2009年06月20日

スマイル 第10話

『運命が動き出す!!−判決』

ビト (松本潤) の裁判員裁判も最終日となり、ビトの無実を証明する
ため 花 (新垣結衣) が証言台に立つ。
ビトが計画的に事件を起こしたと主張する検事の 北川 (甲本雅裕) に、
“真実” を伝えようとする花は、必死に声を絞り出す。
ところが、北川は花の過去を持ち出し、花を追い詰める。
そして花はまた声を失ってしまった。

次に証人席に現れたのは 林 (小栗旬) の母親・上倉暁子 (キムラ緑子)
だった。
「息子は、幼い頃から、父親の暴力を受けて育ちました。」
「暴力ですか?しつけ、ではなくて?」と北川。
「あれは暴力です。
 息子が、少しでも言いつけに背くと、殴る蹴るが当たり前で・・。
 髪の毛を掴んで引きずり回したり、
 気絶するまで風呂場の水に漬けたり。
 あの子を守ってやれるのは私しかいなかったのに、
 私自身が、夫の暴力に耐え切れず家を出てしまいました。
 私は、まだ小学生だった息子を・・捨てたんです。」
「それから、息子さんとは?」
「会っていません。
 それが、離婚の条件でしたし、今は・・別に家族がいますので。」
「暴力を振るう父親、自分を捨てた母親。
 昔の仲間である被告人に何度も接触したり、
 相談を持ちかけようとしていたのは、その深い、孤独を埋める
 為だった。
 その思いを、被告人は無情にも、踏みにじったのです。」弁護側 反対尋問
「責任を感じられるお気持ちは、よくわかります。
 しかし事件当時、息子さんは立派な大人でした。
 自分の行動には、自分で責任を取らなければならなかったのでは
 ないでしょうか。」と一馬 (中井貴一) 。
「そうかもしれません。
 でもあの時・・・あの子の電話を切ったりしなければ・・」
「電話?」
「事件の直前、あの子から、私に電話があったんです。
 あの時・・話を聞いてやってれば、こんなことには・・。
 小さい頃は・・本当に優しいいい子だったんです。
 私が夫に殴られれば、泣きながら介抱してくれて。
 離婚して、家を出るときにも、私に絵を描いてくれたんです。」
「絵ですか?」
「はい。」
絵を広げて見せる暁子。
「絶対、迎えに行くからねって。
 待っててねって・・泣きながら・・・。
 あの時に戻れるなら・・あの子の話をちゃんと・・
 私を、代わりに殺して欲しかったです・・。
 息子を・・殺さないでほしかった・・。」

暁子はそう言うと号泣。
暁子の息子への思いは、裁判員たちの同情を誘う。

被告人質問
「あくまでも、計画的ではなかったと言うのなら、
 なぜすぐに、自首しなかったんですか?」と北川。
「自首する前に・・・約束を果たしたかったんです。」
「約束?」
「一緒に富士山を見に行く約束を。」
「富士山見物ですか?人を殺したあとに?」
「これが最後だと思ったんです。」
「あなたは殺人の罪を犯しておきながら、
 交際相手とのデートの約束を優先させた。
 本当は逃げるつもりだったんじゃないんですか?」
「違います。」
「被害者は更正したいと願い、母親に助けを求めるほど苦しんでいた。
 そんな被害者をあなたは、交番を襲って手に入れた銃で、
 計画的に殺害!」
「計画なんか立ててない・・。
 交番も襲っていません。
 あの時は・・・僕は・・・」
「何ですか?」
「・・・」

「何で違うって言えないんだよ・・」とブル。
「言えねーんだよ・・あのお母さんのこと考えると・・。」と金太。

「被告人は、2000年3月にも一人を殺害。
 6人に重軽傷を負わせるという事件を起こし、
 仮釈放中の身でした。
 にもかかわらず、今回また、一切の反省なしに、尊い命を
 残酷な手口で奪っています。
 安易に再犯に至った、被告人の危険性に鑑みるに、
 被告人がまたいつか、社会に出たとき、
 今回の様な、いえ、更に重大な事件を起こさないという保障は、
 どこにもありません。
 これ以上の犠牲者を出さないためにも、
 相当幇助を適応の上、被告人を死刑に処するのを相当と
 思量します。」

北川の言葉にショックを受ける花たち。
ビトは静かにうつむき・・。

最終弁論
「なぜこんな事件が起きてしまったのか。
 そこには、被告人が幼少時代から受けてきた、
 差別や偏見が、大きく影響しています。
 と、私にこう言われても、みなさんには実験が薄いかも
 しれません。
 今のこの時代にこの日本の社会に、差別や偏見というものが、
 未だに存在しているのか。
 そう思われる方も、いらっしゃると思います。
 では、思い出してください。
 先ほど、証人である三島花さんの証言の際、
 警察官は、彼女が柏原晴天の娘であると、
 悪意を持って好評しました。
 その瞬間、この法廷の空気は一変しました。
 彼女を見る目が変ったんです。
 犯罪者の娘であるのなら、この子もきっと悪に違いない。
 彼女の証言は信じられない。
 笑顔で、毎日を懸命に生きている一人の女性に、
 一瞬にしてそういうレッテルが貼られてしまった。
 それが偏見なんですよ。
 それが、差別なんですよ。
 警察が奇しくも証明したように、差別や偏見は、
 今もなお、我々のごく身近なところに存在しているんです。
 被告人は少年時代から、肌の色が違うというだけで、
 差別や偏見を受けてきました。
 この日本に生まれて、日本人と何ら変わりのない生活を
 送っているのにです。
 道を歩けば、外国人登録証を見せろと言われ、
 近くで事件が起きれば、あいつが犯人ではないかと疑われた。
 検察側が主張する2000年の事件も、当時捜査にあたった
 差別や偏見によって、被告人が犯人に仕立て上げられた、
 冤罪事件だったのです。
 人間は、弱い生き物です。
 決して一人では生きていけません。
 今回の事件は、被告人がありのままの自分を、受け入れてくれる、
 大切な人を守ろうとして起こった、悲劇なんです。
 考えてみて下さい。
 自分の愛する人が目の前で殴られ、蹴られ、
 更に酷い暴力を加えられそうになったらみなさんどうなさいますか?
 その時、被告人の手には、たまたま、被害者が強奪した銃が!
 被告人は、必死に愛する人を守るために、やむなく、その銃の
 引き金に指を掛けたんです。
 検察側が主張するように、殺意や計画性は全く無く、
 偶発的に起こったあくまでも、正当防衛なんです!
 しかし、いかなる理由があろうと、人が人を殺すということは、
 許されません。
 被告人は今、自分の罪を、心から
 被告人を裁くのは、法律と、あなた方です。
 しかし、被告人に手を差し伸べることが出来るのも、
 法律と、あなた方なんです。
 法律は、人を救うためにあるものだと、私はそう信じます。
 みなさんの、寛大な判決を、切に望みます。」

「これは、壮絶な生き様を見せた男の、
 愛と正義の、物語だ」


東京地裁 借監(被告人収容室)

青木裁判長 (本田博太郎) のもとで最終評議が行われる。
全員一致が有罪に挙手。
つづいて、死刑か、死刑回避か、意見を述べる。

「被告人は、過去にも殺人事件を起こし、更に今回の事件の
 計画的で悪質極まりない。
 やはり、死刑が妥当でしょう。」と冷牟田(浅野和之)。
「でも・・かこの事件は冤罪かもしれないんですよね。」と柴田(酒井若菜)。
「弁護側はそう主張しているけど、
 具体的な証拠は何もないでしょ?」と掛井(櫻井 淳子)。

「一度、意見を統一しましょう。
 2000年の事件において、被告人は、有罪だと思う方は?
 手を挙げてください。」
冷牟田、叶(モロ師岡)、真田(忍成修吾)、掛井が挙手をする。
「有罪になっているしね・・。」徳島も挙手。
「どうですか?」波多野裁判官が柴田に聞く。
「・・保留じゃだめですか?よくわからなくて。」
「そういう意見もあるかもしれませんね。
 今のところはとりあえず多数決で、2000年の事件が有罪だったことを
 前提として、進めていきましょう。」
「今回の場合、殺人以外の交番襲撃や逃亡についても、
 検察側、弁護側の意見の食い違いがありますよね。」と堀川裁判官。
「交番を襲ったのは被告人じゃないと思います。
 弁護側の説明は理にかなっていたし。」と真田。
「そうよね!被害者が怪しいみたいな感じだった。」と徳島。
「被害者が銃を奪ったんなら、どうして被告人はのこのこ
 アパートまで行ったんですかね?」と冷牟田。
「無理やり連れていかれたんだろ。
 そういう関係って実際あるよ。
 しかも目の前で彼女を殴ったり蹴ったりされりゃあ
 立派な正当防衛だ!」と叶。
「彼女の証言が当てになれば、ですけどね。
 恋人を庇ってウソの証言をしている可能性も高いと思いますけど。」と掛井。
「犯罪者の娘だからってそういう決め付けはおかしいです。」と真田。
「彼女の父親の被害者がどんな悲惨な目に遭ったか、
 私は嫌ってほど取材で見てきたんです!
 それを見たら、柏原セイカの娘の言うことなんて信用できません!」
「そうそう!
 それに、被害者のお母様がどんな気持ちで聞いてたのかと思うと、
 可哀想で可哀想で・・。」と徳島。
「あなたは、どう思われますか?」裁判官が柴田に聞く。
「・・犯行の内容については、正直、わかりません。
 でも、更正の余地はあるように思うんです。」
「それなら、いつか被告が出所して、貴女の家の隣に住むとしたら
 どうします?」と冷牟田。
「・・・」
「更正を信じて歓迎できますか?」
「あのな、そういう偏見が結局、あのアンちゃんを追い込んで
 きたんだろうが!」と叶。
「・・・」

「では、表決を始めます。
 死刑か、死刑回避か。
 お一人ずつ、ご意見をお願いします。」

「私は、死刑が妥当だと思います。
 被告人は2回事件を起こし、二人を殺害した。
 再犯の可能性は極めて高い。
 そんな人間を社会に野放しにして、
 次の犠牲者が出たら我々の責任ですよ。」と冷牟田。

「俺は、あのアンちゃん信じるね。
 俺だって昔は悪かったけど立派に更正しているんだ。
 まだ若いし、更正の余地は・・十分!
 死刑回避で!」と叶。

「私の一票で、あの子の運命決まっちゃうんでしょ?
 そんな・・簡単に決められないわ。」と徳島。
「多数決ですから、あなただけの責任じゃないですよ。」と裁判長。
「・・・じゃあ・・し・・死刑で。」

「あなたは、どうですか?」
「私も、死刑に、一票です。」と掛井。

「これで、3対1ですね。」と冷牟田。

「あなたは、どうですか?」
「・・・」
「どうですか?」
「確かに・・再犯の可能性がある人を社会に出して、
 もし、自分の子供が犯罪に巻き込まれたらって思うと、
 怖くなります。
 でも・・人の命って、そんな・・こちらの都合で奪ってしまって
 いいものでしょうか。
 この裁判は、過去の事件も含め、わからないことが多すぎると
 思います。
 そんな段階で死刑を決める事は、私には出来ません。
 私は・・死刑には反対です。」と柴田。

「これで3対2・・」と掛井。
「わからなくなってきたよ。」と叶。

「あなたは、どうですか?」
「・・・」最後に尋ねられた真田は答えに迷い・・。

判決 宣告
「被告人、前へ。
 それでは、判決を言い渡します。
 主文、被告人を、死刑に処する。」

真田は死刑に一票を入れたのだ。
彼の言い分はこうだった。
「人間の真実は、結局行動だと思うんです。
 口では何とでも言えるし、嘘もつける。
 だから真実は、行動でしか示せない。
 2000年の殺人事件を、彼が本当に反省しているなら、
 どんなことがあっても、昔の仲間に近づくべきではなかった。
 でも彼はそうしなかった。
 昔の仲間を断ち切れず、殺人に及んだ。
 その彼の行動が、真実を語っているとすれば、
 弁護人が主張するような事情を考慮したとしても・・
 被告人は、死刑が妥当だと思います。」

2015年夏 面会室
「あとたった一人で、運命変わってたんだよなー。
 結局、裁判官は二人死刑反対だったんだから、
 あと一人、誰かが死刑反対してくれればさ。」と柏木。
「僕は、これでよかったと思ってる。」とビト。
「この間の話覚えてるか?」と一馬。
「え?」
「リンカーン広場。キング牧師が演説した場所。」
一馬はそう言い雑誌の写真を見せる。
「え!?ここが!?」目を輝かせるビト。
「必ず連れていってやるよ。
 こっから出してな。」
「・・・そういう話は、もういいよ。」
「お前がどう思おうと、俺はまだ諦めないぞ。
 それだけは言っておく。」
一馬はそう言いビトに微笑みかける。

2009年 秋
「判決から1週間後、控訴手続きを行った。
 あの時我々は、ビトの気持ちより、
 ただ裁判をやり直すことしか考えていなかった。」


東京拘置所 運動場
花壇に水をまく柏木。
ぼーっと空を眺めるビト。
「今年はなかなか咲かないなー。」
「・・・」

「ビトがどれだけ苦しんでいたか、もっと理解するべきだったのだ。
 彼の苦しみの意味を。
 死刑という判決に当たっては、ビトが再犯であるということが
 大きく影響していた。
 2000年の事件の冤罪を晴らす。
 それが、死刑判決を覆すための、唯一の道だった。」


一馬は甲斐に会い、2000年の事件はビトではなく林がやったものだと
証言して欲しいと頼む。
「あのさ、弁護士さん。
 こっちにも色々と事情があるのよ。」と甲斐。

町村フーズ
「どうも林の父親と取引したらしい。
 黙っている代わりに、察に色々便利を計ってもらった。」と一馬。
「でも林の父親はもう失脚しているんだから。」としおり。
「一旦弱みを握られれば、それは組織の弱みになる。
 今更なかったことには出来ないんだろう。」と一馬。
悔しがる金太とブル。
「昔の仲間で、裁判で証言してくれそうなやつを探してくれないか?」と一馬。
「了解です!」
「俺はなんとしても林の父親を探し出す。
 あいつが全ての元凶なんだよな・・。」と一馬。
「でも行方不明なんですよね?
 警察もクビになって、天下りの会社も辞めちゃったんですよね?」としおり。
「そうなんだよな・・。
 でも、何とか探し出して・・必ず証言させて見せる。」

屋上
泣きそうな顔で夜空を見つめる花。
「花ちゃん。」みどりが声を掛ける。
「大丈夫よ。
 ビトは絶対帰ってくる!」
「・・・」
「うん?」
『私のせい』
「私のせい?
 私が、ビト君を、死刑にした。」
花が頷く。
「そんなことない。
 それは違うよ、花ちゃん。
 ビトを支えてあげられるのは、花ちゃんだけなんだから!
 だから・・・がんばれーーー!!!」

みどりから元気を貰った花は、面会室に会いに行く。
ビトに元気な笑顔を投げかける花。
「・・・ごめんね。色々、苦労かけて。
 声も・・僕のせいで。」とビト。
『違う。大丈夫。』
「・・・」
花はカバンから折り紙とブタのキーホルダーを取り出す。
「折り紙?」
『折るの。』
「ブタを?作るの?」
『そう!』

林を探そうと必死に歩き回る一馬。

昔の仲間に証言して欲しいと土下座して頼む金太。

ビトたちの分も必死に働くブル。

路上でビトの無実を訴え署名を集めるしおり。

花が折り紙のブタを作り終える。
『この子は、あなたの、味方。』
「それが、花ちゃん?」
『この子と、一緒にいれば、
 あなたは、絶対に、大丈夫。』
「絶対に大丈夫・・・。」
花は必死にビトを励ますのだった。

その夜、ビトは林の夢に魘され叫びながら飛び起きる。

面会室
「夢を見るんだ。毎晩。
 林さんを殺した夢。
 リアルに残ってる。撃ったときの、感触とか、
 僕の足掴んだ、林さんの指とか・・。」
「やめとけ。」と一馬。
「僕は・・間違った事をしようとしているんじゃないのかな。」
「うん?」
「控訴。」
「・・・何言ってんだ。」
「みんなが僕の為に、頑張ってくれている。
 だから、僕も頑張ろうって思うんだけど・・
 ついていかないんだ・・気持ちが・・。」
「お前の気持ちもわからなくはない。
 でもお前が今諦めたらな、お前を追い詰めてきた、差別や偏見に
 負けることになるんだぞ?」
「もう・・差別とか偏見とか、そういう問題じゃないんだよ・・。
 一人の人間として、僕は絶対にしてはいけないことを
 してしまった。
 ・・・林さん・・林さんが・・ずっと怖かった。
 悪魔みたいだと思ってた。
 でも違った。
 裁判の時、林さんのお母さんが言ってたよ。絵描いてくれたって。」
「うん。」
「僕も描いたんだ。
 林さんと同じような、お母さんの絵を描いたんだ。
 林さんも僕と同じ・・苦しんで・・もがいて生きている人間で・・。
 そんな林さんを・・僕は殺した・・。」
「ビト、」
「殺したんだよ!僕が・・・。
 僕が殺した・・・
 林さんを・・・この手で・・。
 僕が・・・殺した。」
「・・・」

雨の中、署名を集める花。

事務所に戻った一馬はビトの言葉を考え続け・・。

「どうですか?林の父親。」としおり。
「なかなかな。」
「そうですか・・。」

そこへ、金太から電話が入る。
「おかしいと思ったんですよ!
 ビトの証言頼んでんのにみんな、反応悪くって。」
「どういうことだ?」
「脅されてたんですよ!
 今更妙な証言したら、ただじゃすまねーぞって。」

一馬は古瀬刑事に会いに行く。
「そんなに冤罪バレるのが怖いのか?」
「・・・」
「答えてくれよ。
 証言潰してまで、ビト死刑にしたいのか?」
「そっちこそ・・今更あがいてんじゃねーよ。
 不良仲間にウソの証言させて、どうしようっていうんだ。」
「嘘の証言?あんた本当に冤罪じゃないって思ってんのか?」
「・・・あんたこそ、あんなヤツの言うこと真に受けてると、
 後悔するぞ。」
「どうしてそこまでビトを目の仇にするんだ?」
「知ってんだよ、俺は。悪いやつの正体をな。」
「どういう意味だ?」
「昔な、ヤクの売人を逮捕した。
 食い詰めた、外国人労働者でな。
 そいつは泣きながら言ったよ。
 偏見と差別で、生活が出来なくて、仕方なしにやったって。
 すっかり同情してな、見逃してやった。
 ・・・一週間後、娘が学校帰りに襲われた。
 そいつが、ヤクを没収されたことを逆恨みしやがたんだ。
 それ以来娘は、病院と家を、行ったりきたりだ。
 ・・・真面目に働いているヤツもいる。
 けどな、楽な方に逃げて、悪い仲間と吊るんでいるようなヤツは
 絶対に、偏見や差別に勝てないんだよ。」
「・・・あんたも辛い思いしてるんだ。
 でもな、あいつは違う。
 外国人だろうが日本人だろうが、いいヤツもいりゃ悪いヤツもいる。
 決め付けて塗りつぶして一色にして、
 第二、第三の犯罪を作り出すのか?」
「・・・」
「一人一人を見極めて、真実を見つけ出す。
 それが、あんたや俺のやらなきゃいけない仕事だろ?」
「早川ビトは、偏見に負けた犯罪者だ。」
「あいつは負けてない。
 絶対に負けない。
 俺が証明して見せるよ。」
「・・・」

東京拘置所 運動場
花壇に水を上げていた柏原は、あることに気付き笑みを浮かべる。
それを知らせようとビトの方を見るが、ビトはうつむいていた。
そっとその場を去る柏原。
ビトはその気配で花壇の様子が変わっていることに気付く。
可憐な花が咲いていたのだ。
ビトの瞳から涙が溢れる。
ビトは花をそっと握り締めながら泣き続け・・。

面会室
「何だ?話って。」と一馬。
「・・・」
一馬の隣には花もいた。
「運動場の花壇にさ、花が咲いたんだ。
 小さいけど、生きてた。
 一生懸命・・・生きてた。
 控訴、取り下げてもらえますか?」
「・・・」
「僕は死刑を受け入れる。」


裁判員たちの様々な意見。
自分があの場所にいたら、ビトのことを良く知らなかったら、
どんな答えを出したのだろう。

死刑判決が出て、すぐに控訴。
でも一馬はもっとビトの苦しみを理解するべきだったと
語っていました。

林があんなに残酷な人間になったのにも、理由があった。
父の暴力。
そして、母親に捨てられたこと。
今でもどこかで母親の愛情を求めていて、
電話をしてみたけれどまた拒絶されてしまって・・。

そのことに気付いてしまったビトは苦しみます。
悪魔だと思っていたけれど、そうではなかった。
ビトの言葉が印象に残りました。

古瀬刑事がなぜビトを憎むのかも、明かされました。
うーん、麻薬の密売人に同情して見逃してしまうのはマズイのでは!?
でもそのせいで娘さんが襲われてしまったんですね。
「偏見に負けた犯罪者」という言葉も心に残りました。

死刑判決が下ったビト。
そのことよりも、自分が犯した罪の重さに耐えられず、
ビトは苦しんでいます。

2015年の彼は、生きる事を諦めてしまっていたのですね。
だから花にも会おうとしなかった。

次週最終回。ビトは夢をかなえることが出来るのか!?



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19??年
 伊東弁護士、高校時代に事件を起こす?
 その後伊東一馬と名前を変える。

2000年春、甲斐と林のグループ、乱闘。

2001年夏、林、復讐にきた甲斐の仲間をボコボコにし、現行犯逮捕。

2005〜6年
 花、声を失う。

2009年
 ビト、花と出会う。
 ビトの夢は、無国籍料理のレストランを開くこと。
 覚せい剤所持を疑われる。

2009年4月 毒物混入
 第一回公判
 第二回公判
 第三回公判
 第四回公判
 第五回公判
 一週間後 判決 無罪

2009年9月 林殺人事件 
 第一回公判

2010年
 ビトの刑が確定。

2015年春、ビト、拘置所に。

公式HP

【キャスト】
早川ビト … 松本 潤
三島 花 … 新垣結衣
町村しおり … 小池栄子
金太 (河井金太) … 徳山秀典
ブル (風間健児) … 鈴之助

美奈子(村上知子)

古瀬刑事 … 北見敏之
高柳刑事 … 池内博之
北川検事 … 甲本雅裕
裁判官  … 神保悟志


林 誠司 … 小栗 旬
近藤
甲斐

柏木啓介 … 勝村政信
山根(石井正則)
相模 陽太郎(吉沢 悠)

下平香苗(羽田美智子)
佐原明夫(高橋洋)



町村宗助 … 前田 吟
町村みどり … いしだあゆみ
伊東一馬 … 中井貴一

 
叶 陸夫(モロ師岡)
 48歳。職業トラック運転手。バツイチ。
 前科こそないが、昔は相当なワルだったらしい。

掛井夕貴(櫻井 淳子)
 39歳。出版社勤務。独身。
 正義感に溢れるが、神経質な面あり。
 プライド高い、キャリアウーマン。

柴田佳代(酒井若菜)
 31歳。専業主婦。現在妊娠5ヶ月。
 妊娠を理由に辞退することも出来たが辞退せず。
 気の弱い、事なかれ主義。

真田 仁(忍成修吾)
 28歳。大手商社勤務のエリート。
 幼少の頃より、海外経験も長い。

徳島のりこ(大島蓉子)
 55歳。専業主婦。
 とにかく色んな事に首を突っ込みたがる、ゴシップ好き。

冷牟田貞二(浅野和之)
 62歳。
 私立高校教師。冷静でドライ。
 教育者というより、研究者に近い。

青木裁判長(本田博太郎)
堀川裁判官(青木鉄仁)
波多野裁判官(川先宏美)



【スタッフ】
制作著作 … TBS
脚 本 … 宅間孝行
プロデューサー … 瀬戸口克陽
成麻畝子(高成麻畝子)
演 出 … 石井康晴
坪井敏雄
音 楽 … 山下康介
主題歌 … 椎名林檎 『 ありあまる富 』
2009年5月27日 (水) 発売
/ EMI ミュージック・ジャパン


松本 潤さんの主な出演作品



新垣結衣さんの主な出演作品


23:54 | CM(1) | TB(1) | スマイル | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちーずさんこんにちは、花の父親、林の母親の話に心が揺れる裁判員たち冷牟田の終始偏見をもった考え、自分の過去に照らし合わせて更生できると発言する叶、二人の中での表決は事件の経緯よりお互いの敵対心なのでしょうか?花の父親に騙された人々を取材で知っている掛井も偏見に流されてしまい徳島は人情や人の意見で変わってしまう、過去の事件も分からないまま表決をだせないと言う柴田の意見と自分も一緒です、裁判所側で調べたとはいえ、あまりに少ない時間での表決、今回の事で出てきた過去の冤罪を調べなおすべきです!最後の真田が出した答えの理由は当初裁判に時間を割くことを嫌っていた割に被告や証人の意見を聞いた納得いくものでした!

親の愛情に飢えて育ってきた林、ビトは自分の生い立ちに重ねてしまいました、柏木刑務官がみせたちいさな花の命、違う意味で見せたと思いますが今のビトには林の命を奪ってしまった悔いでいっぱいみたいです、自分の命も大切なひとつという事に早く気がついて欲しい…

林の父親を見つけても証言するのでしょうか?悲しい過去を持った古瀬がビトの優しさに気づき偏見を捨て林に命令された事を告白する展開に…面会室での一馬とビトのやり取りの一部始終を知っている柏木は証言台には立てないのでしょうね〜
Posted by けた at 2009年06月21日 15:43
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スマイル 第10回 感想
Excerpt: 『運命が動き出す!!−判決』
Weblog: ぐ〜たらにっき
Tracked: 2009-06-21 20:20
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