2008年04月16日

無理な恋愛 第2話

『彼女からの誘い』

かえで(夏川結衣)が“正午を恋愛対象に見るのは無理”と話すのを
聞いてしまい、ショックを受けた正午(堺正章)。

そんな正午、かえでが出演する再現ドラマを見ながら、
「やっぱりカワイイなー。」と呟く。

龍彦(徳井義実)は、結局はかえでの部屋に転がり込んでしまった。
男性用のパンツを見つけた龍彦、
「かえでさ、これ誰の?」
「え?」
「俺のいない間に、やるもんやな。」かえでを冷やかす龍彦。
「違うわよ!
 ほら、この間話した人。助けた。」
「あ!金持ちスケベじじぃ!
 パンツ脱いだんか!そいつ!
 やっぱりスケベジジィやんか。」
「そういうんじゃないわよ。
 もうほら!今説明している暇ない!
 あ、でもそれ、返した方がいいかな。高そうだもんね。」
「俺のシャツより高いんちゃうか?」
「だよねー!
 あーもう、時間ない!行かなきゃ!」
「あー、かえで!
 あの・・俺今日さ、バイト、行こうかな思って。」
「嘘・・」
「世話なってるばかりじゃ悪いじゃん。
 偉い?偉い?偉いやろ!」
「・・・続いたら褒めてやるよ。
 じゃあね、チャッピー!」正午の会社
菊原が突然辞めててんてこ舞いな文平(田中圭)。
「仕事っていうのはな、考え方なんだよ。
 やるべきことが沢山あるっていうのは幸せなことなんだぞ。
 それに、お前にとってチャンスじゃないか。アピールするさ。
 違うか?」と正午。
「団塊の世代の特徴ですね。
 仕事を全て精神論で片づけようとする。」と秘書・門田祥子(青木さやか)。
「うん?」
「悪いとは言ってませんが。」と門田。
「でも無理です俺には。」と文平。
「無理?無理って言うな。
 おい文平、教えてやろうか。
 無理っていう言葉には、二つの意味があるんだよ。
 広辞苑の第6版によるとな、
 まずは1、道理のないこと、理由のないこと、
 無理を通すとか、怒るのも無理ないとか、
 そういう時に使うんだよ。
 でな、もう一つの二番目の意味は、しいて行う。
 しいて行うことだよ。 わかる?」
「いえ。」
「無理っていうのはな、出来なくはないという意味だということだよ。
 可能性はゼロではないと言うこと!
 わかった?」
「・・はい。」
「団塊の世代の特徴ですね。
 やたら理屈っぽい。また理屈っぽいわりに根拠なく、
 前向きである。」と祥子。
「わるかったねー。」
「悪いとは言ってません。」
「・・・
 あ、文平。悪いけど、これちょっと手に入れておいてくれよ。
 試してみたいんだ。俺もそろそろ必要かと思ってな。」
「はい。」
「ここ置いておくぞ。開いておくからなー。」
正午が開いた雑誌のページには、シェイプアップのマシーン。
「はい。」仕事に追われる文平はそれを見ずに返事する。
文平が立った時に、雑誌のページがめくれ・・・精力剤のページに!

『いいカゲンにしろ!』の撮影現場
ロケバスの中で話すかえでと律子(鈴木砂羽)。
「で?龍彦君そのまま居ついてるの?」
「うーん、結局ねー。
 なんだかねー。意志が弱いね、私も。
 なんかさー、一緒によるご飯なんか食べてると、 
 ちょっと幸せ感じちゃったりなんかしてんの。
 続かないって、将来ないってわかってんのにさ。」
「わかるわー。なんかさ、誰でもいいのよね。
 そういう時誰にも。
 冷静に考えるとコイツじゃないんだろうなってんでもさ。」
律子の視線の先には、ディレクターの水田。
「そうなのよ!ダメね、女って。」
「あいつじゃないのよねー・・。」
「あ、でもねー、龍彦バイト始めたんだよ。」
「お!」
「ていうか、それ位ですごくない?っていうのもどうかと思うんだけどさー。」
「へー。すごいじゃないの。彼にしてみたら。
 落ち着きたくなったのかな。」
「そりゃどうかねー。
 ・・・やだ。」
「どうした?」
「お母さんに似てる・・。」
中年女性メイク姿の自分を見つめるかえで。
「え?どれ。
 あ!ほんとだー!
 かえでママー!」
「・・・」
「私なんかさ、隔世遺伝っていうの?
 フケるとさ、ほら、おばあちゃんに似てるんだよー。」
「ほんとだー!懐かしい!律子のおばあちゃん。
 大好きだったー!」

「ちょっと!おばちゃんコンビ!!
 時間掛かりすぎ!
 フケてりゃいいんだからさ。
 どうせそんなメイクしたって誰も見てないよー!」
水田が呼びにきた。
そこへ、姫野まどか(スザンヌ)が到着。
「おはようございまーす!
 私なら大丈夫です。メイクはそんな必要ないので、すぐ終わります!」
「・・・すいませんね、メイクが長くて。」
「いえいえ、とんでもないです!」
まどかが車に乗り込む。
「お芝居って、難しいんですね。
 いいカゲンに、しろー!・・・って、感じですかね、先輩方。」
「・・・いいんじゃないかしら・・ねえ。」
顔を見合わせる律子とかえで。

正午に電話をしたかえでは、部屋にパンツを忘れていることを告げ、
先日の食事のお返しにと食事に誘う。
すっかり元気を取り戻す正午。

電話を切ったかえでは、今度は龍彦に、バイトを始めたご褒美に
食事を作っておくとメールを送る。

文平と祥子は、正午の電話での浮かれた様子と、
精力剤を買ってきて欲しいと頼まれたと誤解をし・・。

正午はバンド・ZUKANに差し入れをしたあと、気分が良いせいか
車を断り電車で出かけていく。

夕飯の買物をしていたかえでは、魚屋の店主に「奥さん」と呼ばれて
悪い気はしない。

電車の中
「1日で辞めたって言ったら怒るかなー、かえで。
 怒るよなー。」と呟く龍彦。

そんなことを知るはずもなく、自宅に帰ったかえでは鼻歌交じりに
クリームシチューを作っていた。
「うん!普通!!」

電車の中
「・・まあしょうがねーか。労働向いてないし。」
次の駅で、その電車の正午が乗り込む。
目の前の青年が、かえでと一緒に居酒屋にいた相手だと気づく正午。
自分のことをジジィ呼ばわりした男だ!

正午の視線に気付いた龍彦、
「おっちゃん、どうぞ。」と笑顔で席を譲る。
「おっちゃん??あ・・いやいやいや。」
「何言ってんの。気にしない気にしない。
 若者が立つのは当たり前なんやから。座って。」
「あ・・じゃ・・お言葉に、甘えて・・。」

「ねえおっちゃん!」
「私?」
「おっちゃんはさ、真っ直ぐ帰りたい人?」
「ああ・・そうでもない、かな。」
「ほんまに?じゃあさ、俺、付き合うわ。そうしよう!」
「は??」

かえでの家
チンジャオロース、鯵のフライ、サラダを作り終えたかえで。
「さー、そろそろかな?
 ごめんね、チャッピー。お腹すいたね。
 もうちょっとだからね!」
と幸せそうに愛犬に話しかける。

ビヤホール
「カンパーイ!ゴチになります!」
「は?」
「だってさ、年長者と飲むときに、若造がお金払うわけには
 いかんでしょ?失礼にあたるよね、それは。」
「・・・ああ。ハハハハハ。」
「俺お金ないし。
 お金は無いけど時間だけはたっぷりあるんだなー。」
「ほう。」
「ま、それが若者の特権でしょう。
 だってさ、おっちゃんは見た感じお金はありそうやけど、
 残された時間はあんまりないでしょ?」
ビールを噴出す正午。
「そういう風に、バランスよく出来てんのよ、人間ってーのは。」と龍彦。
「うん・・」
「だから、若いうちはお金なんか持ったらダメ。
 でさ、年寄りはちゃんとお金を持ってるような社会じゃないと。
 まあ俺はそう思うわけよ。」
「なるほど。」
「あ、揚げ物ばっかり頼んじゃったけど、キツかった?」
「・・いや、大丈夫大丈夫。揚げ物最高ー!」
「でも良かったなー。
 今日はさ、なんか俺も、このまままっすぐ帰りたくなかったんや。」
「そうなのか。」
「うん。女に怒られそうでさ。」
「ああ・・一緒に、住んでいるのかな?その女性とは。」
「うん。
 いい女やで。女優なんやけどさ。
 ま、あんまり売れてないんやけど、俺にベタボレでさ」
「ああ・・。」
ビールを飲み干した正午、
「落ち込むのヤメた!」と呟く。
「・・・で、何で帰りたくないんだよ。」正午が聞く。
「ああ・・」
「話してみろよ、おっちゃんに。
 そこらのおっちゃんよりも、いいアドバイスすると思うよ。」
「いいねー!
 アイリッシュウイスキーに変えていい?」
「どうぞー。鐘はあるからな!時間はないけどな。」
「だよねー!」

チャッピーにエサをあげるかえで。
「ごめんね。
 やっぱりあんただけだねー、裏切らないのは。
 チャッピーがいればいいや。私は・・。ね!」
愛犬に優しく語り掛けると、今度は冷めた料理を見つめ、
「上等じゃないのよ!え!?」

文平は意を決して、SMショップに入店。
正午に頼まれたものを買いに行く。

ビヤホール
「なるほど・・そりゃ、君が悪い。
 ま、わかってるんだろうけどな。」
「うん。悪いのはわかってるよ。
 間違ってるのも甘えてるのもわかってる。
 俺は正しくない。わかってる。」
「そうか。まあ、一字しか違わないけど、正しいと、楽しいは違うからな。」
「うん。」
「正しいより楽しい方がいいよな。」
「うん。上手いこと言うね、おっちゃん!」
「伊達に長くは生きてないからね。」
「あいつからさ、今日は、ご飯作って待ってるみたいなメールが来てさ、
 で、了解、Vサイン、みたいなメール返したんやけどさ、
 なんか、苦手なんだよね、俺そういうの。」
「・・わかるよ。」
「こう、急に自分ががんじがらめになったような気がしてさ、
 そう思ったらバイトもアホらしく思えてきて、
 帰ってきちゃって。
 わかる?そういう感じ。」
正午が頷く。
「ありがとう。」
「俺にわかってもらってどうするんだよ。」
「まあね。」
「どっちかしかないよ。
 そういう気持ちを抑えてでも彼女を幸せにすることに
 喜びを見出すか・・さもなきゃ撤退だよ。
 ちゃんと、嫌われて別れるかだ。
 俺は、そうしたよ。」
「そうなんや。」
「ま、昔の話だし、そんなカッコイイもんじゃないんだけどな、
 でもちゃんと、嫌われないとな、
 もう絶対この男とはダメだってそう思われるようにしないとな。
 女、可哀想だ。次に進めないから、幸せになれない。
 どちでもいい。でも、どっちかしかない。」
「・・・どっちも嫌やなー。」
「え?」
「どっちも嫌や。
 嫌やもん・・。」
「どっちも嫌だよなー。
 確かになー。
 でもね、俺思うよ。
 やっぱ一人でもさ、女を幸せに出来ないような人生ってのは、
 何なんだろうってな。
 男として、どうなんだろう・・って、そう思うわけさ。
 恥ずかしいことじゃないぞ。
 別に女のために何かを捨てることは。」
「・・・」
「幸せに、してやったらどうだ?
 いい女じゃないか。」
「まあね・・。うん?何でいい女ってわかった?」
「え・・
 いや・・いや、さっき、ほら、言ったじゃない、言ったよ。」
「あ、今からさ、彼女呼ぶから、三人で一緒に飲もうよ。」
「・・・」

かえでは律子を呼び、龍彦の為に作った料理を平らげる。
「美味しかった?」
「うん、普通。」
「だよね。普通だ。・・・普通でいいんだよね、私は。」
「うん?」
「なんつって!元には戻らないって。」
豪快に笑い飛ばすかえで。

龍彦はかえでも店に呼ぼうと電話をかけるが、帰ってこない龍彦に
腹を立て律子と料理を食べていたかえでは、電話を切ってしまう。

電話を終えて席に戻ると、正午の姿はもうなかった。
「勘定は!?」と龍彦。
「払っていただきました。多めにいただいています。
 飲ませてやってくれって。」と定員。
「マジで!?
 ええ人やな!」

「なんで俺は・・幸せにしてやれとか・・
 応援してるだ・・」自己嫌悪に陥る正午。

アダルトショップから出て来た文平は、
憧れていた女性に声をかけられ、ショック!
「いや・・違うっていうか・・僕じゃないっていうか・・」
「大丈夫です。私口固いですから。
 失礼します!」
「いや・・あの・・」

正午の家にベランダ
「何やってんだか俺は・・」
落ち込む正午。
録画した再現ドラマのかえでを見つめ、
「やっぱり・・好きだなー。
 俺じゃ、ダメなのかな・・。」と寂しそうに笑う。

夜、龍彦が帰ってきても、かえではチェーンロックを外さなかった。
「いいの?帰ろうか?」と律子。
「いいよ。寝ようね、チャッピーおいで!
 おやすみ!」
かえではチャッピーを抱きベッドに潜り込む。

仕方なく龍彦はどこかへと去っていく。

「ごめんね・・律子。」
「ううん。
 なんかさ・・切ないお年頃だよね。私達。」
「・・だね。」
「いいことあるよね!」
「多分。」

翌日、ネクタイを買いに出かけた正午は、
たまたま通りがかったカジュアルショップの前で足を止める。
まるで龍彦が着ていたような若い男性が着る服を見ていると、
店員が試着をしてみては、と声をかける。
「正直に申しまして、お客様と同じ年配の男性の方には、
 普段はお勧めしないんですが、
 お客様は、体系的にも、服のセンス的にも、
 全然問題ないですよ!」
その言葉に気を良くし、正午は試着だけしてみることに。

試着室。
「いかがですか?よろしいですか?」
試着室のカーテンを開けたのは、元の妻・光代(夏木マリ)!
「よーくお似合いですよ。」
「え・・」
「若いお姉ちゃんに合わせて服を買うってわけですか。」
「そ、そうじゃなくて。」
「どんだけーー!若いの?」光代が冷やかす。
正午は光代に押し切られ、服を購入するはめに。

さらにその後、光代の現在の夫・圭介(尾美としのり)とも対面し、
ついには3人でお茶を飲むことに…。

「改めて・・初めまして。立木です。」
「小川です!よろしくお願いします!」
「上手くいってるみたいだね。
 幸せそうな顔してる。」
「うん!ね。」と光代。
「はい。もう物凄く上手くいってます!」
「昼も夜も。ねー!」「ねー!」
「聞いてないから、そんなこと。」
「だって私もう56でしょ。
 卒業しちゃったのよ、例のもの、ね!」
「うん?」
「だから卒業しちゃったの!」
「あ・・そう。それはどうもご苦労様でした。」
「いえいえ。
 だからねー、私達もう、避妊しなくていいのよ。妊娠の心配ないから。
 ねー!」
コーヒーを噴出す正午。
「僕は、立木さんにお礼を言いたかったんです。」
「お礼?」
「はい。だって考え方によったら、立木さんが酷い男じゃなかったら、
 僕は光代さんと出会わなかったわけです。
 そういうわけで、ありがとうございました。」
「そうよね、ほんと!
 離婚してくれてありがとね! 
 だってあなたが立派な人だったら、私達出会ってないもの。ねー!」
「本当にありがとうございます!」
「・・・あいや・・いやいや・・。
 ・・なんだそれ?
 本当に、上手くいっているみたいだね。あんた達。」
「ねー!」

離婚した元夫婦と妻の新しい夫。
大人だからなのか、和やかに時間は流れていますが、
それでも正午はやっぱり寂しそうです。


ケンちゃん(ムッシュかまやつ)の喫茶店
「カッコイイじゃん!どうしちゃったの?」
「いろいろあってね。」

「でもさ、ジーパン履いたのも、髪の毛伸ばしたのもさ、
 みんな俺たちの世代のわけじゃない。
 知ってた?ヨーコちゃん。」
「そうなんだ。」全く興味を示さない店員。
「そうだよ。な!」「な!」
「だからさ、頭ではわかるわけさ。
 大人が、何だよその格好、っていう服が、カッコイイわけでさ。
 俺たちだって、汚いとかだらしないとか言われたけど、
 かえって嬉しかったりしてさ!わかってたまるかー!みたいな。」
「うんうん。」
「だからさ、頭ではわかっているんだよ。
 若いやつが、どんなにこう、ジーパンをさ、わざと、パンツ見えるように
 下げて履いててもさ、
 そこが、俺たちが若かった頃の大人と、
 大人になった俺たちの違いなんだよ。
 全然わかるんだよ、どんな格好でもさ。
 わかるんだ、頭では。
 でもね、いやー、なくなってるなーって改めて思った。
 あんたは、別だけどね。」
「俺はさー、29歳の時に腕時計捨てたからね。
 だからまだ、29ってーの。」
「へー。いいよねーあんた。」
「心の底からそう思ってないでしょ。」
「うん。思ってない。
 でも、どうして年を取るのかね、人間は。」
「でも、明日デートでしょ?」
「うん?うん・・まあね。
 イイコなんだよ、すっごく。
 でもね、俺ビビってんだよ。
 自分でもびっくりするくらい。
 俺がだよ。
 昔なんてさ・・別に振られたって、次いってみようかって
 感じだったじゃない。
 いい女なんていくらでもいるぞー、みたいなさー。」
「酷かったからねー、昔。」
「酷かったんだ。」とヨーコ。
「うん・・ま、まーね。
 その俺がさ、ビビってんだよ。
 好きだなーって思うけどさ、
 傷つきたくないなーって考えちゃってさ。
 ま、体もそうだけど、年取ると、傷つくと、
 なかなか治らないからね。
 だからビビってるの。
 でも、好きなんだなー。
 バカだ、ねー、みたいなさ。」

その頃かえでは、寂しさを紛らわせるかのようにチャッピーと遊んでいた。
ふと、ドアを見つめてしまうかえで。
忘れるように、犬とまた遊び出す。

龍彦はネットカフェで三国志を読んで時間を過ごしていた

翌日
正午は文平に精力剤を渡されてびっくり!
自分の間違いに気づいた文平も、ショック!
「どうしましょうこれ・・。」
「どうしましょうって、知らないよ、もう・・」と正午。
「使う可能性があるのはどう考えても・・
 立木さんだとは思いますが。」と祥子。
「じゃ、貰っとく?」

居酒屋てんてこ舞
「よく来るの?ここ。」
「ここでバイトしているんです。今日はお休みですけど。」
「そうなんだ。」
かえでが正午にパンツを返す。
「あ、サイン、ありがとうございました。
 送ったんですけど、母、床の間に飾ったみたいです。」
「そりゃ光栄です!」

ビールで乾杯する二人。
「なんか不思議だなー。」
「何が?」
「立木さんと会うの2回目なのに、なんか懐かしい感じがする。」
「そう?」
「はい。この間いっぱい喋ったからですかね。」
「そうかもしれない。」
「なんか今日もいっぱい喋っちゃいそう。
 色々たまってるしな。」
「そうなんだ。どうぞどうぞ!いくらでも聞きますよ。」
「ほんとですか?
 でもダメですよ。」
「何で?」
「この間は、初対面だったし、普段行ったことのないようなお店だったから、
 緊張してたと思うんですよ。
 だからそんなに酔わなかったけど、今日は危ない!」
「酒癖悪いんだ。」
「はい!でも明るいお酒ですよ。
 ただあの、記憶はないですねー。
 次の日にワープしますから。」
「へーーー!」

「なんか・・中途半端だなー、私。中途半端!!
 結構ね、ちゃんと綺麗にするとなかなかのもんなんですよ!
 だったらちゃんと綺麗にしろって話なんですけどね!
 最近だんだん、その気力もなくなってきた。
 って言い訳しているところが、そもそも中途半端なんだよな。」
「そんなことないよー。
 かえでちゃんはさ、中途半端なんかじゃない! 
 素敵な女の子だ!」
「女の子?そんなこと久し振りに言われたな。」
「俺から見りゃ、女の子だよ。
 年下の女の子!」
「そっか!なんか嬉しい!」
「そう?」
「あーあ、帰りたくないなー。」
「・・・・」
「帰ってもつまんないし・・。」

トイレ
「・・・誘ってる!
 どうなんだ!
 帰りたくないって、言ってたな・・。
 思い出せ思い出せ思い出せ!!
 若い頃、こういう時はどうしてたんだ!!」
胸を叩いていた正午は、あの薬を発見!
「・・・」

まんが喫茶
ひたすら三国志を読み続ける龍彦。

居酒屋
「なんかもう・・どうしていいかわかんないですよ、私。
 そいつのこと、嫌いなわけじゃないんですよ。」
「うん。」
「でも、大好きなわけじゃないし。」
「うん。」
「でも嫌いなわけでもないし。」
「うん・・そう。」
「どう思います?立木さん。」
「え?うん・・男として、迷ってるんじゃないかな、彼は。」
「迷ってる?」
「うん。俺はそういう男好きだよ。
 迷わない男より、俺ははるかに信用できると思う。」
「そうなんですか?」
「そうだよー。 
 迷った末に、もし彼が君を選んだとしたら、
 もうきっと迷わない。」
「・・・」
「許してやったら?」
「・・・でもあれですよねー。」
「あれって?」
「普通ね、なかなか男性に、こういう話って出来ないじゃないですか。
 何で立木さんには出来るんだろう。」
「何でだろう。」
「あれだな。 
 立木さんだったら、こんな風に飲んで酔ってとか、
 甘えたりとかしても、
 男と女みたいなことにはならないじゃないですか。」
「・・・」
「立木さんそういう人じゃないし。
 だから安心なんだな、うん!」
「・・・うん。」
「ね!立木さん!」
「ね!」
かえでの満面の笑みに、正午は少し寂しい笑顔を浮かべる。

かえでが家に戻ると、龍彦が玄関の前に立っていた。
「・・・ただいま。」低い声でかえでが言う。
「おかえり!!」
「・・・ま、いっか。」
「しょうがないよね!」
「はぁ!?よくないわよー。」
「え・・」
龍彦の困った顔に、かえでが微笑む。

正午は一人、大きなため息。
「何やってんだろう俺は・・。
 ダーメだ、こりゃ・・。」

クラブで熱唱する正午。
「なんか最近多くない?立木さん。」
「溜まってんじゃない?」
「いろいろあるんじゃね?」と店の女の子たち。

「何なんですかね、一体急に呼び出して。」と文平。
「さあ・・」と祥子。
胸ポケットからハンカチを抜き振り回す正午。
その拍子に、文平たちのテーブルに何かが飛んでくる。
例の薬だ!
「1錠減っていますね。」と祥子。
「歌が心情と見事にリンクしてる・・。」
『雨あがりの夜空に』を熱唱する正午だった。


※一部公式HPあらすじを引用しました。



目の前にいる恋のライバルにアドバイスしてしまったり、
大好きなかえでの恋を応援してしまったり。
正午の人の良さもあるのだろうけれど、
やっぱり、"大人"なんですよね。
そんな大人の呟き、
「やっぱり・・好きだなー。
 俺じゃ、ダメなのかな・・。」
に、切なくなりました。

初回より面白さはダウンしてしまいましたが、
自分が正午に感情移入するとは思っていなかったので、
自分でもびっくり!

正午の話をじっくり聞いてくれるケンちゃん。
かえでの話をじっくり聞いてくれる正午。

かえでが安心して正午に気持ちを吐き出せるのが
わかるような気がします。
かえでにとって、正午はお父さんみたいな存在なのかな。
もしかして、本当にお父さんだったり・・なんて!
かえでがフケメークしたときそっくりなお母さんが、
実は正午の昔の恋人だったとか。
って、このドラマはその路線ではないですね。

光代と小川のラブラブぶり。
娘の朝子は実はどんな風に思っているんでしょう。
小川はいいお父さんのようですが、ちょっと気になります。


『絶対彼氏』も面白かったです!
ナイトの「愛してるよ」は今は心が入っていないけれど、
そのうち感情が芽生えてしまうのかな。
レビューは明日放送の『ホカベン』を見て、
どちらかに絞る予定です。



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主題歌『忘れもの』
歌   堺正章
作詞  秋元康
作曲  Gajin
編曲  清水信之


キャスト
立木正午・・・堺 正章
長野かえで・・・夏川結衣
東海林龍彦・・・徳井義実
水田一郎・・・福田充徳(チュートリアル)
門田祥子・・・青木さやか
矢代文平・・・田中圭
久保律子・・・鈴木砂羽
小川圭介・・・尾美としのり
小川朝子・・・小嶋陽菜
姫野まどか・・・スザンヌ
田代和也・・・永田彬
ケンちゃん・・・ムッシュかまやつ
小川光代・・・夏木マリ
菊原・・・坂口憲二
ほか

沖縄インディーズバンドZUKAN公式ブログ

スタッフ

脚本
 岡田 惠和
音楽
 仲西 匡
 瀬川 英史
主題歌
 堺 正章「忘れもの」
 (ビクターエンタテインメント)
演出
 塚本 連平
 小松 隆志
プロデューサー
 安藤 和久(関西テレビ)
 東城 祐司(MMJ)
 浅井 千瑞(MMJ)
制作
 関西テレビ
 メディアミックスジャパン



堺正章さんの主な出演作品



夏川結衣さんの主な出演作品


01:32 | CM(3) | TB(2) | 無理な恋愛 | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちーずさんこんばんは、龍彦の甘え癖は天性のものなのでしょうね、正午が龍彦の顔を見たことがあっても、あの場で誘われたら疑ってしまうと思うし、ましてや奢るなんて〜妙な説得力があるだけにまぁいいか!になっちゃうのかな?主人の帰りを待つ子犬みたいな顔にかえでも怒る気がうせるのかな!

律子の忌憚のない料理の感想「普通!」は笑えたけど、フケメイクの母親に似ている隔世遺伝でおばあちゃんに似てるも楽しめました、本当の友達だというところを見せてくれる良い場面でした!一応、水田と付き合っているのかな?違うと思っていてもズルズルと続けるのはかえでと良い勝負です、似たもの同士ってことかな?

奥さんと呼ばれて嬉しそうに料理を作るかえでが帰ってこない龍彦に腹を立てるのが可愛いです、今の時点では頼れない龍彦の存在が父親とまではいかないけれど大人の正午に愚痴を聞いてもらえるのが心地いいのでしょうね!

正午が最後は落ち込みながらも龍彦とかえでの恋を応援しているのはケンちゃんに話したように傷つくのが怖いからなのかな?龍彦に話した「ちゃんと、嫌われて別れるかだ、俺はそうしたよ」は光代のことですかね?そのわりにはサバサバしていますね、子供の朝子の事なのかな?離婚の原因が気になるところです、初回に4年ぶりの恋とありましたが朝子の態度だともっと幼い頃のような気がしますが…
Posted by けた at 2008年04月16日 19:28
ちーずさん、こんにちは。
わたしはやっぱりマチャアキのファンなんだな〜と思いました。ほとんどかえでと同じ心境で、マチャアキが画面に出てるだけで安心するというか。ほかの出演者もなかなかいい感じです。夏川&鈴木砂羽コンビもいいし、徳井なんかもいいな〜。特に事件など起きなくても彼らの日常を描くだけでも楽しめそうです。
Posted by マンデリン at 2008年04月16日 22:13
若さのキラキラ感っていいなぁ・・・とあらためて思いました。今の時点では、断然正午より龍彦の方が魅力的です。これが、脚本・演出・キャスト含めての作戦で、次第に立木正午の魅力が爆発してくるのか・・・そうでなければ全然面白くないまま終わっちゃう・・・。(同じ岡田脚本の名作『BB』のマイク真木さんみたいに、現役サーファーに戻ろうとして死んだりしたら、このドラマのねらいじゃないだろう。)

かといって、かえでと龍彦だけの話なら、今までの幾多のドラマの焼き直しだったり、あまりに現実的だったりするわけで、岡田さんなんだからきっと何か作戦があるはずですよね。そこを期待して、観続けます。
Posted by やすこ at 2008年04月17日 13:59
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無理な恋愛 第2話:彼女からの誘い
Excerpt: マチャアキく(o ̄△ ̄o)ノガンバレェェェ!<br />いやぁ〜、かえでを想う正午の一途さに思わず応援したくなっちゃいますわ〜{/face_nika/}<br />テレビでかえでの出演シーンをニヤつきながら見たり、かえでから..
Weblog: あるがまま・・・
Tracked: 2008-04-16 10:24

無理な恋愛 第2回 感想
Excerpt: 『彼女からの誘い』
Weblog: ぐ〜たらにっき
Tracked: 2008-04-16 17:52
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