2008年04月23日

無理な恋愛 第3話

『彼女が家に来た!』

正午(堺正章)の会社に元妻の光代(夏木マリ)が生命保険の勧誘に
押しかけて来た。
かえで(夏川結衣)と結婚する気なのかと聞かれた正午は、
片思いなのだと告白する。
そして、保険の契約に関してある提案をする。

かえでの家ではシャワーが壊れて水しか出なくなってしまった。
龍彦(徳井義実)は自分で修理すると言い張るが、悪戦苦闘の末、
ますます壊れてしまう。

近所の銭湯も廃業しており途方に暮れていると、ちょうど正午が
タクシーで通りかかり、正午はマンションの風呂を貸してやることになる。

かえでと龍彦に、正午のお陰で別れなくて済んだと感謝された上、
仲のよさそうな姿を見せ付けられ切なさを募らせる正午だが、
風呂が直るまでうちで暮らせばいいと言ってしまう。その頃、光代は圭介(尾美としのり)に、正午が保険金の受取人を
朝子(小嶋陽菜)にしたがっていると報告していた。
正午は圭介が嫌がるのではないかと気にしていたが、圭介は自分が
正午よりも多額の保険に入ることを条件にOKする。

正午は夜が更けても全く眠れずにいた。
切なさのあまりベランダに出てため息をついると、背後に人の気配が。
振り返るとそこには、やはり眠れずにいたかえでが立っていて、
2人でワインを飲むことになる。
「もう自分にはこんな豪華な部屋に住む人生はないんだなあと思って、
 ちょっと落ち込んでしまった」
と打ち明けるかえで。正午はその考えを否定し、
「例えば僕と…」
と言いかけるが、その先は言い出せずにはぐらかしてしまう。
そして、何が幸せかは誰にも分からないのだから、思い描いていた
理想の自分と今の自分を比較して落ち込むのはやめるようにと諭す。

翌朝、久しぶりに「行ってらっしゃい」の言葉で見送られた正午は、
仕事に対してもやる気を取り戻す。

一方、かえでは律子(鈴木砂羽)に、龍彦とともに正午の家に
世話になったことを報告。
その会話の中で、正午がゆうべ言いかけたのは
「僕と一緒にこの部屋に住もう」ということだったのではないかと考える。
まさかと打ち消すかえでだが、そのことが気になってしまう。

龍彦は街で小説仲間とばったり遭遇。
新人賞を獲ってデビューしたと著書を渡され、落ち込んだ龍彦は
街をうろつく。

正午が弾んだ気持ちで帰ってくると、かえでが料理をしていて、
龍彦はまだ帰っていなかった。
「じゃ、2人か」。
正午は何気なく呟くが、かえでとの間に緊張感が走って…。

公式HPより=


冒頭、付き合いで会員になったジムに初めて行ってみた正午、
恋の力がそうさせたのですね。なのに、
「温泉も ジムもエステも 団塊だらけ」門田祥子の一句、
「団塊の世代は金と暇がある!」文平の一言、
正午は若くいたいのにー。

「はーい、ご飯ですよー。
 イイコだねー。チャッピーは。
 日に日にいいコになっていくねー!
 ・・・日に日にダメな人間になっていくねー、あいつはねー。」
かえでの、チャッピー(ワンコ)と龍彦との比較にクスっと
笑ってしまいます。

「大体、あなたはさ、何なの!?
 この際だからさ、言わせてもらいますけどね。
 座んなさい、そこ!」
「・・・はい。」
「あのね!!」
龍彦とかえでのこのやり取りも楽しい。
この二人、結婚したら上手くいくんだろうなー。

『いいカゲンにしろ!』のロケバスの中。
「ちょっと言い過ぎちゃったかなー。
 お湯が出なくなったのはさー、別に龍彦のせいじゃないんだけどさー。」
「わかる!そっからどんどんムカついていろんなことどんどん 
 言っちゃったんでしょ。」と律子。
「そうなの!
 初めて会った時のことから始まってどんどん止まらなくなっちゃって。
 叩きのめすみたいな感じ。」
「わかる!つい言い過ぎちゃうのよね。
 で、そん時は、ちょっと、落ち込むよね。」
「でもさー、可愛くないよね、それって。」
「そうなのよ。可愛くないのよ。」
「そっかー。なるほどねー!
 でも、ずっと可愛くなんてしてらんないもんね!」
「そうなのよ!だって、この年でかわいい方が気持ち悪いでしょ?」
「だよねー!」
二人とも大きなため息。
「で、どうなったの?直ったの?お風呂。」
「どうかなー。
 俺が直すって。
 私は、素人がいじると余計ダメになるから修理頼むって言ったのに、
 絶対俺が直すって言い張って。」
「男の意地だね、それ。
 そこでに、二つのタイプに別れんのよ、男は。」
「二つってどういうこと?」
「なんだかんだ言って結果を出す男と、
 結局最後まで、結果を出せない男。」
「はぁー!なるほどねー。」

龍彦は、結果が出せない男のようでした。
水まで出なくしてしまった!

今回の再現ドラマの役は、
"あまりにも生活能力の無い長年連れ添った男にぶちきれる主婦"役。
「OK任せて!
 いい芝居すると思う、私。」
「おー、ぶちかます?」
「了解!」

かえでと律子のガールズトークが楽しい。
お互いの気持ちがわかりすぎるほど分かり合える二人です。

自分の切ない気持ちをケンちゃんに聞いてもらう正午。
「切ない。実に切ない!辛いなー!!」
「あれ?そういうのがしたいって言ってなかったっけ?」
「うん?・・確かに言ってたね。」
「だから良かったじゃん。」
「うん。そうだね!そういうのがしたかったんだよね、俺は。
 だから、切なくて、いいんだよね。
 良かったんだ・・ハッハッハッハッハ。」

この二人も、いい友人関係です。
人間って、一つ夢がかなうと、その次を夢みてしまうものなんですよねー。

帰りのタクシーの中、
「切ない思いがしたかったのか?俺は・・
 そうなのか?」
と自問する正午。この呟きが切ないです。

渡り廊下の足音に、
「あ、かえで帰ってきた!」
「ワン!!」
「俺の勝ちー!俺の方が早かったもんねー!」
犬と張り合う龍彦って。(笑)
でもかえでは龍彦を素通りして、チャッピーにご挨拶。

かえでは急いで銭湯に行く準備。
「ラブホ行く?お風呂もあるし、楽しいし!」
「は??・・・ダメ!贅沢な!
 銭湯ならね、430円なんだから!!
 大体誰が出すと思ってんの、そのラブホ代は!」
「かえで?」
「答えなくていいのよ、それは!!
 それにほら、チャッピーどうすんの?
 可哀想でしょ、一人で。」
「ペット可のところも、ないことはないよ、うん。」
「何で知ってんの?そんなこと。ムカツク!」
「エヘヘ。」
「エヘヘじゃなくて、どうすんの?行くの行かないの?」
「行く!あ、上がったら、フルーツジュース飲んでもいい?」
「OK!急いで!」

こうして二人は銭湯に急いだのですが、銭湯は廃業していました。
この時BGMがマイナーチェンジ。哀愁を誘います。(笑)

龍彦が交番に近くに銭湯があるか聞きに行き、
一人愕然と座り込むかえでを、偶然タクシーで通りがかった正午が発見。
タクシーを停めてうれしそうに駆け寄る正午。
でも、前に居酒屋でかえでを発見した時と一緒、
かえでは龍彦と一緒でした。

かえで+龍彦+チャッピーは、正午の家へ。
ベッドにダイブしたり、無邪気というか子供というか、
そんな龍彦を母親のように叱るかえで。
「かえでさん、彼・・こう、キャラクターとしてさ、
 突っ込んでもいい人?
 この!みたいな。」
「もうどうぞお好きなだけ!」
「漫才で言うと、ボケ担当みたいな。」と龍彦。
「違うでしょ。あなたの人生そのものがボケでしょ。」
「上手い、そのとおり!」
「なるほどね。関係性が見えました。」

かえでには龍彦を許すように、
龍彦にはかえでと幸せになるよう、
そうアドバイスしてしまっていた正午。
こうやって、三人で会ってしまって、正午の恋はますます
成就しにくくなってしまいました。

正午が光代に頼まれて保険金に入ったときの条件は、
保険の受取人を、娘の朝子にすることでした。
良かった、娘を愛しているパパで。

光代に相談された現夫の圭介はそれを了承。
「ただ一つ、条件がある。
 チャッピーさんより、多額の保険に、僕も入る。」

男のプライド、ですね。
それだけ光代や朝子のことを愛しているということでしょう。

カラオケで友達に歌が上手いと褒められる朝子。
音楽の感性は父親譲りのようです。

夜中、ベランダで一人呟く正午。
「ちょっと・・
 いくらなんでも切なすぎないか、これは・・。」

そうですよね。最愛の女性とその恋人が、自分の部屋に泊まって
いるんですから。

そこへやって来たかえで。
テレビをつけっぱなしにしておくのが好きという二人は、
基本的に、寂しがりやなのかな。
頷きながらかえでを見つめる正午が、とっても温かい。
ベランダで二人きりで乾杯する正午とかえで。
正午にとっては幸せな時間だったんだろうな〜。

「素敵なお部屋ですね。ほんとに。」
「うん?」
「さっき、お風呂頂いた時に、思ったんです。」
「思った?」
「はい。
 龍彦は、ああいう人だから、何も感じないのかもしれないけど、
 私がね、20代の時に、もし、この部屋に来たとするじゃないですか。」
「うん。」
「そうしたら、あー、素敵だなー、
 私もいつか絶対、こんな部屋に住むんだって思ったと思うんですよ。
 でも、今は、そんな風には、無邪気に思えないっていうか。
 すごく素敵だな、でも私にはもう、こんなとこに住むような人生、
 ないんだなーって、そんな風に思って。
 ちょっとだけ落ち込んじゃいました。
 あ・・すみません。失礼ですよね、
 お邪魔しといて、落ち込んだだなんて。」
「そんなこと・・わかんないじゃないか。」
「何でですか?ないですよ。
 あ、女優として大成功するかもしれないなんていうのは、
 なしですよ。
 ないでしょう。そうなると。」
「・・・例えば、僕と、」
「え?」
「・・・」
「僕と?」
「・・・いや。だから・・・」
龍彦の寝言が聞こえてきて、かえでが笑い出す。
「すみません。
 あ・・例えば?」
「え・・例えば・・・僕と・・・
 部屋交換するとか。」
「おい!」
「失礼!」
「・・・」
「かえでさん。」
「はい。」
「何が、幸せかなんて、誰もわからないんじゃないかな。」
「・・・」
「思い描いた、理想の自分と、今の自分を比較して、
 落ち込むのはやめなさい。
 理想とか、夢とかっていうのは、
 思い浮かべて、楽しい気持ちになるためにあるもんで、
 落ち込むために、あるもんじゃない。
 わかる?」
「はい。」
「うん。」
「ありがとうございます。」
「ファイト。」
乾杯する二人。

さすが大人だなーと思わせる、正午の温かい言葉。
かえでもその言葉に目が潤んでいるように見えました。


「いってらっしゃい!お仕事頑張って下さい!」
かえでの言葉に感激する正午。

正午がいなくなると、かえでの説教タイム。
「わかった!?あんまり調子に乗らないで。
 あんないい人いないんだからね!なかなか。
 あんまり酷いと、絶交だよ、絶交!
 知ってる?男と女の絶交は、別れるよりハードだからね。
 会うこともなくなるんだよ。
 話すこともなくなるんだよ。
 いいの!?」
「いやです!」
「部屋をピカピカに掃除ぐらいしておきなさい、せめて。
 働いてないのはあんただけなんだから。」
「はい。」
「だいったい、あんたって人は!
 ・・・いいや。やめとく!
 行ってきます。」
「はい。行ってらっしゃいませご主人さま。」
「・・・」
龍彦の前に座りなおすかえで。
この二人、本当に可愛い!

かえでに「お仕事頑張って下さい!」と言われたせいなのか、
若者の音楽に積極的に取り組む正午。
この姿を菊原(坂口憲二)に見せてあげたい!

正午の、「例えば、僕と・・・」
その言葉の先を察してしまったかえでは、
「・・・ないない。考えすぎ考えすぎ!」
と自分に言い聞かせます。

龍彦は、友人の成功にますます焦りを感じているんですね。
居酒屋で一人自棄酒。友人の本をちょっと開いて、パタっと閉じます。

自分の部屋の明かりがついていること。
そこに大好きな人が待っていてくれること。
正午の幸せな気持ちが伝わってきます。

「あれ?龍彦君は?」
「いないんですよー。」
「ふーん。じゃあ二人か。」
「え・・」

正午はかえでにとって、"いい人"で終わってしまうのでしょうか。

※レビューしていないドラマがどんどん溜まってしまうのと、
公式のあらすじが丁寧なので、このドラマは感想メインで
アップしていきます。



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主題歌『忘れもの』
歌   堺正章
作詞  秋元康
作曲  Gajin
編曲  清水信之


キャスト
立木正午・・・堺 正章
長野かえで・・・夏川結衣
東海林龍彦・・・徳井義実
水田一郎・・・福田充徳(チュートリアル)
門田祥子・・・青木さやか
矢代文平・・・田中圭
久保律子・・・鈴木砂羽
小川圭介・・・尾美としのり
小川朝子・・・小嶋陽菜
姫野まどか・・・スザンヌ
田代和也・・・永田彬
ケンちゃん・・・ムッシュかまやつ
小川光代・・・夏木マリ
菊原・・・坂口憲二
ほか

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スタッフ

脚本
 岡田 惠和
音楽
 仲西 匡
 瀬川 英史
主題歌
 堺 正章「忘れもの」
 (ビクターエンタテインメント)
演出
 塚本 連平
 小松 隆志
プロデューサー
 安藤 和久(関西テレビ)
 東城 祐司(MMJ)
 浅井 千瑞(MMJ)
制作
 関西テレビ
 メディアミックスジャパン



堺正章さんの主な出演作品



夏川結衣さんの主な出演作品


23:12 | CM(1) | TB(0) | 無理な恋愛 | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちーずさんこんばんは、このドラマは人の気持ちを平気で逆撫でするせりふが多いですね、門田の川柳や光代が保険を勧めるときの言葉、はやくこの仕事を抜けなければの姫野に苦笑いで返すのは大人なのかな?「いいカゲンにしろ!」とキレる日がくるのかな?

律子と話すかえでが分かっていても龍彦にあたってしまい過去のことまで掘り下げて説教をしてしまうとか、ケンちゃんに愚痴を聞いてもらう正午たちの年齢に見合った悩みが切実で、友人の存在の大きさを感じるシーンです!

圭介が正午より高い保険に入るのを深読みしましたが、素直に光代と朝子への愛情の現われで良いのでしょうね、正午に対する嫉妬や朝子との微妙な関係を疑ってしまいました。

恋愛の切なさを求めていた正午が、かえでを好きになって打ちのめされる姿が侘しいですね!良い人として二人を泊めてしまい、ふたりの仲の良さを改めてみてしまった正午は入る隙も無いことに気づき…「行ってらっしゃい」の言葉に仕事への情熱を取り戻す正午、こんな姿を表したいドラマなのかな?

この奇妙な同居生活は暫く続くのでしょうか?龍彦が友人の出版に落ち込み又居場所を求めてさまよい、ふたりだけの生活に意識しすぎる展開なのかな?
Posted by けた at 2008年04月24日 19:10
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