2007年11月23日

医龍 Team Medical Dragon2 KARTE:07

『復活!!スーパードクター』

北洋病院で進める朝田龍太郎(坂口憲二)のチームに、
外山誠二(高橋一生)が加わった。
だが、まだ麻酔医の小高七海(大塚寧々)は、その意志を持たない様子。
 
そんな時、循環器外科医、松平幸太朗(佐藤二朗)に
“スーパードクター”と呼びかける少女、高見香奈(川島海荷)と、
その母親、紀枝(高橋ひとみ)が北洋を訪ねて来た。

「驚きました!この病院に勤務を?」と紀枝。
「ええ・・まあ。」
「すごい・・奇跡!」
「え!?」

そんな様子を朝田は見つめ・・・。

病院の中庭
「早いもんですね。
 あれからもう、5年です。」紀枝が松平に言う。
「ええ。」
「あの子が6歳の時。
 香奈にとって、あの手術以来、松平先生はスーパードクターなんですよ。」
「・・・」
「これ、明真大学からの紹介状なんです。」
「明真大学・・」
「食道がんなんです、私。
 結構進んでいるらしくて、明真大学からここを紹介されました。
 でも、本当によかった!先生がここにいらっしゃるなんて。
 私、先生なら安心して手術を任せられます。」
「・・・」
「先生!」香奈が駆け寄る。
香奈のランドセルには見覚えのあるマスコット人形。
「これ、入院している時先生から貰ったタマちゃん!
 先生、今度はお母さん、お願い!
 ゴッドハンドで絶対治してね!」
「・・・」医局
「あのアル中にオペして欲しいねぇ!」と外山。
「スーパードクターって言ってたそうですね。」と伊集院(小池徹平)。
「あいつ何年もメス握ってないんだぞ!医療ミス起こして以来。」と外山。
「情報によると、3年前まで西南大学病院に勤務、
 その後、北洋に。」野村(中村靖日)がパソコンで調べる。
「西南!?」と外山。
「あそこの消化器外科っていえば・・。」と伊集院。

「初の、血液型不適合症例の、母子間生体肝移植を成功させたチームだ。」
藤吉(佐々木蔵之介)が朝田に言う。
「生体間移植?」と朝田。
「データを見てたら、こんなものがあった。」
藤吉が松平を取り上げた記事を渡す。
『外科の若手No.1』と紹介されていた。
「その当時は、かなり話題になっていたんで俺も覚えてる。
 そのチームにいたとはな・・。」
「消化器外科の元エースか・・。」
「その時の患者が訪ねてきたんだ。
 高見さんは、松平が5年前、親子間で生体間移植をした患者さんだ。」
「患者がドナーとなって、娘さんに自分の肝臓の一部を移植された。」
「その分、5〜60%肝臓が小さくなっている。」
「・・難しいオペになる。
 そのX線とCT、見れるか?」
「ああ。」

レントゲン写真を見つめる松平。
「明真では、放射線治療と、投薬治療でお茶を濁していたようですよ。」
善田院長(志賀廣太郎)が言う。
「・・・」
「食道がんに加えて、この肝機能では、とてつもなく難しいオペです。
 手術は出来ても、肝臓が持つかどうか。
 明真は、危ない橋を渡らない、か。
 この患者、高見さんは、松平先生のオペを希望されているようですが。」
「・・・」

その頃、明真の空になった病室には、荒瀬門次(阿部サダヲ)が
佇んでいた。
実は、その病室では、つい先日まで紀枝が治療を受けていたのだ。
白衣のポケットに手を突っ込み何かを握る荒瀬。
そんな荒瀬に、里原ミキ(水川あさみ)が声をかける。
「高見さん、麻酔計画も終わってたんだよね。
 術前検査で、輸血後肝炎による肝機能の低下が指摘されて、
 ここでのオペはリスクが高いからって中断。
 野口先生がそう判断して、北洋に転院を薦めた。
 もちろん、高見さんは何も知らないだろうけど。」
「・・いつものことだろう。」

北洋の医局
「無理だろう。大体3年もメス握ってないんだぜ。
 しかもアル中だしな。」と外山。
「ただですら最高に難しいオペですからね。
 しかも、肝移植後のドナー間だなんて。」と野村。
「どうするんだろう、松平先生・・」
松平の席を見つめて伊集院が呟く。

病院の屋上
『ゴッドハンド』『先生なら安心して手術を任せられます』
香奈や紀枝の言葉を思い起こしながら、自分の震える手を見つめる松平。
悲しそうに笑うと、酒を飲み干す。

そんな様子を見つめる朝田。

明真・野口(岸部一徳)の部屋
「来月にも、心臓移植実施施設の認定が、正式に降りそうだよ。」
「いよいよですね。
 私のほうも、メイシンメディカルシティーの事業計画、
 融資計画書を作成してきました。」
片岡(内田有紀)が"EAGLE PARTNERS CO.,Ltd"と社名の入った
計画書を渡す。
「ありがとう。」
「北洋のあとに建てる、会員制人間ドックは、入会金1000万、
 最新の医療機器で、病気を発見し、メイシンに会員をごっそり
 送ることになると思います。」
「それなんだけどね。
 こんな記事を発見したよ。
 本当に潰れるの?北洋。」
"口コミ発見!本当に信頼できる病院はここだ!"という記事で、
北洋は24位にランクイン。
「・・・」
「まあ、マイナーな雑誌だからどうってことはないが。」
「・・対処しておきます。」
「しぶといね、朝田も。」
水槽を見つめる野口の背中を、険しい表情で見つめる片岡。

この表情、気になります。

北洋
「いずれにせよ、もうオペしかない。
 いつにします?」
医師が松平に言う。
「ちょっと待ってくれ。」
「え?」
「もうちょっと、放射線と薬の内容を変更して保存的に様子を見よう。」
「放射線と投薬の変更で!?でも!!」

「うん、伝えて。
 じゃあ。」誰かとの電話を切る小高。
「奇跡が起こるかも!」と嬉しそうに微笑む。

中庭で酒を飲もうとする松平。
「先生!」香奈の声に慌てて酒を白衣のポケットに隠す。
「見て!この間からこっそりこれ。描いてたの!」
スケッチブックを広げ、松平の似顔絵を見せる。
『スーパードクター松平先生』と描いてある。
「香奈ね、イラストレーターになるのが夢。
 はい!」
絵を差し出す香奈。
「・・ありがとう。」

「先生のお陰で、香奈も小学5年生。
 それまで3回も手術して。でも全然よくならなかった。
 私、思ってたんです。香奈の病気は自分のせいだって。
 香奈が生まれて、すぐに病気がわかって、
 それから何度も手術して。
 私が何か悪いことしたから、この子がこんな病気を抱えて
 生まれてきちゃったって、ずっと思ってました。
 それを、先生が変えてくれた!」
当時のことを思い起こす松平。

回想シーン
「香奈ちゃんは今まで、3回の手術を耐えてきた。
 でももうこの小さな体にメスを入れるのは、最後にしたい。
 私が、最後にしてみせます。」
「よろしくお願いします!!」

「はいこれ。」タマちゃんのマスコットを渡す松平。
「あ!タマちゃん!」
「これは、お守りだ。手術のお守り。
 これ持ってれば、病気と戦う勇気が出てくるんだぞ。
 いいかい、香奈ちゃんだけじゃない。
 お母さんだって、先生だって、戦うんだ。
 な、香奈ちゃんも一緒に、戦えるな?」
「うん!!」
香奈に優しく微笑む松平。

病院の中庭
「あの時、あんな頼もしい言葉はなかった。
 あの言葉で私も救われました。
 先生は奇跡を起こしてくれた。
 香奈と私にとって、先生は神様。
 松平先生、手術のほう、どうぞよろしくお願いします。」
「・・いや・・えー・・暫くは、明真と同じく、
 放射線と投薬治療でいきます・・。」
「え?」
「もう少し、様子を見ましょう。」
「でも・・先生の手術なら、」
「医者に・・過剰な期待は・・しないで下さい。」
「・・・」
「医者は・・・神様じゃないんです・・。」
そう言い立ち去る松平。

片岡は、野口の不満を取り除こうと、鬼頭笙子(夏木マリ)を
一流マスコミに取り上げさせ、明真の名を高めようとする。

インタビューにい答える鬼頭。
「最先端医療について、その象徴ともいえる明真大学鬼頭先生に
 お話を伺います。
 鬼頭先生のチームが発足して、これで6例目の生体肝移植の成功、
 手術実績も飛躍的に向上しています。
 いよいよ、心臓移植への道が開けますね。」
「もちろん、心臓移植認定施設になれば、明真は全ての移植が
 可能な病院に生まれ変わります。
 しかし・・それだけではありません。」
「といいますと?」
「まだ、詳細をお話しかねますが・・
 この構想が実現すれば、人は・・神の領域に近づいたと・・
 言えるでしょう。」
誇らしげにそう話す鬼頭。

紀枝の信頼の重さに悩むが、あくまでも手術を避けようとする松平。
医局のカンファレンスでは、ついに朝田も早急な紀枝の手術を訴える。

そこに、酔っ払った松平が入ってきた。
「代わりにオペしてくれんのかい?」
「酔ってんのか!?」と藤吉。
「消化器外科の患者、変わりにオペしてくれんのかぁ心臓外科がぁ!?」
「おいおいおい!オペする自信がねーからって絡むんじゃねーよ。
 酔っ払い!
 又医療ミスするのが怖いってか?ビビってんじゃねーよ。」と外山。
松平が外山に殴りかかる。
「やめて下さい!落ちついて下さい!」伊集院らが慌てて止めに入る。

善田院長の部屋
「松平先生、大変だったようですね。」
「ええ。医療ミスのことをなじられて。」と藤吉。
黙って話を聞く朝田。
「医療ミス、か・・。」と善田。
「何があったんですか?」と藤吉。
「3年前、松平先生は医療ミスで、西南大学を追い出された。
 そういうことになっていますが・・
 違うんです。」
「え?」
「彼がやったのは、論文の改ざんです。
 学会に提出する論文を改ざんした。
 それが教授にばれて、逆鱗に触れたようです。」
丁度院長室の前を通った外山がその話を聞いてしまう。

医局で香奈の似顔絵を見つめる松平。

「肉親を胃がんで亡くし、消化器外科を目指した若き日の松平先生は、
 寸暇惜しんで勉強と臨床に明け暮れ、メキメキ腕を上げていき、
 教授にも認められ、生体肝移植などでも業績を上げていったそうです。
 でも早くから注目され、チヤホヤされて舞い上がっていたんでしょう。
 いつの間にか目立つ症例だけ選んでオペするようになり、
 先生の目は、患者よりも教授に向いていった。
 大学病院の激しい出世競争の中、教授のイスをちらつかされて、
 次第に精神的に追い込まれていき、
 自分を見失ってしまった。
 そしていつしか、論文の症例数の水増し、改ざんを日常的に
 するようになったんです。
 ほどなくそのことが発覚し、教授の逆鱗に触れた。
 医局としても、公に出来ず、以後、飼い殺しにされてしまった。」
黙って話を聞く藤吉、朝田、そしてドアの向こうの外山。

病院の廊下
「で、飼い殺しにされてからは、敗戦処理専門の執刀医。
 助かる見込みの無いオペ専門の執刀医にさせられて、 
 多くの患者を見送ることになったってさ。」
外山が伊集院らに話す。
「それで、お酒を。」
「そりゃ飲まなきゃやってられないだろ。」
「でも、医療ミスっていうのは・・」と野村。
「最後はそういう口実で、西南から追い出したってわけ。」
「酷い!」と伊集院。
「その通りだよ。」松平がよろける足でやって来た。
「・・・」
「死ぬしかないような患者ばっかりオペしてるうちに!!
 いつの間にか!!
 ・・・メスが、握れなくなってましった!!」
酔っ払って絶叫する松平。
「・・・そんな・・敗戦処理専門の医者に・・
 誰がオペされたいよ・・。」
自分を卑しめる松平の前に、朝田が立ちふさがる。
「あの患者は、まだ戦おうとしている。
 希望を持って、お前のオペを待ってるんだ。
 敗戦処理?誰が負けだと決めた!」朝田が言う。
松平は、朝田をしばらく見つめたあと、よろけながらその場を去る。

並んでアイスキャンデーを食べる伊集院と木原(池田鉄洋)。
「さすがにこの時期のアイスはキーンとくんな、キーンと。」
「じゃあ何で食べてるんですか?」
「そうなんだよね。
 それよかさ、メイシンメディカルシティー、総工費4千2百億円だって!
 片岡んとこの、イーグルパートナー社と組んで、ガンガン儲けようってんだ。」
「そうですか・・」
「そんなことよりさ、小高先生、何て言ってた?
 俺のことどう思ってるって?」
「そう・・まあ伝えましたけど。
 いつでもいいからお会いしたいって落ち武者が言ってたと。」
「誰が落ち武者やねん!
 うわ!きたーーー!!」アイスの棒に当たりマーク。
そこへ、小高がやって来た。
「起きたよ、ミラクルが・・」と木原。
「あ、伊集院君!」
「あの、今日は?」
「うん!もう上がり。デートなんだ、これから。」
「おめでとうございます!」伊集院が木原に言う。
「智樹とね!じゃあね!あとよろしく。」
「智樹・・僕、毅彦ー・・・」

この智樹は来週登場!
 
「先生!」松平に声をかける香奈。

「そっか。学校は楽しいか。」
「うん。
 ・・・ねえ、先生。」
「うん?」
「母さんの病気、私のせい?
 私が、母さんの肝臓を貰ったから?
 だからうんと悪くなって、手術も出来ないの?
 先生でも出来ないくらい、悪くなったの?
 ・・・母さん、待ってるのに・・。」
「香奈ちゃん・・お母さんはね、今は・・放射線治療がベストなんだ。
 このまま、続けていれば・・いずれ・・良くなって、いくんだよ。」
「本当?」
「・・・ああ。」
「・・・そっか。」
そこへ看護師が駆けつける。
「松平先生!高見さんが、大量吐血しました!」
「え・・」香奈は持っていたマスコットを落とし・・・。

明真大学病院
控え室で考え込む荒瀬。
白衣のポケットの中のものを握りしめ・・。

北洋病院
もはや、紀枝のガンはここまで進行していたのだ。
「吸引!輸血!ボリューム!」
伊集院らが緊急手術が準備する。

見学室
その様子を見つめる松平。
「ショック状態だ!
 恐らく、食道がんの下行大動脈穿孔。
 進行した食道がんが、隣りの下行大動脈まで突き出て、
 大動脈を破った!
 このままだと、あっという間に出血多量で死ぬ。
 早くリペアしないと・・」と藤吉。
 
朝田は、松平が戻ってくると信じ、執刀を開始すると告げる。

その頃小高はレストランでデートの相手を待っていた。
待ち合わせの時間になっても相手は来ない。
カバンからプレゼントを取り出して微笑む小高。

オペ室。
「これより、食道がんの下行大動脈穿孔のリペアを行う。」
ところが、北洋の設備の悪さから、この手術に必要な挿管チューブが
ないことが発覚。
小高がいればしのげそうなのだが、彼女はいない。

ピンチの中、現れたのは荒瀬。
「時間ないよー。お立ちだ〜い!」
「はい!!」
「ファイバー。
 この患者は俺の患者だ。借りがあるんだ、この患者、
 いや、この患者の娘さんにな。」
「お前・・」と外山。
「テメーの仕事に集中しろ、若造。」
「・・出来んのかよ。通常の挿管チューブで。」
「誰に言ってんだ?ろくじゅう、いちキロ。」
荒瀬の言葉に微笑む朝田、伊集院。
「挿管チューブを右の気管支まで進めるぞー。
 OK,これでいい。
 朝田、行くぜ。」
荒瀬と目で会話をする朝田。
「メス。」
荒瀬の絶妙な措置により、手術は続行された。

その頃、医局に戻った松平は、モニターに映し出されるオペの様子に、
慌てて電源を落とす。

待合室
マスコットを握りしめ、母の無事を祈る香奈。

松平は、ひとり悩んでいた。
引き出しの酒に手を伸ばした松平は、グラスから溢れるのに
気付かずに酒を注ぎ続け・・
そしてグラスを両手で握りしめ、酒を見つめる。

マスコットを両手で握りしめる香奈。

小高のデートの相手は来なかった。
「奇跡はやっぱり・・なかったか。」寂しそうに呟く小高。

医局に松平を探しに来た藤吉。
松平はおらず、彼の机には、並々と注がれたウィスキーと、
香奈のイラスト。

酒は飲まなかったんですね!

待合室
香奈が近づいてくる足音に気付く。松平だ!
「松平先生・・」嬉しそうに微笑む香奈。
松平は彼女の両手を自分の両手で包み込み、
「戦うから、先生も。お母さんと一緒に。」と告げる。

下行大動脈の切除が終了したその時、松平がオペ室に到着。
「ここからは俺の仕事だ。」
「術野は確保出来ている。」
朝田の言葉に頷く松平。
「付き合うぜ、大将。」と荒瀬。
「これより、食道がんの切除、再建を行う。」
紀枝の顔を見つめ、少しの間目を閉じ・・・
松平のオペが始まる。

朝田と交代しながら同時に進行させていく、難しいコラボレーションだったが、
それでも2人は手腕を発揮して、当初予定された手術を成功させる。

あとは食道の再建のみ。
その時、松平が肝臓の変化に気づく。なんと、肝臓もがんに侵されていた。
術前検査では発見されなかった。
転移だとすると助かる見込みは低い。
松平は食道と肝臓の重複がんと判断。
紀枝の肝臓は、香奈に移植されているため非常に小さい。
「・・・やるしかない。」と松平は決断。
食道の再建終了後、肝臓の腫瘍の切除を行う。
「なあ、金髪。
 奇跡って、あると思うか?」と松平。
「ああ。・・・あるよ。」と荒瀬。
そんな二人を見つめる朝田。

待合室
マスコットを握りしめたままソファーで眠る香奈。

オペ室
「食道再建、肝腫瘍摘出手術、終了。」
かなり高度な手術となったが、松平はやり遂げ、
松平は朝田とがっちり握手。
スタッフたち全員が拍手を贈る。

見学室
その様子を見つめていた善田は・・・。

善田院長のこの表情!これは何!?

ICU
「お母さん!」母に駆け寄る香奈。
「お母さんはね、今、お薬で眠っているよ。
 もう大丈夫!悪いところは全部取り除いた!
 来月には、もうおうちに帰れるぞ。」と松平。
「先生は・・やっぱりスーパードクターだね!」
香奈の言葉に頷く医師団。
「あ!金髪先生!」香奈が荒瀬に気付く。
「これ、お返しだ。」ポケットからアザラシのマスコットを取り出す荒瀬。
「人形くれただろ。俺の。」
「赤ちゃん!生まれたの!?」
「昨日、な。」
「おめでとう!!男の子、女の子、どっち!?」
松平は仲間を微笑んで見つめ・・・。

病院の屋上
「病理の結果、お前の重複がんという判断は正しかった。
 さすが元西南のエースだ。」
「いや、エースなんかじゃない。
 俺は、並みの医者だ。
 そのことを認めるのが怖かったんだ。ずっと。
 だから無理に無理を重ねて、バカなこともやっちまった。
 でも・・・今ようやくわかった。
 俺は平凡な医者だ。だけどそんな俺でも、出来ることは・・・ある!
 仲間がいればな。」
「・・・」
「何かあったら呼べ。今度は、俺が駆けつける。」
「ああ。」微笑む朝田。
松平は携帯用ウィスキーボトルをゴミ箱に投げ捨て、立ち去った。

この手術の成功は、すぐ野口にも伝わった。
ホテルのラウンジで話す野口と片岡。
「それで、また明真から送った患者が助かったってわけ?
 また、評判上がるね。
 君の計画は、本当に大丈夫?」
「もちろんです。先日の融資資料は目を通していただけましたか?」
「忙しくてね。まだ机の上だ。」
「・・・」
「お陰さまでね、私の構想に共感してくれた会社が、
 うちもうちもと、融資を申し出てきて、
 嬉しい悲鳴なんだよ。」
「どういうことですか!?お話が、」
「お互いにとって、最も利益をもたらすパートナーを選ぶ。
 それが、(ジェスチャー)ウィン・ウィンだったよね、片岡さん。」
「・・・」
野口は席を立ち、他の会社の人間と笑顔で握手を交わしたあと、
片岡に向かって微笑む。
呆然とその様子を見つめる片岡・・・。

明真大学病院
廊下ですれ違う鬼頭と荒瀬。
鬼頭が乱暴に荒瀬にぶつかる。
「北洋でオペしたって?」
「連れを訪ねていったらいなくてさ、
 ついでにちょっと見学した。」
「何したかわかってるの?
 あなた、チーム鬼頭の一員なのよ。」
「おもしれーよ、向こうは。
 ワケわかんないやつばっかでさ。
 俺に合ってんのかもなぁ・・・こっちより。」
そう言い立ち去る荒瀬。

野口の部屋に善田がやって来る。
「用件は何だ?」と野口。
「あなたが放り出した高見さんのオペは成功しました。」
「それが?今忙しいんだよ。用件を言え。」
「・・・野口!」
「・・・」
「お前は・・昔っから変わらないな!
 いつまでこんなことをやってるつもりだ!
 こうなったら・・しょうがない。
 俺が、明真を潰す!」
怒りに震えながら宣言する善田。

紀枝の手術に参加しなかった小高を朝田が見かける。
意気消沈した様子の小高。小高が落ち込んでいる原因とは?

※一部公式HPあらすじを引用しました。


真面目に医師の道を歩いていた松平は、
並の自分を過大評価されてしまい、
みんなの期待を裏切るまいと、道を誤ってしまった。
地位も名誉もプライドもズタズタになり、酒に溺れるように
なったんですね。
堕ちてしまった彼を救ったのは、以前命を救った患者さんでした。
お酒を捨てることが出来て良かった!

酔っ払い、千鳥足、ろれつの回らない演技、
スーパードクターだった頃の回想シーンの演技、
患者の期待に押しつぶされそうな心、
声を大きくしたり小さくしたり、やっぱり佐藤さんの演技は見応えあります。

久々に活躍を見せてくれた荒瀬!
「お立ちだ〜い!」
「誰に言ってんだ?ろくじゅう、いちキロ。」
鳥肌もんでした。
「ひとーつ、ふたーつ、」がなかったのがちょっと残念。

野口の裏切りとも取れる行動に、呆然となる片岡。
出来る女が、いきなり無力な女性のように見えました。
野口に会いにやってきた外国人が『ハゲタカ』のアラン役の人!?
と思いましたが、別人ですね。残念!

善田院長も動き出しました!
温厚なあの院長の震えながらのあの演技。魅せて下さいます!
一瞬ですが、悪の顔を持つのではと疑ってしまってごめんなさい。(笑)
善田と野口の過去、気になります!

形勢不利となった片岡。
動き出した善田院長。
二人に繋がりはないのかな。
親子なのでは、という思いが捨てられない。

すっかり仲間の一員となった外山先生。
先週の彼のオペシーンは見事だったなー。
また是非見せていただきたいです。

川島海荷ちゃんが可愛い!
どこかで見た子だと思って調べたら、『誰よりもママを愛す』で
末っ子が好きになった相手でした。
内田さんとはその時共演しているんですね。

朝田先生の活躍が減っていてちょっと残念。
全メンバーメインの回が終わってからの活躍に期待です。

次週、本郷奏多君登場!
木原先生役の池田さんとは、『ヒミツの花園』で兄弟役で共演されて
いましたね。楽しみ〜!



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※オペ中のシーンは私のレビューでは省いてしまっているので、
文字放送でセリフを追っていらっしゃる『特に個性の無いブログ』 さんが
大変参考になります。


■主題歌
B000VZE26MONEAI SPHERE of INFLUENCE ユニバーサル シグマ 2007-11-07by G-Tools



「医龍2 Team Medical Dragon」オリジナルサウンドトラックTVサントラ B000VZK7YI


医龍~Team Medical Dragon~ DVD-BOX坂口憲二 乃木坂太郎 稲森いずみ B000F072HY


ドラゴンぬいぐるみ







LIFE or MONEY?
命は金で買えるのか


キャスト

朝田龍太郎 … 坂口憲二
片岡一美 … 内田有紀
伊集院 登 … 小池徹平
霧島軍司 … 北村一輝
荒瀬門次 … 阿部サダヲ
里原ミキ … 水川あさみ
木原毅彦 … 池田鉄洋
藤吉圭介 … 佐々木蔵之介
鬼頭笙子 … 夏木マリ
野口賢雄 … 岸部一徳

江上 彰 … 板尾創路
田島由紀夫 … (ライブデモの患者)

善田秀樹(志賀廣太郎)北洋病院院長

外山誠二(高橋一生)血管外科
小高七海(大塚寧々)麻酔科(チョコレート中毒)
松平幸太朗(佐藤二朗)消化器外科
野村博人(中村靖日)臨床工学技士

第一話ゲスト
富樫ゆかり … りょう
富樫   …  田中実

第二話ゲスト
西沢孝文(牟田悌三)
翔太(山本裕典)

第四話ゲスト
矢沢真理絵(柳田衣里佳)
緒方美羽(黒川智花)
恩田哲三議員(竜雷太)元厚生労働大臣
藤原(大鶴義丹)チーム鬼頭



スタッフ
■原作
 乃木坂太郎
 「医龍〜Team Medical Dragon〜」
 (小学館刊 ビッグコミックスペリオール)

■原案
 永井 明

■取材協力
 吉沼美恵

■脚本
 林 宏司

■プロデューサー
 長部聡介
 三竿玲子

■演出
 水田成英

■音楽
 澤野弘之
 河野 伸

■制作
 フジテレビドラマ制作センター



坂口憲二さんの主な出演作品


この記事へのコメント
今回も医龍の登場人物はかっこよかった!

そして今回は熊沢先生!じゃなかった。松平先生。

佐藤さんの演技すごかったです!

そして!来週は3TDじゃなかった・・・小高の息子!?登場!
楽しみです。
Posted by anriko at 2007年11月23日 21:44
松平の過去が祭り上げられて落とされたなんて〜しかも名真が北洋している仕打ちと同じなんて!佐藤さんは上手いですね〜香奈にみせる笑顔と香奈と目をあわさない演技が素敵ですどっぷりドラマに入り込んでしまいます!

荒瀬の登場はカッコよかった〜小高の事情を理解しての手伝いだったのかな?借りを返すだけではなくて!息子なのかな?彼は

野口の裏切りよりも片岡の信念で終わってほしいな〜善田院長との関係がもつれるのが見たいです!
Posted by けた at 2007年11月23日 21:47
松平先生の復活、よかったですね。予定調和という感じもしたけど、楽しめました。結局人間は、「出世」なんてことを考えるとおかしくなるのだ、ということを再確認させられました。それでおかしくなってる人が、なんて大勢いることか…。

もっと楽しみなのは、片岡一美の今後です。
内田有紀さん、復活後大活躍!という感じで、うれしいですね。(もっとも私は吉岡秀隆さんも好きなので複雑ですが、それはさておき…)
片岡の真意は、どこにあるのか?そして、同じ医師として鬼頭Dr.はどう動くのか?第7話を迎えて、ますます見逃せないドラマになってきました。
Posted by やすこ at 2007年11月24日 19:21
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医龍2 第七話
Excerpt: ●キャスト<br />坂口憲二<br />内田有紀<br />小池徹平<br />阿部サダヲ<br />水川あさみ<br />池田鉄洋<br />佐々木蔵之介 <br />夏木マリ 他〜<br /><br /><br />●原作<br />医龍―Team Medical Dragon (7)/永井 明<br /><br /> <br />¥530 <br />Amazon.co.jp <br /><br /><br />医龍..
Weblog: ちょっと変な話
Tracked: 2007-11-23 22:06

医龍2 (佐藤二朗さん)
Excerpt: ◆佐藤二朗さん(のつもり)佐藤二朗さんは、毎週木曜よる10時フジテレビ系列にて放送されている連続ドラマ『医龍 TEAM MEDICAL DRAGON2』に松平幸太朗役で出演しています。昨夜は第7話が放..
Weblog: yanajunのイラスト・まんが道
Tracked: 2007-11-24 01:27

医龍 Team Medical Dragon 2 第7回 感想
Excerpt: 『復活!!スーパードクター』
Weblog: ぐ〜たらにっき
Tracked: 2007-11-24 01:47

医龍2 第7話
Excerpt: 医龍 Team Medical Dragon2 第7話<br />フジテレビ 2007/11/22(木) 22:00〜 <br />KARTE:07「復活!!スーパードクター」<br /> <br /> <br />★はじめに <br /> <br />一言。<br />松平先生、ゴミは分別して..
Weblog: シャブリの気になったもの
Tracked: 2007-11-24 09:33

NONブログ開設致しました 屋上緑化
Excerpt: 株式会社NON公式ブログ開設致しました。更新中です。ご覧下さい。
Weblog: NONブログ
Tracked: 2007-11-24 11:19

《医龍2》KARTE★07
Excerpt: 飲んだくれのアル中先生松平。医療ミスをしたと聞かされていたが、実はと、院長が話してくれたのは、全く違うことだった。<br />西南大学の消化器科のエースだった松平。してしまったのは、教授のポストに向けての猛ダッシ..
Weblog: まぁ、お茶でも
Tracked: 2007-11-25 11:30

医龍2 第七話
Excerpt: 「復活!!スーパードクター」
Weblog: 特に個性の無いブログ
Tracked: 2007-11-25 16:01

医龍 Team Medical Dragon2 第7話「復活!!スーパードクター」
Excerpt: 第7話「復活!!スーパードクター」
Weblog: Happy☆Lucky
Tracked: 2007-11-27 17:38
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