2008年12月08日

SCANDAL 第8話

『妻の涙、母の涙』

哲夫(石原良純)が理佐子(戸田菜穂)を匿っていたことが分かり、たまき(桃井かおり)の元へ勝沼(小日向文世)がやってきた。息子の部屋に入ろうとする勝沼を、必死に止めるたまきの様子は尋常ではなかった。心配する貴子(鈴木京香)たちに「ずーと部屋には誰もいない」と告白したたまき。勝沼の気遣いで貴子たちを帰らせるが、その時たまきは、もう二度と会わないし電話もしないで欲しいと貴子たちを突き放した。

そして帰り道、ひとみ(長谷川京子)、真由子(吹石一恵)も貴子に別れを言う。もう少しで、理佐子を探すことが出来そうなときに、手を引いてしまうなんて…やっと何でも話し合える友達になったと思っていた貴子は納得できなかった。

その夜、貴子が帰宅すると咲希(荒井萌)が体調を崩し寝込んでいた。両親がケンカばかりしていたこと、貴子は浮気しているのではと、咲希はいろいろ心配していたのだ。久しぶりに自分を心配してくれる貴子に触れ、咲希の心は癒され、母を思う素直な子供に戻っていた。

翌朝、たまきは勝沼に呼ばれ警察にいた。駿介の部屋から血痕のついたナイフが見つかり、取調べを受けていたのだ。そのナイフには、理佐子の指紋が…!?このことから勝沼は、8年前の傷害事件のこと、理佐子との関係について調べるため財務省を訪れていた。金沢(春田純一)に会い質問をぶつけていると、そこに雄一(光石研)が現れ勝沼たちを追い返した。

別れを決意した4人の主婦たち。
ひとみは、雄一が言った言葉が気になり恐怖さえ感じるようになっていた。真由子は、賢治(遠藤憲一)に子供がいないからハブられたと自分の寂しさを遠まわしに言う。

そこに、隼人(細田よしひこ)から告白の電話が…。
そして、貴子は家族3人で食卓を囲み、久しぶりに和やかな雰囲気を満喫していた。ところが、家の前にいるという久木田(加藤虎ノ介)から電話が入り…。

公式HPより


・勝沼刑事を必死に止めるたまきの様子に驚く貴子たち。
「新藤さん、もし、息子さんと先にお話した方が良ければ、
 刑事さんに待っていただいては?」と貴子。
「・・・話なんて出来ないわよ。
 誰もいないもの。」
「・・・」
「この部屋はね、ずっと前から誰もいないの。」
「・・・」
「奥さんたち、今日は帰ってくれ。
 早く!
 一家の主婦がこんなところでウロウロしてるんじゃねー。」
「・・・わかりました。
 今日はこれで、失礼します。
 でも、またご連絡します。」

4人が玄関で靴をはいていると、たまきが貴子が忘れたバッグを持って
やってくる。
「もう来ないで。
 電話もしないでね。
 わかるでしょう? 
 もう会いたくないのよ。
 そもそも友達でも何でもないんだから。
 さよなら。」
「さよな・・私はさよならなんて思っていません!
 二人も、同じだと思います。」
「・・・」
「またお伺いします。」
「バイバイ・・」寝ぼけながら手を振るひとみの子供に
たまきは悲しそうに手を振り、バイバイ、と呟く。

貴子のバッグをすぐに返そうとしなかったたまき。
彼女たちにいて欲しい、でも帰って欲しい。
そんな心の揺れを表していたのでしょうか。


「おい。」勝沼刑事がハンカチを差し出す。
「なに?雑巾?」
「雑巾・・」
「バッカみたい。
 泣けるくらいならこんなことになってないのよ。」
「・・・」
たまきの言葉に複雑な表情を浮かべながら、勝沼はハンカチの匂いを
嗅いでみる。

・帰り道、たまきは、自分たちを騙していたのかと憤慨する真由子。
「騙してたんじゃないわ!
 きっと・・そうしないといられなかったのよ。」と貴子。
「そんな・・信じられない!おかしいですよ!そんな・・。」
「おかしいかもしれないけど・・
 亡くなったのを認めたくないっていう気持ちは・・
 わからないでもないわ。」
「母親・・ですものね。」とひとみ。
「母親だからって、死んだ子供がいつまでも生きているみたいに振舞う
 なんて、普通じゃないですよ!
 私は理解できません!」
「鮫島さん・・まだ子供がいないから、そんな風に思うのかも。」とひとみ。
「子供って・・自分の分身みたいなところがあるのよね。
 いなくなったら生きていけないと思っても不思議じゃないっていうか・・。」と貴子。
「ええ。」とひとみ。
「嫌な感じ!子供がいないからって仲間はずれにして。」
「誰も仲間はずれになんて、」
「してます!
 あー、子供持ってる人ってこれだから嫌!
 結局、女は子供生まなきゃ一人前じゃないとか思ってるんだから!」
「鮫島さん!」
「私正解だと思います。
 もう会わないほうがいいんじゃないでしょうか、私たち。」
「やっと・・やっと理佐子が見つかりそうなのよ。」
「見つけてどうするんですか!?」
「・・・」
「たとえ理佐子さんに会えたとしても、
 私たちにとって楽しい話は聞けませんよ。
 だって、全員の旦那と関係があったんですから。」
「・・・」
「最初は・・花嫁失踪事件とか言われて刺激があったけど、
 そろそろ探偵ごっこは終わりにしたほうがいいと思います。」
「このまま・・理佐子や新藤さんを放り出すつもり?」
「とにかく私は降ります!
 ・・・人の事より、自分のこと考えなきゃいけないし。
 お世話になりました!じゃあ、バイバーイ!」
「・・なんて人なの!こんな時に・・バイバイ・・
 河合さん?」
「・・・あの、・・私も同じだと思います。」
「同じって?」
「私たち・・足を突っ込みすぎたっていうか・・」
「どうして?
 せっかく、色々話せるようになってきたじゃない?
 私、やっと友達になれたんだなって、」
「全てが・・わかったら・・
 私たちもっと傷つくかもしれません。」
「どういうこと?ねえ河合さん?何か知ってるの?」
「何も知りません。あ、でも・・知らないほうがいいことも・・
 あると思います。」
ひとみはそう言うと子供たちを連れて帰っていく。

「突然の別れに、冷たい風が体の中を通り抜けました。
 私の中で彼女たちの存在が、
 こんなにも大きくなっていたなんて、
 思ってもみませんでした。」


・たまきの家、食器を洗うたまきに勝沼が語りかける。
「今あんたの旦那は、白石理佐子と一緒だ。
 警察としては、息子さんの部屋を検めない訳にはいかない。
 気持ちはわかるが立ち会ってくれ。」
「・・・」
「いいか。旦那はずっとあんたの嘘に付き合ってきた。
 並大抵のことじゃない。
 その旦那が、あんたに黙って白石理佐子を匿っていたんだ。
 よっぽどの理由があるはずだ。
 違うか?」
「・・・鍵はかかってません。勝手に入って。
 私は立ち会わない。
 あのドア開けたら・・私終わりだから。」
「・・・」

・駿介の部屋のドアをノックする勝沼。
「誰もいないんじゃないんですか?」と甘利刑事。
「うるさい!」
勝沼がドアを開ける。

ドアを開けると部屋の中の電気が付けっぱなしだということがわかります。
このときの勝沼の驚いた表情・・。


「勝沼さん!」
「どうした!」
「こんなものが!」
「署に連絡!」

甘利が見つけたものは!?

・新藤の車を尾行していた久木田だが、ホテルで見失ってしまう。

ホテルにいた人々が久木田の姿に気づき、
「久木田さんだ!」と騒ぎ始めます。
彼は本当に有名人なんですね。


・貴子は久木田の留守電に、理佐子には会えなかったとメッセージを残す。
家に帰ると夫が怖い顔をして待っていた。
娘の咲希が寝込んでいると言う。
「母親がこんな時間までどこほっつき歩いてるんだ!」
「咲希ちゃん!!咲希ちゃん!!」

・咲希を看病する貴子。
「気分どう?熱はないみたいだけど。」
「まだ頭痛い・・」
「そう。
 ママ学校に連絡しておいたから、ゆっくり寝てなさい。」
「ねえ!あれ食べたい!
 小さい時、熱出したら、いつも食べさせてくれたやつ。」
「これでしょ!」
「やった!」
「食べさせてあげようか。」
「いいよ・・」
「まあまあ、そう仰らずに。」
お手製のプリンを咲希の口に運ぶ貴子。
「なんか懐かしい!」
「・・ごめんね。」
「何が?」
「昨日出かけてて。」
「・・最近しょっちゅうじゃん。」
「そっか・・。」
「ママさ・・理佐子さん探すとか言っておいて、
 本当は不倫してたりして!」
「咲希・・何言うの?」
「違うの?」
「当たり前じゃない。ママ、そんなことするわけないでしょう?」
「何ムキになってんの?冗談じゃん。
 ・・・でも良かった。
 本当は嫌だもん。
 ママは・・私だけのママでいてほしいもん・・。」
娘の髪を優しく撫でる貴子・・。

反抗期の咲希ですが、本当はこんな風に
母親に甘えたかったんですね。


・秀典と話す貴子。
「昨日は、ごめんなさい。すみませんでした。」
「・・もういいよ。俺も言い過ぎた。
 ただ、理沙ちゃんのことは本当にもう終わりにしてほしい。
 新藤さんの話も気の毒だと思うけどさ、
 よそを心配している余裕ないだろ?
 最近俺達ケンカばかりだし。
 咲希にまで心配させて。」
「ええ・・。」
「今日は早く帰ってくるから、久々に三人で飯食おうよ。
 何か美味いもの作ってくれよ。」
「うん。」
「じゃ、行ってくる。」
「行ってらっしゃい。」
「あ・・」
「忘れ物?」
貴子を抱きしめようとする秀典。
驚いて飛びのく貴子。
「そんなに驚くなよ!」
「だって・・突然・・」
「突然って・・
 いちいち許可なんて必要ないだろ、夫婦なんだから。」
「・・ごめんなさい。
 いってらっしゃい!」
「はい。」

「多分、夫の言うことは正しいです。
 よその家の心配をするよりも、
 自分の家をちゃんとする方が先なのです。
 でも・・・」


夫に抱きしめられそうになって飛びのく貴子さん!気持ち、わかるかも!
夫婦でハグとかキスとか、日本人はあんまり、ね。(笑)
よその家よりも自分の家。「でも・・」と思うところが貴子さんらしい。


・警察
「これ、あんたの物か?」
勝沼がビニール袋に入れたナイフをたまきに見せる。
「・・・何?ううん。」
「じゃあ旦那のか?」
「そんな趣味ないわよ。どうして?」
「息子さんの部屋にあったんだ。
 ベッドの下に、隠すように押し込んであった。」
「まさか・・。」
「柄の部分から、白石理佐子の指紋が出た。」
「どうして?ナイフなんて。」
「わからん。
 ただ・・失踪当日、白石理佐子が一緒にラブホテルに行った男が、
 事情を知っていると思って間違いない。」
「・・・」
「そこであんたに相談だ。
 相手の男に心当たりがあるんじゃないか?」
たまきはひとみの夫の上司のことを思い出す。
「実は、刃の部分から、血液反応が出てきたんだ。
 誰の血液かはわからんが、例のラブホテルに、男が怪我をしたという
 情報もある。
 これまで俺たちは、白石理佐子が何らかの事件に巻き込まれたんじゃないか、
 すなわち、事件の被害者ではないかと思ってきた。
 だが逆の可能性、つまり、白石理佐子が、加害者である可能性も
 出てきた。
 あんたの旦那や、他の人物に危険が及ぶこともあり得る。
 知ってることは言ってくれ。」
たまきは指輪をぐるぐる回しながら考え・・。

・河合家
夫を見送るひとみ。
「今夜は、遅くなる。」
日常のキスをせずに出ていこうとする夫。
「あ・・」
「何だ?」
「・・いいの?」
「今日は、いい。」
「・・・」
「ひとみ、昨日はすまなかった。
 あんなことは、二度としたくない。
 わかったね。」
「・・私、もう会わないって高柳さんたちに言ったから。」
「行ってくる。」
「行ってらっしゃい。」

・『薔薇姫の森』にコメントが542件。動揺するひとみ。
『くーちゃん
 いなくなったお姫様はいずこに?
 新しい王子様ってどんな人?』
『カズ
 おまえキモイ!!!!!
 どーせ嘘ばっかなんだろ
 ウゼーーーーー』
『アゲハ
 姫のダーリンって
 すごく偉い人なの?』
『ベーベちゃん
 人気出てきましたね
 毎日楽しみにしてます』
『ヘアカット王子
 大丈夫?
 ヘアスタイルを変えたら、
 気分転換できるよ。』
『ようちん
 悪代官の秘密
 気になります!!』

川島にメールしようとするが、
「家庭が壊れてもいいのか?」夫の言葉が頭をよぎり・・。

ひとみの携帯サイトはどこかに晒されてしまったのでしょうか。
ひょっとして川島が?


・鮫島家
「降りた?」
「うん。私もう理佐子さん探すのやめる。
 高柳さんにも新藤さんにも河合さんにも会わないー。」
「何かあったのか?」
「別に。ハブられただけ。子供がいないから。」
「子供?」
「これ見よがしに言うのよ。
 母親ならわかるわよね、母親ですもの。
 ・・・しょうがないじゃない、私子供産めないんだから。
 ケンちゃんが前の奥さんと約束しちゃったんだから、ねえ。」
「・・ああ。」
真由子の携帯が鳴る。
「あとは、レモンでチュ!」
夫にキスをして電話に出る真由子。

電話は、水谷隼人からだった。
「もしもし鮫島です。」
「おはよう!」
「・・こんな時間に何でしょう。
 朝から営業電話なんて失礼ですよ。」
「・・・この間のこと。」
「この間?何の事でしょう。」
"君さえ良かったら、旦那にだって会うし。"
「あれ、本気だから。
 ストレートでごめん。 
 俺、金も地位もないし、ご主人に勝てること何もないけど・・
 本気のことだけは負けないから。
 それでカッコつけ過ぎたくて、」
「もしもし。私危ない銘柄に投資するつもりはございませんので。」
真由子は電話を切ってしまう。

真由子の電話を気にしていた夫・賢治は
「食べたらさ、お父さんに電話してやれよ。」
「父に?」
「また、店の運転資金振り込んでやるから。
 いくら欲しいか、聞いておくといい。」
そう言い、真由子の頬にキスをする。

電話が切られてしまった時の水谷の表情。
真由子に対して本気、と思っていいのかな。
そして、真由子も彼に惹かれてしまっていて・・。
賢治は真由子の実家に融資しているんですね。
これじゃあ真由子は鮫島と離婚出来ないだろうな・・。


・勝沼は上に許可を取らずに財務省の金沢を訪ねる。
「単刀直入にお伺いします。
 10月19日の夜、あなたは、六本木のホテル、ル・クラブに
 行かれませんでしたか?」
「何の話でしょう。」
「ご一緒された女性についてお尋ねしたいんです。」
「何かのお間違いではないですか?」
「見たものがおります。
 ホテルの従業員も、あなたの写真に見覚えがあると言っています。」
「おやおや。」
「じゃあ、質問変えましょう。
 この女性はご存知ですね。」理佐子の結婚式の写真を見せる勝沼。
「さあ。」写真を見ようともしない金沢。
「そんなはずないでしょう。
 8年前、あなたは、この女性が働くクラブで、
 傷害事件の被害者になっています。」
そこへ、河合がやってくる。
「部下の河合君です。
 私は補正予算の会議がありますので、
 あとは、彼にお尋ね下さい。
 頼むよ。何か勘違いされているようだ。」
「待ってください、その足はどうされたんですか?」
「駅の階段で捻挫しまして。
 ご心配、恐れ入ります。」

「お引取り願えますか?」と河合。
「まだ話は終わっていません。」
「話すことなんか何もない。」
「聞かれたら困ることでもあるんですか?」
「いえ。」
「我々は、白石理佐子の行方を探すために来ただけです。
 そういう態度されると、なんかもっと大きな事実を隠しているのでは
 ないかと勘ぐりたくなります。」
「お引取り下さいと言ってるんだ!
 わからないのか!」
「・・・」

・家事の合間にたまきに電話をする貴子。

・たまきは公園の滑り台に座り、サッカーをして遊ぶ子供たちを
 眺めていました。
 貴子の電話に気づいても、出ようとはせず・・。
 
・高柳家の夕食
 和やかな時間を過ごしていると、そこへ久木田から電話が入る。
 今、家の前にいると言う。
 理佐子の居場所がわかった、と言う久木田に、
 貴子は夫、子供の目を盗んで外へ出ていく。

「お宅にまで、すみません。」
「いえ・・それで、理佐子の居場所は?」
「横浜の、クイーンホテルです。」
「横浜・・」
「昨日あなたには来るなと言われましたが、
 やはり理佐子が心配で、僕も行ったんです。
 丁度、新藤さんの車が出てきて、
 慌ててあとを追ったんですが、
 ホテルに入ったところで二人を見失ってしまって。」
「・・・」

「貴子。何やってるんだ。」
秀典が、茶碗と箸を持ったまま外に出てきた。
「あ・・あの・・」
「すみませんね。うち今食事中なんですよ。
 申し訳ないんですけど、帰ってもらえませんか?」
「失礼しました。ではまたご連絡いたします。」
「そういうことじゃないでしょう!
 これ以上うちのに近づかないでくれって言っているんですよ。
 迷惑なんだよ!
 大体ね、理佐子さんがいなくなったのはあなた方夫婦の問題でしょ!
 人の女房引きずりこまないでほしいんですけど。」
「あなた・・」
「いえ、ご主人の仰るとおりです。
 今まで理佐子の友人ということで甘えていました。
 失礼します。」
「お代わり!」
「・・・」

家の中
「半分でいいから。」
「・・・」
「貸して。」咲希が手伝おうとする。
「咲希!!余計な事すんな!」怖い顔で娘を怒鳴る秀典。
「・・・」
「ママがちゃんとやるから!」と秀典。
「ごめんなさい。
 先に、電話していいかしら。」
「あいつに電話すんのか!?」
「違うわ。新藤さんにご主人のこと教えないと。」
「ほっとけって!」
「どうして?新藤さん一人で不安に過ごしているのよ。」
「だからお前は世間知らずだって言うんだよ!
 知らせてどうなるんだよ!え!?
 今ご主人理佐ちゃんと一緒にいるんだろ!?
 乗り込んだって揉めるだけだろ!お前責任取れるのかよ!」
「・・・知ってて、放ってなんかおけないわ!
 強そうに見えて新藤さん、今にも壊れそうなところがあるの。
 だから息子さんのことも、」
テーブルをバンと叩く秀典。
「俺はお代わりって言ってんだよ!」
「・・・」
咲希がご飯をよそる。
「ママ行ってきたら?友達なんでしょ。新藤っておばさんも。」
「子供が口出すな!」と秀典。
「出すよ!黙ってて!」
「・・・」
「女子にとって、友情関係は死活問題なんだよ!
 私だって・・・本当は今日仮病だった。 
 ユイとケンカして、学校行きたくなかったから。」
「咲希ちゃん・・」
「だからわかるの、ママの気持ち!
 あるんだよ。どうしても友達を、一番にしなきゃいけない時。」
「・・・」
「ほら早く行って。
 パパのお代わりは、私がやっておくから。」
娘を抱きしめる貴子。
「ありがとう!
 パパ、ごめんなさい。」
このときの秀典の表情も気になります。

・貴子は車で新藤家へ向かう。
部屋は真っ暗。電話も出ない。
ドアを何度もノックし、新藤さん!と呼ぶ貴子。
心配で、ひとみの家に電話をしてみるが、ひとみはそっけない態度。
「何かあった?」と心配する貴子に、
「主人に、叱られただけです。」とごまかすひとみ。
「もし、何か困ったことがあるなら言って。
 私にとって、あなたや、新藤さんや鮫島さんとの関係は、
 とっても大事なものだから。」
貴子はそう言うが、電話は切られてしまう。

・電話を切ったひとみは、真由子に連絡。
「今ね、高柳さんから電話があって・・新藤さんいないんですって。」
「出かけてるんじゃないんですか?」
「そうよね・・
 あでもね、電話しても出ないんだって。」
「出たくないだけじゃないんですか?」
「そうよね・・」
「それだけを言うためにわざわざ電話してきたんですか?」
「・・・うん。」
「やめてくれません?こういうの。
 私、もうお友達ごっこにも飽きたんです。」
「そうよね。
 お友達ごっこだったのよね。」
「当たり前じゃないですか。
 あんなオバサンたちと本気で友達なんて、あり得ない。」
「そうよね!ほんと面倒くさい人たちよね。」
「じゃあ・・」
「鬱陶しいわよね・・」
「もう、切りますよ。」
「もう・・・会いたくなんか、ないわよね・・」泣き出すひとみ。
「何なのよ、もう・・。」

・貴子は新藤家の庭の方に周ってみる。
躓いて転んでしまうと、
「うるさいわよー。壊れるでしょう!」
たまきがカーテンを開ける。
「あ、新藤さん!!良かった・・いらしたんですか?」
「いらっしゃるわよ、そりゃあ、自宅なんだから。」
「でも・・電話にもお出にならないから。」
「自殺でもしたと思った?」
「・・・はい。」
「残念でした。」
「あの・・開けていただけませんか?」
「ダメ。誰にも会いたくない。」
「・・理佐子とご主人の居所がわかったんです。
 横浜の、クイーンホテルだそうです。
 この話は、まだ警察には話していません。
 まず新藤さんに話してからと思ったからです。」
「・・そう。」
「何か私に出来ることがあったら、言って下さい。」
「ない。
 教えてくれてありがとう。
 でも帰って!
 あなたには関係ないでしょ。」
「・・・関係あります。
 これまで一緒に理佐子を探してきました。
 それに・・」
「何!?」
「私たち、友達ですから。」
「何言ってんのよ、いい年こいて。気は確か?」
「この年になったから言えるんです。
 私には新藤さんが必要だし、
 新藤さんにだって私が必要なはずです!
 こんな風に思える相手、そんな簡単に出会えるはずありません!
 河合さんや鮫島さんはまだ若いから、わからないでしょうけど・・
 一生で、何人だけの出会いなんです!」
「・・・」
「だから私来たんです!」

「ほらまた勝手に決めてる。」と真由子。
二人が振り返ると、真由子とひとみが立っていた。
「私たち、そんなガキじゃありません!」と真由子。
「わかってます。
 そう簡単には、本当の友達が出来ないってことくらい。」とひとみ。
「でも、さっき、」
「いいじゃないですか、こうやって来たんだから。
 ほら、新藤さん!開けてくださいよ!
 友達が風邪引いちゃいますよー。」
三人はドアを叩き続け・・。

・新藤家のリビング
「新藤さん。」と貴子。
「人の名前気安く何度も呼ばないで。」
「ごめんなさい。」
「コーヒーでも入れましょうか!」と真由子。
「じゃあ、私が入れてきます!」とひとみ。
「その前に・・・
 お願いがあるの。」とたまき。

・駿介の部屋の前
「私・・駿介が死んでからこのドア一度も開けてないの。
 開けたら、あの子はこの世にいない事を認めなきゃなんないから。
 でもいつかは開けなきゃなんないのよね。」
震える手でドアの取っ手を掴み・・そしてたまきはドアを開ける。
電気がつけっぱなしの部屋。
床にはプラレールやおもちゃが、机のうえにはノートが広げてある。
「はぁ・・やっぱり、いないのね、駿ちゃん・・。」
落ちていた体操服をたたみ始めるたまき。
「入って。」
貴子たちが部屋に入る。
「・・泣いていい?
 泣いたらさ、あの子、戻ってこれないんじゃないかと思って、
 葬式でも泣かなかったの。」
洗濯物を畳みながらたまきが続ける。
「海の事故だったのよ。
 あの子、気が弱くてさー、
 よくいじめられてたから、逞しく育てなくちゃと思って・・
 少年団の臨海学校に入れたの。
 そうしたら一人で無理して・・
 だから私のせいなの。私が悪いの。
 だから・・・どうしても、死んだの認めたくなくて・・。
 夫はね、ずっとそれ付き合ってくれたの。」
必死に涙を堪える貴子、真由子。
だがひとみが声を上げて泣き出す。
「そんな大きな声で泣いたら私泣けないじゃない!」とたまき。
「新藤さん!」ひとみがたまきの背中に抱きつく。
「もうヤダ・・。」真由子が、
「みんなしてそんな・・泣かないでください・・」
貴子もたまきに寄り添い涙を流す。
「あんた泣いたら厚化粧取れるわよ。」
「失礼な・・泣いてません!
 お化粧だって薄いです!」
たまきは、声を上げて泣き出し・・。

「私たち4人は、それぞれの思いを胸に、泣きました。
 そして、私たちにはもう一人、友達がいます。
 彼女に再会する日が、すぐそこまで近づいていました。」


ホテルのベランダから夜の街を見下ろす理佐子。

理佐子の宿泊しているホテルを見つめる久木田。

聞き込みを続ける勝沼刑事たち。

ソファーに横になって考え込む秀典。
携帯を取り出し・・(メール?)

歩道橋、電車が通り過ぎていくのを見つめながら考え込む河合。

・新藤家
月を見ながらお茶を飲む4人。
そこへ、哲夫が帰ってきた。
「ただいま。」
「・・・お帰り。
 あんた!!」
持っていたピーナッツ?を投げつけだすたまき。
「ごめん!ごめん・・ごめん!」たまきを抱きしめる哲夫。
「・・・」
哲夫が手紙を差し出す。
たまきはそれを読み・・・そして貴子たちに微笑を浮かべる。
「新藤さん?」
「理沙子からですか?」
「この内容を受け止める覚悟があるんだったら、
 読んでもいいわよ。」
たまきはそう言い、手紙を差し出し・・。



あの手紙には何が書かれているのー!?続きが気になる!!


子供部屋に入ろうとする勝沼刑事を必死に引き止めるたまき。
息子の死を認めて初めて涙を流すたまき。
桃井さんの演技に釘付けでした。

たまきは5年間もの間、息子の死を受け入れる事が出来ず、
あのドアを、心を閉めてきた。
息子は生きている。あの部屋の中に引きこもっているだけ。
そう思いながら、毎年彼の誕生日を祝いながら、
彼女の中で、10歳で亡くなった息子は15歳になっていた。
部屋の中は、駿介が10歳のまま止まっていて・・。
衝撃を受けました。

公式チャートが更新されていました。
新藤駿介
年齢: 享年10歳。
『15歳の高校生で引きこもり』とたまきは周囲に説明していたが、
実は小学校4年生で死亡していた。
駿介の気弱でいじめられやすい性格を変えようとしたたまきが、
少年団の臨海学校に入れたところ、海で事故死。
子供の死を認められないたまきによって、彼の部屋は死んだときのまま
保たれていた。
哲夫の話では、この部屋に理佐子を3日間も匿っていたという。
勝沼&甘利によって、ベッドに下に理佐子の指紋がついたナイフが
隠されているのが発見される。


ベッドの下にナイフを隠していた理佐子。
彼女は貴子たちに何を伝えようとしているのでしょう。
女の嫉妬とか、見栄とか、そんなものではなく
理佐子は一人で大きな"敵"と戦っているような気がしてきました。

勝沼が追っていた、芸術家妻連続失踪事件と主婦の麻薬売買。
二つの事件と理佐子の失踪は関係しているのか?

官僚が関わった麻薬売買、または主婦売春。
理佐子はその秘密を知ってしまったのかもしれないですね。

そして、理佐子は4人を結婚式に招待。
あまりいい関係じゃなかった彼女たちが自分の結婚式に来てくれるか、
それは、理佐子にとって大きな賭けだった。
でも、彼女たちは来てくれた。

そこで理佐子は計画を実行。
金沢と一緒にラブホテルに入るのを、4人の内の誰かに見せることにも成功。
(その為のナンパゲームだったのかな。
 貴子が自分を見つけてくれて、あの笑みだとか。)

ラブホテルで理佐子は金沢を殺そうとしたのか、
それとも、金沢の前で自殺しようとしたのか。

今は組織に命を狙われて、姿を隠している。
理佐子は久木田からも逃げているような気もしてきました。


たまき、貴子、ひとみ、真由子。
なんだか、『若草物語』の4姉妹のような気がしてきました。

50代、40代、30代、20代、
世代と個性を超えた友情の絆。
時にぶつかり合いながらも、一緒に涙し、一緒に笑い合い。

スキャンダルから生まれた、女の友情。
理佐子の失踪は、4人にとって、最初は興味本位の方が大きかった
かもしれないけれど、
真相を知るごとに、友情は深まっているのかもしれません。
理佐子を本当に救えるのは、4人の友情なのかも。
理沙子はだからこそ、一度高柳家を訪ねてきたのかもしれませんね。

夫たちもそれぞれ秘密を抱えているようですが、
家庭を守ろうとする姿に嘘はないといいな・・と思っています。



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気になる点
第1話
・「私、勝ったわ!」理佐子が女性4人に。
・主婦麻薬売買事件

第2話
・芸術家の妻連続失踪事件

第3話
・秀典は貴子と付き合う前、理佐子とデートしていたことがある。
・「私・・あのことは誰にも話してないわ。信じて。」
 貴子と理佐子の秘密とは?
・「たまきさ、出来ないことだってあるんだよ。」
 俊介を追い詰めたのはたまき?
・「おーい。たまき出かけたぞー。」
 俊介はたまきがいないと部屋から出てきている?

第4話
・理佐子は失踪する1ヶ月前、鮫島に借金を申し込んでいた。
・8年前、たまきは久木田を知っていた。
・久木田が関与する、8年前の事件とは?
・俊介の部屋をノックせずに開ける哲夫。
・「ねえ、白石は、どうだったのかな。
 ちゃんと旦那の前で化粧落とせてたのかな。」
 「・・・私、理佐子は素顔になれなかったと・・思います。」
・子供から目を逸らすたまき

第5話
・ひとみは理佐子に家庭教師してもらっていたとき、
 兄にアプローチする理佐子に嫉妬し噂をばら撒く。
 そして、夫の上司の行きつけのクラブでホステスしていた理佐子に
 勝利宣言。
・真由子は当時理佐子と付き合っていた鮫島を略奪婚。
・久木田(偽名)が8年前に事件を起こした事件について
 理佐子はたまきに新藤に弁護してほしいと頼みにきていた。
・8年前、同じクラブで働いていた久木田は客の男に暴力。
・結婚式の夜、貴子は男とホテルに消える理佐子を目撃。

第6話
・新藤家、無造作に立てかけられたプレイステーション。
 たまきと勝沼刑事の会話、
「でもあまり昔の亡霊に縛られない方がいいと思うわよ。」
「それはお互いさまだ。」
「何それ!」
「・・・俺は刑事だぞ。」

「言いたくなったらあんたが言えよ。俺が聞いてやる。」
「何それ。さっぱりわかんない。」
「失礼する。出来た旦那によろしくな。」

第8話
・新藤駿介
年齢: 享年10歳。
『15歳の高校生で引きこもり』とたまきは周囲に説明していたが、
実は小学校4年生で死亡していた。
駿介の気弱でいじめられやすい性格を変えようとしたたまきが、
少年団の臨海学校に入れたところ、海で事故死。
子供の死を認められないたまきによって、彼の部屋は死んだときのまま
保たれていた。
哲夫の話では、この部屋に理佐子を3日間も匿っていたという。
勝沼&甘利によって、ベッドに下に理佐子の指紋がついたナイフが
隠されているのが発見される。


8年前
・久木田と理佐子は同じクラブで働いていた。

・河合は上司に連れられて偶然理佐子のいるクラブへ。
・それを知ったひとみ、幸せを見せ付けに夫とクラブへ。

・鮫島も理佐子の客だったが、真由子が略奪して結婚。

・久木田、客を殴り傷害事件に。
 河合はその時の目撃者。(ということは、被害者は上司?)
・たまきを通じてその時の弁護を引き受けたのが、新藤。

・事件後も河合は店に通っていた。

・高柳と理佐子、鮫島と理佐子は過去に付き合っていたことがある。

失踪1ヶ月前
・理佐子、鮫島に借金を申し込むが断られる。

失踪した日
・理佐子、腕時計の男(河合の上司?)とホテルへ。


キャスト

高柳貴子(40) ・・・ 鈴木京香
河合ひとみ(32) ・・・ 長谷川京子
鮫島真由子(25) ・・・ 吹石一恵
新藤たまき(52) ・・・ 桃井かおり
***
高柳秀典 ・・・ 沢村一樹
河合雄一 ・・・ 光石 研
鮫島賢治 ・・・ 遠藤憲一
新藤哲夫(44) ・・・ 石原良純

浮田夏子 ・・・ 滝沢沙織
甘利俊樹 ・・・ 小浜正寛
高柳咲希 ・・・ 荒井萌
河合晴彦 ・・・ 平野心暖
河合奈々 ・・・ 松本春姫
新藤駿介

川島礼二 ・・・ 植田浩望
水谷隼人 ・・・ 細田よしひこ
甘利俊樹・・・小浜正寛(勝沼刑事の部下)

金沢(春田純一)河合の上司。財務官僚

久木田慶介 ・・・ 加藤虎ノ介
白石理佐子 ・・・ 戸田菜穂
***
勝沼龍太郎 ・・・ 小日向文世


スタッフ

製作 ・・・ TBS
制作 ・・・ TBSテレビ
脚本 ・・・ 井上由美子
プロデューサー ・・・ 生野慈朗 植田博樹
演出 ・・・ 生野慈朗
成麻畝子
山本剛義
主題歌 ・・・ 福原美穂「LOVE〜winter song〜」



鈴木京香さんの主な出演作品



長谷川京子さんの主な出演作品



吹石一恵さんの主な出演作品



桃井かおりさんの主な出演作品
12:27 | CM(2) | TB(0) | SCANDAL | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんなにサスペンス性があるドラマに仕上がるとは思っていませんでした!家族の絆や秘密をだして各世代の夫婦を描くと思っていたので意外な展開です!

しかし理佐子と繋がった4家庭の亭主が奥さんが誘惑になびくかの賭けをしたが思いつきます!秀典の携帯をみたリアクションとハグや雄一のお出かけキスを止めるのは自分の配当をあげるためのフェイクかな?

完璧に4人を掌握してた理佐子の誤算は勝沼なのかな?今おもえば川島や水谷もナンパされた以上の情報を持っていたような〜たまきの好みがわからなかったとか?

着地てんの分からないドラマと癖のある俳優さんに今さらハマッテいます!
Posted by けた at 2008年12月08日 21:02
ちーずさん、こんにちは。
咲希のセリフは「男子は黙ってて!」と聞こえましたよ。この娘がなんとか両親を仲良くさせようと健気にも懸命に母親を庇う姿にジーンとしちゃいましたね。
けたさんが書いたことをわたしも書こうと思っていました。こんなに意欲的なドラマになるとは思ってもみなかったし、こんなに楽しませてもらえるとは思ってませんでした。
最終回まで見終わってからもう一度初回から見直せば合点がいく場面が多いでしょうね。哲夫は現実を直視しないダメ男にしか思えなかったけど、じつは現実を受け入れない妻につきあっていた優しい夫だったんですね。
Posted by マンデリン at 2008年12月08日 22:29
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