2008年04月21日

トップセールス 第2回

『最初の1台』

村上亮介(風間トオル)に
「免許もない女性のあなたからは買わない」
と言われ、教習所に通い始めた久子。

免許を取ってから村上夫妻を訪ねようと思っていたのだが、
「バカモノ!
 お前が免許を取ってる間、他社の営業マンが指くわえて
 見ているとでも思っているのか!
 亭主がダメなら女房を口説け。
 女房がダメなら子供を口説け。」
と岡野所長に一喝される。
新人阿部と一緒に出かけていく岡野が聞く。
「槙野。名刺はまだあるのか?」
「・・はい。」
「・・・」これは第一話でも聞いていました。
名刺が無くなるほど動け、ということでしょうか。


「槙野さんも一緒に頼んだらどうですか?
 所長に同行訪問。」
事務の中野晴美が言う。
「同行訪問って?」
「知らないんですかー。
 脈がありそうなところは所長が行ってフォローしてくれるの。」
「・・・」
「槙野さんお気の毒! 
 叱られるばーーっかりですね!」
「・・・ずいぶん差つけてくれるじゃん。」そう呟く久子。

村上家を再訪問する久子。
「車はもういいわ。」妻・多恵(りょう)が言う。
「え?でも奥さん、ご家族でドライブしたいって、
 仰ってましたよね。」
「ドライブね・・。
 車買っても、どうせうちの人が仕事に乗っていくだけよ。
 仕事にしか興味ないんだから・・。」
イライラした様子で子供を追いやる多恵。
「悪いけど、もう来ないで。」
「それじゃあ・・奥さんが運転なさったらどうでしょう。」
「は?私が?免許もないのに・・。」
「近くに、自動車の教習所があるんです。
 実は私今、そこに通ってまして。」
「・・・」
「取りましょうよ、免許!一緒に頑張りましょう!」
「自動車って、旦那が運転するものでしょ?普通は。」
「え・・」
「テレビのコマーシャルだって何だって、みんなそうでしょ。
 旦那が当てにならないから自分で運転するなんて・・
 情けないわ、そんなの。」
「奥さん・・」
「惨めな気持ちになるだけよ。車なんかあっても。」
多恵はそう言い、ドアを閉めてしまう。

久子の同級生で新聞記者の大森が、資源エネルギー庁石油部で働く
高村を訪ねる。
「自動車課に取材にきたから寄ってみた。
 今度の排ガス規制、通産省の意向はどんなもんだと思ってね。」
書類を覗き込まれ、高村は書類をひっくり返す。
「俺に探りを入れても無駄だぞ。」
「わかってるよ。
 な、高村。お前槙野が転職した話聞いたか?」
「転職?いや。」
「なんでもミヤケモータースで車売ってるそうだ。」
「車?」
「柴田はミヤケ販売だし・・何かあったのかなーあの二人・・。」
「・・・」

久子の実家のお好み焼き屋
まだ車が一台も売れていないことを嘆く母・光枝(十朱幸代)。
「仕方ないでしょ!お客様が、女のセールスからは買わないって
 仰るんだから。 
 世間の風は夏でも冷たいし、
 営業所は男社会。
 はー、嫌んなっちゃう。」
久子が愚痴を言うと、光枝は求人広告を渡す。
「こんなことだろうと思って、チリガミ交換に出さないで取っておいた。
 もうちょっと頑張ると思ったけど、一月でギブアップとは、
 早かったね〜。」
「誰が辞めるって言った?いりませんよ、こんなチラシ。」と久子。
「捨てるの?だったら・・これも一緒に。」
光枝は久子の名刺を渡す。
「私の名刺!」
「いらないでしょ。このままいくとクビだろうし。」
「売るわよ!あと2月で3台!
 絶対売って見せますよ。」
「どうやって?」
「・・・それは。」
「何の考えもないの。それじゃあ一台も売れるわけないね。
 今のうちに次の仕事、探したら〜?」
「・・・辞めません!!」
久子は怒って部屋に行ってしまう。

「知り合いに当たってみようか?」客が心配する。
「いいんですよ。自分でなんとかするでしょう。」
光枝はそう言うと、名刺をエプロンのポケットに戻す。

光枝は娘がくじけそうなのに気づき、
彼女なりにエールを送っているんですね。


部屋で膝を抱えて考える久子。
『名刺はまだあるのか?』と所長に言われた言葉を思い出す。
「・・・二度目だ。名刺のこと聞かれたの。」
久子は残りの名刺を調べてみる。
「全然減ってない・・・。」
久子は名刺を見つめて考え・・・。

翌日
「やめろっと言われても♪」
歌いながら自転車を漕ぐ久子。

犬に追い払われた家には、ドッグフードを持参し、
名刺の裏にメッセージを書いていく。
『はじめまして。
 ミヤケモータース城南営業所の槙野久子です。
 また改めてご挨拶に伺います。
 お目にかかれる日を楽しみに、
 情熱と笑顔で頑張ります。』

「どんなに跳ね除けられても、何とか名刺をお渡ししたい。
 私は、名刺に手書きの挨拶状を添えることにしました。」

留守の家にはメッセージ付きの名刺をポストに入れ、
以前断られた家にも、積極的に声をかけ、
久子は営業周りを続ける。

久子の名刺追加は15箱目となった。
「こんなに名刺使う人見た事ない!」呆れる中野。
「1日に名刺100枚配るって決めたらしいよ。」と所長。
「頑張りますね、あの子!」経理の藤山邦子が嬉しそうに言う。
「でも結果あれですよ。」
・・・まだ1台も成果を出せていなかった。
「向いてないんじゃないんですか?
 免許なんか取っても無駄だと思うなー。」と中野。

自動車練習場の受付で、久子は多恵と一緒になる。
「いつからいらしてたんですか?」久子が聞く。
「先週から。コースに出るのはまだ2回目。」
「びっくりしました。」
「考えてみたの。
 もし免許があったら、何が出来るかなーって。
 子供と一緒に買物に行ったり、家族揃ってドライブしたり。
 主人の送り迎えも。
 運転できたら、いろんなことが変わるような気がしてきた。」
「一緒に頑張りましょうね、奥さん!」
「奥さんはやめてよ。多恵でいいわ。」
「はい。
 今日はお嬢さんは?」
「預かってくれる人を探したの。
 生まれちゃったら、暫くは何も出来ないでしょう?
 だから、無理してでも今のうちにって思って。」
「大変なんですね。お母さんが家を空けるのは。」
「でも少しは無理をしなきゃ。
 出来る事だけで済ませてたら、
 人生何も変わらないから。」
多恵の言葉に微笑む久子。

ラーメン屋
久子は偶然柴田(椎名桔平)と一緒になる。
「珍しいな。」
「何が?」
「女ってさ、ラーメン屋とか一人で入るの嫌がるじゃん。」
「そう?いいじゃない。ささっと食べれて。
 100軒回るんだから、のんびりしちゃいられないの。」
「100軒!?」
「ノルマ。100軒回って、名刺100枚配るって決めたの。」
「大丈夫か?そんな無理して。また倒れんなよ。」
「・・・少しは無理もしないとね。
 出来る事だけやっていても、人間変われないから。」
「へーーー!」
「今のはお客さんの受け売り。」
「なんだよ。
 で、売れたのか?」
「・・・」
「売れてませんって顔だな。」
「これからよ。今は種を蒔いてるときだから、もうすぐ芽が出るはず。」
「仮採用中か?まだ。」
「うん。あと1ヵ月半。それまでに芽が出ないと・・。
 あ!さっきのお客さんメモしなきゃ。
 これで、58軒目。
 あと、42県と。」ノートに記入する久子。
すると柴田は自分の営業ノートを開いてカウンターに置く。
「覗くなよー。企業秘密だ。」
柴田のノートには、家族構成や持ち物からの趣味の推測等
事細かに書いてあった。
「話の糸口が出来るだろ?
 例えばさ、夏は、メバルの夜釣りが最高ですねー。
 ところで、釣りに行くときのお車は?とかさー。」
「なるほどねー!」
「想像するんだ。
 あー、そこはダメ。そこは見ちゃダメだよ。」
と言いながら仲良くノートを覗き込む二人を、
偶然店にやって来た、同じ営業所の森達郎が気づき・・・。

営業所
「あれどう見ても出来てますね!」森が仲間に報告する。
「営業時間中にデートかよ・・。」
「ミヤケ販売の営業マンっすよ!
 柴田君!なんて呼んじゃって。」
「ふーん、その彼氏に、お客さん回してもらおうってんじゃないの?」
「売れてないっすからねー、彼女。」
「ムリムリ!女には無理!」

二人の話を偶然聞いていた所長、
「ミヤケ販売の、柴田君か・・。
 あれが・・彼氏ねー。」と一人呟く。

夜、久子は営業ノートに柴田のように、洗濯物や家の様子で得た
情報をノートに書き込んでいく。
「人の未来を一緒に作る。」と語っていた彼の言葉を思いながら・・。

柴田家
「今度ね、短大の時の友達を家に呼ぼうと思ってるんだけど、
 柴田君いつなら家にいられる?」妻の真理子が言う。
「暫くはちょっと無理だなー。」
「そう。」
「俺いなくても、友達うちに呼んでいいよー。」
「うん。そうする。」
「・・・なあ真理子。」
「うん?」
「お前一人でラーメン屋入る?」
「入らないよー。 
 女が一人でラーメン屋なんて、なんだか、惨めじゃない?」
「だよな。」
「どうして?」
「ううん。聞いただけ。」

柴田はつい久子のことを考えてしまっているようです。

とある設計所を訪れる久子。
柴田のノート法が効いたのか、車の査定診断をさせてもらえた。
「槙野さんって、彼氏いるの?」
「え?」
「次は東西自動車やめて、ミヤケに乗り換えてもいいんだけどね。」
「朝丘さん!」
「設計事務所のお客さんにも、口利いてあげようか?」
「本当ですか!?」
「君みたいに一生懸命な子、大好きなんだ。」
朝丘が久子の手を握る。
「今夜、空いてる?
 一緒にお酒でもどう?」
久子は想像する。売上表に一代目の車マークを・・・。
だが、その手を払いのける。
「あの・・私、そういうことは。」
「固いねー。男に恥かかせないでよ。
 そんなに固いと、売れるものも売れないよ!」
「・・・」
「買い替えの話、あれ、冗談だから。」

所長に報告する久子。
「そうか・・わかった。」
「私・・甘いでしょうか。」
「何がだ。」
「もしかしたら、注文、取れたかもしれません。
 もっと、上手く気を引けば。
 車を売るには、女の武器を使うぐらいに・・覚悟がないと・・。」
「女の武器って、なんだ。
 色気か?泣き落としか?」
「・・・」
「車のセールスを舐めるな!!
 そういう売り方で売ってきたら、俺はお前をその場でクビにする!
 いいな!」
「はい。」
「帰る!」
「申し訳ありませんでした!」

「隙があるんじゃないんですか?
 槙野さんに隙があるからお客につけ込まれるんです。」と中野。
「晴美!」藤山が止める。
「所長、すごーく怒ってましたね。」
「・・・」

みんなが帰ってしまったあと、藤山が久子に声をかける。
「あんた甘いね。」
「・・・え?」
「ああ言えば少しは同情してもらえると思ったんだろ?」
「そんなこと・・」
「そういう手、所長には通じないよ。
 所長、車を売ることにかけては、一本筋が通ってるから。」
「・・はい。」
「死んだうちの亭主ね、戦争中航空隊にいたんだよ。軍隊長で。
 所長はそこで、特攻機の整備兵をしていた。
 生き死にのぎりぎりを沢山見てきた人だ。
 上っ面だけ捨て身のふりをしてみせても、通りゃしないよ。」
「・・・」
「あんまり所長をガッカリさせなさんな。」
藤山は久子の肩を叩き帰っていく。

家に帰った久子は、お好み焼き屋に大森と高村が来ていることに驚く。
遅れて真理子もやってきた。
「急に集合かけるんだもん。びっくりした!」と真理子。
「柴田に連絡取ったら、ラーメン屋で槙野とバッタリ会ったっていうから、
 話の勢いで、急きょあべべに集合ってなったんだ。」と大森。
「私には連絡なしで?」と久子。
「お前はほっといたら帰ってくるだろ。」
「営業所に電話入れたんだけど、外回ってるっていうから
 伝言残さなかった。」と高村。
「それ・・何の話?」と真理子。
「え?」
「営業所って、何のこと?」
「だから、ミヤケモータースのさ。」と大森。
「ミヤケモータースって、あの自動車の?」
「あれ?柴田から聞いてない?
 槙野が、車のセールスに転職した話。」と大森。
「・・・聞いてない。」
そこへ柴田がやって来た。
「ごめんごめん、遅くなっちゃって。」
「柴田君、酷いよ。」と真理子。
「何?」
「チャコの転職の話!どうして私に言ってくれなかったの?
 もう、今聞いてびっくりしちゃった!」
「ごめんごめん。つい言いそびれて。」
「夫婦の間で鉄のカーテンか?
 風通し悪いぞ、新婚のくせに。」と大森。
「バーカ、そんなんじゃないよ。」
5人が乾杯する。
「これはサービス。
 柴田君と真理子ちゃんの結婚祝い!
 結婚、おめでとうございます!」光枝が料理を出す。
「ありがとうございます!」

光枝のお陰で、重い空気が吹き飛んだようです。
ここで、5人それぞれのアップと、当時の影像。
高校時代の思い出を語る5人。


「ねえチャコ。転職したこと、どうして私に隠してたの?」
「え?」
「おかしいよ。私にだけ言わないなんて。」
「真理子・・」
「教えたくない理由でもあったのかなー。」
「おい。」柴田が止める。
「大体、なんでチャコが車のセールスなのよ。
 ワケわかんない!」
「何言ってんのよー。」と久子。
「この間だって、柴田君と営業所でこそこそ・・。
 帰る!!」
真理子が帰ってしまう。
「悪い。なんかあいつ、誤解しているみたいだ。
 俺も行くわ。」
柴田が真理子を追う。

「待てったら!おい!」
「嫌な感じ!私にだけ秘密にして!」
「そうじゃないよ。俺から伝わってると思ったんだよ。
 悪かった。つい、言いそびれて。」
「つい?
 ねえ!どうしてチャコが車なんだと思う!?
 車が好きだなんて一度も聞いたことないよ!
 ・・おかしいよ!女の癖に。
 一人でラーメン屋さんに入る人って、
 やっぱりどっか普通じゃないのかな!」
「・・いい加減にしろ。
 帰るぞ。」
「・・・」
「帰ろう。な?」柴田が真理子の手を取る。
「・・・ごめん。」

あべべ
「真理子・・らしくないよな、あんな風に突っかかるなんて。」と大森。
「うん・・」
「あいつまだ昔のこと引きずってるんじゃないのか?」
「え?」
「吾郎・・」高村が止めようとする。
「7年も経ってるんだ。もう笑い話だろ。」
「何よ。」
「高校の頃の話だ。
 柴田が惚れてたのは、真理子じゃない。槙野、お前だよ。」
「・・・」
「それが・・真理子との仲を取り持ったりして。」
「・・勝手に話作らないでよ。
 柴田君と私はそういうんじゃ・・」
「あの頃もそうやってはぐらかしたんだろ。
 傷つくんだよ男はそんな風にいなされると。
 真理子も気づいてたんじゃないのか?
 だから結婚した今になってもまだこだわって。」
「いい加減にしろ。酔ってんのか?」と高村。
「・・ちょっと酔ったかな。
 悪い。便所借りるわ。」
「気にすんなよな、槙野。」と高村。
「うん。
 あの酔っ払い。何言ってんだか。」
高村は食器を洗う久子の背中を見つめ・・。

教習所
久子は受付に掛かってきた多恵の電話に無理やり出て・・。

事務所
「子供さん預かってくれる人が、急に都合悪くなったって言うんです。」
「それで奥さん戻るまで子供のお守りかい?」と藤山。
「そのあと60軒回ったんで、遅くなりました。」
「世話焼きというか、おせっかいというか。」藤山が微笑む。
「多恵さん頑張っていらっしゃるから、少しでもお役に立ちたくて。
 それに・・どうしてだか、昔母がやってたことを思い出したんです。」
「お母さんが?」
「うちの母、昔、行商してたんです。
 父が急にいなくなったもんで。」
「亡くなったの?」
「いえ・・蒸発っていうか・・。」
「あらま・・」
「父が、青物の仲買をしていたことで、野菜を安く仕入れて、
 惣菜なんかを作ったりして。
 オート三輪で売り歩いていました。
 買物に不便なところを回ってると、
 お客さんから色んなものを頼まれるんです。
 今度来る時、洗剤買ってきてーとか。
 母、嫌な顔もせず引き受けてました。
 ご入用のものないですかって、こっちから聞いて回ったりして。
 御用聞きみたいに。ちょっと恥ずかしかったなー。」
「お客さんは喜んだろ?」
「はい!何でそんなことするのって聞いたら、
 どうしたらお客さんの役に立てるか、考えてるだけだって。」
「ふーん。」
「じゃ、俺は先に出るから、あとはよろしくな。」と所長。
「お疲れ様でした!」
「槙野。」
「はい。」
「お前のおっかさん、どこで商売のコツ覚えたんだろうな。」
「え?」
「御用聞きか。いい言葉だな。
 御用聞き・・御用聞きね!」
「じゃ、私もお先に。」と藤山。
「お疲れ様でした!」

久子は一人になると、母が行商をしていた時のことを思い浮かべ・・。

「どうしたらお客様の役に立てるか。
 車を売るより先に、私は、まずそれを考えることにしました。
 母譲りの、御用聞き営業です!」


営業に回った家で、風邪薬を買いに出たり、
重い荷物を一緒に運ぶ手伝いをする久子。

1974年8月30日
排ガス規制促進運動報告会で、柴田と大森、そして高村が一緒になる。

喫茶店で話す三人。
「光化学スモッグも、環七喘息も、原因は自動車の排気ガスだ。
 なんとかするのが企業の社会的責任だろ!」と大森。
「しかしな、今回の厳しい規制をすぐにクリアするのは、
 技術的に難しいぞ。」と柴田。
「なら、生産を中止にするんだな。」
「無茶を言うな。」
「儲け主義の経営体質が問題なんだよ!
 宣伝にかける金があるんだったら、排ガス対策の研究費に
 まわすべきだ!」
「現実的には、ひとまず暫定地で実施するしかないだろうな。」と高村。
「お上は国民の健康より自動車業界の利益が大事ってわけだ!」
「お前の意見は一方的すぎるんだ。
 うちだって努力はしてる。」と柴田。
「うち?まるでミヤケ自動車を代表しているような口ぶりだな。」
「つっかかるなよ、吾郎。
 過激派の活動家じゃあるまいし。」と高村。
「過激派結構!企業や省庁の論理にどっぷりつかって、
 うちの会社うちの役所がなんて言ってるヤツラより、
 まだシンパシーを感じるね!」
「バカ言うな。」と柴田。
「バカってなんだ!」

その時!
突然外で大きな爆発音が、それと同時に店の窓ガラスが破壊される。
三菱重工ビル爆破事件だった。

三人は、被害者の救助に当たる。

ラーメン屋にいた久子は、ニュースでその事件を知る。

「戦争映画を見ているようでした。
 1974年、8月30日、お昼12時43分。
 丸の内の、三菱重工本社ビルで、時限爆弾が爆発。
 周囲のビルの窓ガラスは、爆風で割れ落ち、
 380人余りが負傷。8人の方が亡くなる大惨事でした。
 東アジア反日武装戦線を名乗る、過激派グループの犯行でした。
 海外に進出する企業を標的にした、爆弾テロだったのです。

 爆破事件の翌日、8月31日土曜日、大型の台風16号の接近で、
 東京は激しい雨に見舞われました。
 この雨が、静かな住宅地に、悪夢のような被害をもたらしたのです。」


多恵の家で手伝いをする久子。
こんな雨の日にも営業先を回る久子に多恵は呆れながらも微笑む。
多恵の夫は今は泊り込みで仕事をしているらしい。
「心細いですね、こんな時に。」と久子。
「多摩川が荒れてるでしょう?」
「随分増水していますよね。」
「浸水でもしたらどうしよう・・。」

1974年9月1日
「翌日、一旦小降りになった雨は、
 昼を過ぎて、また強く降り出しました。」


心配した久子は、多恵の家を訪ねていく。
「パパ!」
夫だと思ってドアを開けた多恵は久子の姿に驚く。

浸水に供えて、荷物を二階に運ぶ久子。

「こんな時でも電話一本入れたきりよ。」多恵が寂しそうに呟く。
「・・・」
「うちの人、昼過ぎに貴重品を二階に上げと置いてくれって電話してきて、
 それっきり。
 家が心配だとか言ってたけど、どうだか。」
「お仕事大変なんですよ。会社って待ったなしですから。」
「台風だって待ったなしよ。」
その時、警報が聞こえてくる。

「多摩川の堤防に決壊の恐れが出てまいりました。
 緊急避難をお願いします!」

久子は多恵と娘を連れて避難所へ。
「パパどこ?」と娘が多恵に聞く。
「パパはお仕事。」
「いつ来るの?」
娘を抱きしめる多恵。

夜遅く、夫が避難所に駆けつける。
「多恵!大丈夫か!?」
「パパ・・」
「ミキ、怪我はなかったか?」
「お疲れ様です。」久子が挨拶する。
食料が配給されることになり、久子が多恵たちの分を取りに行く。
「誰だい?あの人。」と村上。
「槙野さんよ。ほら、前に一度会ったミヤケモータースの。」
「車のセールスマンか。」
「ええ。」
「お前、お腹大丈夫か?」
「はい。」
「貴重品は?」
「ここに。
 濡れたら困るものは2階に上げといた。」
「そうか。
 蒸し暑いな。」
「うちには行ったの?」
「ああ。警官だか機動隊だかが来て、この先は危険だと言って
 通さない。」
「・・浸水するかしら。」
「まだ水来てないじゃないかって言ってもダメの一点張りだ。
 俺の家だぞー。
 何かあったら、あいつらが保証してくれんのか?」
よその家の子供が泣き出す。
「うるさいなー。親は何してんだー。」
「パパ!聞こえる!」
「聞こえたっていい。
 大体どうなってんだ?対策本部は。
 廊下にまで人が溢れてるじゃないか。 
 その上、日曜日だから食べ物まで足りないときた!
 こっちは疲れて帰ってきてるっていうのに、
 全く!」
そこへ久子がおにぎりを持って帰ってきた。
「お待たせしました!おにぎりでよかったですか?
 菓子パンやなんかも、」
「あなたもよくやりますねー。
 こんな所まで来て車のセールスですか?」
「・・・」
「人の弱みに付け込んで恩を売ってまで、成績上げたいですかねー。」
「村上さん・・」
「浅ましいもんだな。セールスマンっていうのは。」
「・・・」
「いい加減にして。
 いい加減にして!
 槙野さんに謝ってよ!!」多恵が怒り出す。
「多恵・・」
「謝ってよ!!
 ・・子供抱えて、うちに一人で、
 私がどんなに心細かったか、わかる!? 
 あなたが何してくれた!?
 電話一本かけてきただけじゃない!
 槙野さんは、一緒に荷物運んでくれて、
 ここまで付き添ってくれたのよ!」
「多恵さん・・」
「あなたより、槙野さんの方がずっと頼りになった。」
「仕方ないだろ。仕事だったんだ。」
「仕事仕事仕事!
 いつもそう! 
 あなたには仕事が家族!?
 私達は家族じゃないの?」
「何言ってる・・。」
「車のことだってそうよ。
 私は家族の為に欲しかったの!
 車があれば、もっと一緒に過ごせるって思ったから!
 でもあなたは違う。
 自分の為、自分の仕事の為。」
「これ以上俺に何をしろって言うんだ!」
「・・・」
周りの視線に村上、多恵と子供は廊下に出ていく。

「毎日毎日クタクタになるまで働いて、俺だってウンザリだ!
 だからって休めるか!?」
村上は、妻に文句を言い続ける。

その様子を見ながら、久子は多恵が語っていたことを思い出す。
『子供と一緒に買物に行ったり、家族揃ってドライブしたり、
 主人の送り迎えも。』

「何もかも、俺に求めるな!」と村上。
「・・・それは違います!」と久子。
「黙っててくれ。あんたに関係ないだろ!」
「多恵さん、自動車の免許を取ろうとしているんですよ。」
「え・・」
「ご主人のお仕事が大変なことも、よくご存知です。
 だから、ご家族の為にご自分で運転しようと。
 何もかもご主人に頼ろうなんて、多恵さん思っていません。」
「そんな話・・聞いてない。」
「バカなことするなって言われると思ったから、
 合格したら言うつもりで。」と多恵。
「・・・」
「私はセールスマンです。
 車を売りたいです。
 買っていただきたいです。
 でも、ご家族がバラバラだったら、
 車を買っていただいても、意味が無いんです。」
「・・・」
「車を買ったら、ドライブに行こう。
 お父さんの送り迎えもしよう。
 そういう家族の、楽しい未来を作るために車はあるんです。
 未来を一緒に作らせていただきたいから、私、車売るんです。
 ・・・意味が無いです。家族が壊れてしまったら・・。」
父、母の笑顔を思い浮かべながら久子は言う。

「9月2日の未明から、翌3日にかけて、18棟もの家が、多摩川の濁流に
 飲まれ、流されていきました。」


避難所のテレビでその様子を見ていた村上たちは・・・。

「浸水被害に遭った家は、1270戸。
 村上さんの家も、その中の一軒でした。」


肩を寄せ合いニュースを見つめる村上一家・・。

ミヤケモータース
久子を訪ねて村上一家がやって来る。
「その節は・・ありがとうございました。」夫妻が頭を下げる。
「もっと早くお礼にと思っていたんですが、
 家が、なかなか片付かなくて。」と村上。
「大変でしたね・・。」
「今日は、お願いがあって来ました。」
「はい。」
「車を、売って下さい。」
「え・・」
「私達、槙野さんから、車を買いたいです。」
「・・・村上さん。」
「私達、家族の未来を、一緒に作っていただけませんか?」
「・・・はい!」泣き出す久子。
「槙野さん・・」
「ありがとうございます!!」
久子は多恵に抱きつき泣き続け・・。

所長はそんな様子を微笑を浮かべて見つめていた。

その日の夜
母にお好み焼きを焼く久子。
お好み焼きにキャンドルを立てて火をつける。
「もしかして・・売れたの?」
「うん!最初の、一台!」
「・・あんたがお好み焼き作るなんて、何かと思ったら。」
「お母さんと一緒に、お祝いしようと思ってね。」
「・・あんたも寂しいね。」
「うん?」
「こんな時、祝ってくれる恋人もいないなんて。」
「すぐそういう言い方する!
 ・・ま、車売れたの、お母さんのお陰も、ちょっとあるからね!」
「え?」
「いただきます!」

久子の名刺が、神棚に大切に置かれていた。

「だけど、お祝いしている場合かね。」
「え?」
「あんたあと2台、どうすんの?
 就職ちらし、集めておこうか?」
「んもう!嫌な感じ!」
と言いつつ、笑い合う二人。

「100軒訪問と、御用聞き営業の成果が出たのは、
 最初の一台が売れた、すぐ後の事でした。」


久子は正社員に採用された。

「試用期間の終わる9月の末までに、約束の3台を売り、
 晴れて、正式採用となったのです。」


1974年10月
長嶋選手引退のニュースに涙を流す、あべべの常連客。

「巨人軍は、永久に不滅です、という名ゼリフを残し、
 ミスターが現役を引退した10月。
 私は、又3台の車を売り、
 11月はさらに絶好調で。」


「槙野さん今月すごいなー!
 谷口さんが追い抜かれたりしたら、晴美ちゃんも口惜しいよね!」
森が、成績表を不満気に見つめる晴美に言う。
「別に!」

車に乗り込む久子。
谷口を追って晴美が出てきた。
実家から送られてきたリンゴを、営業に使ってほしいと言うと、
「これを差し上げますから、車を買って下さいって言うの?
 悪いけど、そういう槙野さんがやりそうな営業、
 僕はしないから。」と谷口。

「お先にー。」
久子が車を出す。

谷口はリンゴを受け取らず、車に乗り、営業先へと向かう。
「今日も一台、必ず売ってみせる!」
自分の頬を叩き、気合を入れる谷口だった。

大沢土木
「支払いは小切手払いで。
 2台とも、20日までに納品してくれる?」と社長。
「ずいぶんお急ぎなんですね。」
「ちょっと見てよ!
 仕事詰まっちゃって、あれだもの。
 車全然足りなくてさ。」予定表を指差す社長。
「わかりました。間違いなく20日には。」
「よろしく頼みます!」
「はい!」

営業所
成績表を見つめる久子。
大沢土木で2台売ると、成績はトップだ!
「私谷口さん追い越しちゃう!」つい笑みがこぼれてしまう。

納品の日。
「あの悪いんだけどさ、小切手の日付、11月25日でもいいかな?
 来週の月曜日。」と社長。
「来週ですか?」
「うん。いやあの、次々仕事はいるもんだからさ、
 材料費やなんかの立替が多くて、
 今、銀行に金無いんだよ。」
「・・・」
「大丈夫大丈夫!心配ないから。
 佐藤建設や、鳥島組から、今週中に入金あるんだ。
 だからあの、月曜日にはばっちり!
 な、入金間違いないよな?」
「はい!確認取れています。」と事務員。
「でも・・」
「ちょっと、槙野さん、渋るの勘弁してよー。
 ほんの5日、ね!5日遅いだけじゃない。 
 うちさ、すぐにでも車いるんだって。」
「・・・そうですね。」
ぎっちりと詰まった工事予定表を見つめながら久子は、
営業成績トップになることも頭に浮かび・・・。
「わかりました!」
「良かったー!助かるよ!」

「この日、所長は管理職研修に出かけていて、
 営業所を留守にしていました。
 所長が戻ってきた11月22日の金曜日・・」


「おい槙野!
 大澤土木の小切手、お前どうした?」
「あ・・月曜日に銀行で、現金に変えることになっています。」
「すぐ銀行行け!」
「あの・・でも約束は月曜日、」
「いいから!!すぐに行け!!」
「・・はい!!」

「指定された口座に、お金は、全く入っておらず。」

「やられたか・・不渡りだ。
 槙野、お前騙されたな。」と所長。
「え・・」

慌てて大澤土木を訪ねるが・・・
犬はいるが、車はなく、社長も事務員もいなかった。
スケジュールは11月20日のまま。
「騙された・・」久子はその場に座り込み・・。


※一部公式HPあらすじを引用しました。


冒頭、高村は大森から書類を隠しました。
高校時代の友人も、職に就けば隠さなければならないこともある。
それがちょっと寂しかったり・・。

そんな中、久子の努力を知った柴田は、自分の営業ノートを
こっそり見せてくれました。
セールスという仕事のライバル。
柴田だって車を売らなければならないのに。
柴田から営業法を学ぶ久子。
仲良くノートを覗く姿が微笑ましい。

そして、久子のお母さん、光代が素敵です。
娘のことをすごく愛していて、すごく心配していて、
でもわざと突き放したような言い方で、応援して。
神棚に置かれた名刺にウルっときました。

危ないと思ったら・・やはり大澤社長は新車を持ち逃げ。
犬を置いて・・。
この話は後に続くのでしょうか?

土曜日はこちらを録画して、『ごくせん』は視聴のみにすることに。
マンデリンさん、アップしましたよ〜♪
感想お待ちしていますね!



ランキングに参加しています。 よろしければクリックお願いいたします。
人気blogランキング     TV Drama Ranking



B001340ZZM孤独の向こう平原綾香 川江美奈子 藤井理央 DREAMUSIC( C)(M) 2008-04-16by G-Tools



【キャスト】

槙野久子(夏川結衣)
昭和24年生まれ。
10歳のときに、父が借金を背負い失踪。母・光枝に女手一つで
育てられる。高校卒業後、一流企業の興亜化繊のOLとなるが
不文律の定年25歳を前に居場所を失う。
一生懸命働ける場所を求めて、自動車セールスの世界へ。
「女に車が売れるはずがない」という常識を覆して
トップセールスマンに成長する。
のちに外資系の輸入車ディーラーに転職。社長へと上りつめていく。

柴田隆男(椎名桔平)
久子の幼なじみ。
高校時代、久子の気持ちに気づかず、仲間の一人・真理子と
つきあい始め結婚。
大学卒業後、ミヤケ自動車(メーカー)に就職。
ディーラーに出向しているときに久子と同じエリアの担当になる。
メーカーに戻ってからは、アメリカ勤務をへて購買部次長として
部品の購入やコスト管理を担当。
平成7年、日米自動車協議の時には渉外担当として通産省の方針と対立する。

柴田(野沢)真理子(石田ひかり)
久子の高校時代の同級生。
久子と隆男が実は互いに想いをよせていることを知りながら、
久子に隆男との仲をとりもつように頼んだ。
結婚式で久子たち同級生と再会し、再び不安になるが、その想いを
封じ込め幸せな家庭を作るために努力する。
人形づくりにめざめ、次第に生きがいを見いだしていく

大森吾郎(山口馬木也)
高校の同級生。
明るい人柄で仲間の潤滑油的存在だが、マドンナだった真理子に
恋心をいだいていた。
一浪一留して小さな経済関係の出版社に就職。
取材で知り合ったミツダ電子の社長に見込まれ秘書に転職。
ミツダ電子はバブル景気にのって急成長し、のちに贈賄事件と
不正融資事件で転落の道をたどる。

高村雅之(大沢健)
高校の同級生。
東大法学部を卒業し、通産省のキャリア官僚となる。
久子のことをずっと思い続けていて、独り者を通している、
日米自動車協議では、WTOに提訴しようとする対米強硬派の
一翼を担い、メーカーを守ろうとする隆男を対立する。

槙野光枝(十朱幸代)
久子の母。
料理屋の娘だったが、仲買人として店に出入りしていた久子の父・
浩太郎と駆け落ち同然で結婚。
久子が10歳のとき、浩太郎が借金を抱えて失踪してからは行商を
しながら久子を育て上げた。
小さなお好み焼き屋「アベベ」を開き、久子の仲間たちのたまり場に
なっていた。愚痴は言うのも聞くのも大嫌い。久子のよき手本である。

槙野浩太郎(石橋蓮司)
久子の父。
青物の仲買人をしていて、幼い久子をよく市場につれていった。
久子が商売を好むのはその影響。
失踪する前に、車を購入し、最初に久子を乗せる。
そのたった一度のドライブの感動が、久子が車のセールスを始める
きっかけとなる。
久子がトップセールスの表彰をうけた記事を見て、再び久子の前に現れる。

岡野英二(蟹江敬三)
久子が働くミヤケモータース城南営業所の所長。
特攻基地の整備兵として終戦を迎えた。
セールスの現場にいたころは、「一日に一台車を売る男」として
有名だった。
人を見る目は確かで、組織作りにも岡野なりの信念がある。
久子は父のように慕う。

谷口克彦(鈴木一真)
ミヤケモータース城南営業所不動のトップセールスマン。
ひたすら売り上げを上げるべく、信念をもってセールスに励む男。
久子とは営業方法が違い、対立することもあるが、次第に認め合う
間柄になっていく。

藤山邦子(梅沢昌代)
ミヤケモータース城南営業所経理担当。
営業所のことは全て知っている。岡野も邦子には頭があがらない。
戦争未亡人で、働く女性の先輩。
久子には好意的で何かと味方になってくれる。

中野晴美(佐藤仁美)
ミヤケモータース城南営業所の事務担当。
適当な年齢で結婚相手を見つけて主婦になりたいと願っていて、
働きまくる久子を敵視している。谷口を思い続けている。

佐々木義男(塩野谷正幸)
営業所の古参セールスマン。
「すっぽん」どあだ名される粘り腰で、好成績をあげている。

森達郎(櫻井章喜)
営業所のセールスマン。
いつも成績は最低レベルだが、全く気にしないお調子者。

阿部幸雄(塩谷瞬)
久子と同期中途入社の気弱なセールスマン。
ぜんそくを患ってきた母を思い、売りにくい排ガス規制対策車を
売ろうとするがうまくいかない。


【スタッフ】
作…山本むつみ
音楽…栗山和樹
主題歌…「孤独の向こう」平原綾香
演出…吉村芳之 西谷真一(NHKエンタープライズ)
制作統括…岩谷可奈子(NHKエンタープライズ)



夏川結衣さんの主な出演作品


この記事へのコメント
このドラマやっぱりいい感じです!

久子が選んだ営業方法は『御用聞き』母親が行商をしていた頃の信念が見事に実って成績を上げていくのが嬉しいです!確かに営業という仕事は時間の使い方は自由なところがあるので一寸した手伝いや時間を割いても成績重視なので良いところに目をつけました!所長のアドバイス的な呟きや、そんな時間の使い方を認めたり女を武器に売ったりしたらクビだは素敵な上司です!藤山の暖かい視線も独り身になって苦労した表れなのかな?久子の活躍に自分を重ねているようにも見えます!

光江の娘を奮起させる行動もにくいですね!きっと一台目を売ったときの喜びは久子以上だったのかもしれませんね?大事に神棚に祭っている名刺をぬくカメラワークも上手いです!

村上の「売って下さい」はジーンときました!頑なに女性のセールスを拒んできた村上の言葉が久子を認めたというか信用を勝ち得たのがとても嬉しかったです!きっと買い替えのときも久子を指名してくれるでしょうね!

子供の頃の記憶に爆破事件は残っています、連日の報道に子供ながら怖がった思いが蘇ってきました、でも不思議と多摩川の決壊は記憶にありませんドラマ『岸部のアルバム』のワンシーンだけがおもいだされます…二つの大きな事件が重なっていたなんて!時代背景の使い方も上手くハマってますね!

順調になった久子のピンチ!今はローンの申し込みでまず滞納がないかローン会社が調べてくれたけど昔はそんなシステム無かっただろうし、携帯も無い時代にお客の電話を借りて疑うような態度も見せられないし辛いところです!転売される前に押さえないと…どう切り抜けるか所長の腕のみせどころ、久子にどんな教えを説くのかも楽しみです!
Posted by けた at 2008年04月21日 19:54
ちーずさん、アップありがとうございます!
一人でラーメン屋に入る久子、「結婚できない男」の夏美先生と同じですね。夏川結衣には自立する女性の役が良く似合うってことでしょうね。(寅さんのヒロインをやらせたかったな〜なんて思ってしまった)
お母さんも素敵ですね。行商しながらお客さんの御用聞きをしていたなんて。母のたくましさが娘に受け継がれていますね。
爆発シーンは驚きましたね。昔はよく爆破事件がありましたよね。北海道庁とかピース缶とか。わたしの家の近所に警察署があって、指名手配のポスターを日常目にしていたので、いまだにあの頃の指名手配犯を何人か覚えてますよ。赤軍メンバーはもちろん、「宇賀神」という姓の容疑者がいたのは強烈に覚えてます。爆破事件の実行犯でした。
それから多摩川の堤防決壊。あのニュース映像も強烈ですよね。けたさんが言及されてますが「岸辺のアルバム」、あのドラマ見てましたよ。八千草薫が好きで、中田喜子も好きで。ジャニス・イアンの主題歌「ウィル・ユー・ダンス」がとても印象的でした。家が流されるってどんな気持ちなんでしょうね。
車が売れたシーンはマジで泣いてしまいました。
このドラマ、懐かしさと切なさと喜びと、そして恋模様と、まったく飽きませんね。正直NHK土曜ドラマの60分というのは長くて取っつきにくいと思うんです。CMなしでまるまる60分ですからね。大河ドラマのようにNHKの場合45分がベストだと思ってます。でもこのドラマはあっという間に60分が過ぎますね。

「ごくせん」初回視聴率26.4%・・・強すぎますね!
「魂萌え」とか「フルスイング」とかいいドラマやってるのに裏がこんなに強いんじゃ可哀想です。「氷壁」の頃のように土曜ドラマを夜10時台にできないでしょうかね?
Posted by マンデリン at 2008年04月21日 20:45
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。