2007年12月22日

医龍 Team Medical Dragon2 KARTE:11(Last KARTE)

『運命の4時間!!最後の手術』
 
朝田龍太郎(坂口憲二)のチームの9歳の患者、音部雄太(田中碧海)に、
鬼頭笙子(夏木マリ)のチームで心臓移植手術を断念した
山野文彦会長(中村まこと)へのドナー心臓が譲られることになった。
雄太は松平幸太朗(佐藤二朗)の執刀で生体肝移植手術中だったが、
朝田は心臓移植も同時に行うことを決意する。

手術室に向かう朝田の前に、鬼頭が立ちふさがる。
「生体肝移植と、心臓移植を同時に行うそうね。」
「ああ。」
「しかも、成人のドナー心を9歳の子供に。
 私のレシピエントに来るはずだった心臓を。」
「・・・」
「やりなさい、朝田!
 あなたの患者に移植されなければ、貴重な命がひとつ、
 無駄になる。
 目の前の患者を、救いなさい。」
力強く頷き、歩き出す朝田、そして鬼頭。
「残念だったな。あなたのレシピエント。」と松平。
「誰が?残念だって?」
「・・・」
「私の患者よ。
 死なせない。」
鬼頭はそう言い、立ち去った。
 

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見学室
「あと3時間25分か・・」藤吉(佐々木蔵之介)が呟く。

オペ室
「今から揃うよ。
 最強のチームが。」
麻酔で眠る雄太に語りかける荒瀬(阿部サダヲ)。
朝田と松平がオペ室に入る。
一度、大きく息を吐く松平。
「これより、摘出した肝左葉グラフトの移植術を行う。」と松平。
「これより、拡張型心筋症に対する、心臓移植を行う。」と朝田。
「行くぞ。」
大人のドナー心臓を子供の雄太に、しかも、生体肝移植と同時に
行うことはとても困難な手術。
しかも、雄太を開胸すると、想定以上の癒着が判明したが、
朝田は冷静に手術を進める。

同じ頃、鬼頭は別のオペ室で山野のオペを開始しようとしていた。
「すぐに開胸して、人工心肺に乗せる。」
「しかし、もう移植は出来ません、」
「いいから!!」
「先生・・」
「私に、不可能はない。
 メス!」

片岡(内田有紀)は野口(岸部一徳)の部屋を訪ねていた。
「何か用?」と野口。
「恩田議員が、すでに会場でお待ちです。
 予定より早くお着きになったみたいで。」
「そう。」
そう言い、今日の手術予定表を開こうとする野口。
「お急ぎになられた方がいいんじゃないんですか?」
「・・・」
「車、用意させました。」
「・・・わかった。」
ファイルを置き、部屋を出ていこうとする野口。
「あー、そうそう。言い忘れてた。
 もう契約しちゃった。ゴールドバーグブラザーズと。」
「・・・」
「車、ありがとう。」
野口が出ていく。

片岡が見学室に戻る。
「子供に大人の心臓を・・移植。」
「大人と子供では、血管のサイズが違う。
 それを吻合していく作業は、太さの違うホースを縫い合わせるようなものだ。
 極限の集中力と、バランス感覚、
 それに同時移植となると、術野での動きも制限され
 術中管理も極めて難しい。
 その中で・・・」と藤吉。

朝田たちの手術は、明真大学付属病院の医局員たちの耳目を集めだす。
「あの北洋のダメ連中が・・」
「出来るわけないよな。」
 
見学室
「癒着は想定されたが・・
 前回のバチスタと慢性的な心不全により、予想以上に進行している!
 側壁まで癒着が強いとなると・・
 全部剥離するには朝田でも3時間はかかる。」と藤吉。
「剥離が全て終わらないと・・」と片岡。
「心臓は移植できない・・」と藤吉。

オペ室
「外山、心臓周囲の癒着剥離に入るぞ。」と朝田。
「しかし、」
「最速でやる。それが出来るのは、お前と俺だけだ。」
「わかった。」

「小高、野村、付いていくぞー。」と荒瀬。
二人が頷く。

医局
「やる気だ・・」
「どうやったって時間内に全ての癒着剥離は不可能だぞ・・」
「ダメ連中の考えそうなことだ。」と医師たち。

オペ室
「外山、下壁側を頼む。」
「わかった。」

見学室
「・・・すごい。」と片岡。
「時間がないぞ・・」と藤吉。

ドナー心臓のリミットまで2:45:29

道路が事故で閉鎖され、戸惑う伊集院(小池徹平)。

病院中、チームドラゴンの手術の噂で持ちきりだ。
そんな中、1人の男が明真に現れた。霧島軍司(北村一輝)だ。

伊集院が心臓の入ったケースをかかえて走り出す。

『野口賢雄君を励ます会』会場
ご機嫌な野口が会場内を挨拶して回る。
会場入口では、関係者が朝田のオペに感づいていないかどうか、
木原(池田鉄洋)がチェック。

野口が善田(志賀廣太郎)の姿に気づく。

ドナー心臓のリミットまで、2:30:24

見学室
「このスピードでも・・全ての癒着剥離は、とうてい・・」と片岡。
「難しいのはわかってる!
 それでも、わずかな可能性に賭けているんだ。
 患者を救う為に。
 あいつらは・・本物の医者だ。
 お前にはわからないだろうがな。」と藤吉。
「・・・父は、医者だった。
 大学病院を飛び出し、理想の医療を求めて、無医村に行って、
 開業したわ。
 昼も夜もなく働いて、貧しい家からは、
 診察料さえも受け取らなかった父。
 だけど、無理がたたって、結局倒れた。
 虚血性の拡張型心筋症。
 助かるためには、心臓移植しかなかった。
 日本では、圧倒的にドナーが少なく、
 海外で心臓移植を受けるには、莫大な金がかかる。
 そんな金も、貸してくれる人もなく、
 それどころか、開業時に作った借金も、
 病に倒れた途端、取り立てられ・・
 医療機器も差し押さえられ、診療所は閉鎖。
 失意の中、母は死に、父も、絶望の中ですさんでいった。
 ・・・バカみたい。
 人の為に働いた挙句、最後は・・
 誰に手を差し伸べられることもなく・・・
 世を恨み、自分を恨んで死んでいったわ。
 当時、奨学金で医学部に通っていた私は、
 医学の道を捨てた。
 お金がない為に、死んでいった父のような、
 おろかな人生を歩まないために。
 だけど・・・
 だけど・・・」

片岡の回想
クマのぬいぐるみを抱えたまだ幼い片岡が、診察室にいる父に聞く。
「どうして?」
「患者だから。
 目の前に苦しんでいる患者さんがいたら手を差し伸べる。
 それが、医者なんだよ。」

同じことを、朝田も言っていた。

その時、手術室で内線電話が鳴る。
受話器を取った荒瀬は愕然。
ドナー心臓を取りに行った伊集院が足止めを食っているという。

「どんなことをしても・・持って行く!
 絶対に・・諦めない!」
山道を走っていた伊集院が、足を踏み外す。

「彼のいる正確な場所を言って。 
 必ず、心臓は届けさせる!」
片岡がヘリコプターを手配する。

山中で動けなくなってしまった伊集院が絶望感にさいなまれていると、
片岡が依頼したヘリコプターが現れた。

生体肝移植は無事に終了。
「あとは、頼む。」
松平とスタッフが、手術室を後にする。
癒着剥離はまだまだ終わらない中、朝田は突然、
癒着剥離終了を宣言する。
「どういうことだよ。
 まだ全然剥離出来てないぞ。」と外山。
「・・・」
「この状態じゃ、この子の心臓はまだ取り出せないぞ!」
「・・・」

「どうした・・」と藤吉。

「諦めたのか?」「やっぱり。」と医師たち。

「最後までやるんじゃなかったのか?」と外山。
「・・・」
「朝田!!」
「・・・」
「・・・いい。俺がやる!」
「やめとけ61キロ。」と荒瀬。

「朝田・・・」と藤吉。

ヘリが屋上に到着。
伊集院が心臓を小高に託す。

残された時間、1時間10分。
「どうするんだ?まだ剥離は終わってないんだぞ。
 朝田!」と外山。
伊集院が着替えてやってきた。
「外山。見事なスピードだった。
 ここからの前立ちは、ドナー心の摘出に立ち会った、
 伊集院に代わる。」と朝田。
「何をする気だ?」と外山。
「ピギーバックだ。」

見学室
「ピギーバック!」と藤吉。
「医学書でしか、見たことがない。」と片岡。
「ピギーバック。
 通常の心臓移植では、レシピエントの心臓を、左心房の後壁を
 残して切り取りドナー心臓を縫い合わせるが、
 ピギーバックは、レシピエントの心臓の右外側に、
 ドナー心臓をピギーバック、つまり、おんぶするように移植する。」
「二つ心臓を並べる・・」
「これだと、心臓そのものを取り替えるのに比べ、」
「格段に血管の吻合箇所が少なくなる。」
「それだけじゃない。
 ドナー心の、一時的な機能低下が起こったとしても、」
「自分の心臓を残していれば、回復までの補助が可能!」
「そういうことだ・・。」

オペ室
「人工心肺を装着する。4−0。」と朝田。

見学室
「だけど・・ピギーバックでも・・剥離が終わってないと不可能だぞ。」
と藤吉。

オペ室
「人工心肺装着完了。ポンプオン。
 電メス。
 18ミリの人工血管を2本用意しろ。」
「え?」とミキ。
「ピギーバックは、肺動脈間?」と伊集院。
「人工血管一本でバイパスするだけじゃないのか?」と外山。

見学室
「右の胸膜を、こんなに大きく切開している。」と片岡。
「そういうことか!
 本来のピギーバックは、ドナー心臓をレシピエントの心臓の上に置き、
 左心房、上大静脈、大動脈を直接吻合し、
 距離のある肺動脈のみ人工血管でバイパスする。
 だけど、朝田がやろうとしているのは、
 ドナー心臓を癒着の無い胸腔に置き、本来の方法より距離が出来た分、
 大動脈も人工血管で吻合する。
 これだと、本来のピギーバックで行うより癒着剥離が少なくてすむ。」と藤吉。
「だから剥離を途中でやめた。」
「全部の剥離を行う時間がないこと、
 ドナー心の状態、
 限られたスペース、
 全て計算して・・術式を変えたんだ。」

手術時間はあと48分40秒。

「これより、ピギーバック変法を行う。」
「はい!」

見学室
「ここからが本番だ。」
藤吉が顔を上げると、片岡はいつの間にか姿を消していた。

パーティー会場
木原がトイレに行っている間に、野口の配下の医局員が会場に駆け込む。
「野口先生・・」
ついに野口は、朝田たちの手術を知ってしまった。

ドナー心を手に取る朝田。
「LA吻合を開始する。」

見学室
「朝田のスピードなら・・何とか時間内に・・」と藤吉。
「無理だ。」と霧島が声をかける。
「霧島!」
「ドナー心は弱った心臓だ。
 しかも虚血時間、運んでいる時間が長すぎる。
 どんな術式でも、ドナー心が持たなければ意味がない。
 うまく血流を再開できてもな。」
「成功する可能性は?」
「0.1パー、あればいい方だ。」

オペ室
「LA吻合終了。
 続いて、RAを切開する。」

パーティー会場 
「同時移植!?」驚く野口。
「てっきり、ご存知かと。」と医局員。
「止めろ!」
「は?」
「今すぐ止めろ!」
「そんなことをすれば、あなたは明真にいられなくなる。」
片岡が木原と共に姿を見せる。
「ご存知ですか?この10年、日本で行われた心臓移植は49例。
 そのうち、術中死はゼロ。
 今オペを中止すれば、心臓移植は失敗する。
 しかも、生体肝移植と同時の心臓移植。
 こんなオペを強行した上に、失敗したことがわかれば、
 施設長の責任は免れない。」
「なんだと?」
「このまま、パーティーを続けて下さい。
 私と野口先生は、もう同じ船に乗った。
 あとは、無事に着くのを祈るしかないんです。」
「・・・」
「でも、
 もし、成功すれば、日本で初の、心肝同時移植です。」
「・・・」
「オペをしているのは、チームドラゴン。
 必ず成功します。」
「・・・頑張れって、伝えてくれるかな。
 朝田ちゃんに。」
野口の言葉に微笑む片岡。

オペ室
「SVCをRAに吻合する。」

見学室
「これが朝田の新しいチームか。」と霧島。
「ああ。」

ドナー心臓のリミットまで0:17:59

パーティー会場
「日本初の心肝同時移植か・・
 フフフフ。楽しくなってきた。
 レッツ・パーティー!」
壇上に駆け上がり上機嫌で拍手に答える野口。
「我がメイシンメディカルシティーは、竣工の日が刻一刻と
 迫ってまいりました。」

ドナー心臓のリミットまで10分54秒
「時間が・・」と医師たち。

「ない・・」と藤吉。

霧島の不安をよそに、朝田のチームはすばやく的確に手術を進める。
その連携は、霧島も羨むほどの素晴らしさ。

「ピギーバック、終了。」
「フローダウンだ。」と荒瀬。
「遮断解除。バックアップ!」と朝田。

雄太の心臓が動き出した。
「やった!」と伊集院。
「成功です!」と野村。
「終わった。」と外山。

「成功だよ!!」「やり終えたぞ!!」
医師たちが拍手を送る。

「成功だ・・」と藤吉。

パーティー会場
「日本も、アメリカの医療制度に学び、
 市場原理を、医療の世界に導入すべきです。
 払った金額に見合う医療。
 これこそが、目指すべき、医療改革ではないでしょうか。」
野口が満足気にスピーチする。

オペ室
一同がほっとしたのもつかの間、心電図のアラームが鳴り響く。
手術時間が長すぎ、ドナー心臓が悲鳴を上げていたのだ。
電気ショックを与えても回復しない。
すると朝田は、そっと心臓を手で包むように触診し、目を閉じる。

見学室
「どうした・・
 何をやっているんだ・・朝田!」と藤吉。

オペ室
朝田が目を開く。
「もう1度、心臓を止める。」

見学室
「移植した心臓を止める?
 正気か!」と藤吉。

オペ室
「野村。クライオはすぐ用意できるか?」
「できます。」

見学室
「クライオ?」と藤吉。

オペ室
「心臓の中にフォーカスがある。
 心臓を止めたのち心筋を切開し、
 乳頭筋周囲の、クライオアブレーションを行う。」

見学室
「クライオアブレーション・・」と霧島。
「場所を特定して、クライオを当て、冷凍凝固で押さえ込もうって
 いうのか!?」と藤吉。
「確かに、クライオアブレーションなら、心筋を傷つけずに、
 フォーカスを融解壊死することは可能だが。」
「フォーカスを特定なんて出来るのか?
 場所が数ミリでもずれていたら・・刺激伝導系がやられ
 ブロックになるぞ。」

オペ室
「どこがフォーカスか、わかるのか?」と外山。
「手に伝わる収縮の感覚が、そこだけ違った。」と朝田。
患部に器具を刺す朝田。
「クライオスタート。」

もはや無謀とも思える展開に息を呑む医局員たち。
だが、その心配は無用だった。
縫合された心筋は、見事に鼓動を再開する。

チームドラゴンの手術成功を喜ぶ医師、看護師たち。

「やった!奇跡だ!」と藤吉。
「忘れてたよ。
 0.1パーの可能性を100パーにする男だった。
 朝田龍太郎。」と霧島。

「オペ、終了。」
微笑みあうスタッフたち。
朝田は優しい眼差しで雄太を見つめる。
「よく・・頑張った。」

オペを終えたチーム・ドラゴンを、スタッフらは花道を作り
拍手をして出迎える。

パーティー会場にいた片岡、善田の下にも、手術成功の知らせが届く。
「やってくれると思ってた。」と善田。
「ええ。」
二人が乾杯する。
「野口・・」善田の視線に気付く野口。
片岡がにこやかにグラスを掲げる。
同じ様に返すと、野口がマイクに向かって言う。
「みなさん、素晴らしいニュースが飛び込んできました。
 これを知ると、大変驚かれます!
 それは・・
 それは・・」

「グッバイ。」と善田。

「日本初の快挙!」
野口は我が事のように、居合わせた人々に伝えようとしたその時、
後ろに映し出されていた映像が、野口のスキャンダルを報じ始める。
『メイシンを覆う黒〜い陰の存在』
『野口賢雄氏の悪行の数々!!』
『医療事故隠蔽が明るみに!
 明真大学病院野口部長のウラの顔』
狼狽する野口・・・

ゴールドバーグブラザーズと会う野口。
「この瑕疵(かし)条項によれば、業務遂行に重大な支障が生じた場合、
 この債権の無条件譲渡、及び、代表者の変更を認めるとあります。」
「その条項は、私の健康のことじゃ?」
「我々は、この条項により、既に、債権譲渡を決定しています。
 我々の債権を、高値で買うと申し出ている企業がござまして。
 その方が、メイシンメディカルシティーの、新しいオーナーです。」
そこへ片岡がやって来る。
「最初から組んで、わざとゴールドと契約させたのか!?」と野口。
「これが本当の、(ジェスチャー)ウィンウィンです。」
「・・・」
ゴールドの社員が帰っていく。

ICU
目覚めた雄太の母親に優しく微笑む朝田。
母親は、隣りのベッドで眠る雄太に気付き、
「ありがとうございます・・」と朝田に言う。
「心臓を提供してくれたドナーの方のお陰です。」
朝田が優しい笑顔で雄太を見つめる。

ICUを出た朝田、伊集院、藤吉は、
山野のストレッチャーに付き添う鬼頭と会う。
山野は霧島が持ち込んだ次世代型人工心臓で一命をとりとめたのだ。
鬼頭と霧島の手によっても、1人の患者が救われていたのだ。
「朝田から相談され用意していた。
 BSAが1未満のあの子供には困難だったが、
 同時に相談を受けていた鬼頭先生の患者には間に合った。」と霧島。
「臓器移植は、日本では限界がある。
 今はまだ、保健適応外で、莫大な費用がかかる人工心臓。
 治験を進め、国に認可させるつもり。」
「だから山野会長に。」と伊集院。
「これこそが、神の領域よ。
 あなたの腕も、もうそこに行っているかもしれないけど。」
鬼頭が朝田の肩に手を乗せる。
「霧島先生は、そのために?」と伊集院。
「ああ。」
「嘘だな。
 いざとなったらこっちのオペ室に入るつもりだったんだろ。」と藤吉。
「俺が入るまでもない。
 素晴らしいチームだ。」
微笑みあう霧島と朝田。
「又、何かあったら呼んでくれ。
 いつでも飛んでくるよ。」
霧島が帰っていく。

数日後、綺麗に片付いた野口の部屋で、片岡は善田に経営方針の
一新を伝える。
「院長が地道に、野口の悪行の証拠を集めたお陰です。」と片岡。
「いえ。あなたのお手柄です。」と善田。
「経営方針は一新します。
 スケールメリットを生かした、総合医療都市に生まれ変わる。
 その、最先端医療を担うのは、鬼頭先生。」
「世界最高水準の医療を実現してみせる。」と鬼頭。
「その分、地域医療は、北洋に。」と片岡。
「任せて下さい。」と善田。
「だけど、どうやって融資資金を回収するつもり?」と鬼頭。
「私は、今の日本の医療制度に問題があると思う。
 患者を第一に考える医者が報われないのは、この国の制度にも
 問題がある。」
「だから?」
「だから・・患者ではなく、国からお金を取る。
 メイシンが中心となって、国に働きかけ、
 医療政策を変えて見せます。」
「出来る?
 ま、トップが誰に変わろうと、私は私の医療を進めていくだけだけど。」
「必ずやってみせます!」
片岡の言葉に力強く頷く善田。 

片岡は野口の写真を片づけ、そこに父の写真と、クマのアクセサリーを
飾るのだった。

水槽の魚も、野口と共に姿を消していた。

アメリカ
『ダグラスとかっていう男を訪ねて暴漢にあったようだ』
『どこの国だ?どうせ不法滞在だろ?』
『保険のない貧しい外国人なんてどこも引き取り手はないぞ』
『保健に入る金がなければ治療はできない・・・
 それが、この国の現実だ』
救急車の中にいたのは、野口だった・・・。
「ノー・・・
 ノー・・・
 ノーーーーー!」野口の声。
 
生まれ変わった明真では、クリスマスパーティーの準備が進められていた。
「ここだけの話しだよ。
 チームドラゴン入りは諦めた!」と木原。
「入る気でいたんですか?」と伊集院。
「その代わりな、」
ワイシャツを脱ぐ木原、その下にはオリジナルTシャツを着込んでいた。
「サポーターだ!」
『TEAM DRAGON
 12
 T.KIHARA 本気』
「俺は12番目のチームドラゴンになるんだ!!」
小高がやってきた。
「あ!小高先生!この先生が、例の。」と伊集院。
「あーー!ハゲ武者ね。」と小高。
「いや、落ち武者だ。」と藤吉。

部屋を飛び出していく木原。
廊下に片岡がいた。
「何やっている。」と朝田。
「・・・」
「入れ。
 みんな待っている。」

朝田と共にパーティー会場に入る片岡。
雄太も母の押す車椅子でやって来た。
「よ!」と荒瀬。
「せーの、
 メリークリスマス!」とチームドラゴン。

ミキが代表して、雄太にクリスマスプレゼントを渡す。
「早く元気になって、」と伊集院。
「一緒にやろうぜ、サッカー。」と外山。
「ありがとう!」
プレゼントは、サッカーシューズだった。

パーティーの後片付けをする一同。
「みんなは・・これからどうするの?」とミキ。
「北洋に・・戻ります。」と野村。
「あっちにも、俺たちを待っている患者がいる。」と松平。
「そうね。」
「ただ・・・何かあったら呼んでくれ。」と外山。
「いつでも、駆けつけるから。」と小高。
微笑みあう一同・・・。
「あなたは?」片岡が朝田に聞く。
「・・・誰が欠けても、あの子の命は助からなかった。
 このチームは、最高のチームだ。」
朝田の言葉に微笑む伊集院、小高、荒瀬、ミキ、松平、外山、野村、藤吉、
そして片瀬。

その後も伊集院たちは懸命な治療に励むのだが…朝田は…。
 
朝田は、渡航していた。そこに患者がいるから…。

※一部公式HPあらすじを引用しました。

第2シリーズも楽しかった!
新チームメンバーを好きになれるかどうか、最初は不安でしたが、
一人一人のバックグラウンドが丁寧に描かれていて、
それぞれ、大好きになりました。
旧メンバーの活躍するシーンが少なかったのが最初は気になりましたが、
最後は新旧合同のオペシーンで見せてくれました。

野口はダグラスという人物を訪ね、アメリカに渡ったようですね。
ただじゃ転ばないこの男!
憎らしいけど、また次シリーズ(希望)でカムバックしてほしい!

そして朝田もアメリカへ?
アメリカには加藤もいるはず!
最後の白衣の後姿は、加藤かな?
こうなったら第3シリーズは舞台をアメリカで。(笑)



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※オペ中のシーンは私のレビューでは省いてしまっているので、
文字放送でセリフを追っていらっしゃる『特に個性の無いブログ』 さんが
大変参考になります。


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小池徹平さん ドラマ医龍2 着用モデル!





■主題歌
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「医龍2 Team Medical Dragon」オリジナルサウンドトラックTVサントラ B000VZK7YI


医龍~Team Medical Dragon~ DVD-BOX坂口憲二 乃木坂太郎 稲森いずみ B000F072HY


ドラゴンぬいぐるみ







LIFE or MONEY?
命は金で買えるのか


キャスト

朝田龍太郎 … 坂口憲二
片岡一美 … 内田有紀
伊集院 登 … 小池徹平
霧島軍司 … 北村一輝
荒瀬門次 … 阿部サダヲ
里原ミキ … 水川あさみ
木原毅彦 … 池田鉄洋
藤吉圭介 … 佐々木蔵之介
鬼頭笙子 … 夏木マリ
野口賢雄 … 岸部一徳

江上 彰 … 板尾創路
田島由紀夫 … (ライブデモの患者)

善田秀樹(志賀廣太郎)北洋病院院長

外山誠二(高橋一生)血管外科
小高七海(大塚寧々)麻酔科(チョコレート中毒)
松平幸太朗(佐藤二朗)消化器外科
野村博人(中村靖日)臨床工学技士

第一話ゲスト
富樫ゆかり … りょう
富樫   …  田中実

第二話ゲスト
西沢孝文(牟田悌三)
翔太(山本裕典)

第四話ゲスト
矢沢真理絵(柳田衣里佳)
緒方美羽(黒川智花)
恩田哲三議員(竜雷太)元厚生労働大臣
藤原(大鶴義丹)チーム鬼頭

第六話ゲスト
五代明代(草村礼子)
五代昭三(山田吾一)

第七話ゲスト
高見香奈(川島海荷)
高見紀枝(高橋ひとみ)

第八話ゲスト
黒田俊彦(野村宏伸)
黒田早苗(中込佐知子)
黒田智樹(本郷奏多)

第十話ゲスト
音部雄太(田中碧海)
母親(長野里美)


スタッフ
■原作
 乃木坂太郎
 「医龍〜Team Medical Dragon〜」
 (小学館刊 ビッグコミックスペリオール)

■原案
 永井 明

■取材協力
 吉沼美恵

■脚本
 林 宏司

■プロデューサー
 長部聡介
 三竿玲子

■演出
 水田成英

■音楽
 澤野弘之
 河野 伸

■制作
 フジテレビドラマ制作センター



坂口憲二さんの主な出演作品


この記事へのコメント
見ごたえありましたね〜伊集院がわざわざ心臓を取りに行ったのは疑問でしたが事故の為に時間が少なくなっていくのはハラハラさせられました!はじめからヘリ使ってくれよ〜

癒着の剥離を途中で手を止めてしまった朝田、外山の問いかけにも返事もしないので少し焦らされる間でした!時間がなく違う術式を考えていたのですね!本当にある術式かわかりませんが二つの心臓で生活していくのかな?経過をみて再手術になるのでしょうか!

荒瀬、小高、野村の的確な動きや判断も最高、とくに伊集院とじゃれているときと別人の動きをみせた野村が頼もしくもみえました!

外山の朝田を尊敬する眼差しや松平の淡々と肝移植を続けあとは朝田に託し見守る姿、成功したときの小さなガッツポーズも良かったですね!

鬼頭も患者の前では諦めることをしない良いドクターですね!移植の出来ない患者にもう一つの手を考えていたなんてカッコよすぎです!

霧島も何かあれば手術室に入るつもりだったのですね!手術後の会話は朝田がしゃべらないだけに良いところを持っていった感が…

善田の闘いは野口の悪行をばらすことでした「グッバイ!」に少し笑えたけど野口の失墜は小気味良かった〜野口が訪ねて行ったのはゴールドの人間?ダグラスと呼んでいたようなきがします!野口の存在は大きいですね、第三弾があれば、ぜひ復活して欲しいキャラです!

片岡は父親を亡くしていたのですね〜ハジメから日本での移植を推進していく夢があったのですね!野口を利用して最後は落すつもりだったのかな?最後まで彼女の会社での立場がわからなかったです!最初の頃は携帯で上司みたいな人と会話していたはずなのにオーナーになれる立場だったりで…あの事故は偶然だったのかな?

ラストのチームの皆の笑顔や回想シーンが素敵でしたね!

また旅立ってしまった朝田が対峙した白衣の人物は誰でしょうね?続編を匂わせる終わりかたでした!
Posted by けた at 2007年12月22日 17:38
病院関係者の夫は「日本の医療制度に問題がある」という片岡一美の台詞に、激しく反応していました。病院は、今本当に大変です。経営難で、患者さんはお金がなく、救われるべき人も救われず、医師はみな疲弊してクタクタで、看護師さんたちもみな疲れて病気になってます。夫は事務方ですが、毎月・毎年「赤字」と闘っています。
野口みたいな「市場原理導入」で病院生き残りをはかる人間も当然出てくるわけで、「明真が働きかけたくらいで変わるなら、とっくに変わってるよ。なんとかしてくれよ〜」と言っていました。
病院の「赤字」は、当然我が家の家計も直撃しています。大学病院も含め、「黒字」経営の病院なんてほとんどないはずです。うちの夫の病院も、地域の中心病院でかなり大きいんですよ。救命救急もあるし、医療法人全体で複数の病院とたくさんの診療所を持っています。そして、それなりに混んでいます。まさか「赤字」とは、患者さんたちは思ってないだろうなぁ。
「そこらへんに対する詰め方が甘い!」というのが、夫の不満でしたが、それはさておき結局真面目に仕事する人が報われるというラストは、励まされるものでした。

医龍3での朝田の活躍に期待します。
Posted by やすこ at 2007年12月22日 18:10
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「医龍2 第11話(最終回)」このチームは最高のチームだ
Excerpt: 忘れてたよ0.1%の可能性を100%にする男だった朝田龍太郎
Weblog: バスタイムTV(お風呂テレビでドラマに浸る)
Tracked: 2007-12-22 00:41

医龍 Team Medical Dragon 2 最終回 感想
Excerpt: 『運命の4時間!!最後の手術』
Weblog: ぐ〜たらにっき
Tracked: 2007-12-22 11:02

医龍2 最終話
Excerpt: 「運命の4時間!!最後の手術」
Weblog: 特に個性の無いブログ
Tracked: 2007-12-22 17:35

医龍2 (夏木マリさん)
Excerpt: <br />◆夏木マリさん(のつもり)<br />夏木マリさんは、毎週木曜よる10時フジテレビ系列にて放送されてた連続ドラマ『医龍 TEAM MEDICAL DRAGON2』に鬼頭笙子役で出演しました。
Weblog: yanajunのイラスト・まんが道
Tracked: 2007-12-22 19:40

医龍 Team Medical Dragon2 第11話(最終話)「運命の4時間!!最後の手術」
Excerpt: 第11話(最終話)「運命の4時間!!最後の手術」
Weblog: Happy☆Lucky
Tracked: 2007-12-24 14:05
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