2007年05月14日

冗談じゃない! 第5話

『ママの元カレなの?信じてる』

圭太(織田裕二)と理衣(大竹しのぶ)は、夫・広瀬(草刈正雄)の
浮気現場を目撃してしまった!
思わず圭太は広瀬にパンチを食らわせてしまう。

バスの中。
大きなため息をつく二人。
「人の亭主なんで殴るのよ。」
「・・・殴らせたくなかったから。」
「あの!降ります!」
「まだ先だし途中で降りられないよ。」
「お酒飲みたいの!」
「まだ昼前だよ?」
「・・・」帰宅した圭太と理衣を、理衣の娘・香恋(仲里依紗)、
世恋(菅野莉央)、未恋(森迫永依)が出迎える。
「何でみんないるの!?」
「マモンもパパもずるいよ。
 自分たちだけで日本!」
「ズルイ!」
「心配したのよ!」
「ね、あなた達だけで来たの?」
「さっき着いたトコ。」
「飛行機代どうしたの?」
「マモンの隠し財産!」
「ワイナリーのオリーブの絵の裏に、」「隠してるの知ってた!」
「あれ使っちゃったのぉ!?」
「パパは?」
「え・・」
「仲直りしたんでしょ?」
「一緒に戻ってくるかと思ったのに。」と絵恋(上野樹里)。
「うん・・パパいろいろやることがあるんだって。」
「マモンに謝りに日本に来たのに仕事してんの?」
「うん・・困るよね。
 よかった、みんな元気そうで。
 マモン疲れちゃったから、寝るね。」
部屋に篭る理衣。

「絵恋、香恋ちゃんたち、いつまでいるの?」圭太が聞く。
「ねー、どうすんの?」
「マモン、いつまでいるの?」
「仲直りしたんだからパパと一緒に帰るでしょ。」
「じゃ、すぐ?」「せっかく日本に来たんだよ。暫くいようよ!」
「1ヶ月ぐらい!」「もっと!」
「冗談じゃない!!」思わず圭太が呟く。
「・・・」
「あ・・・学校が、あるんじゃないの?」
「ありますけど、何か?」
「学業を優先した方がいいよ。
 日本なんか大人になったらいつだって来れるんだから。」
「大人になるまで来ちゃいけないんだ!」
「そういうわけじゃないけど・・」
「行きたいとこいっぱいあるんだもの!
 飛行機代の元取らなきゃ。」
「絵恋、私達邪魔?」
「全然!」
「私達がいるとベタベタ出来ないと思ってるでしょう!?」
「いやーらし!」
「考えてないよ!」と圭太。
「いやらしくはないでしょ。
 いいよ、ベタベタしても。
 私達、ぜーんぜん気にしないから。」と未恋。
「秋葉原に行きたい!」「渋谷に行きたい!」
盛り上がる3人は、これから圭太に連れていってとねだる。
「残念なんだけど・・僕これから、仕事行かなきゃいけないんだ。」
「え?今日休みじゃないの?」と絵恋。
「遅番。」
「失業中じゃないの?
 毎日が日曜日だってマモンが言ってたよ。」
「決まったの、ファミレスに。」と絵恋。
「ファミレス?何それ?」
「ファミリーレストラン。
 フランスにはないから。」
「ファミリーでやってるレストラン??」
「ううん、ファミリー向けのレストラン。」
「変なの!」と未恋。
「・・・アハハハハ・・・変だね。・・・変だ。・・・変だよ。」

圭太は女だらけの家で生活するはめになる。

「女の声がする!!」
ベランダから隣の部屋の様子を伺う山田家の朗(荒井健太郎)。
「そりゃ、絵恋さんも理衣さんもいるからだろ。」と山田(田口浩正)。
「若い!!」
「若い?
 やめなさい、みっともないから。」

圭太と絵恋の部屋。
「圭太、ホテルで何かあった?」絵恋が聞く。
「え?」
「香恋たち来てるのにマモン寝ちゃうの変。」
「そう?」
「マモン、いやなことがあるとすぐに寝ちゃうの。」
「・・疲れただけじゃない?」
「そうかな・・」
「それよりさ、みんないつまでいるの?」
「東京見物なんてすぐ飽きるだろうし、
 パパとマモンが帰ったら、そう長くはいないでしょう。
 みんなまだまだ子供だもん。」
「そっか。」ほっとする圭太。
圭太の背中に寄り添う絵恋。
「うん?」
「ちょっと・・・。」
圭太の背中に持たれて、絵恋は幸せそうに微笑む。

4姉妹が圭太をエレベーターまで見送る。
「行ってらっしゃい!」
「あれ?キスは?」
「日本人はね、しないの。」と圭太。
「いいの?絵恋。」
「いいの。背中くっついたから。」
「うん??」
「あ!さっきしたんだ!」
「隠れてするの、いやらしい!!」「いやらしい!!」
「いいでしょ!」
「とにかくあの、行ってきます!」
「圭太がんばってね!」と絵恋。
「行ってきます!」
エレベーターの戸が閉まる。
「ハッハッハ・・・冗談じゃないよ・・」

ベルファミーユ。
圭太はロッカーの鏡で笑顔の練習。

絵恋が通う大学。
絵恋は親友の舞(立川絵理)と聡(田中 圭)に妹たちを紹介。
「みんな恋ってつくんだね。」と友田。
「マモンが恋多き女なので。」
「マモン?」
「ママのこと!」
「みんな可愛いね!」と舞。
「よく言われます!」と未恋。
「あ・・そう・・。」
「もしかして元カレ?」
「違うよ。友田君の勘違いだったの。
 でも、まだ好きみたいで、絵恋のダーリンの職場にまでね、」
「こら!」慌てて止める聡。
「なになに!?聞きたい!」と絵恋。
「友田君ったらね、ベルファミーユに行ったんだって!
 絵恋のダーリンの顔を見に!」
「ほんとに!?」
「たまたま、近くを通りがかったんだよー。」
「圭太ちゃんと働いてた?」
「どうだろ。笑顔がわざとらしかった!」
「うっそ!圭太の笑い顔ってすごい可愛いよね。」
「・・・」三姉妹は黙り込む。

その頃、鏡に向かって笑顔の練習中の圭太は、
おもわずひきつり笑い。

絵恋の授業中、聡が三人の観光案内を引き受けることに。

テレビショッピングでカニを紹介している。
その横で、理衣はホテルに電話をかけるが、
受付が広瀬の部屋に繋いでいる間に、理衣は電話を切ってしまう。

電話がかかってきた。
留守電に切り替えると、夫の声。
「パパだけど・・マモン、いませんか?
 ・・・おーい、絵恋もいないの?」
理衣は電話に出なかった。

大学。
絵恋の携帯に聡からメールが届く。
浅草で人力車に乗る妹たちの写真。
「どこ行ってんだか。」絵恋が笑う。
「便利に使われてるねー、友田君。」と舞。
電話が着信する。
「あ、絵恋 パパだけど?」
「パパ・・  
 え?今から帰る?」
「うん。日本に来たのはいろいろと・・予定外だったから。」
「マモンと一緒じゃないんだ。」
「ああ・・」
「でも仲直りしたんでしょ?」
「ああ、もちろんだよ。」
「バラの花束贈ったんだもんね。」
「・・・そうだね。」広瀬が微笑む。

広瀬がベルファミーユを訪ねてきた。

「や、圭太君。」
「今朝は・・すみませんでした。」
「かなり・・効いたよ。」鼻を押さえる広瀬。
「どうも・・」
「あの、彼とちょっと話がしたいんですが。」
広瀬が応対に出た冴子(飯島直子)に聞く。
「え?」
「父なんです。」
「え・・」
「義理の。」
「あ・・どうぞ。」

「え!?ちょっと、待って下さい!
 お母さんも一緒に連れて帰って下さい。」
「そうしたいのは山々なんだけれど、説得する時間がないんだ。」
「仕事ですか?それとも、彼女と、まだ・・」
「セブリーヌとは、ちゃんと別れる。」
「本当ですね?」
「約束する。」
「だったら尚更、一日遅らせても一緒に帰った方が
 いいんじゃないんですか?」
「いや・・そうすると、不幸な結論が出るような気がするんだ。」
「不幸な結論?」
「冷却期間を置いたほうがいいと思うんだ。」
「え・・鉄は熱いうちに打てですよ。
 離れちゃダメですよ!」
「心配しなくても、必ず迎えに来るから。」
「・・いつですか?」
「・・・だから、冷却期間をおいて。」
「・・・」
「申し訳ない。飛行機の時間だ。
 あ、そうだ。
 絵恋たちに余計な心配をかけたくない。
 くれぐれも、内緒に。」
「はあ・・・」
仕方なく広瀬の背中を見送る圭太。
振り返ると、冴子がじっと見つめていた。
「はぁ・・・」

高村家。
「え!?パパ帰っちゃったの!?」驚く三姉妹。
「そうなの。」
「マモンは!?」
「私が帰ってきた時にはもういなかった。」と絵恋。
「パパを贈りに行ったの?」
「違うみたい。
 マモンと連絡取れないってパパから連絡あったから。」
「マモンとパパ、本当に仲直りしたの!?」大仏のお面を被った未恋。
「うーん、パパは大丈夫だって言ってたんだけど・・・」と絵恋。
「マモンがダメなのかもしれないね。」
「どういう意味!?」萌えTシャツ、萌えキャップ姿の世恋。
「パパが畑の世話で帰るなら、一緒に帰って手伝うよね。
 パパの見送りじゃなかったら、マモンどこにいったの?」
「・・・」
「変でしょう!?私達が来て最初の夜だよ。
 用事があっても帰ってくるでしょう!?」と香恋。
「そうだね・・」
「心当たりないの?マモン日本に友達いたっけ?」
「・・・あ!!まさかねー。」
「なになに??」
「友達じゃないんだけど、元カレかも!」
「元カレ!?」
「日本に来て、再会したらしいの。
 一緒に格闘技見て、飲みに行ったって。」
「マモンもやるね!」「その気あるの?」
「パパと結婚しない別の人生もあったかもって。」
「何それ!」と世恋。
「ちょっとだけわかる。」と香恋。
「私だって考えるよ。
 マモンとパパが別の人だったら、
 兄弟いなかったらって。」と未恋。
「離婚しちゃっていいの!?」と世恋。
「本人たちがよければいいんじゃない?」と未恋。
「私もそう思う。」と香恋。
「よくないよ!」
「別にそこまで考えてないでしょう。」と絵恋。
「だって・・パパと一緒に帰らなかったっていうことは・・」

そこへ、圭太から電話が入る。
「絵恋?ごめん、今日夕飯いらないから。
 職場のみんなが、歓迎会開いてくれているんだ。」
「わかった。じゃあ、早く帰ってきてね。」
「なかなか抜けられそうに・・
 じゃあね。」
大西さん(梅沢昌代)に電話しているところを見つかり
電話を切る圭太。
ため息をつく絵恋。

カラオケボックス。
『恋に落ちたら』を、圭太を見つめ、泣きながら熱唱する冴子。
歌い終わると圭太の結婚指輪を見つめながら、
「大西さん、ここまでの分は払っておくから。」と言い、
一人、先に帰っていく。
「何かあったんですか?」
「別に。いつもあんな感じ。
 一人で知らない人だらけの飲み屋に行って泣くのが
 ストレス解消法なの。」
「そうなんですか・・。」
その後も圭太はカラオケから解放されず。

一人バーのカウンターで飲む理衣。
隣の席で号泣する女性・・・冴子だ。
めんどくさそうにハンカチを差し出す理衣。
「どうぞ。」
「ありました・・
 あ・・それ、どうしたんですか!?」
圭太が貸してくれたハンカチと同じものに驚く冴子。
「家に会ったハンカチだけど。
 流行ってんの、青いハンカチ。」
また号泣しだす冴子。
「うるさいなー、ピーピーピーピー!」
「ほっといて下さい・・」
「泣いてもいいから越えださないで!!」
「どんな泣き方しようと勝手でしょ!!」

カラオケから解放された圭太がマンションにつくと、
誰かがエントランスに座り込んでいる。
「・・・理衣?
 ・・・お母さん!」
「うん・・誰?」
「義理の息子です!
 こんな所に座り込んで。
 誰と飲んだんですか?」
「気になる?」理衣が笑う。
「全然。」
「なんだつまんない!」
「それよりお父さんのこと、」
「言わないで!」
「どうすんの?」
「わかんないよー!」
「・・・」
「これでも・・傷ついてんだから・・・。」
圭太に倒れこむ理衣。
「こんなとこ、人に見られたら、どうすんの。」
「暫くこうしてて・・・
 この前、手、握ってくれたじゃない。」
「え・・・
 あれはそういう意味じゃないだろ。」
「そういう意味って?」
「絵恋に言うなよ!
 ・・ヨッパライに言っても無駄か・・」
「圭太も言わないでよ。
 ホテルであったこと。」
「セブリーヌのこと?」
「・・・
 酔いはいつか冷めるんだよね。」
「二日酔いになるでしょ。」
「パパは酔ってんだよね、きっと。」
「・・・」
「しっかりしなくちゃ・・・。」
そう言いフラフラと歩き出す理衣。
圭太が支えようとすると、
「大丈夫!一人で歩けるから。」
「しっかりして。」
暴れる理衣を支える圭太。

高村家。
「暗いよ!!」
大声で文句を言う理衣を和室の前まで連れていく圭太。
「おやすみなさい!」と理衣。
「はい、おやすみなさい。」

「痛っ!」「大丈夫よ」「大丈夫じゃないよ」
和室からフランス語が聞こえてくる。
「・・・何人だ、こいつら・・・。」
そう呟き自分の部屋に向かう圭太。

「見ーちゃった!」トイレに起きていた未恋が呟く。

パジャマに着替え、ベッドにもぐりこむ圭太。
絵恋だと思って抱きしめたのは・・・香恋だった!
「きゃーーーーっ!!」「うわーーーーーっ!!」
「圭太!?」
「違う・・・違う!!」

絵恋が圭太を書斎に連れていく。
「ここ。」
「ここで寝ろっていうの?」
「だってしょうがないじゃない。」
「4人とも和室に寝てもらえばいいじゃない。」
「香恋と私を間違えた圭太が悪い!」
「そんな・・・」

テーブルの脇に敷かれた布団に横になる圭太。
寝返りを打ったときテーブルにぶつかり、
置いてあったロボットが顔目がけて落ちてくる。
「・・・冗談じゃないよ・・。」

朝。
4姉妹のケンカに
「うるさい・・・」思わず呟く圭太。

洗面所に入ると、着替え中の香恋が悲鳴を上げる。
トイレに入ると、先客の世恋が悲鳴を上げる。
書斎に入ると、未恋が悲鳴を上げる。
みんなに痴漢呼ばわりされる圭太。
「君!」
「ロボットなんか、何が面白いの?」
「面白くなくて結構です。
 この部屋はね、立ち入り禁止!」
未恋のお尻をたたいて部屋を出す圭太。
「絵恋!マモン!圭太がお尻さわった!!」
「・・・」

二日酔いの理衣。
「マモン、どうして帰らなかったの?」絵恋が聞く。
「え?帰ってきたじゃない、時間覚えてないけど。」
「私、足踏まれた。」「お酒臭かった!」
「ごめんごめん・・」
「私圭太に触られた!」と世恋。
「私も!」「私も!!」
「三人とも、誤解だから。」と圭太。
「いつフランスに帰るの?」と絵恋。
「わかんない。」
「帰りたくない理由でもあるの?」
「・・・別に。
 ただ日本でやらなきゃいけないことが沢山あるの!」
「マモン、昨日何時に帰ってきたの?」と香恋。
「うん?覚えてない。」
「誰と飲んでたの?」
「あ・・」
「もしかして元カレ?」
「元カレ??」
「違うの?」
「あ!バーで会った人だ。」
「男の人?」
「なんかいろいろ盛り上がったんだけど、忘れちゃった。」
「でも、圭太と一緒に帰ってきたでしょ?
 私見たよ。」と未恋。
「そうだっけ?」と理衣。
「そうなの?」と絵恋。
「下でね、ばったり会ったんだ。」
「そうだっけ?」と理衣。
「・・そうだよ。そうじゃないですか、お母さん。」

ベルファミーレ。
氷で泣きはらした目を冷やす冴子。
店員によると、いつものことらしい。

高村家。
「マモンの元カレって・・圭太じゃない!?」香恋が言い出す。
「え!?」「え!?」「は!?」
「香恋、何言ってるの?」
「間違いないよ!
 圭太とマモン昨日一緒に帰ってきたでしょう?」
「下でバッタリ会ったって。」
「そんな偶然ある!?」
「あー、でも前にもあったよ。」
「マモンが日本に来てまだ何日もたってないでしょう?
 それで2回も?」
「怪しい!確かに怪しい!」と未恋。
「きっと絵恋に内緒でデートしてるんだよ。」と香恋。
「冗談じゃないわ!」と未恋。
「何言ってるのー!?そんなことあるわけないじゃん。」
絵恋が笑い飛ばす。

4姉妹は山田家を訪れる。
緊張気味に挨拶をする朗と山田。
絵恋が山田に、圭太の大学時代の話を聞こうとしたその時、
理衣が玄関から出て来た。
4人は、東京見物の案内を頼んでいた聡を巻き込み、
理衣を尾行することに。

理衣公衆電話で誰かに連絡を取っている。
「何で家でかけなかったんだろう・・」

電話を切った理衣がタクシーに乗り込む。
「友田君!見失わないで!!」

ベルファミーユの事務室。
「高村さんは?」冴子があけみに聞く。
「なんか慌てて出ていきました。」
「はぁ!?」

理衣が向かった場所はホテルのラウンジ。
果たしてそこにやってくるのは圭太なのか!?
不安そうに見守る絵恋。
やって来たのは・・・圭太ではなく、杉田(高田純次)だった。

「誰?」
「知らない。」
「ただの仕事相手みたい。」
「そうかも。」
と4姉妹。
「で、でも、あんなことして・・・」
杉田が理衣の手を握る姿に、聡が動揺する。

「男はともかく、マモンはなんとも思ってないね。」と未恋。
「付き合ってるっていうオーラがないよね。」と世恋。
「付き合ってるオーラって・・」と聡。
「絵恋と友田君と同じ。
 何もなかったでしょう!?」と香恋。
「キスはしたけど。」と絵恋。
「挨拶でしょ!」
「そうだよ。」
「その話はしないで・・」と聡。
「あーでも良かった!圭太じゃなくって。」

圭太が店に戻ってきた。
「高村さん!どこに行ってたの!?」冴子が睨む。
「お客様指定のお煙草がなかったものですから。」
「・・サービスとしてはいいわ。
 でも人手が足りない時に、黙って出ていかないで!」
「・・すみません。」

杉田に見送られ、理衣がタクシーに乗り込む。
絵恋は香恋と聡に、理衣を尾行するよう指示する。
そして絵恋、世恋、未恋は、戻ってきた杉田の前に立ちはだかる。
「マモンがいつもお世話になっています!」
「え・・もしかして、理衣さんの?」
「はい!」
「うわー、みんな大きくなったねー!」
「え?私たちのこと知ってるんですか?」
「ええ。フランスの、ワイナリーの方へお邪魔しました。
 それ以来ご両親とは公私共にお付き合いいただいております。
 申し遅れました。私、SGフーズの過ぎたというものです。」
「あ!ベルファミーユ紹介してくれた!」
「はい。」
「あの、結婚前のマモンと会ったことあります?」
「いや。会いたかったです。
 さぞ、お美しかったでしょう。」
「今はダメみたいな言い方!」世恋が怒る。
「とんでもない!
 ワインに例えれば、まさに飲み頃の超熟タイプ、」
「最近マモンとデートしました?」
「いや・・」
「今日はどうして会われてたんですか?」
「理衣さん何か、話があった様子で。
 でも結局話してくれなくて。」
「格闘技見て、飲みに行ったりしませんでしたか?」
「あ、それ私じゃないよ。
 偶然見ちゃったんですけどね、
 手なんか握ったりして、恋人かと思ったんだけど、
 義理の息子さんだったんだよ。」
「・・・圭太と?」
「え、圭太って、ひょっとしてまさか、
 あなた結婚した娘さん!?」
「・・はい。」
「あー、さっきのは別に、変な意味じゃなかったんだ。
 私だってさっき、嫌ってほど握っちゃったし。」
慌ててごまかす杉田。

圭太の携帯がロッカーの中で着信する。
「嘘つき!嘘つき嘘つき嘘つき!
 圭太マモンと飲んだんでしょ!
 SGフーズのお店に行って、マモンの手握ったんでしょう!?
 下でバッタリ会ったっていうのは嘘なのね!?」
留守電にそう吹き込む絵恋。
「絵恋、どこ行くの?」妹たちが心配する。
「決まってるでしょ!」
そこへ、聡の車がやって来た。
「マモンは?」絵恋が聞く。
「使えないの、友田さん!」
「だって道が込んでて・・」
「ベルファミーユまで連れてって!」絵恋が車に乗り込む。
「行ってどうすんの?」と香恋。
「圭太問い詰める!」
「やめておいた方がいいよ。」と聡。
「いいから行って!」
「職場の人に迷惑だし、家に帰ってじっくり話した方がよくない?」
「その間に言い訳考えちゃうでしょう!」
「だけど・・」
「もういい!!」
車を降りて歩いて店へと向かう絵恋。
「なんてこった・・・。」未恋が呟く。

店の電話に出る圭太。
「お電話ありがとうございます。
 ベルファミーユ副店長高村です。」
「ふふふ。」
「もしもし?あの、お客様、お電話がお声の方が
 ちょっと遠いようなんですが。」
「頑張ってるじゃない、圭太。」
「・・・」
「話があるの。仕事何時に終わる?」
「もう、上がるところです。
 僕のほうも話があるから。」
「近くにいるから、行くね!」
「ここへ?」
「5分以内。」
「いや、あ・・」
電話が切れた。

着替えようとロッカーを開けると、携帯が着信している。
絵恋から何度も電話が入っていた。
メッセージを確認する圭太の顔色が変わっていく。
「嘘だろ・・・」

「もしもし、絵恋、今どこ?」
「あと3分!」
「そこで待ってて!」
「はい!?」
「今出る!何か、美味しいもの食べにいこ!」
「今そんな気分じゃない!!」
電話を切り走り出す絵恋。

絵恋が、理衣が、ベルファミーユを目指していく。

店を飛び出した圭太は絵恋の、そしてそのすぐ後ろに理衣の姿を確認。
木の陰に隠れ、絵恋を呼び止める圭太。
なんとか鉢合わせせずにすんだ。
圭太は怒りを爆発させる絵恋を、なんとか店から離れた場所へと
連れていく。

店に入り圭太を探す理衣。
「いらっしゃいませ。」冴子が応対する。
「あ、いいんです。ごめんなさい。」
「あ!あの・・」
「え?」
見詰め合う二人。
「どこかでお会いしましたっけ??」声を揃える二人。

公園。
「圭太、マモンの元カレなの?」
「え・・僕が、お母さんの元カレ!?」
「格闘技一緒に見て、飲みに行ったの?」
「お、お母さんに聞いたの?」
「杉田さんが見てた。」
「そっか・・。」
「今日マモンを尾行したの。
 途中でマモンを見失わなかったら、
 圭太とマモンの密会現場を目撃してたかもね!」
「そ、そんなわけないだろ。」
「どうして話してくれなかったの!?
 会社辞めたこと内緒にしてたときに、言ったよね?
 何でも話するって。
 うんって言ったよね、圭太!」
「いや・・わかってる。
 でも・・・話せないこともある。」
「・・・」
「お母さんから、お父さんの浮気のことを相談されてたんだ。
 お父さんからも相談を受けて、二人から、
 絵恋たちには黙っててほしいってお願いされたんだ。
 娘には、聞かせたくない。
 他人の僕だから話せたんだと思う。
 格闘技の会場で偶然会って、飲みに行った。
 昔、ピアノが弾けなくなった話を聞いた。
 気がついたら、手を握っていた。
 同情・・って・・失礼かもしれない。
 労わってあげたい、そんな気持ちだったかもしれない。
 お母さんは、早くフランスに帰った方がいいって思ってた。
 でも・・無理に帰しても、上手く行くかどうかはわからない。
 だから・・お母さんは、日本にいてもらおうって・・
 思ってる。
 ・・絵恋、どう思う?」
「圭太ごまかしてる。」
「え?」
「圭太・・・
 マモンの元カレなの!?」
「・・・」
圭太が何かを話そうとしたとき、理衣の笑い声。
「マモン!」
「絵恋!何言ってるの?」
「マモン言ったじゃない。
 元カレと、格闘技見て、飲みに行ったって。
 手握られたって。」
「うん、そうだよ。」
「圭太と格闘技行ったの?」
「圭太さんとも、行った。」
「とも!?」
「うん、そうだよ。
 今夜も約束があるの。」
「元カレと?」
「イヒヒ。」
「じゃあ何で、ここに来たの?」
「圭太さんに会いに来たのよ。
 ね、今聞こえちゃったんだけど、私日本にいていいの?」
「あー・・お父さんとは、暫く、冷却期間を置いた方が
 いいんじゃないかなーと思ったんですが。」
「私も、それをお願いしに来たの。」
「いや・・でもやっぱりあの・・戻られた方が。」
「どうして!」
「マモン?パパと冷却期間置くって言って、
 元カレとデートしていいの!?」
「エアロ。」(それが何か。)理衣が笑う。
「ええやろ??」
「マモンったら。」
「じゃあね!今夜は遅くなるかも。」
理衣は笑顔で手を振り去っていく。

「マモンの元カレってどんな人だろう。
 今度つけてみようっと!」
「・・やめなさいよ。」
「圭太!」
「うん?」
「帰ろ!」
「うん。」
手をつないで歩く二人。
「圭太。」
「うん?」
「うしろ向いて。」
「なに?」
「いいから。」
絵恋はそう言い、圭太の背中に飛び乗る。
「走ったから疲れちゃった。」
「はいはい!」
「圭太。」
「うん?」
「ありがとう。」
「え?」
「マモンのこと。」
「ああ・・
 ごめんね・・」
「何が?」
「いや、違う。
 あれ!?お母さんいるってことは・・・
 妹たちもいるってこと?」
「そうだね。」
「じゃ、僕は、ずーっと、書斎で一人で寝るの?」
「そうなるね!」
「新婚だよ、僕達・・」
「しょうがないよー。」
「冗談じゃないよ。」
「冗談じゃないよー。」絵恋が真似をした。


※一部公式HPあらすじを引用しました。



圭太の背中で気持ち良さそうに目を閉じる絵恋。
圭太も絵恋のぬくもりを感じ、幸せそうでした。
上野さんがおんぶされていると、どうしても『のだめ』を
思い出してしまいますが、このおんぶシーンも可愛かった。

4姉妹パワー炸裂!
痴漢に間違えられ、寝室も占領されてしまった圭太が
お気の毒。
まだまだこの生活は続きそうです。

フランスで育ったという環境のせいか、
両親が離婚するかもしれないという大きな問題を前に、
姉妹たちのしっかりしていること!
とくに末っ子なんてまだ小さいのに、しっかりしてる!

どうやらパパはまだセブリーヌと終わらせていないよう。
家族が大切なら、ちゃんと終わらせて、
最後にはハッピーエンドになってほしいです。

勘の鋭い4姉妹。
圭太と理衣の昔の関係が危うくばれそうになりましたが、
理衣が上手くごまかしました。
元カレとデートと言っていましたが、
もしかしてお相手は冴子さん!?
なんだか意気投合しそうですね!

カラオケで不倫の歌を熱唱する冴子。
「ダイヤル、回して、手を止め、たーーー」の、
"たー”のところで目を見開いて圭太をガン見する冴子さん!
動揺しまくる圭太に大笑い。
その後、あけみの歌うセンチメンタル・バスの
『SUNNY DAY SUNDAY』に合わせて、
腕を組まれて一緒に飛び跳ねる圭太!
ジェネレーションギャップを感じさせまいと、
必死に合わせる圭太が可愛い。
楽しいシーンでした。



ランキングに参加中!応援クリックよろしくお願いいたします。
人気blogランキング    TV Drama Ranking




TBS ishop


B000O78Y98日曜劇場「冗談じゃない!」オリジナルサウンドトラックTVサントラ ユニバーサル・シグマ 2007-05-23by G-Tools



B000O78A88Hug,Hug(初回盤)(DVD付)織田裕二 ユニバーサル・シグマ 2007-04-25by G-Tools



キャスト

高村圭太 (たかむら けいた) : 織田裕二
高村絵恋 (たかむら えれん) : 上野樹里
友田 聡 (ともだ さとし) : 田中 圭
広瀬香恋 (ひろせ かれん) : 仲 里依紗
広瀬世恋 (ひろせ せれん) : 菅野莉央
広瀬未恋 (ひろせ みれん) : 森迫永依
山田 朗 (やまだ あきら) : 荒井健太郎
大西さん (おおにしさん) : 梅沢昌代
あけみ : 高畠華澄
岩崎 舞 (いわさき まい) : 立川絵理
山田元雄 (やまだ もとお) : 田口浩正
杉田修造 (すぎた しゅうぞう) : 高田純次
佐々木 (ささき) : 小林すすむ
広瀬壮平 (ひろせ そうへい) : 草刈正雄
野々村冴子 (ののむら さえこ) : 飯島直子(特別出演) ベルファミーユの店長
広瀬理衣 (ひろせ りえ) : 大竹しのぶ


スタッフ

製作 : TBS
制作 : TBSテレビ
脚本 : 伴 一彦
音楽 : 佐藤直紀
主題歌 : 織田裕二『Hug, Hug』(ユニバーサル・シグマ)
プロデューサー : 伊與田英徳
演出 : 土井裕泰  石井康晴  川嶋龍太郎


織田裕二さんの主な出演作品



上野樹里さんの主な出演作品



大竹しのぶさんの主な出演作品


この記事へのコメント
ちーずさんこんばんは、四姉妹のパワーは凄いですね!勘や推理力も大したものだし、これから同居となると圭太があわれだ〜山田家に居候しそうだ!

隣の朗くんは既に恋に落ちたようですが聡とおなじでパシリにつかわれそうですね!世恋って眼鏡でわからなかったけど、よくでる娘だと今日知りました

理依と冴子が出会ってしまいましたが、ある意味の最強コンビ!二人の愚痴の言い合いになるのでしょうか?

毎回ふえていく問題がおもしろいですね!職場でも家庭でも女だらけ、気の休まる日はくるのでしょうか?
Posted by けた at 2007年05月14日 19:41
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。