと所要で。」
『何でも言って下さいよ。
 バディーなんですから、俺たち。』
「ああ。ようやくお帰りですよ、泉星さん。」

井澤に声をかけられても聞こえないのか、泉は無言でマンションへ。
刑事たちは出直すことにした。

制服を着替えた泉は、ポケットから落ちた佐久間の指輪を拾い・・・。
「夢は・・・家族を作ることでした。」
「守ってやりたいんです。」
そう語った佐久間を思い出す。

翌日。
泉は模試があるにも関わらず、学校を欠席する。

金造が、先日の写真を額に入れ壁に飾る。
「出来たんですね、写真。」と泉。
「組長、学校は?」
「勇次さんが昔済んでたアパートの住所を教えてください。」
「ですが、この件は・・・」
「私たちは目高組です。」
「・・・」
「6人で目高組なんです・・・。」
「・・・わかりました。」
金造はそう言い、勇次の住所をメモし始める。

「俺たちも探します!!」
泉と金造が振り返ると、そこに、武、英樹、健次が立っていた。
金造と泉が微笑む。
「健坊!組長のお供しろ。」
「おっす!」

出かけようとする泉を、金造が呼び止める。
「この間、若頭があまり笑わないっておっしゃっていましたね。」
「・・・はい。」
「あれでも少しは明るくなったと思いますよ。
 組長がいらしてから。」
その言葉に、泉は嬉しそうに微笑み
「行って来ます。」と挨拶した。

パークハイツ。
健次がジュースを買うお金を作りに(?)泉の側を離れていた時、
勇次が戻ってきた。
勇次は泉に銃を突きつけ・・・。

健次はすぐに戻ってきたのだが、泉の姿は消えていた。

佐久間の携帯に電話が入る。
「勇次!お前!!」
佐久間が走る。

倉庫の中。
「エサを撒けば必ず佐久間は食いついてくる。
 一緒に女子高生もやってしまえ。
 お前が味わった苦しみを、佐久間に味わせてやるんだ!」
柴田が電話で勇次に言う。

「全部誤解なんです!」
両手に縛られたロープを何とか外そうとしながら泉が言う。
「うるせー!」
勇次の迫力に驚く泉。
勇次が拳銃を向け、泉に近づいていく。
「組長!!」佐久間がやってきた。
「佐久間さん!」

浜口組。
「柴田ー!
 柴田柴田柴田ー!
 消えた3億のヘロイン、星泉の親父が持っていたらしい!
 連れて来い!ヘロインのありかを吐かせろ!」
「ですが・・・
 勇次に佐久間と一緒にバラすように言ってしまいました。」
「止めろーーっ!!
 どこに隠している、3億のヘロイン!!」

真由美(小泉今日子)の財布の鍵のアップ。
コインロッカーの鍵かな?
ここに、3億のヘロインが隠されているんでしょうか。


倉庫。
泉に拳銃を突きつける勇次。
「丁度お前が立っているそれぐらいの距離だった。
 目の前でアネキ殺された俺の気持ちがわかる!
 こういうことだよっ!!」
「やめろ、勇次!やるなら俺をやれ!」
「自分の女は見殺しに出来ても、
 組長は守りてーのかよ!!」
「何言ってるんですか?
 佐久間さんはあなたを守ろうとして、」
「お前は黙ってろっ!!
 半年前、偶然浅草で見かけて驚いたよ。
 まだヤクザやってるんだ。
 後悔とか、反省とか、そんなもん関係ねーか?
 お前が生きてちゃ、アネキは浮かばれない。」
「俺を打て、勇次。」
「目の前でお前の飼い主ぶっ殺して、
 お前が一番苦しむやり方でやってやるよ!!」

「だったら早くぶっ殺しなさいよ!!
 うだうだ言ってないで、早く撃てばいいでしょう?
 その代わり、私で終りにしなさいよ。
 佐久間さんに手を出さないって約束して!」
「そんな約束できるかよっ!
 アネキは、こいつに殺されたんだぞ!」
「あなたのお姉さんは、佐久間さんに殺されたんじゃない。 
 佐久間さんを守ったのよ。 
 大切な人だから、家族になる人だから守ったんじゃない!
 佐久間さんはお姉さんを忘れてない!
 忘れるどころか、今も思い続けているの!」
「だったら・・・だったらなんでヤクザやってんだよ!」
「・・・そういう生き方しか出来なかったんだ。
 すまない!」
「そんなの信じられるかよ!」
「なら、私のポケットの中を見て。
 嘘かどうかわかるから。
 早く!!」
勇次は泉のポケットを探ると、指輪が出てきた。
「それが何かわかりますか?
 勇次さんならわかりますよね?」

佐久間がナオコにプレゼントした、婚約指輪。
「俺とお前と勇次の三人で、家族を作りたい。」
「マコト・・・。」

「佐久間さんはその指輪をずっと持っていたんです。
 10年間ずっと持っていたんです。
 あなたに撃たれたときも持ってたんです!
 その佐久間さんに、お姉さんを殺したって言えますか?
 お姉さんへの思いは、あなたも佐久間さんも同じはずです!」
「組長、もう・・」
「いいえ、言わせてください。
 佐久間さんは自分の命が狙われていることを私たちに隠して
 あなたを探していたんです。
 狙われているのに、自分の命のことは考えないで、
 一人であなたを探してたんです!
 あなたを守ろうとしたんです!
 ナオコさんと同じ様に、あなたのことを家族と思っているから!
 それでも敵を討つって言うなら、私を撃って全部終りにして!
 あなたがナオコさんを大切に思うように、
 私だって佐久間さんを大切に思ってます!
 佐久間さんと目高組は、私の家族なんです!!
 家族を守りたいと思うことは、当然のことなんです!!」
「・・・なんだよ・・・。
 何だったんだよ・・・。
 この俺の10年・・・。」
勇次がゆっくりと銃をおろした。
「勇次・・・」

だがそこへ、柴田たちがやって来た。
「あの、バカ・・・。」
柴田が勇次に銃を向ける。
銃声の前に、佐久間が勇次の前に飛び出し・・・そしてその場に倒れた。
「いやーーーーっ!!」泉が叫ぶ。

涙を流しながら佐久間の名前を呼び続ける泉。
佐久間の着ている白いシャツに血が滲んでいく。
「目高の組長連れていけ。」柴田が組員に命令する。
「どうして・・俺のこと撃とうとしたんですか?」と勇次。
「学のねーヤツはいらねーんだよ!」
柴田はそう言い勇次に銃を突きつける。

「柴田ー!」
金造、武、英樹、健次が、手にゴルフクラブやバットを持ち
立っていた。
「テメーーーっ!!」
4人の男たちは銃に怯むことなく立ち向かう。

仏の金さん、迫力ありました!

健次が泉の手のロープを切ると、泉は佐久間に駆け寄る。
「佐久間さん!佐久間さん!佐久間さん!!」
泣きながら名前を呼び続ける泉。
佐久間との思い出が頭に浮かぶ。

金造が天井に向けて銃を2発鳴らす。
浜口組の組員は全員正座させられていた。
「佐久間がくたばったんだ。
 おめーらもう、終りなんだよ。」
柴田はそう言い笑い出す。

泉が険しい表情で柴田の前に歩み出る。
「ふざけんな。」
そして金造が持っていた銃を奪い、それを柴田に突きつける。
「ふざけんなーっ!!」
するどい視線で柴田を睨む泉。

「組長ー。道具は禁止です。」
その声に振り返ると・・・佐久間は無事だった!
銃弾は、佐久間が胸につけていた、泉からもらった縁結びの御守りの
5円玉に命中していた。
「良かった・・・。」泉がまた涙する。
そしてその場に座り込み、銃を手放した。

勇次はそんな目高組に微笑み・・・。

早朝。
クレーンに吊らされる柴田。

ナオコの墓の前。
「今からサツに行ってくる。
 浜口の指示で命狙ったって言えば、
 あいつら、目高組にはうかつに手を出せなくなるだろ。」
「自首なんてする必要ない。逃げろ。
 俺たちは大丈夫だ。」と佐久間。
「でも・・」
「もう裏の世界には戻ってくるな。
 ナオコもそれを望んでいる。」
「俺にくれよ、あの指輪。」
佐久間が勇次に指輪を渡す。
「いつまでもアネキのこと引きずってないで、
 新しい女作れよ。
 組長さん、悪かったな。」
「いえ、最近慣れて来ましたから。」
「いつかまた会いに来い。」
「うん。」

夜、橋を歩く目高組。
「組長だけが、柴田のヤロウに連れて行かれそうになったんですか?」
「はい。」
「勇次君に組長を誘拐させておいて、それをまた誘拐?」
「ヘロインが絡んでいるんじゃ・・・」と佐久間。
「お父さんのですか?」
「なんすか、それ。」と武。
「組長のお父さんの死には、ヒロインが関わっているらしいんだ。」
「じゃあ、組長のお父さん、ヘロイン持ってたんですか?」と英樹。
「それはまだわからねー。」と金造。
「まあ、今はそんな難しい話はどうでもいいんじゃないんですか?
 柴田は宙吊りで一件落着だし。
 佐久間さん、これ、まだ見てなかったですよね。」
健次はそう言い、みんなで撮った記念写真を渡す。
「組長・・・こんな家族でよろしいんですか?」
「え?・・はい。」
「統一性がありませんが。」
「ひどーい!」泉が、組員が、そして佐久間が笑う。
「あ、佐久間さんが笑った!」健次が冷やかす。
「笑っちゃいけないのか!?」
みんなが又笑いあう。

夜空に大きな花火が上がった。
「あ、花火!!」
その美しさに見とれる泉たち。

つかの間の幸せは、突然壊される。
「泉!?」
クラスメートたちに声をかけられ驚く泉。

その頃、浜口たちは目高組の事務所を荒らしていた。
3億のヘロインのありかは・・・。

「大麻、ヘロイン、覚せい剤を、
 私は政治家として、麻薬撲滅を公約に掲げてきました。
 なぜならば、若者たちが、その犠牲になっているからで
 あります。」
街頭演説をする三大寺 一(緒形 拳)。
人々から拍手を送られ笑顔を見せるが、ある女性の姿に表情が強張る。
視線の先には、真由美がいた。

真由美は三大寺のパンフレットを、わざと三大寺に見せるように
ビリっと破り、それを丸めて地面に力任せに投げ捨て、
そして立ち去った。

「組長の、お友達っすか?」英樹が聞く。
「組長!?」とクラスメートたち。
「いやぁ・・・あのー・・・」
笑ってごまかす泉。

あと4話!


※一部公式HPあらすじを引用しました。


泉と組員たちのやり取りが楽しくて、微笑ましくて、前半はほのぼの〜!
そして後半は、泉の勇次への絶叫が熱かった!

泉にとって、組員たちはもう家族なんですね。

自分の命よりも大切な家族。
家族のためなら、自分の命を投げ出しても構わない。
そんな泉の思い、佐久間の思いが、勇次の憎しみを溶かしていきました。

こういう"家族"の形もありなのかなー。

駆けつけた金造たちが、道具の封印を解かなかったのが
良かったです。

泉の部屋。
カレンダー、絵の具のバケツ、参考書、クッション、地球儀、
額縁、ランプ・・・。

でも大切な娘の場所にヘロインを隠すわけはないですね。
やはり、真由美のあの鍵に!?

真由美は三大寺をかなり憎んでいるようですね。

そして次週。武は・・・。
悲しい展開になってしまうんでしょうか。
コメディー部分を気に入っているので、寂しいです。

今日は『デスノート』と重なり、大忙し!
『家族』はまだ見てないので、こちらを先にレビューしました。


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主題歌。星泉(長澤まさみ)さんが歌っています。
B000ICLRWAセーラー服と機関銃 (初回限定盤)(DVD付)前嶋康明 星泉 来生えつこ ビクターエンタテインメント 2006-10-25by G-Tools



DVDの発売も決まっています。
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こちらは写真集
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薬師丸ひろ子さんの作品もDVDに登場!
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キャスト
星 泉(長澤まさみ)

佐久間 真(堤 真一)目高組若頭
酒井健次(中尾明慶)目高組ナンバー5 もと引きこもり
西野 武(田口浩正) 目高組ナンバー3 もとSE
酒井金造(山本龍二)目高組ナンバー2 もと刑事
剛田英樹(福井博章)目高組ナンバー4 もと暴走族の頭
目高辰雄(桂 小金治)目高組・七代目組長。

1階住人(杉浦双亮)(360°モンキーズ)
           目高組の1階に住む謎の住人。
           常にバットを持っている。

岩倉智男(おかやまはじめ)赤川学園・世界史教師。 泉の担任
金田麗華(森本ゆうこ) 泉の同級生
常盤和子(井端珠里) 泉の同級生
小林朱美(谷 亜里咲)泉の同級生

黒木幸平(小市慢太郎) 警視庁組織犯罪対策本部組織犯罪対策第六課・
警部補
稲葉通男(井澤 健) 警視庁組織犯罪対策本部組織犯罪対策第六課・刑事

浜口 昇(本田博太郎)関東一帯を縄張りにしているヤクザの一大組織・
           浜口組の組長
柴田光明(中野英雄) 浜口組の若頭。金のためなら親も平気で裏切る。
森 蘭(丸森 廉)浜口組組員。浜口の小姓。

星 貴志(橋爪 淳)泉の父
真由美(小泉今日子)貴志の恋人と名乗る謎の女。

三大寺 一(緒形 拳)〈特別出演〉
          民和党所属衆議院議員。
          麻薬撲滅を掲げ、議員活動を行っている。
          次期、総理の座を…。


スタッフ
原作「セーラー服と機関銃」(赤川次郎著 角川書店)
脚本:いずみ吉紘
企画:伊與田英徳
音楽:河野伸
音楽プロデュース:志田博英
主題歌:星 泉『セーラー服と機関銃』(ビクターエンタテインメント)
演出:平川雄一朗・加藤新
プロデュース:石丸彰彦
制作:TBSテレビ
製作:TBS


長澤まさみさんの主な出演作品



堤 真一さんの主な出演作品


この記事へのコメント
ちーずさんこんにちは、夜中の更新ご苦労様です!
忙しそうなのでこんな時間になるのでしょうが体調には気をつけてください!

毎週待ちどうしい一本ですオープニングのコメディタッチはお気に入りです、特に金造のいかつい顔での演技にはまっています。

組員を家族と認めた泉は強いですね!佐久間を失ったと思い柴田に拳銃を向けたときの迫力は凄かったです家族を一度失った悲しみが伝わってきました。

組員たちも以外に強い健治と武はケンカ弱そうですが若頭を失いがむしゃらに闘ったのかな?

まだまだ先の読めないドラマ、映画では悲しい展開だった様な記憶が、小説は続編も出ているのですね自分の記憶を裏切った脚本をきたいします。
Posted by けた at 2006年10月28日 14:21
単語とある方の名前に間違いが2箇所ありましたよ。
Posted by 暇暇人。 at 2006年10月28日 19:34
さくらです♪

家族かぁ・・本当の家族を失ってしまった泉にも、他の目高組のメンバー達にも、必要だったものは家族。それが、本物ではないとはいえ、家族と認識しあえる仲間ができて、みんな幸せそう。それだけに・・さくらが予想したような展開にはなってほしくないんだけど・・次回予告で武が、倒れてましたね・・。最初の、泉が機関銃をもってビルの部屋に入っていくシーンで、佐久間しか泉のそばにいなかったんで・・もしかしたら、他のメンバーが殺されて、泉と佐久間が復讐する・・・みたいなシナリオかも・・って思ってたんですけど、悪い予感当たっちゃうのかな・・・。

できれば、泉の幸せな時間が少しでも長く続いてくれるといいんだけど・・残り四話じゃ、そうはいかないですね・・。
Posted by さくら at 2006年11月01日 13:12
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