2007年09月09日

受験の神様 第8話

『物語と心情変化』

受験本番が2ヵ月後に迫ったある日、道子(成海璃子)は、広(長島弘宜)、義嗣(森本龍太郎)、恵美(小薗江愛理)のそれぞれのウイークポイントを指摘し、重点的に勉強するよう指示した。広の弱点は、人の気持ちをいかに理解しているかが試される国語の物語文の読解。近々行われる最後の全国模試で、合格可能性が50%以上なければ志望校は受けさせない、と道子に告げられた3人は、決意も新たに気合を入れた。クラスメートたちの話によると、物語文の成績を上げる方法は、読書がベスト。本を読んで泣いたこともある、と言う義嗣に、これまで余り読書をしてこなかった広は、焦った。

模試を2日後に控えた日の夜、広は、夢の中で、“人生は死ぬまで勉強”と言っている祖父の幸之助と会った。何やらお土産の封筒を広に渡した幸之助は、そのまま姿を消す。その直後、勇(山口達也)に叩き起こされた広は、たった今、夢で会ったばかりの幸之助が静岡の実家で死んだ、と告げられた。

翌朝、道子に事情を告げて授業をキャンセルした勇は、恵美に連絡先のメモを渡し、広を連れて実家へと向かった。通夜前の慌しさの中、勇は、明日の模試のため、朝イチで広を帰京させる、と信子(八千草薫)に伝えると、信子は「死んだ人のために、生きている人が無理したらダメ」と語った。
広自身も、空いている時間を使って、勉強するつもりだった。

だが、人の死、それも自分を可愛がってくれた幸之助の死を目の当たりにした広は、勉強が全く手に付かなかった。家族や親戚、弔問の客の話などを聞くうち、人間の一生や死、生きる意味などを考えてしまう広。それまで思いもしなかったことが、模試以上に大事だと悟った広は、幸之助を最後まで送ってあげたいと心から思う。

そんな中、通夜に道子が焼香に訪れる。 広は、その思いを道子に伝えるがー。
公式HPより=12月。
部屋中、あらゆる目のつく場所に貼られたノート。

学校の帰り、突然の雨に駆け戻る広、恵美、義嗣。

「雨がザーザー」
「一年生がシクシク泣いて」
広の言葉に、
「あなたの耳には、本当に雨がザーザーで、
 泣く子はシクシクって聞こえたの?」と道子。

道子の授業が始まります。
一人一人の弱点を的確に指摘していく道子。
そんな道子の言葉に、三人は気を引き締めます。

家庭教師を終えたあと、花束を手に、お見舞いに行く道子。
どこか悲しそうに見えます。

学校。
休み時間、広にお勧めの本を教えるクラスメートたち。
読書があまり好きでない広は、本を読んで泣いたことなどない。

そんな側で、ゲーム機で遊ぶ別の生徒たち。
「死んじゃったよ。」
「お前殺しすぎ。」
死という言葉を軽く使う子どもたちを、先生は注意します。

人の死と、ゲームの中の死。
子どもたちにとっては意味は別なものなのかもしれませんが、
大切な人の死に立ち会うと、やっぱり、簡単にこういう言葉を
口にしてほしくないなーと思いますね。

お試し受験というものがあるのですね。
道子は17校も受けたらしい。
その理由は!?

沙織は医者の娘だから、この病院に出入りしているようですね。
頼まれていた本を道子に貸してあげます。
中学卒業したらすぐにアメリカの大学に行く予定の道子。
「寂しいなぁ。寂しくなるなぁ。アメリカか・・。」
沙織の言葉は道子に届いているのでしょうか。

南米はスペイン語ではなく、ポルトガル語だと思います。
似ていて、ちょっと違うんですよね。
「人間は、一生勉強だな。
 誰の為にやるんではなく、
 自分の為にやる。」
突然広の部屋に現れたおじいちゃんの言葉・・・。
封筒を託し、姿を消す祖父。
それは広の夢。
そしてその時間に、おじいちゃんは亡くなっていたのでした。

翌日。
父が亡くなったという知らせに、お通夜に駆けつける広と勇。
広は次の日に模試を控えており、翌朝一番に帰らせる、と
勇が信子に言うと、
「死んだ人の為に、生きている人が無理しちゃダメ。」
信子も賛成する。

ためらいながら、祖父の遺体に触れる広。
初めてのお通夜。
祖父の死に涙する人々。

「そこには、僕の全然知らない、おじいちゃんの物語があった。」

広は人の死を、初めて実感します。
広をはじめ、三人の孫たちは、一生懸命祖父の死を受け入れようと
しているんですよね。

お通夜を終えた夜、兄と語り合う勇。
「次は、俺たちの番だな。
 人は誰でもいつかは死ぬ。
 そんなことはわかってたけど、
 今まで、リアルに自分が死ぬなんて実感全然なかった。
 それは父さんが、俺たちと死ってやつに立ちふさがる
 壁になってくれてたんだって、
 今日初めてわかった。
 その壁がなくなって、次は俺達が死ぬ番なんだなって。」
「そうだな。」
「俺が死んだとき、広が迷わず生きていけるようにするのが、
 俺の役目なんだな・・。」

最後まで祖父を見送りたいと申し出る広。
だが、翌日の模試もとても大切なもの。
迷う広に勇は言います。
「お前が決めるんだ。
 お前はもう6年生なんだし、
 一人の男として、お前が決めればいい。
 葬式に残るのか、模試を受けに帰るのか、
 父さんお前の意思尊重する。
 きっとおじいちゃんもな。
 お前が決めるんだ。」

眠れない広は、祖父母の部屋を訪ねていくと、
信子が何やら読んでいました。
それは、幸之助の勉強ノート。
「おじいちゃんはね、亡くなる直前まで、新しいことを
 勉強していたの。
 人間は、一生勉強だって言って。」
「もしかして、スペイン語!?」
「そうよ。よく知っているわね。
 日本語では、犬はワンワン、ニワトリはコケコッコって
 言うのが当たり前だと思っているでしょう?
 でもスペイン語では、犬は、グァウグァウ、
 ニワトリは、キキリキーって、鳴くんですって。
 この年になって、新しいことを知るのは、
 本当に楽しいって、おじいちゃん笑ってた。
 でも、おじいちゃんがスペイン語やってるってこと、
 私しか知らないはずだけど、誰に聞いたの?」
「・・・おじいちゃん。」
「ふーーん。」
「昨夜、夢におじいちゃんが出て、そう言ってた。」
「ふーーん。 
 おじいちゃん、いっつも広に会いたい会いたいって
 言ってたからね・・。」

突然道子が訪ねてくる。
「お焼香して、よろしいですか?」

焼香だけ済ませて、帰ろうとする道子。
信子も勇も泊まっていくよう勧めるが、
「ありがとうございます。でも、帰ります。」

浜を歩く道子を追いかける勇と広。
道子の前に歩み出ると、道子は涙を流していた。
驚く勇と広。
「幸せなお通夜でしたね。」
「え・・」
「失礼します。」
「先生、待って!
 僕、明日の模試は受けません。
 おじいちゃんを、最後まで見送りたいんです。」
「あなたが決めたの?」
「はい。自分で決めました。」
「最後の模試なのよ。」
「僕には、もっと大事なことがあるから。」
「・・・あとの二人には、私が伝えます。」
道子はそう言い立ち去った。

「父さん・・・先生、泣いてたよね。」
「ああ・・泣いてた。」
「ロボットなんかじゃないんだね。」
「ああ。そうだな。」

翌日、模試会場にやって来た恵美と義嗣に、道子は広は来ないと
告げます。
「彼も今、大事な時間を過ごしています。」
その意味を納得する二人。

葬儀の席。
祖父の言葉を思い起こしながら、しっかりと、祖父を見送る広。

「ごめんなさい。」と謝りながら、
壊してしまっためがねを納める孫。
信子は、向こうでも勉強出来る様にと、
幸之助のノートを棺に納めます。

「お昼には、告別式は終り、
 おじいちゃんは、霊柩車に乗って、
 焼き場に移動して、
 空に帰っていった。」

東京に帰る前に信子に挨拶しようとした広。
信子は遺影の前で一人泣いていた。

「おばあちゃんは、泣いていた。
 シクシクでもなく、サメザメでもなく、
 どんな言葉にも、表現出来ない声で・・。」

遺影に語り掛ける信子。
二人の絆、二人にしかわからない物語。

勇と広が信子に挨拶をしていると、
突然、仏壇の鐘が鳴る。
寝室で本が崩れる物音。
「これ、おじいちゃんの物よ。
 ・・梅沢広さま・・」
祖父からの、広あての手紙を発見する。
それは、広が夢で見たものだった。
中には、合格祈願のお守りが入っていた。
「おじいちゃん、これ、広に渡したかったのね・・。」
「おじいちゃん!!」
「良かったわね。ちゃんと広に渡せましたよ。」
祖父の遺影を見つめる広。

模試の結果が出た。
義嗣の結果、合格率80%。
恵美の結果、合格率50%!
二人の健闘を心から喜ぶ広。
「僕は、模試受けなかったのは、全然後悔してないから。」

広の心配をする恵美と義嗣。
すると道子は、
「あなたは、早田に合格します。
 今日はここまで。」
と言い帰っていく。
「ありがとう。この前静岡まで着来てくれて。
 嬉しかったよ。」
「・・次は土曜日。」
「お願いします!!」

梅田家の玄関を出た道子は、振り返り・・・。

病院に向かう道子。

本を読み涙をこぼす広。
重松清の『小学五年生』。
祖父と孫のストーリーに、自分を重ねていたんですね・・。

「ねえ、父さん。
 葬式って、亡くなった人の為だけにあるんじゃないんだね。」
「え?」
「生きてる人が、亡くなった人の死を乗り越えるためでも
 あるんだなって・・
 おじいちゃんのお葬式見ていてわかった。」
「・・・そうか。」
お守りを手に取る勇。
中に何か入っていることに気付き、開けてみると・・・
そこには、広と、生まれたばかりの広を抱く幸之助の写真が
入っていた。
「なんだ、どこの犬だ。
 ワンワンワンワンうるさいな。」
溢れる感情をごまかそうと、勇が言う。
「違うよ。ワンワンなんて鳴いてない。
 グァウグァウ鳴いてるんだ・・。」
写真を見つめながら涙する広・・・。


勉強するということは、本来、幸之助のように、
知らないことを学びたい、知りたい、
知ることが出来て楽しい、という気持ちの上に成り立つべき
ものなんでしょうね。

今回広が学んだことは、教科書では学べない、
生きていく上でとても重要なこと。
受験勉強と心の成長って、全く別のものだと思っていましたが、
少し考え方が変わりました。
日ごろの家庭での、心を育てる教育って、とても大切なんですよね。

次週、道子の家族の秘密がわかるようです。



ランキングに参加中!応援クリックよろしくお願いいたします。
人気blogランキング    TV Drama Ranking



小学五年生
小学五年生重松 清 文藝春秋 2007-03売り上げランキング : 33Amazonで詳しく見るby G-Tools
きみの友だち きよしこ (新潮文庫) カシオペアの丘で(上) カシオペアの丘で(下) くちぶえ番長 (新潮文庫 し 43-10)



B000T9M28A受験の神様 オリジナル・サウンド・トラック池頼広 バップ 2007-08-29by G-Tools



主題歌。作詞作曲は中島みゆきさんです。
本日、未熟者/Over Drive (初回限定盤)(DVD付)
本日、未熟者/Over Drive (初回限定盤)(DVD付)TOKIO UNIVERSAL J(P)(M) 2007-08-15売り上げランキング : 122Amazonで詳しく見るby G-Tools
本日、未熟者 通常盤(初回プレス) ひかりのまち/ラン・フリー(スワン・ダンスを君と)(初回限定盤A)(DVD付) ラン・フリー(スワン・ダンスを君と)/ひかりのまち(初回限定盤B)(DVD付) 本日、未熟者 ひかりのまち/ラン・フリー(スワン・ダンスを君と)通常盤(初回プレス)



キャスト

梅沢勇(山口達也)
菅原道子(成海璃子)

梅沢 広(長島弘宜)
西園寺義嗣(森本龍太郎)(ジャニーズJr.)
手塚恵美(小薗江愛理)

西園寺公嗣(森崎博之)
西園寺文江(宮地雅子)
松岡浩介(海東 健)

山本真一(黒田勇樹)
西田真理(小川奈那)
和田沙織(石橋杏奈)
西園寺忠嗣(森本慎太郎)(ジャニーズJr.)
中尾和樹(荒井健太郎)

葛西
吉田(佐藤二朗)

和田沙織

天木茂雄(西村雅彦)

手塚由美(須藤理彩)居酒屋・笑福を経営
手塚晋作(大倉孝二)

梅沢信子(八千草薫)


スタッフ

脚本:
 福間正浩
主題歌:
 『本日、未熟者』TOKIO(ユニバーサルミュージック)
 作詞作曲・中島みゆき
演出:
 岩本仁志
 大谷太郎ほか
プロデューサー:
 西憲彦(日本テレビ)
 鈴木聡(ケイファクトリー)
 渡邉浩仁(日テレアックス
音楽:
 池頼広
制作協力:
 日テレアックスオン
製作:
 日本テレビ


【6年A組】
飯島夏美
岩沼佑亮
大野真緒
岸 彩海
鬼頭歌乃
黒沢ともよ
甲野優美
小坂友覇
小堀陽貴
齋藤隆成
櫻木麻衣羅
志賀谷ゆい
高畑 翼
田中 輝
田中雄土
仲谷みなみ
中原知南
松岡茉優
松林啓太
松原菜野花
路川あかり
恵 隆一郎
守山玲愛
吉原拓弥
渡辺 悠


【東外物産・社員】
武藤晃子
越村友一
佐藤 仁
林 洋平
伊藤竜也
康 喜弼
のぞみ


菅原道子の決め台詞

「あなたは、受験したいの?それとも勉強したいの?」
「やる前から、諦めるの?」「負け犬の発想ね。」
「私は、狙った的は外さない。」
「私に任せるのなら、私が法律です。
 服従の証として、土下座、して下さい。」
「自分の罪に気付かないのが、一番の罪です。」


気になる道子の私生活

第4話
「菅原さん、夏休みは帰らないの?」
クラスメートの言葉に反応。
帰るとは、家族と離れて暮らしている?

第5話
「外食が多いの?
 食事のバランス取るの、大変だな。
 家庭教師がよっぽど忙しいんだなー。
 夏休みなのに、うちで飯食えないなんてさ。
 きっと、心配してるよ、家族のみんなも。」
家族と離れて暮らしているとすれば、
心配してくれる家族はいるのか?

食事は毎日立ち食い蕎麦。


山口達也さんの主な出演作品



成海璃子さんの主な出演作品


12:18 | CM(2) | TB(0) | 受験の神様 | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
南米はブラジルだけポルトガル語話す、ほかの国全部スペイン語です
Posted by at 2007年09月09日 14:54
ちーずさんこんばんは、道子が通夜に駆けつけ一滴の涙を流したあたりからやられてしまいました!ロボットでもサイボーグでもない人の痛みや気持ちの解る心の暖かい娘でした!

めがねを壊してしまった従弟の涙や八千草さんの葬儀が終わって気が抜けおじいさんと遺影の前で話すシーンに又ぽろぽろと…(表現が違うかも?)

広は貴重な体験で学校では教わらないことを学びましたね!模試より大切な感情を手にいれたことが道子の合格の太鼓判を得たようなきがします!

勇の模試をとるか葬儀をとるか広に決めさせる態度は父親として納得できました!自分だったらどちらかを押し付けていたかも…

道子のクラスメートの父親はあの病院のお偉いさんなのかな?なにか医学書に見えましたが入院している人を助けるために先を急いでいるのかな?予告では飛び降りる女性の姿や退学を食い止める勇の姿もありましたが全てがあきらかになるのでしょうか?
Posted by けた at 2007年09月09日 19:27
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。