2008年08月24日

ヤスコとケンジ 第7話

『正体バレた!?コスプレ替玉作戦』

『桜葉れいかの正体は、元暴走族総長だ』との情報がネット上に流れる。

優紀子(櫻井淳子)は、ゴシップ紙の記者にその証拠写真を突き付けられ、
真相を明かすよう迫られる。

ヤスコ(多部未華子)は、から、エリカ(広末涼子)を
“桜葉れいか”に仕立てて危機を乗り切ろうというアイデアをもらい、
ケンジを説得。

エリカは記者の目前で、見事に“桜葉れいか”を演じきる。
 
ところが、突然、青田(RIKIYA)に呼び出されたエリカは、
ケンジを盗撮したビデオを見せられ――。

公式HPより=エリカがキレない為の練習をするヤスコ、純、かおり。
優等生な純がケンジの真似をするのが可愛い。
せっかく練習では上手くいっても、ケンジを前にすると
素が出てしまうエリカ。
ケンジとエリカ、このにらみ合い、言い合いが仲の良い証拠なのかも
しれません。


「桜庭れいかは女じゃない。男だ。
 桜庭れいかは元暴走族の総長。
 証拠もある。
 ネットに証拠を流した。
 桜庭れいかの人生を、終わらせる。」
編集長にそう電話をしてきたのは、青田。

編集長はすぐに『Bagel』という検索サイトで『桜庭れいか 男 暴走族』と
検索。

そこへ、中央スポーツの記者・長内が訪ねてくる。
「ネットで噂の人気少女漫画家、桜庭れいかの、正体について
 お聞きしたいんですが。」
長内はある写真を編集長に見せ・・。

その頃、えりかは残暑見舞いにと沖家を訪れる。
「まだまだ、暑苦しい日が続きますが、」
「暑苦しいのはテメーだクソアマ。」
「・・・」
「エリカさん・・」

そこへ編集長がやって来る。
「れいか先生!これどういうこと!?
 何でこんな写真撮られてるの!!」
それは、ケンジが男を殴り飛ばしている写真。
「どうしてこんなものが・・」
「それはこっちのセリフよ!暴力沙汰はご法度って言ったでしょう!」
「総長は悪くないんです。これには深い訳が。」とモス。
ネット掲示板のコピーをカバンから取り出す編集長。
「うそ・・バレてる!!」とヤスコ。
「いい?この家の住所をかぎつけてるパパラッチまでいるんだからね!」
「うちの住所まで!?」とヤスコ。
「こういうことはあっという間に広がるわ。
 傷害事件とか逮捕歴とか、あることないこと書かれるのも
 時間の問題なの。
 もしそうなったら、漫画描けなくなるんだからね!」
「総長・・」とアジダス。
「ヤバイっすよ・・。」とモス。

「ど・・どうしよう。
 もし、桜庭れいかの正体があいつだってバレて、
 漫画が描けなくなったら!
 うちにお金がなくなって、え?私?高校いけなくなる?
 そ、そうしたら、椿君と会えなくなる!?
 いやだいやだいやだ!そんなのイヤだ!!
 椿君、どこにもいかないでーーー!!」


翌朝、慎重に辺りを見渡し外に出るヤスコ。
「ちょっといいかな。」長内が声をかける。
「・・・」
「ここ、桜庭れいかの家だよね。」
「パパパパラッチ!?」
「し・・知りません。」
そう言い立ち去るヤスコ。

予備校
「ヤバイよ。本当に家までバレてる。」

友達がヤスコにスポーツ新聞を見せる。
そこには、
『桜庭れいか
 正体は男!?
 深夜の大乱闘
 元暴走族総長』
「あんな胸キュン漫画を男が描いてたなんて、かなりショックだよね。」
「ていうか、うちらファンに対する裏切りでしょ。」

「ほんとよねー。」
「子供だましの漫画だと思ってましたけど。」
「描いてる人間が読者を騙していたなんて、
 タチが悪いにもほどがありますわ。」
と真行寺たち。

帰り道
純と並んで歩くヤスコ。
「なんかすごいことになってるね。」
「もう、家もバレてるみたい・・。」
「そうなんだ。」
「どうしよう・・。」
「実は、いい考えがあるんだ。」
「え!?」
「でも実現する確立はすごく低い。」
「何なに?教えて?」
純に耳打ちされ、ヤスコ、ウットリ!
「っていうのは?
 沖さん聞いてる?」
「ごめん、もう一回言って。」
「・・・」
「沖さん?」
「ごめん、もう1回!」

沖家
「何ーっ。ヤスコ、今なんて言った?」
「もうこうなったらね、直接、取材を受けちゃえばいいのよ。
 桜庭れいかの素顔、本邦初後悔!
 それで、噂を元から立つ!」
「でも、総長がこのツラ下げてのこのこ出ていったら、」とモス。
「それこそ終わりっすよ!」とアジダス。
「だからよ!ねー、ヤスコちゃん!」と編集長。
「そう。代役をたてるの!」
「代役?」
「俺の代役だ?」
「じゃーん!」
ヤスコはエリカと椿を連れてくる。
「椿君が考えてくれたんだよ。
 どう?名案でしょ?」
「何が名案だ!」
「背に腹は代えられない!これしか方法がないの!」と編集長。
「・・・」
「あの、ご迷惑、おかけします。」編集長がエリカに頭を下げる。
「と、とんでもないです!
 でも、勘違いしないでよね!
 私は、ヤスコちゃんに頼まれたからやるだけなんだから!」
「ほら、お兄ちゃんもお礼言って!」
「どうして俺が・・このクソアマの世話なんかいん!」
「クソアマだぁ!?」
「引っ込んでろ!大体お前は部外者だろうが!」
「部外者なのにわざわざ助けてやるんだろうが!」
「誰が助けてくれって頼んだんだよ!」
「あーーもうっ!!」
編集長のちゃぶ台返し!
「・・・」
「あなた!自分の置かれた立場わかってる!?
 漫画か続けられるかどうかの瀬戸際なのよ!」
「・・・別に、何もこの女じゃなくたって、」
「彼女だけなんでしょう!?
 あなたが桜庭れいかだってわかっている女性は!」
「・・・」
「わかったら、潔く頼みなさい。
 ここにいる全員の人生が掛かってるの。
 ほら早く!」
「・・・た・・のむ。」悔しさを必死に耐えて言うケンジ。

カレー屋
「頼まれた・・沖ケンジに、頼まれた!!
 お前だけが頼りだって、頼まれちゃった!」
「そこまでは言ってないよ。」純が笑う。
「よーし!今夜は徹夜で、絵の特訓よ!」
「姉さん絵心あったっけ?」
「そんなの気合でカバーよ!気合で!」
「にしても、妙だよな。
 どっから漏れたんだろうな。桜庭れいかの正体。」と渋谷(嶋大輔)。
「ああ・・確かに。」と純。
「嫌な予感がしやがる・・。」

沖家
「失礼します!」
アジダスがケンジの仕事用デスクにつく。
「お願い!明日はアシスタントの役なんだから、
 何があっても絶対にキレちゃダメだからね!」とヤスコ。
「わかってる・・」必死にキレそうな自分を抑えるケンジ。
「じゃあ、アジダス、お願い!」

ヤスコとモスが持つセリフ表を声を振る輪ながら読むモス。
「おい!そこのアシスタント!
 何だこのベタは!しっかり塗りなさい!」
「・・・もういっぺん言ってみろ!」
キレて暴れまくるケンジに明日が思いやがれるヤスコ。

そして当日。
編集長が長内を仕事場に連れてくる。
「ご覧下さい。彼女が今、世間で注目を集める、人気少女漫画家、
 桜庭れいか先生でございます。」
白いベレー帽、黒ブチメガネ姿のエリカが答える。
「どうも。桜庭、エリカです。」
「エリカ?」
「れいか先生!桜庭れいか先生!
 来月発売の、新刊のコメントなんですが、 
 こちらでよろしいでしょうか。」
純がエリカに手帳を広げて見せる。
『姉さん、落ち着いて』
「・・ええ。いいわ。」
「彼は?」と長内。
「ああ、マネージャーです。
 れいか先生お忙しいので、身の回りのことは彼が。」
「じゃあ、あちらの彼は?」
髪を七三に分け、赤ぶちメガネ、赤い蝶ネクタイ姿のケンジを
覗き込む長内。
「彼は、ただのアシスタントです。」
「絵を描いているところを見させてもらってよろしいですか?」
「ええ。」
えりかがペンを取り絵を描く。
「どうですか?このペンさばき!」

「ナイスです!エリカさん!」とヤスコ。
「徹夜で特訓した成果だね。」と純。

「直接、話を聞かせてもらっていいですか?」と長内。
「ええ。」
「漫画家先生というのはですね、ご自分の作品を全て細かく
 覚えているものなのですか?」
「・・も、もちろん。」
「それじゃあ、ちょっとよろしいですか?
 この、3巻の、最初のセリフ。」
「え・・」

「え・・まずいよ!」

「あら、覚えてない?」
「・・・僕は、一生、片思いでもいい。
 でも、死んだら、一緒のお墓に入ろう。」
「じゃあ、4巻の、最後のセリフ。」
「ひまわりの花言葉を知ってるかい?
 あなただけ、見ていたい。
 僕は、君だけを見ていたいんだ。」
「次にもう一つだけ。
 7巻の、68ページの、5コマめ。」
「ドキ!ピカッ ゴロゴロ・・好き」
「ほほう!」

「すごいでしょう!?」と編集長。

「エリカさん、一夜漬けにしては凄すぎる!」
「いや、暇さえあれば読んでるんだ、お兄さんの漫画。」と純。

「では、単刀直入に伺いますが、これ、この写真、同一人物ですよね。
 彼が、桜庭れいかだ!」
「確かに似てますが、別人ですね。
 世の中にはそっくりな人間が5人はいますから。」と編集長。
「こら!アシスタント!」
ピコピコハンマーを投げつけるえりか。
「いいかい!?あんたの顔が、この写真のバカ男と、
 似てるからこんな一大事になってるんだよ!
 ったく、どこにでもいるような顔しやがって!
 今すぐ整形してきな!!
 わかったら返事!!」
「・・・」必死に怒りを押さえ込むケンジ。
「返事は!」ケンジにハリセンが飛ぶ。
「ちょっとやりすぎだよ・・姉さん・・」と純。
「お願い・・こらえて・・。お願い!!」

「・・・すいませんでした。れいか先生・・」

「そうですか。わかりました。
 あ、それじゃあ参考までに少し写真撮らせてもらってよろしいですか?」
「あ・・ああ、公表は絶対に控えて下さいよ。」
「それはもう、もちろんです。」
部屋の写真を撮り始める長内。
「えりか先生!」
「あぁ!?」つい返事をしてしまうケンジ。
「はい!!」慌てて手を挙げてごまかすエリカ。
「あ・・あの、記念に一枚よろしいでしょうか。」
「はい。」
「じゃあお願いします!いきますよ!」

その日の夜
「作戦成功を祝して、」「カンパイー!!」
「いやあ、こんなに上手くいくと思わなかった!
 あの記者、完璧に信じてたもん!」とヤスコ。
「今ごろ編集の人も、会社にいい報告をしているね。」と純。
「えりかさん、ありがとうございました!」
「私はそんな。」
「照れなくていいですよ!迫真の演技でした!」
「でも総長がよく我慢しましたよね。」
「確かに、姉さんがたたいた時はヤバイと思ったけど。」
「あれ?そういえば総長は?」
「どっかで怒ってたりして。」
「ちょっとやめてよヤスコちゃん、演技でもない。」
「ごめんなさい!」

そこへケンジがやって来た。
「おい、クソアマ!」
「お願い。怒らないで。」とヤスコ。
「・・何だい?さっきのことだったら謝らないよ。
 あの状況じゃ、あれしか手がなかったんだからね。」
「どうして言えた。」
「は?」
「初恋キッスのセリフ、全部暗記したのか!?」
「暗記?誰がそんな面倒なことするか!
 毎日何度も読んでたら自然と覚えただけだよ。」
「毎日・・何度もだ!?」
「・・・だって、面白いもんは、面白いんだからしょうがないだろ。
 好きなんだよ。」
「・・・」
「・・桜庭れいかの、漫画が。
 なんか文句あんのかい!?」
「・・・明日原稿が上がる。
 読みたけりゃ来い。今日の礼だ。」
「え・・
 今のって・・。」

カレーショップ
「そうか。よかったじゃねーか。」と渋谷。
「ええ。」
「けど気をつけろ。まだ完全に噂が消えたってわけじゃないんだぞ。」
「奇跡だったのかもしれませんね。」
「うん?」
「ここまで、続けてこれただけでも。」
「おい。」
「いえ。
 覚悟はしてました。
 あの日10年ぶりに、封印を解いちまった時から。」
「だってあれはお前・・ヤスコちゃんを守るためにやったんだ。
 しょうがねーだろ!」
「ご馳走さまでした。」
「まさか・・お前・・」
「やめませんよ。
 俺には、漫画しかないっすから。」
ケンジはそう言い帰っていく。

長内が青田に報告する。
「だから、すんごい美人だったよ、桜庭れいか。」
「そんなはずは・・」
「ジョークじゃないよ。
 こっちだって男でなきゃ記事になんねーんだからさ。ほら。」
長内が写真を見せる。
「・・・生ぬるいやり方は通用しないわけですね。
 わかりましたよ。エリカさん。」

沖家
アジダスとモスにポーズを取らせ、絵を描くケンジ。
そこへ、
「どうも、水道局です。点検に伺いました。」双子の声。
「すみません。」ヤスコが応対に出る。
「台所は?」
「突き当たりです。」
「どうも。」
2人は作業場が映るようにカメラを仕掛け・・。

椿フラワーショップ
「ああ・・幸せ!」
「良かったね、姉さん。」
「ちなみに、あっしも今、超幸せっす!」とかおり。
「ねーねーねー!
 やっぱり、両思いってそんなにいいの?」
「最高っす。アジアジ最高っす!」
「いいわねーー!!
 私も今までは、片思いでも充分幸せって思ってたけど、
 今はもっと幸せ!
 10年ぶりにこの街に戻ってきて、本当に良かった。」

エリカの携帯が鳴る。
「もしもし。」
「お久し振りです、エリカさん。」
「青田!?」
「大事な話がありまして、お会いしたいんです。
 桜庭れいかの正体について。」
「・・・」

青田の店
「このたびはご苦労様でした。桜庭れいかの代役。」
「あんただったのね。あの噂を立てたのは。」
「ええ、そうです。
 例の写真も僕が撮りました。
 でも、全て噂じゃなくて事実ですから。」

スクリーンに沖家の様子が映し出される。
「総長じゃねー!れいか先生って呼ばないか!」
ケンジがアジダス、モスに向かって怒鳴っている。

「他にも、証拠はいくらでもありますよ。
 この男も可哀想に。
 正体バレたら二度と漫画が描けなくなるんでしょ。」
「きったねーマネしやがって!」
「そんなに沖ケンジを守りたいですか?
 だったら、いい方法が一つだけあります。」
青田はエリカを見つめて笑い出す。

沖家の前に車を止めるエリカ。
青田の名前が書かれた婚姻届を見つめ・・。

沖家では、編集長の元に届いた沖家の隠し撮りビデオをみんなで見ていた。
その様子をそっと見つめるエリカ。
「敵の方が上手だったみたい。」と編集長。
「これ・・もう色んなところに出回っているんですか!?」
「今は、うちの会社だけ。でも、時間の問題ね。」
「自分らの不注意で、すみませんでした!!」モスとアジダスが謝る。
「いいの。あなた達は悪くない。
 私の認識が甘かったの。
 取材記者はごまかせても、証拠を掴んでいる情報源を潰さないことには
 ダメだってことよね。
 ごめんなさい。最後まで守れなくて。
 もう、私個人の堵からじゃ限界みたい。
 でも、悔しいな。
 筆の使い方もロクにわかってなかったあなたが、
 この10年でここまで来れたっていうのに・・。
 本当に頑張ってきたのよね。
 ヤスコちゃんの側で、ヤスコちゃんの為にって・・。」
「・・・確かに、最初はこいつの為でした。
 こいつの為でしかなかった。
 けど、今は何か違うんです。
 俺の知らねーところで、いろんな人が、俺の、桜庭れいかの漫画、
 楽しんでてくれたんすね・・。
 俺もう、ダメなんすかね。
 桜庭れいかとして、描き続けることは・・できないんすかね・・。」
「・・・」
「総長・・」

「初めてだった。
 あいつが、お兄ちゃんが、こんな弱気な顔を、人に見せるなんて・・。」


エリカは胸のロケットを握り締め・・・。

作業場を見渡すエリカ。
「何の用だ?」とケンジ。
「何って・・原稿を読ませてもらう約束だろ。」
「・・・そこ座れ。」
ケンジがヤスコに原稿を渡す。

部屋の前を通りがかったヤスコが2人に気づく。
「クソアマ。どうだ。」
「これ・・くっだらねーギャグだな。
 それで、この続きのページはどうなるんだい。」
「・・・」
「私はさ、中途半端なのがさ、嫌いでさ。」
「・・・だったら、また読みに来ればいいじゃないか。」
エリカの瞳から涙がこぼれる。
「気が向いたらね。」
泣いているのをバレないように立ち去るエリカ。

エリカの涙に驚くヤスコ。
「エリカさん・・」
「ダメだからね。」
「え?」
「ヤスコちゃんは、私みたいになっちゃ。」
エリカはヤスコに微笑むと、家を出ていく。

椿家
婚姻届を前に考え込むエリカ。
胸のロケットを外し、その写真を見ながら呟く。
「さようなら・・沖ケンジ・・。」
そしてそのロケットをゴミ箱に捨て・・。

翌日、沖家に純とかおりがやって来る。
エリカがいなくなったと言う。
携帯にかけても出ないし、ゴミ箱にロケットが捨ててあった。
「まさか・・」
「沖さん、何か知ってるの!?」
「えっと・・」

「そのことなら、こいつらが知ってたよ。」
渋谷、アジダス、モスが青田の手下を連れてくる。
「こいつらが、全部吐いた。」
「全部青田の野郎の仕業でした。」
「・・・」

青田の店を訪れるエリカ。
「待ってましたよ、エリカさん。」
「約束は、守ってもらうよ。」
青田の手には、『桜庭れいか=沖ケンジ証拠影像』と書かれたDVDと
SDカード。
「エリカさんは?」
エリカは自分の名前を書いた婚姻届を広げてみせる。
青田は証拠品をエリカに渡し、エリカの手から婚姻届を奪い取る。
「幸せにしますよ、エリカさん。」
「・・・」

沖家
「じゃあ・・今ごろエリカさんは・・」
「青田に、婚姻届渡している頃だな。」
「信じらんない・・」
「どこまでも汚い野郎だよ!」
「私、止めてくる!エリカさん止めてくる!
 椿君、行こう!」
「・・・」
「何で?エリカさんの人生が狂っちゃうかもしれないんだよ!
 それでもいいの!?」
「いいわけないじゃん!
 もし、姉さんが条件飲まずに結婚しなかったら、
 青田のやつ・・桜庭れいかの正体バラす気なんだよ!
 そしたらお兄さんの人生狂っちゃうし、
 沖さんだってさ・・。」
「すんません!あっし、バカなんで、的外れなこと言うかも
 しれませんが・・
 エリカさん、多分、全部自分のせいだと思ってるんですよ。
 自分が、ケンジさんの側にいるから、青田が、ケンジさんに
 ちょっかい出すんだって。」とかおり。
「お兄ちゃん・・どうするの!?ねえどうしたらいいの!?」
「・・・」
「モス!アジダス!何で黙ってるの!?
 何とか言ってよ、どうすんのよ!!」
「・・・決めるのは、総長っすから。」
「俺ら、ついてるだけっすから。」
「・・・」
ケンジが立ち上がる。
「お兄ちゃん・・」

仏壇の前に座るケンジ。
桜庭れいかが誕生した時のこと、賞を取ったときのこと、
編集長に認められた時のことなどを思い浮かべ・・

部屋を出ると、アジダスとモスが待っていた。

青田の店
「では、僕たちの輝ける未来へ。」
そこへ、ケンジ、モシ、アジダス登場。
「・・・何しに来た。帰んな。
 帰れって言ってんだよ!」とエリカ。
「うるせー。
 これは俺の問題だ。テメーには関係ない!」
「関係ない・・関係なくねーよ!」
「悪いなクソアマ。あのページの続き、もうねーぞ。」
ケンジはそう言い青田に歩み寄る。
その時!
「お兄ちゃん!」
「姉さん!」
ヤスコ、純、渋谷が、青田の手下を連れてやって来た。
「何なんですか、揃いも揃って。
 僕とえりかさんの結婚を邪魔するんですか?」
青田が指をスナップすると、記者たちが登場。
次々と写真を撮っていく。
「こういうこともあろうかと思ってね。
 僕はもうあなたの人生をコントロール出来るんです。
 ですから、大人しく観念して下さい。」
「だから・・もういいから、帰ってよ。
 どうしてわかんないんだよ。
 桜庭れいかを守ることが、私の幸せ、」
「わかってる!
 桜庭れいか、初恋キッス5巻、最後のセリフ言ってみろ。」
「え?」
「忘れたか。」
「・・・誰かの、犠牲の上にある幸せなんか、
 幸せじゃない。」
「桜庭れいかのファンなら、忘れるんじゃねーぞ。」
「・・・」
「余計な真似しやがって。」
「だって・・」

記者たちに取り囲まれながら青田へと歩み寄るケンジ。
青田の手から婚姻届を奪うと、それを破り捨てる。
そして記者たちを見渡し、
「この俺が、桜庭れいかこと、沖ケンジです。」と宣言。
「バカバカしい!漫画以外にお前に何があるんだ!」と青田。
「俺にはこいつらがいれば充分だ。
 写真は好きに使って下さい。
 記事も本当のことを書いてもらって結構です。
 本日を持って桜庭れいかは・・・引退します。」
長内がカメラを下ろす。

エリカに歩み寄るケンジ。
「ありがとう・・な。」
「・・・」
ケンジが一人去っていく。
エリカの瞳からは涙が溢れ・・。
そんなエリカに、純はロケットを渡す。

沖家
編集長に謝るケンジたち。
「今まで散々世話になってきて、最後の最後で、恩を仇で返すような
 真似をしてしまって・・すみませんでした。」
「別にもういいわ。謝らないで。」
「いえ・・こんな俺がここまで来れたのも、全て星川さんのお陰です。
 10年間、本当にありがとうございました。
 このご恩は、一生忘れません。」
「こちらこそ、10年間、ありがとう。」
「あの・・最後に一つだけ、わがまま、聞いていただけますか?
 こいつらを、アシスタントとして使ってくれる漫画家の方、
 見つけてもらえませんか。
 お願いします。」
「ああ、わかったわ。」
「すみません。
 ヤスコ。今日で漫画家は廃業だ。
 お前には、これからもっと苦労を掛ける。いいな。」
「今更何言ってんのよ。私、全然平気だよ。
 何だったら、今すぐ高校辞めて働くし。」
「ダメだ!そんなことは!」
「大丈夫。 
 私、お兄ちゃんと一緒なら、何があっても大丈夫だから!
 私、ずっとお兄ちゃんと一緒だよ。」
「総長!自分らも平気っす。
 悪いっすけど、他の漫画家さんのところじゃ働けません。
 別の仕事探します。」とモス。
「俺総長の分もしっかり働きますから!
 沢山稼いで、ちゃんと家賃も入れますから!
 だからお願いします!総長の側に置かせて下さい!」とアジダス。
「バカヤロウ!
 ・・・テメーらわかってんのか!
 これから背負う苦労はな、ものすげー苦労だぞ。」
「望むところよ!ねえ!」
ヤスコに聞かれてアジダスとモスが叫ぶ。
「テメーら本物のバカどもだ。
 死んでも治んねー、大バカどもだ!」

「私達は、一つ、大事なものを失ったけど、
 でも大丈夫。
 みんながいれば、何とかなる気がするんです。」


翌日の朝食は、目玉焼き、キュウリとレタス一切れずつ、メザシ一本。
「ヤスコーーっ!!
 何なんだこりゃ。」
「黙って食べて。今日から、食費半分カットだから。」
「はぁぁ!?」
「俺痩せちゃいますよ。」とモス。
「イヤなら、早く稼いでね!」
「バカヤロウ!腹が減ってたら仕事が出来ね、」
「仕事が見付かるまで、ちゃぶ台返しは禁止!!」
「・・・ああ、そんなもんすぐに見付かるわ!」
「総長、バイトの面接結果が。」とアジダス。
「ああ。聞いたかヤスコ!」
「不採用でした。」
「ふざけるんじゃねーテメー!
 こっちこい!」
いつものようにじゃれあう3人。

「でも、この時の私達は何も知りませんでした。
 みんなで力をあわせても、どうにもならない辞退が
 待ち構えていることを。」


今日も泣ける展開でした。
ケンジの為に自分を犠牲にしようとするエリカ。
そんなエリカに自分の作品のセリフで説き伏せるケンジ。
この展開がすごく素敵でした。
全セリフ、そしてページまで頭に入ってるエリカさん、
愛の力ってすごいですね!

桜庭えりかよりも、仲間たちの方が大切だといううケンジの思い。
総長から離れようとしないモスやアジダス。
強い師弟愛で結ばれているのが伝わってきました。
そしてこんな逆境にも、強くて逞しいヤスコ。
さすが、ケンジの妹です。ちゃぶ台返し阻止には笑いました!

次週以降も泣ける展開が続くようでますます楽しみ!
別の仕事で必死に生きようとしながらも、
最後は長内やファンの力で桜庭れいか復活、となると嬉しいです。
アジダスとかおりのラブラブぶりも見てみたい!



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主 題 歌
「雨傘」 TOKIO

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「ヤスコとケンジ」多部未華子さん着用モデル





キャスト

沖 ケンジ(松岡 昌宏)
椿 エリカ(広末 涼子)
沖 ヤスコ(多部未華子)
椿   純(大倉 忠義)(関ジャニ∞)

宮園かおり(山口紗弥加)
モ  ス(内山 信二)
アジダス(渡部 豪太)

亜  紀(東 亜優)
千  里(江頭 由衣)

真行寺ひよこ(小嶋 陽菜)
留  美(西田奈津美)
あ や め(松本 華奈)

青  田(RIKIYA)
赤  川(HIRO)(安田大サーカス)

渋谷  勝(嶋  大輔)
星川優紀子(櫻井 淳子)
森口文江(高橋惠子)

スタッフ

脚  本
山浦 雅大 ほか

演  出
大谷 太郎
長沼 誠

プロデューサー
荻野 哲弘(日本テレビ)
千葉 行利(ケイ ファクトリー)
三田真奈美(PPM)

音  楽
大島ミチル

主 題 歌
「雨傘」 TOKIO
作詞/作曲 椎名林檎
(ジェイ・ストーム)

制作協力
ケイ ファクトリー

企画協力
P P M

製作著作
日本テレビ


松岡 昌宏さんの主な出演作品




広末 涼子さんの主な出演作品



多部未華子さんの主な出演作品


この記事へのコメント
望んでいた展開、ベタだけどエリカが桜庭れいかの代役をやりラストも乱闘にはならず、ちーずさんの勿体無いからちゃぶ台返しはやめてのリクエストにも答えてくれましたね〜編集長がやっちゃいましたけど…

「くそアマ!」に耐える練習をするエリカと純、しかし本物の迫力には敵わないのかキレてしまいました!先週の予告の乾杯にケンジは居なかったみたいですね、てっきり克服したのかとおもっていたのに…

代役を務めるエリカに厳しい質問をする記者、せりふを覚えてるエリカが乙女モードで繰り返し読む姿が浮かんできました!桜庭れいかの漫画を愛してくれているエリカにケンジも我慢!あと一言でケンジが好きだと言えそうでしたね〜

エリカを助けにありのままの姿で記者のまえに現れるケンジ、漫画家生命より、友人師弟兄弟愛を選んだのはカッコよかったですね!記者たちがどう考えたのかは来週に繋がるみたいですが、いい記事になれば少年誌や桜庭れいかとして続けられそうですね!

アジダスとかおりも上手くいっているみたいですね〜アジアジって…

どうにもならない事態って何でしょうか?ヤスコとケンジは本当の兄弟ではないとか?妹離れできない理由が分かるのかな?
Posted by けた at 2008年08月24日 18:38
ケンジのすぐそばで原稿を読むエリカ、このツーショットがよかったですね。ちょっとしたラブシーンにも見えました。「気が向いたらね。」と言って去っていくエリカが素敵でした。
エリカがキレたときに見せるヤスコのガッカリした表情がたまりません!何度見ても笑える。
編集長がちゃぶ台をひっくり返したときのコップのアクションがよかったですね〜。たぶんセットの外まで飛んで割れましたよねw 
次回も楽しみです。
Posted by マンデリン at 2008年08月24日 21:39
ちーずさんレビューお疲れ様です♪

ケンジの首回しやアシスタント仕様の姿に笑いましたw

記者のカメラを下ろす仕草は今後何かの伏線になるんでしょうか

これがけじめなんでしょうけど私が連載を楽しみにしてるファンだったらいきなり続きが読めなくなるのはショックです
作者が男でも女でも好きな漫画に変わりはないですから
今回は性別だけが問題ではないのはわかってるんですが…
Posted by 麻由 at 2008年08月25日 00:24
 桜庭れいかのまんがすごいやー
Posted by 山田りり ) at 2010年08月17日 16:02
桜庭じゃないで、桜葉やで
Posted by りりこ at 2014年08月07日 19:06
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ヤスコとケンジ 第7話 「正体バレた!?コスプレ替玉作戦」
Excerpt: 純(大倉忠義)がケンジ(松岡昌宏)になり、ひどい事を言われてもキレない練習をするエリカ(広末涼子)。<br />
Weblog: テレビお気楽日記
Tracked: 2008-08-24 17:50

ヤスコとケンジ 第7回 感想
Excerpt: 『正体バレた!?コスプレ替玉作戦』
Weblog: ぐ〜たらにっき
Tracked: 2008-08-24 22:59

ヤスコとケンジ (大倉忠義さん)
Excerpt: ◆関ジャニ∞の大倉忠義さん(のつもり)大倉忠義さんは、毎週土曜よる9時日本テレビ系列にて放送されている連続ドラマ『ヤスコとケンジ』に椿純 役で出演しています。一昨日は第7話が放送されました。
Weblog: yanajunのイラスト・まんが道
Tracked: 2008-08-25 23:44

ヤスコとケンジ 第7話:正体バレた!?コスプレ替玉作戦
Excerpt: 漫画家、引退!?Σ(゚д゚;) ヌオォ!?<br />え〜〜〜別にいいじゃん、桜葉れいかが男でも{/ee_3/}<br />てか、顔だししてない漫画家さんなんて山ほどいるし、人の噂も75日<br />青田が流した情報なんて、無視しとけば..
Weblog: あるがまま・・・
Tracked: 2008-08-26 13:45
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