2009年02月22日

ラブシャッフル Vol.6

『元カノに似てるのは君なんだ』

芽衣(貫地谷しほり)と元サヤに戻り、“ラブシャッフル=恋人交換”
から卒業?しようとしていた啓(玉木宏)だったが、芽衣の
「ラブシャッフルメンバーの中に気になる人がいる」という
爆弾発言により、結局、引き続きラブシャッフルの2巡目に
参加することになる。
啓は“芽衣の意中の人が一体誰なのか”という疑問が
日々脳裏から離れない。

朝、玄関で遭遇する啓と愛瑠(香里奈)。
「おはよう。」

エレベーターを待つ二人。
愛瑠は元気のない啓を心配そうに見つめる。
「今日も職探し?」
「前の会社に呼ばれてるんだ。
 保険の解約とか、諸々あるからさ。」
「そう。」
「・・・無理すんなよ。」
「え?」
「無理しないで笑えよ。」
啓に言われ、豪快に笑う愛瑠。
「笑うな!」
「・・・」
「誰だと思う?」
「芽衣の気になる人?」
「まあ・・諭吉ってことはないだろうから、旺ちゃんか菊リンだよな?
 常識的には。
 あ・・芽衣は常識破りだから、諭吉だったりして。」
「気になる人が気になる。」
「当然だろ!気になる人が気になるさ。」
「気になる人を気にしても、気になるだけよ。」
「・・そうか!
 気になる人を気にすると、俺が気になる人になるわけだ。」
「そうそう。」
「ていうことは、芽衣の気になる人は、俺って説もある。」
「ちょっと無理あるなー。」
「かなり無理あるな。アハ!」エレベーターの中
「もう諦めたら?」
「え?」
「芽衣をさ。
 ほら、あんまり惨めになると、人ってやっぱり自分が可愛いから、
 もういいやって。」
「俺・・そんなに惨め?」
「気づいてないの!?」
「嘘だよ・・。わかってるよ。さすがにそれ位。」
「私だったらさ、迷われてる時点でもういいやってなるね。
 そこ収まっても、又いつか迷われると思うと不安だし。」
「思い出になるだろ?」
「え?」
「諦めた時点で想い出になっちゃうだろ?
 甘くてもすっぱくても。
 俺そんな思い出なんか、まだ欲しくないんだ。
 そういうのは、もっとずっと年取ってからでいい。」
「そう。」微笑む愛瑠。
「独りよがりって言っちゃうとそうなんだけどね。
 まだ頑張るよ。」
「偉い偉い。本当は萎えそうなのに。」
「わかってくれる?
 ああ、恐れていたことが現実になった。」
「男と女、何が起こるか誰もわからない。」
「そして、まだまだわからない。」
「ラブシャッフル、セカンドシーズン、」
「敗者復活戦の幕開けさ!」
「イエイ!パンダー!」
「パンパカ、パンダー!」

この2ショットが一番のお気に入り!
自分の思いを隠して啓を応援する愛瑠の笑顔が切ないです。
それにしてもどれだけパンダが好きなんでしょう。(笑)


愛瑠は今回のパートナー、旺次郎(松田翔太)と公園で会う。
「2周目はナチュラルに。
 ロケで撮影してもらう!」
「ていうことは、エグい質問はなしね。」
「ま、恋バナでもしながらどう?」
「いいけど私はネタないなー。」
「彼について。」
「彼?」
「好きなんだろ?うさタンのこと。」ウインクする旺次郎。
愛瑠は一瞬答えに戸惑うが、笑顔でウインクを返し、
「好きよ。」と答える。
「うわぉ!」
「牛タンは。」と愛瑠。

うさタンと牛タン。駄洒落の好きなラブシャーです。

啓は辞表を出したはずの会社からの呼び出しを受け、芽衣の兄・
浩介(野村祐人)に会いに行く。
「え!?」驚く啓。
「親父、いや、社長は、今の待遇に不満があるから
 退職願いを出したんだろうって、君に同情的でね。」
「いや・・そんなことは・・。」
「僕の管理能力を逆に疑う始末さ。」
「あの・・」
「聞こえなかった?部長だよ、部長。昇進おめでとう。」
「・・・・・」

公式あらすじによると
『仕事だけは元サヤに戻ることになる』ということらしいです。


カフェのカウンターで話す諭吉(DAIGO)と会う啓。
「考えてみれば、娘婿になろうって人、そう簡単に辞めさせるわけ
 ないですよね。」と諭吉。
「だけど、はいそうですかって受けるわけにはいかないだろ?
 芽衣にだってカッコつけちゃった手前。」
「もしかしたら、その芽衣さんが頼んでくれたのかもしれないですよ。」
「どうして?」
「彼女はああ見えて、聡明ですからね。
 再就職ダメになったの気づいていたかも。」
諭吉の隣で、海里(吉高由里子)は氷をカリカリやっている。
「俺わかりやすいからねー。」
「とりあえず、会社に戻りましょうよ。
 だって宇佐美さんは、そっちの方を悩んでいる場合じゃないんですから。」
「ま、そうね。気になる人、気にしないとね。」
「はい。」
「・・なんか、悪いね。二人のセカンドシーズン邪魔しちゃって。」
「僕達、カリカリしてるだけですから。」
「ね、君、タナトスが見えるくらいだから、霊感は強いってことだよね。
 どう思う?ていうか、どう感じる?
 芽衣の気になる人って誰?」
啓に聞かれた海里は、視線をゆっくり諭吉に向ける。
「え!?」驚く諭吉。
「嘘だと言ってよ、」と啓。
「ジョー。」と海里。
「まさかやめてよ!
 タラちゃんズの炎の友情に、ヒビが入るじゃない。」と諭吉。
「先生。」と海里。
「え?」
「菊田先生。」と海里。
「やっぱり!僕もそうだと思ってたんです!」と諭吉。

啓は店の奥を見る。
正人(谷原章介)と芽衣は奥のテーブルで食事をしていた。
「菊リン・・」と呟く啓。
「あの顔とあの爽やかな笑顔、危険です!
 目の奥は笑っていない。まさに、羊の皮をかぶった狼!」と諭吉。
「僕の赤頭巾ちゃんが・・」と啓。
「食べられちゃう。」と海里。

正人と芽衣のテーブル
「それにしても爆弾発言だったね。」と正人。
「私・・いつもああなっちゃうんです。」
「悪気はない。」
芽衣が頷く。
「つまり、彼のために嘘を言っていた。」
「いえ、今度は違います。」
「うん?」
「まだ、ぼんやりとした感情なんですけど・・」
「うん。」
「だから・・それが恋愛感情なのか、まだわからなくて。」
「そう。」
「・・ごめんなさい、これ良かったら。
 なんだか胸がいっぱいで。」
「食べていいのかな?」

二人の親しげな様子に、啓の不安は募っていく。

公園で子供達と一緒にサッカーをして遊ぶ愛瑠。
そんな愛瑠をカメラを手に追いかける旺次郎。

「ウサもOちゃんも菊リンも、みーんな好きよ。
 もちろんユッキーもね。」
「素直じゃねーな。」
「ていうかね、いつも好きな人とか、彼氏がいるっていうの
 おかしくない?」
「若い女はみんなそうだろ。」
「それはしんどいなー。
 誕生日とかクリスマス?別に一人でも寂しくないし。」
「寂しいから恋愛するのはダメ?」
「そういうのは錯覚だから。他人じゃなくて自分に恋する季節も
 必要じゃない。あ、私って頑張ってんなーとか。」
「可愛げねーな。」
「そう。可愛げねーんだ、私。」
「男のことでキャッキャしろよ。」
「出来ない出来ない。」
「お前がおかしくなるところ見てみたいな。
 盛り上がって、泣いたり怒ったり。」
「ないない!そんな私、今まで生きてきた私が笑っちゃうよ。」

撮った写真を公園のテーブルに並べ、その一枚を手に取る旺次郎。
「いい写真撮れた?」と愛瑠。
「笑っちゃえよ。」
「え?」
「誰かを本当に好きになって、好きすぎて泣きながら笑っちゃえよ。」
「・・・その時はカメラ構える?」
「もちろん!最高の写真撮ってやるよ。」
「てことは、相手Oちゃんじゃないね。」
「あれ?」首をかしげて微笑む旺次郎。

そこへ、海里がやって来た。
「お前俺に会いにきたの?
 あと2週間順番待てないで。」
海里が頷く。
「ほら。女はこういうフライングしないと。」
「・・勉強になりまーす。」と愛瑠。
「丁度良かった。お前の写真、今日出来上がったんだ。
 俺ちょっと忙しくてさ、アシスタントの現像だけど。」
封筒から写真を取り出す旺次郎。
「可愛く撮れてる?」愛瑠が聞く。
写真を見る旺次郎の表情がこわばり・・
旺次郎は写真の入った封筒を愛瑠に渡すと、カバンを抱え、
その場からスタコラサッサと逃げ去った。
「ちょっと旺ちゃん!!ちょっと!!」
戸惑いながら写真を取り出す愛瑠・・。

マンションの共有スペース
毛布をすっぽりかぶって怯える旺次郎。
「照明ミスじゃないの?」写真を見ながら啓が言う。
「俺はプロだよ。ミスなんかしねーよ。」
「じゃあこれって何?幽霊とかエクトプラズマってこと?」と愛瑠。
「あいつ見えるって言ってたの本当なんだ・・。」と旺次郎。
「そういえばこれ、人のようにも。」啓が写真を旺次郎に近づける。
「おいよせよ!俺ダメなんだよ。オバケとか幽霊とかマジで怖いんだよ。」
「らしくないよね。」愛瑠と啓が笑う。
「何言われてもダメ。今日一人で眠れねーや。
 うさタン、今日泊めて。」
「別にいいけど。」
「別によくないでしょ!」と愛瑠。
「何で!だって怖いんだよー!」と旺次郎。
「旺ちゃんじゃなくて。ウサがよ!」
「何で急に俺の話を?」
「私は急に話が変わるの!」
「部長に昇進したこと喜んでくれないの。」
「喜ぶわけないでしょ!
 キラキラした仕事とか何とか言って、不況が何よ!
 気が小さいんだから。」
「これが、ホントのショウシン者!」
「・・・凍えるほど寒い。」と旺次郎。
「あっそ。」と啓。
「あーあ。私せっかく探したのになー。」
「マジ!?あったの!?」
「あったけどもういいわ。」
「あるなら見せてよ。会社案内でしょ?それ。」
「人騒がせなだけじゃない!」封筒を投げつける愛瑠。
「悪い悪い。でもね、こっちの方が良ければ、
 ・・・おい、何だよこれ、日暮れサーカスって。」
「ピエロに空があるらしいの。」
「お前、俺のことバカにしてるんだろ!」
「夢はあるじゃない!」
「そういう問題じゃないだろ!」
「サッカー好きなんでしょ。」
「それはデル・ピエロだろ!」
他のパンフレットを見てみる旺次郎。
イベント企画会社、オートレーサー、スキーインストラクターなど
啓がキラキラしそうなパンフレットが沢山集められていて、
旺次郎は微笑み、二人を見つめる。

そこへ、正人が帰ってきた。
「お帰り。」「お帰り。」
「ただいま。」
正人は海里と一緒だった。
「お前まだいたのかよ。」と旺次郎。
「かわいそうに。表で震えていたよ。」
毛布を翻しながら部屋に逃げ込む旺次郎。
「旺ちゃんも震えてた。」と愛瑠。
「うん?」と正人。

旺次郎の部屋のノブをガチャガチャと動かし、戸をノックする海里。
「開けて。」ガチャガチャガチャ・・
「いやだ。」

ゴルフ練習場
「あなたも色々大変ね。」と玲子(小島聖)。
「わかってくれますか?」と啓。
「でも、こうでなくちゃつまらないわよね。」
「え?」
「色々あったけど元サヤなんて退屈な話じゃない。」
「幸せって、しみじみと退屈なものなんじゃ?」
「ラブシャッフルに参加した以上、別の相手に気持ちが揺れるのは
 当然ありえたことよね?」
「ええ。ですけど、芽衣に限ってって。」
「あなたも煽った方がいいのよ。」
「と、申しますと?」
「私と関係があるって、彼女と話すとか?」
「それ勘弁して下さい。リスクが高すぎます。」
「今日はどうするの?一応ホテルにお部屋取ってあるけど。」
「昼間っからですか!?」
「いけない?汗もかいたしシャワーも浴びたいし。」
「・・・一度なら、過ちで済みますけど。」
「人は過ちを繰り返す生き物。」
「正直、何が正しくて、何が正しくないのか、
 最近わからなくなりました。」
「そういう時はね、感じたままに、動くのよ。」
玲子はそう言い、啓のグローブを外し、手を重ねる。
「・・感じた・・まま・・」
玲子の雰囲気に飲み込まれそうになったとき、ある人物が声を掛ける。
「玲子。」
「どなたですか?」と啓。
「あなた・・」
「・・・ですか!」と啓。
それは、玲子の夫・上条(尾美としのり)だった!

マンションのジム
「旦那さん出張から戻ったんだ。」と旺次郎。
「それでどうなったの?」と愛瑠。
「レッスンプロの芝居したよ。」と啓。
「何のレッスンなんだか!」
不機嫌そうに啓のランニングマシンのスピードを上げる愛瑠。
「おい!ちょっと!早い!」
「うるさい!」
「早い!」
「うるさい!!」

マンションのプール
「マジで!?」と旺次郎。
「亡くなったの!?」と啓。
「そう。
 しかも自殺したのよ、菊リンの恋人は。」
「それで海里のことも心配してんだ。」と旺次郎。
「そりゃオバケのこと怖いって言ってる場合じゃないな。」と啓。
「って言われても怖いものは怖いもん。」と旺次郎。
「芽衣に似ているらしいのよね、その人。」と愛瑠。
「え!?」と旺次郎。
「似てるって!?」と啓。
「玲子さんがね、写真見たらしいの。菊リンの書斎にある。」
「・・・」プールに沈んでいく啓・・。

共有スペースでしゃぶしゃぶする旺次郎と愛瑠。
「なるほど。海里の為だけに参加しているわけじゃないんだ。
 菊リンには菊リンの思いが。」と旺次郎。
「何だよその思いって!」と啓。
「忘れられないのよ。」と愛瑠。
「そんなこと知らねーよ。
 第一卑怯だろ?
 俺のこと心配しているフリして、ラブシャッフル考え出して。」と啓。
「確かにウサにとっては酷いかもしれない。
 だけど・・」と愛瑠。
「だけど何だよ。」
「ま、気持ちわからないわけじゃないな。」と旺次郎。
「わからないね、俺全然。」
「すっごく幸せだったって言ってたの、菊リン。
 その人が理由もわからずに亡くなったら・・」と愛瑠。
「まあな。ちょっと引きずっちまうよ。」と旺次郎。
「だから、関係ないじゃん、それ俺に。
 第一、いくら似てるっていっても、芽衣は芽衣で、
 赤の他人じゃないか。」
「幻を追いかけていると、もう他人か本人か、意味ないのかもな。」
「意味あるだろ!菊リンになくたって、芽衣の方は迷惑じゃないか。
 そんなんで思われてもさ。
 ・・・あ!」
「その芽衣の気になる人が、菊リンだったら?」と愛瑠。
「それは・・」
「まあ裏事情はどうあれ、相思相愛ってことになるな。」と旺次郎。
「そんなのダメだ!俺はどうなんのよ。まるでピエロじゃない!
 そんな戦略知らないで、菊リンに感謝までして、
 ラブシャー参加して、挙句に芽衣を取られちゃったらさ。」
「うさタンはさ、芽衣ちゃんじゃなきゃどうしてもダメなの?」と旺次郎。
「どういう意味だ?」
「菊リンに譲ってあげるとか。」と愛瑠。
「何だよお前ら。どういうことよ、それ。菊リンの味方なのかよ。」
「味方とかそういうんじゃないの。
 菊リンの方は、幸せになれる相手が芽衣だけかもしれないの。」と愛瑠。
「うさタンには、これからもいい出会いが沢山ある。」と旺次郎。
「冗談じゃない!俺だって芽衣だけだよ!
 婚約中だよ、まだ。式だってキャンセルしてないんだ。
 いや、そんな形式的なことだけじゃなくて、
 精神的にも俺だって芽衣だよ。芽衣じゃなきゃ、」
「わかったわかった!一応聞いてみただけ。」と旺次郎。
「俺は芽衣を譲ったり、芽衣を諦めたり絶対しないから!」
「もういいって!メイメイメイメイうるさいな。
 ヤギじゃあるまいし。」と愛瑠。
「ヤギで上等だよ!紙持って来い、食ってやるからさ!」
「まあまあ!そうヤギにならずに。」と旺次郎。
「・・・・・」
「・・あれ?今の、ヤギと、ヤケの、洒落・・なんだけど。」と旺次郎。
「わかってるよ。」と啓。
「・・ならいいんだ。」

そこへ、正人が帰ってきた。
「お帰り!」「お帰り!」
「やあ。お揃いだね。」
啓は正人を睨みつけると、部屋に入ってしまう。
「ヤギになってんの。」と旺次郎と愛瑠。
「・・そう。」と正人。

啓は部長に昇進したことで、にわかに女子社員からモテはじめる。
その日、啓のファンクラブの会員だと騒ぐ女子社員たちから
カラオケに誘われる啓。

カフェ。愛瑠が玲子を呼び出す。
「珍しいわね、あなたが私に用なんて。」と玲子。
「菊リン、あいや、菊田先生の亡くなられた彼女のことです。
 彼から聞きました。
 あなたが今回のメンバに似た人がいると指摘したって。」
「あなたも写真を見たらわかる。きっと驚くわ。」
「そんなに芽衣に似ていますか?」
「どうして、彼女だと?」
「消去法です。
 海里ちゃんは患者さんだし、私は・・言いたくないけどフラれたし。
 それであなたが先生を脅迫しているなら。」
「人聞きが悪いわね、脅迫だなんて。」
「もしかしたら芽衣も先生のことが好きなのかもしれないんです。」
「・・ああ!気になる人ってそうなの!
 さすが2周目になると色々あって面白いわね。」
「別に面白くないです。」
「結局あなたは何がしたいの?」
「え?」
「二人の邪魔をしたいの?あなたも菊田先生を好きだから。」
「違います!」
「じゃあ何?」
「もし、二人が相思相愛なら、ウサ・・宇佐美啓君が可哀想だと思って。」
「なるほど。気になる人って宇佐美啓なのね。」
「そんなこと言ってません!」
「言ってるようなものよ。
 ラブシャッフルでは当然あり得ることだし、
 そんなことにいちいち文句があるなら最初から参加しなきゃ
 良かったのよ。」
「好きで参加したわけじゃないんです、彼は。」
「そうしてフォローする理由が分からないわ。」
「私達は一方で同じマンション、同じ階に住んでいる住人なんです。
 辺に仲たがいして居心地悪くなると。」
「どうでもいいことじゃない。元々大都会東京よ。
 隣は何する者よって世界でしょ?」
「でも偶然だけどみんな友達みたいに。」
「あなたね、そんな回りくどい性格だと損するわよ。」
「どういう意味ですか!?」
「宇佐美君が好きなら、あなたにとってチャンスじゃない。
 邪魔な芽衣さんが菊田さんのものになってしまえば。」
「だから私は別に!」
「別に、そう思うことはズルいことじゃないわ。
 女が幸せになろうと思ったら周りのことなんか知ったこっちゃ
 ないのよ。」
「私はそうは思いません!」
「頭で考えすぎなのよ。
 あなた美人なのに意外ともてないでしょ!」
「・・・セックスの回数と恋愛は別でしょ!!」
「・・・」
「・・・失礼します。」
席を立った愛瑠は、伝票を忘れたことに気づき、テーブルに戻る。
「いいわよ。」伝票を手に取る玲子。
「結構です!」愛瑠は玲子の手から伝票を引きちぎり・・。

株式会社ワールドエレクトロン
「聞いたわよ。部長に昇進したって。」と芽衣。
「正直、助かったよ。
 ほら、前に話した映画会社・・倒産しちゃったみたい。」と啓。
「・・そう。」
「ま、どうせ、芽衣との結婚がおじゃんになれば、
 課長だろうが部長だろうが、クビだろうけど。」
「それはわからない。
 啓を必要とすれば会社はそんなことしないと思う。」
「俺が必要なはずないじゃない。ネットもろくに使いこなせないのに。」
「覚える気がないからでしょ。」
「アナログなんだよ、俺。」
「私に愚痴を言いたいの?」
「そうじゃないよ。そうじゃないけど、」
「私の気になる人が気になるの?」
「そりゃそうさ。当たり前じゃない。」
「その人を知ってどうするの?」
「どうするって・・」
「私思わずあんなこと言ったけど、自分の気持ちが確かなものかは
 まだわからないし、相手の人にも伝えてないの。」
「なら良かった。」
「邪魔をしたいとしても意味はないわ。」
「酷い事言うなよ。邪魔なんて・・。」
「啓、私は今、自分の中に芽生えた、あなた以外の人への気持ちを
 確かめてみたい気がするの。」
「・・本当にいるんだ。嘘じゃなくて。」
「もちろんどうなるかはわからない。
 私の気持ちがいくらその人に傾いていったとしても、
 その人が私のことを何とも思わなければ、片思いで終わってしまうし。」
「・・・」
「でもね、啓。私、あなたが初恋だったし、
 片思いって感情自体経験がないの。
 だから、」
「もういいよ!」
「・・・」
「もうやめてくれよ。
 何で俺・・芽衣のほかのヤツへの気持ちなんか聞かされなきゃ
 いけないんだ。
 あんまりだよ・・。俺が何したって言うんだ。
 一体何したって言うんだ!」
「啓・・」
「邪魔すんなってどういうことだよ!
 応援しろとでも言うのか?
 ・・・わかったよ。大丈夫さ。 
 向こうだってきっと芽衣のこと気になっているよ。
 ていうかむしろ、好きさ。」
「それはわからない。」
「わかるさ!」
「・・・」
「・・・」

もういいよ、と啓に言われた時の芽衣が、とても悲しそうに見えました。

車を駐車場に停める旺次郎。
エレベーターホールに向かう足を止め、大きなため息を吐き、
駐車場入り口へと戻っていく。
「まあ正直、お前が悪いわけじゃないんだよ。
 ただ、俺はね、何ていうか・・その・・怖いわけよ。幽霊とか。」
入り口にしゃがみ込んでいた海里が立ち上がる。
シャッター越しに話しかける旺次郎。
「だから・・そういうのお前がマジで見えるっていうなら、
 近寄りたくないわけ。
 わかる?」
シャッターをガタガタと揺らす海里。
「ほら、帰れよ。な、迷惑だから。」
シャッターを揺らす海里の手に触れる旺次郎。
「冷てー・・。お前さ、ここ何時間待ってたの?」
海里がくしゃみする。
「今の芝居だろ?」と旺次郎。
海里が頷く。
「ったくもう。バカなんだか頭いいんだかわかんねーよ、お前。
 ほら、帰れよ。じゃあな。」
旺次郎はそう言い、海里に背を向けて歩き出す。
シャッターをガタガタ鳴らし、頭をぶつける海里。
旺次郎はカバンを落として振り返る。
「スペシウム光線!」
シャッターが開きはじめると、海里は嬉しそうな笑顔を浮かべ・・。

「スペシウム光線!」カッコイイ!

旺次郎の部屋
パスタを作る旺次郎。
海里がつまみ食いしようとすると、ペチっとその手を叩く。
「まだだっつーの!」

「おいいいか?
 俺と一緒にいる時、絶対変なトコ見んなよ。
 ほら、猫が何もねーとこ見るような。」
海里が部屋の隅を見つめている。
「だからその視線よせって。」海里の頬を手のひらで押す旺次郎。
「・・今誰もいねーよな?」
「いるよ。」
「おぃ!」
「いない。」
「お前さ、」
「・・・」目の前に置かれたパスタをじっと見つめる海里。
「食ってよし。」
旺次郎の言葉に、皿を手で持ち、スパゲティーをバクバク食べる海里。
「一応お嬢様だろ?そういう食い方やめろ。」
皿をテーブルに置かせる旺次郎。
「・・なあ。菊リンの恋人自殺したって知ってた?」
海里は首を横に振る。
「だから実験的っていうか、治療の一環っていうか、
 お前の事ラブシャーに混ぜてみたらしいんだけど。
 俺はさ、自殺したきゃ勝手にしろって今でも思っているけど・・
 菊リンみたいに、残された方は・・マジ可哀想だよな。
 なあ、お前本当に死ぬの?その・・二十歳の誕生日に。」
少し考え、頷く海里。
「俺がよせって言っても?」
「・・・」旺次郎を見つめる海里。
その視線が天井の方を向く。
「だからやめろって!」慌てる旺次郎。

もうこの二人が可愛くて!
族のヘッドだった旺次郎、意外なところで小心者なのでした。


その頃、芽衣は正人と会っていた。
「啓の事が好き。
 もうここまで言葉が出そうでした。」
「・・そう。」
「でも我慢しました。」
「生涯で一番好き?」
「はい。」
「だけど結婚相手はそれじゃいけない。」
「そう思うんです。
 いつも心配で・・いい方向に行かないと自分のせいだと
 思っちゃうだろうし。
 それって重いっていうか・・絶対相手にストレスだと思うんです。
 尽くすって、女性の美学みたいに言われているけど、
 優しい人なら尚更、彼女のためにも頑張らないとって。」
「二人分のプレッシャーで生きなくちゃいけない。」
「・・・啓には・・自由に、のびのび生きてほしいんです。」
「君は、彼がすごいことをやれる人間だと、本気で思っているんだね。」
「はい。」
「買いかぶりすぎていると思わない?」
「時々。」

微笑みあいながら乾杯する二人を、トラックのリフトに乗った諭吉が
監視する。
「寒い!
 けど・・炎の友情タラちゃんズ!
 ハクション!!」

その頃啓は、ファンクラブの女の子たちとカラオケ三昧。

「一体今まで何やってたんですか!?」と諭吉。
「悪い悪い。ファンクラブに掴まっちゃってさ。」と啓。
「ふざけないで下さいよ。僕だけこんな寒空に張り込み続けさせて。」
「俺って意外とモテるのよ。
 ま、考えてみれば、どうしても芽衣って固執する必要
 ないのかもしれないな。」
「そんな、ヤケにならないで下さいよ。」
「ヤギになってんの。メー。メー。メー。」
「あ、いた!!」

「私も肩の力を抜いて、私らしく。
 その人もそうで。
 それがなんか、ありふれてて普通の幸せっていうか。」と芽衣。
「まさに相性がいい。そう感じる人が、気になる人ってことだね。」
「なんか恥ずかしいな。まだ全然どうなるかわからないのに。」
「でも君にそう思われている人は、宇佐美君には気の毒だけど、
 幸運だと思うよ。」
「そうですか?私振り回しキャラですよ。」
「好きでも別れるなんて上等な女性にしか出来ない。
 多くの人が理解出来ないだろう。
 君は先のことを見れる人だ。ずっと先をね。」
「そんなに褒めたって、もしその相手が先生だって言ったら、
 いきなり引いちゃうんでしょ?」
「まさか。光栄だよ、とても。」
「・・・」
正人が芽衣に顔を近づける。

「あ!!」と諭吉。
「何だよ!うるせーな。」
諭吉が持っている双眼鏡を覗き込む啓。
二人がキスしている姿を見てしまう。
「ユッキー・・帰ろう。」
「宇佐美さん、今のはきっと目にゴミか何か。」
「・・・」

ニュースの通訳の仕事を終えたあと、担当者と話す愛瑠。
「もう少しニュートラルって言われても。
 不幸な事件をコメントしてるんですから口調が厳しくなるのは
 当然じゃないですか?」と愛瑠。
「君は通訳であってキャスターじゃないんだよ!」
「私は機械じゃないんだから感情だって出ます!」

このセリフもあとで何かに繋がっていきそう。

啓が玲子のいるホテルに呼び出される。
なんとそこには玲子の夫・上条によって呼び出された
正人、旺次郎、諭吉の三人が勢ぞろいしていた。
「これで、全員揃ったわけだね。」と上条。
「ええ、まあ。」と正人。
「家内に不貞を促した、薄汚い泥棒猫!」
「・・・」
「いや、オスだから泥棒犬とでも言うのかな。」
「探偵事務所に依頼して調べたらしくて。
 とぼけても無駄のようだ。」正人が啓にささやく。
「ぶたれたんですか?」
啓は頬を押さえる玲子に聞く。
「・・・」
「うさタン、こういう時はさ、とりあえず謝るしかねーよ。」と旺次郎。
「ですね。」と諭吉。
「そうしようか。」と正人。
「ええ。」と啓。
4人は一列に並んで正座をし、そして謝る。
「申し訳ありませんでした。」
「・・・申し訳ないだと?
 フフフフフ。」
上条が、そして玲子までもが笑い出す。
「何よ・・」と旺次郎。
「怒りを通り越して笑ってるとしか。」と諭吉。
「でも、玲子さんまで。」と正人。
「ぶたれたんですよね?」と啓。
「ううん。歯が痛いの。」と玲子。
「さ、頭を上げてくれ。私は怒ってなどいない。
 というよりも、君たちには大いに感謝しているのだから。
 私は知っていたよ。
 旺次郎君だったね。君が最初だ。」と上条。
「まあ・・はい。」と旺次郎。
「私は家内から聞いていたんだよ。
 君たちとの関係をね。詳細に。」
「これが私達夫婦のあり方なの。」と玲子。
「嫉妬や束縛などを超越しているのさ。
 真実の愛情とは、その領域にある。」
「ええ。」
「・・・」

芽衣が愛瑠の部屋を訪ねてくる。
「そういうお仕事って色々大変みたいね。」
「そうじゃないの!
 普通ならあっそうですか、って聞き流せることがダメな時があるの。
 オンオフの切り替えっていうか。
 まあそれが私の永遠の課題なんだけどね。」
「プライベートで何か嫌な事でもあったの?」
「ありよ!大ありよ!
 ていうかね、元を辿れば又あんたが原因なんだから!」
「私?だったらごめんなさい。」
「別に謝る必要ないんだけど。」
「・・・」
「あー、なんかおかしい。」
「おかしい?」
「私って子供っぽいっていうか、芽衣の方がずーっと大人で。」
「そんなことないよ。」
「お茶入れるね。」
「ビールある?」
「え?昼間っから?」
「むしゃくしゃしてる時は発散しないと。
 そうだ!」

ホテル
「私は糖尿を患ってね。残念だがそっちの方は機能しない。
 ただ、妻はまだ若い。
 ホルモンのバランスというかね。
 美しさを保つにはそういうことも必要だろう。」
上条は玲子の手を握り締めながらそう言う。
「あれ?旦那さんの方にはもっと若い愛人がいるんじゃ。」と旺次郎。
「ごめんなさい。作り話よ。」と玲子。
「その方が君たちも変な罪悪感感じることがないだろうとね。」
「まるでエマニュエル婦人みたいですね。」と正人。
「そう。まさにそうだよ、先生。 
 文学的だと思わないかい?」
「本当にやきもちとかないんですか?」と諭吉。
「愛する人は所有物ではない。
 相手がそれで幸せなら、むしろ喜ばしいと思うのが大人の愛情さ。
 程度が低い人間たちは、愛とセックスを結び付けたがるが、
 はっきり言ってそれは無関係なんだ。
 動物だよ。獣だよ、そんなもので惹き合うのなら。」
「そしてそこには必ず飽きが来るものでしょう?」と玲子。
「そう。
 どんなそそられる相手でもね、時間が経てば飽きてしまう。
 そして、価値観が違うなどグズグズしたことを言って別れるだけさ。」
「そして又別の相手に恋をする。」と玲子。
「恋というと聞こえはいいが、要はセックスで惹かれたに過ぎない。
 飽きてしまえば途方にくれ、苛立ち終わる。
 先に飽きられて、まだ飽きてない方が未練で涙を流す。
 はっきり言って滑稽だね。笑い話だよ。」
「なるほどね。」と旺次郎。
「わかるかい?本当の愛とはね、そんなものを超越しているものなんだ。
 人間はね、いい加減精神的に進化しないといけない。
 セックスはプレイに過ぎない。
 食事や買い物、欲求の一つに過ぎないのだよ。
 君たちの前に、私がこうして姿を現したのは、
 もっと積極的に、家内を喜ばしてもらって構わない。
 夫である私が公認であるというのを教えてあげようと思ってね。」
「着替えてくるわ。」と玲子。
「君たちに助言しよう。
 いずれは皆枯れる。
 若者よ、使えるうちに使いたまえ。」
「はい。」と旺次郎。
「はい!」と諭吉。
「・・・」笑顔を浮かべ黙って聞く正人。
「本当にそうなんですか?」と啓。
「うん?」
「失恋ってそんなに笑える話ですか?」
「うさタン。」と旺次郎。
「俺が誰かに惹かれるのは、抱きたいからだけじゃない!
 人間は進化しなくちゃいけない?
 ロボットになれってことですか?
 そんなのつまんない!
 この人しかいないってトチ狂って盛り上がる。
 泣いて、笑って、はしゃいで、やきもち焼いて、めっちゃ束縛したくて、
 重たいかって、我慢して、眠れなくて、朝になっちゃって、
 鏡見たらパンダみたいにクマ出来ちゃって。」
「イェイ、パンダ!」旺次郎が呟く。
「元を辿れば動物なんだ。
 バカな獣でいいじゃないか!
 オロオロしちゃってバイアグラを発明する。
 滑稽だから人間なんだ!」

その頃、カラオケで『さくらんぼ』を熱唱する愛瑠と芽衣。

ホテル
「あんたはいい。勝手に仙人でもロボットにでもなればいい。
 だけど玲子さんは違うと思う。
 好きでもない男に抱かれていたら、そのうち絶対おかしくなる。
 何がエマニュエル婦人だよ。愛しているとは思えないよ。
 俺は死んでも出来ないね。
 バカなやきもち焼きでも低脳でも、構わない。
 好きな女にそんなことさせられない!
 色々経験したって変わらない。
 大人になろうが変わらない!
 小さいときからみんなピンク色が大好きなんだ!
 女はみんなメルヘンなんだ!」
「・・・」
「帰りましょう、あなた。」
「・・ああ。」
玲子は複雑な表情で啓を見つめ、そして夫と帰っていく。

車の後部座席に座る上条と玲子。
「自分が間男だというのも忘れて、支離滅裂に歌い上げてしまう。
 宇佐美君とか言ったね。面白い青年だ。
 胸に響くというのかね、言霊というのか。
 私のような職業の者には、本来是非にとも欲しい、
 羨ましい資質だね。」と上条。
「ええ。」と玲子。
「玲子、辛いなら、やめてもいいんだよ。」
「いいえ、大丈夫よ。
 あなただって辛いんだもの。」
「もう一度他の選択肢も・・」
首を横に振る玲子。
「これが私の仕事だから。」
「・・・すまない。」
「・・・」

ホテル
正座したままの4人。
「あのー。」と諭吉。
「もういいだろうね。」と正人。
「足がしびれてもう・・」と啓。

カラオケ帰りの芽衣と愛瑠。
「あー、何曲歌った?喉いたーい。」と愛瑠。
「私まだ全然歌える!」
「あんたは体力ありすぎ!」
「じゃあお先に。」タクシーのドアが開く。
「付き合ってくれてありがとう。」
「ううん。こちらこそ。」
「バイバイ!」
「アイアイ!」
「うん?」
「聞きたいこと、ヒントだけあげる。」
「ヒント?」
「私の気になっている人はね、」
「・・・」

マンションのサウナ
「ああ、それは全くの誤解だよ。
 芽衣ちゃんの目にゴミが入ってね。」と正人。
「とぼけなくてもいいよ。俺はもう怒っているわけじゃないんだ。」と啓。
「え?」
「色々考えてさ。
 ちょっと、菊リンの身になって考えてみたりして。」
「僕の身になって考えるって?」
「菊リンの恋人・・自殺したって話、アイアイから聞いたんだ。」と旺次郎。
「ああ・・そうなんだ・・。」
「その人が、芽衣に似てるって。」
「え?」
「最初はそりゃ、汚いな、婚約破棄された俺に同情するようなこと
 言って、こんなラブシャーあみ出しやがって、腹が立った。
 そりゃそうでしょ?」
「そりゃそうだ。」と旺次郎。
「だけど、よくよく考えると、そういう喪失感っていうか・・
 きっと、生涯引きずるものなんだろうなって、
 そう思ったら、菊リンのことがすごく可哀想に思えて。」
「その気持ちはありがとう。だけど、」
「譲るよ。てか、芽衣を諦める。
 てか、芽衣も菊リンのこと好きなんだから、
 もう俺の出る幕はない。」
「偉い!うさタン偉い!」旺次郎を見つめる正人!
「自分で自分を褒めてあげたい。」
「BY有森有子!」
「イェーイ、パンダ!」
「朝から体操!」
「ピンポンパンダ!」
「芽衣ちゃんじゃない。」と正人。
「・・え?」
「僕のかつての恋人は・・芽衣ちゃんには全然似ていない。」
「また。せっかくうさタンは菊リンとの友情で。」と旺次郎。
「本当だよ。そこまで言ってくれているのに嘘は言わない。」
「・・・ジョー!」と啓。
「ああ。」と正人。

愛瑠がエレベーターを降りると、啓が自分の部屋の鍵を開けようと
していた。
「うさ!」
「あ?今帰り?」
「うん。芽衣とカラオケに行ってたの。」
「マイク離さないでしょ、彼女。」
「私もそうだから。」
「あ、やっぱ間違えた。」鍵を間違えたらしく、鍵が開かない。
「それよりさ、私誤解してたみたいなんだ。」
「は?」
「芽衣の気になる人、菊リンじゃないって。
 それだけは教えてもらった。」
「・・そうなんだ。」
「私の早とちり。」
「ていうか、菊リンの亡くなった恋人も、芽衣に似てないって。」
「え!?」
「ついさっき下のサウナで、本人から。
 俺頭ぼーっとして、先に一人で出てきたんだ。」
間違えた鍵で旺次郎の部屋を開けようとする啓。
「何やってんの?」
「いや、鍵間違えちゃってさ。旺ちゃんも違う。」
「ねえ!」
「うん?」
「確かめてみない?」
「何を?」
「菊リンの恋人の写真。」
「・・・バカ。不法侵入だぞ。」
「いいじゃない、見るくらい。まだ下にいるんでしょ?」
「ああ・・菊リンなら怒らないか、見るくらい。」
「もう気になって眠れないし。」
「フッフッフ。おぬしも悪よのぉ。」
「フフフフフ。」

正人の部屋に忍び込む二人。
「お邪魔しまーす。」「お邪魔しまーす。」
「私だったらどうしよう!」
「フラれたんでしょ?」
「思い出すと辛いから一旦は遠ざけたのかも。」
「もしそうなら、付き合うの?」
「うーん、でも誰かの幻じゃね。」

本棚を調べていた啓は、本を床に落としてしまう。
「ちょっと何やってんのよ、バカ!」
「失礼!
 ・・・おい!これか?
 ・・・あれ?」
「・・・え!?」
叫びそうになった二人は、思わず互いの口をふさぎ・・。

正人と一緒に写っていたのは、旺次郎にそっくりな青年の姿だった。

シャワーを出た旺次郎に、タオルを差し出す正人。
「お、サンキュー。」
正人は髪を拭きながら、旺次郎を見つめて笑みを浮かべ・・。


※あらすじは一部公式HPを引用しています。


★正人の元恋人
あーびっくり!写真は旺次郎に似た男でした!

第一シーズンで、正人の部屋で写真を見たときの玲子。
「ずいぶん仲良さそうな二人ね。」
「・・元に戻してくれ。」
「昔の、恋人かしら?
 綺麗な人。今度紹介してもらえる?」
今思えば、玲子さんの今度紹介してっていうのは自分の相手に、
という意味だったんですね。

男同士のカップルだったから、お墓参りに家族に会わないように
するのも納得です。
でも家族には友人のフリをして接することも出来るはず。

「恋というと聞こえはいいが、要はセックスで惹かれたに過ぎない。
 飽きてしまえば途方にくれ、苛立ち終わる。
 先に飽きられて、まだ飽きてない方が未練で涙を流す。
 はっきり言って滑稽だね。笑い話だよ。」
そう語る上条の話を聞いているとき、正人は上条を見ようとせず、
笑みを浮かべているときもあったけれど、内心は怒っているのかな、
と思いました。

正人は恋人に振られてしまったのでしょうか。
恋人の家族が、彼らが付き合っていると知り、
二人を引き裂いた、とか?
そして恋人は、正人には何も言わずに逝ってしまった。

★正人と旺次郎
正人は、忘れられない恋人に似た旺次郎と出会い、
何をしようとしているのでしょう。
旺次郎に亡き恋人の姿を重ねているのか、
自分を置いて逝ってしまった恋人を恨んでいて
代わりに旺次郎に復讐しようとしているのか。

以前愛瑠と
「彼女は僕よりも死神を選んだ。」
「・・憎いでしょうね。」
「殺してやりたいよ。死神が殺せるものなら。」
こう会話していましたが、旺次郎が昔の仲間に自分のことを
「死神ちゃん」と呼んでいたのは関係あるのか?

正人の恋人が旺次郎の兄だとしたなら、
恋人を死に追い込んだ家族を正人が恨んでいるとか?

正人は、海里と旺次郎が惹かれあうのがわかっていた。
だからラブシャッフルという方法で二人を引き合わせた。
旺次郎が海里に夢中になった頃、海里は命を絶つ、というのが
正人のシナリオ。
だから正人は海里に、二十歳の誕生日までは生きていてほしいと
約束させたのか。

★相性
芽衣は啓を好きすぎて、啓にとっては守るものが多すぎて、
お互い努力しなければ、上手くいかない二人なのかもしれません。
例えば、愛瑠と啓なら、素のままでいられる。
芽衣も、気になるその相手とならそういう仲になれるのかも。
それが、"相性"ってことなのでしょうか。

★愛瑠の恋愛論
旺次郎と愛瑠の会話
「男のことでキャッキャしろよ。」
「出来ない出来ない。」
「お前がおかしくなるところ見てみたいな。
 盛り上がって、泣いたり怒ったり。」
「ないない!そんな私、今まで生きてきた私が笑っちゃうよ。」

啓のセリフ
「この人しかいないってトチ狂って盛り上がる。
 泣いて、笑って、はしゃいで、やきもち焼いて、めっちゃ束縛したくて、
 重たいかって、我慢して、眠れなくて、朝になっちゃって、
 鏡見たらパンダみたいにクマ出来ちゃって。」

予告を見ると、愛瑠の啓への想いは募っていくのでしょうか。
恋に落ち、泣いたり喚いたりする愛瑠が見られそうですね。

★上条夫妻
上条の仕事、何なのでしょう。
「宇佐美君とか言ったね。面白い青年だ。
 胸に響くというのかね、言霊というのか。
 私のような職業の者には、本来是非にとも欲しい、
 羨ましい資質だね。」
このセリフから想像すると、政治家?

「これが私の仕事だから。」
玲子の仕事・・それは、跡継ぎを産む事?
「もう一度他の選択肢も・・」というセリフから、
色々と試してきたことが伺えます。

美しさにこだわっている玲子ですが、本当にこだわっていたのは
その男の言葉に心を打たれるかどうかだとか?
旺次郎は言葉で攻め立てながら写真を撮る技術があるし、
正人は仕事上お得意分野。
啓の言葉は人の心を熱くさせるし、
諭吉も、「会ってもらえるだけでもありがたいのに」に
ホロっと来たとか。

今回上条は啓のことを気に入った様子。
今後玲子さんのターゲットは啓となっていくのか?

★ベストカップル
啓&愛瑠、旺次郎&海里、この2カップルが可愛い!
でも、誰が誰と幸せになるのか、まだまだわかりません。

・芽衣→諭吉→愛瑠→啓→芽衣
・正人→旺次郎←海里

・芽衣が気になる人=愛瑠かな。
 中学時代、女子校でモテモテだった愛瑠。
 芽衣も当時愛瑠に憧れていたのかも。
・玲子は子供を授かることが出来るのか!?
・啓が選ぶのは芽衣か、愛瑠か!?

各話の気になるセリフをまとめ始めました。
これをやるのはハマっている証拠!(笑)
推理ドラマではないのだけれど、それぞれの本心がどこにあるのか
想像するのが楽しい!



ランキングに参加中!応援クリックよろしくお願いいたします。
人気blogランキング    TV Drama Ranking


キーワード
キラキラ、相性と愛情、タナトスとエロス、友情と恋、パンダ!

気になるセリフ
【第1話】
★エレベーターの中に閉じ込められた4人
「好きだって気持ちって、何で増えたり離れたりしちゃうんだろうね。」
「僕に心理学的説明を求めてる?」と正人。
「ううん。でも、また誰かを好きになって、盛り上がって、
 離れて薄れて。
 結婚したって夫婦ってそうでしょう?」
「そういう生き物なのさ。人間なんて。
 第一、愛なんて男と女で存在するのかね。
 盛りが付いて惹き合って、飽きて終了、てなもんじゃないの?」と旺次郎。
「俺はそうは思わないな。
 なかにはずっと幸せそうな夫婦もいるし。」と啓。
「僕は、こう思うんだ。」と正人。
「いいよ。専門家の能書きなんか聞きたくないって。」と旺次郎。
「もしかしたら、愛よりも相性の方が大事なんじゃないかって。」
「愛よりも、相性?」と啓。
「うん。愛は移ろいやすい。
 それをとどめておく為には、二人の相性のよさが必要なんだ。
 よく言う、価値観が同じとかそういう頭でっかちなことじゃなくてね。」
「プラス、体の相性もね。」と旺次郎。

★愛瑠と芽衣は中学の時同じバスケ部だった。
 でも愛瑠は芽衣を覚えておらず。
 当時、アイアイは女の子たちからモテモテだった。
 芽衣もその一人?

★玲子さんの美学
「男の人は外見よ。
 自分の幸せだけを考えたら違うかもしれない。
 でも、生まれてくる子供は綺麗な子で圧倒的有利でしょ?
 いい女は未来を見つめるものよ。」

★トイレで啓が旺次郎に言ったこと
「婚約解消ってことになったらクビになる。
 天国から、地獄さ。
 ま、そういうと、本当に彼女のことを好きなのかって思うかも
 しれないけど。
 好きだ。愛してる。なんてそんな恥ずかしい言葉言った事ないけど。
 なんか今時ピュアでさ。
 一緒にいると、元気になるんだ。
 あんな金持ちのお嬢様だったなんて、親に挨拶するまで
 知らなかったんだ。本当なんだ。
 だけどこうなると俺、自分でもよくわからないんだ。
 執着しているのは、芽衣になのか、今の暮らしになのか。」

★自殺未遂を起こした海里と話す正人
「三人の青年を紹介したかった。
 その中に、君が引かれる男性がいるかもしれない。」
「そういうの・・興味がない。」
「何でも、試してみないとわからないよ。」
「それに・・もし私がそういう気持ちになったとしたら、」
「うん。」
「その三人の中の一人を、いっぱい傷つけちゃうと思う。
 それだけはわかるんだ。」
「ああ。だけどそんなの気にしなくていい。
 全然構わないよ。誰を傷つけたとしても。」

正人には、海里が旺次郎に惹かれると、
きっとこの時からわかっていた。
そして、彼が傷ついても全然構わないと思っている。


★愛瑠と啓
「あり得ないけど、もし、私があなたのことを好きになったりしたら、」
「したら?」
「10円あげる。」
「・・・」
「ね!」
「50円!」
「30円。」
「40円!」
「35円。」

愛瑠が啓に35円あげる日が来る予感!

【第2話】
★小6の時に病気で亡くなった愛瑠の双子の兄・ユウキ。
「・・良かったよ。愛瑠じゃなくて、僕で。」ユウキの言葉。
「俺が何かで死に掛けた時、そう言ってやるよ。
 愛瑠じゃなくて良かった。俺で。」と旺次郎。

★啓と玲子
「駆け引きなんか無意味よ。
 言葉は嘘。
 私は目に見えることしか信用しないの。」

★正人&芽衣
「僕たちは、相性がいいよね。」

啓がビリヤード対決することを聞いた芽衣、
「なら問題ないですよ。ギャラリーがいるなら。
 啓が絶対勝ちますから。」
「本当の啓はすごいんです。
 二流のクズなんかじゃないの。
 私、啓のずっとファンなんです。」

【第3話】
★旺次郎の理想
「意外とタイプなんだよねー。目ぱっちりしてウブい感じ。
 下駄箱で、ラブレターを押し付けて、
 キャッ、パタパタパタって去っていく。」

★ヤキトリ屋でデートの正人と愛瑠
「インターンの頃よく来てたんだ。
 まあ来るのはずいぶん久しぶりだけど。」
「ふーん。思い出があんのねー。その頃の彼女と?」
「うん。あーだこうだ、よく言い合ったよ。」
「彼女も医大生。なんか難しそうな話しそうね。」
「うん。エロスとタナトス。」
「うん?」
「フロイトの分類なんだ。
 人間にはね、エロスとタナトスという二つの、
 まるで反対の本能が存在するっていう。」
「エロスとタナトス?」
「エロスはわかるね?人間の性への本能。
 キラキラしたものへの欲望。」
「エッチな意味もひっくるめて。」と愛瑠。
「タナトスは、死への欲求。」
「そんな欲求ってあるの?」
「ああ。
 無機質の普遍性に帰りたいという衝動だよ。」
「変わらない状態?」
「永遠の静寂。」
「理由もなく死にたくなるなんて。」
「普通に、我々エロスに導かれている大多数の人間には理解できない。
 だから、自殺はいけないとか、残された人が悲しむんだからとか、
 そういうことしか言えない。
 感性というか、種類が違うんだろうね。
 彼、彼女たちは、むしろ生きたいという人間を
 理解出来ないんだろうな。」
「なるほど!それであの子を混ぜてみたのね。」
「え?」
「ラブシャッフルに。」
「・・・バレた?」

★芽衣と旺次郎
「啓はキラキラしてないとダメなの。
 いっぱい我慢しているの似合わないの。
 そして私は・・キラキラしている啓を見ているのが幸せだから。」

★正人と愛瑠
「理由がわからなかったからなんだ。
 あのとき、彼女がなぜ死を選んだのか。
 家族にも、恋人だった僕にも。
 理由が知りたい。
 それが少しでもわかれば、どこか納得できる。
 何かに苦しんでいたのなら尚更。
 だけど・・いまだに理解出来ないんだ。」
「すごく・・愛し合ってたのね。」
「・・幸せだった。」

「タナトス。」
「彼女は僕よりも死神を選んだ。」
「・・憎いでしょうね。」
「殺してやりたいよ。死神が殺せるものなら。」
「彼女のことよ!」
「どうして?」
「だって、私は憎いよ!
 菊りんを死んだ後もずっと縛り付けてるんだよ!」
「・・・」
「もう忘れよう!自分の幸せ見つけようよ!
 その人以上に好きな人を見つけよう!」
「・・・」悲しそうに微笑む正人。
「やめてよそういう風に笑うの・・。
 悲しいくせに笑わないでよ!」
「・・・」
「・・私じゃ・・ダメ?」

「頑張るから。菊りんが幸せになれるように。」
「アイアイ・・」
「頑張る!ね!だから私と、」
「いけないよ愛瑠。」
「・・・」
「君はそうやっていつも、誰かに同情して恋愛を始めていたんだろう。」
「・・・」
「愛情と同情は温かさが似ているが、
 赤と青のように色が違う。」
「・・・」
「君は、教会の言葉どおりの相手を選ぶんだ。
 共に助け合い、共に歩む。
 それがまるで悲しみでも苦しみでもなく、
 ただ喜びである相手を。
 相性が隣り合ったパズルのピースのようにパチリと合う彼が、
 どこかにいる。」
「・・いないわよ、そんな人。」
「双子のお兄さんを言い訳にするのはやめなさい。
 僕のケースとは違うよ。
 君が言った通りに、病気だったんだから。」
「だって・・」泣き出す愛瑠。
「君は他の女の子のように、仕事や生活、子供、
 何かで折り合いが付けられる人じゃない。」
「どこにもいないわよ、そんな人!」

★愛瑠と啓
「パンダを芽衣だと思ってやるのよ!絶対捕まえるって。」と愛瑠。
「女を物に例えちゃまずいんじゃない?」
「何言ってんのよ。女は物よ!
 心を盗んで鷲掴みよ!」

【第4話】
★玲子→正人
「私は、あることに気づいたの。
 あなたがこのラブシャッフルを支配しているんじゃないかって。」
「あなたは何かの実験をしている。」
「失恋、嫉妬、憎悪、破滅、この世の終わり。
 思い知るがいい、偽物たちよ。」

玲子が言っているのは、正人の中の"野蛮人"な部分なのか?

「・・・ずいぶん仲良さそうな二人ね。」
「・・元に戻してくれ。」
「昔の、恋人かしら?
 綺麗な人。今度紹介してもらえる?」

★諭吉の話をする愛瑠と啓
「あなたに助言みたいなこと言ったけど、
 本当はユッキーを心配してるの。」
「心配?」
「・・・あなたのことをすっごく好きになって、
 いい加減尽くしたあとで、ウザイって切り捨てられるんじゃないかって。」
「ハハ。何だよ、それ。男同士だぜ。恋愛じゃあるまいし。」
「一緒なの。多分彼には。
 たった一人だけを、盲目的に信じて・・。」
「君のときもそうだった?」
「そのうち何でも自分のこと話して聞かせてくれるわ。
 いい所も悪いところも全部。」
「大丈夫かな?俺人の話聞かない方だけど?」
「冗談じゃないのよ。
 うーん、例えば、彼は子供の頃酷いイジメに遭ってた。
 それで不登校になって、家のパソコンで株を覚えだした。
 いくつか会社を買収して持ってるの。」
「すげ。」
「それはね、昔自分を苛めた相手が就職した会社なの。」
「え・・それで、クビにするの?」
「ううん。いつクビになるかってずっと怯えさせながら
 働かせるんだって。」
「・・・マジかよ。」
「そんなのやめてってお願いしたら、ようやく彼は聞いてくれた。」
「つまり・・たった一人、そいつの言うことだったら聞くってこと?」
「うん。
 もしその一人が、あの国が嫌だからって言ったら、
 核兵器でも買うかもしれない。」
「テロリストかよ!」
「天使にも悪魔にもなるって話よ。」
「責任重大だな。」
「でしょ?
 普通なら怖くて逃げ出すわ。」
「君はでも、まだあいつの側にいてあげてる。」
「とってもピュアな人だから、幸せになってほしいの。」

★旺次郎と海里
「俺はさ、高校中退して、カメラ持って色々旅したんだ。
 戦場で撮った写真、新聞社で採用されて、
 最年少で賞なんか貰ったりして。
 でもあれは麻薬だな。
 戦場っていうのは麻薬だよ。
 どんどん刺激の強い、普通は誰も怖がって行かない様なとこ、
 競い合うようになる。
 カンボジアで、一人の若い兵士が足を撃たれ、血が吹き出した。
 俺はその脚を手当てもしなで撮影した。
 その時・・その若い兵士が、泣きながら俺に叫んだ。
 お前!その写真いくらで売りつけるんだってね。
 ・・・それで俺は我に返った。急に恥ずかしくなった。
 ジャーナリズムもクソもねー。
 そんなの嘘っぱちさ。
 自分の自己顕示欲だ。
 生きたくても、世界じゃゴロゴロ死んでいくヤツがいる。
 政治や宗教の犠牲でな。
 だからさ!お前が何で悩んでんのか知らねーけど、
 そう簡単に死にたいなんて言うなよ。」

★サウナで話す旺次郎と正人
「海里を気に入った?」と正人。
「まあ・・いかれた女は俺の中で、いかした女とも言うからね。」
「海里も君に惹かれている。」
「さあね。感情読めない相手だから。」
「うん。ただ、あまり深入りはしない方がいいんじゃないのかな。」
「どうして?恋愛させてタナトスを消したいんじゃなかったの?」
「彼女は本物のアーティストだよ。
 君が殺されてしまわないかってね。」
「俺が偽物だって言うの?」
「そういうつもりじゃないけど。」
「そんなこと言われると、ますますちょっかい出したくなるね。」
「フッ。だろうね。」

★二人を待つ玲子と海里
「どうして死にたいの?」玲子が海里に聞く。
「どうして生きたいの?」
「でもどうして死にたいの?」
「でもどうして生きたいの?」
微笑む玲子。
「ねえ。」と海里。
「何?」
「・・・おっぱい、触っていい?」
「いいわよ。」
玲子の胸に触れる海里。
「・・・おっきい!」

★「みんなのアイドル死神ちゃん。」by旺次郎、昔の仲間に。
死神を殺したい、と言った正人。
死神=旺次郎のことなのか?


【第5話】
★ガールズトーク、情報交換
玲子→啓
「彼には大衆性があるわね。
 誰にも嫌われない不思議な魅力があると思う。」
海里→啓
パンダのぬいぐるみを「ギュー。」
愛瑠→啓
「ウサは・・ホントにバカ!」と微笑みながら。

芽衣→旺次郎
「彼は・・本当は照れ屋さんだと思います。
 ぶっきらぼうに見えて、本当は優しい照れ屋さん。」
 キスしたことを思い出し顔を赤らめる。
愛瑠→旺次郎
「私も芽衣に賛成。
 旺次郎は実はすごく繊細で、苛立って他人を傷つけてしまうような
 時でも、本当は自分がもっと傷ついている。」と切ない表情。

玲子→諭吉
「めがね取ると意外と可愛いわ。」
海里→諭吉
 氷ガリガリ
芽衣→諭吉
「可哀想な人。でも・・可愛い人。」

芽衣→正人
「啓以外で初めて、少しドキドキした。」
愛瑠→正人
「私は菊リンに振られてるし。
 でも菊リンは今でも大好き。
 大人の紳士だなーって。」
玲子→正人
「本当の彼は、野蛮人かも。」

★海里を診察している時の正人の言葉
「君は彼に抱かれた。
 心と体は密接に繋がっている。
 良くも悪くもね。」
「・・・」
「怖がる必要は無いよ。
 君ほど、周囲の人間はデリカシーがあるわけじゃない。
 むしろデリカシーが薄い人間に限って、
 デリカシーに過敏になるからおかしなものだ。
 だから怖がることも、気にする必要さえない。
 その程度の普通の人間たちは、傷つけても構わない。
 実際、簡単に再生するんだから。」
「先生は・・」
「うん?」
「彼が嫌いなの?」
「・・・」
彼=旺次郎?
彼が嫌いなの?のあとの間は、彼に似た男を愛していた、という
複雑な感情を表していたのか?


★玲子に握られた秘密を愛瑠に説明する正人
「・・・恋人の写真を見られたんだ。ここに来た時。」
 それを見たとき、彼女は、今回のメンバーに感じが似ている人が
 いるって言ってた。
 僕は言われるまで気づかなかった。
 それで玲子さんはね、その人を、言葉は悪いけど、物にするために、
 僕がラブシャッフルを仕組んだって、考えたみたい。
 だから、秘密ってほどのものじゃないけど、
 その、似てるって彼女がそのことを知ったら、
 気分を少し害するかな、って話。」
「・・・芽衣でしょ!」
「やっぱり秘密にしておこう。」

★正人はなぜ海里と「二十歳の誕生日までは死なない」と約束させたのか。
最初は引き伸ばし作戦かと思っていましたが、
ここにも何か意味があるのか?
海里の誕生日と、芽衣と啓の結婚式の予定日が同じ頃なのは偶然?

★玲子
「愛とセックスは無関係よ。」

★旺次郎が海里に見せた涙
「お前の絵。
 あれスゲーよ。
 自分が偽物っぽく感じちまった。
 モデルに色々突っ込むのもパフォーマンスで、
 ある種の洗脳みたいなもんに過ぎない。
 そんな自分の安っぽさに気づいちまってから、
 トークのキレも悪い悪い!
 戦場カメラマンで、死にたくねーヤツを撮ってる自分のエゴに
 嫌気がさしたとか何とか、
 お前に偉そうに言ったけど、あれ嘘なんだ。
 本当はビビっちゃって、ただ逃げ戻ってきただけ。
 もう死んじまったけど、俺が尊敬するカメラマンのじいちゃんが
 言ってた。
 芸術家は、電球に近づく蛾みたいに、死に吸い寄せられるんだって。
 そうしていつからか、死から生を追い詰める。
 それが暗闇から、光を見るように、
 キラキラ輝くんだって。
 ・・・タナトス。
 それを制圧するものが、真のアーティストだ。
 死を乗り越えて・・怪物になる。俺は偽物なんだ。
 安さ爆発カメラのなんとかさ。」
「本当になりたいの?フフ。怪物に。」
「・・え?」海里の表情に戸惑う旺次郎・・。

【第6話】
★旺次郎とアイアイ
「男のことでキャッキャしろよ。」
「出来ない出来ない。」
「お前がおかしくなるところ見てみたいな。
 盛り上がって、泣いたり怒ったり。」
「ないない!そんな私、今まで生きてきた私が笑っちゃうよ。」

★通訳
「私は機械じゃないんだから感情だって出ます!」

★啓→上条
「俺が誰かに惹かれるのは、抱きたいからだけじゃない!
 人間は進化しなくちゃいけない?
 ロボットになれってことですか?
 そんなのつまんない!
 この人しかいないってトチ狂って盛り上がる。
 泣いて、笑って、はしゃいで、やきもち焼いて、めっちゃ束縛したくて、
 重たいかって、我慢して、眠れなくて、朝になっちゃって、
 鏡見たらパンダみたいにクマ出来ちゃって。
 元を辿れば動物なんだ。
 バカな獣でいいじゃないか!
 オロオロしちゃってバイアグラを発明する。
 滑稽だから人間なんだ!」

★上条の仕事
「自分が間男だというのも忘れて、支離滅裂に歌い上げてしまう。
 宇佐美君とか言ったね。面白い青年だ。
 胸に響くというのかね、言霊というのか。
 私のような職業の者には、本来是非にとも欲しい、
 羨ましい資質だね。」


TBS ishop

「ラブシャッフル」ドラマ内にて出演者が着用するアイテムが続々登場!
タラちゃんズ





B001O7713Mファンタジー~パーフェクト・ベスト(初回生産限定盤)(DVD付)アース・ウインド&ファイアー SMJ(SME)(M) 2009-02-18by G-Tools



B001O77146エターナル・フレーム~パーフェクト・ベスト(初回生産限定盤)(DVD付)バングルスSMJ(SME)(M) 2009-02-18by G-Tools



ラブシャッフル オリジナル・サウンドトラック
ラブシャッフル オリジナル・サウンドトラックTVサントラ HARBOR RECORDS 2009-03-11売り上げランキング : 1879Amazonで詳しく見る by G-Tools



B001P3POUWラブシャッフル (玉木宏、香里奈 出演) [DVD] by G-Tools



【キャスト】
宇佐美啓(玉木宏)株式会社ワールドエレクトロン部長。愛称はうさタン
逢沢愛瑠(香里奈)通訳。愛称はアイアイ
世良旺次郎(松田翔太)カメラマン。愛称はオーちゃん、バケラッタ

大石諭吉(DAIGO)株トレーダー。愛称はユッキー
海里(吉高由里子)正人の患者
上条玲子(小島聖)人妻

香川芽衣(貫地谷しほり)
菊田正人(谷原章介)心療内科医。愛称は菊リン


【スタッフ】
脚本 … 野島伸司
主題歌 … アース・ウインド&ファイアー「FANTASY」
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
挿入歌 … バングルス「ETERNAL FLAME」
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
プロデューサー … 伊藤一尋
演出 … 土井裕泰/山室大輔/坪井敏雄
制作 … TBSテレビ
製作著作 … TBS



玉木宏さんの主な出演作品



香里奈さんの主な出演作品



松田翔太さんの主な出演作品



DAIGOさんの主な出演作品



吉高由里子さんの主な出演作品



小島聖さんの主な出演作品



貫地谷しほりさんの主な出演作品



谷原章介さんの主な出演作品


この記事へのコメント
ちーずさんこんにちは、正人の亡くなった恋人の写真にびっくり、野島さんの脚本なので数回前に疑いましたが旺次郎にそっくりとは…ラストの正人の旺次郎を見る目つきに騙されているのかな?旺次郎と正人のたくらみとか?わざと鍵を入れ替えて啓に見せるいたずらかも知れませんね、お墓に行くときに彼女と言っていたし〜治療の為とはいえ惹かれあう予想をしていた海里と旺次郎を引き合わすのも理解しにくいので!

着メロが『オバケのQ太郎』なのに海里の写真にビビル旺次郎、「猫が何もね〜とこ見るような」のせりふが気にっています!海里のシャッターに頭ゴンゴン、ドアノブがしゃがしゃは怖すぎでしょ!「食って良し」の言葉に皿を持ち上げて食べる海里と旺次郎の間がいいですね〜吉高さん最高です!

やはり玲子は子供が欲しいのですかね?車の中での上条との会話は本当の夫婦ではなく雇用関係のようにも聞こえました!堰を切ったように反発する啓の言葉が聞きたかったように部屋を出て行く二人の関係は謎ですね。玲子は上条の愛人で優れた子供を宿すことで正妻になれるとか?

正人の部屋に忍び込むときの啓と愛瑠の会話はべただけど笑えました、再就職先にピエロを勧める愛瑠の他のパンフレットには啓が光れそうな仕事がいっぱい、啓のお荷物になるとあきらめた芽衣と啓に惹かれている愛瑠、愛瑠のほうが啓には合うと思います!気楽な会話が好印象。

正人と芽衣のキスしたのかな?目にごみが入ったとかスペシューム光線とか自分と同じ世代の野島さんの脚本が楽しいです、問題作の多い脚本家の狙いは正人の事なのか玲子なのかも楽しみです!
Posted by けた at 2009年02月22日 15:06
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

ピンクのユリ咲くメルヘンの世界(ラブシャッフル#6)
Excerpt: 『ラブシャッフル』“ラブ・シャッフル”SECOND SEASON 敗者復活戦スタート“うさタン”宇佐美啓@玉木宏ったら、会社辞めたはずなのに部長に昇進。..
Weblog: |あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο
Tracked: 2009-02-22 02:03

ラブシャッフル 第6回 感想
Excerpt: 『元カノに似てるのは君なんだ』
Weblog: ぐ〜たらにっき
Tracked: 2009-02-22 19:41

TBS「ラブシャッフル」第6話:元カノに似ているのは君なんだ!!
Excerpt: 二巡目のラブシャッフル。みんなの関心は、菊田の自殺した恋人は芽衣に似ているのか? 芽衣の気になる人は菊田なのか? に…。菊田の死んだ恋人は、旺次郎似でした。
Weblog: 伊達でございます!
Tracked: 2009-02-25 00:06
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。