2007年04月11日

セクシーボイスアンドロボ VOICE 1

『三日坊主』

「今朝、ルミちゃんが逃げた。」

朝。
逃げ出したインコがある部屋の窓に飛びこんでいく。
目覚ましの音で目を覚ましたその部屋の主・ロボ(松山ケンイチ)が
リモコンでテレビの電源を入れると、
『荒川区南千住・射殺事件』のニュースが流れていた。
ニュースに気を止めず、チャンネルを変えるロボ。
『マックス・ロボ』の主題歌に、
「ダーーッ!」眠気も吹っ飛ぶ。

ロボがインコに気付くと、インコは窓から逃げていった。
「いいなー、自由で。」ロボが呟く。

ニコ(大後寿々花)の家。
化粧をしながらニュースを見つめる母親は、
中学3年生自殺の原因がいじめと知り、「やっぱり。」と呟く。
「若いやつは簡単に死ぬよな。
 何で親に相談しないかね。」
牛乳の蓋を丁寧に外しながら父親が言う。「親に相談する子供なんて、この世にいるんだろうか。」
屋根の上、空っぽの鳥かごを横に置き、頬杖をつくニコ。

小学生時代のニコ。
町に貼ってあるテレクラのポスターを見つめ・・・。

「テレクラって何かわかってるのかーーっ!!」
ちゃぶ台をひっくり返す父。涙する母。

ストップモーションなシーンに、『のだめカンタビーレ』を
思い出しました。


「大抵の親は、面倒なことは知りたくない。
 子供はそういう事、嫌っていうくらい学習しているから、
 よーく知っているのだ。
 とにかく問題を起こさないこと。
 トラブルになることは避けて通ること。
 へまをして、学校にも、家にも居場所を失くした子が、
 今どうしているのか、私たちは知らない。
 私にとって世界は、家と、学校と、
 コンビニで出来ている。
 その中で、私は上手くやり過ごす。
 その角を曲がるまで、そう思っていた。」


下校途中、ニコは2人の男が血まみれで争う「事件」を目撃する。
黒いスーツの男が、グレーのスーツの男(中村獅童)に殴りかかっている。
「俺知らない!」
グレーのスーツの男はダンボールの箱を大切そうに抱えながら
相手から必死に逃げようとしている。
塀に、地面に、男の血が飛び散る。
男たちがニコの姿に気づく。
グレーのスーツの男が、隙を見て逃げ出す。

男たちが走り去ると、ニコは今来た方向へ走り出す。
「なんだよ、あれ・・・。」

信号待ちをしていたロボは、大きなため息。
前にいた女性はロボに息を吹きかけられた、痴漢だと騒ぎ出し、
ロボは必死に誤解だと訴えるが、警官に終われるハメに。

「その角を曲がると、世界は私が思っているより、
 もっと複雑で、バカバカしくて、激辛で、
 泣きたくなるような途方もなく値打ちの、
 とにかく、私が考えているのとは、
 まるっきり違うものだった。」


コードネーム・ロボ。
女好きのロボットオタク。
コードネーム・セクシーボイス。
七色の声を操る女子中学生。
二人はスパイ。
この複雑な世界、闇の中で、
彼らは次々起こる難事件に挑んでいく。
夢と希望を追いかける二人の名は・・・
あなたの隣にスパイがいる!


「私さ・・かなりヤバいもの見ちゃったんだよね。
 ・・・血とか出てて。
 あれ、何だろ。ねー、何だと思う?」
公園のベンチで猫に話しかけるニコ。
ネコは逃げてしまった。

「あー、誰かに言いたい!」
ニコの右側には『火星のパワー』と書かれたポスター。
左側には、テレクラのポスター。
「・・・どっちもどっちなんだよな。
 あえて言うなら・・・こっち!」

生まれて初めて見た衝撃的光景に興奮覚めやらないニコは、
誰かに話したくてたまらなくなり、テレクラに電話。

その電話を取ったのが、ロボだった。
ニコは大人の女性の声色を使って、
「カズミ、なんだか、とっても心細くなっちゃって。
 今日、人が刺されるの見ちゃったんだよねー。」
「えーーっ!刺された!?えーーっ!」驚くロボ。
「やっぱり人間はネコと違っていいリアクションするな。」
小声で呟くニコ。
「刺されてないかもしれないけど、血は出てて、
 ほら、連続殺人事件とかもあるし、
 そのこと、誰かに言いたくて。」
「いやいや、誰かって、俺はダメだよ。警察は?」
「でもさ、私の勘違いかもしれないんだよね。」
「じゃあさ、今から現場見に行こうか。
 これから一緒に。」
「えー、どうしようかな。」
「俺武道の心得あるし、一人じゃ危ないし!」
「そうなんだ!じゃ、行ってみようかな。」

待ち合わせ場所。
変身ポーズで気合を入れるロボ。
「武道・・って、それか。
 カズミちゃんと待ち合わせしている人?」
「そうだけど。
 髪の長い腹筋の割れているカズミちゃんは?」
「姉は急用が出来たので来れませんって。」
「えーーっ!来ないの!?」
「私に代わりに見てきて欲しいって。」

うまいこと言いくるめたニコは、2人で「事件」の現場に
向かうことにした。
だが、血痕もなくなっていて、何事もなかったかのよう。
ただ一つ、「ゴミ」の詰まった箱があることを除いて。

その現場で、外国人が店を出していた。
ロボはレアなフィギュア「MAXロボ」に釘付け!
2万円は払えない、と苦しんでいる時、
ニコは靴を脱いでそこから金を取り出した。
「これでとっとと買っちゃいな。」
「・・・いや、でも、大人としてのプライドが。」
「でも欲しいんでしょ、買・え・ば!?」
「だって中学生じゃん。」
「メンドクセー。」
金をしまおうとすると、ロボはそれを阻止し、
結局ロボットを購入するのだった。

シリアルナンバーが自分の誕生日(0522)と一緒と気付き
ますます感激するロボ。

どうしても「事件」と「ゴミ」のことが気になるニコ。
「何でこんなもん大事にしているんだろう・・・。
 ねー見て、コースターとか、レシートとか、
 同じホテルのものが多いと思わない?」
「それはそこに宿泊していたんだな。」
「・・・行こう!」
「俺もうちょっとここで和んでいく。
 幸せの余韻かみ締めたいからー。」
箱にロボットを入れて幸せいっぱいのロボ。
「ここってさ、髪の長いお姉ちゃんがバイトしている
 ホテルかもしれない。」
「余韻、終了ーー!!」

ホテル。
「そのおっさんを探し当ててどうするの?」
「どうするって?」
「考えてなかった?
 やっぱそういう所が中学生だよなー。」
「これ返してあげるの。」
「そのゴミを?」
「だってその人には大事かもしれないじゃん。」
「だってゴミじゃん、どう見ても。」
「私にはそのロボットもゴミに見える。」
「・・・なんてこと言うんだ!
 大体、こんな沢山人がいるところで、どうやって探すの!?」
「私声なら覚えてる。」
「声?」
「しっ。」
「しって、何!!」
耳を澄ますニコ。
すると、人々の声の中から、あの男の声をキャッチした。
「あれだ!」
「え?」
男の前に歩み寄るニコ。
男はロボが手にするダンボールに気付くと、
それを奪い走り出した。
「うわーーっ、俺のロボ、返せーーー!!」

逃げる男を必死に追うロボとニコ。
「おじさん、違うの!
 その箱、違うんだって!」
ニコの声は届かず、箱を奪い合うロボと男。
弾みで箱の中のロボットが飛び出し、なんと信号の上に
乗っかってしまった。

脚立を担いで走るロボ。

ニコから渡された袋の中身を一つ一つ確認していく男。
「何で、そんなもの大事にしているの?」
「これは、俺の切れ端だから。」
「切れ端?おじさんの?」
「チョコアイス食べた、俺。
 カフェオレ飲んだ、俺。
 ガムは眠くならないヤツ。
 寝ると怖い夢見るから、寝るの嫌なんです。」

落ち込んだ様子で二人の後ろを歩いていくロボ。

「変だと思った?」

ロボが今度は縄ハシゴを手に信号方向へ走っていく。

「・・・」

ロボが又戻ってきた。

「そりゃそうだよね。
 俺の記憶は、3日間しかもたないんです。
 3日経つと、全部忘れてしまう。」

ロボ、今度は虫取り網を手にスキップしていく。

「じゃあ・・・私に会ったことも忘れるってこと?」
「あ!だから、全部取ってるんです。」
 これがあると、とりあえず安心するんですよ。
 生きてきた、証拠って感じ。」
「おじさん、鳥飼ってるの?」
「いや、飼ってないです。ホテルで暮らしているんで。」
「あ、でも、これ。」ニコが鳥のえさを手に取る。
「これ鳥のエサなんだ!
 ・・ごめんね。覚えてないんです。
 何でこんなも買ったんだろう。
 公園で撒いたのかな?」

脚立に座り、信号の上のロボット目がけて釣り竿を振り回すロボ。

「おーい、ロボ、帰るぞー。」
「いやだって、マスクロボ!!」
「誰も取らないだろ。」
「あ、なるほどね!」

ロボが運転する車の中。
「おじさん、名前、何て言うの?」ニコが聞く。
「三日坊主。」
「すげー!それ、本名!?」
「いや、そう呼ばれてるんです。」
「呼ばれてるって、それ誰に?友達とか?」
「・・あ、そうか。
 誰だろう・・俺に三日坊主って名前つけたの。」

ロボの家。
「すげー、本物のオタクだったんだ。」
ロボのコレクションのプラモデルに驚くニコ。
ロボが三日坊主にコレクションを説明していく。
「こちらから、古い順になっています。
 見覚えのあるキャラクターを言っていただくと、
 三日坊主さんのおよその年齢、趣味、
 そして住んでいた地域などがすみやかにわかります!
 俺が見たところだと・・・これかな?
 ムーン、アターック!」
「・・・」
「見覚えない?
 心がキュンっと鷲づかみにされる感じ、ない!?」
「・・・」
「ほんとにそんなんでわかるの?」とニコ。
「男の子はね、いくつになっても夢心を忘れないものなの!!」

ロボが三日坊主に質問している間、ロボの部屋をあちこち
見て回るニコ。
引き出しにマヨネーズ。
瓶の中に詰まった輪ゴム。
冷蔵庫のタマゴケースの上には曜日が書いてある。
箱からはみ出したバター。
ニコはタマネギを手に取り・・・そして微笑む。

「あ・・・カレーだ!カレーの匂いだ。」と三日坊主。
ニコがカレーを作って持ってきた。
「何で人んちで勝手にカレー作るの!」
「だってお腹空いたんだもの。」
「家で作るカレーって美味いですよね。」と三日坊主。
「そういうことは覚えてるんだ。」
「いただきMAX!」
「いただきまーす。」
「あれ?何でタマゴ入ってるの?
 俺のには入ってないじゃん。」
「だって二つしかなかったんだもの。」
「この!貴重なタマゴ!!」
ロボが取り替えようとする前に、三日坊主もニコも楽しそうに
自分の皿のカレーを口に運ぶ。
「お前ら、きったねーな!
 何笑ってんの!」
微笑みあうニコと三日坊主。

ニコが皿を流しにさげに行くと、三日坊主が何かを洗っていた。
「何やっているの?」
「これ、貰って帰ろうと思って。」
「あー!私も記念に貰って帰ろうっと。」
ニコは玉子の殻を洗うと、それを自分の目に当ててみる。
三日坊主も同じ様に目に当て、二人は大笑い。

「なぜだ。なぜ満腹なのにまだ食べられるんだ。
 まだ美味しく食べられる!」
一人カレーを食べ続けるロボ。

帰り道。三日坊主と並んで歩くニコ。
「私人んちでご飯作ったの初めて!」とニコ。
「美味しかったです。」
「人んちって面白いよねー。
 匂いとか違うし、置いてあるものも全然違うんだよね。
 バターとか箱のまま銀紙むいて使ってるし、
 輪ゴムなんて貯金箱に入れてるんだよ!
 入れるの、超難しい!」
「輪ゴムは昔、お袋が手首に巻いていました。」
「覚えてるの?」
三日坊主が手帳を取り出す。
『忘れたくないこと』
『子供が母親に
 「ラーメン作って、卵も入れて」とせがんでいた』
『池波正太郎』
『かしわ餅の皮と骨』
『タイヤキのあんこ抜き』
『万年筆と政治家』
『赤ん坊(見た目は20歳くらい)』
『たんげさぜんのバドミントン』
等と書いてある。
「忘れたくないことを、メモしているんです。」
「なにこれ!意味不明だよ。」ニコは大笑い。
「何で忘れたくないのか、その理由は覚えてないんですけど。」
「じゃあさ、今度書くときは、理由も一緒に書いておけば
 いいじゃん。」
「あ、そっか!そうですね!」
二人が楽しそうに笑う。

丹下左膳って、中村さんが映画で演じていらっしゃいましたよね。(笑)

その夜、ホテルに戻った三日坊主は手帳にこう記入する。
『人の家で食べるカレー
 その理由
 生きてる気がした』

ニコの家。
牛乳キャップのコレクションを広げて悦に入る父・竹男。
ニコの母・雪江が突然ふすまを開ける。
「やっぱりまだ捨ててなかった!」
「あれ!!いやぁ・・だって・・
 これ、小学生から集めてるんだぞ。」
「何になるの!?」
「だって、増えていくのってさ、楽しいじゃない。」
「かさばるじゃない!」
「いいじゃん、俺の唯一の趣味なんだから。」
「お父さん死んだら捨てるからね。」
「嘘!!
 ちょっと、10年くらい置いといてよ。」
「無理!死んだ年の年末!」
「じゃあ、5年でいい!」
「いいじゃない。お父さんその時死んでんだから。」
「だって、俺の生きてた証よ!?」

ニコの部屋。
ニコが卵の殻で遊んでいると、姉・一海がやって来た。
「じゃーん、買っちゃった!」
買ったばかりの服にご満悦な姉・一海。
「いいんじゃない?」
「借りるね。」
一海はハサミを借りて服のタグを取ると、そのタグを引き出しにしまう。
「何でそんなもの捨てないで取っておくの?」
「え?
 ほんとだ。何だろうね。」
「一海ちゃんの生きてきた証か・・・。」
「貯金できないはずだわ。
 明日から真面目に働こう!」
一海はそう言い部屋を出ていく。
振り向いた弾みで、ニコは肘で卵の殻を一つ割ってしまった。

学校の帰り道。
男に路地に引きずり込まれるニコ。
「あの男はどこにいる?」
男はニコの口をふさぎながら聞く。
首を横に振るニコ。
「一緒にいただろ?」
ニコが激しく首を横に振る。
男がニコの口から手を離す。
「あいつとは関わるな。
 あの男は殺し屋だ。」
そう言い立ち去ろうとする男。
「嘘だ!そんなわけない!
 だって、鳥にエサとか買ってるし。
 きっと鳥好きなんだと思うし。
 それに、カレーとかも好きだし。」
「いいか!三日坊主とは関わるな!」
「三日坊主は良い人よ!
 人なんて殺せるわけないんだから!」
「俺も、牛好きだし、牛にエサやったこともあるし
 ソフトクリームも大好きだ。
 俺がい人に見えるか?」
ニコの喉元を手で掴みそう凄む男。
「・・・」
男はその場から立ち去った。

手に包帯を巻いたこの男は、
冒頭、三日坊主を襲ったのと同一人物でした。
演じているのは岡田義徳さん。名梨 秀吉という役名です。


「殺し屋って何!?ワケわかんない!
 あんなヤツの言うことなんて信じるわけないっつーの!」
ゲームをしながら呟くニコ。
テレビのニュースでは、昨日起こった暴力団組員射殺事件について
報道している。
「犯人は宅配業者を装い、被害者がドアを開けたところを、
 眉間と心臓を一発ずつ発砲したということです。
 警視庁は、犯人の男の姿と音声が収録された監視カメラの
 映像を公表しました。」

「すみません、宅配便です。」
ドアが開くと、2発の銃声音。
そこに映し出された男の姿、その声は・・・

公園。
ハトにえさをまく三日坊主。
その隣に男が座る。
「よっ。」
「・・・」
「これ。」
男が鍵を渡す。

ロッカーの鍵を開ける三日坊主。
「今までお前は全て完璧にやって来た。
 お前なら出来る。
 お前しかいないんだ。
 今の何不自由ない暮らしを続けたいと、
 お前だって思っているんだろう?」
男の言葉を思い出しながら、三日坊主は中に入っていた物を
スーツの内側に隠す。

公園。
女性が男に追われている。
「誰か助けて!」
男が銃を女性に向ける。
女性の悲鳴。銃声音。
その女性が血まみれで倒れる。
「はい、カット!」
撮影風景を見つめるギャラリーの中にニコがいた。
「ちょっと、あんたさ、」監督がニコに声をかける。
「・・・はい!?」
「ちょっとだけ、出ない?」
「いや、あの、無理です!」

『特臨刑事TOKKURIDEKA パート?』の台本を手に取るニコ。
「あの人が・・殺したんです。
 私、知ってます。」とセリフの練習。

撮影が始まる。
「犯人、見たの?」
「私、知ってます!」
ニコが振り返り指を指すと、そこに三日坊主がいた。
「・・・あの人が・・・殺したんです・・・。」

三日坊主がニコに手を振る。

池を見つめながら話す二人。
「放送は、2週間ぐらい先なんだって。」
「残念だな。そんなに先じゃ、覚えてないです。」
「ね、」
「はい。」
「おじさんの、仕事って、何?」
「うーん、・・・何だろう。」
「呑気だね。仕事も忘れるなんて。」
「いや・・・本当は・・・覚えてます。」
「・・・」
「っていうか・・思い出しました。」
「・・ふーん。
 ・・やるの?仕事・・」
「仕事は好きじゃないけど・・・
 生きていくためには・・仕方がないです。」
「・・・」

帰り道。
ニコは一人歩きながら、昔犬を拾ったが、姉に捨ててくるよう
言われたこと、
父親に、友達は選べと言われたこと、
一人で旅行しようとしたのを母親に止められたこと、
サラリーマンに会いに行こうとするのを友達に止められたこと、
学校の先生にも注意されたこと、などを思い起こしていく。

骨董屋・地蔵堂。
『悩み解消
 1粒飲めば本来自分が何をやりたかったのか
 たちまちに判る
 神秘の薬』
ニコは店に貼ってある張り紙に惹かれ、その店に入っていく。

恐る恐る店の奥へと入っていくニコ。
目的の薬を手に取ると、社長・真境名 マキ(浅丘 ルリ子)が
声をかける。
「1粒500円。」
「1粒、500円・・・うーーん・・」
「じゃあ480円でいい。」
「じゃあ、下さい、1粒。」
「包む?」
「お願いします。」
「本当のことなんて、知らない方が楽かもしれないわよ。
 いいの?」
「いいです。」
マキは大きな紙に小さな薬を包み、おにぎりのように握り締める。
「はい!20円おつり。ありがとう!
 お常ちゃん、知ってしまうと、もう後戻りは出来暗線。
 行ってらっしゃい。」
ニコはマキに会釈をし、店を出ていく。

ニコの部屋。
青い飴玉のような薬を口に入れ、水で飲み干し、
ベッドに横になるニコ。

『警視庁は、犯人の男の姿と、音声が収録された映像を
 公表しました。』

「やだ・・・。
 やだ・・・。
 やだ・・・やだやだやだ!!」
ニコが飛び起きる。
「三日坊主が人を殺すなんて絶対に嫌だ!!」

街を走るニコ。
「どこにいるんだよ、ロボのやつ!!」

シャワーを浴びる三日坊主。
その背中には大きな傷跡。
「明日が終われば、何もかも忘れてしまう・・・。」

街の中、耳を澄ましてロボを探すニコ。
ニコの聴覚がロボの声を捉える。テレクラだ!

「ロボ!」
電話中だったロボは、ニコの必死な様子に仕方なく電話を切る。
「どうしたの!」
「三日坊主をあさってまでロボの家に泊めてくれる?」
「え?何で。」
「理由は・・・言えない。」
「何だよ、それ!」
「お願い!」
「無理だよー、そんなのー。」
「・・わかった。」
ニコが飛び出していく。
「おい!何なんだよ!」

「おい!」テレクラの窓から顔を出すロボ。
「知ってるのは私だけなの。
 助けられるのは、宇宙で私だけなの!」
ニコはそう言い走り去る。
「何なんだよ・・・。
 チクショー。
 宇宙とか言われると、ときめくじゃないか!
 待てよ!!」

ホテル。
銃の取扱説明書。
『ディテクトNo.JAPAN・発行 捜査報告書』
『素行調査結果』
書類を読み込んでいく三日坊主。

部屋の戸がノックされる。
「タオルの替えをお持ちしました。」
書類と銃を隠したあと三日坊主がドアを開けると、
そこにロボとニコがいた。
「お誕生日、おめでとうーー!!
 へー、いい部屋だね!」とニコ。
「えっと、今日は、三日坊主さんのお誕生日会を、
 やろうと思いまして。」とロボ。
「今日誕生日じゃないよ。」
「かもしれないじゃん!覚えてないだけで。」とニコ。
「いや・・でも・・」
「いいじゃん!明日になったら、私たちのことも忘れちゃうんだし、
 お別れ会も兼ねて!」
「そっか。お別れ会か。」
「じゃ、僕の車で、パーティー会場で!」
「え?なんか豪勢だなー!」
ロボが三日坊主を連れ出した後、部屋の様子を見渡すニコ。
新聞の下に置いた怪しい紙袋、
そして、あの骨董屋の女主人の写真が落ちていた。

酒のボトルをマイク代わりにマックスロボのアニメソングを
熱唱するロボ。
三日坊主も楽しそうにそれに付き合う。
ニコは笑顔でそんな二人に拍手を送っていた。

「最近思うんだー。
 このまんま同じ様なコt送り返して、
 年取っていって本当にいいのかなーって。
 マックスロボーとか、あと何年いえるのかなーって。」
「お前には、不意に明日が見える。」
手帳を開き、三日坊主がそう言う。
「何それ?」
「詩です。黒田三郎っていう人の。

 お前には不意に明日が見える。
 明後日が・・・
 十年先が
 脱ぎ捨てられた
 シャツの形で
 食べ残された
 パンの形で
 お前のささやかな家は
 まだ建たない」
「うわ・・なんかそれ、ズキンとくる!
 ちょっとこれ、写していい?」
「ええ。
 なんか、その詩好きなんです。
 こんな俺にも、明日があるのかなって思えて。」
食器を洗いながら、三日坊主の言葉に聞き入るニコ。

眠ってしまった三日坊主にジャケットをかけるニコ。
穏やかなその寝顔をしばし見つめる。

「私帰るけど、絶対におじさん帰したらダメだから!」
「この、須藤にお任せ下さい!
 必ずや、任務は遂行いたします。
 ニコリン大佐、私は、そういう男であります!」
「大丈夫かな・・・
 頼んだよ。お願いよ。」
ロボは親指で鼻を突き、そしてその指を突き立てて見せる。

ニコの家。
ニコが風呂から上がると、父は縁側でタバコを吸っていた。
「ねえ、」
「うん?」
「お父さんってさ、自由?」
「そんなこと急に・・。
 まー、そういう時もあったなー。」
「やっぱり自由じゃないのかー。」
「うん?まー、お前たちを食わせなきゃならないしな。」
「みーんなすぐそれ言っちゃうんだよねー。
 それって、きっといいわけだよ。」
「そう、かなー。」
「なんかずるいなー。」
「だって、本当なんだもん!」

ロボの部屋。
爆睡するロボの側で、ニコが作ったカレーを食べる三日坊主。
彼の『切れ端』の中に、あの卵のかけらも加えられていた。

朝。
「ロボー!ロボ!!
 おじさんは!?」ニコがやって来た。
「そこら辺にいるだろ?」
「いない!任務遂行してないじゃん!
 ねーちょっと、起きてよロボ!!
 おじさんが大変なんだから、もう!!」
ニコは手を耳に当てたあと、姉の声でロボに語りかける。
「助けて、ロボ。やめてー!」
「一海ちゃん!!今行きます!!」

二人はロボの車に乗り込む。

骨董屋・地蔵堂。
「社長、俺台所にいますから。」
社長・マキに声をかけるのは、三日坊主を襲っていた男、名梨だ。

台所。
「プロフェッショナルな〜仕事をしよう♪」
歌いながらカレーを作る名梨。

「そこ曲がっちゃダメだって!」
「え?
 もっと早く言ってくれないとー。」
狭い路地に迷い込むロボ。
行止りに急ブレーキをかけると、バック、そしてスピン!

三日坊主が地蔵堂の前で足を止める。

「よっちゃん?
 入る時いらなくていらない時いるものって何?」
マキが台所にいる名梨に声をかけていると、そこへ三日坊主が
やって来た。
「いらっしゃい。」
三日坊主が銃を構える。
「・・・」

「風呂の蓋ですよ!風呂の蓋!
 お、出来たと! 
 プロフェッショナルな〜仕事をしよう♪」
名梨がカレーの鍋を手に店へ戻ると、マキが銃を突きつけられて
いた。
「・・・」
「誰に頼まれたの?」
「誰でもいいだろ。」
「・・・」
突然店に車が飛び込んでくる。思わず怯む三日坊主。
ロボが、そしてニコが登場。
「マックス・パワー!!一海ちゃん!!
 あ・・」
勢いよく登場したロボは、三日坊主が銃を構えているのに
気付き、慌てて手を挙げる。
「三日坊主やめて!!」
「止めても無駄だ。俺はやる。
 それが俺の仕事だ。」
ニコはマキたちの前に立ちはだかる。
「どうせ忘れるから殺してもいいなんて
 そんなの嘘だ!!」
「・・・どけーっ!!」
「そんなのいいわけだよ!!」
「頼むからどいてくれ。」
「鳥にエサをやったことも、チョコのアイス食べたことも、
 人を殺したことも、カレー食べたことも・・
 全部忘れたからってなかったことにはならないんだからね!!」
「・・・」
「私がおばあさんになっても、ずっとずっと覚えてて、
 孫とかに話して。
 だから絶対に無くなったりなんかしないんだからね!!
 三日坊主!!」
「・・・」
「あれ?カレーの匂いがする。」ロボが手を下ろす。
名梨がカレーの鍋を掲げる。
「三日坊主さん!あれですよ、あれ!
 お前には、不意に明日が見える。
 明後日が、十年先が、
 脱ぎ捨てられたシャツの形で、
 食べ残された、パンの形で、
 お前のささやかな家は、まだ建たない。
 小さな夢は、小さな夢のままで、
 お前の中に、そのままの形で、
 醜く、ぶら下がっている 
 色あせながら 
 半ば、崩れかけながら」
「三日坊主・・」
「・・・俺にも・・明日はあるのか?」
ニコは三日坊主に歩み寄り答える。「あるよ。」
三日坊主が銃をおろす。
「そうか・・・。
 ここんち、今日はカレーか。」
三日坊主は銃を捨て、そして店を出ていった。
名梨がその後を追おうとする。
「よっちゃん、追わなくていい。」
「いや、でも。」
「三日坊主はもう来ないわよ。」
ほっとしてその場に座り込むニコ、そしてロボ。
「あんた名前は?」
「ニコ。」
「そっちは?」
「ロボ。」
「えー。」とロボ。
「いいガタイしてんじゃん。
 将来スパイにでもなる気があるんなら、
 この手下連れて、私を訪ねていらっしゃいな。
 悪いようにはしないわよ。」
マキはそう言い、店の奥へと姿を消した。
「スパイって・・・。」

ニコの家。
牛乳の蓋に丁寧にアイロン掛けする父・竹男。
「一日1枚、よくぞ溜まったもんだなー。
 でも、もっと欲しいんだよなー。
 そっか!俺、ひょっとして、フタが欲しいんじゃなくて、
 もっと生きたいだけなのか。
 そっか!俺生きたいんだ!」

地蔵堂。
「これを。」
名梨が辞表を差し出す。
「うん。」カレーを食べながら答えるマキ。
「今回は、ふがいなくまことに申し訳ありませんでした。」
「私さ、怖いって思っちゃった。
 ロクでもない人生だったけど、まだ生きたいんだ、私。」
マキが笑う。
「あ、私もですよ。
 本当は社長の前にバッと飛び出そうと思ったんですけど、
 ちょっと、恐怖心が走りまして、間を外してしまったと
 言いますか。」
「よっちゃんもまだ生きたいんだ!」
「はい、生きたいです。」
マキが辞表をつき返す。
「お許しいただけるんですか?」
「じゃなくて、封筒にカレーが付いてる。
 ちゃんとしたの出してくれる?」
「あ・・そういうことですか・・。」

公園。
「そっか、もったいないな。良い腕してんのに。」
「すみません・・」
「お前には稼がせてもらったよ。
 これ、餞別だ。」
依頼主が三日坊主に箱を渡す。

ホテルの部屋。
『オレは人を殺した』
手帳に書き込み、ベッドに横になる三日坊主。
「変だなー。 
 人を殺したことを、絶対に忘れないと思ったら、
 なんか、気持ち自由になった。」
インコが部屋に入ってきた。

『お前は自由だ!』
紙にそう書き、インコの足に括りつける三日坊主。
「いいか。三日後又、俺のところに戻ってきてくれよ。
 でもって、俺が自由だということを、思い出させてくれ。」
三日坊主はそう言い、インコを空に放った。

ベンチに座りハトにエサを撒く三日坊主。
エサがなくなると、カバンから男からもらった箱を取り出す。
微笑みながら紐を解いていく。

ハトが空に飛び立っていく。

その直後、ドカン!大きな爆発音。
細かい紙切れが空を舞う。

三日坊主が座っていたベンチが燃えていた。
傍らに、黒く焦げた卵のかけらが落ちていた。

部屋でおめかしをするロボ。
そこへインコが飛びこんでくる。
インコがフィギュアを倒していく。
ロボはなんとかインコを捕まえると、その足に
何かか括りつけられていることに気付く。
広げてみると、
『お前は自由だ!』と書いてあった。
「俺は自由なのか?
 ・・・そっか。俺は自由か!
 自由だーーー!自由だーーー!!」

テレビのニュースが、爆発で亡くなった男の身元がわかったと
伝える。
その写真に驚くロボ。
「三田広さん、35歳で、5年前に家族から捜索願が出ていて
 行方不明のままでした。」

学校の帰り道。
ニコは名梨に声をかけられる。
「社長が是非、この前のお礼がしたいと。」
「いいよ、お礼なんて。」
「それでは私の面目が。」
「面目が潰れるとどうなるの?」
「具体的に言いますと、クビにされるのは良いほうで、
 ボッコボコにされると言いますか、型にはめられると
 言いますか、ちょん切られると言いますか。
 まだ続けますか?」
「わかった。」
ふと、名梨が持っていた新聞に気付くニコ。
三日坊主の写真が載っている。
「・・・」
ニコに見つめられ、名梨が視線を外す。

交差点。
マキは信号の上のフィギュア目がけてパチンコ弾を撃つ。
見事命中し、無事フィギュアを取り戻したニコ。
「包んだ方がいい?」
「いいです、このままで。」
「これで貸し借りなしね。」
マキが車に乗り込もうとする。
「あの!一つだけ聞いてもいいですか?
 三日坊主は、誰に殺されたんですか?」
「殺しを依頼した組織ね。」
「何も殺すこと、」
「だって殺し屋だもの。
 しくじったらそれで終わりよ。」
「もし、私に会わなければ三日坊主はまだ生きてたかも
 しれないってことですか?
 もし私がテレクラに電話しなければ。
 も私があの箱を拾わなければ。
 もしあの角を曲がらなければ、
 三日坊主はまだ生きていた。
 だとしたら私のせいだ。」
「そうよ。あなたのせいよ。
 だってあなた一人で生きているんじゃないもん。
 この世界にあなたは関わっているの。
 どうしようもなーく関わっているのよ。」
マキはそう言い、車に乗り込んだ。

広場を歩いていたニコは、一枚のレシートを拾う。
「誰かベーコンとタマゴ買ったんだ・・・。」
向かいのマンションを見つめるニコ。
「私一人で生きてるんじゃない。」

ロボの家に宅配便が届く。
「えっと、林 二湖さまから・・・
 え!?ニコ!?」
「ニコから?何だろう。」
「妹と知り合いなんですか!?」
「え?もしかして、カズミちゃん!?」
一海が頷くと、ロボはその場にひれ伏して手を合わせる。
が、頭を上げると、一海はもうそこにいなかった。
一海が手に取った印鑑に頬擦りするロボ!

夜。
ニコがベランダから夜空を見上げていると、
下からロボが声をかける。
「おーい、おい!」

「これ、ありがとう。」
「一海ちゃん届けにきた?」
「うん。」
「あの辺配りにいくって聞いたから。
 あ、一海ちゃんに会いに来たならまだバイトだよ。」
「違う。ニコに会いに来た。」
「・・・怒ってるの?」
「まあな。」
「何怒ってるのよ。」
「何で俺に言ってくれなかったんだよ。」
「何を?」
「三日坊主のことでしょう!」
「ああ・・」
「ま、俺はオタクだし、信用できないのはわかるけどさ。」
「違うよ。信用してるよ。
 信用してるから呼んだんじゃない。
 他に頼る人なんて全然いないよ。」
「だったら何で肝心なこと言ってくれないんだよ!」
「・・・だって、面倒なことなんて知りたくないと思ったから。」
「え?」
「本当のこと知ったら、ロボが困ると思ったから。」
「・・・オマエさ!まだ子供じゃん!
 そんな気の使い方すんなよ、子供がさ!
 そういうの寂しすぎるじゃん。
 大人でもさ、抱えきれないものいっぱいあるんだよ!
 それを子供がさ、何で一人で抱え込むかなー。」
ロボはそう言うと、涙ぐむ。
黙ってハンカチを差し出すニコ。
「ほらまたー!
 大人に気を使うなって言ってるだろ!!」
微笑むニコ。

ロボの部屋。
公園で撮影したドラマのビデオを見る二人。
「確かこの辺だったと思うんだけど・・・」
「あ!今三日坊主じゃなかった!?
 ほら!!三日坊主だ!!間違いない!」
三日坊主が微笑む姿を見つめる二人。
ニコの瞳から涙が溢れる。
ロボは励ますように、ニコの肩に優しく手を置いた。

「私は一人で生きてるんじゃない。
 だから、この世には損だと判っていても、
 踏み込んでしまう一歩がある。
 それはいいことなのか、悪いことなのか、
 誰にもわからなくて・・・。
 だから多分、それは自分で決めなくてはいけない
 一歩で。
 私は生まれて初めて、生きるのって怖いと思って・・・
 泣いた。」


歩道橋に、三日坊主の手帳が落ちていた。
風がページをめくっていく。
『ニコ ロボ』と可愛らしく書いてあった。
  

※一部公式HPあらすじを引用しました。



「人んちって面白いよねー。
 匂いとか違うし、置いてあるものも全然違うんだよね。」
ニコのこの発言が可愛かった。

脚本は木皿泉さん。
そういえば、どことなく『野ブタ。をプロデユース』に
似ているかも!
小物の使い方とか、すごく好きです。
カレーの使い方も素敵でした。

冒頭に登場した箱の中身、犯罪の証拠かと思ってみたら、
あれは三日坊主の切れ端・・・彼が生きてきた証拠でした。

ニコの父親の牛乳キャップのコレクション。
ロボのロボットコレクション。
三日坊主の自分の切れ端のコレクション。
ニコの姉の、服のタグ。
たとえそれが他人にとってはゴミであっても、
本人にとって、それは生きてきた、そして生きている証。

この言葉にちょっと頭をよぎったのが、よくテレビで見る、
ゴミ屋敷の住人。
ニコのお父さんが呟いた、
「俺、生きたいんだ!」という言葉に重みを感じます。

今日の日の出来事を忘れないように、と玉子の殻を持ち帰る
三日坊主。
目に当ててみたりして、あんなに楽しい小道具だったのに・・・
爆破のあと、焦げた玉子の殻が悲しかったです。
あの箱が怪しいとは思っていたけれど、本当に爆発し、
三日坊主が跡形もなく消えてしまうとは・・・。

三日で記憶を失ってしまう彼は、忘れたくないことを
手帳に綴ってきた。
だから大量に舞う紙切れは、彼の記憶だと思いたい。

三日坊主の死に責任を感じてしまうニコ。
「そうよ。あなたのせいよ。
 だってあなた一人で生きているんじゃないもん。
 この世界にあなたは関わっているの。
 どうしようもなーく関わっているのよ。」
マキの言葉も素敵でした。
誰かが買ったベーコンとタマゴのレシート。
沢山の人たちが住んでいる大型マンション。
「私一人で生きてるんじゃない。」
ニコは人が人につながる、ということを知ったのかな。

冒頭、飛び立つインコに「いいなー、自由で。」と呟いていた
ロボが、最後、自分が自由だということに気付くというのも
良かった。
それを教えてくれたのは、三日坊主なんですよね。
3日後の自分に送った言葉が、ロボに届いた。
これも、人は人とつながっている、っていうことなのかも。


画面の外れたところでウロウロする松山さん、面白すぎ!
松山さんは、『デスノート』の強烈な印象と、
『1リットルの涙』では河本先輩役を演じていらっしゃいました。
こんなにはじけた演技をされる方だったとは!
独特な雰囲気を楽しく演じてくださっています。

大後寿々花ちゃんは、『あいくるしい』で幌が恋する女の子を
演じていましたが、大きくなったなぁ。
そして演技が上手!
とくに、人を殺そうとする三日坊主を必死に説得するシーンは
素晴らしかったです。

岡田さん演じる名梨、朝丘さん演じる真境名マキ。
どうやらニコとロボはこの謎の組織のスパイとなって
いくようですね。
声色の真似、優れた聴覚。
今後どう活躍していくのか楽しみです。

毎回ゲストを迎えてのストーリー展開なので、
それも楽しみ!



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黒田 三郎さんの詩集
B000JAWY5U渇いた心―詩集 (1957年)黒田 三郎 昭森社 1957by G-Tools


『お前には不意に明日が見える。
 明後日が・・・
 十年先が
 脱ぎ捨てられた
 シャツの形で
 食べ残された
 パンの形で
 お前のささやかな家は
 まだ建たない
 小さな夢は、小さな夢のままで
 お前の中に、そのままの形で
 醜く、ぶら下がっている
 色あせながら 
 半ば、崩れかけながら』


キャスト
2人のスパイ
須藤 威一郎 (通称:ロボ) * 松山 ケンイチ
林 二湖 (通称:ニコ) * 大後 寿々花

ニコの家族
林 一海(ニコの姉) * 村川 絵梨
林 竹男(ニコの父) * 塚本 晋也
林 雪江(ニコの母) * 片桐 はいり

謎の組織 
名梨 秀吉 * 岡田 義徳
真境名 マキ * 浅丘 ルリ子 骨董屋・地蔵堂社長

ゲスト 
第1話 「三日坊主」 * 中村獅童


スタッフ
脚 本
木皿 泉 (「野ブタ。をプロデュース」「すいか」)

原 作
「セクシーボイス アンド ロボ」
 黒田硫黄/小学館(イッキコミックス刊)
(第6回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作)

音 楽
中塚 武

主題歌
「ひとつだけ」 歌 みつき
作詞・作曲 馬場俊英 / 編曲・プロデュース 小渕健太郎
(ワーナーミュージック・ジャパン)

演 出
佐藤 東弥

プロデュース
河野 英裕


松山 ケンイチさんの主な出演作品


この記事へのコメント
ちーずさん、いよいよ始まりましたね!大変だと思いますが今期もヨロシクお願いします。

難しいですね、ちーずさんの記事を読み直して納得できるところが多かったです!「濱マイク」の匂いがします!自分は面白いですが、初回ということで気合が入りすぎて詰め込み過ぎとカットした部分が多かったのか?話の繋がりが微妙でした!三日坊主さんのエピが良かったので人物紹介とエピを絡めて2週でじっくり観たかったです!

でも来週も観たくなる作品ですね!ニコが主役?多感な時期の少女の本音を描いていくのかな?
Posted by けた at 2007年04月11日 22:02
ちーずさん早速のUPありがとうございます。
面白かったぁ〜♪
朝から番宣一生懸命してらっしゃいましたが、
デスノートのエルや映画大和の松山ケンイチさんと全く違い、藤井隆ちっくな髪型やオタク臭プンプンが本当に面白かったです。
浅丘ルリ子さんが出ていらっしゃるのも魅力だったのですが、やはり木皿 泉さんだったんですね。
大好きなドラマ“すいか”チックな感じでてました。
「三日坊主。」「すげー!それ、本名!?」
が妙にツボりました・・・。
結末は悲しかったですが、色々心にしみる台詞もたくさんありました。期待以上でこれからも楽しみです。
Posted by ぷうわん at 2007年04月11日 22:16
ちーずさん、今期もよろしく!

原作ファンも大満足の初回だったと思います。
いや、期待以上、それ以上だったと思います。
原作を忠実に再現した部分と、新たに付け加えた部分とに分けるとすると、むしろ後者のほうが素晴らしかったのではないかとさえ思えるほどのデキだったと思います。
大後寿々花ちゃん、いいですね。Dr.コトーの剛洋の同級生の一人としてしか知らなかったけど、あんなにハスキーボイスとは思わなかった。セクシーボイスにピッタシですw 
もう本当に大満足なデキでした。殿堂入りの匂いはがプンプンしてますよw
Posted by マンデリン at 2007年04月11日 23:13
カレーをテーブルに運ぶニコのセリフ
「片して片して」(字幕放送から)
聞き慣れない言葉で、ひとつ勉強になりました(笑)

トラックバック失敗になるのでコメントで。
http://edens.seesaa.net/article/38423268.html
Posted by エデン at 2007年04月11日 23:36
こんにちは、また春もよろしくお願いいたします。
面白かった!! ハマリました。
コネタを拾いながら見てたら、5時間ぐらいかかってしまった。別に全台詞おこししてないのに。
寿々花ちゃんをじっくり見たのは初めてですが、いや〜〜、凄いわ、この子。さすがハリウッド女優!(「SARURI」の少女役)
次回から、力を入れたレビューになりそうです。
I appreciate in your usual cooperation. Best Regards,Chablis
Posted by シャブリ at 2007年04月12日 07:08
はじめまして。
なんどとなくこちらにおじゃましていたのですが、セクシーボイスアンドロボはあらすじからちゃんと読みたくて、また来ちゃいました。
しかもコメントまで残してしまいます。
今回は初回・中村獅童の登場回ということで気合い入れて見てました。
1作目で泣かせる展開にびっくりしましたが(コメディだと思っていたので)、基本的に面白かった!次も見たいです。
久しぶりに「アンフェア」くらいにはまるドラマになるといいなぁ、と期待しています。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

出過ぎているかもしれませんが、三日坊主の「たんげさぜんのバトミントン」というメモ書きについて。
「中村さんが映画に出ていた」と書かれていますが、中村獅童が丹下左膳を演じたのは舞台です。(映画での丹下左膳はここ最近ではトヨエツでした。)
Posted by しゅが〜 at 2007年04月12日 11:07
デスノート以来の松ケンファンなので見ました。
ただ、役柄がエキセントリックすぎたのか、ややオーバーアクトでしたね(次週から少し落ち着いてくるのを期待しましょう)。
大後寿々花ちゃんの演技は文句なしに素晴らしかったです。
私は原作を読んでいますが、夜景の映えるハードボイルドなエピソードも映像化してくれることを期待しています。
Posted by マイカル at 2007年04月14日 16:00
ちーずさnこんにちは。
面白いドラマが始まりましたね。
ドラマの期待度ってことで、最初から
期待が結構大きかったものだったんですけど、
その期待を裏切らないばかりか
もっと私の想像していたのと違った裏切り方で
楽しかったです。
毎週楽しみになりそうな癖になる一品ですね。
Posted by みのむし at 2007年04月14日 20:15
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