2007年11月16日

医龍 Team Medical Dragon2 KARTE:06

『もう1人の天才外科医・・・』

北洋病院に天才外科医、朝田龍太郎(坂口憲二)がいるという噂を
聞きつけ、その腕を頼る患者たちが少しずつ集まりだした。
だが、朝田のチーム作りはなかなか進まない。
さらに、外科医の外山誠二(高橋一生)は、朝田にライバル心をむき出し。
この日に行われる新たな心臓手術のメンバーに自分を入れるよう、
朝田に迫る。
「俺に負けるのが怖いんだろう!?」
そう言い放つ外山に、朝田は無言で立ち去ろうとする。
「待てって! 
 オペに入れない理由を言え!」
「お前には、医者として決定的に足りないものがある。
そう言い立ち去る朝田。
「何だよそれ。俺の方が腕がいいからって負け惜しみ言ってるんじゃねーよ!!」
ガムを口に押し込み悔しそうに歩き出す外山。

そんな二人のやり取りを聞いていた松平幸太朗(佐藤二朗)は・・。エレベーターに乗り込んだ外山が苛々しながらボタンを連打していると、
松平が微笑を浮かべて乗り込んできた。
「朝田より腕がいいか。
 自信だけは凄いな、お前。」
「あ?声かけるな、アル中!」
「スーパー、ドクター、か?」
「声かけるな!」
「そう言われたことも、あったな俺も。」
遠い目でそう呟く松平。
「・・・はっ。お前と一緒にするんじゃねーよ!」
外山の言葉に松平は今度は顔をくしゃくしゃにして微笑む。

今、すごく悲しそうな表情だと思ったら、
こんどはこの笑顔。
佐藤さんの演技の強弱がすごい!


そんな時、伊集院登(小池徹平)は、野村博人(中村靖日)から
外山はとある大学で名のある教授の息子だと聞かされる。
兄弟もその大学で講師などを勤める優秀な医師家族の末っ子だった。
野村は、だからこそ外山が現状の自分に焦っているのではないかと推測。
「それであんなに性格悪いのか。」その意見に伊集院も納得。

外山の過去に、食堂でそばを食べていた伊集院は
思い切り蕎麦を吹き出し、それが野村の頭に!
その時のギョっとした野村先生の表情がツボ!
野村先生は野村先生で、不潔なのは嫌だと、
マイ・ナイフ&フォークでお食事中。
なんだか可愛い!


「あれ?なんか変なにおいしません?」と野村。
「あ、これですか?」
「何なんですか!これは!!」
「ハツですよ。ブタの心臓。」
「これあの・・主食??」
「なわけないでしょ。これですよ。
 フレッシュマンズライフ。」
「あー、全国から集まってくる心臓外科医の甲子園。」
「若手の登竜門です。明日なんですよ、その練習です。」
「そっかー。頑張って下さいね。」
「そろそろ行かなきゃ。10時からオペですよ。急ぎましょう!」

病院の階段
朝田は藤吉圭介(佐々木蔵之介)から相変わらず小高七海(大塚寧々)が
手術に加わらないと知らされる。
先日の少女の手術に小高が参加したのは、オーナーである
片岡一美(内田有紀)に説得され、渋々参加したのだと言う。
「今後も、チームに入る気はないと。
 やっかいな女だよ、全く。
 まーとにかく、今からオペする中村さんは、お前の評判を聞いて
 わざわざうちに来てくれたんだ。頼むよ。」
「ああ。」
「大動脈弁狭窄症。実際のエコーでは、弁の切開化が指摘されている。」「わかってる。」
「先日も、お前にオペをお願いしたいという患者が来た。
 いい傾向だ。
 こうやって、患者が少しずつでも増えていけば。」
「・・・」
片岡が二人とすれ違う。
「ベンタールのオペ、小高が入るように説得したというのは
 本当か?」朝田が聞く。
「それが?
 恩田議員の娘よ。死なせないようにするのが、当然でしょ。」
そう言い立ち去る片岡。

北洋の医局員たちも、朝田が執刀するオペ時間が迫ると、
見学室へと急ぐようになった。
外山が、そんな医局員たちを冷めた目で見送っていると、
病人搬送中の救急車から緊急連絡が入った。
搬送されている患者、五代明代(草村礼子)に付き添う、
夫の昭三(山田吾一)も、朝田の執刀を求めていた。
朝田は、まさに手術に入ろうとしていると医局員が断ろうとする。
すると、外山が受話器を奪い朝田はいると答えてしまう。
 
搬送されてきた明代を、外山が迎え入れる。
どうやら、外山は自ら明代の手術にあたろうとしている様子。
 
「これより、大動脈弁狭窄症による、」と朝田。

「大動脈弁置換術を行う。」別々のオペ室にいる朝田と外山が言う。

朝田と外山の執刀は同時に始まった。

オペを終えた朝田に、看護師が外山の執刀を告げる。
ICUへと急ぐ朝田と伊集院だったが、そこには安堵の笑い声を
上げる昭三と、手術を早々に終えた得意気な外山の姿があった。
「いやぁ、驚きました!
 本当に、あっという間!」と昭三。
「だから言ったっしょ。俺に任せておけば間違いないって。」
「状態も安定しています。」と看護師。
「なに、心配そうな顔してんだよ。」外山が藤吉たちに言う。
「大動脈弁置換術を、わずか2時間30分。」伊集院が藤吉に言う。
「いやぁ、かかりつけのお医者さんからね、朝田先生という
 ゴッドハンドがいるからって。
 それ聞いて、ここに回してもらうように頼んだんですよ。」と昭三。
「心臓のオペはね、時間が短ければ短いほど患者の負担は軽くなる。
 あんた、大動脈弁置換術、どれだけかかった?」外山が朝田に聞く。
「3時間だ。」
「ね!前もって準備しててもこれだけかかるんですよ。」と外山。
「いやぁ、驚きました。」と昭三。
「こんなもんです!」
「本当にどうもありがとうございました!
 お疲れになったでしょう。
 こんなもんでも食べて、疲れを取って下さい。
 ばあさんの、好物なんです。」
「へー。」
飴玉を外山の手に乗せる昭三。
「こりゃ参ったな。じゃあ頂きます。お大事に。」
ICUを出て行こうとした外山が足を止める。
「伊集院、今度フレッシュマンライブに出るんだって?
 まあ、お前の腕じゃ予選突破も難しいと思うけど、
 せいぜい、頑張れよー。」

勝ち誇った表情の外山・・・
でもなぜか嫌いになれない。(笑)
語尾を延ばした喋り方がなんだか子どもみたいで憎めない。


「認められないって、どういうことですか?」
院長の善田秀樹(志賀廣太郎)が片岡に聞く。
「工事費25万円?
 施設を修繕する必要などありません。」と片岡。
「いや・・でも、これは最低限必要な費用です。
 この先万一のことがあったら、」
「万一のことがある前に、この病院は、別の施設に生まれ変わりますから。
 すみません、話を進めましょう。」
片岡はそう言うと、次期富裕層専門人間ドッグ設立に向けての
高額医療検査機器導入についての打ち合わせを担当者と始める。
設備費用を含めると1台20億もするPET CT。
片岡は、それを4台購入しようと考えていた。
「富も権力も手にした方たちが、行き着くところは健康です。
 5年で、減価償却してみせますよ。」
片岡の北洋つぶしも着々と進行していた。

一方、明真大学付属病院では、鬼頭笙子(夏木マリ)のチームが
続々と成功させる生体肝移植手術に野口賢雄(岸部一徳)がご満悦。
「トレビアン!鬼頭先生!」
「これだけオペを重ねれば、心臓移植の認定は近くなるでしょう。」
「素晴らしい。」
「ところで、例の件、大丈夫ですか?」
「もちろん大丈夫。私にぬかりはありません。」

例の件って何でしょう。気になりますね。

「なんか、むかつくね。
 私たちが頑張れば頑張るほど、野口の得点になる。
 北洋の方も病院潰して人間ドッグ専門にするっていう構想、
 順調に進んでいるらしいよ。
 このままだと、半年持たず潰れる。」
里原ミキ(水川あさみ)が荒瀬門次(阿部サダヲ)に言う。
「ああ。」部屋のベンチに寝転んだまま荒瀬が答える。
「少しずつ口コミで、患者さん増えてるって、藤吉先生言ってたけど、
 焼け石に水よね。」
「あいつが・・」
「え?」
「せめてあいつがチームに入れば・・な。」
「あいつ?ああ、あの、小高先生っていう麻酔医?
 入ったんじゃないの?」
「いや。あいつの闇は・・・そんなもんじゃねー。」

小高先生の闇・・・こちらも気になる!
話を広げるのが本当に上手です。


北洋病院
チョコレートを手に、窓の外を見つめる小高。
小高の指がチョコをバキっと折る。

病院の待合室を歩く外山。
「大動脈弁置換術2時間半だって!
 朝田先生より早かったらしい!」
「しかもね、東都大の外山教授って、お父さんらしいよ!」
「どうりで!さすがエリート一家ね!」
看護師たちの噂にうれしそうに微笑む外山。

医局
他の医師たちも外山を尊敬し、急に態度を変えだした。
「よ!真ん中分け!」外山が伊集院に声をかける。
「・・・」
「本ばっか読んでも腕は上がらないぞー。ハハハー。」
「・・・」

中庭で模型を使いオペの練習をする伊集院。
「クソ。外山のやつ。」
そこへ、木原毅彦(池田鉄洋)がやって来た。
「えー。何があった、伊集院!」
「近い、近いですって!」
「おい、遊んでる場合じゃねーぞ、おめー。
 野口先生は遂に、移植倫理委員会を作り始めたぜ。」
「倫理委員会?」
「心臓移植となると、法律的な対応も必要になってくるからな。
 優秀な弁護士や有識者をどんどん呼んでる。
 準備着々だよ。
 それよかさー、繋いでくれた?あの・・小高先生と。」
「は?忙しいんですよ、僕は。」
「ちょっとー!もう我慢できないんだよー。
 木原毅彦37歳、本気と書いてマジと読むー!」
「近いって。」
雨が降ってきた。
「ちょっと、手伝って下さい!」と伊集院。
「それどころじゃねーよ。俺、テンパーなんだよー!!」

その夜、台風の接近で大雨が降り始めた。
「伊集院先生、フレッシュマンズライブ明日早いんでしょう?」
野村がオペの練習をする伊集院に聞く。
「ええ。始発の新幹線に乗らないと。」
「早く帰った方がいいですよ。台風直撃するらしいし。」
そこへ藤吉もやって来た。
「外、すごい雨だぞ。」
ソファーに横になっていた朝田も天気予報を見る。

「今日は泊ーまーりーだ。」
激しい雨に、松平ら、北洋の医師たちは泊まりを覚悟し始める。
そんな雨の中、小高は1人帰っていく。

ICU
「どう?調子は。」と外山。
「おかげさまで!
 すごい雨みたいね。」
「あー、俺台風大嫌いなんだよな。」
「どうして?」
「うん?うちは教育一家でね。
 ガキの頃、台風だって言ってんのに、塾に無理やり連れていかされて。
 90点でも怒られるんだぜ。毎日ヘトヘト!
 ・・まあ今もヘトヘトだけどな。」
「そう言うときはね、飴でも舐めて、リラックスリラックス。
 飴は・・ないか。」
「ああ、貰ったよ。旦那さんから。」
「疲れた時に、飴を舐めると、一番効くの。
 まあ、最近は毎朝胸が痛くて、飴じゃなくて、お薬舐めてたけどね。
 でもそれも、先生に治して貰ったからもう安心!」
「ばあちゃんと一緒だ・・」
「うん?」
「俺さ・・家に居場所なかったんだよな。
 兄貴たちもみーんな成績良くて。
 だからさ、近所のおばあちゃんちに塾サボってよく行ったんだ。
 ばあちゃんさ、こうやって俺が行くたんびに
 飴だお菓子だってくれるんだよ。
 ばあちゃんだけはさ、飯食っても偉い、遊んで泥だらけになっても
 偉いって、なーんもしてないのに、頭撫でてくれて。
 なんか、うれしかったー。」
「・・・でも、今は、ご立派よ。」
「・・・まあ明真の講師にでもなってりゃーな!」
「うん?」
「理不尽なこと言う先輩講師がいてさ、
 そいつぶん殴っちゃって。
 そんで飛ばされたんだよ、こっちに。」
「あらあら・・。」
「まあ、いいってこと!外科医は腕一本で勝負だから、
 どこへ行こうが関係ない。
 すぐにここでもナンバー1になってみせるからさ。」
「ずいぶん、突っ張ってるのね、一人で。」
「まあな・・。所詮・・人間一人でしょ?」
「でもね、あんまり突っ張ってると、パンクしちゃうわよ。
 私の、ここ(心臓)みたいに。」
「・・・」
「人間なんてね、一人じゃ、なにも出来ない。
 周りに生かされて、生きているのよ。」
「・・・」涙をこらえる外山。

明代の前だと、あの性格の悪い外山もまるで反抗期の少年のよう。
彼も親に認められずに辛い思いを抱えていたんですね。


廊下をゆっくり歩いていた外山は、公衆電話を見つめ・・・
そして受話器を手に取る。

医局
「お先に失礼します。」伊集院が足早に帰っていく。
「気をつけて。」と藤吉。
「それにしても、外山が、弁置換を2時間半でやってのけたとはな。」
藤吉が朝田に言う。
「・・・」

「バイクは無理か・・」
伊集院が傘を差して帰ろうとしたとき、看護師が呼び止める。
「伊集院先生!」
「はい。」

公衆電話で話す外山。
「そうさ。大動脈弁置換術が2時間30分だよ。」
「それが?」
「・・・親父はどん位掛かったんだよ。
 東都大の教授なんつったって、ろくに臨床なんか経験してないんだろ?
 え?」
「所詮民間病院だろ。論文になる症例でもないし。」
「何!?」
「絡むのなら切るぞ。」
「待てよ!兄貴たちにも言っとけ。
 外科医は腕だよ。腕なら負けねー。
 俺はあんたらを越えたってわけ、」
外山の父親は外山が言い終える前に電話を切ってしまった。
「・・・ざまぁ見やがれ!!」公衆電話に向かって叫ぶ外山。
だがその顔は今にも泣き出しそうで・・。

「外山先生!」
「・・どうした。」
「ICUの五代さんが・・心停止です。」
「・・・」
と、その時、すさまじい落雷とともに病院が停電。

朝田、藤吉は東病棟の自家発電の一部が働かないことを知ると、
西病棟への重病患者の搬送を看護師たちに指示。
自らも搬送にあたる。

一方、外山がICUに駆けつけると、すでに伊集院が心臓マッサージを
始めていた。
「どうして!!俺のオペは完璧だったぞ!!」と外山。
「先生!急いでオペ室に運ばないと!」と野村。
「この停電でエレベーターが動いてない。」と伊集院。
「でも早くしないと!脳にダメージが!」
電気ショックを与えてみても、戻らない。
「ダメだ。再開胸するしかない!」と伊集院。
「ICUで!?」と野村。
明代を見つめる外山。
「朝田先生今呼んでます!」と看護師。
「朝田なんか必要ねーーっ!!
 やるぞ、緊急オペだ!」と外山。
「はい!!」

患者を西病棟に運ぶ朝田たち。
ボールを落とした少年が、看護師の手を離しボールを拾う。
その時、扉がしまりかかり、少年はワゴンと扉に挟まれそうになる。
そのことに気付いた朝田は・・。

大雨の中家路に向かう小高。
と、その前に荒瀬門次が立ちはだかった。

ICU
善田も駆けつけ、手術が始まる。
明代を開胸してみると、外山の手術ミスが発覚。
大動脈弁狭窄症に対する、人工弁置換術の際、
弁輪の切開化を、無理やり剥がしたことで、出血したのだ。
「俺の手術ミス・・。」
明らかに動揺した外山の手が止まってしまう。

雨の中話す荒瀬と小高。
「ベンタールの無輸血オペ、成功したそうだな。 
 本気になった朝田についていけんのは、俺と・・・お前だけだ。」
「・・・」
「お前の腕はまだ、さび付いちゃいねーぜ。
 朝田のチームに入れ。」
「・・冗談やめてよー。この間のは特別なの。
 話はそれだけ?」
「・・・」
「帰るね。」
「まだ、まだあのことにこだわっているのか!?」
「・・・」
小高は答えずに歩き去る。

ICU
「そんなことあるわけねー。そんなこと・・」
動揺を抑えられない外山。
「とにかく止血しないと!」と伊集院。
「わかってる・・」
「朝田先生まだ見付かりません!」と看護師。

補助電源が切れてしまい、ICUの明かりも落ちる。
「大丈夫。無停電電源があります。」と善田。
その言葉どおり、明かりが戻る。
「どれ位持つんですか?」と野村。
「30分ぐらいだと・・」
「バッテリー搭載機は、バッテリーに切り替えましょう!
 使ってないモニターは、電量が食うから。」
テキパキと動く野村。

動揺して動けずにいる外山。
「先生、弁を取り外して止血を。」と伊集院。
「ああ・・」だが手は震え、器具を落としてしまう。
「早くしないと、ベンタールになる可能性もあります。」と伊集院。
「・・・」
「外山先生!」
外山はおろおろするばかり。

「外山!!」朝田の声にみんなが振り返る。
「朝田先生!」伊集院が笑みを浮かべる。
だが、朝田の手には傷を負っていた。
子どもを助けた時に怪我をしたのだ。
「何をやっている。
 この人はお前の患者だ!
 お前を信頼して命を託した。
 お前の患者なんだ。」
「・・・」明代を見つめる外山。
「お前には、責任がある。
 最後まで。」
「・・・」
「そこから逃げるな!!」
外山は明代と話したことを思い浮かべ、そして朝田を見つめ・・
「人工弁を取り外し、血管の内膜を修復し、再弁置換を行う。」
気を取り直し、オペを始める外山だったが、
その時、無停電電源も落ちてしまう。
真っ暗となったICU。
その時、善田が、そして看護師たちが懐中電灯の光を当てた。
「外山先生、頑張って!」
「俺がボリュームを管理する。」と朝田。
「人間なんてね、一人じゃ何にも出来ない。
 周りに生かされて、生きているのよ。」

明代の言葉を思い出しながら、外山はみんなの思いを受け止め・・・
「やるぞ!」
そしてそのわずかな光を頼りに手術を進める。

仲間〜!
この瞬間、外山は人は支えあって生きているという
明代の言葉を実感したんですね。


ようやく、手術ミスの修復を終えたとき、再び外山の手が止まった。
外山は、明代が毎朝、胸痛に悩まされていたと語っていたことに
思い出し、心臓を触診。
そして、術前検査では発見されていなかった疾患を見つける。
外山は、高齢の明代に後日の再手術は無理だと訴える。
「この人を助けるためには、今、バイパスをするしかないんだ。
 伊集院。」
「・・・はい!」
「これより、右冠動脈バイパス手術を行う。」
メンバーが動き始める。

各メンバーが悪条件の中必死に動き、外山の手術は無事に終わった。
「オペ・・終了。」
「やった・・やりましたね!」
「良かった!」
「うん、見事です。」
「暗がりの中、グラフトを取った伊集院もな。」と藤吉。
安堵の表情で喜び合うメンバーたち。
自分のミスのために再手術となったのに…
そんな仲間を見ていた外山は…。
 
翌日
医局で包帯を巻きなおす朝田。
「お前が怪我で手を出せないとはなー。」藤吉が笑う。
黙って包帯を巻く朝田。
「でもいざとなったら、その手でもあいつの代わりにオペしたんだろ?」
「・・・さあな。」

ICU
「何で再手術なんかになったんですか!
 何があったんです!?」
外山は昭三と明代の前で土下座をする。
「申し訳ありませんでした。
 私のミスです。
 1回目のオペで、私の処置が雑だったため、
 大動脈弁から出血して、再手術になりました。
 全て私の責任です。
 すみませんでした。」

朝田に勝ちたいが為に、大切な人の命を雑に扱ったことは
許してはいけないことだけど、
声を震わせて謝る外山の姿に感動してしまいました。


屋上
「あんたが行ってたことがわかったよ。
 外科医も、術野(じゅつや)だけを見てちゃいけない。
 患者を診るってことは・・・な。」外山が朝田に言う。
「・・・」
「俺をチームに入れろ。
 第一助手でも、第二でも第三でもいい。
 俺の手技をもっと見てくれ。
 そしたら・・・きっと執刀医を譲りたくなる。」そう言い微笑む外山。
朝田も微笑みを浮かべる。
「それに・・・またあいつらとオペがしたい。」
「そうか。」

明真 野口の部屋
先月のオペ成績に満足げに微笑む野口。
「エクセレンツ!」
「そちらが、今月北洋に回した患者のリストです。」と医師。
「まあ、こっちはお気の毒だ。
 いいよ、ありがとう。」
「失礼します。」
鬼頭は水槽を見つめながら、二人の会話を聞いていた。
「ご紹介いただいた、弁護士の先生方とのミーティングも、
 進んでいます。」
野口がワインの準備をする。
「移植倫理委員会を設立することは、厚労省の認可を取る上で、
 大きな意味を持ちますから。」と鬼頭。
「ええ。」

北洋 医局
「知ってるか?
 五代さん、お前の執刀を希望されていたんだ。
 元々は、明真での治療を断られていたそうだ。」藤吉が朝田に言う。
「・・・」
「どこまで酷いんだ!あそこは。」

数日後、明代は外山が不在の間に退院。
しかし、外山は明代からの感謝のメモとキャンディーを受け取った。
『外山先生へ
 先生のおかげでまた元気になれました。
 先生の手術を受けてよかった。
 五代明代』
飴を頬張り、優しい微笑を浮かべる外山。

自分のためにフレッシュマンズライブに参加できなかった伊集院に、
外山は袋にいっぱいのハツを渡し、自ら指導を申し出る。
「心配すんな。2年前優勝したんだ、俺。ぶっちぎりでな。」
「・・・嘘!!」

また、外山は片岡にも堂々と宣戦布告をする。
「あんたと野口、ここ潰したがってるんだよな。
 北洋にもチームが出来上がってる。
 お前らの思い通りにはいかせねーよ。」
無言で立ち去る片岡。バッグには、クマのキーホルダー。

だが、そんな外山の改心をからかう男がいた。
「よーう。入ったんだって?チームに。」
松平幸太朗だ。
「仲良くやれや、お坊ちゃん。」
その言葉に反応する外山。
「なんだぁ!?」
外山が殴りかかろうとした時、
「あ!スーパードクターだ!」
松平にそう呼びかける少女が現れる。
少女に抱きつかれ、呆然と立ち尽くす松平。
そんな様子に朝田も気付き・・・。


※一部公式HPあらすじを引用しました。


外山と松平のキャラが生きてきて、ますます面白くなってきました!

冒頭の、朝田の前に立ちはだかる外山の表情は、
今までとは違い真剣そのもの。殺気立ってると言ってもいいくらい。
彼は朝田にライバル心をむき出しにしていたんですね。

前のシリーズで荒瀬にハマッたのと同じ様に、
今回は外山先生にハマりました。
オペのシーンもカッコイイし、何より、明代に見せた素の外山が
子どもみたいで素敵でした。

窮地に手を差し伸べてくれた仲間たち。
家族の愛情に飢えて育った外山の、凍った心が溶け出した瞬間を見た、
という感じです。
その前の、明代の言葉も効いていました。

松平役の佐藤さんは、今期『モップガール』でも大活躍。
すっごくいろんな表情の出来る役者さんですよね。
エレベーターの中で見せた遠い目。その1シーンだけで、
過去に何があったのだろうとワクワクさせてくれます。
「スーパードクター」という呼び名、それに少女に抱きつかれたときの
戸惑い。
次は彼がメインかな。こちらも楽しみです。

今回チームから外れた荒瀬やミキの活躍が見れないのが残念。
とくに荒瀬は来週予告でも元気ないみたいで・・・もったいない!



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■主題歌
B000VZE26MONEAI SPHERE of INFLUENCE ユニバーサル シグマ 2007-11-07by G-Tools



「医龍2 Team Medical Dragon」オリジナルサウンドトラックTVサントラ B000VZK7YI


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ドラゴンぬいぐるみ







LIFE or MONEY?
命は金で買えるのか


キャスト

朝田龍太郎 … 坂口憲二
片岡一美 … 内田有紀
伊集院 登 … 小池徹平
霧島軍司 … 北村一輝
荒瀬門次 … 阿部サダヲ
里原ミキ … 水川あさみ
木原毅彦 … 池田鉄洋
藤吉圭介 … 佐々木蔵之介
鬼頭笙子 … 夏木マリ
野口賢雄 … 岸部一徳

江上 彰 … 板尾創路
田島由紀夫 … (ライブデモの患者)

善田秀樹(志賀廣太郎)北洋病院院長

外山誠二(高橋一生)血管外科
小高七海(大塚寧々)麻酔科(チョコレート中毒)
松平幸太朗(佐藤二朗)消化器外科
野村博人(中村靖日)臨床工学技士

第一話ゲスト
富樫ゆかり … りょう
富樫   …  田中実

第二話ゲスト
西沢孝文(牟田悌三)
翔太(山本裕典)

第四話ゲスト
矢沢真理絵(柳田衣里佳)
緒方美羽(黒川智花)
恩田哲三議員(竜雷太)元厚生労働大臣
藤原(大鶴義丹)チーム鬼頭



スタッフ
■原作
 乃木坂太郎
 「医龍〜Team Medical Dragon〜」
 (小学館刊 ビッグコミックスペリオール)

■原案
 永井 明

■取材協力
 吉沼美恵

■脚本
 林 宏司

■プロデューサー
 長部聡介
 三竿玲子

■演出
 水田成英

■音楽
 澤野弘之
 河野 伸

■制作
 フジテレビドラマ制作センター



坂口憲二さんの主な出演作品


この記事へのコメント
ちーずさんレビューお疲れ様です♪

大変です
もう外山先生、最高です
かっこいいです!
今まで特に何とも思ってなかったのにゲンキンな私です(笑)
外山の謝罪の土下座に泣いてしまいました
あのおばあちゃん役の人にはよく泣かされている気がします
色んなドラマによく出てるような…?

あと伊集院と木原のシーンは和みます(笑)
Posted by 麻由 at 2007年11月17日 03:50
ちーずさん、レビューお疲れ様です。

佐藤さん、4月からの「私たちの教科書」にも出てましたね。その時も法廷で涙しながらいじめを告白する教師を熱演されてました。すごい・・・熊沢先生が出てるとハマります!

あと!木原先生!木原先生が画面にいるといるだけで笑っちゃいます。

鬼頭先生は野口派に見えるけど…なんか思案顔って感じでした。(血液の時は動いてくれなかったけど)いつか野口を裏切ってくれることを期待しますが。朝田と同じように信念をもった医者だと思うのでね〜

加藤ちゃん!NHKで滝山やってる場合じゃないよ!患者さんが待ってるよ!笑
Posted by anriko at 2007年11月17日 08:26
ちーずさんこんばんは、外山の生い立ちがわかりました!冒頭の朝田とのにらみ合い凄い敵対心を感じました朝田の手術と症例が同じだから時間を気にしてミスしてしまったのでしょうね!

停電に子供を助けるための朝田の怪我、自分の失敗に手がとまる外山、「そこから逃げるな」の言葉に目覚める緊迫したシーンでした!

自分のミスを認めて明代に謝れる外山はチームにとって大きな存在になりそうです!しかし野口は難しい症例は北洋に回しているみたいですね!

小高の過去より松平の過去が先になりそうです!少女の手術にミスがあったのでしょうか?
Posted by けた at 2007年11月17日 19:03
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医龍 Team Medical Dragon 2 第6回 感想
Excerpt: 『もう1人の天才外科医…』
Weblog: ぐ〜たらにっき
Tracked: 2007-11-17 01:51

医龍2 (高橋一生さん)
Excerpt: ◆高橋一生さん(のつもり)高橋一生さんは、毎週木曜よる10時フジテレビ系列にて放送されている連続ドラマ『医龍 TEAM MEDICAL DRAGON2』に外山誠二役で出演しています。先週は第6話が放送..
Weblog: yanajunのイラスト・まんが道
Tracked: 2007-11-18 01:41

医龍2 第六話
Excerpt: ●キャスト<br />坂口憲二<br />内田有紀<br />小池徹平<br />阿部サダヲ<br />水川あさみ<br />池田鉄洋<br />佐々木蔵之介 <br />夏木マリ 他〜<br /><br /><br />●原作<br />医龍―Team Medical Dragon (6)/永井 明<br /><br /> <br />¥530 <br />Amazon.co.jp <br /><br /><br />●主..
Weblog: ちょっと変な話
Tracked: 2007-11-18 21:16

医龍2 第六話
Excerpt: 「もう1人の天才外科医…」
Weblog: 特に個性の無いブログ
Tracked: 2007-11-19 12:08
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