2007年11月09日

医龍 Team Medical Dragon2 KARTE:05

『決行!!運命の無輸血手術』

朝田龍太郎(坂口憲二)を信用して北洋病院に入院した緒方美羽(黒川智花)。
だが、美羽が政治家、恩田哲三(竜雷太)の娘と知った片岡一美(内田有紀)と
野口賢雄(岸部一徳)は、彼女を明真大学付属病院に転院させてしまう。
しかし、美羽の血液が極めて希少な型と判明。
危険をはらむ手術に野口は頭を抱える。

ところが、その美羽が明真を抜け出し北洋病院の前で倒れた。
美羽の置かれた状況に、朝田は判断を求められる。
しばし目を閉じて考える朝田。
「今から・・・緊急オペを行う!」
「無輸血でどうすんのよー。」と外山誠二(高橋一生)。
「輸血センターに連絡だ。
 少しでも、どこかに何か探し出せるか?」
藤吉圭介(佐々木蔵之介)が野村博人(中村靖日)に言う。
「緊急オペです!入っていただけますか?」
伊集院登(小池徹平)が野村に言うが、野村は席を立とうとしない。
「野村さんが必要なんです!」
「・・・」

「俺は血液の確保に回る。」と藤吉。
「わかった。」と朝田。
緊張しながら伊集院の後を歩く野村。病院の廊下
「何であの子がここに?」
片岡一美(内田有紀)が藤吉に聞く。
「朝田に助けを求めに来た。
 その途中で大動脈解離に。
 向こうで何があった!?
 あの子はそこまで追いつめられてるんだぞ。」
「・・・」

野口からの電話を受ける恩田。
「一体、どういうことだ!?」
「どうやら、お嬢様が、看護師の目を盗んで出ていかれた
 ようなんです。」
「・・・病状は、大丈夫なのか!?」
「お嬢様は恐らく、急性大動脈解離。
 今、動かすわけにはいかない。
 北洋に任せるほかは・・
 先生、何より、我々が苦しいんです。」
「もういい!!」
恩田は電話に向かって怒鳴ると、北洋へと車を急がせる。

野口部長の部屋
「あの子は助からないが、恩田先生を敵に回すわけにはいかないからね。」
「緊急オペか・・。輸血がなければ不可能ですね。」と藤原(大鶴義丹)。
「うちで倒れたと思うと、ぞっとするね、君。」
二人の話を水槽を見つめながら聞いていた鬼頭(夏木マリ)が部屋を出ていく。

鬼頭先生、動いたか!?

オペ室近くのロッカールーム
「伊集院先生・・ぼ、僕には・・こんな難しいオペは無理です。
 もし・・僕のミスで彼女を死なせてしまったら・・」と野村。
そこへ藤吉がやって来た。
「一通り血液センターに話をしたが・・」
「どうでした!?」と伊集院。
「ダメだ。とりあえず近くの血液センターにはない。
 今どこでもいいから当たってもらってる。
 あとは、バーディーバの血液型の人が、センターに登録されて
 ないかも探してもらってる。」
「そういえば!」と若い麻酔医。
「どうした?」と藤吉。
「確か学会でバーディーバのVSGのオペをしたという先生が。」
「どこの何先生だ!?」
「山王大学の上田教授です。」
「上田教授!?僕も外科学会で可愛がってもらってます。」と伊集院。
「伊集院、その教授に連絡だ。」と朝田。
「え・・」
「その教授から患者さんに連絡してもらって、血液を提供してもらうんだ。
 お前は血液の確保に動け。」と藤吉。
「だけど・・」
「麻酔医は出られない。助手は外山にやらせる。」と朝田。
「とにかく今回は、血液の確保が最優先だ。」と藤吉。
「わかりました!」
伊集院は緊張する野村に視線を送りながら、急いで部屋を出ていく。

待合室でチョコを頬張る小高七海(大塚寧々)。
「小高先生、聞きましたか!?
 緊急の大動脈解離のオペです。
 朝田先生を手伝って下さい!」
善田秀樹(志賀廣太郎)が言うが、小高は少しも動じず、
幸せそうにチョコレートを頬張り続けるだけ。

明真・野口部長の部屋
電話で話す野口。
「どうせ血液など見つからん。オペは出来ない。」
「いや・・しかし・・」
「その患者は死ぬ。」
「・・・」
「それに、明真の医者が関わってたらまずいんだよ。 
 すぐに帰ってきなさい。」
「は・・はい。」
野口の言葉に戸惑いながら電話を切る木原毅彦(池田鉄洋)。

病院の廊下を歩く藤吉と伊集院。
「上田先生とは連絡がついたのか?」
「ええ。教授から本人に連絡入れてもらっています。
 とりあえず、その方の家に向かいます。」
「こっちも引き続き輸血センターを片っ端から当たる。
 じゃあ、頼むよ!」
「はい!」
病院を出た伊集院を木原が待っていた。
「伊集院!」
「すみません、今急いでいるんで。」伊集院が走り去る。

オペ室の見学室には片岡の姿があった。
オペ室に外山が入る。
「血液まだ見付かったないんだろ。
 どうするんだ?」
「循環停止でいく。」と朝田。
「循環停止!?」と麻酔医。
「確かにそれだと血液ロスを最小限に抑えられる。
 輸血は必要ないかもしれないが、」と外山。
「無茶です!循環停止は40分しか持ちません!」
「40分過ぎれば、脳死になります・・」
「40分以内に終わらせる。」と朝田。
「40分!?」
「大動脈解離とベンタールを・・」
「たった、40分で・・」
驚くスタッフたち。そして片岡。

「他に方法がない。
 輸血が出来ない。
 それしか、方法はない。」と朝田。
「これより、上行(じょうこう)大動脈置換術と、
 ベンタール手術を行う。
 メス!」
朝田がオペを開始する。

善田院長の部屋
「わかった。伊集院にも伝える。」電話を切る藤吉。
「40分・・」と善田。

医局
ソファーで横になる松平幸太朗(佐藤二朗)。
医局に戻ってきた小高はオペ室のモニターに目を留める。

明真の荒瀬門次(阿部サダヲ)、里原ミキ(水川あさみ)の元にも
北洋のオペの状況が伝えられる。
思わず飛び出そうとするミキを引き止める荒瀬。
「無駄だ急性大動脈解離なら、今から行っても・・」
「だけど、輸血なしでオペなんて!」
「信じるしかないだろ。やつらの腕を・・。」

オペ室
心臓停止。

医局
鋭い視線でモニターを見つめる松平。
チョコを食べ続ける小高。

朝田は、驚愕のスピードで手術を進めるが、途中、重大な問題が発生。
美羽の患部が術前検査よりも拡大していたのだ!

見学室でモニターを見つめていた片岡、
医局で見ていた松平、小高、
院長室で見ていた善田、藤吉の顔色が代わる。

「通常、一本の血管を再建するには、2箇所を吻合する。
 しかし、弓部大動脈を再建する場合、脳に血液を送る2本の血管と、
 左手に血液を送る1本の血管に枝分かれし、
 3本の重要な血管の再建を加えなければならず、
 5箇所の吻合が必要となる。」(藤吉の説明)

オペ室
「ここまでか・・
 しょうがない。」外山が諦めようとしたその時、
「弓部大動脈の置換術を追加する。」と朝田。
「え!?」
「まだ時間はある。」
「だって・・これ、いくらあんたの速さでも循環停止時間内だったら
 弓部置換を終わらせるのが関の山だ。
 ベンタールなんて、」
「諦めるな!
 どんな状況になろうと、最後まで絶対に諦めない。
 それが俺のチームだ。」
朝田の指示で、諦めずにオペを続けるチーム・ドラゴン。

心配そうにオペ室を見つめる片岡。

少女の命の危機に、片岡の仮面が剥がれかかっている気がします。

片岡が待合室に呼ばれる。恩田が到着したのだ。
「美羽は!?」
「お嬢様は、今、循環停止下で、大動脈解離と大動脈基部の再建術を
 しています。」
「血は!血はどうなってんだい!」
「全力で探しておりますが、まだ・・」
「ちきしょう・・」
「先生、お時間です。党の会合が、」と秘書。
「私の、私の血ではどうにかならんか!?」
「落ち着いて下さい。美羽さんの血は、バーディーバーという
 極めて珍しい血液です。
 先生の血でも・・」
「・・・そうか・・。親子でも無理か・・。
 娘が死に掛けているというのに・・。
 また・・何もできないのか・・。」座り込む恩田。
「また?」
「美羽さんが幼い頃、大怪我をしたことがあったんです。」と秘書。
「あの時も・・何一つしてやれなかった・・。」
「先生、新聞がかぎつけて、こちらに向かっているそうです。
 早く出ないと!
 先生!今スキャンダルが出たら、選挙に勝てませんよ!
 先生の支持者はどうなるんです!」
「・・・先生。
 美羽さんをオペしているのは・・うちの最高の医師です。」と片岡。
「そいつは・・美羽を救えるのか!?」
「・・・はい!」
「頼んだ・・頼んだ・・」片岡の手を握り泣きながら頼む恩田。

その頃、善田がようやく美羽と同型の血液を探し当てた。
400ccとわずかではあるが、すぐに届けるよう手配。

伊集院は買い物に出かけた元患者・門脇をショッピングモールで探す。
そこへ木原が駆けつけ、手伝うと申し出る。
その時、野口からの電話が着信。
電源を切る木原。
「明真にだって・・・医者はいるんだ!
 探そう!」
「はい!!」
「・・いいよな、これで。」

木原先生、よくぞ言ってくれました!
 
明真
病院の廊下で心配そうに時計を見上げる荒瀬。
「カンファレンス始めるわよ。」鬼頭が声を掛ける。
「ようっ!
 患者見捨てたのか!?」
「・・・あの患者は自分の医師で北洋に行ったのよ。」
「ここで発作を起こしていたら?助けられた?」
「どこだろうが、あの症例を無輸血でオペするなんて不可能でしょ。」
「・・・」
「目の前の一人の患者より、10年後の1万人を救う。
 それが今の明真の使命よ。」
「あいつなら!
 朝田なら、両方救うかもしれねーぜ。」
「・・・」

残り9分。
モニターを見ていた善田と藤吉、小高と松平らは、
朝田の速さに圧倒される。
「循環停止時間内に、弓部大動脈の再建はできそうね。」と小高。
「でもそこまでだよ。
 血液も来てない。
 ベンタールどうするんだよ。」と松平。
チョコを切らして苛つく小高。

小高が医局を出ると、片岡が怖い顔で立っていた。

ショッピングセンターを必死に探しまわる伊集院と木原。

「何?」小高が聞く。
「大動脈解離のリペアは・・・成功する。
 問題は、次のベンタール手術。」と片岡。

オペ室
「弓部大動脈、及び、三分枝の再建終了。」
「終わった・・」と麻酔医。
「すげえ・・でもベンタールまでは、さすがに無理だったか・・。」
残り時間、3分33秒。

「血液は?」小高が片岡に聞く。
首を横に振る片岡。
「じゃ、無理ね。」
「朝田は、最初から最悪の事態を想定しているわ。」

オペ室
「人工心肺を回せ。野村!」
「何言ってる!血液は来てねーよ!」と外山。
「回しても、このままでは人工心肺から離脱できません!」と野村。
「離脱出来なきゃ意味がねーだろ!」と外山。
「・・・希釈する。」と朝田。
「え・・」
「血液を超希釈し、総量を増やすことで、
 循環血液量を確保する。」

朝田の判断に驚くスタッフ、そしてモニターを見つめる医師たち。

「血液を薄めて量を増やし、人工心肺を回す!
 それなら、出血や血球破壊などで失う血液の量も、
 薄まっている分少なくなる!」と藤吉。
「理論上、とりあえず輸血しなくても、人工心肺を維持できるようには
 なるが・・」と善田。
「人工心肺の管理と希釈の調節がむちゃくちゃ難しい!」と藤吉。
「間違えれば・・脳に充分な酸素が回らなくなる・・」

廊下
「MEと組んで、血液データを分析し、血液の希釈の程度を決めるのは
 麻酔医の役目。
 それにこの術中管理、あなたじゃなきゃ出来ないわ。」
「・・・買いかぶりすぎよ。」
「あなたがオペ室に入らなかったら、あの子は確実に死ぬ!!
 まだ17才よ!親の前で見殺しにしていいの!?」
「・・・」冷静さを失った片岡を見透かす小高。
片岡が我に返る。
「・・・あの子は議員の娘よ。
 私のビジネス構想の為には、死なせるわけにはいかないの。」
小高が少し微笑み、片岡の前から立ち去った。

オペ室
「無理です!僕にはもう、これ以上、出来ません!」と野村。
「お前が人工心肺を回さなかったら、この子は助からない。」と朝田。
「でも・・僕が死なせてしまう・・
 出来ません、僕は、」
「お前だけじゃない!オペが、怖いのは・・・お前だけじゃない。
 命を前にして、怯えのないやつなんていない。
 だけど・・・俺たちはチームだ。
 一人じゃ無理でも、お前の後ろには仲間がいる!
 お前は、一人じゃない。」
「・・・」
仲間を見渡し、患者を見つめ、そして朝田を見つめたあと野村は言う。
「やります!」

「準備できました!」と野村。
「ポンプオン!」と朝田。
機械が回りだす。
そこへ、小高がやって来た。
「私もちょっと、乗っかろうかな。」

見学室でほっとした微笑みを浮かべる片岡。

「今のリザーバーの血液量は?」
小高に聞かれ、野村が数値を答えると、小高が指示を出す。
朝田はその指示に小さく頷き・・・

「これより、ベンタール手術を行う。」

「700mlよ。」と小高。
「いくら血液を超希釈して、人工心肺を回すとはいえ、
 血液量自体は体の色んな部分で消費されていきます。」と野村。
「血液量が700mlを切れば、人工心肺を回しても、
 人工心肺からの離脱が出来ない。」と小高。
「離脱できないと死ぬぞ。」と外山。

見学室
「700mlを切るまでに、血液が届かないと・・
 患者は死ぬ!」

オペ室
「このライン(700ml)が、デッドライン・・・。」

輸血センターの車は渋滞に巻き込まれ身動きが取れない状態。

ショッピングモールを探す伊集院たちも、門脇を見つけることが出来ない。
携帯は留守電で、館内呼び出しにも反応がなかった。

「門脇さん!」
主婦たちの会話に気付かずに、伊集院たちが通り過ぎていく。

娘への思いを断ち切るように顔を叩き、気合を入れ、
壇上に上がる恩田議員。

オペ室
片岡が野村に的確な指示を出し、野村も丁寧に答えていく。

見学室
「何だ、あの麻酔医と、ME!」
「本当にうちの医者か!?」

オペ室
「思った以上に器部への解離が進行している。
 急ぐぞ!」と朝田。

藤吉からの連絡に、伊集院は門脇探しを木原に任せ、
渋滞にはまった血液センターの車へと向かうことに。

院長室
「あとはコンポジットグラフトの逢着と冠動脈の再建だ。」と藤吉。
「でも・・リザーバーの血液量は・・800mlを切ってる・・。」と善田。

オペ室
「右の冠動脈が裂けてる!」と外山。
「外山、急いで足から静脈を採取しろ。」と朝田。
「コンポジットグラフトは?」
「俺がやる。」

見学室
「だめだ・・もう・・」
「血液が・・」

院長室
「まだか・・血液はまだか・・」

医局
拳を握りしめながらモニターを凝視する松平。

渋滞にはまった血液センターに車に、一台のバイクが近づく。
伊集院だ!
血液センターのスタッフが伊集院に血液を託す。

リザーバーの血液量は、750を切った。

伊集院が北洋に到着。
血液を手にオペ室に急ぐ。

血液をスタッフに託し、見学室へ駆け上がる伊集院。
チームドラゴン、そして機械の動きが止まっている。
「・・・遅かった。」伊集院が呟く。

「ベンタール手術、終了。」と朝田。
「やった!」「やった!」「成功だ!」

「素晴らしい連中だ!」善田が拍手する。

松平が人知れずガッツポーズをとる。

見学室の医師たちも拍手を贈る。
「やり終えた!」「奇跡だ!」
ほっとしたように微笑む片岡。
「良かった・・」満面の笑みの伊集院。
伊集院と視線のあった朝田が、小さく頷く。

スタッフから血液を受け取った野村は、伊集院の姿に気づき
にっこりと微笑んだ。
伊集院が運んできた血液が美羽に輸血されていく。

優しい微笑で美羽を見つめる朝田。

手術成功の知らせが恩田議員に伝えられる。
「そうか・・・やってくれたか!
 北洋の連中・・・」

「助かった!?」と野口。
「はい。」と藤原。
「成功させた!?無輸血オペを!?」
「信じられません・・
 野口先生、恩田先生は多分ご立腹・・」
悔しさにイスに倒れこむ野口。

藤原と入れ替わりに、木原が野口の部屋に入る。
「・・失礼します!
 すいませんでした!つい、良心の呵責を感じてしまい、
 血液の確保を手伝うような真似をしてしまいました。
 でも、結局役には立たなかったんで、明真はオペとは
 全く無関係!
 とにかく、すみませんでした!!」
「・・・よくやったよ、君。」野口が微笑む。

はぁ・・木原さん黙ってればいいものを。
でも正直すぎるところも憎めない。
野口は手柄を横取りするつもりですね。


美羽が目を覚ます。
「この病院に来て・・・良かった。」
「これ、お返し。わすれてたから。
 借りは返す主義なの。
 カカオ70パーは大人の味よ。」
小高が美羽にチョコを渡す。
「ありがとう。」
みんなに見つめられ、照れくさそうにICU出ていく小高。

窓の向こうからチームドラゴンの後姿を見つめていた片岡が微笑む。

「先生、このたびは、」と野口。
「心臓移植認定施設への後押しは、これでなくなったな。
 北洋のオペをしてくれた連中は、元は明真にいたそうじゃないか。
 それを放り出すとは・・トップの君の質に問題がある。」と恩田。
「・・・」
「これ以上、君と話すことはないよ。」
「先生、少し、早急に過ぎませんか?」
「なんだと?」
「ご存知なかったんですか?恩田先生。
 美羽さんのオペは、うちの、明真の医者が切ったんですよ。」
「何?」
「うちの木原という医師が、私の指示で急きょ駆けつけ、
 北洋のオペ室を借りて、成功させたんです。」
「ハッハッハ。そんなバカな!」
「ね、片岡ちゃん。」
「・・・」困惑しながら野口を見つめる片岡、ニッコリ笑うと、
「事実です。先生。」
「・・・信じられるわけないだろ!
 あの時君は、北洋で最高の医師が、」
「いえ、信じてもらわなければいけません。
 でないと、元厚生労働大臣、恩田哲三に、愛人の娘がいた、
 この記事が、週刊誌の見出しを飾りますよ。
 それに、麹町の事務所費の問題、これもまだ、どこも掴んでない
 話ですよね!」
「君・・」
「美羽さんのオペは、明真の医師がやりました。
 先生は従来どおり、明真の心臓移植実施施設の認定に、
 尽力していただきます。」
「先生、これで・・・(ジェスチャー)win win です。」
「君は・・いつからそんな・・」
怒りに満ちた目で片岡を見つめる恩田。
片岡は余裕の笑みを浮かべ・・・。

特別室
テレビに映る父の姿を見つめる美羽。
「忙しいんだね・・いつも。
 どうでもいいけd。」
「自分の信念の為なら、何かを犠牲にしなきゃならないときもあるわ。
 だけど・・先生のあなたへの愛情は本物よ。」と片岡。
「バッカみたい。
 どこが?毎月お金を振り込むのが愛情なの?」
「子供の頃、旅先で大怪我して運ばれたそうね。
 あの時、あなたを運んだのは、お母さんじゃない。」
「!!」
「恩田先生よ。」
「え・・嘘。」
「恩田先生は、大スキャンダルになる危険を冒して、必死になって
 病院を探したの。
 先生の秘書が、政治生命を考えて、事実は隠蔽したけど。
 今回だって・・ずいぶん取り乱してたわ。
 黙っててもらうのに、苦労した。」
「・・・」

病室を出た片岡を追いかける秘書。
「片岡さん!
 彼女を運んだのは母親です。
 どうしてあんな嘘を?」
「あの子が騒いで、マスコミにでもかぎつけられたら、
 恩田先生困るでしょう?
 私も困るの。」

美羽は、帰っていく秘書に小さく折りたたんだ紙を託す。
「あの人に・・渡してくれる?」

「よろしくお願いします。」藤原が書類を朝田に渡す。
「担当医からの、引継ぎ事項です。」と片岡。
野村に歩み寄る藤原。
「お前にこんな真似が出来るとはな。
 ま、よっぽど一緒に付いた麻酔医が、優秀だったんだろ!」
そう嫌味を言い、背を向ける藤原。
「先生!
 先生の、お陰です。」
「あ?」
「先生のお陰で、本当のチームがどんなものか、
 教わることが出来た。」
「何言ってんだ。」
「ありがとうございました!」野村が藤原に頭を下げる。
不機嫌そうに立ち去る藤原。
野村は伊集院と朝田の微笑みに気付き、照れくさそうにその場を去る。

恩田議員の部屋
「一つ聞きたい。」恩田が審議官に言う。
「これは、お珍しいですね。」
「メールだがね、こいつはどうやるんだ?」
美羽が渡したメモには、携帯アドレスが書かれていた。
『miu.miu.1989@ezweb.ne.jp』

友達と楽しそうに学校に向かう美羽。

野口の部屋
「解雇!?私が・・」と藤原。
「当然だよ。主治医の君が責任取らなくてどうする。
 もういいから、下がりなさい。」と野口。
「じゃあ、私もこれで。」と片岡。
「ええ。
 君は、あの子が助かればいいと思ってた?」
「え・・
 もちろん、恩田先生の娘ですから。」
「それだけ?」
「・・ええ。」
「ならいいけど。
 僕の仕事のパートナーに、甘っちょろいヒューマニストは
 必要ないからね。
 片岡さん。」
「・・・」

病院の廊下を歩く伊集院の前に、外山が立ちはだかる。


※一部公式HPあらすじを引用しました。


血液を薄める方法があったなんて!
朝田先生は最初から最悪の場合を考え、対処法を用意している。
すごいです。
輸血なしで、オペを成功させてしまいました!
手術を見守っていた人たちの感動、そして松平のガッツポーズに、
感動が飛び火してきました。(笑)
野村先生の伊集院への笑顔も良かったな〜!

片岡が本心を見せたような気がしました。
彼女が守りたかったのは、恩田議員との絆?北洋病院?
実際は、純粋に少女の命を守ろうとしたようですよね。
「親の前で見殺しにしていいの!?」」
"親と子"、家族の絆。
片岡の心の奥底に何かありそうです。
父親の愛情を感じずに育ったのでしょうか。
それとも、自分の子どもを失った?
「自分の信念の為なら、何かを犠牲にしなきゃならないときもあるわ。」
片岡の信念とは!?

片岡ちゃん、から片岡さんへ。
野口は片岡の信念に気付いたようです。


コメントのお返事が滞っていてすみません。
遊びに来てくださった方同士のコミュニケーション、とっても嬉しいです。
来週から仕事が徐々に忙しくなっていく時期に入るので、
レビューの本数を少し減らすかもしれません。


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■主題歌
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LIFE or MONEY?
命は金で買えるのか


キャスト

朝田龍太郎 … 坂口憲二
片岡一美 … 内田有紀
伊集院 登 … 小池徹平
霧島軍司 … 北村一輝
荒瀬門次 … 阿部サダヲ
里原ミキ … 水川あさみ
木原毅彦 … 池田鉄洋
藤吉圭介 … 佐々木蔵之介
鬼頭笙子 … 夏木マリ
野口賢雄 … 岸部一徳

江上 彰 … 板尾創路
田島由紀夫 … (ライブデモの患者)

善田秀樹(志賀廣太郎)北洋病院院長

外山誠二(高橋一生)血管外科
小高七海(大塚寧々)麻酔科(チョコレート中毒)
松平幸太朗(佐藤二朗)消化器外科
野村博人(中村靖日)臨床工学技士

第一話ゲスト
富樫ゆかり … りょう
富樫   …  田中実

第二話ゲスト
西沢孝文(牟田悌三)
翔太(山本裕典)

第四話ゲスト
矢沢真理絵(柳田衣里佳)
緒方美羽(黒川智花)
恩田哲三議員(竜雷太)元厚生労働大臣
藤原(大鶴義丹)チーム鬼頭



スタッフ
■原作
 乃木坂太郎
 「医龍〜Team Medical Dragon〜」
 (小学館刊 ビッグコミックスペリオール)

■原案
 永井 明

■取材協力
 吉沼美恵

■脚本
 林 宏司

■プロデューサー
 長部聡介
 三竿玲子

■演出
 水田成英

■音楽
 澤野弘之
 河野 伸

■制作
 フジテレビドラマ制作センター



坂口憲二さんの主な出演作品


この記事へのコメント
ちーずさん、レビュー頑張ってくださいね!
医龍、ガリレオ、ジャッジ、SPのレビューは続けてほしいです。

やっぱり医龍が一番いいです。
来週は外山にスポットライトが当たるのかな?
荒瀬と小高の会話もあるようで・・・?

大変!病院が停電だ!


あぁ〜、地下迷宮!!!(注、ガリレオのHPのやつのことです。)
アイテムが・・・ない!
Posted by anriko at 2007年11月09日 17:44
一番大事なこと書き忘れました。どうして私はこんなにせっかちなのか・・・。

木原先生!良く言ってくれました!
かっこいいぞ!いよ!木原!

あと、MEの野村先生。
MEってスポットライトは当たらないけれど、とても大変でやりがいのある仕事なんですね!!
野村先生の笑顔にちょっとぽろっときそうになりました。
Posted by anriko at 2007年11月09日 19:35
今クール、結局楽しみに観ているのは『医龍』です。
片岡さんって、いったい何なんでしょうね?彼女の目指しているものは、「Life」なのか「Money」なのか…。一瞬の眼の動きに、単なるビジネスだけではない何かを感じます。

大塚寧々さんは、はまり役ですね。かっこいいです。

人は言葉で信頼しあうのではない。行動で信頼しあうのだ…ということを、あらためて感じました。

ちーずさん、レビューがんばってくださいね。
Posted by やすこ at 2007年11月10日 10:53
ちーずさんこんばんは、時間との闘い緊迫感がありましたね〜

朝田の言葉に野村が覚悟を決めた顔が印象にのこりました、そしてやはり凄い小高二人の呼吸もぴったり!これで野村も自信をとりもどしたのかな?

拳を握り締めて手術を見守る松平、彼の活躍も早くみたいです!

片岡が美優を助けたい気持ちは本物ですね!何が目的なのかわからなくなってきました?

来週は小高の過去がわかりそうです!荒瀬がいっぱい絡んでくれると嬉しいです!
Posted by けた at 2007年11月10日 17:36
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「医龍2 第5話」おまえはひとりじゃない
Excerpt: だけどオレたちはチームだ。ひとりじゃ無理でもお前の後ろには仲間がいる
Weblog: バスタイムTV(お風呂テレビでドラマに浸る)
Tracked: 2007-11-09 12:10

医龍Team Medical Dragon2 KARTE 05:決行!!運命の無輸血手術
Excerpt: 緊急オペ、大成功〜<br />☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノヤッタゼ!!<br />いやぁ〜、最悪の状況下でよくぞやってくれましたっ{/good/}<br />無輸血でのオペ{/ee_3/}院長、藤吉、伊集院が必死でバーディバーの血..
Weblog: あるがまま・・・
Tracked: 2007-11-09 13:52

医龍 Team Medical Dragon 2 第5回 感想
Excerpt: 『決行!!運命の無輸血手術』
Weblog: ぐ〜たらにっき
Tracked: 2007-11-09 17:28

医龍 Team Medical Dragon2 第5回「決行!! 運命の無輸血手術」
Excerpt: 医龍 Team Medical Dragon2 第5回(11月8日放映)。いよいよ片岡(内田有紀)の方向が見えてきたというところだろうか。「自分の信念のためなら何かを犠牲にしなきゃならない時もある」と..
Weblog: Cafe Tsumire
Tracked: 2007-11-09 21:48

医龍2 第五話
Excerpt: 「決行!!運命の無輸血手術」
Weblog: 特に個性の無いブログ
Tracked: 2007-11-10 21:54

医龍2 (大塚寧々さん)
Excerpt: ◆大塚寧々さん(のつもり)大塚寧々さんは、毎週木曜よる10時フジテレビ系列にて放送されている連続ドラマ『医龍 TEAM MEDICAL DRAGON2』に小高七海役で出演しています。
Weblog: yanajunのイラスト・まんが道
Tracked: 2007-11-11 01:56

谷原章介さんの似顔絵。「モップガール」第4話「医龍2」第5話「ガリレオ」第4話ほか。
Excerpt: <br /><br />●「モップガール」第4話「メイド桃子、秋葉原で愛を叫ぶ」<br />毎回書きますが、広島では1週遅れの放送です。<br />お話は、殺されてしまった人を、時間を遡り助けようとして、<br />それを成し遂げたと思ったら、真犯人登場!とい..
Weblog: 「ボブ吉」デビューへの道。
Tracked: 2007-11-11 12:13
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