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2009年05月15日

BOSS CASE 05

『対決!悲しい復讐の果てに…』

大澤絵里子(天海祐希)は、救出に向かった先に木元真実(戸田恵梨香)が
いなかったこと、犯人が現場に残したと思われる数字が以前の
「4」から「5」に変わっていたことにとまどいを隠せない。


「・・・大丈夫。
 あんなメッセージを残してるってことは、
 犯人はまだ木元を利用する気。
 それにあの子はしぶとい。
 私に反抗するくらいだもの。
 簡単には死なない。
 絶対!」

そんな中、野立信次郎(竹野内豊)が対策室に駆け込んできて、
パソコンを見ろ、と言う。
画面には、手足を縛られ監禁されている真実の姿がライブでネット
配信されていた。
それを見た絵里子、片桐琢磨(玉山鉄二)、山村啓輔(温水洋一)、
花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)らは息をのむ。

さらに、真実の映像に「拉致されているのは警視庁の刑事」という
テロップが付いていたことで、警視庁にも問い合わせやクレームの
電話が相次ぐ。
絵里子は、刑事部長の丹波博久(光石研)から部下が拉致監禁された
失態を責められていた。

と、そんなとき、絵里子の携帯が鳴る。
真実を誘拐した男(山田孝之)からだった。
「なかなかいい映像だろ?対策室室長・・大澤さん。」
「誰?」
「警察の無能さを世に知らしめる・・正義の使者。
 まあそんな感じかな。」
「あなたは誰?」
「見たよ。お前らの猿芝居。あの、防犯キャンペーンのやつ。
 何やってんの?国民の税金使って、あんな遊び(?)」
「あなたは誰なの?なぜうちの部下を狙ったの?」
「特別対策室はマスコミ用の部署でしょ?
 だからさ、そこの人さらえば一番目立つじゃん。
 あとそれと、警察って顔して、チャラチャラ遊んでるお前らが
 許せないんだよね。」
「5の意味は?」
「考えれば?自分らで。」
「木元は無事?」
「映像見ればわかるでしょ。殺さないよ、まだ。」
「声を聞かせて。」
「・・・話したくないってさ。」
「あなたの目的は?」
「5億、用意して。」
「5億?
 5は5億の5?」
「うーん、まあ、そんなとこ。
 あと、窓口はあんたにやってもらうから。
 誘拐は・・特殊班か。
 特殊班が動いていることがわかった時点でこいつ殺すから。
 5億円、3時間以内。
 じゃあ、また電話する。」
「待って!」
「頑張って、捕まえて。」
回線が切断される。

「指揮権は、大澤にしましょう。」と野立。
「何だって!?」と丹波(光石 研)。
「きわめて危険なマル被です。
 木元のことを考えたら、仕方ありません。」
「しかし・・。」と屋田(相島 一之)。
「人命第一。
 木元に何かあったら責任取れます?」
「・・・」
「誘拐事件は特殊な捜査だ。SITじゃなきゃ・・。」と小野田(塩見 三省)。
「大澤はアメリカで特殊捜査も学んでいます。
 その為の特別犯罪対策室です。」と野立。
「・・・」
「人質は無事救出!
 必ず逮捕してみせます。
 SITよりも、迅速に。」と野立。
「人員を確保して下さい。
 犯人割り出し班と追跡班のトカゲを用意して下さい。
 それから、刑事総務課に連絡して、現金の用意を。
 追って指示します。」と絵里子。
「身代金の指示は俺達がやる。」と小野田。
「いいでしょう。対策室も人が足りないんで。」と野立。
絵里子が動く。

今日は(も?)野立さん大活躍です!
彼は絵里子の腕を信用しているんですね。


絵里子は、奈良橋玲子(吉瀬美智子)や対策室のメンバーに指示を与え、
監禁場所の特定と男の身元の割り出しを急ぐ。

絵里子の「行って!」がカッコイイ!

監禁場所
「どうしてこんなことするんですか?」と木元。
「警察嫌いなんだよ、俺。
 刑事も。」
「・・私も嫌いだけど。」
「・・・面白いねお前。」
「・・・」
「惜しいな、殺すの。」
男は木元に標的を一度合わせてそう呟くと、何かの作業を続ける。

木元の監禁場所を特定しようとする絵里子と玲子。
木元の後ろには大きな窓ガラス。その向こうには木々が生い茂っている。
「外の景色が見えていても、場所を特定するのは、実は非常に難しいの。
 犯人はそれを知っている。」と玲子。
「わざと窓がある部屋に!?」と山村。
「逃げられそうで逃げられない。
 恐らく、より絶望感を与えるため。」
「何てやつだ・・。」
「でも一番怖いのは、絶望で木元の気力が萎える事。
 犯人もそれを狙っている。」
「木元さん・・。」

そんな中、犯人から絵里子に電話が入る。
「大澤室長。
 そっちもカメラ付けてよ。せっかくだし顔見せて。」
「ね、木元の声を聞かせ、」
犯人が発砲してみせる。
「・・・」
「付けてって言ったんだから早く付けてよ。
 別に今殺してもいいんだよ。」
「・・・これでいい?」
「いい女だね。」
「よく言われます。
 ねえ、あなたのこと何て読んだらいいかな。」
「ネゴシエーションその1、交渉相手の名前を聞きそれを繰り返し
 呼ぶことで、犯人との親和性を築く。」
「・・・」
「浅いねやっぱり。」
「木元を見せて。」
犯人はカメラを木元に向ける。
「木元!」
犯人はカメラをすぐに動かしてしまう。
「で、金は?」
「ちょっと待って。木元の声を聞かせて。
 彼女が無事かどうか確認できたらこっちも安心して金を工面出来る。」
「ネゴシエーションその2、犯人の要求を鵜呑みにしない。
 あわよくば交換条件を持ち出し攻めに転じる。」
「・・・」
「まあいいや。
 はい。」
犯人が木元に電話を向ける。
「木元!無事?怪我は?」
「・・大丈夫です。」
「諦めないで。あなたには、私達TEAMが付いてるから。」
「だから不安なんだろ。
 で?金は?」と犯人。
「ちょっと待ってよ。
 5億なんて金、そう簡単に用意できるわけないでしょう?」
「だったらいくらなら用意出来る。」
「1億円が精一杯。
 時間がないの。わかってよ。」
「4億も値切られた・・。」
「・・・」
「浅草の雷門前1時間後。1分でも遅れたらこいつは殺します。」
回線が切れる。

「見ものだね。お前の仲間がどんだけ頑張るか。」と犯人。
「・・・」

「木元の声紋、かなり声帯が緊張してる。
 ストレスレベルも相当高い。
 全くそれを感じない犯人とは大違い。
 精神的にも参ってる。
 早く救出しないと、危険よ。」と玲子。
「ねえ、このノイズわかる?
 不自然なノイズがずーっと入ってる。」と絵里子。
「強力な電磁波による・・映像の乱れね。」
「ということは、携帯電話の基地局?」
「いや・・映像の乱れが規則正しい。
 不規則に電磁波が発生する、携帯の基地局じゃない。
 恐らく、高圧送電線か、変電所が近くにあるはず!」
すぐに調べてみる絵里子。
「・・ダメだ。数が多すぎる。」

そこへ、電話が入る。
片桐からの報告で、リンチ殺人をした3人は、学校でも問題児で
彼らに苛められた生徒は何人もいたことがわかった。

雷門前
大きなジュラルミンケースを持つ刑事に、犯人から電話が入る。
「俺。あの・・犯人。
 悪いけどちょっと、右に移動してくれる?
 5歩くらい・・かな。歩いて。」
「分かりました。」
刑事は少しずつ移動する。
「あ、ちょっと、行き過ぎ。左、左。左ちょっと戻って。
 そうそう。その変。」

特別犯罪対策室
木元を写していた映像が、雷門の刑事に変わる。
「何これ・・。」と玲子。
画像の下に『この人1億円持ってま〜す みなさんで分けてください』と
文字が流れる。
通行人はその刑事を携帯カメラで撮影していく。

監禁場所
その様子を犯人は笑みを浮かべて見つめていた。

「やっぱりね。」と絵里子。
「やっぱり?」と玲子。
「この犯人は、殺人の際も金目の物を盗っていないし、
 拳銃も何丁も用意して、自己資金もふんだんに使ってる。
 目的は、復讐。金じゃない。
 身代金は、時間稼ぎか、警察を笑いものにする工作。」
「じゃあ、最初から受け渡しには来ないと?」
「そう。
 木元を水槽に入れたのも、我々をあそこに誘導したのもそう。
 警察をからかって楽しんでる。」

花形は掲示板への書き込みで、神奈川県高倉山ではないかという
情報が一番多かったと報告する。
だが、まだ監禁場所を絞り込むことが出来ない。
「時間が足りない・・。」絵里子も焦りを見せる。

そんな中、犯人から連絡が入る。
「何やってんの?警察は。
 何で来ないの?
 ボスが来ないと面白くないじゃん。」
「ここでスタンバイしてた。
 私の声が聞きたくなるんじゃないかと思ってね。」
「・・面白いね、あんた。」
「ねえ、パソコン詳しいね。これどうやって、」
「なるべく事件と無関係な話をして手懐ける。
 でもそれさ、捜査の初期段階でしょう?今更遅いんじゃない?」
「・・・じゃあ、単刀直入に言う。
 あなたと、殺された江川さんとの関係は?」
「・・何それ。俺の素性を洗ってんの?
 そんな段階?」
「あなたもリトルリーグに入ってた?」
「まだまだ遠いな、人質への道は。」
「じゃあ・・同じバイト仲間だった。」
「・・そうかもねー。」
「小中高、いずれかで同じクラスになった?」
「・・・いや。」
「じゃあ、」
突然犯人が発砲する。驚いて飛び上がる木元。
木元の足元にお守りが落ちる。
「もういいや。切るね。」
「ちょっと待って。
 私が、その子の代わりになるっていうのはどう?」
「・・何?」
「あなた、警視庁の対策室を貶めるのが目的なんでしょう?
 だったら、室長の私を、人質に取ったほうが良くない?
 だってさ、その子、異動してきたばっかりで、
 とてもまだ刑事とは言えないよ。」
「・・・」木元を見つめる犯人。木元は怯えて震えている。
「はっきり言えば、お茶汲みに毛が生えた程度。
 そんな子人質にしたって面白くないでしょ?」
「まあ確かに、そんな感じだな。」
「ね!どこにでも、丸腰で行くわ。」
「・・・いやでもいいや。時間がない。」
「え?」
「朝までだな。」
「朝?」
「朝までに探さなきゃこの女死ぬから。
 ま、朝まで頑張って。」
「待って!木元!みんな付いてる!それ忘れないで!」
回線が切られてしまう。

銃を手に立ち上がる犯人。
怯えて身をかがめる木元。
「・・・使い物になんないクズってわけか、お前は。
 ・・・俺と一緒だな。」
犯人はそう言い、その場を出ていく。

特別犯罪対策室
「ストレスレベルが上がった。
 小中高、どこかで同じクラスになってる。」と玲子。
「片桐?江川さんの小中高の同級生で絞ってみて。大至急!」
絵里子が指示を出す。

そこへ、岩井が戻ってくる。
「これが、通報の録音テープや。
 これが、リンチ殺人のネットに公開された画像。」
「解析して、お願い。」と絵里子。
「わかった。」と玲子。
「せやけどリンチ殺人の通報は匿名やったらしい。誰かわからん。」と岩井。
「そう。」
「どうや?」
「大分衰弱しているわ。」
「木元さんの周り、調べてみましたけど、
 恨まれているどころか・・
 中高と結構、苛められていたみたいですね。
 やっぱり、昔から変わり者みたいで。
 普通のことに興味がなくて、科学が好きで、愛想もなくて。
 でも、大人になったら個性ですよ!それは。」と山村。
「そうや。関係あらへん。俺かて嫌われ者や。」と岩井。
「・・・」

監禁場所
足元に落ちたお守りを見つめる木元。
「私達はTEAM。それを忘れないで。」お守りを渡された時、絵里子がそう言っていたのを思い出し・・。
木元は何とか逃げ出そうと手足を激しく動かしだす。

そんな様子を心配そうに見つめる絵里子たち・・。

監禁場所に犯人が戻ってくる。
「・・そうそう。
 結局信用出来るのは自分ひとりだからな。」
「・・・」
「でも無駄だ。」
「・・・」

特別犯罪対策室
片桐が戻ってくる。
「江川さんと同学年の、小中高の卒業アルバムとビデオです。」
「これ奈良橋さんに。科捜研総動員で解析してもらって。」と絵里子。
「はい!」と花形。

監禁場所
犯人はカメラの前に木元を座らせる。
「全然当てにならないだろ、仲間なんて。」
「・・・」
「本当都合のいい言葉だ。
 そんなの信じたら痛い目に遭うのは自分だ・・。」
犯人はそう呟くと、木元に背を向けて話し始める。
「・・・俺がそうだったからな。」
「・・・」
「昔は俺華奢だったんだ。
 中2の時からまぁちょっとしたことからイジメが始まって、
 そしたらさ、小学校ん時からの仲間はみんな見て見ぬふりだ。
 そん時の半笑いのような・・哀れむようなその俺を見る顔だよ!
 忘れねーよ・・。
 助けてくれたのは江川君だけだった。」

(回想)
江川は3人グループに苛められていた犯人を助けに入り、
その間に犯人は逃げ出してしまい、
江川は犯人の餌食になってしまったのだ。
(回想終わり)

「その江川君をリンチしやがり・・
 その様子をネットで晒しもんにしやがって!!」

(回想)
公衆電話から通報する犯人。
「警察です。どうしました?」
「リンチされているんです、友達が!
 あ、あの・・高見小の?です、お願いします!早く!」
「あなたのお名前は?」
「早く・・友達が・・」
「お名前を教えて下さい。」
「・・・」犯人は受話器を置き・・。
(回想終わり)

「俺は色々調べて勉強して、身体も鍛えた。
 いつか復讐するために。
 あいつらたった2年で少年院から出てきやがった。
 何の反省もせずまだ3人でつるみやがった。
 ・・それであいつら・・江川君殺した日を毎年祝ってやがったんだ!
 許せなかったあいつら3人は!
 警察も!!」
犯人は辛そうにそう言い捨てると、部屋を出ていく。

声紋を調べる玲子と花形。
そして、江川の小学校時代の同級生・田島しんごにたどり着く。
「手分けして田島探すわよ!」と絵里子。
その時、岩井は木元の足が不自然に動いていることに気付く。
「これ、モールス信号です!」と花形。
「え!?」
「足で、モールス信号送っているんですよ!」
「わかる?」と絵里子。
「・・はい。」
「木元さん、ガールスカウトにいたから!」と山村。
「諦めてなかったんや、あいつ!」と岩井。
「・・な・・み・・こ・・う・・さ・・て・・ん・・」
そこで映像は途切れてしまう。

監禁場所
「何やってんの?」と犯人。
「・・・」
「モールス信号?」
「・・・」
「やってていいよ。もう時間だし。」
「・・・」

特別犯罪対策室
「なみ・・交差点・・」と絵里子。
「ありました!高倉南交差点!」と片桐。

監禁場所
「・・恨めよ。
 何も出来なかった警察を本気で恨みながら死んでくれ。」
「・・・」
男は木元を見つめ・・・そしてスイッチを入れる。
時限装置が起動。リミットは59分。

特別犯罪対策室
絵里子たちが時限装置に気付く。
そこへ、犯人から連絡が入る。
「青酸ガスの時限装置だ。」
「青酸ガスを一息吸うと・・死ぬ。」と玲子。

監禁場所
「何も出来ないまま仲間が目の前で死んでいく辛さを味わってくれ。」

対策班材質
「あの範囲で探すしか!」と山村。
「ダメだ。間に合わない!」と片桐。

「残念だった・・俺も待ってたのに。」と犯人。
「また逃げるんだ。田島。」と絵里子。
「・・・何?」
「いつもいつも逃げてばっかりなのねぇ。
 5年前も!今日も!
 あの時も匿名だったね。
 今回も顔出さない。
 最低な人間よ、あなたは!」
「何だと・・」
「警察に何もされなくてそれで被害者のつもり?
 甘ったれるな!
 卑怯なのはあなたじゃない。
 それは今でも変わらない。
 友達が殺されかかっているのに匿名で通報した、 
 卑怯者のままじゃない!」
「・・・黙れ。」
「何も出来ないのよ、あなたは。
 今だって銃がなけりゃタダのイジメられっ子。
 あの3人にも苛められたはず!」
「ふざけんなおい!!
 俺はな、強くなったんだよ!!
 だから殺してやったんだよ同じ方法でな!!」
カメラを自分の顔に向けてそう叫ぶ田島。
「・・・」
「黙ってそこで見ておくんだな、仲間が死んでいくのを!」
回線が切れる。

「田島は・・同じ方法で殺してやったと言った。
 これは、フロイトの言う、反復脅迫。
 つまり・・・3件の殺害方法は、自分が苛められた方法を、
 なぞってる。
 江川さんは・・生物化学研究者の、廃墟に連れ込まれ、
 ネットに、リンチの画像を公開された上で、殺されている。
 木元を同じような場所で、ネットに公開しながら殺す事で、
 江川さんを助けようとしなかった、警察への、
 復讐を果たそうとしている!
 ということは・・・監禁場所は、生物化学研究所!!」
絵里子の狙いとおり、高倉交差点の側に生物化学研究所があった。
「現地に連絡!行くわよ!」
「はい!」

監禁場所
「江川君と同じ雪辱を味わってくれ。」
「・・・」

田島は銃を手に屋上に向かう。

必死にその場から逃れようと試みる木元。

絵里子たちが研究所に到着。
木元を発見し、起爆装置を解除。

「良かった・・。よう頑張ったぞ。」と岩井。
絵里子が木元の鎖を外す。
「田島は?」

屋上の扉には数字の5が書かれていた。
絵里子たちが屋上に踏み込むと、田島は銃を自分の額に当てていた。
「田島!」
「・・・来るんじゃねーよ!」
刑事達に発砲する田島。

「どうします?」片桐が絵里子に聞く。
「刺激するのは良くない。
 逃げ道はない。暫く様子を。」
そこへ木元がやって来た。
「私に行かせて下さい。」
「・・・」

銃を額に当てる田島。
「待って!」木元が声を掛けると、田島が銃を木元に向ける。
「もう一人にしてくれよ。」
「撃てないでしょ。
 時限装置を押す時・・ためらったじゃん、一瞬。」
「・・・」
「本当はそんなこと出来ない。」
「・・・」
田島に歩み寄る木元。
「説教するつもりない。そんな柄じゃないし。
 気持ちわかるよ。
 私もあなたと一緒。
 誰も信じてこなかった。
 でも・・これだけは言える。
 今の私は、あなたとは違う。
 私は、あなたとは違う道を選んだ。
 どんな理由があっても、犯罪は犯罪、過去は過去。
 罪を犯していい理由なんてない。」
銃を持つ田島の腕を掴んでおろす木元。
「甘ったれんな。
 私、刑事だから。」
木元はそう言い、銃を持つ田島の腕に手錠を掛ける。
絵里子はそんな木元を見つめ・・。

連行されていく田島に絵里子が声を掛ける。
「田島。」
「・・・」
「あいつらと同じことしてどうする。」
「・・・」
「それ・・江川さんから貰った命だよ。」
「・・・」

救急車の中
「あの劇の帰り道、いきなり・・後ろから殴られて、 
 口をふさがれ車の中へ。」と木元。
「・・そう。」と絵里子。
「大変だったな、」片桐が言うのを絵里子が遮る。
「最低ね。」
「・・・」
「日ごろから逮捕術や柔剣道をしっかりやっていれば、
 防げたはずでしょう?
 一般人じゃあるまいし、掲示が誘拐拉致されるなんて言語道断!」
「・・・」
「これからはしっかり反省して、柔剣道に励むことね。」
「・・・はい。」
「はーっ。
 私も最低。
 ・・・部下が犯罪に巻き込まれても、全く気付かなかった。
 私も上司失格。
 でも・・とにかく無事で良かった。」
「・・・」
「よく・・一人で頑張った。
 あんな所で・・。」
「・・・」
「もう泣いていい。見ないから。」
木元の瞳から涙があふれ出る。
片桐は現場で拾ったお守りを木元の横にそっと置く。

特別犯罪対策室
「結局5って数字は田島自身のことやったんやな。
 よし終わった!おっさんちょっと行こうか!」と岩井。
「お!いいね〜!やるき茶屋も行く?」と山村。
「僕今日は奢りませんよ!
 ていうか、僕にたかるの止めてくれません!?」
「まーまー、せっかく僕のクビも免れたんだし!
 祝杯だよ、奢って!」と山村。
「まあ・・5だけに、レッツゴー、みたいな?」と花形。
「お先。」と片桐。
「今日は帰っちゃうんだ。今朝は朝までいたのにねー。」と山村。
「仲間のピンチには残業しよるんな。」と岩井。
「いい人ですよね、本当は。」と花形。
「確かにいい男や。・・野立さんの次に!」
「・・・」

屋上
「久しぶりにがんばったなー。私!
 専門分析の腕も衰えてなかった。
 もう、科捜研にあなたの戻る場所はないから。」と玲子。
「・・はい。」と木元。

「よう!美女二人!
 おやおや。待ってたの?俺を。」
「全然待ってませんから。
 急いでますんで。」
野立の腕をいつものように交わし、玲子は帰っていく。
「素直になれよー、玲子ちゃーん。
 ・・・もういいのか?」
「はい。」
「そうか。
 じゃあ良かった。」
「野立さん。
 うちのボスと、同期だったんですよね。」
「おお。腐れ縁だ。」
「若い頃はどんな感じだったんですか?」
「あいつ?
 そうだなー。とにかくがむしゃらだったな。どんなことに対しても。」
「がむしゃら・・」
「ああ。何に対してもな。
 写真見るか?」
「あるんですか?」

「さっき整理したら出てきた。」
「・・・」それは、泥棒姿の絵里子!
「酷いですね・・。」
「こそ泥の、平助さん。」
「平助さん?」
「防犯寸劇のな。あいつの当たり役だ!
 防犯シーズンになると、あっちこちから引っ張りだこだった。
 すごかったんだぞ、あいつの平助さんは。」
平助さんの胸には、あのお守りが下げてあった。

特別犯罪対策室前でウロウロする木元。
「お疲れ!」絵里子が出てきた。
「・・・ボス。」
「・・・」
「あの・・」
「飲み過ぎたときと、泣いた翌朝は、これが利くから。」
絵里子はカバンからアイマスクを取り出して渡す。
「泣く事あるんですか?」
「・・・殴った相手に渡すの。」
そう言い立ち去る絵里子の背中を見ながら、木元は微笑みを浮かべ・・。
「なるほど!」

居酒屋
「忙しかったのよー。」酔っ払いの絵里子。
「大変だな、徹夜っていうのも。」と池上(丸山智己)。
「でもさー、部下が、やっと一人で仕事任せられるようになってね!」
「そうか。」
「大変だったぁ・・。」
「いや俺もさ、今日の現場、大慌てだったよ。
 今の若いやつは、
 ・・・」
絵里子はカウンターに突っ伏し眠っていた。
池上は絵里子に自分の上着を羽織らせる。

「お久しぶりですね。」と店主。
「ええ。弟と来て以来ですね。」
「弟さんは?」
「・・・来月には一緒に来られると思います。」


木元、よく頑張った!

屋上で木元が犯人の前に出ていった時のシーンが素敵でした。
救急車の中で絵里子に対して素直に「はい」と言ったのも印象に
残りました。

犯人の田島は、たった一人、自分をイジメから救ってくれた江川君を
リンチしてネットに映像まで流して殺してしまった3人が許せず、
3人と、電話で取り合ってくれなかった警察をターゲットに
復讐の準備をしてきた。
そして、数字の5は、彼自身でした。
きっと、江川君が助けてくれて、先に逃げてしまった自分、
報復が怖くて警察に名乗れなかった自分のことをも
ずっとずっと責めていたんでしょうね。
木元が自分と似ていると知り、スイッチを押す時に見せた一瞬の迷い。
彼も被害者だった。だけど、間違った選択をしてしまった。

そんな田島に対して、
「今の私は、あなたとは違う。
 私は、あなたとは違う道を選んだ。
 どんな理由があっても、犯罪は犯罪、過去は過去。
 罪を犯していい理由なんてない。」
そうきっぱり言い切った木元がカッコ良かった。

「あいつらと同じことしてどうする。
 それ・・江川さんから貰った命だよ。」
絵里子の言葉も素敵でした。

仲間の為に必死に頑張った特別犯罪対策室。
そういえば、定時で帰る片桐も、もちろん最後まで!
この事件を乗り越え、特別捜査対策室の仲間たちのTEAM力が
ぐんと高まったように思います。

絵里子が木元にあのお守りを渡した意味がわかりました。
あのお守り、絵里子が平助さんを演じる時に持っていたんですね。
次に寸劇がある時、木元はしっかり演じてくれることでしょう。

池上の弟は、来月出所してくるのでしょうか。
絵里子との繋がりが気になります。
弟を逮捕したのが絵里子なのでしょうか?

次週ゲストは志田未来さん。
志田さんと天海さんといえば、『女王の教室』を思い出します。
志田さん演じる生意気な女子高生VS天海さん演じる女刑事。
楽しみな展開です!


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【キャスト】

大澤 絵里子(天海 祐希)特別犯罪対策室

野立 信次郎(竹野内 豊)
木元 真実(戸田 恵梨香)
花形 一平(溝端 淳平)
奈良橋 玲子(吉瀬 美智子)
岩井 善治(ケンドーコバヤシ)
山村 啓輔(温水 洋一)
片桐 琢磨(玉山 鉄二)

丹波 博久(光石 研)
屋田 健三(相島 一之)

池上 浩 (丸山 智己)
川野 昭夫(長谷川 博己)
森 政夫(HILUMA)

池上 浩(丸山智己)

小野田 忠(塩見 三省)

【ゲスト】
第1話
野垣泰造(武田鉄矢)
小島文彦(中村靖日)
野口葉子(峯村リエ)

第2話
藤原 優(浅利陽介)
井上浩輔(野村宏伸)

第3話
樋口ゆかり(酒井若菜)
金田俊彦(金井勇太)
三上弘明(七枝実)

第4話
田島慎吾(山田孝之)
武田弘之(三浦涼介)
大野(菅野篤海)


【スタッフ】

脚 本 … 林宏司
演 出 … 光野道夫 / 石井祐介
音 楽 … 澤野弘之 / 和田貴史 / 林ゆうき
主題歌 … 「My Best Of My Life」 Superfly
プロデュース … 村瀬健 / 三竿玲子
制 作 … フジテレビドラマ制作センター


天海 祐希さんの主な出演作品



竹野内 豊さんの主な出演作品


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posted by ちーず at 20:34 | BOSS

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