2007年12月09日

SP Episode III-2

『暗殺者を確保せよ 』

尾形(堤真一)・井上(岡田准一)と、石田(神尾佑)・笹本(真木よう子)・
山本(松尾諭)の2チームにわかれて、証券取引法違反事件の
重要参考人である大橋正一(片桐仁)の24時間警護が続いていた。

オーシャンパークホテル3313号室 午前7時51分
ドアをノックする音に、尾形と井上が立ち上がる。
井上はドアへ、尾形はカーテンを開けて外を確認。
のぞき穴で確認しドアを開ける井上。
石田、笹本、山本が交代にやって来た。
「お疲れ様です。」
「山本、切っても殺しても事件にならないものってなーんだ。」と井上。
「何だよ、いきなり。」
「いいから答えてみろって。」
「・・・」腕組みして考え込む山本。
「ね!」井上が尾形に微笑む。
「二人ともなんか嫌ーな感じっすよ。」と山本。
笑いあう笹本と石田。
「じゃ、よろしく頼むぞ。」と尾形。
「ちょっと!答え教えてくれよ!」
井上はなぞなぞ事典を山本に渡し、帰っていく。
「なんだよあいつ・・なぞなぞかぁ!」
「読んでる暇があったら早く仕事しろ。」と石田。寝室ではSPの会話を耳にしながら、大橋は家族の写真を見つめていた。

3312号室
隣の部屋を盗聴するジョージ(中川智明)。
ボーイの制服に着替えたポール(チョウ・ソンハ)が交代する。

午前8時30分
大橋の前に朝食が並べられる。
運んできたのは前回と同じホテルマン。
「毒見、しますか?」と山本。
「いいよ!」
そう言い、食事を少し口に運ぶ大橋。
「あ、そうだ。
 誰かこれでノートパソコン買ってきてくれよ。
 出来るだけ高いやつ。」
ブラックカードを差し出す大橋。
「・・・」
「誰も行ってくれないんだ。
 別に僕が自分で買いに行くからいいけどね。」
大橋が席を立つと、笹本が歩み寄り、カードを受け取る。
「安物買ってこないでよ。」
ジュースをグラスに注ぎ、グラスをひっくり返す大橋。
「タオル取ってきます!」と山本。
「着替えてくるよ。」大橋が寝室に戻る。
カーペットを拭く山本と石田。
その時石田は何かを察し、寝室に走る。
ノックをしても返事がない。
大橋は別のドアから抜け出したのだ。
「山本!マルタイに逃げられた!行くぞ!」
「はい!!」

石田のその声を、ポールは聞き逃さなかった。
トランクに隠したナイフを取り出すと、ホテルの部屋を飛び出していく。
そのことに気付かずにぐっすりと眠るジョージ。

階段を駆け下りる山本。
石田はエレベーターホールに向かう。

エレベーターを待つ石田に、ポールがそ知らぬ顔で並ぶ。
石田の視線に、ポールはにこやかに会釈。
そして同じエレベーターに乗り込む。

2階でエレベーターを降りる大橋。
辺りを見渡しながら、先を行く。

週刊誌を手にソファーに腰掛けていた人物が、
大橋が通り過ぎるとすぐにその後を尾行。
その人物が大橋の肩に手をかける。
驚いて振り返る大橋。
「Can you speak English?」公安の田中だ。
「え・・」驚く大橋。
「Can you speak English?」
「ノー、ノー。」
そう言い立ち去ろうとするが、田中はニッコリ微笑んだまま、
掴んだ手を離さない。

1階ロビーに到着し、走り出す石田。
そのあとをつけるポール。

辺りを見渡し、2階で男に肩を掴まれた大橋を発見する石田。

「You can hide, but you can't run.」(隠れてもいいけど逃げちゃダメだよ)
「何言ってんだよ、離せよ!」
石田の到着に、田中は掴んだ手を離す。
「はぁ・・」石田の姿にため息をつく大橋。
「一つ貸しですね。」田中はそう言いその場を立ち去る。
「・・・家族に会いたかっただけだよ。」と大橋。
「行きましょう。」
二人は部屋へ戻っていくのをポールが悔しそうに見つめていた。
そこへ到着した汗だくの山本も、石田と大橋の姿を確認。

3312号室
「どうかした?」とジョージ。
「どうもしないよ。」とポール。

『じゃあ、明日はいくつか仕込んどきますか。』
"アーセル工場 株情報5302"
株のサイトに笑いながら書き込む大橋。
「明日確実に値上がりする銘柄教えてあげよっか。」
黙ったままの尾形と井上。
「何?君たちも、金儲けはよくないとか、
 そういう良識派の方々?」
「・・・」
「君たちは金の為に働いているんじゃないの?
 給料もらえなかったらこの仕事なんてすぐ辞めるだろ?
 世界中の大人たちが、必死に色んな手を使って
 金を儲けようとしているんだ。
 君たちだって知らないうちにそのシステムに組み込まれて
 いるんだよ。
 こうして今ここにいるのがいい証拠さ。
 君たちは、金にまみれた僕を守って、金を貰ってるんだ。
 そうだろ?ずっと、いい子のままでいようなんて、無理なんだよ。」
「・・・」
「・・・もう寝るよ。」
大橋は寝室に篭ってしまう。

ベッドに座り、家族の写真を見つめ、泣き出す大橋。

隣の部屋で盗聴しているジョージが泣き真似する。
「なんか面白いことでもあった?」とポール。
「なんかメロドラマみたいな展開になっててさ。
 ターゲットがいい人キャラになっちゃう前に、
 早く殺しちゃいてーな。」

警視庁本庁 警備部警護課第4係
「昨夜のマルタイの話ってどう思いますか?」井上が尾形に聞く。
「目の前にいるマルタイを、命がけで守る。
 ただそれだけだ。
 金は関係ない。」と尾形。
「そうっすよね。」
「お疲れさまでーす。どうぞ!」
満面の笑みで尾形にお茶を運ぶ原川(平田敦子)。
井上を見ると、今度は彼を睨みつけ、
「何ですか、これは。」と書類を掲げる。
「経費の、請求書ですけど・・」と井上。
「書籍代って何を買ったの?」
「・・なぞなぞ、大事典。」
「あんたよくそんなもの申請したね。」
「長い夜のお供に必要なんですよ!」
「なぞなぞなんかしてないでちゃんと警護しなさいよ!
 まったく小学生じゃあるまいし!
 書き直せ!」
「・・なんとか言って下さいよ、係長。」
「知らん!」と尾形。
「・・・今月酷い金欠なんです。」
「書き直せー。」
「・・・」
「かーきーなーおーせー。」
渋々書き直す井上。

部屋で朝食を取る大橋。
ジュースに手を伸ばすと、
「あ・・」山本の、笹本の、石田の視線に、
大橋はジュースをテーブルに戻した。

隣の部屋では、盗聴しながらクロスワードパズルを解くポール。

大橋に、買ってきた肌着を渡す山本。
「こんなの着れないよ。」
大橋はそれをつき返すと、ソファーに座り泣き出す。

盗聴しながら腹筋するジョージ。
仮眠を取るポール。

尾形と井上が交代にやって来る。
「何か異常はあったか?」と尾形。
「とくにありません。」と石田。
「マルタイの様子は?」
「精神的にかなり参っているようです。
 朝食も昼食も、ほとんど手を付けていませんし。」

ベッドに横になり、家族の写真を見つめて泣く大橋。

その様子を盗聴するジョージ。

静かに警護を続ける尾形と井上。


「ねえ、これ食べる?」
運ばれた朝食を山本の差し出す大橋。
「いえ、結構です。朝食は食べてきましたんで。」と山本。
「君たち二人は?」
「いえ結構です。任務中ですので。」と笹本。
「・・・」ばつの悪そうな山本。
「そうかい。
 プールに行って泳ぎたいんだけど。」
「・・・」
「運動不足だから腹も減らないし夜も眠れないんだ。
 それにこんな所に一日中閉じこもってたら、息が詰まるんだよ!」
「警護の都合上、部屋から出るのは避けてほしいんですが。」と石田。
「法的な拘束力でもあんの?」
「ないですが。」
「じゃあ僕は自由にさせてもらうよ。
 大体、プールだったら殺し屋は入ってこれないだろ。
 裸のどこに武器を持つっていうんだ。
 僕だってちゃんと考えているんだよ。」

石田が尾形に連絡を取る。
「どうしましょうか。」
「仕方がないだろう。これ以上精神的に追いつめられたら、
 もっとめんどくさいことを言い出すに決まってるし。
 ただ、人の出入りの多い昼間はダメだ。
 夜間ということで、説得してみてくれ。
 頼む。」

「人の出入りの多い昼間は控えて下さい。
 夜の9時からお願いします。」
石田が大橋にそう言うのを、盗聴していたポールが聞いていた。
微笑を浮かべて動き出すポール。
いびきをかいて眠るジョージを起こす。
「どうした?」
「ターゲット動くぞ。」
「どこに?」
「ホテルのプールだってさ。」
ポールは手にしたミネラルウォーターのボトルを見つめ・・・。
「いいこと思いついたぞ。」
「何なに?」
「念のために一回チェックアウトして、ホテルに入りなおすぞ。
 SPの人に顔見られたからな。
 ほら、準備しろよ。」
「勿体ぶるねー。」

一度チェックアウトしたポール、ジョージはコンテナ置き場のアジトで
準備を始める。
薬の瓶とペットボトルを取り出し何やら作っていくポール。
ジョージは"韓国人"と書かれたトランクを開け、変装の準備。

他には、牛乳配達、アキバ系、ガードマン、
米国人、伊国人、英国人、仏国人、中国人、警察官、などの箱が。


薬を調合し微笑むポール。
変装道具を並べるジョージ。
カラーコンタクト、付け髭、偽のパスポート、ホテルマンの制服、
クロスワード雑誌、マグカップ、そして調合した薬。
荷物を車に乗せ、ホテルをネットで予約しようとするポール。
ジョージがタバコを吸おうとすると、不機嫌そうにドアを叩き、
外で吸えと合図。
2007年12月2日から3泊、予約する。
「これが終わったら、韓国に焼肉でも食いにいくか?」とポール。
「"賛成"」
ポールの携帯が鳴る。ジョンからだ。
「はい。」
「ハロハロー。アイム・ジョーン。
 ねー、どうなってんのよー。」ボーリング場からの電話。
「今夜中に肩はつけますよ。」
「あっそう。よかったー。
 いや、クライアントがうるさくってさぁ。」
「今何してんですか?」
「ボーリングボーリング。
 ああ。今さ、リンゴがスプリット取れるかどうか賭けてんの。
 一万円!」
「じゃあ、リンゴが倒せる方に一万円乗っけますよ。」
「おいおい。お前先見の明ないなー。
 お、投げるぞ。」
「リンゴの投げた球が日本のピンを倒す。」
「うわ・・・」
「どうだったんですか?」
「下手撃つなよ。」
「一万円!」リンゴがジョンに手を差し出す。
「1分で1万円儲けたぞ!」ポールがジョージに言う。
「終わったら飯奢れよ。」
「着替えるか。」

警視庁本庁 
「何かあったんですか?」準備をしながら井上が尾形に聞く。
「マルタイが、プールをご希望だ。」
「プールですか・・」
「危険度の低い場所だから、大丈夫だろう。」
「・・・」

プールで泳ぐ大橋を警護する石田と山本。
隣りのレーンの男(井上)が泳ぎながら大橋の様子を伺う。
プールから上がった大橋がシャワーを浴びに入る。
石田と山本は入口で待機。
大橋の隣りのシャワールームでは、男(井上)がペットボトルを開け、
シャワー用の口とつけ変える。
気持ち良さそうにシャワーを浴びる大橋が、目を閉じ、口を開け
上を向いたその時、隣の部屋から毒入りの水がこぼされる。
男が頭をタオルで拭きながらシャワールームを出ていくのを
山本と石田が視線で追う。
何かを察し、シャワールームに駆けつけると、大橋は機嫌よく
シャワーを浴びていた。
ほっとし、持ち場に戻る二人。
その直後、大橋は突然苦しみ出し、咳き込み・・・
コインロッカーから荷物を出し、微笑み浮かべて立ち去る男(井上)。
シャワールームに倒れる大橋。

妄想をしていた井上が険しい表情を浮かべる。
「気になるのか。」と尾形。
「ないことはないですけど・・ま、検索と消毒を念入りにやれば、
 大丈夫だと思います。」
「よし。行くぞ。」
「はい!」

夜。
ホテルのロビーにはチェックインする2人の韓国人の姿があった。
変装したポールとジョージだ。
二人はベルボーイを断ると、2605室の鍵を受け取りエレベーターホールへ。そこへ、警護の交代でやってきた井上と尾形と鉢合わせする。
先に乗ったポールが22階のボタンを押す。
井上が33階のボタンを押すと、ポールの顔色が変わった。

エレベーターが上階へと上がっていく。
不審そうに二人を見つめる井上。
彼の嗅覚(きゅうかく)が異変を嗅ぎ取る。
韓国語の観光案内本に気付く井上。
「ハイライトって韓国でも売ってるんですか?」
井上の言葉に二人が振り返る。
「あれ?日本語わかるんですね。」
「・・・」前を向く二人。
と、突然ジョージが井上に、ポールは尾形に飛びかかる。
井上目がけてナイフを取り出すポール。
尾形が気付き、ポールの膝を蹴る。
ポールの手があたり、28階の扉が開く。
乗り込もうとした外国人カップルは、4人の男たちの乱闘にびっくり。
扉がしまり、エレベーターは上に向かう中、
4人の視線は一つのナイフへ。
扉が開いた隙に、ナイフを外に蹴り飛ばす尾形。
フロアに飛び出したジョージに井上は首を狙い一発、ジョージを気絶させる。
そして尾形もポールを確保。
「手錠・・貸してもらえないですよね。」と井上。
「いい加減にしないと、減法処分にするぞ。」
尾形は携帯で笹本に連絡。
「大至急、28階に降りてきてくれ。
 石田と山本は、厳戒体制に移行だ。」
意識を取り戻し暴れるジョージを必死に取り押さえる井上。
「今手錠が降りてくるから、もう少し頑張れよ。」
「はい!!」

翌朝、とある釣堀
ジョン(多田淳之介)が依頼主と電話で話す。
「はい。連中はクライアントのことは何も知りませんし、
 そもそも口を割りませんから。
 大丈夫です。
 はい。
 はい。
 私がきっちりミスをカバーしますんで、安心して下さい。
 多少強引にでも、すぐに片付けますんで。」
ジョンの隣りにリンゴ(日下部そう)がやって来た。
「SP手ごわいっすね。」
「違うよ。ポールとジョージがマヌケなんだよ。
 相手の懐に入るような真似するからだよ。」
「虎穴に入らずんば、とか言うじゃないですか。」
「それ、そうとう頭の悪いヤツが作ったことわざだな。」
「じゃ、どうするんですか?」
「えさを吊るして、向こうが食いつくのを待てばいいんだよ。」
釣竿をあげるジョン、魚はえさをとり逃げてしまっていた。
「頭のいい魚ですね。」
「嫌味か?」
「違いますよ。」
「それにしても、釣れねーなー。」

同じ頃、尾形は中尾(江上真悟)と話をしていた。
「確かに君たちが逮捕した二人は、いくつかの罪を犯しています。
 旅券法違反、毒物及び劇物取締法違反、
 余罪も出るかもしれませんが、だからといって連中が大橋の命を
 狙ったという証拠は何もないでしょう。」
「本当にそう思われますか?」
「何度でも言いますが、SPの仕事は警護することで逮捕することでは
 ありません。
 職域を超える行為は、出来るだけ控えて下さい。」
「私達は、SPである前に警察官です。
 犯罪を未然に防ぐのは、警察官の職務の一貫ではないんですか?」
「君とはいつまでたっても平行線のままだな。」
「要するに、警護の増員要請を、受けてはもらえないということですね。」
「差し迫った危険性が見当たらないからね。
 あと2日間、これまでどおりの体制で警護にあたって下さい。」
「・・・」
「以上です。」
部屋を出ていこうとする尾形。
「尾形君!」
尾形がゆっくり振り返る。
「全ては上が決めていることなんだよ。」
「・・失礼します。」

戻ってきた尾形を迎え入れる井上。
「どうですか?」
「このままの体制でいく。」
「この部屋の情報が漏れてしまっていたようです。
 人の出入りが少ないホテルに、移動してもらえませんか?」
「うちに帰りたい・・」と大橋。
「大勢のマスコミが張っていますので・・無理です。」
「僕はバレても構わないんだよ。
 そもそも、僕が逮捕されているわけじゃないんだから、
 どこに行くのだって自由だろ?」
「ご協力、お願いします。」
「嫌だ。僕は帰る!
 どうせ死ぬなら、妻と娘の顔を見て死にたいんだ。」
「正直なところ、これから先どんなことが起こるのか、
 予測がつきません。
 あなたが家に帰ったら、ご家族が巻き沿いに合う可能性もあります。
 それでも構わないんですか?」
「・・ずるいこと言うんだな。」
「大橋さん。
 あなたを死なせるようなことは絶対にしません。
 約束します。」


※一部公式HPあらすじを引用しました。


毎週公式の音声放送を楽しみにしているんですが、
ネタバレがあり、ショック!
そうかぁ。やっぱり・・という感じです。

井上の妄想はすごいですね。
本当に犯人が使おうとした方法を考えつくなんて。
あの時の妄想で、SPに尾形がいないのが興味深いです。

今回も尾形の要請は上には受け入れてもらえず。
今回怒りを見せることはなかったですが、無言の中に
怒りを押さえ込んでいるような気がしました。
次週は、第3シリーズの最終章。
冷静沈着な尾形の怒りが爆発するようです。



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主題歌
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B000YY68LCSP(エスピー)オリジナルサウンドトラック菅野祐悟 エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ 2007-12-19by G-Tools



井上の覚えている過去
苦痛に顔を歪ませて倒れる母。
井上少年を抱きしめるスーツ姿の男(多分現総理ですね)。
呆然と立ち尽くす父。
4人の前に雨合羽を来た人物。手にはナイフ。
5人を取り囲む人々。
妻か犯人に駆け寄ろうとする父。

道路に倒れた両親の姿を呆然と見つめる少年、そして人々。
すぐ側には制服を着た学生。これが尾形かな。
スーツ姿の男の微笑み。


尾形の記憶
レインコートを着込んだ男が、刃物を両手で握りしめ・・女性に突進。
ナイフから滴り落ちる血。
レインコートを着た男が、ある人物に視線を投げかける。
秘書が麻田と目をあわす。
麻田は子ども(井上)を庇うように抱えている。
麻田の前には井上の母と父が横たわっている。
レインコートの男がナイフを手にたたずみ、
その周りに取り囲む人々、取材スタッフまでいる。
麻田の謎の微笑み。
レインコートの男が取り押さえられる。
麻田と秘書が少年を離れていく。
両親の遺体を前に呆然と立ち尽くす少年・・。
少年の前に歩み出る学生。二人の視線が合い・・。

「頼まれて、茶番劇のテロリストを演じるはずだったのに、
 本当のテロリストになってしまった。
 そうだろ?」


尾形の覚えている過去
血の滴り落ちるナイフ、刺された女性の腹、
倒れた両親の前に呆然と立ち尽くす少年・・。
少年を庇うように抱き寄せる朝田。
その直後に浮かべた笑み。
それを見つめる高校生の自分。
少年と向き合う高校生の尾形。


井上の妄想シーン
本人が演じているそうです。
もしも自分が犯人なら・・とシミュレーションし、
警護を考えているんでしょう。

第一話
ビルの屋上からライフルで都知事の心臓を狙う

第二話
手術中に押し入るテログループ。
その中の一人(井上本人)は麻酔で眠る元総理に銃を突きつける。


犯人の主張
・エピソード1
標的は女性都知事。
犯人は単独行動の男2名。

一人は武器マニアの男、彼女を襲った理由は不明。
再登場の可能性あり。その時に動機が描かれるのかな?

もう一人は気弱なエリート記者、
「・・・僕は東大の、法学部を出てるんだぞ。
 バカじゃないぞ・・。
 ・・・女の癖に・・・。」
メール相手から茶色い油紙に包まれたマカレフを仕入れる。
(トランクの鍵を貼り付けたシールはピーポ君)

・エピソード2
6人グループ。
金田(北村有起哉)
赤城(西 冬彦)
吉野(趙a和)ネット担当
沼田(パク・ソヒ)病院内に潜入
垣原(山根和馬)
小林(佐久間 哲)
茶色い油紙に包まれた銃を購入。
「我々は、日本の行く末を愁(うれ)いている、
 テロリスト集団だよ。」
「お前の貧弱な脳みそで」(金田が秘書に)
「懐かしい匂いだなぁ。」(金田が病院を取り囲む警察を見て)

「元軍人さんだがな。
 それも一度も戦ったことの無い軍人だよ。
 政治家のお飾りって言われているお前らSPなら、
 俺たちの気持も少しは理解出来るだろう。」
「戦うことに意味があるんだよ。
 その後のことは知ったこっちゃない。
 逃げ切れない時は加藤を盾にして雄雄しく死んでやるよ。」
「引き金を引かない銃に、一体何の存在価値があるんだ。」

気になるセリフ
・検索と消毒
 SP用語。
 検索=異常が無いかどうか調べる 消毒=それを排除する。
 井上の場合はそれを能力を使ってする。

「刻一刻と変わる現場の状況に、臨機応変に対応できる人材を
 そろえるのが、警護側の急務なんです。
 今がテロの時代であることを認識して下さい。
 誰でも拳銃を手に入れることが出来るし、
 誰でも要人に向けて、引き金を引ける時代なんです。」
「SPはいつまでも、動く壁のままでいろということですか!?」
「殉職者が何人も出ないと、変わらないってことですね。」
「でも、定年退職までは、口を開かないわけですね。」
(第一話・尾形)



グリッド・・・画像を並べて見せる手法



登場人物

井上 薫(25)
警護課第4係 機動警護班隊員。階級は巡査部長。 
幼い頃、テロの巻き添えで両親を亡くし、警察のキャリア官僚に引き取られて育つ。その時の標的だった政治家は現在の総理大臣となっている。両親の死の場面に遭遇するという過酷な体験を経たことにより、五感が異常に鋭くなり、“フォトグラフィック・メモリー”(一瞬で物事を映像として記憶できる)や、インディアンが駆使する特殊能力“トラッキング”(残された足跡などから情報を得る)能力を備えている。そのため、普段は普通のSPとして勤務しているが、実験的な意味を含め臨機応変に現場を動くことを黙認されている。そして井上薫にとって、テロを防ぐ現場にいるということは、自らの深層心理へと入っていきトラウマと闘う場でもあるのだった。

尾形総一郎(38)
警護課第4係 機動警護班係長。階級は警部。 
東大法学部出身で、キャリアとしての能力を持ちながら、あえて一般採用で入庁し、現場に出るために昇進試験も受けずにいる。実は、井上が両親を亡くしたテロの現場に遭遇しており、その経験からSPになろうと決意する。シークレット・サービスでの研修経験を持ち、警察組織の急先鋒の改革論者であり、井上の能力をいち早く認め、部下に引き入れる。しかし、そうした行動の真意は明かさない、少し謎めいた人物。

笹本絵里(26)
警護第4係 機動警護班 隊員。階級は巡査部長
容姿端麗で情熱家。射撃の元オリンピック選手で、拳銃の腕前は男性をはるかに凌ぐが、両親からはSPをやめるように懇願されている。井上の同僚で、新しい警護方法に否定的な隊員が多い中、井上の能力を認め評価している。


※警護課第4係「機動警護班」は警護の増員時や、第1〜4係の担当者が欠員した場合の補充要員。新人SPはまずここに配属され、遊軍として各係に助っ人として勤務しながらSPの仕事を学ぶことが多い。外国VIPの警護も短期勤務のため、この機動警護班から組織される。



第4係機動警護班 装具
・拳 銃 :
SIG SAUER P230JP。最後の2文字、JPはJAPANPOLICEの略であり、SIG社(スイス工業社)へ日本警察がより安全性を重視した機種を特注したといわれる。実際に持つとずっしりとした重さがある。装弾数は7発。
※過去に銃を抜いた警護員はいなく、原則的に発砲はしない。
・無線機 :
高性能で5kmほどの範囲で交信することが可能。独自の用語を使って情報交換する。イヤホンとつなぐコードは袖を通すため、通常のものよりもかなり長い。
・SPバッヂ :
SPの証。実際のSPは数種類のバッヂを使い分けるという。
・警察手帳 :
警察官であるSPの制服姿の写真入りID。
・手 錠 :
SPは逮捕行為を行わないため、井上は「使用しないから」と、いつも持ち歩かない。
・携帯電話 :
仕事専用。勤務中は私用の携帯をデスクに置いていく。
・防弾チョッキ :
ベスト型のものや、コート型のものが配布される。通常はYシャツの下に薄手のものを着用するが、実際に着用する人は少ない。
・警 棒 :
3段式の特殊警棒。伸ばすと30cmくらいの長さになる。
・マグライト :
支給はされないが必需品のため、それぞれが違うものを持っている。
・腕時計 :
チーム全員で時間を合わせた時計を持つ。本広監督のこだわりでG-SHOCKが選ばれた。

用 語
・「同行」と「先着」 :
警護対象者に対し「同行」と「先着」という役割で分担する。「同行」は警護対象者の側で周辺に気を配る。「先着」は先だって訪問先に向かい、現場の状況把握や導線の確認を行い出迎える。
・「検索」と「消毒」 :
先着は、「検索」といって導線や会場の安全、不審者、抗議団体の有無、関係者との打ち合わせなどを事前に確認する。トラブルがあった場合は先々の問題を解決していくのが先着の仕事であり、全ての問題点が改善でき対象者が迎えられる状態を「消毒」と呼ぶ。
・「イチバン」 :
無線では、先着のことを「イチバン」、同行のことを「ニバン」、警護対象者のことを例えば「ブルー」といった特別な呼称をつけるなどして、固有名詞を出さずに個人を識別する。

井上薫の特殊な能力
幼い頃のトラウマにより自分の五感を使った特殊な能力を発揮する。また、トラッキングなどをアメリカで独自に学んでいる。もちろん、SPの基本としての武道や実務経験、そして射撃の腕を持つ。
・シンクロ :
幼い頃にテロに巻き込まれ両親を亡くしたトラウマが原因で【神経成長因子(NGF)】というタンパク質が異常に分泌されるようになった。そのため脳(感覚)が鋭敏となり、記憶機能が高まったり、音や空気などに同調(シンクロナイズ)して、その場の異物や違和感を察知する。特に緊張下では、アドレナリンやドーパミンなどにより一層NGFが促進されるため、その能力が高まる。
・トラッキング :
ネイティブアメリカン(インディアン)が駆使する能力で、誰でも習得可能。残された足跡から、その人物の身体的特徴や状態などの情報を読み取る事が出来る。
・フォトグラフィック・メモリー :
写真を撮るように映像で物事を記憶する能力。幼少の時には誰しも持っているが、年を経ると常識にとらわれてだんだん失っていくという。NGFの増加により記憶力の高い井上は、過去の記憶さえも鮮明に引き出すことができる。
・予知、妄想:
テロについて研究を積み重ねた上に、様々な能力が加わり、井上には“妄想”という形で、テロが起こりうる状況を的確にシュミレートをすることができる。その妄想は度々ドラマ内に登場するが、実は井上の深層心理にある“テロを憎み”ながらも、その “強さという魅力”に取りつかれそうになる、表裏一体な部分である。

*これらはドラマ『SP(エスピー)』制作にあたって考えられたものである。


キャスト
井上 薫  ……  岡田准一 (第4係)
笹本絵里  ……  真木よう子 (第4係)
山本隆文  ……  松尾論(第4係)同僚SP
石田光男  ……  神尾佑(第4係)先輩SP

中尾義春  ……  江上真悟(課長)
西島勇司  ……  飯田基祐(理事官)笑みの裏に何かが!?

原川    ……  平田敦子(庶務係)

田中一郎  ……  野間口 徹(公安部公安第1課)

大川優子(大場久美子)都知事
大男(三代目魚武濱田成夫)
郷田(夏目慎也)新聞記者

高島(近江谷太朗)総理秘書
朝田雄三  ……  山本 圭(内閣総理大臣)

山西(平田満)

尾形総一郎  ……  堤 真一 (第4係・係長)


第2話ゲスト
加藤元総理(露木茂)
加藤君枝(島かおり)
富永(深浦加奈子)ナース長

金田(北村有起哉)
赤城(西 冬彦)
吉野(趙a和)ネット担当
沼田(パク・ソヒ)病院内に潜入
垣原(山根和馬)
小林(佐久間 哲)

第5話
LIVERPOOL Cleaning
ポール(チョウ・ソンハ)
ジョージ(中川智明)


スタッフ
原案/脚本  ……  金城一紀
総 監 督  ……  本広克行
プロデュース  ……  高井一郎
制   作  ……  フジテレビドラマ制作センター
制作著作  ……  フジテレビ



岡田准一さんの主な出演作品



堤 真一 さんの主な出演作品


この記事へのコメント
ちーずさん、こんばんは。
いつもお世話になってます。

>再登場の可能性あり。その時に動機が描かれるのかな?
自分は細部までよく憶えてないんですが、
テロを支援してる人がいたんですかね?
それが、山西(平田満)の言ってた「実」って
事なんですかね。

ちーずさんのまとめてある資料は、すごく役立ちます。
僕が、見落としてるものも多いです。
Posted by SHINGO。 at 2007年12月10日 02:45
ちーずさん、いつもありがとうございます。今回は特に、ありがとうございます、でした。

SPを観るのは、なかなか体力がいります。とにかく、今クールは木曜が忙しい。『医龍』観ないで寝るわけにいかないし・・・。それに私は、金曜日に『チャングム完全版』を観ることにしているので、これもスケジュール詰まってるし。で、土曜日は案外クタクタになっていて、その上時々バレーで時間が押すから腹がたつ。一週間の疲れが出て眠いし・・・。

というわけで、私今回は井上の妄想場面で寝てしまい、「あっらー、マルタイ殺されちゃったじゃん」と思っていたんですね。で、ちーずさんのレビューを見て、初めて自分が寝てしまったことに気づいた次第。エレベーターの中の格闘シーンも観ずに、SP観た気になっていたんだから、岡田さんと堤さんには申し訳ないことをしました。このレビューがなかったら、次回とまったくつながらず??????になっていたことでしょう。本当にありがとうございました。
Posted by やすこ at 2007年12月10日 23:32
ちーずさんこんにちは、あっさり捕まった犯人たちでしたが堤さんの格闘シーンが見れてスッキリです!

今回面白い趣向だと思ったのは実際の犯行では使われなかった劇物入りのペットボトルを井上の特殊能力でシャワーに混ぜて飲ます手口を表現したところかな?

少し理解出来なかったのは、大橋がジュースをこぼしベッドルームに行ったあとどうやって逃走したのか解らなかったです、ちーずさんは違う出入り口から…とありましたがホテルのドアって一箇所のような気が〜前回もボーイが入ってくるドアばかりに皆が集中していたので一つだと思い込んでいました!それとも違うドアのカットを自分が見逃がしたのかな?「ジョシデカ」の吉井の奥さんが殺されたときを思い出し初歩的ミスなのかと思っちゃいました!公安の田中も口だけではなく、やるときはやるタイプなのですね!

テロ集団の元締めと現総理の関係のエピに早く入ってほしいです!
Posted by けた at 2007年12月11日 15:45
先見の目じゃなくて先見の明じゃないでしょうか?
Posted by いあ at 2007年12月25日 16:46
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