2008年12月09日

イノセント・ラヴ 第8話

『走り出す』

「お兄ちゃん、聖花さんはその日も、帰ってきませんでした。
 そして、次の日も。」


佳音(堀北真希)は、聖花(内田有紀)が家を出て行ったことに
ショックを受けている殉也(北川悠仁)を心配していた。
聖花は、昴(成宮寛貴)のもとを離れず、殉也の家に戻ってくる
ようすはなかった。

そこに昴から電話が入る。
「・・もしもし。」
「殉也・・。」
「うん。」
「今・・聖花と一緒にいる。」
「そう・・。」
「これからは、俺が聖花の世話をするよ。」
「・・・聖花を・・愛しているのか?」
「・・・うん。」
「だったら聖花も幸せだな。
 ありがとう。」
「殉也、」

殉也は電話を切ってしまう。
昴は三人一緒に映った写真を見つめ・・。
そのとき聖花は、幸せそうに微笑みながら、窓の外を眺めていた。

そして佳音は、心配そうに殉也の背中を見つめ・・。同じころ、池田(豊原功補)は、佳音のPTSDを治療した心療内科医・
山本(山本圭)を訪ねていた。
「彼女の過去を突くのはやめなさい。
 本人はもう忘れているんだ。」と山本。
「忘れていますかね。
 記憶を閉じ込めているだけじゃないですか?」
「防衛反応だよ。
 直視できない現実があると人はそれを忘れようとする。
 いいか!?あんたがもしその記事を書いて、それを本人が認めたとする。
 彼女の精神にどんなことが起こるか・・私には保障できない!」
「じゃあ目をつぶっていれば・・それでいいんですか?」
「・・・」
「あったことをないことにして、知らんふりしてれば
 彼女は救われるんですか!?」
「・・・」
「・・・昔、取材対象死なせたんですよ。」
「・・・」
「ある女子高生を、いじめで取材した時にね。
 何か隠してるてわかっていながら・・調べきれなかった。
 同級生にレイプされていたこと・・誰にも言えず隠していたんです。
 死んで初めてわかったんだけどね・・。
 親も半分感づきながら・・見て見ぬふりしてた。
 俺もそうだ。
 同罪ですよ。
 ・・・人は、真実に復讐されるんです!」
「・・そうかもしれない。
 だからこそ、真実を扱うには、用心深さが必要なんだ。」
「・・・」

社に戻った池田は、佳音に電話を入れてみる。
留守電に繋がり、メッセージを残す池田。
「池田です。
 君の過去について、あることがわかった。
 記事にする前に一度、話し合いたいんだ。
 折り返しくれるかな。」

そのメッセージを聞いた佳音は、静かに携帯を閉じ・・。

夜中、ベッドで眠れずにいる佳音。
物音に起きていくと、殉也が聖花のベッドを見つめていた。
「・・・殉也さん。」
「・・・いつも聖花に寝返りを打たせてあげていた時間なんだ。
 もう目覚まし掛けてないのに、身体が覚えていて起きちゃうんだ。」
「・・・」
「ここに寝てたんだよな・・。」
殉也はやり切れない気持ちでいっぱいになり、布団やクローゼットの中に
並んでいた聖花の服を放り投げるなどして暴れる。
佳音は、そんな殉也の気持ちを察して胸を痛めるが、何もできなかった。

教会、オルガンの手入れをする殉也。
「聖花さん、その後どう?」美月(香椎由宇)が殉也に聞く。
「・・・施設に預けた。」
「・・どうして?」
「疲れたんだよ。
 徘徊も酷くなって、手に負えなくなったんだ。」
「本当か?」と義道神父(内藤剛志)。
「・・・」
「お前、聖花さんのことは、人手には任せられないと
 言っていたんじゃないのか?」
「・・・そう思っていました。
 あいつは、夜中に寝返りを打たせてあげないと床ずれが出来ちゃうし、
 食事も食べられないものが多いし、
 シャンプーも決まったの使わないと蕁麻疹が出来ちゃうんだ。
 ・・・ほんとだよな。
 大丈夫かな、聖花・・。」

聖花のことが心配になってきた殉也は、昴の家までようすを見に行く。
そこで殉也が目にしたのは、甲斐甲斐しく聖花の世話をする昴の姿だった。
スープを飲ませる昴。
「お待たせ、聖花。
 今日はコーンスープだよ。
 フーッ。熱いかな?はい。
 美味しい?」
昴に穏やかに微笑む聖花。
「良かった。
 フーッ。」
殉也はそんな二人に声を掛けることが出来ず、
ドアノブに持ってきたシャンプーを掛けてそっと立ち去る。

一方、殉也の家を訪れた美月は、佳音が一緒に住んでいることを
知って驚く。
「・・・あなた、殉ちゃんと一緒に住んでるの?」
「はい。」
「どうして?」
「お部屋のお掃除とか、聖花さんのお世話とかお手伝いしてたんです。」
「でも彼女はもういないじゃない。」
「・・・」
「あなたの差し金なんじゃないの?」
「違います!」
「・・・私ね、聖花さんが嫌いだった。
 一度もちゃんと話したことないけど、
 でも、殉ちゃんのあんな様子見てたら、
 いなくなったこと素直に喜べないじゃない。」
「・・・私も、聖花さんが戻ってきてくれたらって思います。
 それで殉也さんが元気になるんだったら。」
「まるで彼女が望んで出ていったかのように言うのね。」
「・・・」
「・・・そうなの?」

そこへ殉也が戻ってきた。
「ただいま。
 美月、どうしたの?」
「殉ちゃん、この人と暮らしてるの?」
「いろいろ手伝ってもらってるんだよ。」
「聖花さんは嫌じゃなかったのかしら。
 殉ちゃんが他の女の子と一緒にいて。
 聖花さんがどれ位物をわかっていたかはわからないけど、
 普通の神経なら、そういうこと気になるんじゃないの?」
「・・・」美月に睨まれうつむく佳音。
「・・・ごめんなさい。
 ちょっと、気になって。
 私帰るね。」
美月が帰っていく。

「気にしなくていいよ。」
「でも・・聖花さんがいないのにこれ以上ここに置いていただくのは
 甘えすぎです。
 アパートが見つかり次第、すぐに出ていきます。」
「でも・・・
 ・・・そうだね。」
「・・・」
「そのほうがいいかもね。」
殉也はそう言い、二階へあがってしまう。

聖花の部屋
空のベッドを見つめながら、聖花がそこに寝ていたときのことを
思い浮かべ、殉也は涙を流し・・・。

別の日、佳音は、昴に会いにいく。
「聖花さん、元気そうですね。」
「うん。まあね。」
「昴さんは大丈夫なんですか?」
「大丈夫って?」
「これから先のことです。
 やっぱり・・ずっと一人で、面倒見るって言うのは・・。」
「・・・大学時代から、聖花には振り回されっぱなしだったから。
 慣れてるんだよ。
 聖花と俺は・・腐れ縁なんだよ。
 殉也の幸せのためだと思ったら、頑張れるよ。」
「殉也さんの幸せ?」
「そう。
 あいつは、聖花から自由にならなきゃいけないんだ。
 今は辛いかもしれないけど、これがいいんだよ。一番。」
「・・・」
「聖花、そろそろ散歩に行こうか。」
昴の問いかけに嬉しそうに微笑む聖花。
そんな二人の様子に佳音は考え込み・・。

佳音が家に戻ると、日曜学校に行っているはずの殉也が家にいた。
「ただいま。」
「お帰り。」
「・・・日曜学校は・・今日ですよね?」
「休んだんだ。何だかだるくて。」
「・・そうだ。ちょっと出かけません?
 たまには外に行きましょう、ね!」

佳音は、そんな殉也を少しでも元気づけようと公園に誘った。

お茶を飲む二人。
佳音が渡したびっくり缶に、びっくりする殉也。
「ごめんなさい!
 さっきのおじさん(手品師)から買ったんです。
 殉也さんのことびっくりさせようと思って。」
「びっくりしたよ!びっくりした。」殉也が笑う。
「あー、良かった、笑ってくれて。
 やっぱり私、殉也さんの笑った顔見るとほっとします。」
「・・・」
「・・あのね、落ち込んだときにいい対処法があるんですよ。」
「何?」
「ホラー映画を見ること。
 びっくりして悲しいのがどっかに行っちゃいます!」
「試してみようかな。」
「じゃあ帰りに借りて帰りましょう!」
「うん。」
「あとは・・美味しいものを食べること。
 あそこのクレープ屋さん、美味しいって評判なんですよ。
 私ちょっと買ってきますね!」

しばし悲しみを忘れて微笑みを浮かべる殉也。
だが、そのとき、少女の持つ赤い風船が殉也の心を捉える。
聖花が好きだと言っていた風船。
風船に引かれるように、殉也は少女のあとを付いていく。

クレープを買って戻った佳音は、殉也の姿が見当たらず、
慌てて探しに行く。

「風船どうしたの?」少女の母親が聞く。
「お姉ちゃんにもらったの。」
「よかったね!
 赤い風船大好きだもんね!」
「うん!」
少女の手から風船が離れていく。

殉也は青空に舞い上がった風船を見つめ・・。
そして涙をこぼす。

そこへ佳音がやって来た。
「殉也さん、これ温かいうちに、・・・」
殉也の涙に驚く佳音。
「何でここにいるんだ?」
「・・・」
「何で俺に優しくするんだ。
 わからない・・。
 君の気持ちが全然わからない・・。」
殉也はそう言うと佳音を置いて歩き出し・・。

家に戻った殉也は、アルバムから聖花の写真を全て外し、
火をつけようとしていた。
「やめて下さい!」と佳音。
「意味ないんだよ!愛なんてなかったんだから!
 ・・・もう見たくないんだ・・。」
「・・・じゃあ、私に預からせてください。
 いつか又きっと見たくなる日が来ます。
 あと何年かして、年を取ったら。」
「・・・」
「言いましたっけ。
 私家族の写真がないんです。
 火事の時に全部燃えてしまって。
 私は想い出をなくしてしまったんです。
 でも・・殉也さんはいつかきっと幸せになれます。
 いつか好きな人が出きて、結婚して、子供も出来て
 いいお父さんになるんです!
 そしたら、それから何年も何年もしたらきっと懐かしくなるはずです!
 聖花さんと過ごしたことが。」
「・・・」
「誰かの事、すごくすごく好きだったことが。」
「・・・」
「だって・・好きな人の為に一生懸命尽くす事は、
 全然無駄じゃないんだから。
 たとえその人が他の人を好きでも。」
「・・・なんでそんな風に思えるの?」
「・・・それは・・私は・・そう思います。
 私、聖花さんの気持ちもわかるんです。
 聖花さん、何も言わなくても、寝たきりで看病されている間、
 ずっと殉也さんの優しさを傍で感じていたはずです。
 愛が無かったなんて思えない。
 だって・・ずっと殉也さんと一緒にいて、
 殉也さんのことを愛さずにいられる人なんていません。
 ・・・」
「・・・佳音ちゃん・・。」
「・・・」
見詰め合う二人。
「・・・これ、閉まってきます。」
殉也は部屋を出ていく佳音を見つめ・・。

佳音の部屋
アルバムに写真を貼りなおした佳音は、
カバンから殉也との2ショット写真を取り出して見つめ・・。

朝、黄色い花を花瓶に生ける佳音。

起きてきた殉也は、可愛らしい黄色い花と、佳音が残したメモに気づく。
『仕事に行ってきます。
 御飯を食べて、
 元気を出してください。
 佳音』
殉也はそのメモに微笑み・・。

昴の家
大学時代の写真を聖花に見せる昴。
「これが聖花。
 これが俺。
 じゃあ、これは?」
「・・・」
「これ。」
「・・・」
「聖花。
 お前が結婚しようとしていた男の名前は?」
「・・・」
「忘れちゃったのか・・それとも言いたくないのか、どっちなんだ。」
「・・・」
「聖花。
 俺は一生お前の面倒を見るつもりだよ。
 でも・・お前があいつのことを忘れることだけは許せないんだ。」
「・・・」

そこへ、美月が訪ねてきた。
「どうしたの?」
「殉ちゃんが聖花さんを療養所に預けたって、知ってます?」
「・・・」
「変ですよね。
 殉ちゃんあんなに一生懸命だったのに。
 昴さんなら何か知ってるんじゃないかと思って。」
「・・・」
そこへ、車椅子の聖花がやって来た。
「聖花。ちょっと待ってて。」
「どうして聖花さんがここに・・」
「あいつから聞いてない?」
「全然・・」
「じゃあ、話せないや。」
ドアを閉めようとする昴。
「ちょっと!ちゃんと話して!
 私にだって知る権利はあるわ!
 私もずっと見続けてきたの。
 殉ちゃんと聖花さん・・。」
「・・・」

パブレストラン
殉也のことを心配しながら仕事をする佳音。
店員の携帯に殉也からのメールが着信する。
「今日、休みますって。
 聖花さん施設に入れたの・・よっぽど堪えてるんだ・・。」
「・・・」

佳音がパブレストランのアルバイトを終えて家に戻ると、殉也は、
ピアノの前で作曲に熱中していた。

しばらくすると、殉也は、佳音が聴いたことがないメロディーを
弾き始めた。
その音色に聞き入る佳音。
「曲を書いてみたんだ。
 昔はね、少しだけど作曲の仕事をしていて、
 けど、聖花があの身体になって、やめたんだ。
 聖花の時間は止まっているのに、俺だけ前に進みたくない。
 俺だけ前に進んだら聖花はかわいそうだって、
 そう思ってたんだ。」
「・・・」
「けど・・今日この花を見ていたら、自然とメロディーが沸いてきて
 書き留めたくなったんだ。」
「いい曲です・・本当に・・。
 録音して、聖花さんに送ってあげましょう!
 聖花さんきっと喜びます!
 聖花さんが良くなったからこそ出来た曲ですものね。」
「そうじゃないよ。」
「・・・」
「この曲は・・・佳音ちゃんの為に書いたんだ。」
「・・・」
「聖花がいなくなってからこの何日間は、
 俺本当にどうしようもなかった。
 けど、佳音ちゃんがずっと側にいてくれて、
 励ましてくれて。
 気が付くと笑ってくれてた。
 そういうこと一つ一つに支えられていたんだよな。
 こんな俺の側に・・いてくれるんだって。」
「・・・」
「佳音ちゃん・・・ありがとう。」
「・・・」涙ぐむ佳音。
「もう一回・・弾いてもらえますか?」
殉也は頷くと、佳音の為に作った曲を穏やかに弾き始める。

あくる朝、殉也は、封筒に入った金を佳音に渡す。
「これ受け取って。」
「これって?」
「お兄さんの為に使ってほしいんだ。
 少しずつ返してくれればいいから。」
「・・・」
「僕は前に進むって決めた。
 だから、これは僕のわがままなんだけど・・
 佳音ちゃんにもそうしてほしいんだ。
 問題を一個一個、片付けていこうよ。」
「・・いいんですか?
 ありがとうございます。
 絶対に返しますから。」
「・・・それともう一つだけお願いがあるんだ。
 どこにも行かないで、ここにずっといてほしいんだ。」
「・・・」
「そうしてほしい。」
「・・・はい!」

「お兄ちゃん、それからの毎日は、
 まるで立ち込めていた霧が晴れたようで。
 まぶしくて、明るくて、
 こんな日がずっと続いてくれたらと、
 私は心の底で、祈っていました。」


スーパーで買い物をする二人。
偶然同じ店で買い物をしていた池田は、二人の楽しそうな様子を見つめ・・。

池田の職場
机の中から古い雑誌を取り出す池田。
付箋の貼ったページを開いてみる。
『トイレで制服を破かれて・・
 女子高生いじめの現状
 いじめに苦しむ高1層所の悲鳴
 誰も助けてくれない』
それは、池田が書いた記事だった。
池田は辛そうな表情で、今書いている
『長野両親殺害放火事件』の記事を見つめ・・。

会議室で一人、原稿を前に悩む池田。
『長野両親殺害放火
 秋山耀司犯人の事件に衝撃の新事実!!
 「父親が娘に性的虐待!!」
 逮捕された秋山耀司(上)と性的虐待のあった父親』
悩んでいた池田が原稿を破り捨てる。
そこへ、編集長がやって来た。
「どうした池田。」
「・・・」
「そういや、ずっと追ってた長野の件。
 どうなったんだ?」
「あれ・・物になりませんでした。」
「そうか・・。金も時間もずいぶん掛けたのにな。」
「しょうがないっすよ・・。」
池田はそう言うと、原稿をゴミ箱に捨て、会議室を出ていく。
編集長はゴミ箱から原稿を拾い上げ・・。

殉也は、佳音のために書いた曲を、レコード会社のディレクターに聴かせ、
もう一度音楽活動に取り組もうとしていた。

殉也を送り出した佳音は、買い物に出かけた。
その際、佳音は、書店に並んでいる週刊時潮の見出しを見て愕然となった。
佳音の記事が出ていたのだ。
それは、池田が掲載を諦めて破棄したはずのものだった。


公園のベンチに座って記事を読んだ佳音は、事件のあった夜のことを
思い出す。
ベッドで震えている佳音に近付いてくる父・誠太郎(平田満)を、
そして手にナイフを握っている自分の姿を…。

刑務所
佳音に手紙を書く耀司。
『佳音、近頃面会に来ないが、元気にしているだろうか。
 お前は俺がしたことで、自分を責めたりしてはいけない。
 バカな兄の仕出かしたことと考えて、
 俺とは縁を切って、自分の人生を生きてくれ。
 幸せになってくれ、佳音。』
耀司はロザリオを握り締め・・。

藤堂刑務官が耀司を見ているシーンが組み込まれていました。
耀司の出所が決まりそうで、彼の様子を見ている、という描写でしょうか?
それとも何か裏があるのか?


レコード会社から好感触を得た殉也は、佳音にそれを報告しようと、
慌てて戻ってくる。
「ただいま佳音ちゃん!
 結果上々だったよ!」
だが、佳音の姿はなかった。
テーブルの上には、一人前の食事が用意してあり、
白い封筒が置かれていた。
恐る恐る封筒を手に取る殉也。
そこには、短い別れの言葉が書かれていた。

佳音は、横浜バルターミナルから長野に向うバスに乗ろうとしていた。

手紙を読んだ殉也は佳音の笑顔、佳音の涙を思い浮かべ・・
そして家を飛び出していく。

懸命に走って佳音の後を追った殉也は、
バスに乗ろうとする佳音の姿を目にする。

殉也は、佳音を乗せて走り出したバスの後を追いかけた。
必死に走りながら、佳音の名前を叫ぶ殉也。
しかし、その声は佳音に届かず…。

佳音の置手紙を落とす殉也。そこには、
『殉也さん
 色々とお世話になりました。
 本当にありがとうございました。
 さようなら。
 佳音』
と書かれていた。


※あらすじは一部公式HPを引用しています。



このドラマ、初めの頃も素直に見なければと反省したはずなのに、
どうしても深読みしたくなってしまう。

聖花を思って彼女を昴に託した殉也。
殉也の為に聖花を受け入れた昴。
殉也を一生懸命支える佳音。
どれも、ドラマのタイトルどおり、純愛なのだと思います。

池田の過去が明かされました。
取材対象を死なせてしまっていたという苦悩。
「人は、真実に復讐されるんです!」
disclosure(暴露・発覚)。
彼が真実を追究する執念には、そういう思いが隠されていたんですね。

池田が見つけ出した真実。
クリスマスの日、佳音を虐待していたのは父親で、
あの日佳音は耐えかねて父にナイフを向けたのですね。

あのナイフを買ったのは耀司。
彼も知っていた、ということなのかな。

池田のセリフの中の、
「親も半分感づきながら・・見て見ぬふりしてた」
これは佳音にも当てはまりそうです。
佳音への虐待を、母親は見て見ぬふりをしていた。
もしかしたら、耀司も、見て見ぬふりをしていて、
彼には、あのナイフを佳音に渡すことしか出来なかった?
耀司はだから池田のように自分のことを責め、
今、必死に佳音を守ろうとしているのでしょうか。


深読みを反省してばかりですが、
本当に父親が佳音に性的虐待をしていたのか疑問です。
佳音の記憶が混乱して入り混じってしまっていたりとか、
そんな可能性はないかな。


殉也が聖花の写真に火をつけようとしたことと、
佳音の実家が火事で無くなったことは、同じ意味を持つような
気がしました。

次週予告!
耀司は出所したのでしょうか。
あのアパートは、佳音が新しく長野に借りたものなのかな。
佳音、耀司、そして殉也。
耀司のあの怒り狂う姿。一体何が!?

誰かが耀司に何かを吹き込んだのでしょうか。
だとしたら・・美月?それとも、藤堂刑務官?
藤堂刑務官の今日の表情はちょっと気になる。
そういえば、佳音に電話をしてきたこともありましたね。
ダメだ。また深読みしすぎてしまう!(笑)

殉也・・と涙を流す聖花にもびっくりです。
あの涙の意味は?気になります!



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(流れ)

1988年8月12日 
 佳音誕生日
1992年4月 
 殉也、横浜市立大に中学に入学(平成4年度)
?年12月 
 殉也、美月と一緒にクリスマスパーティー
19??年
 殉也の両親亡くなる
 その後、美月や教会での写真がアルバムに貼られる。
1998年4月 
 横浜芸術大学入学(平成10年)
 美月の父や教父のサポートで大学へ
2000年12月  
 (事件発生の1年前)耀司、引きこもるようになる。
 殉也、聖花の家に着ぐるみで訪ね、交際申し込む  
 クリスマスの日、佳音に何か起きる。
2001年12月24日(佳音13才、耀司18才、殉也22才)
 深夜、近所の人が秋山家で争う声を聞いている。
 秋山家の事件
 耀司、逮捕後両親の殺害を自白したが、裁判では無罪を主張
 (妹にとって信じられる唯一の存在であるため?)
 事件後佳音は高校を卒業するまで親戚の世話になる。
2002年
 佳音、山本医院で治療を受ける。
2004年
 結婚式前日、聖花、昴を訪ね、何かを告白。    
 聖花、殉也との結婚式前日に薬を飲み過ぎて植物状態に
2007年12月  
 佳音、横浜に上京


気になる点:
第一話
・殉也のアルバム
 クワガタを捕まえたときの写真。
 大勢の子供達と一緒にジャングジルムでポーズする写真。
 父親に買ってもらったサッカーボールを抱え、両親と共に微笑む写真。
 平成4年度横浜市立第二中学校 入学式の写真。
 クリスマス、美月と一緒にクリスマスツリーの前でポーズをとった写真。
 そして・・両親の遺影を抱えた写真・・。
 神父様と一緒の写真。隣には美月。
 ピアノを弾く写真。隣には美月。
 シスターと一緒の写真。
 横浜芸術大学入学式の写真。
 そして、ピアノの前で微笑む写真。

・「6年前、平成13年12月24日、深夜。
 君のお兄さんとお父さんの言い争う声を聞いたって、
 当時隣に住んでいた、主婦の高橋ユウコさん、
 その人、そう証言している。
 お兄さんが引きこもるようになってから、お父さんとお兄さん、
 あまり仲が良くなかったんだよね。」

・「・・・あの日・・・兄は私をたたき起こして救い出してくれたんです。
 火事だ、逃げようって。
 両親がまだ家の中にいるって聞かされて・・ 
 兄は震えながら火を見つめていました。
 すごく優しい兄なんです。」

・「人は見かけによらない」春江の言葉

・「あの日の夜も、本当に楽しかったんです!
 父がいて母がいて、兄がいて。
 みんな笑ってた。
 あの頃は一人ぼっちじゃなかった。
 ・・・兄が二人を・・
 父と母を殺したなんてあり得ません!」(佳音→池田)

事件を伝えるネットの記事
『長野両親殺害放火事件とは、2001年12月24日長野県下高井郡で
 発生した、公務員の秋山誠太郎さん(46)、妻の順子さんが 
 刃物で殺害され、自宅が放火された事件。
 事件発生時、長男の耀司さん(18)と長女の佳音ちゃん(13)は 
 駆けつけた消防隊員によって無事保護された。
 しかしその後の調べで、同県警は長男の秋山耀司を事件の容疑者と
 断定し、殺人および放火の容疑で逮捕した。
 逮捕後、秋山容疑者は両親の殺害と放火を自供した。

 警察の調べによると、遺体の損傷が激しいことと、
 発見された居間に灯油がまかれたような跡があったことから、
 失火ではなく故意の放火であると断定。
 また、司法解剖の結果、誠太郎さんの胸部、順子さんの腹部に、
 ナイフによる複数の刺し傷があり、火災発生時にはすでに
 死亡していたことがわかった。
 凶器になったナイフは、事件の二日前に長男の耀司さんが
 近くの量販店で購入したもの。その後警察は、量販店の店員の証言と
 防犯カメラの記録、隣に住む主婦の「事件発生時に、誠太郎さんと
 耀司くんの言い争う声が聞こえた」という証言を得たことなどから、」』

家族写真と佳音の記憶:
佳音=白い服
兄=紺に黄色い文字のトレーナー
母=白いアンサンブルにグレーのスカート
父親=グレーのカーディガンに茶のパンツ

父親が耀司を叱っているときの記憶
父=グレーのカーディガン
兄=黒系フード付きTシャツ

耀司の事件当日の記憶:
兄=紺無地のTシャツ+白いシャツ、黒に白ラインのジャージ
父親=ベージュのカーディガン、ストライプのシャツ、茶系のパンツ
母=ピンク系のトップ、グレー系のスカート

佳音が思い出しかけた記憶:
グレー系のセーター、黒系のパンツの男が佳音のベッドの布団を
剥ぎ取り・・


第2話
・「時々思うんだ。
 聖花の体は確かにここにある。
 けどもし心がここに無いとしたら・・
 だとしたら俺は聖花の何を愛しているのかなって・・。」(殉也→昴)
・「うーん。聖花は、そんなにいい女じゃなかったよ。
 優しくもなかったし、誠実でもなかった。
 いい奥さんになるようなタイプじゃなかった。
 そういう女だからこそ・・好きになるってことも
 あるんじゃないかな。」(昴→美月)
・「事実を・・暴くのが記者の仕事だからね。
 それが事実なら、そうしますよ。」(池田→佳音)

第3話
「作曲の仕事は、もう辞めてしまったのか?
 こんなこと・・言いたくはないけど、
 ご両親が亡くなってから、お前が大学を出られたのは、
 美月のお父さんや、教父の皆様の、ご好意に助けていただいたからだ。
 私としては、君の将来に責任を感じるんだよ。
 教会や日曜学校の為に、奉仕してくれるのはありがたいが、
 ここの教会と、家を行き来しても、」(神父→殉也)

「・・兄は、体が弱くて、家にいることが多かったので、
 いつも遊んでもらっていました。
 兄が一番の友達でした。」(佳音→池田)

「あんなことがあった晩だもんな・・。
 ほら、あの、サンタクロースって、いつ頃まで信じてた?
 クリスマスプレゼントって、夜中に、親がこっそり、
 枕元においていくだろう?
 親は騙したつもりでも、子供は案外、薄目開けて見ててさ。 
 気づかない振りしたりして。」(佳音→池田)

「お前の人生がこの女に食いつぶされていくのを見たくないんだ。
 お前には・・お前の人生を生きて欲しいんだ!」(昴→殉也)

第4話
・「中学を卒業するまでは親戚にお世話になって、
 それからは、色々バイトして。
 でも働くの好きだから。」
「偉いんだね。
 僕は、父が教会のパイプオルガンの職人で、
 周りの人が良くしてくれて、
 音楽学校を出られたんだ。
 あまり恩返しできてないけどね。
 でも・・一人で頑張れるなんて、本当に偉いね。」(佳音&殉也)

・「もしかして、恋人いるの?
 それまさか女ってことないよね。」(ユキオ→昴)

・「あの事件が起きた時、マスコミの論調は、引きこもりの青年が
 親を逆恨みした不幸な事件って感じだった。
 でも、君は、芯の有る、しっかりとした男だ。
 大切に育ててくれた親を逆恨みするようなひ弱な人間とは思えない。
 ・・・誰か庇ってんじゃないのか?」(池田→耀司)

・「彼には、聖花さんていう大きな十字架があります。
 これ以上余計なものを背負わせるわけにはいかないの。
 彼の純粋で綺麗な世界を、
 あなたの存在で汚して欲しくない。」(美月→佳音)

『長野両親殺害放火事件に新事実!
 「週刊時潮」編集部 池田次郎
 兄の歪んだ愛情
 耀司元受刑者と妹・佳音の仲の良さは近所でも有名で、
 2人はどんな時も一緒にいたという。
 耀司元受刑者は佳音を誰よりも可愛がり、佳音が道に迷った時には
 何時間も名前を叫び続け、町中を探し回っていたと近所の人が
 証言していた。耀司元受刑者にとって妹・佳音は特別な存在で
 あった事は周知の事実であった。
 誰の目から見ても仲の良い兄妹であった2人だが、耀司元受刑者の
 佳音に対する愛情はいつしか兄妹愛を超え、兄の妹への
 歪んだ愛情へと化していったのだった。
 そんな耀司元受刑者がひきこもるようになったのは、
 事件発生の1年前、誰よりも愛している妹・佳音を一時も
 自分の目から離したくなかったと考えると納得がいく。
 やがてこの耀司元受刑者の歪んだ愛情が両親殺害という、
 見るも無残な』


第5話
・「思い出したくない事は、無理に思い出さなくても
 いいんじゃないのかな。」(殉也→佳音)
・「そうだよ佳音。
 俺が・・父さんと母さんをやった。」
 二人を殺して・・あの家に火をつけたんだ。
 フッ。
 よく思い出したな。
 ・・・けど、もうこれ以上は何も思い出すな。」(耀司→佳音)

第6話
・「覚えてないか?
 俺が学校にも行かず、閉じこもるようになってから、
 親父はいつも苛立ってたろう。
 ちゃんとしろって言われるのに、うんざりしてたんだ、俺は。
 カーっとなったんだよ。」
「佳音・・ごめんな。
 お前が思っているような立派な兄貴じゃなくて・・。
 俺のことはもう忘れろよ。
 この世にいないものだと思ってくれ。」
「お兄ちゃん・・」
「いい人そうじゃないかあの人!」

・「隠しても無駄だよ!
 真実ってのは人を追いかけていく。
 隠したつもりでもいつかきっと露になる。
 人は真実に復讐されるんだ。」(池田→佳音)




謎:
・殉也の両親の死
 父親はパイプオルガン職人。周りの人が殉也を音楽学校に入れてくれた。
・秋山家両親刺殺事件
・逮捕後両親の殺害を自白し、その後裁判では無罪を主張した耀司
・聖花が植物人間になってしまったこと=結婚式前日に薬を飲む
・聖花の身内は?
・聖花の裏切りとは?
・昴の好きな人とは?

オープニング:
佳音=destiny(運命・宿命)
殉也=memory(記憶・思い出)
聖花=betrayal(裏切り)
昴=denial(否定)
耀司=sacrifice(犠牲)
手帳に書き込まれるTRUTHの文字
池田=disclosure(暴露・発覚)
美月=jealousy(嫉妬)


フジテレビ公式HP
クロスネックレス劇中使用モデル





イノセント・ラヴ×ヴァンドーム青山コラボジュエリー






ピアノオルゴール





北川悠仁 in イノセント・ラヴ
北川悠仁 in イノセント・ラヴ『1週間』編集部 講談社 2008-11-15売り上げランキング : 357Amazonで詳しく見る by G-Tools



4063527522堀北真希 in イノセント・ラヴ『1週間』編集部 講談社 2008-11-15by G-Tools



4344015940君が笑ってくれるなら―もう一つの「イノセント・ラヴ」前川 奈緒幻冬舎 2008-11by G-Tools




主題歌はアルバムの収録曲
B00005HV8JDistance宇多田ヒカル 河野圭 村山晋一郎 EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) 2001-03-28by G-Tools



B001I1D6GKフジテレビ系月9ドラマ 「イノセント・ラヴ」 オリジナル・サウンドトラックTVサントラ EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) 2008-12-03by G-Tools



B001GXR0WQイノセント・ラヴ (堀北真希、北川悠仁 主演) by G-Tools



キャスト

秋山 佳音(19) … 堀北 真希 (子供時代=沢木ルカ)
長崎 殉也(28) … 北川 悠仁
桜井 美月(23) … 香椎 由宇  父親が殉也をサポート
秋山 耀司(24) … 福士 誠治

秋山誠太郎(平田 満)
秋山順子

由香里(須藤理彩)
美代子(筒井真理子)
春江(宮崎美子)

ルリコ … 八木優希
勇 … 澁谷武尊 

松下保護司 … 浅野和之
東野 晋 … 中原丈雄 医師
宮川(矢島健一)店長
卓夫(浅利陽介)
ユキオ(中村倫也)昴のパートナー
岩崎(有福正志)工場長
藤堂刑務官

瀬川 昴(28) … 成宮 寛貴
義道神父(53) … 内藤 剛志(特別出演)
遠野 聖花(28) … 内田 有紀
池田 次郎(43) … 豊原 功補

Bar Primo Piano

スタッフ

脚 本
 浅野妙子
音 楽
 菅野祐悟
MAYUKO
主題歌
 宇多田 ヒカル「Eternally - Drama Mix -」
プロデュース
 中野利幸
演 出
 加藤裕将
松山博昭
制 作
 フジテレビドラマ制作センター



堀北 真希さんの主な出演作品



『ゆず』の音楽


この記事へのコメント
ちーずさんこんばんは、やはりこのドラマに裏は無いのかな〜池田が記事の出版を諦めましたが、あそこまで出来上がっていたのなら山本医師から裏づけを取ったとみていいでしょうね!

耀司が隠しておきたい事実は父親による性的虐待、耀司が引き篭もりチャンスを失った父親の苛立ちをさっした耀司がナイフを渡したが少女の力ではどうにもならなかった、駆けつけた耀司がみかねて犯行に…

結局過去になにがあろうと愛し抜く純愛を描きたいのかな?まだ殉也の佳音への気持ちは愛情より失うことの怖さにみえますが!
Posted by けた at 2008年12月10日 19:19
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Excerpt: チーム・ホリキッター・・・それは、ごく一部で流行っているらしい女優・堀北真希さんの愛称【ホリキッター】を、メジャーな「ホマキ」「まきまき」と並んで、wikipediaに載るくらいまで普及させることを目..
Weblog: |あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο
Tracked: 2008-12-10 00:06

イノセント・ラヴ 第8回 感想
Excerpt: 『走り出す』
Weblog: ぐ〜たらにっき
Tracked: 2008-12-10 00:51
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