2007年03月04日

ハゲタカ ROAD TO REBIRTH 第3回

『終わりなき入札』

「誰かが言った。
 人生の悲劇は二つしかない。
 一つは、金のない悲劇。
 そしてもう一つは、金のある悲劇。」


「経営不振にあえぐ、おもちゃメーカー・サンデートイズ。
 ホライズンの鷲津政彦は、会社を私物化するオーナー一族に
 買収を仕掛ける。
 牙をむくハゲタカに、芝野健夫が描いた、
 逆転のシナリオとは。
 社長を解任させ、新体制を作った三葉銀行は、
 次の手を打った。」

2000年8月 東京
東洋テレビ経済部記者・三島由香(栗山千明)は、
新社長・伸彰(小林正寛)が裁判所に民事再生の申し立てを
したと、サンデートイズ社前からレポートする。
「これにより、新経営陣は、裁判所の監督のもと、
 新たなるスポンサーと共にサンデートイズ再生にあたると
 思われます。
 今回、多額の負債を抱えるサンデーが、
 全く新しい会社として出直そうとすることで、
 経済界からも、」
木のおもちゃを握り締めながら、
テレビのレポートを悔しそうに見つめる瑞恵(冨士真奈美)。そこへ、弁護士・遠山鎌一郎らがやって来た。
「あなたは、社長を解任されました。
 もうそこはあなたの座る場所ではありません。
 代表印と、銀行取引、それから預金通帳と手形帳も
 出して下さい。
 あなたがお持ちになっていることは許されません。」

ホライズンの社員たちも同じニュースを見ていた。
「予想以上に三葉の動きが早いな。」と中延(志賀廣太郎)。
そこへ村田(嶋田久作)がやって来た。
「悪い知らせです。
 アイアンオックス社の日下部という男から連絡が入りました。
 サンデーの新しいスポンサーは、アイアンオックスで
 話がついているそうです。」
「アイアンオックス?」
「三葉の系列のファンドで、子飼いのファンドに出資させ、
 スポンサーとして指導権を握ろうっていうんでしょう。」
「芝野って男・・やりますね。」と中延。
「どうします!?」とアラン(ティム)。
「我々もスポンサーに名乗りを上げる。
 我々は、サンデーの最大の債権者だ。
 正当な権利を奪われたまま、引き下がるわけにはいかない。」
鷲津(大森南朋)がそう言う。

ホライズンの合同質問会に沢山の記者が集まる。
その中に由香と上司の野中(小市慢太郎)もいた。
「今までマスコミの前に姿を現さなかった鷲津さんですが、
 どういった心境の変化ですか?」
「我々の計画を、きちんと皆様にご説明させていただきたい、
 その一言につきます。」鷲津が答える。
「サンデートイズのスポンサーに、名乗りを上げられた
 経緯をお聞かせ下さい。」
「サンデーの債権取得方法に問題があったんじゃないですか?」
「どういうことでしょう。」と鷲津。
「強引に地銀から買いあさったとの、
 一部報道がありますが。」
「正式な手続きを踏んでおります。」と鷲津。

「スポンサーになるって、早い話、乗っ取りじゃ
 ないんですか?」野中が質問する。
「・・おっしゃっている意味がわかりかねます。」と鷲津。
「外資ファンドによる企業買収が、金銭目的に過ぎるという
 指摘もありますが。」
「あなた、お名前は。」
「東洋テレビの野中です。」
「・・では、野中さんに質問します。
 お金を稼ぐことがいけないことでしょうか。」
「・・・」ざわめく会場。
「いけないことでしょうか!?
 私がやろうとしていることは、
 ルールに乗っ取った正当な企業再生です。
 その結果得られる、正当な報酬に何か問題があるんですか!?
 日本は資本主義社会でしょ!?
 そこに何か問題があるんですか!?
 問題があるんですか!?」
鷲津の白熱した様子に戸惑うアラン。

「すげーなコイツ。
 本音で来たよ。」野田が由香に呟く。

サンデー・トイズ 社長室
サンデートイズ社の"お家騒動"を面白おかしく書き立てる
記事を見つめる伸彰。
そんな伸彰に、芝野は会社の実態をより詳細に把握しなおす
必要がある、とアドバイス。
「ホライズンがスポンサーに手を挙げたんで、
 焦ってるんですか?
 大丈夫ですよ、世間は私達の味方だ。」
伸彰は芝野の言葉を取り合おうとしなかった。

ホライズン。
「どっちがハゲタカだ!
 よってたかって何でもかんでも外資の一言で
 片付けやがって!」記事のないように怒るアラン。
「日本の家族的経営を、食い物にする外資。
 わかりやすい構図が好きなんだよ。」と中延。
「ワイドショーに大河内瑞恵が出ています。」村田が報告する。

地味目なスーツに、財布とハンカチを手に、カメラの前に
登場する瑞恵。
「どうしてこんなことになったのかしら・・」と涙ぐむ。
「息子さんの伸彰さんのクーデターと言われておりますが、」
とのレポーターの言葉に、
「何かの行き違いですわ。
 息子もきっと騙されているんです!
 私ね、サンデーの事業のことだけを、
 毎日考えてまいりましたのよ。
 亡くなった父が、築きあげてきた会社・・・」

「たいしたもんだな!
 わざと地味な服を選んでる。」と中延。
「一番の元凶が一番の被害者に見えますね。」とアラン。
「・・・」じっとテレビを見つめる鷲津。

「それが・・金儲けのことしか頭にない人たちの
 手に渡るのかと思うと・・・」瑞恵が語っている。

「使えるな。」鷲津が呟く。

鷲津はホテルに泊まる瑞恵を訪ねていく。
「よくここがわかったのね。」
「我々のビジネスは、情報とスピードが第一ですから。」
「それで何? 
 うちまで追い出された私を、わざわざ笑いに来たわけ?」
「とんでもない。
 テレビでの会見、拝見いたしました。」
「ふん。」
「感動しましたよ。」
「よくもまあ。」
「・・・ご相談があります。」
「なに。」
「もう1度、社長に戻る気はありませんか!?」
瑞恵の反応に、鷲津の口元が緩む。

サンデートイズ社。
「社長!大変です。
 ホライズンが社長、あ、前社長の瑞恵さんを
 担ぎ出しました!」
「なに!?」
社長室にいた芝野もそれを知り・・・。

債権者打ち合わせ(計画草案提出)
「双方から提示された再建案に甲乙が付けがたいこと、
 更に、ホライズン社が、最大債権者であることも考慮し、
 サイデートイズのスポンサー選定を、
 入札により決定することにいたしました。
 方法はサドンデス方式。
 一方が入札価格を示し、相手側は20分以内に
 それ以上の額を提示すること。
 最終的に、どちらかが入札できなくなった時点で
 終了する。以上です。」
弁護士が両社にそう告げる。

三葉銀行。
「入札か・・・」飯島専務(中尾彬)が呟く。
「申し訳ありません。」と芝野。
「勝ち目は?」
「入札で出せる金額は、今後のサンデーの成長に
 かかっています。
 いくらの儲けを生む会社に建て直せるか、
 読みの勝負です。」
「三葉という名前がある手前、サンデーに対して
 強引なリストラなどは出来ないでしょう。
 そのあたり、ホライズンに比べるとブが悪いかも
 しれません。」
投資会社アイアン・オックスの日下部代表が言う。

ホライズンでは、企業価値試算中。
「エステ、スポーツクラブ、及びテーマパーク部門を閉鎖、
 従業員150人をリストラ。
 ゲームソフトの開発力を生かし、
 ゆくゆくはソフト会社に転換を図る。」

三葉銀行。
「これだけ世間の注目が集まってるんだ。
 メンツに掛けても、負けるわけにはいかない。
 可能な限り、ギリギリ突っ込め!」と飯島部長。

ホライズン。
「このプランだと、三年後上場したときに、
 サンデーは300億の会社になります。」とアラン。
「入札で出せる上限は?」と村田。

三葉銀行。
「ある程度採算度外視で考えて良いのなら、
 出せる上限は、」と日下部代表。

ホライズン。
『19,000,000,000』アランが数字をたたき出す。

三葉銀行。
「190億。」と日下部代表。

ホライズン。
「190億。」とアラン。

両社、同じ金額をはじき出しました。

ホライズン社で鷲津を待ち伏せする由香。
ジャケットを脱ぎ、疲れた表情でタクシーに乗り込む鷲津。
由香はその後を追跡する。

酒を飲みながら店のピアノの鍵盤を叩く鷲津。
由香が鷲津に一礼する。
「こんな時間まで取材ですか。」
「・・・やっと話してくれましたね。」
「プライバシーも何もあったもんじゃないな。
 その情熱は、どっから来るんです。
 私への憎しみですか?」
「・・・経済だけですから。
 政治も文化も、日本のニュースが世界を駆け巡ることはない。
 でも、自動車メーカーの社長交代のニュースは、
 世界が注目する。
 それに、1個のネジが、社会にどうつながっているのか、
 世の中をどう動かしているのか、知ることも出来る。」
「・・・」
「鷲津さんの情熱は?」
「・・・」
「収入、ですか?」
「・・・」
「お金を稼ぐことがいけないことですか!
 ・・・あなたは会見で、そうおっしゃいました。
 それが本音ですか?」
「・・・私は自分が正しいと思っていることを
 やっているだけです。」
「それが、人を救うことにつながると?」
「・・・」
「その為に、人が亡くなっても?」
「・・・」
「・・・今でも、時々、父のことを思い出します。
 父は、銀行の貸し渋りにあってふさぎこんでいる時も、
 私に言ってました。
 鷲津君は悪くないって。
 悪いのは、貸し渋りを命じた銀行なんだって。」
「もうやめにしませんか、くだらない昔話は。」
鷲津の言葉に由香は金を置き席を立つ。
「失礼します。 
 ・・・父の信頼、裏切らないで下さいね。」
そう言い残し・・・。

工場で汗と油にまみれて働く由香の父・健一(渡辺哲)の
姿を思い浮かべる鷲津・・・。

由香は工事現場で働く西野治(松田龍平)を訪ねていく。
ファミレス。
次から次へと料理を平らげていく治の姿に驚く由香。
「俺遠慮しないよ。」
「ご飯、食べてないの?」
「うん。
 今金貯めてるから、毎日ラーメン。」
「何で貯めてるの?」
「会社起こすんだよ。
 そのための元手。
 今さ、ソフト作ってるんだ。
 行くよー!これからIT系は。」

「あんたと一緒だよ。」
「え?」
「外資と関わった人たち、だっけ?
 そんな取材させられてるってことは、
 まだペーペーでしょ?」
「・・・ね、鷲津さんのこと、どう思ってる?」
「別に。」
「憎くないの?」
「いや・・感謝してる。」
「感謝?」
「・・・あいつに旅館取られて、
 あいつが現れなかったら、
 多分、俺は片田舎の旅館で一生終わってる。
 会社なんてさ、簡単に潰れるんだよ。」

二人とも、親が鷲津に関わり、亡くなっています。
でもそれぞれの思いは同じではないようですね。


瑞恵が泊まるホテル。
鷲津はふと木の置物を手に取りそれを眺める。
20センチ四方程の四角に、真ん中に丸い穴が開いている。

瑞恵は伸彰と自分の昔の2ショット写真を見つめ、
まだ幼い伸彰のそっと触れてみる。
伸彰は口を大きく開けていて、その横で瑞恵は美しく
微笑んでいる。
思いを封じ込めるように写真を裏返る瑞恵。
「ねー、
 向こうが勝つと、その再建案が通るのね。」
「当然、そうなります。」
「入札は、勝てそう?」
「はっきり言って、情勢は五分五分です。
 予断を許しません。」
「そう・・。」
瑞恵は靴箱を持ってくる。
赤いヒールの下に書類が入れられてある。
「これを使いなさい。」
「これは?」
「私は、必ず社長に戻らなければいけないのよ。
 私に近づいたのは、こういう物が欲しかったからでしょ。」

サンデートイズからモモセカンパニーへ、毎年4月1日、
5000万振込みされていた証拠だ。

ホライズン社。
自分のデスクで考え込む鷲津。
机の引き出しから、由香の名刺を取り出し・・・。

「どうしたんですか。
 鷲津さんから連絡いただけるなんて。」と由香。
鷲津は由香に封筒を差し出す。
「サンデーの大河内伸彰社長が会社の金を横領していた。 
 経理担当の百瀬と組み、百瀬の妻名義の会社に
 振り込ませていた。 
 その証拠です。
 恐らく、三葉も承知していた。
 百瀬の元上司は飯島だ。
 サンデーの経理担当は、代々三葉からの天下りのポジション。
 三葉は、そのことを知りつつ、甘い知るを吸い続けてきた。
 あなたの所だけだ。独占スクープですよ。」
「裏を取らないと出せません!」
「取って下さい。」
「どういうつもりですか!?」
「・・」
「これを公表すれば、サンデーのスポンサー選びは、
 一気にホライズンが有利になりますね。」
「そうかもしれませんね。」
「私を利用しようとするんですか!?」
「君は、憎んでるんだろ、銀行を。
 公表するもしないも、あなたの自由だ。」
鷲津はそう言い立ち去った。
由香は手にした封筒を見つめ・・・。

「事実なんですか?」
その封筒の中身を、由香は芝野に見せていた。
「・・・」
「事実なら、公表しないわけにはいきません。」
「・・・」
「芝野さん、これは事実なんですか!?」
「暫く、時間をいただけませんか?
 私が責任を持って、調べてみます。」
「それで・・」
「事実が判明次第、しかるべき対処をします。」
「信用していいんですか?」
「もちろんです。」

三葉銀行。
芝野はその書類を飯島部長のところへ持っていく。
「よく調べてあるな。
 恐らく、大河内瑞恵のリークだろう。 
 あの女、まさか、自分の息子まで裏切るとはな・・。」
「不正の事・・・どうして前もって、
 おっしゃっていただけなかったんですか?」
「見抜けなかったお前が甘いんだろ。」
「・・・」
「ま、助かったな。
 その情報源がお前の知り合いで。
 どこの記者だ?」
お菓子をむしゃむしゃ食べながら飯島が聞く。
「・・・東洋テレビです。」
「そのリーク・・・握りつぶせ。」

居酒屋で酒を飲む芝野。
「飯島の野郎はお前を、試そうとしてるな。
 これを上手く処理できれば、部長、役員、
 果ては頭取まで見えてくる。」
三葉の広報部・沼田部長が言う。
「バカなことを言うな。」
「将来の頭取候補と言われたお前が、
 今堀外れてる。
 チャンスだよ。」
「つくづく嫌になったよ。
 俺は昔から、こんなことばかり繰り返してる!」
「当たり前だろ。仕事なんだから。」
「仕事!?
 沼田、これが俺の仕事なのか!?
 これが俺の仕事なのか!?」
荒れる芝野をなだめる沼田。
「おい、オマエいくつだ。
 どこの世界にな、これが俺の仕事ですって
 100%胸張って言えるヤツがいるっていうんだよ。
 どんな業種だってな、大なり小なりやましい事や、
 自己嫌悪で胸の奥がヒリヒリするようなことがあるさ。
 その胸の疼きを、場末の居酒屋の生ビールで
 流し込んで忘れた振りするのが、
 働くってことなんじゃないのか?」
「・・・」

ビルの屋上。
芝野や由香に嘘の報告する。
「事実じゃない?」
「社長の伸彰氏や関係者からそういった事実は、
 つかめませんでした。」
「・・本当なんですか!?」
「本当です。」
「・・・私を説得しろと、上司に言われたんですか?」
「・・・」
「そうやって、今までもいろんなことを
 隠してきたんですね。」
「・・・」
「多分・・三島って名前では思い出せないほど・・
 芝野さんは、他にも不祥事をもみ消してこられたんでしょう?」
「・・・」
「私の父は、7年前、鷲津さんに貸し渋りにあって自殺した、
 三島健一です。」
「・・・
 お父さんのこと・・
 忘れたことは・・ありません。」
「・・・」
「ただ・・私は銀行を守る立場の人間です。
 私は銀行員です。
 サンデートイズの社長が会社の金を横領した、
 そんな事実は・・・ありません!
 そこに三葉が絡んでいた、そんな事実も、
 ありませんでした。」
由香の瞳から涙がこぼれる。
「失礼します。」
「何をやってるんですか!?
 あなた達、何をやっているんですか!?
 それで、それでいいんですか!?」
 本当にそれでいいんですか!?
 芝野さん!!」
芝野の背中に叫ぶ由香・・・。

由香は自分が健一の娘だと告白。
その後の間に、芝野は三島家族を思い出すことが
出来たのでしょうか。
一人の人間の死は、彼にとって、三葉銀行にとって、
忘れ去ってしまうような小さな出来事だった。
由香の涙は、そんな芝野や銀行に絶望した、という意味?
由香が鷲津や芝野に感情的に問い詰めよるのは、
父のことで二人を憎んでいるのが大きいんでしょうね。


社に戻った由香は、父との2ショット写真を見つめ・・・
「例のスクープ、裏取れたのか?」野中が聞く。
「明日の最終ニュース、時間変更ありませんか?」
「24時だ。」
「わかりました。」
「なんだよお前、最終か。」
「お願いします!粘らせて下さい!」
「・・・わかった。
 サンデーでも三葉でもいい。
 直接関係者から取ってこい!」
「はい!」
「上には俺から説明しておく。
 三島!ギリギリまで待つぞ!」
「はい!」

サンデー・トイズ スポンサー選定

5:00p.m 入札開始

ホライズン・インベストメント 控え室

三葉銀行・アイアンオックス 控え室
伸彰がテレビをつけると、
『国土交通省・道路、河川、港湾などに
 光フィアバーを敷設など
 3642億円』
とニュースが伝える。

このニュースは時代背景のため?
それとも次のストーリーにつながるのでしょうか。
アップになったので気になりました。


鷲津が紙に、数字を書き込み持って行く。
『121億』

弁護士が、その紙を手に三葉の控え室に行く。
「ホライズン社は、121億円を入札してきました。
 持ち時間はこれより20分です。」
ストップウォッチがセットされる。

「やけに刻んできたな。
 どーんと10億積んでいきましか?」
「いや、5億で、どうですか?」と芝野。
「じゃ、20分ギリギリ使いましょう。」

アイアンオックス側は弁護士に『126オク』と書いた紙を渡す。

ホライズン側、『127億』。

(株)サンデー・トイズ 本社
「百瀬常務、短い時間で結構です。
 伺いたいことがあります。」
由香はそう言い、あの書類を百瀬に見せる。
それをチラっと見ると、無視して立ち去る百瀬。
「お時間は取らせません!お願いします!」

アイアンオックス側『140オク』

ホライズン側『141億』

アイアンオックス側『146オク』

ホライズン側『147億』

アイアンオックス側『150オク』

ホライズン側『151億』

アイアンオックス側『155オク』

ホライズン側『156億』

アイアンオックス側『160オク』

ホライズン側『161億円』

7:00 p.m
2時間経過

三葉・アイアンオックス側控え室。
「1億1億って、いつまで続くんだ!」伸彰が呟く。
「焦ったら向こうの思う壺ですよ。
 それが、戦術なんですから。」
「どうして一気に金額を跳ね上げないんです?
 もっと出せるでしょう!?」と伸彰。
「そんなことしたら、あなた自身の首を絞めることに
 なりますよ!」
「・・・もう20分経ちますよ。」
「165億、いきましょう。」

ホライズン側『166億』

8:30 p.m
東洋テレビ・報道フロア
「三島、接触出来たのか?
 反応は?」野中が電話で由香に聞く。
「まだ、わかりません。」
「こっちは予定工にも手を入れて、準備も出来たぞ。」
「もうちょっと待って下さい!」
「・・本当に勝負出来るんだろうな。」
「今追ってます!」

9:00 p.m
4時間経過。
現在の入札金額は、171億。

アイアンオックス側『17,300,000,000』

鷲津が紙に数字を記入していく。
『17,400,000,000』
「これ以上金額を弾くと、サンデーの再建計画に
 プレッシャーとなるプランに・・」アランが言う。

「いつまでやる気なんだ・・・」弁護士が呟く。

10:00 p.m
5時間経過。

三葉・アイアンオックス控え室。
イライラと結果を待つ伸彰。
「やつらある時点から一円だって動かせないんですよ。
 アメリカ本国が、OK出しゃしない。
 外資だハゲタカだって言っても、所詮は雇われ、 
 そういうビジネスだ。
 でも、我々にはメンツってもんがあります。
 少々損を出しても、このビット、必ず勝ちますよ、社長!
 芝野さん!186億!」
アイアンオックス社長が言う。
「・・・うん。」複雑な表情の芝野。

11:00 p.m
6時間経過。
ホライズン側が『187億』入札する。

百瀬を自宅で待ち伏せする由香。
「百瀬常務!お願いします!
 新社長の横領の疑いについて、一言だけでも
 コメントお願いします!
 時間は取らせませんので!お願いします!」
「何時だと思ってるんですか!?」
「常務!お願いします!一言でいいんで!!」
百瀬は何も答えず家に入ってしまった。

なにやら思いつめる芝野・・・。

11:20 p.m
向かいの部屋の三葉・アイアンオックス側の人間が、
入札に向かうのを窓から見つめるホライズン一同。
「191億ならアウトだ・・・。」とアラン。

弁護士が金額を告げに来る。
「アイアンオックス社は、189億円を入札してきました。
 持ち時間は20分です。」

「本国の投資委員会に電話してきます。」とアラン。
「無駄だ!」鷲津が言う。
「しかし、」
「まだ、11時40分まで粘れる。」と中延。
鷲津はみんなに背を向け考え・・・

三葉・アイアンオックス控え室。
「あ、もしもし、日下部ですが、
 ええ。例の件で、ちょっとお願いが。」
日下部が携帯で話しながら部屋を出ていく。
「芝野さん、社長業っていうのは、たまらないですね。
 人を、組織を、思うがままに動かせるってことですからね。
 僕ね、やりますよ!
 芝野さんに教えられたとおりに!」
「・・・少し、外します。」

芝野が控え室を出た直後、
11:40 p.m
鷲津が入札に向かう。

販売機に小銭を入れていく芝野。

『190億』鷲津が弁護士に提出する。

小銭が戻ってきてしまい、何度も入れなおす芝野。
小銭を入れなおしながら、
「私は銀行員です。」
由香にとがめられ、自分がそう言った時のことを、
彼女の言葉、彼女の涙を思い浮かべ・・・
戸惑い、苦しむ芝野・・・。

テレビ局では、由香のスクープの裏が取れず、
放送が中止される。
「すいません・・・」
野中に謝罪する由香。

その時、由香の携帯が鳴る。芝野からだ!

11:58 p.m
7時間経過

ホライズン控え室。
「あと15分で、サンデーの持っている不動産を
 高く鑑定しなおすよう、片っ端から当たってくれ!」
鷲津が指示を出す。

三葉・アイアンオックス控え室。
「もう20分経つぞ!」と伸彰。
そこへ、芝野が戻ってきた。
「芝野さん!
 これ以上いくと採算割れが出ますが、
 突っ込みます、いいですね!?」
「・・・」
「芝野さん!!」と伸彰。
「・・・」

「次はスクープです。
 民事再生申請中の大手玩具メーカー、
 サンデートイズの経営陣が、
 不正に会社の金を、着服していた疑いが
 判明いたしました。
 この不正には、先ごろ就任した新社長・大河内伸彰氏と、
 財務担当の役員が、関わっていたと見られます。
 経営再建に乗り出した矢先のサンデートイズに、
 少なからぬダメージを与えそうです。」

両社ともテレビの画面に釘付けになる。

「アイアンが降りたぞ!」
アランの報告に、歓声を上げるホライズン社員。
鷲津は静かにテレビを見つめていた。

「あーーーーっ!!」
悲痛な叫びを上げる伸彰。

芝野も険しい表情でテレビを見つめ、そしてうつむいた。

ファミレス。
由香の席に治がやって来た。
「おい!すっげーじゃん。
 見たよ、あれ!
 あんたのスクープだろ!・」
「・・・」
「何だよ、元気ねーじゃん。」
「・・・味方・・しちゃったのかも・・。」
「味方?ホライズンの?
 あんま深く考えんなよ。
 いい仕事したんだから、いいんだよ。」
治はそう言い、カバンから札束を取り出す。
「ジャン!」
びっくりする由香。
「俺自分のIT株を売り抜けた。
 ついに元手が出来たよ。」
「・・・」
「300万!びっくりした?」
そう言い笑う治。
「いよいよ俺も起こすぜ、会社。
 あいつと勝負だ・・・。」

サンデートイズ社。
社長のイスに座る瑞恵。
「参ったわ。本当恥ずかしい。
 先月のホテル代、243万円。
 たったこれっぽっちの金額が、
 会社の口座を止められていて払えないのよ。
 このままいくと自己破産なんですって。
 用立てていただけるわね?」
「担保は?」と鷲津。
「え?」
「お貸ししても結構なんですが、
 担保はございますか?」
「アッハッハ。相変わらず面白いのね、あなたって。
 担保は、私よ!」
「なら貸せません。 
 あなたに、200万の価値はない。」
「ちょっと!ふざけてるの?」
「ふざけちゃいません。
 ふざけてるのはあなたの方なんじゃないんですか?
 どこの世界に、担保もなしに200万貸せなんて言う
 人がいます?」
「・・・」
「どうぞ、自己破産をして下さい。
 ただし自己破産をすると、代表取締役には
 なれませんよ。」
「・・・」
「自動的に、社長ではいられなくなります。」
「そんな馬鹿な!」
「商法254条2、第二項です。」
「あなた・・こうなることを知ってて、
 私を社長に戻したのね!」
「大河内さん、いい加減気付いて下さい。
 会社はあなたのおもちゃじゃない!
 おわかりでしょう、お引取り下さい。」
「お引取り下さいって、ここは私の・・」
「これは、あなたが作ったものですよね。
 サンデーの玩具は、この穴を通す部品を
 決して使わない。」
 子供がおもちゃを飲み込まないように作ったものだ。」
それは、鷲津が瑞恵の泊まるホテルで見つけたものだ。
「この穴の大きさは、子供の頃の伸彰さんの口と、
 同じ大きさだ。
 サンデーの原点である木工玩具。
 その木工部門を、伸彰さんは捨てようとした。
 あなたが、伸彰さんを切ろうとした理由だ。」
「・・・なんにも見えてないんだわ、あの子・・・。」
子供の頃の写真を見つめながら、その木に触れる瑞恵。
「伝わらない愛情もあります。
 多分、親子でも。」
瑞恵は写真に触れながら、泣き出した。
「サンデーは再生します。
 ご安心下さい。
 社長業、ご苦労様でした。」
鷲津はそう言い立ち去った。

三葉銀行。
「どういうことだ。
 沼田君に調べてもらった、その結果・・」と飯島専務。
「私が・・・東洋テレビに電話をしました。」
「なぜだ!」
「飯島専務を初め、三葉銀行には、多大なる迷惑を
 おかけしました。深く、お詫びいたします。」
「なぜそんなことをしたのかと聞いてるんだよ!!」
「・・今回の件は、私が担ぎ出した、伸彰氏の、
 不正が原因です。
 自分でまいた種は、自分で刈り取る。
 そう、思いました。」
「それがサンデーの為になるのか!? 
 三葉の為になるのか!?」
「・・・」
胸ポケットから退職願を取り出す芝野。
同席する沼田も驚く。
「申し訳ありませんでした。
 一から、で直したいと思っています。」
「芝野・・・」
「私は、・・44です。
 人生の折り返し地点はとっくに過ぎています。
 ですが、残りの人生・・自分にいい訳しながら
 生きていくには・・・長すぎます。」
「・・・カッコええな。 
 お前はいつも、カッコええ。
 ・・だからダメなんだ。」
「・・・」
「もういい。」
去っていく飯島に頭を下げる芝野。

「本当に辞める気か?」
「・・ああ。」
「お前は、何も見えてない・・。
 いや、見ようとしてない。
 はいつくばって、ののしられて、
 それでも、与えられた仕事を、
 一つ一つこなしていく。
 そうやって、生き続けたとき、
 次が、見えてくる。
 俺は・・最後まで三葉に残る。
 辞めないのも勇気だよ、芝野。」
「・・・世話になったな、沼田。」
沼田は微笑み、部屋を出ていった。

「誰かが言った。
 人生の悲劇は二つしかない。
 一つは、金のない悲劇。
 そしてもう一つは、金のある悲劇。」


町を歩く芝野を鷲津が待っていた。
「辞表を出されたそうですね。」
「・・・関係ないだろ。」
「うちに来ませんか?
 大河内ファミリーを取りまとめて解任させた手腕、
 見事でした。
 ただのエリートじゃない。
 度胸も策略もある。
 一緒に日本を買い占めましょう。
 まだまだ甘ちゃんなこの国を。」
「俺はお前とは違う。」
「一緒ですよ!
 あなたと私の考えは一緒です。」
「何を言ってるんだ。」
「あなたは、私なんだ。」
「・・・」

「世の中は金だ。
 金が悲劇を生む。」



※一部公式HPあらすじを引用しました。



「お金を稼ぐことがいけないことでしょうか。」
マスコミにそう堂々と問いかける鷲津。
日本人ってこういうタイプ、苦手ですよね。
すごい強さです。
そんな鷲津に興味を持つ野中を演じるのは、小市慢太郎さん!
注目している役者さんです。

緊迫した入札シーン。
鷲津はなぜ1億ずつしか金額をあげていかなかいのだろうと
思っていましたが、もちろん相手側を焦らせる目的も
あったのでしょうが、彼は由香が動くのを待っていたんですね。
由香に情報をリークしたのは、彼女も銀行を憎んでいるから、
きっと裏を取ってくれると信用した?

「社長業っていうのはたまらない。」
声を潜めて、興奮気味に語る伸彰。
その部屋の異様な空気。
金の魔力に飲まれ、変わっていく人の姿を間近で見る恐怖。
芝野は立ち止まり、そしてその世界から離れることに。

億単位の金を動かしている芝野が、
自動販売機に10円玉を拒絶され、
苛つくシーンが心に残りました。
自動販売機は、第一話で老舗旅館経営者の西野昭吾(宇崎竜童)
が必死に金をかき集めるシーンでも使われていました。
その息子・治も動き始めましたね!
彼がどう、芝野や鷲津に影響を与えるのかが楽しみです。

「会社は誰のものか」という議論が最近よく論じられるようになっている。入札の対象は、美術品や車などの「物」ではなく、そこに様々な利害関係人がうごめき、また、社会にいろいろなプロダクツを提供している「会社」である。鷲津のセリフにある「日本は資本主義社会だ」ということと、高い価格をつけたものがその会社のスポンサーになる、あるいは入札をやらなければスポンサー選定は公正公平ではない、ということとの間には、論理必然の関係はあるのだろうか?この世界に未だ身を置く人間の一人としてこのドラマをご覧になった方々の意見を是非拝聴したいものである。
公式HPハゲタカ経済キーワードより=


瑞恵のキャラクター紹介に、
『社を私物化し経営を悪化させるが、根底にあるのは
 父親から受け継いだ会社に対する屈折した愛情。』
とあります。
おもちゃ、そして子供に対する愛情が、あの木製の置物に
見ることが出来ました。
社長の座を再び手に入れた瑞恵でしたが、それでも金の魔力に
取り憑かれたまま。
全てを失ったこの親子は、家族の絆を取り戻すことが
出来るんでしょうか・・。

芝野の、沈黙の中の思い悩む表情が心に残った第三話でした。


ランキングに参加中!応援クリックよろしくお願いいたします。
人気blogランキング    TV Drama Ranking



※第4回は午後9時15分からです。ご注意を!


キャスト

鷲津政彦(大森南朋)

【三葉銀行】
芝野健夫(柴田恭兵)
飯島亮介(中尾彬) 専務
沼田透(佐戸井けん太)
海野頭取(神山繁)
迫田専務(中原丈雄)
坂巻常務(津村鷹志)

【三島製作所】
三島健一(渡辺哲) 鷲津の貸し渋りにより自殺
三島由香(栗山千明) 健一の娘
三島頼子(唐木ちえみ)

【ホライズン・インベストメント・ジャパン】
村田丈志(嶋田久作)裏の情報に精通した調査屋
アラン・ウォード(ティム)NY本社から来たエリート
中延五郎(志賀廣太郎)不動産取引のエキスパート

【老舗旅館 西之屋】
西野昭吾(宇崎竜童)
西野治(松田龍平)
西野史子(永島暎子)
西野泰三(三谷昇)

【玩具メーカーサンデートイズ】
大河内瑞恵(冨士真奈美) 社長
大河内伸彰(小林正寛)  専務取締役

【大手電機メーカー大空電機】
大木昇三郎(菅原文太)
塚本邦彦(大杉漣)
加藤幸夫(田中泯)

【金融記者クラブ】
野中裕二(小市慢太郎)



百瀬敬一(岡本信人)
牛島(徳井優)
日下部(矢島健一)
大賀康夫(松重豊)
遠山鎌一郎(光石研)

アルバート・クラリス(イアン・ムーア)
リン(太田緑・ロランス)
後藤(大関真)
進藤(杉内貴)



スタッフ

原作・・・真山仁
ハゲタカ(上)
ハゲタカ(上)真山 仁 講談社 2006-03-15売り上げランキング : 1930Amazonで詳しく見るby G-Tools
ハゲタカ(下) バイアウト 下 バイアウト 上 青い蜃気楼―小説エンロン アジアの隼 (下) 祥伝社文庫


脚本・・・林宏司

演出・・・大友啓史

音楽・・・佐藤直紀

公式HP


ハゲタカ経済キーワード
企業再生・事業再建
経営不振や財務状況悪化に直面している企業・事業を健全な状態に戻すこと。赤字が止まらず債務超過に陥るような会社の場合、方法としては1)不採算事業からの撤退、2)従業員リストラなどの経費合理化、3)銀行借入金の返済猶予・免除、などがある。企業は生き物なので短期集中的にこれらの施策を講じなければ顧客、取引先の信用を失い、優秀な社員の退職・士気低下を招き、悪循環に陥ってしまう。
スポンサー
民事再生や会社更生の手続き(第2話キーワード参照)において、再建計画の立案とその実行の実質的な主体となる者。事業再建の実績とノウハウのある人材を擁する「事業再生ファンド」や、対象となった会社の事業経営力のある同業者などが通常務める。銀行借入などの債権を減額・免除してもらえれば事業が立ち直る場合、スポンサーはそれらを条件に破綻した会社に出資などの形で資金提供する。再建が成功すると会社の株式上場や高い値段での他社への株式売却によって投資を上回る資金回収ができ、利益をあげることができる。

監督委員
民事再生法に基づき裁判所が選任した機関で、債務者会社を監督する役割を有する。利害関係のない弁護士が選任される。民事再生手続きの特色は現経営陣がそのまま残ることができる点にあるため、重要事項については監督委員の同意を必要としている。監督委員は債務者の調査監督や経営の重要事項の決定に同意を与えたり、再生計画に対し意見を述べたりすることを通じて、債務者会社を監督するという重要な役割を果たす。
スポンサー選定手続
スポンサーに名乗りをあげる会社やファンドが複数ある場合は、監督委員がそれぞれの提示する再建案を比較し、会社と債権者のためにベストと判断される者がスポンサーとなる。民事再生手続が開始されるとブランドイメージや信用などが傷つくことになりやすいので、事前にスポンサー候補と再建策について周到に準備をしておき、手続き開始と同時にスポンサーを決定する方法もある(プレパッケージ型事業再生)。
スポンサー選定においてはさまざまな要因が考慮されるが、再生会社に出資する金額が高ければ高いほど、再建が行いやすく債権者の同意を得やすくなる。そのため入札という決定方法が採用されることもある。

貸し渋り
銀行の身勝手、理不尽な振る舞いとして描写されがちな「貸し渋り、貸しはがし」であるが、1990年代後半の日本でのこの出来事は1980年代の米国での大手銀行の倒産に端を発している。倒産する銀行は自己資本比率が低かったこと、当時日本の銀行が国際金融市場で「薄利多売」的にビジネスを拡大していたこと、を背景に、主要国の中央銀行総裁会議で設立されたバーゼル銀行監督委員会は、国際業務を営む銀行に対して自己資本比率を8%以上維持する規制を定めた(BIS規制、バーゼル合意)。さらにその算定方法も、不動産担保を重視し取引先株式を保有する日本の銀行にとって厳しいものとなったことが、急激な貸し渋りに銀行を追い込んでいった背景にある。


公式HPより=



大森南朋さんの主な出演作品



柴田恭兵さんの主な出演作品


この記事へのコメント
こんばんはちーずさん、芝野は銀行を辞めたようですね!

入札場面は長いようで無くてはならない緊張の場面でした!同じような数学パズルを思い出しましたが189億をとったほうが負けでしたね!

組織にシバラレイタ芝野はコンサルタント会社を設立?

300万の資本で立ち向かう治は期待です!

ドップリはまってしまったNHKですが大河のレビューは勘弁してください!眠る時間が無いので!
Posted by けた at 2007年03月04日 23:00
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。