2009年04月29日

白い春 第3話

『少女と母の秘密』

二葉クリーンサービスという清掃会社で働き始めた佐倉春男(阿部寛)。

休み時間、公衆電話から村上康史(遠藤憲一)に電話を入れる。
「もしもし。」
「・・俺だ。」
「何の用だ?」
「そうツンケンすんなよ。
 ・・真理子の・・墓。」
「何?」
「いや・・墓・・どこにあるか教えてもらおうと思って。」
「断る。」
「何だと?」
「病気の真理子放り出して、刑務所入った人間に、
 墓参りなんかしてほしくない!」
康史はそう言い、電話を切ってしまう。
「クソッ・・。」

公園内掲示板を覗き込むさち(大橋のぞみ)。
「あった!」
掲示板には、平成21年調布市消防局防火ポスター展・
最優秀賞を受賞したさちの絵が飾られていた。

さちはランドセルから母・真理子(紺野まひる)の写真を取り出すと、
「お母さん。私のが一等賞だって!
 ほら見て!」
母の写真に絵を見せる。その写真を、クラスメートの男子たちが取り上げる。
「これ、誰だ?」
「私のお母さん。返して。」
「若い母ちゃんだな。」「ていうかこの写真、なんか古くね?」
「お母さん昔死んだから。」
「へー、可哀想!」「うぇ〜ん。」さちをからかう少年たち。
「いいから返して。」
少年たちから写真を取り戻そうとするさち。
その時、突風が吹き、写真は木に引っかかってしまう。

「俺達の責任じゃないもんね。」「風の悪戯ってヤツですか?」
少年たちは笑いながら立ち去ってしまう。

木を揺すってみるが、写真は落ちてこない。
さちは悲しそうに木を見つめ・・。

その頃、春男は思い出の桜の木の下に座り込み、
康史の言葉を思い出していた。
「病気の真理子放り出して、刑務所入った人間に、
 墓参りなんかしてほしくない!」

親子が楽しそうに走り回る姿を見ながら、春男は真理子と公園で
じゃれあったことを思い浮かべる。

そこへ、さちが通りがかる。さちは泣いているようだった。

気になり、さちの後を付いていく春男。
木に躓きそうになり、その物音にさちが振り返る。
「あ・・」
「・・やあ。」
「・・・」
「どうした。何泣いてんだ。」
「写真が・・」
「写真?写真がどうした。」
「お母さんの写真がね・・」
「はっきり言えよ!」

さちは春男を写真が引っかかった木に連れていく。
「あそこ!」
「あれか。」
「うん。取れる?」
「・・・取ったらいくらくれる?」
春男の顔をまじまじと見つめるさち。
「・・・ガキから金なんか取んねーよ。
 待ってろ。」
高い枝に掴まり、懸垂で体を持ち上げ、木に登っていく春男。
枝分かれしたところにまたがった時、足がすべり、股間激突!
「あっ・・痛っ・・」
心配そうに春男を見つめるさち。
「どこだ?・・・これがお前の母ちゃんか?」
写真を掴もうとした時、手から滑り、写真が落ちていく。
「ありがとう!」
さちは写真を拾うと埃を払い、ランドセルの中にしまう。
「何だよ。取ってやったんだから見せろよ。」
「あ、うん。はい!」
「・・・え・・何で・・。」
真理子の写真に呆然となる春男。
「これ誰だ?」
「お母さん!」
「・・・お前の父ちゃん、パン屋か!」
「うん!」
「・・・」
「お父さん、知ってるの?」
「いや・・。
 母ちゃん家にいるんじゃないのか?」
「いないよ。」
「じゃあ・・あの女誰だ・・」
「うちにいるのは佳奈子さん。お母さんの妹。」
「妹?」
「お母さんは、私が産まれて、すぐ死んだの。」
「・・・」
春男は真理子の写真とさちを交互に見つめ・・
写真を返すと、さちに背を向け歩き出す。
「俺と会ったこと、絶対うちで言うなよ。」
「・・うん。
 またね!!」
春男は何も答えずそのまま立ち去る。

とうとう、春男はさちが真理子の娘だと知りました。
なぜか気になるこの少女は、最愛の人が残した忘れ形見だった。

家に帰ったさちを、家族は温かく迎えます。

さちがデザインしたパンは、『しあわせパン』と名づけられ、
1個90円。女の子、ウサギなど、可愛らしいパンを
康史は嬉しそうに店に並べていきます。
愛が溢れていることが伝わってきて・・。
康史が必死になって守ろうとしているものは、これなんですよね・・。


さちと真理子の関係を知ってから、春男は何をしていても上の空。

その頃、栞(吉高由里子)と勇樹(遠藤雄弥)は、サラリーマンから
お金を騙し取ろうとして失敗。二人は男に反撃されて逃げ出す。

「だから嫌だったって言ったのに!心がボロボロ・・。」と栞。
「借金あるんだからしょうがないだろ!30万。」

そこへ、ネットカフェ店員から春男の出現情報の連絡が入った。
勇樹を置いてネットカフェへ急ぐ栞。

82番の個室で眠る春男の姿に嬉しそうに微笑む栞。
「ご対面!」
「何だお前・・」
「えー、覚えてないの?この前ここで会ったじゃん!」
「・・・ああ、検索の姉ちゃんか。」
「そのネーミング、いいかも!」

むらかみベーカリー
「なぁ、どうなんだ、さち。」と康史。
「今日、いつもお店に来る近所のおばさんがね、学校の帰り道で、
 あなたが男の子たちに苛められているところを見たって、
 言いに来てくれたの。」と佳奈子(白石美帆)。
「苛められてるのか?」
「イジメっていうか、からかっているだけ。」とさち。
「さちは、いやな気持ちしないのか?その子たちにからかわれて。」
「・・・する。」
「だったら、それはイジメだぞ。ずっと前からか?」
「前から、時々。」
「どうする?」と佳奈子。
「うん。学校の先生に話すか。
 何先生だっけ?」
「河合先生。」
「・・・」
「お兄さん、あの先生のこと苦手とか言ってなかったっけ?」
「何で苦手なの?」とさち。
「全然苦手じゃないよ、大好きだよ。
 なあさち。今度さ、そういうことがあったらさ、
 我慢しないで、言うんだぞ。」
「うん!」

康史さん・・いいパパです・・。

栞は春男を、ビルの屋上のプレハブ小屋に連れていく。
「ねえ、一緒に仕事しない?」と栞。
「ガキと仕事なんか出来ねーや。」
「だったら出てってくれよ。」と勇樹。
「だったら、一緒に仕事するかどうかは別にしても、
 ここにいれば?」
「え!?」驚く勇樹。
「私達がここで何をしてようと、誰も関心払わない。
 自由だし、気楽だし、いいよ!」と栞。
「・・・夜だけならいいぞ。」
「はぁ!?」
「ヤッホーー!」大喜びの栞。

勇樹が栞を外に連れ出す。
「何であんなヤツ!」
「君が頼りにならないからでしょ。」
「は?あいつ、仕事なんかしないって言ってんじゃん。」
「今はね。そのうち引っ張り込んでみせる。」
「どっから来るんすか?その根拠の無い自信は。」
「うーん、自信というか、予感!」
「・・・勝手にしろ。パチンコ行ってくる。」

栞のパソコンで『むらかみベーカリー』を検索する春男。
そこへ栞が戻ってくる。
「あれ?何やってんの?」
「別に。」
「私おじさんのこと知ってるよ。
 佐倉春男さん。」
「・・・」
「9年前に殺人で逮捕。
 刑務所に入ってたの?」
「・・・」
「誰にも言わないね。」
春男に顔を近づけ、微笑む栞・・。

栞+勇樹+春男の共同生活。
このまま、ほのぼの路線なのか、それとも悪い方へ行ってしまうのか。


さちが学校でいじめを受けていることを知った康史は、スーツを着て
担任に会いに行く。

正門前、苦手な担任と会うことが気が重いようで、
なかなか中へ入っていけず。
でも、愛する娘の為、パパは頑張った!


「そうですか。」と担任。
「ええ・・あ、でも、子供の事ですんで・・
 ま・・なんていうか・・ふざけているだけかもしれませんけど・・。」
「・・・そうですね。その可能性が高いと思います。」
「あ、しかし・・」
「その位の摩擦を乗り越えることも、成長の過程で必要なことなんです。
 大人が何でも手を貸すというのは、どうかと。」
「そうですね・・あ、いや・・でもあの・・
 さちはあの、すごい優しい子で、自分から嫌とかそういうの、
 なかなか・・言えないと思うんですよ。
 ですから・・その・・・」
「・・・はぁ。わかりました。
 念のため、その男子達にそれとなく、注意してみます。」
「はい!あの・・よろしくお願いします。すみません。
 上手く言えなくてすみません。」
ほっとしたように微笑む康史。

「上手く言えなくてすみません」の一言とほっとした笑顔。
康史の父としての一生懸命さに、じ〜んときました。


当てもなく歩いていく春男。
考えてしまうのは、赤ん坊をあやす真理子と康史の笑顔。
「・・・勝手にしろ。」

気が付くと、沢山の小学生が歩いている。
そこは、さちが通う小学校だった。
春男は大きな木の後ろに隠れ、さちの姿を探す。

そこへ、さちが友達と一緒に通りがかる。
隠れながらさちの様子を見守る春男。
「・・・何してるんだ俺。まるで不審者だ・・。」

その時、小学生の男子3人がやって来た。
「村上さちのヤツ、先生にチクってやんの!」
「ムカつくよな!村上さち!」
「いい子ぶって気に入らねー!」
3人はさちの下へと走り出し、彼女のカバンを奪ってしまう。
「返して!返して!」
さちの困った様子を春男は見つめ・・。

さちをからかうのをやめた男子たち、下校途中、歩道エロ本を見つける。
「わ!エロ本だ!」
「うわ、汚いー!」
逃げ出そうとした少年達の前に春男が突然姿を現す。
「ちょっと顔貸せ。」
「・・・」

エロ本を仕掛けたのは春男!?
子供の目線だと、あんなアングルで見えるんでしょうね。


神社
「何の用かわかってるか?」
「・・・」顔を見合わせ、首を横に振る3人。
「二度とあの子に手を出すな。」
「あの子って・・」
「パン屋の娘だ!
 今度何かしたら承知しねーぞ。」
子供に顔をぐっと近づけて、大きく見開いた目で見つめる春男。
「承知しねーって意味わかるか?
 お前らが想像もつかないような、恐ろしい目に合わせてやるってことだ。
 ハハハ・・・。フワァー!」
子供達一人一人に顔を近づけ、息を吹きかける春男。
「・・・」怯えて固まる子供達。
「わかったか。」
子供達が無言で頷く。
恐怖のあまり、少年の一人は失禁してしまう。
「・・・チビった。」

むらかみベーカリー
「ごめんなさい!」「ごめんなさい!!」
3人が謝りにやってきた。
「さち、もういいよな。」と康史。
「うん。」
「もういいから帰りなさい。」
康史の言葉に、少年たちは逃げるように店を飛び出していく。

「どうして反省したんだろう。」とさち。
「それはだってお父さん今日学校行ってさ、
 河合先生にもガツンって言ってきたから。」
「さっすが!即効解決だね!」と佳奈子。
「ありがとう、お父さん!」
「水臭いこと言うなよー。父親として当然だろ。」
ハイタッチして喜ぶ康史とさち。

康史のお手柄となってしまって春男がちょっと可哀想。

プレハブ小屋
栞と勇樹が『裏ビジネス成功法則』という7万円もする本を
買おうかどうか迷っているのを鼻で笑う春男。
栞にコメントを求められると、
「世の中で美味しい思いが出来んのはな、政治家、役人、ヤクザ、
 権力を持ってる人間だ。」そう答える。
「おー、たまに口開くといいこと言うね!」と栞。
勇樹はふてくされて部屋を出ていく。
「・・・最近の若者は。」と栞。
「あいつどういうヤツなんだ。」
「さあ、知らない。
 自分のこともよくわかんないのに、人のこと知ったって意味ないし。
 おじさんは自分のことわかってる?」
「・・・」
「ね、むらかみベーカリーって何?」
「え・・」
「履歴残ってんだけど。」
「・・・」
「お友達?」
「ほっとけ。」

嫉妬した勇樹が春男の幸せの足を引っ張ってしまう気が・・。

『これから楽しみ!?
 私がネカフェで会ったおじさんを探してるって、
 前に書いたよね。
 ジャーン。今、そのおじさんが目の前でイビキかいてます。
 なんと、同居することになっちゃいました。
 これから何が起きるか予測不能。
 こういうの、好きなんだなー。』
栞は春男の口元の写真を撮り、ブログにアップする。

翌日、刑事がパン屋にやってきた。
脅された男子の親が警察に届けたためだ。
「親御さんからの訴えもあったんで、一応事情を聞いているんですが、
 まさか、お宅がこの男に依頼したというのでは、」
「まさか!そんなことするわけないじゃないですか!」と康史。
「あ・・失礼。
 それじゃあどうしてこの男はそんなことしたんでしょうね。」
「・・・」

「どうかしたの?」とさち。
「お嬢ちゃん、この男、見かけなかった?」
「・・・」
サチは春男との約束を思い出し、首を激しく横に振る。

ムーンライト
「マジマジ!?マジ!?
 800万・・組のほうから真理子さんに振り込んだって、
 俺ちゃんと聞いたんだからよ。」
そう言い、春男のタバコに火をつける安岡(デビット伊東)。
「・・その話はもういいや。」と春男。
「・・だよな。
 組長も、代替わりしたことだし、今更ケンカしてもよ。
 ガキじゃないんだからさ。」ほっとしたように微笑む安岡。

「はい。」圭子(中島ひろ子)は春男の隣に座り、ビールをお酌する。
「・・・」
「その真理子さんって人が生きてたら、あんたの出所を祝ってくれたかも
 しれないんだ。」
「ふっ。そりゃねー。」
「何でわかんの?」
「あいつ、俺が捕まったあとすぐに他の男とできたんだ。」
「そうなんだ・・。」
「しかもガキまで。」
「・・・」顔を見合わせる圭子と安岡。
「その子と、会ったの?」
「父親が育ててる。」
「お前よ、真理子さんを足蹴にするようなこと言ったんだしよ、
 ほかに男が出来たからって、」
「わかってるよ。
 ・・・わかってるけど・・ガキのことは気になってな。」
「・・今更あんたが近づいていったってさ、
 向こうのお父さんが迷惑するだけよ。
 親戚ならともかく、何の血のつながりもないんだからさ。」
「・・・」

栞と勇樹はむらかみベーカリーを客として訪ねていく。
康史はいじめっ子が謝りにきたのは自分が先生に言ったからではなく、
春男が脅したからだと知り、父親のメンツを潰されたように思い、
苛々していた。

春男と店の繋がりを探ろうとする栞と勇樹。
佳奈子を春男の恋人と疑い、不機嫌な態度を取る栞。
「なんか嫌いなタイプ!」
「どこがだよ!超感じいい人だったじゃん。」と勇樹。
「クンクン。なんか敵の臭いがする!」
「・・・」

さちの部屋
さちのスケッチブックを開く康史。
家族の絵、パンのデザイン。
その次のページには、羽の生えた男の絵が描かれていた。
次のページには、木の枝から顔を覗かせるいかつい男の顔。
どちらも、どう見ても春男の顔だった。

「どうしたの?お父さん。」
不意に声を掛けられて焦る康史。
「あ・・いや・・見ちゃった。
 なあさち。この人、誰だ?」
「誰でもない。想像。」
「そうかな。昨日刑事さんがさ、男の写真見せただろ?
 あの人じゃないのか?」
「・・・」
「どうなんだ?」
「・・・」
「いいかさち。あの人悪い人なんだぞ。 
 何かされたら大変なんだぞ。」
「何もしないもん。」
「やっぱり会ってんのか。」
「・・・」
「なあ、どうなんだ!どうして隠すんだ!
 あいつに何か脅されてんのか?そうなんだろ!?
 なあ!」
さちは康史の手からスケッチブックを奪うと、部屋を飛び出し・・。

栞と勇樹は、店を飛び出してきたさちに気づく。

プレハブ小屋
圭子の言葉を考える春男。
『今更あんたが近づいてったって、向こうのお父さんは迷惑するだけよ。
 親戚ならともかく、何の血のつながりもないんだからさ。』

「わかってるよそんなこと・・。」

そこへ、栞たちが帰ってきた。さちも一緒だ!
「おじさん!!」
「お前何で・・」
「お父さんに叱られたんだって。
 帰りたくないって言うから、連れてきた。」と栞。
「この間はありがとう!」
「帰れ。」
「うん?」
「何で?」と栞。
「誘拐とか言われたらどうすんだよ。」
「・・・ね!この子すごく絵が上手なの。
 見てあげてよ。おじさんのことも書いてあったよ。」
栞がスケッチブックを開く。
「・・・」

むらかみベーカリー
「さっちゃん、まだ帰ってこないね。」
時刻は5時24分。
「ちょっとその辺見てきてくれるか?」康史が店員に頼む。
「はい、わかりました。」
「・・さちは何であんな男と・・。」
「あの男・・まだお姉ちゃんのこと忘れられてないのよ。
 さちちゃん見ると思い出すんじゃない?」と佳奈子。
「何だそれ・・。平和に暮らしていたのに、どうして急に・・。」
「あんまり大げさに考えない方がいいよ。
 まさか、さっちゃんに何するってわけでもないだろうし。」
「・・・」

屋上
「学校は楽しい?」と栞。
「うん、楽しいこともあるし嫌な事もある。」
「だよね!私は嫌な事の方が多かったなー。」
「俺も。」と勇樹。
「ね!おじさんは学校好きだった?」と栞。
「そんなわけねーだろ。」
春男の言葉に微笑むさち。

空には一番星。
「きらきら光る お空の星よ」
栞に合わせて、さちも一緒に歌い始め・・。
春男はさちの歌声に心地良さそうに目を閉じる。
その表情は穏やかに微笑んでいて・・。

春男の表情がとても優しくて穏やかで・・。

夜道、さちを送っていく春男。
「遅くなっちゃった・・」
「呑気に歌なんか歌ってるからだよ!」
店まではあと少し。
「こっから一人で行くんだ。
 親父に見つかるとまずいからな。」
「うん。」
そこへ、康史が駆けつける。
「・・・」
「・・・」
「遅くなって、ごめんなさい。」とさち。
「さちは、帰ってなさい。」
「・・・」
「怒ってないから、帰ってなさい。」
「うん・・。」
さちは春男のことを気にしつつ、振り返り、店に入っていく。

「まだうちに何か恨みがあるのか!」
「別に。」
「だったらどうしてさちを!」
「・・・たまたまだ。」
「さちは俺と真理子の子なんだ。
 他人のお前が首を突っ込むようなことは何もない。」
「・・・そんなに大切な娘なら苛められたら何とかしてやれよ!」
「・・したさ!
 ちゃんと、学校に行って。」
「親だったらな、体張って相手黙らせるくらいしてみろ!」
「お前が余計な事するからな、危うく警察沙汰だよ!迷惑なんだよ!」
「・・・」
「いいか!もう一度言うぞ!
 真理子を捨てた人間に、何だかんだ言う資格はない!」
「・・・」
「自分から捨てたんだろ!真理子を。」
「・・・そうだ。」
春男はそう答え、その場を立ち去る。

プレハブ小屋
連行される自分を悲しい目で見つめていた真理子のことを思い浮かべる
春男。

ベーカリー
康史も一人考え込み・・。

春男を乗せた車を見つめる真理子は、泣きながら車を追いかけ始める。
車を追うのを諦め号泣する真理子。
突然お腹を抱えて座り込み・・・。
その時、救急車を呼んでくれたのが、康史だった。

さちの部屋
康史はさちの寝顔を見つめながら、病院でのことを思い浮かべる。

病院のベッドで眠る真理子を、康史は病室の外から見守っていた。
「あの、奥様なんですが、」医師が康史に声を掛ける。
「いえ・・自分はただの通りすがりの者です。」
「そうなんですか・・」
「何か?」
「ええ・・あの方妊娠しています。」
「え・・」
「流産の危険があるんで、ご家族に連絡を取りたいのですが・・
 ご存知ないんですね。」
「ええ・・」
「わかりました。」
「あの!何とか・・助けてあげて下さい。
 お願いします。」
「はい。」

さちの寝顔を見つめる康史。

そして春男は、さちが忘れていったスケッチブックの絵を見つめ・・・。


血の繋がった父親・春男と、育ての親・康史。

康史と真理子の出会いがわかりました。
康史の一目惚れだったようですね。
彼は、妊娠している真理子の全てを受け入れた。

愛する人の忘れ形見を精一杯愛し、大切に育ててきた康史。
さちを見つめる康史の笑顔。
穏やかで優しい父親が、本当の父親の出現に、少しずつ気持ちを
乱されていく。

なぜか気になってしかたがなかった少女は、愛する人が産んだ娘だった。
その子になぜか惹かれてしまう。
その子の歌声に自分でも気づかないうちに微笑んでしまう。

二人の父親の表情を見ているだけで、泣きたい気持ちになってしまいます。
康史の今の幸せを壊してほしくないし、
春男にも父としての幸せを与えてほしい。


800万の行方、安岡と圭子は絶対に何か知っていますね。
圭子は今まで春男のことを邪険に扱っていたのに、
春男が800万の行方を追及しないとわかると、
いきなり彼の隣に座り、酌をし出しました。

この二人、さちの秘密も知っているのかな。
組長は800万支払った。
真理子はそんな金受け取れないと安岡に返しにきた。
その時に、真理子はお腹の子のことは春男には知らせないでくれと
二人に頼んだのかな。

次週予告。
真理子のお墓は、高村の名前のままでした。
康史と真理子、籍は入れてなかったんですね。
そしてさちは春男に自分の誕生日を教え・・。
春男はさちの秘密を知ってしまうようです。



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公式HP

『血はつながっている。心はどうだ。』


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主題歌
横顔
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【キャスト】

佐倉春男 … 阿部 寛
村上さち … 大橋のぞみ
西田 栞 … 吉高由里子
小島勇樹 … 遠藤雄弥 
高村真理子 … 紺野まひる
組長 ・・・ 品川 徹
安岡竜也 … デビット伊東
三枝圭子 … 中島ひろ子
高村佳奈子 … 白石美帆
村上康史 … 遠藤憲一


【スタッフ】
■脚本
 尾崎将也

■プロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)
 吉條英希(関西テレビ)
 東城祐司(MMJ)
 伊藤達哉(MMJ)

■演出
 三宅喜重(関西テレビ)
 小松隆志
 植田 尚

■制作
 関西テレビ
 MMJ


阿部 寛さんの主な出演作品



遠藤憲一さんの主な出演作品


16:56 | CM(1) | TB(2) | 白い春 | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちーずさんこんばんは、見始めるまえの情報で判っていたことですが予告を含めて大きく話が動きはじめましたね!

栞の考えが判らないですね!学校生活は嫌な事が多かったという栞、バーチャルの中でしか生きていけないみたいなセリフが少し寂しい、いつもこんな役柄が目立つので違う面がそろそろ見たい頃なのに〜もちろん無くては

成らない役なのですが春男に絡んでいる理由がわかってしまう気がします!美人局の雄弥さんが殴られるのはスッキリ!今日、携帯に届いたメール詐欺だと思う滞納金の催促があったので遊んでやろうと思って携帯ではない家電で電話して脅したら「うちの会社にも同じような苦情が来るとのこと!、だったら自分が警察に通報しようかと言うと当社が警察に通報しますからが面白かった〜「セカンド・ステージ」には気をつけて下さいね!もう少し暇をつぶすために楽しめそう!

康史の無償の愛、高村家の墓に眠る真理子を考えると籍も入っていないし、さちを生んですぐに逝ってしまったのなら恋愛の期間も短いはずですね!それでも出産に立会い、さちの顔を見たときに父性愛を感じてしまったのかな?強面の遠藤さんが娘を想いオロオロする姿が上手です!そんな性格に惚れてしまった佳奈子も一度はプロポーズしたけど、さちの為に康史は断ったとか?彼がパン屋を始めたキッカケも幼いさちを一人で面倒みれるからだったかとか妄想しています!元ヤクザの春男と同等に話すのは親として子供だけは守る姿勢がみえて好印象です!

予告を含めた感想ですが、血のつながりを知った春男、知らない時にも、さちに惹かれて小学校に足が向くのも父性愛ですね!ただでさえ背の高い阿部さんと悪がき小学生を急坂の上と下にとらえたアングルは最高でした!

子供からみたら恐竜ですね〜あの形相で詰め寄られたら大人でもチびるかも!康史と春男のどちらを応援していいのか悩む設定、真理子の為に組から抜けて治療費を稼ぐための犯行や逮捕されて突き放すのも無償の愛なのですよね〜犯罪を犯した本当の父親に返すのが良いのか、そのうち康史とは血縁もなく戸籍も違うことを知ってしまうショックを受けるのが良いのか、さちの優しさにかかっている気がします!名作になるのか良いドラマで終わるわるのかも楽しみな作品です
Posted by けた at 2009年04月29日 20:49
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白い春 第3話
Excerpt: なんか切ないなぁ。。。また涙出ちゃった。阿部寛と遠藤憲一。。。このふたりの男がこれからどうぶつかり合っていくのかが、ものすごく楽しみなんですけど。<br /><br /><br /><br />
Weblog: アンナdiary
Tracked: 2009-04-29 17:01

白い春 第3回 感想
Excerpt: 『少女と母の秘密』
Weblog: ぐ〜たらにっき
Tracked: 2009-04-29 19:43
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