2009年07月26日

リミット−刑事の現場2− 第3話

『ダークサイド』

梅木(武田鉄矢)の恋人を殺した男が出所する日が近づいていた。

その男に復讐するために梅木は刑事をしているのだが、
啓吾(森山未来)はその心を理解できないでいた。

啓吾の婚約者・茉莉亜(加藤あい)もまた事故死した元恋人を
忘れられない。

そんな時、啓吾はストーカー事件を担当、愛情と嫌がらせを履き違える
弁護士・三枝(甲本雅裕)を二度と彼女に近寄らないと約束させる。

だが、さらなる悲劇が起き、啓吾は怒りを爆発させる。

公式HPより
「いつ出てくるんだ!?
 あいつはいつ出てくるんだ!?」
物凄い剣幕で東野に迫る梅木。
武田さんの迫力満点の演技に痺れます。


バースデイケーキに火を付けながら楽しそうに火をつけていく男。
「きっと喜ぶぞ、奈々・・。」

帰宅した奈々(黒川芽以)は、表情をこわばらせる。
「何やっているんですか・・。」
「誕生日おめでとう!」
「合鍵返してくれたはずじゃ・・。」
「ハッピバースディ・トゥーユー♪」
「やめて下さい・・お願いだから・・やめて下さい!」
「22歳、お誕生日おめでとう!」
奈々は男の顔に痴漢撃退スプレーを撒き、部屋を飛び出していく。

「こんなことすんな・・。
 こんなに愛してるのに・・。」

恋人の誕生日の準備をしているのかと思ったら、
この男はストーカーなんですね。


警察署
「わかったんですか?いつ出てくるのか。」と啓吾。
「うるせー、お前には関係ねー。」と梅木。
「どこ行くんですか・・。」

刑事課を出ると、奈々が伊坂にストーカー被害を訴えていた。
「私みたいなのは守る気はないってことですか!?警察は!」
「そうじゃなくて。
 まだ生活安全課から、うちの課に書類が届いていないんですよ。」
「でも生活安全課の方は、もう刑事課に連絡が行ってるはずだって。」
「だったら、今上のものが検討しているんですよ。
 事情とか、難しいんですよ、ストーカー事件は。」
「でも向こうはどんどんエスカレートしてて・・。」
「そのことは、上に伝えますから・・。」
「お願いします、ちゃんと調べてください。」

「来いよ。」梅木が奈々に声を掛ける。
「え・・」
「話を聞く。」

「じゃあ、相手は弁護士なんですね?」と啓吾。
「はい。」
「付き合っていたんですか?」
「向こうの押しの強さに負けたっていうか。
 最初は私も好きだったし、生活も援助してもらっていたし。
 でも、奥さんも子供もいるから、やっぱり別れたいって言ったら、 
 毎日ハンパなく無言電話が来るようになって。」
「携帯は、変えてみたりしましたか?」
「変えました。でもどういう方法か知らないけど
 新しい番号調べて又掛けてくるんです。
 そのうち、うちのポストも勝手に見るようになって、
 昨日とうとう、留守の間に家に上がり込んで待ち伏せしてたんです。
 もう家に帰るのが怖くて・・。
 この前警察に相談に来たときは、セックスは週に何回とか
 彼との関係ばっかり聞かれて・・
 結局最後には、暗いところは一人で歩かないようにとか、
 当たり前のこと言われるだけで・・。
 どうしたらいいんですか?私・・。」
「・・・」

「なあ。そいつ、あんたのこと、殺すと思う?」と梅木。
「え・・」
「どうなんだ?」
「・・・もしかしたら。」
「なぜそう思う?」
「別れるくらいなら死ぬって言ってたし。」
「うん。
 あんたそいつから逃げ出してきた時、
 そいつに、何て言った?」
「・・・」
「うん?
 どうなんだ?」
「・・・気持ちよくないって・・」
「はい?」
「あなたに抱かれても全然気持ち良くないって。」
「・・・」
「そんなこと言いたくなかったけど、
 でも向こうがどうしても分かってくれないから・・。」
「・・・」

刑事課のドアを乱暴に開け、東野の机の上の書類ケースから
目当ての書類を捜す梅木。
「・・・何やってるんですか?梅さん。
 何か探してるんだったら、言ってくれれば出しますよ。」
「生活安全課から上がってきてるのになぜこれを無視した!?
 この男のストーカー行為は、日ごと酷くなっている。
 なぜ誰か行って、やめろと怒鳴らない!」
「現時点では、不倫関係にあった男女の別れ話のもつれによる
 トラブルと判断したからです。」
「まだ刑事事件とはわからないし、
 ストーカーは生活安全課の案件だ。
 うちの出る幕じゃねーだろ!
 相手は弁護士だ。まさか犯罪までは犯さねー。」と太宰。

「しかしこの男は相談者の女性の家に不法侵入までしているんです!」と啓吾。
「合鍵持ってんだよ!
 不法侵入とは言い切れないとか何とかゴタゴタ言うに決まってんだろ!」
「でもしかし、」
「それにな!
 こっちは、地域課に連絡して、近くの交番に巡回を増やすように 
 要請してある。
 何かあったら110番を下さいと、相談者にちゃんと伝えてあるんだよ。
 何の落ち度もねーだろ?」
「・・・」

「おめー、それでも警察官か!?」と梅木。
「何だと?」
「何かあったら・・それは警察官のセリフじゃない!
 何かあってからじゃもう遅いんだよ!」
「てめー!」
「証拠がないんで捜査は出来ません、
 事件じゃないんで捜査は出来ません、
 そんなこと言ってたら、警察なんかいらないんだよ!」
そう言い立ち去る梅木。
「待て!じじい!
 勝手なことばっか言いやがって!
 加藤!どこ行くんだ!
 お前ら!!」

ストーカー弁護士の事務所に向かう梅木と啓吾。
「あんまり変なことしないで下さいよ。
 相手は弁護士だし、暴力でも振るったら厄介なことになりますよ。」
「だったら付いてくんなよ。」
エレベーターの扉が閉まりかける。
「俺がヤツと話します!」
そう言い啓吾はエレベーターに乗り込む。

その弁護士に暴力を振るったのは・・。

リーフパートナーズ法律事務所
「参ったな・・私がストーカーですか・・。」
「彼女との関係は、終わったと聞いています。
 もしそうなのであれば、これ以上、彼女には近づかない方が
 いいんじゃないでしょうか。」
「彼女とは今、ちょっとケンカしているだけなんです。
 この前家に行ったのも、誕生日だから、驚かせようと思っただけで。
 何と言うか・・普通の恋人がやるサプライズですよ。」
「でも、彼女は本当に怖がっています。」
「彼女は昔から、ちょっと被害妄想の面がありましてね。
 私と知り合ったのも、彼女が以前ストーカー被害にあって、
 その相談に乗ったのがきっかけなんです。」
「そうなんですか。」
「私は彼女を守ったんです。
 救ったんです。
 それなのに、ストーカーなんかするわけないじゃないですか。」
「でも、彼女の携帯電話に、結構な数の電話をしていらっしゃいますよね?」
「あれは、彼女が情緒不安定だったから、何か変なことをしないか
 心配で。
 刑事さんが私でも同じことをしたと思います。」
「彼女の郵便物も、荒らされていたという話ですが。」
「彼女の勘違いですよ。
 それとも、私がやった証拠でもあるんですか?」
「・・・」
「刑事さん、ご迷惑掛けて申し訳ありませんでした。
 きっと、彼女、又情緒不安定になって、それでこんな騒ぎを
 起こしたんだと思います。
 二度とご迷惑をお掛けしないよう注意しますから。」
「・・・とにかく、彼女にはもう、近づかないで下さい。
 あなたにはもう二度と会いたくないと彼女は言っています。」
「・・・」
「これで仮に、何かあったら、犯罪行為ですから。」
「ご心配なく。
 少なくても法律に関しては、あなたより詳しいから。」
「・・・では又、何かあったら、伺います。
 お忙しいところ、申し訳ありませんでした。」

啓吾が挨拶すると、梅木は突然本棚や机の引き出しを漁り始める。
「何やってるんですか?あなた・・」
「梅木さん!」
「刑事ならこんなことしたらどうなるかわかってますよね!?
 中央署の東野さんならよく存じ上げています。
 これは抗議させてもらいますからね!」

「あれ?あれあれあれ?」と梅木。
「・・・」
「へっへっへ。
 なあ、警察、呼ぶかい?」
封筒の中身をばら撒く梅木。
奈々を隠し撮りした写真が沢山入っていた。
「何ですか?これ。」と啓吾。
「・・・誤解しないで下さいよ。
 彼女が昔ストーカー被害に遭った時、調査の為に必要で撮った
 資料ですよ!
 申し訳ありませんがお引取り願えますか?
 そろそろ、来客があるんで。」
三枝の腕を掴みペンで刺そうとする梅木。
「なあ!二度と近づくな!
 今度やったら刺すぞ!
 本気だかんな!!」
「梅木さん!!」
「・・・あんたそれでも、刑事ですか?」
「訴えたきゃ訴えろよ。
 その代わり、この事務所の前に、何十人何百人とマスコミ集めて
 みせるからな!」
「・・・」
「お前の呼び名は、ストーカー弁護士!
 自分の弁護で、忙しくなるぜ、これから。」
「・・・」

署に戻った二人を太宰が怒鳴りつけ、東野は説明を求める。
「放っておけば、あいつは必ず事件を起こす。」
コインを水の張ったグラスに落としながら梅木が答える。
「何でそんなことがわかるんですか?」
「あいつに会ってあいつを見ればわかる!」
「それは、刑事の勘ってことですか?」
「時代錯誤なこと言ってんじゃねーよ!」と太宰。
「加藤、お前はどうなんだ?」
東野が啓吾に聞くと、薫(若村麻由美)は啓吾を見つめる。
「はっきりした根拠はありませんが、何かあると、思います。」
「テメー、すっかりじじぃの味方か!?」
「違います!俺の判断です。
 これからもあの弁護士の監視を続け、相談者の女性がこれ以上
 被害を受けないよう、必要な手段を講じるべきだと俺は思います。
 刑事の仕事は、事件解決だけではなく、地域防犯も重要な任務だと、
 思います。」
「わかったようなことを言いやがって!
 そんなに簡単じゃねーんだよ、ストーカー事件は!」
「加藤の言うように、防犯も大切だが予防しようにもマンパワーが
 足りないという現実問題もある。
 いつ、どの事件にどれだけ人員を配置するのがベストか、
 常にギリギリの判断を迫られてるんだ、こっちは。
 お前らみたいに、好き勝手事件を選んで騒いでいるヤツには
 わからんだろうが。」
「・・・」
「つまりは、ストーカー事件なんてどうでもいいってわけだ。」と梅木。
「何!?」と太宰。
「机の上に並んでいる事件はといえば銃の押収、外国人窃盗グループ、
 薬物販売、暴力団。
 どれもこれも点数上げられる事件ばっかりだ。
 まあ確かにあんた達にとっちゃ大事件かもしれんが
 普通の人にとっちゃ何の関係もない。
 あんた達の出世なんかどうでもいんだよ!
 悲鳴を上げる人がいればまっ先に駆けつける。
 それが俺達の、仕事だ!」
「いい加減にしろよ!
 昔、自分の婚約者が同じような事件で殺されたもんだから
 ぎゃーぎゃー騒ぎやがって!」と東野。
「何だと?」
「先輩として、色々教えてもらったし尊敬もしたから、
 今まで黙ってたが、
 いつまでもそういう態度ならこっちにも考えがある!
 これ以上暴走行為をやめないなら、これからはどんな手段を使っても
 止めるからな!
 とりあえず、私がいいと言うまで暫く自宅謹慎だ!
 もちろん、ストーカー事件の関係者に会うのも禁止だ。
 もし破ったら、さらに思い処分にする。覚悟しておけ!」
「・・・」
無言で立ち去る梅木。

「加藤。」
「はい!」
「筒井さんと一緒に、相談者の自宅周辺の聞き込みをして、
 報告書にして提出しろ。」
「わかりました。」
「お前もこれ以上、勝手な真似は許さんからな。」
「失礼します。」

相談者の自宅周辺の聞き込みをする敬語と薫。

「あんまり、焦らない方がいいよ、加藤君。」
「・・何ですか?それ。」
「何だか必死に、事件にしたがっているみたいだから。
 梅さんの為にも。」
「・・・そういうわけじゃないですよ。」
「あれから、課長に聞いたんだけどさ。
 梅さんの婚約者、当時ストーカーされていることずっと黙ってた
 みたいよ。梅さんに心配掛けまいとして。」
「・・・どんなヤツだったんですか?犯人。」
「同じマンションに住んでいた男で、引っ越してきてから、
 彼女の事ずっと付回してて。
 梅さんと婚約したことを知って逆上して、
 自分の部屋に監禁したみたい。
 梅さんは、相手の部屋に行ったとき、顔を見て、こいつが犯人だって
 確信したんだけど、証拠も令状もないんで、結局、中に踏み込む事が
 出来なかったらしいの。」
「・・・」
「あとでわかったんだけど、梅さんが行った時、
 彼女は犯人の部屋の中で、まだ、生きていたの。
 でも、梅さんが令状を取っている間に、殺されてしまった。
 きっと梅さん、今でも・・後悔しているんじゃないのかな。
 あの時、自分が踏み込んでいればって。」

亡くなった婚約者の墓参りをする梅木。
その帰り、梅木は墓前に手を合わせる女性の姿に気付く。
茉莉亜だった。
手を合わせる茉莉亜を見つめながら、梅木は微笑みを浮かべる。
茉莉亜は梅木に気付き・・。

梅木の婚約者と茉莉亜の元恋人のお墓は
同じ墓地にあったんですね。
梅木は茉莉亜の姿を前にも見ていたのかな。

だから啓吾に最初に紹介されたあと、
「結婚すんのか?」
「まあ・・いずれは。」
「やめた方がいいな。」
という会話があったのかも。


「俺ストーカーの気持ちってわかんないですよ。
 何で好きな人を、傷つけたり、悲しませたりするんですか?
 ていうか、そういう行為が相手を苦しめてるってことに
 何で気付けないのかなー。」と啓吾。
「人を好きになるって結構厄介だよね。
 相手のことに夢中になって、その人のことばっかり考えるように
 なると、何も見えなくなって。
 何とかしようって必死にもがいても、
 自分が無力だって思い知らされるだけ。
 結局、期待通りになることなんかほとんどない。
 ・・・それがわかっちゃうと、どんどん臆病になっちゃうんだよねー。
 人を愛することに。」と薫。
「・・・」
「何?」
「いるんですか?好きな人。」
「何言ってんのよ!
 さて、どうする?
 何なら、署に帰る前にラブホに寄って、愛って何か、
 二人で探してみる?」
「いえ・・」
「そういう冗談通じないところ似てんだよねー。梅さんと。」
「ちょっと・・やめて下さいよ!」

啓吾が帰宅すると、梅木が来ていた。
「何やってるんですか・・」
「・・・」
「あ!お帰り!さっき偶然会ってね、鍋にしようと思ってたから
 強引に誘ったの。」と茉莉亜。
「あっそう・・。」

「梅木さん、さっきから野菜ばっかり食べてません?
 もっとお肉食べて下さいよね!」と茉莉亜。
「え・・ああ・・。」
「今日は奮発して高いコーチン買ったんですからー。
 あ、もしかして遠慮しているとか?」
「あ、いやいや、そんなことは・・」
いつもと雰囲気が全く違う梅木を見つめる啓吾。
「何だよ・・」と梅木。
「こんな梅木さん初めて見るな・・。」
「うるせー!」
「ほら、ビールも遠慮しないで!
 まさか飲めないわけじゃないんでしょう?」と茉莉亜。
「まあ・・」
「やられっぱなしですね。」と啓吾。
「・・うるせー!」
「梅木さん、ご飯もありますからね!」
「ああ・・」
「あ・・やだ、もしかしてあまり美味しくないですか?」
「いやいや、そんなことはないよ・・そんなことは・・」
ガツガツ頬張る梅木、負けじとご飯をかっ込む啓吾。
「二人とも子供みたい!」茉莉亜が笑う。
「茉莉亜も食いなよ。」
「なんか最近つわりが酷くて、あまり食欲がないの。」
「大丈夫なの?ちゃんと病院には行ってるの?」
「大げさなのよ啓吾は。そういう時期なの、今は。」

「なあ、あの絵、昔の恋人が描いたんだろ?」と梅木。
「・・・」
「あんたの、目の前で、事件が起こったらしいな。」
「梅木さん!いいじゃないですか、その話は。」
「別にいいじゃない。
 ひき逃げされたんです。
 向こうのご両親には、お前のせいで息子は死んだ、
 お前と付き合ってなければこうはならなかったって。
 それからは何もする気力がなくなって、
 務めていた保育園も辞めました。
 子供達のまぶしい笑顔と向きあうことが、どうしても出来なくて。
 そんな私のことを心配して、啓吾が仕事の合間を見ては、
 裁判の経過を教えに来てくれたんです。
 今勤めているお店も、啓吾が紹介してくれて。
 お店に出るようになってからは、近くに用事があったようなフリをして、
 毎日のようにお花を買いに来てくれたんです。」
「で、裁判はどうなったんだい?」
「え・・」
「犯人はどうなったんだよ。」
「・・・」
「犯人は真面目で、家族思いで、同情の余地があるってことで
 比較的軽い刑で、刑期務めてます。」と啓吾。
「その男に会ったのかい?」
「・・いえ。私は顔を見たこともないし、話したことも。」
「それで?」
「・・それでって?」
「あんた、その男を許したのかね?」
「・・・」
「あんたの愛する人を殺した男を、許したのか?」
「・・・」

梅木を見送る啓吾。
「三枝の周りを色々当たってみましたが、真新しいことは
 出てきませんでした。
 事件が起こるまで、じっと黙って見てるしかないんですかね。
 何か悪い事でも起きなきゃ良いんですけど。」
「なあ、彼女に礼言っておいてくれ。飯美味かったって。」
「・・・筒井さんから聞きましたよ。
 婚約者のこと。」
「・・・」
「やっぱり、許せませんか?殺した犯人が。」
「・・・」
「それとも・・大切な人を救えなかった自分の方が、許せませんか?」
「聞いた風な口利くんじゃない!
 俺は・・あの人が死んでから、何のために生きてんのか
 わからなくなった。
 何年も考えてやっと気が付いたんだ。
 あいつが出所してきたら俺が殺す!
 そのために生きてゆく。
 あいつは悪魔だ。
 だから俺も、悪魔になる!」
「・・・」

食器を洗っていた茉莉亜は、いつの間にかその手を止め
ぼーっと考え事をしていた。
そこへ、啓吾が戻ってくる。
「梅木さんがご飯美味しかった、ありがとうって。」
「・・そう、良かった。
 お風呂入ってきたら?」
「うん。
 ・・・今日梅木さんとどこで会ってきたの?」
「あ・・うん。」
「・・・彼のお墓?」
「・・・」
「確か今日、命日でしょ?」
「ごめん、黙ってて・・。」
「いや・・別にそういうつもりじゃないから。」
「ねえ・・何で啓吾はそんなに優しいの?」
「・・・」
「言いたいこととか私にちゃんと言ってる?
 大体、何で私となんか付き合えたのかな。」
「どうしたんだよ。」
「私・・今まで大事な事考えるの避けてたんじゃないかなって・・。」
「・・・」
「ひき逃げした人のこと、憎んでなんかないって思ってたけど、
 本当にそうなのかな・・。」
「・・・そんな深刻に考えない方がいいよ、身体にも悪いし。
 大体、あの人好きなんだよ、そういう答えに困るようなこと聞くの。」
「・・・」
「茉莉亜?」
「・・・啓吾の言う通りかもね。
 子供が出来て、精神的に不安定な時期なのね、きっと。」
「・・・」

奈々のマンションを訪れる啓吾。
『愛してる』『死ね』
『なぜ?なぜ?そんなことした?
 警察になぜ』
『殺してやる』
等と書かれたFAXが次から次へと送りつけられていた。
「私・・どうしたらいいんですか?刑事さん・・。
 殺されるしかないんですか・・。」

啓吾は三枝家を訪れる。
「中央署の加藤と申します。ご主人はいらっしゃいますか?」

三枝は啓吾を自室に連れていき、部屋の鍵を掛ける。
「いらっしゃるなら事務所の方にしてくださると助かるんですけどね。」
「すみません。どうしても急いで伺いたいことがあったものですから。」
「何ですか?一体。
 もうすぐ夕食なんです。」
「これをやったのは、あなたですね。」FAXを見せる啓吾。
「・・・知りませんよ。発信先の表示も何もないじゃないですか。」
「そう言うと思って、これを持ってきました。」
啓吾はそう言い、コンビニからFAXを送る三枝の写真を見せる。
「この家の近くのコンビニの、防犯用記録映像です。」
「・・・」
「ご存知だと思いますが、これだけ証拠が揃うと、立派な、
 ストーカー防止法違反で・・逮捕できます。」
「・・・」

「お茶、入れたけど。」妻がノックする。
「お構いなく、奥さん。すぐ帰りますんで。」
「でも・・」
「いいから、向こう行ってろ。」
「はい。」

「ひょっとして、妻にバラすと脅しに来たわけですか?」
「俺はただ、素直に、自分の過ちを、認めてもらいたいだけです。」
「・・・」
「奈々さんに謝罪して、もう二度とこんなことはしないと、
 約束してもらえませんか?」
「令状とって逮捕することも出来たのに。
 あなたは私を、説得しにきたってわけですか?」
「彼女だって一度はあなたを愛した人です。
 あなたを犯罪者にしたいなんて、望んでいるわけじゃないと思うんですよ!」
「・・・あなたは優しい人だ。」
「・・・」
「・・・刑事さんは、本当に人を愛したことがありますか?」
「・・・あると・・思いますが。」
「私は、奈々が初めてなんです。本当に人を愛したのは・・。」
「でも・・奥さんは・・」
「妻とは大学の時からの付き合いで、子供が出来て責任を取って
 結婚したんです。
 でも奈々は違う。
 彼女の為なら何でも出来ます!
 生まれて初めて、真実の愛を知ったんです!
 だから・・・どうしても気持ちが抑えられず・・
 こんなこと・・・。」
「・・俺にも、好きな人が、います。
 でも、あなたの言う、真実の愛・・だって言い切れる自信は・・
 僕には正直ありません。
 時々、彼女が何考えているのかわからなくなって、
 不安で眠れなくなることだってあります。
 どっかいなくなっちゃうんじゃないかと思って、
 暴れだしたくなる時だって・・あります。
 でも今は・・精一杯、愛するしかないと、思っています。」
「・・・」
「愛って、こういうことなんじゃないんですかね。
 見返りは求めず、相手を思う。全力で、守り抜く。
 苦しませたり、傷つけたりすることでは、絶対ない。」
「・・・」
「どうか!・・・これ以上、奈々さんを苦しめるのは、
 やめて下さい。
 お願いします!」
啓吾はそう言い深く頭を下げる。
「・・・わかりました。
 あなたのお陰で目が覚めました。
 二度とバカな事はしません。」
「ありがとうございます!」
「こちらこそ・・あなたのような刑事さんが担当で・・
 感謝しています。」
三枝はそう言い頭を下げ・・。

三枝家から出てきた啓吾はすがすがしい表情で夜空を見上げる。
そんな啓吾を梅木が待っていた。

三枝家
「警察の方何の用だったの?」と妻。
「うん?大丈夫。クライアントがトラブル起こしちゃって。」
「いただきます!」
三枝は何事もなかったかのように、家族と笑顔で食事を始める。

車の中
「もう二度とこんなことしないって、誓約書書いてもらいました。 
 いやー、ほっとしましたね。
 ちゃんと話せば、伝わるんです。
 もう二度とこんなことにはならないと思いますよ。」
「お前の愛と優しさが、あいつの心を開かせたというわけか。」
梅木はそう言いながら誓約書を破り捨てる。
「何でそんな言い方する・・」
「こんなものが当てになるか!
 証拠があるならなぜ逮捕しなかった!
 ここで取り逃がしたら、取り返しの付かない事になるんだぞ!」
「昔自分が同じような過ち犯したからってこれ以上ひねくれるのは
 止めてもらえますか!?
 俺は、俺はね!彼を信じてます、人を信じてますよ!
 そうすることが刑事としても、人にとって、彼にとって、
 一番大事で必要な事だと俺は思っています!
 じゃあ、それが?例えば、愛だ、優しさだ何だって言うんだったら
 じゃあ何でそれを信じちゃいけないんですか!?
 それが無くなったらそれこそ人間は終わりでしょ!?」
「・・・」
「茉莉亜のことだって・・。
 前の恋人が殺された時、もう、誰にも心が開けないって、
 言ってましたよ。
 でも今は、少しずつですけど・・俺の気持ちを、
 受け入れてくれています。」
「違う。
 彼女は、お前の事なんか思ってない。」
「・・・」
「死んだ男の事をずっと思い続けてる。
 お前なんかよりも。
 そしてお前はそのことに、気が付いている。」
「そんなことはないですよ。」
「そうやって自分を誤魔化してろ。
 そのうち、誤魔化せなくなる。
 そしてお前の心は、真っ二つに裂ける。」
「・・・」
「彼女を傷つけたくなかったら、別れろ。今すぐ。」
「あんたにさ!
 ・・あんたに・・俺達の何が、」

その時、啓吾の携帯にメールが着信する。
『助けて彼が家に来た』

「車出せ!車!!」梅木が叫ぶ。

奈々のマンション
玄関の戸を叩くが、奈々は応答しない。
「奈々さん!!」
「三枝!三枝開けろ!!」

「どうして警察なんかに連絡するかな。
 何で僕の言うとおりに、出来ないかな。
 仕方ない。
 こうなったら、一緒に死のうか。」
「嫌!!」
「奈々・・奈々・・
 女房、僕のどこが好きだと言ったと思う?
 立派な仕事をして尊敬出来るからだって。
 それって要するに、夫に社会的地位があって裕福な暮らしが
 出来ればいいってことだよね?
 でも奈々は違う!聞いて!真剣だよ!
 奈々は、僕の事を守りたいと言ってくれたよね。
 僕が本当は仕事に自信なんか持ってなくて、
 誰にも言えずに苦しんでいるのをわかってくれたよね?」
「・・・」
「その時思ったんだ。
 僕は、君に会うに生まれてきたんだって。
 奈々、これは運命なんだ。」

三枝がナイフで奈々を誘うとしたとき、啓吾が窓を突き破る。

「邪魔しないでくれよ!」
「三枝さんなんでですか?
 約束したでしょ!もう二度とこんなことはしないって!」
「君には呆れたよ。いい気になって人に説教みたいなことをして。
 何がこれ以上彼女を苦しめないで下さいだ。
 はっきり言えよ!奈々に惚れたんだろ!?」
「何言ってるんですか・・。
 俺は・・俺はあんたのことを信じてたからね!」
「信じて?自分の彼女のことさえ信じられないヤツが
 何を言ってるんだよ!」
「・・・」
「善人みたいな顔をして奇麗事ばっかり言って!
 結局君は、人が自分の言いなりになるのが嬉しいだけなんだ!
 人の事を守るふりをして、自分を守ってるんだ!」
「・・・」
「僕みたいに全ての自分をさらけ出してみろ!!
 それが真実の愛だろ?」
「・・・」
「まだわからないのか!?
 君は、本当に彼女の事を愛していない。」
「・・・」
「本当じゃないんだよ、君は!!」
啓吾は三枝に飛び掛り、首を絞めながら叫びだす。
「あんたに俺の何がわかるんだ!
 真実!?
 お前のやっていることは相手を苦しめて、
 優越感に浸っているだけじゃないか、え!?
 お前、あの女を信じてんのか?
 お前は本当にあの女を信じてんのか!?」

梅木が啓吾を三枝から引き離し、三枝に手錠を掛ける。

警察署 取調室
「被疑者はお前の事を訴えると喚いているが、殺人未遂だ。
 裁判になっても、大きなことは言えんだろ。」と東野。
「・・・」
「しかし、梅さんならともかく、なぜお前があんな暴力を振るったんだ?」
「・・・」
「もしかして、あなたの指示ですか?
 だったら、順調に育ってるじゃないですか、後継者。」
「そうじゃないんです。
 ・・・申し訳ありませんでした。」と啓吾。
「とりあえず、一つ貸しだ。覚えとけ!」
「・・・」
東野が部屋を出ていく。

「・・・梅木さん。
 俺の事笑ってるんでしょう。
 愛だ何だって騒いだ挙句が・・このざまだ。」
「お前の愛なんて、相手を束縛しているだけだ。
 人の心をがんじがらめに縛り上げ、自分の思うとおりに動かして、
 喜んでるだけだ。」
「・・・」
「世の中、自分しか愛していないのに、人を愛していると
 勘違いしているヤツが、多すぎる。
 これでわかったろ?
 お前も、怒りや憎しみで心がいっぱいになったら、
 人を殺すやつだ。」
「・・・」
「俺と同じだよ。」
「・・・あんたとは違う。
 あんたなんかとは・・絶対に違う。」
啓吾はそう告げ、取調室を出ていく。

啓吾のマンション
「お帰り!」
「・・・」
「どうしたの?」
「・・・あれ?絵は?」
「・・・わかったの。あんなもの飾ってあるからいけないって。」
「どこ閉まった?」
「啓吾だって本当は嫌なんでしょう?あの絵があるの。
 だったら正直に言えばいいじゃない。」
部屋の中、あの絵を探し回る啓吾。
「お互い気を使って、自分の気持ち誤魔化すのもうやめない?」
「・・・じゃあ、聞くけどさ。
 ・・・茉莉亜は俺の事愛してる?」
「・・・」
「彼よりも俺の事を愛してる?」
「・・・私は・・」
「あ・・ごめん!ごめん、忘れて。」
「・・・」
「ちょっと今日、仕事で色々あってさ・・
 疲れてるんだ、ごめん。」
啓吾はそう言い、部屋に篭ってしまう。

翌朝
水を張ったグラスにコインを一気に沈める梅木。
刑事課を出ていこうとすると、薫が立っていた。
「どこ行くの?ラブホなら付き合うけど?」
「・・・」
「今日出てくるの?彼女を殺した男。」
「ああ。」
「本当に殺す気?」
「・・・」
梅木は薫の肩に拳を当て・・・そして出ていった。

啓吾が目を覚ます。
ベッドに茉莉亜の姿はない。
リビングにあの絵はなく、テーブルには置手紙があった。
『ごめんなさい』

愛知中央刑務所前
梅木はあの男が出てくるのを待っていて・・。

面白かった!
梅木の叫びは被害者や被害者家族の叫びそのものなのですね。
常に被害者、弱いものの立場で事件を見ている。

犯人の情に訴えかける啓吾。
自分の思いを必死に伝え、見事改心させたと思ったのに・・!

三枝家から出てきた時の、啓吾の満ち足りた表情には、
刑事としての誇り、そして自信が現れていました。
でも、啓吾よりも三枝弁護士の方がずっと上手だった!

正義感が強く、人の心の中にあるはずの善を信じる啓吾でしたが、
弁護士の本心を知らされ、キレてしまいました。

優しさ、偽善、許す心、憎しみ、信じるということ、裏切り。
人の心の複雑さを見事に描いているドラマですね!


恋人を失った茉莉亜の全てを、失った恋人の事までをも、
啓吾は受け入れようと思ったのでしょう。
だから絵を飾る事にこだわった。

啓吾が茉莉亜の恋人を殺す夢を見続けていたのは、
彼の死に関係しているのではなく、彼への嫉妬心からだったのかも。

梅木の言葉に、ストーカー犯の言葉に、
啓吾が必死に守ろうとしていたものが崩れていき・・。

ずっと茉莉亜に確かめたかったこと。
今まで何度も言いかけて、でも答えを知るのが怖くて
聞けずにいたこと。
「彼よりも俺の事を愛してる?」
その後の啓吾の作り笑いが悲しかったです。

茉莉亜の心の中で生き続ける元恋人。
そして、梅木の心の中で生き続ける婚約者。

「あんた、その男を許したのかね?
 あんたの愛する人を殺した男を、許したのか?」

梅木は自分と同じ立場の茉莉亜に、純粋にその疑問をぶつけていました。

梅木にそう問われて、茉莉亜は気付いてしまいました。
「今まで大事な事考えるの避けてたんじゃないかなって。」

憎しみを封印していた茉莉亜。
『ごめんなさい』の置手紙。
彼女の心にも悪魔が宿ってしまったのでしょうか?


啓吾が東野に梅木のことで追及されている時、
薫はいつも啓吾がどう答えるのか集中して聞いています。
啓吾が茉莉亜の心の中で生き続ける恋人の存在に苦しんでいるように、
薫も梅木の心の中で生き続ける婚約者の存在に苦しんできたのかな。


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・梅木の行動
第1話
加害者と被害者の父。
第2話
加害者と亡くなった被害者。

・啓吾が見る悪夢
第1話
茉莉亜の恋人にナイフをむける自分の夢。
第2話
「偽善者が!」
「知ってるのよ、あんたの本当の正体!」


・啓吾が犯人に掛けた言葉
第1話
「君は一人じゃないから!」
「俺に何か出来ることがあったら、いつでも言ってくれないかな。」
「俺は、ここにいるから。」
第2話
「大変なことだったかも・・しれないですし、
 簡単じゃなかったんだと思いますけど、
 あなただったら、ホームレスとか、色んな人たちとちゃんと話をして、
 何とか、何とかいい解決方法を見つけられたんじゃないんですかね?」
「俺達、人間なんですよ。」



公式HP

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B001859AR0刑事の現場 DVD-BOX寺尾聰, 森山未來, 石倉三郎, 池脇千鶴POLYDOR(P)(D) 2008-06-25by G-Tools



キャスト
加藤啓吾(28):森山未來
青井茉莉亜(29):加藤あい
東野恵一(44):杉本哲太
伊坂 聡(24):細田よしひこ
細見監察官:本田博太郎
筒井薫(44):若村麻由美
太宰満(55):伊武雅刀
梅木 拳(59):武田鉄矢

黒川真治(38):?

第2話
 森本レオ
 榊英雄

第3話
 甲本雅裕
 黒川芽以


スタッフ

作   
 遊川和彦
音楽
 coba
制作統括  
 磯 智明
演 出 
 渡辺一貴 
 松浦善之助



森山未來さんの主な出演作品



武田鉄矢さんの主な出演作品


この記事へのコメント
・・・
>「加藤、お前はどうなんだ?」
>東野が啓吾に聞くと、薫(若村麻由美)は啓吾を見つめる。
>「はっきりした根拠はありませんが、何かあると、思います。」
・・・・

フフフ・・ここ、若村さんのポイントですね!
逃しませんね〜〜 (嬉)
Posted by シャブリ at 2009年07月28日 11:31
ちーずさんこんばんは、三枝になじられ興奮した啓吾に梅木が言った「怒りや憎しみで心がいっぱいになったら人を殺すやつだ!」とグラスに張った水が表面張力で踏ん張っても、それを超えればこぼれてしまう見せ方に説得力がありました!

最初はお互いに惹かれて不倫関係を続けてきた三枝と奈々、一方が心変わりした時募る思いが家族や弁護士という地位を持った三枝をストーカーに変えてしまいました、きっと相手が傷ついたり怯えていること気がつかないように考え、自分の都合だけを押し付けてしまうのかな?恋人を目の前で轢き逃げされた茉莉亜、人と向き合う事が出来なくなった茉莉亜に仕事を紹介したり裁判の結果を伝えたりする啓吾、正義感や優しさだけではなく恋愛感情があったのも事実、元カレを失った悲しみから啓吾を受け入れたのかもと悩むは当然かもしれませんね!茉莉亜が受け入れなければ啓吾も軽いストーカー、三枝が妻の妊娠に責任をとって生きてきて奈々に出会って本当の愛を知ったのと同じく、元カレを忘れるように生きてきた茉莉亜の妊娠、啓吾は自分に重ねて三枝を説得したのに理解したふりをしての犯行は辛かったでしょうね…絵と一緒に消えた茉莉亜の置手紙は『さよなら』ではなく『ごめんなさい』良い意味なら良いのですが!

梅木は今と違うタイプの刑事だったのですね、証拠や礼状に振り回され少しの時間差で婚約者を失った、彼が部署やルールに拘らずに被害者目線で考える根源はそんな自分の過去を責めたものでした!只、梅木にも刑事としての誇りがあるはず、憎い犯人を殺すと言いながらも彼が直接手を下すでしょうか?ただ反省もしないで刑期を終えた事を確かめたうえで自分の体を張ってとか?
Posted by けた at 2009年07月28日 18:35
第3話にふさわしい内容でした。
「反省」なんて、そんな簡単にできるわけがない。きれいな言葉で語られることは、たいてい嘘がある。人間は、かなりみみっちくて、情けない。きれい事だけでは、生きていけるはずがない。
幸せそうな生活の中で、目をそむけていたものに気づく2人。うまいなぁ…脚本も演出も。
第4話が、とても楽しみです。
Posted by やすこ at 2009年07月29日 22:06
とても見ごたえのあるドラマですね。
ひとつのストーカー事件により啓吾と茉莉亜の関係が崩壊していくストーリー展開は上手いですよね。
ところで茉莉亜の元彼を死なせてしまった男について、
「犯人は真面目で、家族思いで、同情の余地があるってことで比較的軽い刑で、刑期務めてます。」と啓吾が言っていましたが、今回のストーカー弁護士となんとなく重なってしまいました。まさかの展開はないと思いますが、ひょっとして、と妄想を膨らませてしまいました・・・茉莉亜に想いを寄せていたストーカーが意図的に茉莉亜の恋人を轢き殺したが、単純な轢き逃げ事件で片付けられ、軽い刑期を終えて茉莉亜の前に現われる・・・などと考えてしまいました。しかし、全5話らしいのでそこまでの超展開はないですね。次回は梅木の婚約者を殺した男が出所するし。
ただ、どうしても武田鉄矢=モーガン・フリーマン、森山未来=ブラット・ピット、加藤あい=グウィネス・パルトローに見えてしまうんですよね。「セブン」に着想を得たのは間違いないんでしょうけど。あと2話、楽しみです。
Posted by マンデリン at 2009年07月30日 18:50
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