2007年08月04日

受験の神様 第4話

『夏の大三角』

朝、一人でジョギングをする広(長島弘宜)。

家に戻ると、父・勇(山口達也)が朝食の準備をしている。
いつものようにジョーク炸裂の父を、広は無視。

その日学校は終業式。
夏休みの宿題に生徒たちは不平不満。
受験勉強で忙しい受験組の生徒たちは、親に左手で宿題をやって
もらう子もいるらしい。
「おまえらいいよな。塾やめて。
 宿題やる時間、たっぷりあるじゃん。
 羨ましいねー。」
生徒が広たちに嫌味を言う。
普段はおとなしい義嗣(森本龍太郎)が、机をひっくり返して怒鳴る。
「ふざけんなよ!受験を甘くみんなよ!
 こんなことやってる時間ねーんだよ!!」
「西園寺、落ち着きなさい。」と担任。
「・・・落ち着いてます。」放課後、義嗣を心配し駆け寄る広だが、義嗣は広を無視。
「あんたのせいよ。義嗣君があんなになっちゃったの。
 私達、あの女を信じたせいで、塾の講習
 受けられなくなっちゃったんだから。」
恵美(小薗江愛理)が広に言う。
「・・・ごめん。」
「ま、私はどうでもいいけど!」

道子(成海璃子)の授業を一緒に受けたことで、結果的に
義嗣と恵美を裏切ることになった広は、家庭教師を止め、
一人で勉強すると勇に宣言。

家庭教師の日、一人河原でキャッチボールをする広。

梅沢家に道子がやってきた。
「今日広は・・その・・」
道子は構わず家に上がる。
「話があるんだ。実は、」
「早田中、落ちるわよ。」
「一人で頑張るって言ってて・・。」
「そう。」
ホワイトボードに紙を貼っていく道子。
「なあ、どうしてあんなことしたんだよ。
 俺は自分の責任だからいいけど、
 広まで友達が離れていったんだぞ。」
「だから?」
「だからってお前・・」
「行くか行かないかはご自由に。」
「たまにはちゃんと説明してくれよ!」
ホワイトボードに3枚の紙を貼ると、道子は帰っていった。

ホワイトボードの紙を手に取る勇。
「夏季合宿・・・」

『夏季合宿のご案内
 日時 7月23日〜7月25日
    23日 午前9時集合
    25日 午前9時解散
 場所 埼玉県比企郡小川町大字西山1035』

そんな時、広は電話で母親に呼び出される。

東京駅。
歌舞伎座のロビーで人とぶつかり、コーヒーをこぼしてしまった
母・信子(八千草薫)。
ぶつかった相手に3万円支払い、帰るお金がなくなり、
勇に電話してきたのだ。
「いっつも余所見ばっかりして歩いてるからだよ。」
「勇に言われたくないわね。
 あなただってそそっかいくせに。
 あなた小さい頃、お夕飯に散らし寿司作ったら、
 お醤油と間違えて、ソースかけちゃったことあったじゃない?」
「そんなことあったかなー。」
「あなた一人で4人分、全部食べちゃったのよねー。」
笑い合う二人。
「お父さん言ってたわ。
 勇はバカだけど、どんなに失敗しても、
 メゲない子だなーって。」
「・・・」

その帰り、勇は道子の夏期合宿のプリントを、西園寺家に
持って行く。
西園寺の妻・文江(宮地雅子)は
「結構です!お帰り下さい!」とインターホン越しに答える。
ポストに案内状を入れ、一礼して立ち去る勇。

次に勇は、手塚夫妻の経営する居酒屋に向かう。
店の前で恵美を見かけた勇。
「恵美ちゃん・・この前はごめんね。
 あのさ、今度合宿あるんだ。」
そう言いプリントを渡すが、恵美はその場で破り捨てる。

店に入ると、由美(須藤理彩)が勇を睨みつける。
「晋ちゃん、ちょっと・・」
夫・晋作(大倉孝二)にプリントを渡す勇。
由美はそれを夫から奪い、ビリビリに破いてしまう。
「出てけ!二度と来るな!」
そう言い勇を追い出す由美。

勇が破かれたプリントを拾っていると、そこへ西園寺(森崎博之)が
やって来た。
「ちょっと、話があるんだ。」

笑福。
合宿地がエコ施設のあることで有名な場所だと知った西園寺、
環境問題は、中学受験で第5の教科とも言われている必須科目で、
有名進学塾はエコツアーに力を入れているらしいのだ。
公嗣がこの合宿に興味を示し、由美が同調したことから、
広、義嗣、恵美の合宿参加が決まった。

應林中学校。
弓道場で弓を放つ道子に、友達が声をかける。
「菅原さん、夏休みは帰らないの?」
「・・・」
「ごめんなさい。」
「旅行には行くわ。」
「え?」
「ダメな子を、叩き落す旅行。」

子どもたち三人を集合場所まで送り届く勇。
勇のダジャレに、車内の雰囲気はますます悪くなる。
「ママに言われて来ただけだからね!」
恵美が広に言う。

合宿地は、送りに来た親と子どもたちで一杯だった。
「ここにいるのは、みんなライバルです。
 三人一組で、一番成績が悪かったグループは・・・
 クビ。
 着いてきなさい。」
道子の後を追う子どもたち。
保護者はそこで帰らせられる。

子どもたちの姿が見えなくなると、勇は磯部社長に連絡を入れ、
会う約束をとりつける。

すし銚子丸。
磯部社長に正直に、輸入物のエビを混ぜて見積もりを安くしたと
告げる勇。
「私を騙そうとしたんだな。
 見損なったよ。
 君たちは今後一切、出入り禁止だ!帰れ!
 もう顔も見たくない!!」
社長はそう言い捨て、勇の前から立ち去った。

合宿所。
農場の坂田が、子どもたちを案内する。
「ここでは、化学肥料を使わないで、
 ワラや落ち葉や牛やニワトリの糞を肥料にして、
 野菜を作っています。
 それを何ていうのかな?」
「有機農業。」
「よく知ってるね。
 肥料には、液肥と堆肥があります。
 そして、これが、その、堆肥です。」
道子は広の前に歩み寄ると、
「手を入れなさい。」と命じる。

肥料に手を入れる広。
「あったかい!」
「発酵しているんです。
 この発酵で、病源菌は死滅し、有機物の分解も進みます。」

列に戻った広に
「近寄らないでよ!
 その手、牛やトリのフンまみれなんでしょ!」と恵美。
「でも臭くないよ。」
広の手の匂いを嗅ぐ恵美。
「・・うん。」

続いて、液肥の学習。
「将来は、このバイオガスと、太陽光発電で、必要なエネルギー
 全てを賄いたいと思っているのです。」

そして、少量多品目栽培の学習。
坂田の説明を聞く子どもたちの間を、メモを取りながら歩く道子。
坂田の質問に、子どもたちは元気よく挙手して答えていく。
ところが義嗣は答えがわかっていても答えようとしない。
「ちょっと!なんか成績つけてる!
 あんたわかってんなら答えなさいよ!
 他のグループに負けちゃうでしょ。」
道子がノートに何か記入しているのに気付いた恵美が義嗣に言う。
「関係ねーよ。俺たちこの合宿だけだもん。」と義嗣。
「私は負けるのが嫌なの!
 あの女にクビなんて言われるの絶対イヤ!!」

「田畑1ヘクタールに、牛一頭と、ニワトリ。
 それで全てのものは循環し、無駄なものは何一つ出ないのです。」
坂田の言葉に感動する広。
そんな広を無視する恵美と義嗣。

「大丈夫?なんか、元気ないみたいだけど。」
別のグループの女の子・福本亜紀(福地亜紗美)が声をかけてきた。
「え・・」
「ファイトファイト!」
亜紀の笑顔にときめく広。

「笑顔が・・こーんなに可愛い子、
 見たことがなかった!!」


東京。
一人の人間として誠意を持って謝り続けるしかないと思った勇は、
磯部の許しを得るためその会社の前に立ち続けた。
「無駄なことはやめなさい。
 いくら頭を下げても、君たちとは契約しない!」
磯部の態度は変わらない。

合宿所。
「この排気ガスを、吸いなさい。」
道子に言われ、子供たちがトラクターの排気ガスを吸う。
「なんかおいしそうな匂いがする!」
「なんだろう・・」
「てんぷら!てんぷらの匂い!」
「そう。これはみんなの家で捨てている、使った後のてんぷら油を
 再利用して燃料にしているんだ。」と坂田。
どさくさに紛れて亜紀に顔を近づける広。
別の少女がそんな広の様子に気付く。

「意外とおもしろいじゃん。」と恵美。
「ああ。」と義嗣。

夜空に輝く星座観察。
「夏の夜空で有名なのは?」と坂田。
「夏の大三角!」
「じゃあ、夏の大三角って、何?」
「こと座のベガ、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルで
 ベガが一番明るく見えます。」亜紀が答える。

「彼女は、可愛いだけじゃなくて、頭も良かった!」

「今、丁度9時です。
 この季節、この時間に、ベガが真上に見えて、
 デネブが北東、アルタイルが南東に見えます。
 他には、さそり座、いて座が、特徴的な夏の星座。」
道子が説明する。

東京。
雨の中傘を差して磯部社長を待つ勇。
「広、飯食ったかなー。」
そこへ、山本(黒田勇樹)達がやって来た。
「課長!磯部社長、今日はもう戻られないそうです。」
「そっか。」
「やっぱり無理ですよ。今更契約取るの。」と女子社員。
「俺がここにいるのは、仕事の為じゃない。
 俺たちは信頼を裏切った。 
 誠意を持って謝り続けるしかない。
 会社員としてではなく、一人の人間としてね。」

夜、道子に断り、外のトイレに走る広。
その帰り、広は空を見上げる亜紀の姿に気づく。
「あの・・・」
「え!?」驚いて懐中電灯を広に当てる亜紀。
「ああ・・びっくりした!」
「ごめん、驚かせちゃって。」
「ううん。全然だいじょう・・ブイ!」
「何してるの?」
「星見てたの。東京じゃ、こんなに見れないもの。
 ここどうぞ。」席をつめる亜紀。
「え!?
 ・・・じゃあ・・」広が隣に座る。
「私、福本亜紀。」
「僕、梅沢広。」
「広君か。
 じゃあ・・・ヒロリンね!」
「ヒロリン!?」
「超変わってるよね、道子先生って。」
「うん・・。
 君も、三人一緒に授業してるの?」
「うん。ある日突然。
 でも、三人で授業するのも、絶対に何か意味が、アルタイル!」
「え!?」
「夏の大三角だって、3つに意味があるんだもの。
 七夕の、織姫と彦星の話、知ってるでしょう?」
「うん。」
「ベガが、織姫で、アルタイルが、彦星。
 その二人の為に、橋になってくれたのが、デネブ。
 それぞれ役割がちゃんとあるの。」
「そうなんだ・・。」
「ね、メルアド交換しようか?」
「え!?本当に!?」

「何やってるの、亜紀。」別の少女がやって来た。
「リョウコ!」
「君・・・昼間ずっと亜紀のこと見てた子ね。」
「え?」
「みんな勉強しに来てるの。ナンパなんかしないで!
 行こう!」
リョウコに言われて亜紀が立ち上がる。
「じゃあ、そろそろ寝るベガ。
 夏の大三角ギャグ、第二弾ね!」
「え・・」
「お休みヒロリン!ファイトファイト!」
二人が帰っていく。
広は嬉しそうの星空を見上げる。

翌日。
「今日は、登山。
 キャンプをします。」
道子が子どもたちに継げる。
「マジ!?」「エコツアーじゃないの!?」
「行こう!俺がみんなの荷物を持つよ。」
広の手を振り解き、恵美と義嗣が歩き出す。
「・・・ファイトファイト!」
亜紀の真似して元気を取り戻す広。

大人に付き添われ、山を登っていく子どもたち。

東京。
磯部の会社の前に断ち続ける勇。

制服姿に紙袋を二つ。
いつものスタイルで山を登っていく道子。
義嗣も恵美もバテて荷物を広に託す。
広はいつものマラソンで基礎体力がついているのか、
元気に歩き続ける。
そんな広を睨むリョウコ。

山奥に進むにつれ、広の体力も奪われていく。
広たちの前で休憩するリョウコ、歩き出すとき、わざと
木の枝を広たちに跳ね返させる。
しりもちをつく広。
「何やってんの!」恵美たちが助け起こす。

広たちが山頂に到着したのは一番最後。
飯ごうでご飯を炊く広たち。
他の組はもう食事も済ませたようだ。
亜紀の姿を見つけて微笑む広。
そんな広を睨むリョウコ。

「集合。」と道子。
「食べたら、すぐ就寝。」
「はい。」子どもたちが返事する。
「嫌よ、男子と一緒のテントなんて。」と恵美。
「嫌なら外で、寝なさい。」

磯部が外に出て来た。
頭を下げる勇。
「君にもう1度チャンスをやろう。
 今夜私を接待してくれ。
 君の知っている最高の店でな。」
「・・・はい!ありがとうございます!」

その日の夜、勇は磯部社長を笑福に連れていく。
「接待なんだ。」勇が晋作と由美に言う。
「料金倍取るわよ!」
由美はそう言いながらも笑顔で磯辺を迎える。

「敢えてこの店ってことは、何か名物料理でもあるのかな。」
磯部が聞く。
「悪かったわね! 
 うちは名物料理も綺麗なチャンネーもいない 
 ただの居酒屋ですよ!」と由美。

「彼らは駒小の同級生なんです。」
「駒小の!?」
「社長も、たまには昔が思いだせる場所がいいかなーと
 思いまして。」
勇の言葉に笑顔を浮かべる磯部。
「社長、駒小の先輩なんだ。」勇が晋作と由美に言う。
「えーーっ!
 じゃあヒゲのタカマツとか覚えてます?」と由美。
「ああ、しょっちゅう立たされたよ。懐かしいね。」と磯部。
「じゃあ、体育のカモシダ先生は!?」と晋作。
「ああ、よく殴られたさ。
 久し振りだな、その名前聞くの!」
楽しそうに笑う磯部。

キャンプ場。
夜中1時、目覚ましの音に子どもたちがテントから出てきた。
「ね、みんな。これ見て。」
木に紙が貼ってある。

『夏季合宿最終試験問題
 日の出までに農場に
 戻ること。
 戻れなかったグループは、
 その場でクビ。
 直、正しい道には
 赤い紐が目印にある。』

農場。
部屋で読書をする道子。
「どういうつもりだよ!
 子どもたちだけ置いてくるなんて、聞いてなかったぞ!」
坂田が慌てる。
「それで?」
「ムチャクチャだ!
 子どもたちに何かあったら、どうするんだよ!」
「その時は、その時。」
「その時はその時じゃないよ!
 ちゃんと説明しろよ!!」
「・・・」

次々と山を降りていく子どもたち。
「あれ?ヒロリンたち、まだ起きてないみたいだよ。」亜紀が気付く。
「じゃ、私起こしてくるから、二人先に行って。」とリョウコ。

リョウコが広たちのテントを覗く。
三人ともぐっすり眠っている。
リョウコは三人に声をかけずに、道子のメモの下半分を破り、
立ち去った。

恵美が二人をたたき起こす。
「起きて!みんないないの!!」

道子のメモを読む三人。
「日の出までに、農場に戻ること。」
「戻れなかったグループは・・・」
そこで紙が破かれている。
「何が書いてあったんだろう。」
「そんなことよりどうすんのよ!
 もう誰もいないし・・」
「大体俺たち、どこから登ってきたんだよ。」
「忘れちゃったわよ!」
「暗いし、わかんない!」
夜空を見上げる義嗣。
「・・・星だ!
 夏の大三角。ベガはあっちにある!」
「え!?」「それがどうしたのよ。」
「星も、東から西に動いているんだ。
 最初の晩、9時に見たときは、ベガは真上にあっただろ。
 でも今は2時だから、北西にあるはずだ。
 だからあっちが西で、こっちが東。」
「東か西かがわかっても、元の方角がどっちか
 わかってんの!?」と恵美。
「いや・・」
「意味無いじゃん!」
「・・・登ってくるとき、正面から太陽が差して、
 まぶしいって言ってたよな。
 なんかヒントになんないかな・・」と広。
「そうか!午前中、太陽は東にあるだろ?
 俺たちは、東に向かって登ってきたんだ!
 っていうことは、」と義嗣。
「農場は、逆の西?」と恵美。
「こっちだ!」義嗣が歩き出す。
「行こう!」

笑福。
寿司を握る磯部社長。
「今日は楽しかったよ。 
 でも、梅沢君、ビジネスは、ビジネスだ。
 これで、君と契約するなんてことはないぞ。」
「はい、もちろんです。
 私は、お詫びがしたかっただけですから。」
「君の誠意はよくわかったよ。
 出入り禁止は、取り消そう。」
「ありがとうございます!!」
「じゃあもう一軒、俺に付き合うか?」
「せっかくなんですが、子どもが待ってるんで。」
「そうか。じゃあ今度また付き合ってくれ。」
4人は駒小に乾杯し、締めくくる。

合宿所へと車を走らせる由美。
「悪いな、運転してもらっちゃって。」と勇。
「だってあんた酒飲んだから、運転させるわけには
 いかないでしょ。」
「ありがと。」
「まったく!」

山道を歩く広たち。
誰かが転ぶと助け合いながら、進んでいく。

亜紀が、木の枝に付けられた赤い紐を見つける。
「この道でいいんだ!」
先を急ぐ三人。
リョウコは赤い紐を投げ捨て、先を進む。

「雲出てて・・星見えないね。」
「あっちもこっちも、道が続いてるけど・・」
「どっち行けばいいのよ・・。」
虫に飛びのく恵美。
「この切り株・・来た時座ったところだ!」
「本当に!?じゃあ、道あってるんだ。」
「年輪だ。年輪をみよう。
 木の年輪は、南に向いている方が、育ちがよくて、
 広くなってるから・・・あっちが西だ!」と義嗣。
「行こう!」

二つに分かれる道に迷う広たち。
「こっちへ行こう!」
恵美が選んだ道に、赤い紐が落ちていた。

子どもたちが牧場に到着し始める。
腕時計を確認する道子。

広たちは迷いながら川に出た。

勇たちが合宿所に到着する。
他の親も集まり出していた。

川の岩場を歩く三人。
恵美が、足を踏み外し、川に落ちてしまう。

「おはよう。ずいぶん早いね。」勇が道子に声をかける。
「あの、うちの子たちは?」と由美。
「まだ。」と道子。
「まだ!?
 あの、まだってどういうこと!?」
「いや・・なんて説明すればいいのか・・
 えーっと・・」
うろたえる坂田。
道子は山をじっと見つめ・・・。

川でもがく恵美に必死に手をさし伸ばす広と義嗣。
恵美が二人の手を掴むと、二人も川に落ちてしまう。
「恵美!」
「深くないだろ。浅いだろ!」
「お前何勘違いしてるんだよ。」
「そうだよ。」
笑い出す三人。

事情を聞いて激怒する由美。
「正しい道には、赤い紐の目印があるし、
 緊急の時は携帯で連絡するようになってますから、
 大丈夫だと思いますけど。」
亜紀が説明する。
「そんなの当てにならないわよ。
 大体あんたね!受験の神様とか言って
 付け上がってんじゃないよ!
 人の子なんだと思ってんの!?
 なんとか言いなさいよ!!」

道子が見つめる方角から、三人が戻ってきた。
「びしょぬれじゃない。大丈夫!?」由美が聞くと、
「だいじょうブイ!!」
三人が笑顔で元気に答える。

ふてくされるリョウコに道子が言う。
「人の足を引っ張るなら、もっと上手くやることね。」
「・・何のことですか?」
無言で立ち去る道子。

道子に駆け寄る勇。
「俺は君の言うことを誤解したかもしれない。
 二人を踏み台にって言ってたけど、
 義嗣君も恵美ちゃんも、あんないい顔してる。」
「は?」
「二人を利用するって言ったのは、協力し合うってことだろ?」
「バカみたい。」
「え?」
「踏み台は踏み台。」
「・・・な、一体君は何を考えているんだ?
 説明してくれよ。」
「無意味。」

道子が広たちの前に歩み出る。
「あなた達は、日の出までに戻れませんでした。
 クビ。」
「え・・・」
「クビってどういうことよ!」と由美。
「今日はここまで。」
そう言い、牧場を去る道子。

車の中。
「みんなよく頑張った。
 ゆっくり休んだ休んだ。
 ヤスんダ大サーカス!」
勇のダジャレに子どもたち、おおはしゃぎ。
「受けてる!」由美も楽しそうに笑う。
「これからも、三人で勉強頑張らないか?」と広。
「そうね。どうせ二学期まで塾に戻れないし。」と恵美。
「うん!」と義嗣。
「合宿、意外と面白かったよね。」と恵美。
「うん!知らないこと、沢山勉強できたしね!」と広。
「机の上で勉強していることが、実際に役に立つってことが
 わかったしね。」と義嗣。
「でもあの女にクビって言われたのがちょっと悔しいけど!」と恵美。
「ねーーーっ!!」と由美。
「まーま、気にすんな。
 みんなでガンバ大阪だ!」と勇。
「おーーーっ!!!」
「あの女に負けるな!」
「おーーーっ!!」

「ねー父さん、連れてきてくれて、ありがとう。」
広が勇に言う。
勇は嬉しそうに広の頭を撫でた。


※一部公式HPあらすじを引用しました。




道子は、広たちだけでなく、他の生徒たちも三人一組に
していたんですね。
ベガとアルタイル、そしてデネブ。
それぞれが役割を持っている。
道子は子どもたちにそれを教えようと?
それにしても、森の中に置き去りにするのは行きすぎですね。
それでも、星や年輪、自然を見分けて方角を探し当てる三人は
逞しかった。
教科書で覚えたことを実践する機会ってなかなかないから、
三人にとってはいい経験になったのかな?
いつの間にか、協力し合うことも身につけていました。
でも、一歩間違えれば命の危険が。

合宿の目的は、ダメな子を叩き落すため!?
それとも、チームワークを教えるため?
道子の狙いが全くわかりません。

道子に親しく話しかける女子生徒が、
「夏休みは帰らないの?」と言っていました。
道子は家族と離れて暮らしているのかな。気になります。



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主題歌。作詞作曲は中島みゆきさんです。
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キャスト

梅沢勇(山口達也)
菅原道子(成海璃子)

梅沢 広(長島弘宜)
西園寺義嗣(森本龍太郎)(ジャニーズJr.)
手塚恵美(小薗江愛理)

西園寺公嗣(森崎博之)
西園寺文江(宮地雅子)
松岡浩介(海東 健)

山本真一(黒田勇樹)
西田真理(小川奈那)
和田沙織(石橋杏奈)
西園寺忠嗣(森本慎太郎)(ジャニーズJr.)
中尾和樹(荒井健太郎)

葛西
吉田(佐藤二朗)

天木茂雄(西村雅彦)

手塚由美(須藤理彩)居酒屋・笑福を経営
手塚晋作(大倉孝二)

梅沢信子(八千草薫)


スタッフ

脚本:
 福間正浩
主題歌:
 『本日、未熟者』TOKIO(ユニバーサルミュージック)
 作詞作曲・中島みゆき
演出:
 岩本仁志
 大谷太郎ほか
プロデューサー:
 西憲彦(日本テレビ)
 鈴木聡(ケイファクトリー)
 渡邉浩仁(日テレアックス
音楽:
 池頼広
制作協力:
 日テレアックスオン
製作:
 日本テレビ


【6年A組】
飯島夏美
岩沼佑亮
大野真緒
岸 彩海
鬼頭歌乃
黒沢ともよ
甲野優美
小坂友覇
小堀陽貴
齋藤隆成
櫻木麻衣羅
志賀谷ゆい
高畑 翼
田中 輝
田中雄土
仲谷みなみ
中原知南
松岡茉優
松林啓太
松原菜野花
路川あかり
恵 隆一郎
守山玲愛
吉原拓弥
渡辺 悠


【東外物産・社員】
武藤晃子
越村友一
佐藤 仁
林 洋平
伊藤竜也
康 喜弼
のぞみ


菅原道子の決め台詞

「あなたは、受験したいの?それとも勉強したいの?」
「やる前から、諦めるの?」「負け犬の発想ね。」
「私は、狙った的は外さない。」
「私に任せるのなら、私が法律です。
 服従の証として、土下座、して下さい。」
「自分の罪に気付かないのが、一番の罪です。」




山口達也さんの主な出演作品



成海璃子さんの主な出演作品


23:27 | CM(2) | TB(3) | 受験の神様 | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちーずさんこんばんは、道子の考えが読めません!勇と同じで道子のやっていることを良くとろうと思いますが、ことごとく否定されます…「女王の教室」の前例がなければ、いやな奴にみえてしまいますよ!

合宿をとおして広たち三人の仲がもどったのは良かったですね、帰りの車の中の義嗣と恵美の子供らしさを取り戻した笑顔も!

亜紀の笑顔とおやじギャグにやられた広、そんな場合ではないけどリョウコの意地悪は陰険ですね!この二人もまた出演するのかな?

勇も広たちを見て社長に嘘をつくのはやめようと思ったのですね、正直に謝る姿はいいのですが、会社での立場がビミョーです、今回は勇の誠意に社長が折れてくれたので良かったですが、契約につながらなければ天木に怒られそうですね?
Posted by けた at 2007年08月05日 18:10
こんにちは。
今回1人ものすごい可愛い娘を発見しました。

福地亜紗美ちゃん

あの娘は可愛過ぎでしょうvvvvv

星座・血液型・干支・出身地………
総て同じです。
 
これは運命ですね(笑)
いや、ホントに。
Posted by 川上智弘 at 2007年08月06日 18:24
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受験の神様 (山口達也さん)
Excerpt: <br />◆TOKIOの山口達也さん(のつもり)<br />山口達也さんは、毎週土曜よる9時日本テレビ系列にて放送されている連続ドラマ、『受験の神様』で梅沢勇を演じています。<br /><br />今夜は第4話が放送されました。<br />あらすじは割愛し、..
Weblog: yanajunのイラスト・まんが道
Tracked: 2007-08-04 23:37

受験の神様 第四話
Excerpt: 「真夏の夜の大冒険!星に誓う友情と初恋」
Weblog: 特に個性の無いブログ
Tracked: 2007-08-05 00:13

ストーリーの無理矢理――なぜ北極星を無視? 『夏の大三角』日本テレビ『受験の神様』第4話
Excerpt: 「受験の神様」菅原道子主催の夏季合宿に来た主人公の広たちに、試練が...<br /><br />「大体俺たち、どこから登ってきたんだよ。」<br />「忘れちゃったわよ!」<br />「暗いし、わかんない!」<br />夜空を見上げる義嗣。<br />「・・・星だ! 夏の..
Weblog: 北杜市学校給食センター問題のブログ
Tracked: 2007-08-11 00:03
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