2007年10月21日

フライト・パニック

『高度5000メートルの恐怖!! 乗員乗客の運命は!?』

エルネシア発(11:15)〜成田着(19:40)新日本エアライン305便は
紳士・山岸次郎<泉谷しげる>(55)や
コンピューターおたくの天谷祐介<木村 了>(23)、
妊婦など、さまざまな乗客を乗せながらも、快適なフライトを続けていた。
台風が接近していたものの、定刻どおりに着陸できれば影響はなさそう
である。
「シートベルトをご着用ください」。
アナウンスが流れ、飛行機が着陸体勢に入ろうとしたその時、
コックピットに管制塔から指令が入った。
 
「着陸を許可しない。繰り返す、着陸を許可しない。
 機内に伝染病に感染した者がいる。上空で待機せよ」
これが、ラストフライトとなる機長の田上繁<平泉 成>(58)と
ファーストフライトの副操縦士の紀藤英心<岡田義徳>(28)は
管制塔から伝染病(サマリア肺炎)について説明を受ける。

「サマリア肺炎:ウイルスにより引き起こされる新種の感染症である。」この飛行機の乗客にサマリア肺炎に感染した疑いのある者がいる
という情報を日本政府は入手した。
分かっているのは感染の疑いがある者が成人の日本人男性という
ことだけである。
これまで日本人が感染したという報告はないし、日本国内で感染者が
出た例もない。
まだまだ未知のウイルスゆえ、ワクチンもなければ具体的な対処法も
ないのが現状である。
政府は緊急会議を開いた結果、機内にいる感染者を見つけ出し隔離
するよう機長と副操縦士に指令を下す。
 
そんな状況下でも冷静に対応する機長の田上、副操縦士の紀藤は幾分
焦っている。
隔離するためには、感染者を捜し出さなければならない。
残された時間は少ない。
既に発病していれば、機内にウイルスは充満し他の乗員乗客に感染
している可能性が高い。
もちろん、田上と紀藤も感染する可能性がある。
 
到着時刻が近付いても着陸体勢に入ろうとしないことを不審に思った
乗客の一人・前田孝市<鈴木浩介>(35)が
客室乗務員の紀藤由菜<関めぐみ>(23)に尋ねる。
「これから大事な会議があって急いでいるのだが、
 どうして着陸しない? 
 何かトラブルでも起ったのか?
由菜も前田と同様、着陸体勢に入らない飛行機に疑問を抱いていた。

そんな時、田上からのアナウンスが機内に流れる。
「当機は前輪が下りないトラブルに見舞われました。
 よって胴体着陸を試みます。
 着陸後の火災を防ぐため、ただいま燃料を減らしております」

通常ならアナウンスを流す前に客室乗務員に状況説明が行われるはず…。
由菜は“何か裏があるのでは”と勘繰る。

胴体着陸という言葉を聞き、乗客の中に不安が広がる。
“ニュース映像で見た覚えのある光景が、まさか自らの身に及ぶとは…”
誰もがそう思っていた。
 
田上は紀藤に機内を捜索するよう指示を出す。
田上は自動操縦に切り替え、しばし上空を旋回することにした。
紀藤は田上の言葉を信じ、コックピットから機内に出る。
紀藤がコックピットを出た直後、田上は扉をロックする。
彼は自分だけ生き残ろうとしていたのだ。

紀藤は困惑していた。
発病していない感染者を捜すにはどうすれば良いのだろうか…? 
体調の悪そうな紳士や、咳、くしゃみをする乗客たち。
感染者の隔離に成功したと思ったら、コックピットに籠城していた
田上機長が死んでしまう。
 
台風も近づいている。コックピットは閉ざされている。
次々に紀藤や乗客を襲うトラブル!!! 
はたして、乗客、乗員は無事にたどり着けるのか!?

公式HPより=


密室の中で発生した伝染病(サマリア肺炎)。
管制塔(国)に着陸を許可されず、空を彷徨うジェット機。

空気感染はしないが、会話したときに飛んだ唾液で感染する
可能性がある。
自分だけ助かろうとする機長。
事態を知り、パニックに陥る乗員・乗客たち。
次々と発症していく乗員、乗客・・・。
ところが、食事に魚を選んだ人だけ発症していない。
希望を見つけたと思わせて、残った人たちも発症。
たった一人発症しなかったのが、少女・メグミ。
本当の抗体は、インシュリン注射でした。
自分はもう打ったからと、それを紀藤副操縦士に渡すメグミ。
母親を助けたい一心で。
それをメグミに返そうとすると、山岸が奪おうとする。
もみ合う二人。山岸は倒れ、注射器は前田の手に。
前田は苦しみながら、注射器をメグミに差し出します。
「生きなきゃ、ダメだ。」
紀藤副操縦士がメグミに告げる。

コックピット
操縦桿を握り締める紀藤副操縦士。
「出来る!出来るぞ!」
管制塔からは海へ行けとの命令。
「やるしかない!出来る!出来るぞ!」

機体が大きく揺れ、母親の元から放り出されたメグミを抱きとめる由菜。
「当機は、これより着水します。
 救命胴衣を、装着して下さい。」
由菜は自分の髪飾りをメグミの髪に止め、メグミをぎゅっと抱きしめる。

「死なせない!!」
海面が近づき・・・。

サメリヤ肺炎のウイルスは
サーモンに含まれている成分により
発症を遅らせることが出来るが
潜伏期寒中でも感染してしまう
ウイルスに変異することが判明した


次のシーン。
フライトアテンダントとなったメグミが笑顔で接客。
演じているのは、水川あさみさん。
メグミの髪には、由菜から貰った髪飾り。
遺品となってしまったのかな。
この髪留めと、紀藤副操縦士の「生きなきゃダメだ」という言葉を
胸に、一人たくましく生きてきたと思うと切ない!
乗客、そして主人公がどうなったのかボヤかして終わらせるのが憎い
ですね。


今注目している岡田義徳さん。意外なことに初主演なんですね。
操縦する自信がないと、自分の無力さに流す涙、
そして、たった一つの抗体を自分に差出し、母親やみんなの命を
助けて欲しいと願う少女の思いに触れ、立ち上がる時の表情。
いい役者さんです。

共演者も豪華!
機長役に平泉成さん。
自分だけでも助かってやる、とコックピットにこもりましたが、
一番最初に命を落としてしまった。

フライトアテンダント・由菜役に、『ライフ』の関めぐみさん。
感染者と思われた乗客に嘔吐され、乗員・乗客から拒絶の視線を
投げかけられる。
最後まで乗客の為に諦めない、という強い女性の役は
彼女にはぴったりでした。

ハッカー役には『花ざかりの君たちへ』の木村了さん。
機械に夢中なタイプと思いきや、良心を持った好青年でした。

鈴木浩介さんは『ライアーゲーム』で怪演を見せて下さいましたが、
この役も同じ様なキャラで懐かしかった!
「肉!肉肉肉!!」には笑った!
この人が、最初の感染者でした。現地女性と性交渉で感染。
隣りの連れの女性は恋人じゃないってこと?

一番最初に感染者と疑われた男を演じたのは、泉谷しげるさん。
切羽詰った人間の感情を貫禄の演技で見せて下さいました。

少女・メグミを演じたのは、『アンフェア』で美央ちゃんを演じた
向井地美音ちゃん。久し振りのテレビ登場なのかな?

あっという間の40分でした!
機内という密室シーンだけで成り立ったこのドラマ。
ワン・シチュエーションドラマというのですね。
機内だけ、という設定で、こんなにスリルのあるドラマになるなんて!
面白かったです。


数々のトレンディードラマや感動のドラマを輩出してきた
「渋谷ビデオスタジオ」での収録が最後の記念すべきドラマ。
『東京ラブストーリー』『ひとつ屋根の下』『HERO』『踊る大捜査線』
『白い巨塔』『西遊記』他、数々のフジテレビの月9や木10の名ドラマは、
ここから誕生した。



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<キャスト>
紀藤英心(副操縦士) : 岡田義徳(ドラマ初主演)
紀藤由菜(客室乗務員) : 関 めぐみ
天谷祐介(ハッカー) : 木村 了
前田孝市(クレームの多い乗客) : 鈴木浩介
新井聡美(客室乗務員) : 高部あい
  ・
柳本メグミ(客室乗務員) : 水川あさみ(友情出演)
  ・
柳本加奈子(子供連れの母親) : 三浦理恵子
田上 繁(機長) : 平泉 成
山岸次郎(紳士の乗客) : 泉谷しげる  他



<スタッフ>
脚本 : 吉高寿男(『ライアーゲーム』ほか)
演出 : 松山博昭(『ライアーゲーム』『危険なアネキ』ほか)
プロデュース : 中野利幸(『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』『ライフ』ほか)


岡田義徳さんの主な出演作品


この記事へのコメント
ここもチェックしていましたか〜単発でしたが希望の光が見えるとまたどん底に落ちてしまうの繰り返しが緊迫感があって楽しめました!モチーフは御巣鷹山の墜落なのかな?

読売新聞の週刊番組表で「セクロボ」の岡田さんと「ライフ」の関さんを見つけて録画しましたが良かった〜岡田さんは色々なドラマで知っていましたが関さんはライフと医龍の院長の手をマウスがわりに動かすコマーシャルでしか見た事なかったので乗客の皆や同僚に感染者扱いされる演技やメグミを抱きしめる演技が新鮮でした!

鈴木さんはライアーゲームのときよりトーンダウンだったな!初めの肉が食べたいだけではなくもっとヒールな怪演も見たかった〜木村了くんもオネーキャラじゃない男らしい正義感が好印象、これからの役にも期待します、泉谷さんは安定してますね、演技というより普段そのままですね!だから監督とかが必要だと思うのかな?死が迫ったときに欲望が前面にでるのはリアリティーがありました!バラエティーでおじいちゃんですよ〜というのが本当の泉谷さんだと思いますが…

本当にこんな事が起こったらどうなるのかな?国民への感染を恐れて政府は死を選択させるのかな?それともワクチンの研究を進めて飛行機ごと隔離するのでしょうか!二話に分けてそのへんも突っ込んで欲しかったな〜
Posted by けた at 2007年10月21日 21:48
ちーずさん、こんにちは。
次から次へと起こるパニックの連鎖の描き方は見事でしたね。密室のパニックものは映画でも傑作多数ですよね、タイタニックとかポセイドンアドベンチャーとか。パニックものの連ドラは無理っぽいけど、単発なら有りですよね〜。もっとやってほしい。
関めぐみは「がんばっていきまっしょい」や「ライフ」の印象からカッコいいというイメージでしたが、今回はスッチーのコスチュームのせいか可愛いかったです。
Posted by マンデリン at 2007年10月22日 21:31
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フライトパニック
Excerpt: 単発ドラマ『フライトパニック』 岡田義徳くんの初主演!
Weblog: 特に個性の無いブログ
Tracked: 2007-10-21 22:39
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