2008年01月20日

SP Episode IV-2 

『警護課員皆殺しを阻止せよ』

山西(平田満)は夢を見ていた。

山西に刺されてうずくまる女性、
取り押さえられた山西、
大金に驚く山西、秘書・高島(近江谷太朗)の微笑み、
(カッパを着ているようなので、あの直前に頼まれたのか?)
演説する麻田(山本圭)、
包丁を握りしめ突進する山西、
子供を庇い抱き寄せる麻田、
女性を刺す山西、
刺された女性の悲鳴、
群衆の中の高島に視線を送る山西、
「何してるんだ。早く取り押さえろ!」と高島。
麻田の微笑み、立ちすくむ少年・・・

目を覚ました山西は、ホテルの窓から外を眺め・・
そして昨夜強奪した拳銃を手に取り、それを見つめる。

事件発生6時間前
永正記念館 アトリウム屋上

前晩から狙撃銃をスーツケースに隠し、屋上に潜んでいた
謎の男(古山憲太郎)が目を覚ます。
8時3分。警視庁 警備部警護課 第4係
第4係では井上(岡田准一)が麻田首相の警護を命じられ上の空の様子。
それを気にしつつも準備を始める尾形(堤真一)、
そして石田(神尾佑)、笹本(真木よう子)、山本(松尾諭)。
石田は愛娘の写真を胸ポケットに。
山本は念入りに七三分けをチェック。
「もたもたするな。」尾形が井上に声をかける。
「はい。」みんなに続く井上。

その頃・・・
どのナイフを所持するか、手をかざして考える大男(三代目魚武濱田成夫)。
選んだナイフで切れ味をテストする。

銃とナイフを身につけ、山西もホテルを出ていく。

永正大学 東京都八王子市
永正記念館 アトリウム

「緊急避難時の導線を確認したあと、
 各自持ち場の検索と消毒だ。」
尾形がSPたちに指示を出す。
「はい!」それぞれが持ち場へ向かう。

事件発生 3時間前
ライフル銃を所持する男が動き出す。

館内のゴミ箱、消化器など、一つ一つ調べていくSPたち。

館内上を見つめる笹本。
「どうした?」石田が声をかける。
「キャットウォークの辺りを検索してきますね。」
「行ってるはずだぞ。気になるのか?」
「私が狙撃するならあそこから撃ちますね。」
他のSPらがキャットウォークへと登っていく。
「安心したか?」と石田。
「・・はい。」
「下に戻るぞ。」

ライフル銃の男が、屋上から窓を開け館内の様子を見渡していく。

屋上にSPが一人調べに来た。
「ここは普段締め切っていますからね。
 だから、誰も入ってこれないようになっているんですよ。」と館内関係者。

足音に気付き息を潜めるテロリスト。
SPは身を隠す犯人に気付くことなく立ち去った。

SPたちが尾形の元に集合する。
11時53分。
「あと1時間ちょいだ。
 各自のポジションについたあと、無線機をチェックしろ。」
「はい!」

内閣総理大臣 麻田雄三邸前
浅田首相が妻や息子夫婦、孫と共に会場へ向かう車に乗り込む。

事件発生 1時間前

準備中の会場にたくさんの来賓や見学客が集まる中、
田中(野間口徹)がやって来た。
尾形と一瞬目を合わせ、観客に紛れる田中。
理事官の西島(飯田基祐)が尾形の肩を叩く。
「どうしたんですか?」
「お客さんとして来たんですよ。
 キャリアの人間が現場に顔を出したら反感を買うだけなんで、
 本当は出席したくなかったんですけどね。」
「・・・」
「では、任務を頑張って下さい。」
「はい。」

「キャリアの人間が現場に顔を出したら反感を買うだけなんで、
 本当は出席したくなかったんですけどね。」
本当は出席したくないけど、来たその意味は?


12時42分
「マルタイ、あと10分ほどで到着します。」
尾形に連絡がはいる。

同じ頃、山西が会場入り。

「マルタイ、あと10分ほどで到着する。
 各員配置につくように。」
尾形が無線で部下たちに連絡を入れる。

山西はまっすぐアトリウムに向かうと、館内に入る前に
コンビニ袋からアンパンを取り出し、それを食べながら
太陽を見上げ・・・。

これから人を襲う凶悪な顔ではなく、
どこか穏やかな・・・
長年の思いを達成させる喜びの顔に見えました。


12時59分
屋上に潜む男が、ライフルを組み立て始める。

シンクロして様子を伺う井上を頭痛と目眩が襲う。
そんな井上を心配そうに見つめる尾形。

「マルタイ到着。」

事件発生30分前→29分前
麻田首相一行が到着。
集った人々の拍手と、『威風堂々』に出迎えられ、
会場の最前列へと進んで行く。
笑顔で拍手に答える麻田首相を、
井上が、ライフルの男が、西山が、じっと見つめる。

その頃、大男も大学に到着。
アンパンを食べ終え、西山も会場に向かう。

やがて式典が始まった。
司会進行役のアナウンサーが挨拶する。
まずは、学長挨拶。
シンクロしていた井上は鋭い視線を察し、その方向へ振り返る。
慌てて身を隠すライフルの男。
観客がふざけて学長に向けて銃を撃つ真似をしていた。
シンクロを続けていた井上は、強い目まいと頭痛に
顔をゆがめながら、もうろうとした目で麻田を見つめる。

事件発生15分前→14分前
大男に続いて、山西もアトリウム入り。

井上の脳裏には、20年前の惨劇と麻田の口元に浮かぶ笑みが
フラッシュバックし視界が二重にゆがみ・・・。

井上は恐ろしい表情を浮かべて歩き出す。

その様子に、尾形や田中、西島管理官たちが気付く。
「どうした井上。持ち場にもどれ!」石田が無線で連絡を入れる。

最前列に座る麻田首相の前に立ちはだかる井上。
「覚えているか?」
「・・・」
SPが井上に歩み寄ると、井上はそのSPらを倒し、
そして総理に銃を向けた。
驚く尾形。笹本は銃を手に動く。
井上に駆け寄る石田、山本、銃を構える笹本。
井上は銃を構えながら麻田を睨みつけ・・・

「やめろ!撃つな!!」尾形が叫ぶ。

井上は悪魔のように微笑むと、引き金を引く。
総理にすがる妻、悲鳴を上げ子供を抱きしめる娘・・・。
井上は、母親に抱きしめられた子供と目が合い・・・
その少年と20年前の自分の姿が重なり・・・
自分が撃ってしまった総理を見つめ・・・

妄想から覚めた井上は、さらに表情をゆがめる。

やがて、盛大な拍手に迎えられ麻田がステージに立った。

井上は観客に紛れていた大男の存在に気づきSPたちに注意をうながす。

山西は大男の存在でにわかに慌しくなっているSPたちの隙をつき
静かにステージへ近づいていく。

「井上です。
 マルタイに被害を加える恐れのある場合、
 要注意人物を拘束します。」

大男が、山西が、総理にゆっくり近づいていく。

屋上に身を潜めていた謎の男も、ステージ上の麻田の胸に
狙撃の的を絞っていた。

大男に視線を奪われるSPたちに注意を呼びかけていた尾形は、
山西の姿を確認。
慌てて駆け寄ろうとするが人が邪魔して近づけない。

尾形の動きで山西の存在に気付いた田中も動き出す。

山西が、持っていたコンビニ袋を落とす。

その時、アトリウムに銃声が響き!!

その音に慌てて振り返る井上たち。
静かに微笑を浮かべる西島管理官。

麻田の胸が赤く染まる。
すぐさまSPが駆け寄り総理の身を守る。
総理の上着の下は無傷だった。
「マルタイ被弾!
 ただしただのペイントだ!
 念のため緊急退避する!」

会場の人々はパニックを起こして逃げ始める。
SPが総理を抱えて避難しようとする中、山西はゆっくり
総理が近づいてくるのを待つ。

ライフルの男はライフルを片付けはじめる。

隠し持った銃に手を伸ばす山西。

避難していく総理を見つめる高島秘書。

井上は尾形と田中の視線の先に山西がいることを確認。
慌てて駆け寄ろうとすると、大男がナイフを持って襲い掛かる。
左腕を刺された井上は、大男の足を蹴り上げ倒すと、
ナイフを抜き、山西に向けて銃を構える。
逃げ惑う人々のせいで引き金を引くことは出来ない。

山西は自分の目の前にやって来た麻田に微笑み・・・
そして引き金を引いた。
とっさに麻田をかばって山西に撃たれるSP2名。

山西は、さらに麻田の前に立ちはだかった石田、笹本、山本にも
ためらいなく発砲。

会場は逃げまどう人たちでパニックになっていた。
人の流れに逆流しながら必死に近づこうとする井上と尾形だが、
盾がなくなり呆然とする麻田に
「覚えてるか?」
と静かにつぶやく。
諦めたように目を閉じる麻田。
銃を構えていた井上が突然走り出す。
その時、山西が引き金を引いた。


※一部公式HPあらすじを引用しました。


あぁ・・石田さんが・・山本が・・笹本が!!
みんな防弾チョッキ着用していますよね!?
山西が出所したことを知った尾形が、着用の命令を出したはず!!

井上が総理を!?
これは妄想で、ほっとしました。
興味深いのは、井上が妄想時に総理に言った言葉、
「覚えているか?」
山西も総理に銃を向け、
「覚えているか?」と言いました。

井上としては、両親を撃った山西、両親を撃たせた総理、
どちらに対しての憎しみが強いのでしょう。
もちろん、両者とも許せるはずもありませんが。
彼が憎しみの心に負けなくて良かった。

ライフルを持った謎の男は、実弾ではなく、ペイント弾でしたか!
謎の男、大男とやり取りしていた西島理事官、
犠牲者を出すことが目的ではなかったんですね。
けたさんのコメントどおりでした!
うーん、でも・・次週予告、自殺したの西島理事官でしょうか?

一人のテロリストにSPたちの注意を引かせ、
もう一人のテロリストに事件を起こさせる。
日本の警備はこんなに危険なんだと、総理を使って世に知らしめた。
テロ強硬派の総理も自分が狙われたことで、法律を変えてくれる、
それが狙いなんですよね。
ところが、山西が紛れ込み、発砲してしまった。
これは、尾形、西島にとって誤算だったはず。

前話でやすこさんがコメントくださったように、
尾形の井上に対する温かい思いがラスト丁寧に描かれていくと
うれしいですね。

次週、最終回!!



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昭和57年12月20日(1982年) 
 麻田衆議院議員襲撃事件
 北村ケンジ、ヤスコ、巻き込まれて殺害される
 薫、6歳

平成13年(2001年)
 井上、アメリカ留学

事件発生14ヶ月前
 尾形が訓練を受ける井上を訪ねていく。

事件発生13ヶ月前
 尾形、府中刑務所の山西に面会。

 尾形と西島、井上を訪ねていく。

事件発生9ヶ月前
 井上、警護4係に配属される。
 日本石油会館での警護

事件発生2ヶ月前
 井上が配属されてから次々と起こる大事件に、
 井上が疫病神なのでは、と思う山本たち。

事件発生1ヶ月前
 山西、出所。

事件発生1日前
 山西、大学入り?
 西島管理官、大男にメール
 田中は尾形に情報を入れる。
 井上は山西と偶然遭遇?

事件当日・1月26日!!


井上の覚えている過去
麻田に笑顔で話しかけられる少年・薫。
麻田が井上を庇うように抱きしめる。
麻田に抱きかかえられた息子に気を取られる母(北村やすこ)、
その母親にナイフを手に飛び込む犯人。
苦痛に顔を歪ませて倒れる母。
呆然と立ち尽くす父(北村ケンジ)。
犯人に突進する父。
ナイフを持つ手を震わせながら、麻田と秘書に視線を投げかける犯人。
自分を抱きかかえた麻田と秘書の会話、麻田の笑み。
5人を取り囲む人々。
道路に倒れた両親の姿を呆然と見つめる少年、そして人々。
すぐ側には制服を着た学生。これが尾形かな。
麻田の笑み。


尾形の記憶
レインコートを着込んだ男が、刃物を両手で握りしめ・・女性に突進。
ナイフから滴り落ちる血。
レインコートを着た男が、ある人物に視線を投げかける。
秘書が麻田と目をあわす。
麻田は子ども(井上)を庇うように抱えている。
麻田の前には井上の母と父が横たわっている。
レインコートの男がナイフを手にたたずみ、
その周りに取り囲む人々、取材スタッフまでいる。
麻田の謎の微笑み。
レインコートの男が取り押さえられる。
麻田と秘書が少年を離れていく。
両親の遺体を前に呆然と立ち尽くす少年・・。
少年の前に歩み出る学生。二人の視線が合い・・。

山西のみた夢
山西に刺されてうずくまる女性、
取り押さえられた山西、
大金に驚く山西、秘書・高島(近江谷太朗)の微笑み、
(カッパを着ているようなので、あの直前に頼まれたのか?)
演説する麻田(山本圭)、
包丁を握りしめ突進する山西、
子供を庇い抱き寄せる麻田、
女性を刺す山西、
刺された女性の悲鳴、
群衆の中の高島に視線を送る山西、
「何してるんだ。早く取り押さえろ!」と高島。
麻田の微笑み、立ちすくむ少年・・・

井上のファイル

『昭和57年12月20日、北村ケンジとヤスコの長男として生まれる。
 6歳の時、麻田衆議院議員襲撃事件に巻き込まれる。
 平成元年7月、駅前広場にて、衆議院議員襲撃テロ事件が発生、
 犯人の山西一弥の巻き沿いとなり、
 山西はすぐに現場で取り押さえられ、
 ケンジとヤスコはどちらも刺殺され、
 その後の裁判で、無期懲役刑を受ける。
 両親を失った薫は、当時警視庁組織犯罪対策第一課課長・・・
 ストレス障害と診断される。
 姓を井上に変更する。』


井上の妄想シーン
本人が演じているそうです。
もしも自分が犯人なら・・とシミュレーションし、
警護を考えているんでしょう。

第一話
ビルの屋上からライフルで都知事の心臓を狙う

第二話
手術中に押し入るテログループ。
その中の一人(井上本人)は麻酔で眠る元総理に銃を突きつける。


教官の話
「SPは、警護対象者という相手がいてこそ、成立する職務だ。
 その相手から全幅の信頼を与えられたとき、お前たちの手に、
 特殊警棒や拳銃よりも、強い武器が握られていることになる。
 残念ながら、100%の安全というのはこの世に存在しない。
 しかしSPは、それを目指さなきゃいけない矛盾を抱えた存在だ。
 お前たちが将来、現場に出るとき、必ずその矛盾と向き合うことに
 なるだろう。
 その時にお前たちの中に生まれる、苦悩や雑念を消し去ってくれるのも、
 警護対象者が与えてくれる信頼だ。
 突き詰めて言えば、信頼という武器を手にしていないSPは、
 本物のSPではないということだ。
 反対に、その武器を手にしている限り、
 お前たちは、敵が放った銃弾の前に、躊躇無く立ちはだかり、
 無敵のSPになるだろう。


犯人の主張
・エピソード1
標的は女性都知事。
犯人は単独行動の男2名。

一人は武器マニアの男、彼女を襲った理由は不明。
再登場の可能性あり。その時に動機が描かれるのかな?

もう一人は気弱なエリート記者、
「・・・僕は東大の、法学部を出てるんだぞ。
 バカじゃないぞ・・。
 ・・・女の癖に・・・。」
メール相手から茶色い油紙に包まれたマカレフを仕入れる。
(トランクの鍵を貼り付けたシールはピーポ君)

・エピソード2
6人グループ。
金田(北村有起哉)
赤城(西 冬彦)
吉野(趙a和)ネット担当
沼田(パク・ソヒ)病院内に潜入
垣原(山根和馬)
小林(佐久間 哲)
茶色い油紙に包まれた銃を購入。
「我々は、日本の行く末を愁(うれ)いている、
 テロリスト集団だよ。」
「お前の貧弱な脳みそで」(金田が秘書に)
「懐かしい匂いだなぁ。」(金田が病院を取り囲む警察を見て)

「元軍人さんだがな。
 それも一度も戦ったことの無い軍人だよ。
 政治家のお飾りって言われているお前らSPなら、
 俺たちの気持も少しは理解出来るだろう。」
「戦うことに意味があるんだよ。
 その後のことは知ったこっちゃない。
 逃げ切れない時は加藤を盾にして雄雄しく死んでやるよ。」
「引き金を引かない銃に、一体何の存在価値があるんだ。」

気になるセリフ
・検索と消毒
 SP用語。
 検索=異常が無いかどうか調べる 消毒=それを排除する。
 井上の場合はそれを能力を使ってする。

「刻一刻と変わる現場の状況に、臨機応変に対応できる人材を
 そろえるのが、警護側の急務なんです。
 今がテロの時代であることを認識して下さい。
 誰でも拳銃を手に入れることが出来るし、
 誰でも要人に向けて、引き金を引ける時代なんです。」
「SPはいつまでも、動く壁のままでいろということですか!?」
「殉職者が何人も出ないと、変わらないってことですね。」
「でも、定年退職までは、口を開かないわけですね。」
(第一話・尾形)

府中刑務所、面会室での尾形と山西(平田満)の会話
「あれは偶然の事故だったんだろう?
 頼まれて、茶番劇のテロリストを演じるはずだったのに、
 本当のテロリストになってしまった。
 そうだろ?
 俺に真実をよこせ。悪いようにはしない。」
「・・・あなたの中にも実がなっているんですね。
 20年前のあの日、私の中に、種が蒔かれました。
 私はそれにせっせと水をやって、我が子のように丁寧に
 育ててきたんです。
 その甲斐があって、今じゃ大きくて、熟した実がなっていますよ。
 今この瞬間にも、枝から落ちてしまうくらいのね。
 それを易々と他人に渡すと思いますか?
 ・・・あなたの実も落ちてしまいそうなんですよね。
 でも1人じゃ抱えきれないから、私のところに来てる。
 やっぱりあなたの顔に見覚えがあるんですよね。」
(EP・III−1)

「警護で最も重要なのは、信頼関係を築くことです。
 私達に、信頼を与えて下さい。
 私達はそれを糧にして、命を賭けて、あなたを守りますので。」
(EP・III−1)

「私達は、SPである前に警察官です。
 犯罪を未然に防ぐのは、警察官の職務の一貫ではないんですか?」
(EP・III−2)

「警護の任務に就いた瞬間から、警護対象者がどのような方であれ、
 好きになるよう努力します。」
(EP・III−3)

「あの時起こったことを思い出すと、
 闇に取り込まれそうになるんです。」(井上)
(EP0)


グリッド・・・画像を並べて見せる手法



登場人物

井上 薫(25)
警護課第4係 機動警護班隊員。階級は巡査部長。 
幼い頃、テロの巻き添えで両親を亡くし、警察のキャリア官僚に引き取られて育つ。その時の標的だった政治家は現在の総理大臣となっている。両親の死の場面に遭遇するという過酷な体験を経たことにより、五感が異常に鋭くなり、“フォトグラフィック・メモリー”(一瞬で物事を映像として記憶できる)や、インディアンが駆使する特殊能力“トラッキング”(残された足跡などから情報を得る)能力を備えている。そのため、普段は普通のSPとして勤務しているが、実験的な意味を含め臨機応変に現場を動くことを黙認されている。そして井上薫にとって、テロを防ぐ現場にいるということは、自らの深層心理へと入っていきトラウマと闘う場でもあるのだった。

尾形総一郎(38)
警護課第4係 機動警護班係長。階級は警部。 
東大法学部出身で、キャリアとしての能力を持ちながら、あえて一般採用で入庁し、現場に出るために昇進試験も受けずにいる。実は、井上が両親を亡くしたテロの現場に遭遇しており、その経験からSPになろうと決意する。シークレット・サービスでの研修経験を持ち、警察組織の急先鋒の改革論者であり、井上の能力をいち早く認め、部下に引き入れる。しかし、そうした行動の真意は明かさない、少し謎めいた人物。

笹本絵里(26)
警護第4係 機動警護班 隊員。階級は巡査部長
容姿端麗で情熱家。射撃の元オリンピック選手で、拳銃の腕前は男性をはるかに凌ぐが、両親からはSPをやめるように懇願されている。井上の同僚で、新しい警護方法に否定的な隊員が多い中、井上の能力を認め評価している。


※警護課第4係「機動警護班」は警護の増員時や、第1〜4係の担当者が欠員した場合の補充要員。新人SPはまずここに配属され、遊軍として各係に助っ人として勤務しながらSPの仕事を学ぶことが多い。外国VIPの警護も短期勤務のため、この機動警護班から組織される。



第4係機動警護班 装具
・拳 銃 :
SIG SAUER P230JP。最後の2文字、JPはJAPANPOLICEの略であり、SIG社(スイス工業社)へ日本警察がより安全性を重視した機種を特注したといわれる。実際に持つとずっしりとした重さがある。装弾数は7発。
※過去に銃を抜いた警護員はいなく、原則的に発砲はしない。
・無線機 :
高性能で5kmほどの範囲で交信することが可能。独自の用語を使って情報交換する。イヤホンとつなぐコードは袖を通すため、通常のものよりもかなり長い。
・SPバッヂ :
SPの証。実際のSPは数種類のバッヂを使い分けるという。
・警察手帳 :
警察官であるSPの制服姿の写真入りID。
・手 錠 :
SPは逮捕行為を行わないため、井上は「使用しないから」と、いつも持ち歩かない。
・携帯電話 :
仕事専用。勤務中は私用の携帯をデスクに置いていく。
・防弾チョッキ :
ベスト型のものや、コート型のものが配布される。通常はYシャツの下に薄手のものを着用するが、実際に着用する人は少ない。
・警 棒 :
3段式の特殊警棒。伸ばすと30cmくらいの長さになる。
・マグライト :
支給はされないが必需品のため、それぞれが違うものを持っている。
・腕時計 :
チーム全員で時間を合わせた時計を持つ。本広監督のこだわりでG-SHOCKが選ばれた。

用 語
・「同行」と「先着」 :
警護対象者に対し「同行」と「先着」という役割で分担する。「同行」は警護対象者の側で周辺に気を配る。「先着」は先だって訪問先に向かい、現場の状況把握や導線の確認を行い出迎える。
・「検索」と「消毒」 :
先着は、「検索」といって導線や会場の安全、不審者、抗議団体の有無、関係者との打ち合わせなどを事前に確認する。トラブルがあった場合は先々の問題を解決していくのが先着の仕事であり、全ての問題点が改善でき対象者が迎えられる状態を「消毒」と呼ぶ。
・「イチバン」 :
無線では、先着のことを「イチバン」、同行のことを「ニバン」、警護対象者のことを例えば「ブルー」といった特別な呼称をつけるなどして、固有名詞を出さずに個人を識別する。

井上薫の特殊な能力
幼い頃のトラウマにより自分の五感を使った特殊な能力を発揮する。また、トラッキングなどをアメリカで独自に学んでいる。もちろん、SPの基本としての武道や実務経験、そして射撃の腕を持つ。
・シンクロ :
幼い頃にテロに巻き込まれ両親を亡くしたトラウマが原因で【神経成長因子(NGF)】というタンパク質が異常に分泌されるようになった。そのため脳(感覚)が鋭敏となり、記憶機能が高まったり、音や空気などに同調(シンクロナイズ)して、その場の異物や違和感を察知する。特に緊張下では、アドレナリンやドーパミンなどにより一層NGFが促進されるため、その能力が高まる。
・トラッキング :
ネイティブアメリカン(インディアン)が駆使する能力で、誰でも習得可能。残された足跡から、その人物の身体的特徴や状態などの情報を読み取る事が出来る。
・フォトグラフィック・メモリー :
写真を撮るように映像で物事を記憶する能力。幼少の時には誰しも持っているが、年を経ると常識にとらわれてだんだん失っていくという。NGFの増加により記憶力の高い井上は、過去の記憶さえも鮮明に引き出すことができる。
・予知、妄想:
テロについて研究を積み重ねた上に、様々な能力が加わり、井上には“妄想”という形で、テロが起こりうる状況を的確にシュミレートをすることができる。その妄想は度々ドラマ内に登場するが、実は井上の深層心理にある“テロを憎み”ながらも、その “強さという魅力”に取りつかれそうになる、表裏一体な部分である。

*これらはドラマ『SP(エスピー)』制作にあたって考えられたものである。


キャスト
井上 薫  ……  岡田准一 (第4係)
笹本絵里  ……  真木よう子 (第4係)
山本隆文  ……  松尾論(第4係)同僚SP
石田光男  ……  神尾佑(第4係)先輩SP

中尾義春  ……  江上真悟(課長)
西島勇司  ……  飯田基祐(理事官)笑みの裏に何かが!?

原川    ……  平田敦子(庶務係)

田中一郎  ……  野間口 徹(公安部公安第1課)

大川優子(大場久美子)都知事
郷田(夏目慎也)新聞記者

高島(近江谷太朗)総理秘書

工藤教官(偉藤厚次)
熊田教官(古川悦史)
訓練生・佐伯(高橋 洋)

謎の男(古山憲太郎)
大男(三代目魚武濱田成夫)

山西(平田満)
朝田雄三  ……  山本 圭(内閣総理大臣)

尾形総一郎  ……  堤 真一 (第4係・係長)



第2話ゲスト
加藤元総理(露木茂)
加藤君枝(島かおり)
富永(深浦加奈子)ナース長

金田(北村有起哉)
赤城(西 冬彦)
吉野(趙a和)ネット担当
沼田(パク・ソヒ)病院内に潜入
垣原(山根和馬)
小林(佐久間 哲)

第5話
LIVERPOOL Cleaning
ポール(チョウ・ソンハ)
ジョージ(中川智明)
ジョン(多田淳之介)
リンゴ(日下部そう)


スタッフ
原案/脚本  ……  金城一紀
総 監 督  ……  本広克行
プロデュース  ……  高井一郎
制   作  ……  フジテレビドラマ制作センター
制作著作  ……  フジテレビ



岡田准一さんの主な出演作品



堤 真一 さんの主な出演作品


この記事へのコメント
昨夜CMカットしてダビングしたせいか、すっかり見たつもりでした!ちーずさんのレビューを読んだらペイント弾だったりで焦って観ましたよ、来週このまま観ていたら最終回に繋がらないところでした、いつも助かります!

最終章に入って緊迫感が凄いですね!西島が後ろで動いていることが判っていてもストーリーがしっかりしているので次の謎に興味が湧きます!

井上が麻田を撃つシーンが現実なのか判らない状態でしたが孫の見つめる姿に自分の過去を重ねるのは良い演出でした、来週の予告で山西に麻田を守る必要があるのかと問いかけられたのとオープニングでしつこく流すダイジェストのSPへの志望理由に繋がったかな?

今回のテロの目的がペイント弾の使用でわかった気がします!山西の乱入は予定外でしたが西島の目的は達成されたのかな?西島らしき人物の自殺は拳銃を見つめる高島の仕業かな?それとも、もっと大きな力、たとえば麻田の政敵が高島を使っているとか?前総理も怪しく思えてきた〜無事に手術を終わらせたのが気になってきます!

石田が子供の写真を胸にしまうときから嫌な予感がしましたが、防弾チョッキは着用していたのかな?皆、血がでていなかったので…警察の使っている拳銃は回転式だと五発、ドラマで得た情報ですが暴発を防ぐために一発抜いていると聞いたことがあります、麻田を守るために二人のSPと石田笹本と山田が撃たれてしまいましたが少なくても弾丸は空ではないのかな?普通の警察官が予備の弾丸を持っているとも考えにくいし…また井上の妄想でも無いようですし〜

最終回が本当に気になります!映画出身の脚本家さんなので日本映画特有の、あとは視聴者の考えで!の解り難いラストは期待してないです!ゼブラーマンのように白黒はっきりさせて欲しいです!
Posted by けた at 2008年01月20日 21:10
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SP 第10回 感想
Excerpt: 『警護課員皆殺しを阻止せよ』
Weblog: ぐ〜たらにっき
Tracked: 2008-01-20 17:16

SP〜第10話・覚えてるか?
Excerpt: SP警視庁警備部警護課第四係ですが、井上薫(岡田准一)たちは麻田雄三総理(山本圭)の記念式典を警護することになります。今回は合同でいつものメンバーだけではありませんが、SPはみんな似たような紺色の背広..
Weblog: 一言居士!スペードのAの放埓手記
Tracked: 2008-01-20 17:57

SP 第10話:警護課員皆殺しを阻止せよ
Excerpt: マジすか?ウソォ━━━Σ(ロ゚|||ノ)ノ━━━ッ!?<br />最初に井上が首相を撃ったシーンはどうやら妄想だったようですが、<br />最後、石田さん・山本・笹本さんが次々と撃たれたシーンは現実なの{/eq_1/}<br />てか、..
Weblog: あるがまま・・・
Tracked: 2008-01-20 19:21

SP (エスピー) 【第10話】 警護課員皆殺しを阻止せよ
Excerpt: <br />フジテレビ 土曜ドラマ「SP(エスピー)警視庁警備部警護課第四係」<br /><br />ドラマ「SP(エスピー)」第10話を見ました。<br />残すところ、最終回まであと2回。<br /><br /><br />ハラハラドキドキの最終章・エピソードIVの2話目。<br />いやぁ..
Weblog: THE有頂天ブログ
Tracked: 2008-01-20 19:27

ドラマ「SP」
Excerpt: テレビドラマ「SP」もちろん見ました。(公式HPはこちら)<br />ここんとこの連ドラで、一番楽しみにしていたものですからっ<br />キャスト(岡田...
Weblog: ぶひぶひらぶー
Tracked: 2008-01-20 21:23

有明大パニック 刑事井上危機一髪(SP〜警視庁警備部警護課第四係#9・10)
Excerpt: 『SP〜警視庁警備部警護課第四係』出所した山西@平田満は製本所で働き始めた。そして首席秘書の高島@近江谷太朗からの金の受け取りを断り、警官から拳銃を強奪し、以前テロに失敗した相手、麻田総理@山本圭の寄..
Weblog: |あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο
Tracked: 2008-01-20 22:25

山本圭さんの似顔絵。「SP(エスピー)」第10話
Excerpt: <br /><br />●「SP SECURITY POLICE 警視庁警備部警護課第四係」第10話<br />「警護課員皆殺しを阻止せよ」<br /><br />妄想、長っ<br />妄想か?現実か?視聴者を試すチキンレースですか(笑)<br />井上(岡田准一)自身、両親を失った..
Weblog: 「ボブ吉」デビューへの道。
Tracked: 2008-01-21 00:18

SP 警視庁警備部警護化第四係 第十話
Excerpt: ●キャスト<br />岡田准一<br />真木よう子<br />三代目魚武濱田成夫<br />山本圭<br />堤真一 他〜<br /><br /><br />●主題歌<br />way of life/V6<br /><br /> <br />¥1,050 <br />Amazon.co.jp <br /><br /><br />●サントラ<br />SP(エスピー)オリジナルサウンドトラック/TV..
Weblog: ちょっと変な話
Tracked: 2008-01-21 00:33

SP 第10話
Excerpt: もう来週が最終回だ。音響効果のせいなのか?SPという仕事のせいなのか?<br />いつも緊張感だけはすごくて、ドキドキしながら見てるので<br />気がついたらいつも「つづく」なのであります(苦笑)<br /><br />
Weblog: アンナdiary
Tracked: 2008-01-21 08:35

フジテレビ「SP(エスピー)」第10話(Episode?-2):警護課員皆殺しを阻止せよ
Excerpt: 笹本と山田のポジションからは、壁になるよりも銃を用いたほうが有効に見えたのですが。ふたりの撃たれ方(の演出)に説得力(ドラマ内リアリティ)が感じられません。
Weblog: 伊達でございます!
Tracked: 2008-01-21 23:18
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