2009年12月24日

JIN -仁- 最終話

『タイムスリップの果て…時空を超えた物語が今!!』

突如、刺客に襲われた龍馬(内野聖陽)を助けようとした
仁(大沢たかお)は、そのまま龍馬とともに崖から落ちてしまった。

龍馬の姿を必死に探す仁。

宿
ある武士(甲本雅裕)が久坂玄瑞(林泰文)と密談する 。
「坂本の姿が消えた?」
「倒れていたのは、あの医者一人。
 死体となって流されたのではないかと思うが・・・
 どうする?」
「坂本ごときに面倒なことになるのはご免じゃ。」

ろうそくの火が吹き消される。


B002QMMIBEJIN-仁- DVD-BOX
角川映画 2010-03-17

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甲本さん演じる武士が川原に倒れる人物を発見。
前回は襲った人物の顔がわかりませんでしたが、
この武士たちが龍馬を襲った?
そして倒れている人物の顔もはっきりと映っていませんでしたが、
川に落ちた仁は龍馬の名を叫びながら、
なんとか岸にたどり着き、そのまま気を失った?


ずぶ濡れのまま、橘家の戸を叩く仁。
「私は助かったのですが、龍馬さんが・・・」
「勝先生に頼んで、探索の船を出してもらいます。
 咲、南方先生にお着替えを!」と恭太郎(小出 恵介)。
「はい!」

明け方、仁は恭太郎たちを川原に連れていく。
「私は、この辺りから川を上がりました。
 丁度あの崖の上から、この川に落ちました。
 龍馬さんは、ここよりも、下流に流されたのでは。」

恭太郎たちは龍馬を探して回るが、
龍馬の姿はどこにもなかった。

雨の中、崖に落ちていた龍馬の草履を手に取る仁。
「龍の字のだな。」と勝(小日向 文世)。
「長州の人たちに仕組まれたってことは?」と仁。
「どうだろうな。」

「勝先生!
 久坂は、何事もなかったように発ったそうです。
 周辺に死体を捨てたあとなども。」
「となると、龍馬は芯で流されたか、
 どこかへ身を隠したか。
 それとも神隠しにでもあったか。」と勝。
「・・・」
「どっちにしろ海軍は当分、龍馬なしってことか。」
「・・・日本は、坂本龍馬なしに進むってことですか?」
「・・・そうさ。
 だが先生。
 あいつがいなくなりゃ、あいつの代わりになるやつが
 自ずと出てきて、あいつがやるはずだったことをやるもんさ。
 世の中ってのはそういうもんだと俺は思うんだよ。
 ま、もう少し探すさ。」
「・・・」

「心配しないわけではなかったが、
 俺は半ば確信しつつあった。
 龍馬さんは、タイムスリップしてしまったのではないだろうか。
 そして、あの患者として病院に運ばれてきて、
 もの珍しい土産として、救急医療用のパッキンや、
 ホルマインを持ち出そうとした。」


「・・・やりそうだ。」仁が呟く。

「だけど、龍馬さんがあの患者として戻ったということは・・・
 俺はもう戻れないということだろうか。」


「南方先生、今まで、ありがとうございました。」
咲の言葉を思い浮かべる。

「もう、誰一人、秘密を分かち合ってくれる人もなく、
 ここで一人生きていくのだろうか。
 見慣れていたはずの江戸が、別の町に見えた。
 そして、坂本龍馬だけをどこかに押しやったまま、
 時の川は再び流れ始めた。
 それぞれを、あるべき運命の船に乗せ。」


咲を神社へ連れていく恭太郎。
「あの方が、蒲生殿だ。」
二人は遠くから会釈を交わし・・・。

鈴屋
「いよいよだな、野風。」
彦三郎(六平直政)の言葉に野風は笑みを浮かべる。
だがその笑みは少し悲しげで・・・。

ペニシリン製造所内の仁友堂
未来と仁が病院の屋上で幸せそうな笑顔を浮かべる写真を
見つめながら、仁は咲の言葉を思い起こす。

「先生は、野風さんを見殺しにしようとしたんじゃないんですか!?
 未来さんのために!」


そして、龍馬の言葉。

「この子が生まれんことで、悲しむ者も困る者も、
 誰っちゃおらんぜよ。」


「これでいいんだ。」
仁は自分を納得させるようにそう呟く。

そこへ、佐分利(桐谷健太)がやってきた。
「南方先生。」
「どうしたんですか?」
佐分利は仁に『乳巌弁証』と書かれた資料を差し出す。
「乳の岩のことなら、お役に立てるかもしれまへん。」
「・・・」

「時の川は再び、流れ始めた。
 それぞれを、あるべき運命の船に乗せ・・・」


橘家
淡い朱色の打ち掛けを見つめる咲。

鈴屋
白無垢を見つめる野風。

「運んでいく。
 誰も見たことのない、時のかなたへ。」


ある場所で、龍馬が目を覚ます。

病室。
空っぽのベッド。真っ白いカーテンが風に揺れ・・・。

「俺の知らない、未来へと続く。」

この病室のカットに、龍馬は現代へ!?と
思わされましたが・・・。
この病室は未来の病室?
未来は既に変わっている、ということなのでしょうか。


仁友堂
仁は佐分利に渡された資料を広げ・・・。

「運命の扉。」

胎児が目を見開く。

仁友堂
「これは以前、私が乳の岩について調べたものです。」
「すごいですね、これ。一体どうやってこんな?」
「女郎たちに金払って、調べさせてもらってたんです。」
「女郎?」
「つうとも、初めはこれがきっかけで出会ったんです。」
「・・・」
「乳の岩かもしれへん患者さんがいらっしゃるんですよね?
 私にも、その方を調べさせてもらえまへんやろか。」
「・・・いや、先方からは、これ以上調べて欲しいとは
 言われてませんし。」
「・・・らしゅうおまへんな。
 切るな言うても切るのが南方先生でっしゃろ?」
「・・・」
「もういっぺん、調べてみまへんか?」
「・・・」
「ほんまに岩やったらあれですけど、
 岩やないってわかることもあるわけですし!」
「・・・」

吉原 鈴屋
乳房に異変を感じ触れてみる野風。
野風の手は濡れていた。
「なぜ・・・。」

「花魁。南方先生より、文でありんす。」
禿(かむろ)が声を掛ける。

仁友堂
写真を見つめる仁。
「ガンじゃないことだってあり得るんだよな。」
とそう呟き・・・。

鈴屋
野風を診察する仁。
仁に続いて、佐分利も触診する。
野風は二人の医師の表情を見つめ・・・。

「野風さん、乳より汁などが出たことはありますか?
 乳首の周りを押したりした時などに。」と佐分利。
「・・ありんす。」
「しこりは固く、周囲と癒着があります。
 熱や疼痛もなく、その他の様子からも、乳瘍とは思えまへん。
 まだ、脇の下にしこりは見えまへんが、
 乳の岩特有の汁も出る。
 私の経験では、まず岩に間違いありまへん。」
「・・・」
「そうとも言い切れないんじゃないでしょうか。」
仁がそう言うと、野風は驚いたように仁を見つめる。
「乳頭分泌は悪性の岩に限ったことではありませんし、
 良性なものであれば、取り出す必要もないでしょうし。」
「先生・・間違いなくタチの悪い岩ですって!」
仁を見つめる野風。
「・・乳房にメスを入れるというのは大変なことなんです。 
 切ることになれば、身請け話も潰してしまうことに
 なるでしょうし。」
「・・・」静かに微笑む野風。
「私には・・まだ判断が。」
「しかし!」
「南方先生がそう仰るなら、切らぬ方が良いのでありんしょう。」
仁を見つめながら静かにそう語り微笑む野風。
仁はそんな野風を見つめ・・・。

帰り道
「・・・私の見立ては信用してもらえへんってことですよね。」
「そうじゃないんです。
 確定が出来ない以上、私に切る勇気がないってだけで。」
「だからそれはつまり、信用してもらえなかったっちゅー
 ことですよね。」
「・・・」
佐分利は仁を置いて足早にその場を立ち去ってしまう。

ペニシリン製造工場
「この間、打ち明けられたのですが、
 佐分利殿は以前、華岡流にて学び、
 乳の岩の研究が、合水堂の当主・華岡良平先生に認められて、
 あの若さでなんと、免許皆伝になったそうでございます。
 が、ある時、研究に協力した女郎から、
 乳の岩の手術を頼まれまして、
 まあ、手術には成功したのですが、その女郎、感染症が元で
 亡くなってしまったそうでございます。
 佐分利殿を面白く思わない者たちに、ここぞとばかりに
 人斬り医者、とやられたそうで。
 身の上を隠し、逃げるようにこちらに来たそうでございます。」
と山田。
「佐分利先生は、私の為に身の上を明かす決心を?」と仁。
「ええ。
 手術となればエーテルより深く長く効く麻酔が必要であろうと、
 既に、華岡流秘伝の麻酔薬、「通仙散」を作る準備を始めて。」
「秘伝のものなんか、いいんですか!?」
「佐分利先生は、以前の腑分けのことを、償いたいのだと思います。」
「・・・喜ばれるでしょうね。」仁が微笑む。
「え?」
「緒方先生。
 生きて、いらしたら・・・。」

黒米いなりの茶屋で酔いつぶれる佐分利。
佐分利が残した酒を舐めようとした喜市が茜に叱られる。

佐分利の資料を読む仁。
何かの物音に振り返ると、咲の重箱に気付く。
「・・・もういないんだよな。」

橘家
お重を置いてあった場所を見つめる咲。
そこへ恭太郎がやってきた。
「坂本殿から連絡がないか、先生に聞きにいこうと思うのだが、
 共に、」
「行ってらっしゃいませ。」
「・・・」

吉原
「何ゆえのご登楼で?」と初音(水沢エレナ)。
「妹に、縁談がきた。」
「・・・」
「良い話だ。
 家格は当家よりも上。人物も申し分ない。
 何より、咲を気に入ってくださっている。
 が・・・咲には別に慕っている男がおる。」
「・・・」
「あいつの性分では、上手くやれぬ気がする。」
「もしや、あちきに仕返しに?」
恭太郎が笑う。
「とはいえ、実際はもう断れる時期ではないのじゃ。
 どうしたものかと思っての。」
「あの方なら、どうなさりんしょうか。」
「?」
「あの、奇策の得意な。」
「・・・」
初音の言葉に、恭太郎は龍馬の顔を思い浮かべ・・・。

初音を慕っていた恭太郎が、
妹の縁談話を初音に。
身分も申し分ない、とまるで自分と初音のことを皮肉るよう。
お茶目さなのか、天然なのか?
そして初音は、恭太郎がずっと嫌っていた龍馬のことを
思い出すとは。
なんだか不思議なシーンでした。


仁友堂
龍馬の草履を見つめる仁。
「なんかいつの間にか一人だな・・・。」

草履(?枯葉?魚?)が川を流されていく。

朝、林道を歩く仁。

『緒方先生の墓参りに行ってきます
 夕刻までには戻るつもりです
 南方仁』

山田が仁の手紙を読んでいると、佐分利がやってきた。
「二日酔いか。」

仁が歩いていた林道、横道から着物の裾を上げた男の足のアップ。
仁とは別の方向へと歩き出す。
龍馬!おかえり!!


製造工場
「ORSじゃ。」山田が茶碗に注いだORSを佐分利に渡す。
それをゴクっと飲み干す佐分利。

そうそう!二日酔いにはコレ!(笑)
持っていき方が上手いな〜!


「南方先生とて人間なのだ。
 自信の無い時もあられよう。」と山田。
「・・・」

「や、山田先生!あれは!!」
そこに立っていたのは・・・

「坂本殿!?」と山田。
「おぉ!久しいのう!!」と龍馬。
「ま、真に坂本殿でありますか!?」
「土産じゃ。」龍馬は山田に干物を渡す。
「行方不明になられたと聞いておりましたが。」
「おぉ。刺客に襲われ川に落ちたんじゃけんど、
 気付いたら海近くの漁師小屋におっての。
 出される魚が絶品での!
 つい、土佐を思い出し・・・」

(回想)
漁師小屋で目覚めた龍馬に驚く子供達。

おいしそうに魚を頬張る龍馬。
「土左衛門起きたんだって?」女の声。
「・・・」
(回想終わり)

「出てくる女子は、浅黒いハチキンで
 こらまた土佐を思い出し!!」

(回想)
宴会で盛り上がる龍馬たち。
(回想終わり)

「いつの間にか、こんなに日が経ってしもうたっちゅうわけじゃ。
 アッハハハハハ!」
「浦島太郎か・・。」
「で、南方先生は?うん?」
「・・・」
「どうしてるがじゃ。」

緒方洪庵の墓前
「緒方先生。
 私は今まで、未来のことをあまり考えないように
 してきました。
 目の前の命を救う事だけを正義として。
 だけど・・・
 今私は・・・
 野風さんの乳がんを見て見ぬ振りをしようとしています。
 理由は・・・ただの身勝手です。
 野風さんは多分、私の婚約者だった未来という女性の祖先で、
 野風さんが身請けに行かなければ、
 未来は生まれなくなるかもしれないんです。
 ・・・咲さんに軽蔑され、
 龍馬さんには、未来が生まれなくなって一体誰が
 悲しむんだと言われ、
 佐分利先生の気持ちを踏みにじり、
 野風さんの気持ちに甘え・・・
 最低です・・・私は。」
そう語り、写真を見つめる仁。
「だけど・・・やっぱり出来ませんよ。
 ・・・できないです、私には。」

仁の様子を見守っていた誰かがそっと立ち去る。
仁はその物音に振り返るが・・・。

複雑な表情で寺を立ち去る龍馬。

勝邸
「のう、先生。
 例えば、目の前で先生の子が死にかかっちょる。
 けんどその子を助ければ、代わりに先生の別の子が殺される。
 そん時先生は、目の前の子を助けるかえ?」
「俺はそんな下手は打たねーよ。」
「例えばじゃ。」
「いっそ、誰かに決めてもらおうかな。」
「決めてもらう!?」
「銭を投げてもらって決めるとかな。
 どっちを取っても後悔が残るんなら、
 運を天に任せるのも一つの手さ。」
「・・・」

吉原を歩く仁。
人々の声が耳に入ってくる。

「今日は野風花魁は?」
「今日がしまいの宴だってよ。寂しくなるなぁ。」

鈴屋では野風の為に宴が開かれていた。
「ありがとうな、野風。 
 御家紋の妾になるんだぞ。
 女郎としては最高の栄華。
 お前のお陰で、これから又みな夢が見られる。」と彦三郎。
「菩薩にはなれんしたけんどなぁ。
 行きとうないと、居座っておりんす。
 煩悩が・・・。」
野風はそう言い、自分の胸に手を当て・・・。

鈴屋の前で店を見つめる仁。
突如、背後から誰かに胸をもまれる。
「ちょっちょっちょ!!」
慌てて振り返ると、龍馬がいた。
目をこすって確認する仁。
「ダッハッハッハッハ!」龍馬が豪快に笑う。
「龍馬さん・・ですよね?」
「ほれ。足もついちょるでよ。」
「本当に龍馬さんですか!?
 嘘ついてるんじゃないですよね。」
体をあちこち触れて確認する仁。
「こそばいな。ワン!わしは犬やないぜよ。」
「今までどこにいたんですか!」
「漁師んとこで、世話になっちょったがぜよ。」
「漁師って・・あ!江戸の漁師ですね!」
「・・・」
「・・・」
「先生、ちくっと。」
仁の手を引き歩き出す龍馬。
「龍馬さん!どこ行くんですか?
 龍馬さん!待ってくださいって。
 何なんですか、龍馬さん。」
路地に入ると龍馬は突然土下座をする。
「野風を、助けとおせ!」
「・・・」
「聞いたがじゃ。
 野風が、乳の岩かもしれんがじゃろ?」
「・・・」
「先生が、迷う気持ちはわかる。
 けんどここは一つ、どうかわしの為に、
 しゅじゅちゅを、してくれんかい。」
「わしの、為?」
「わしゃ考えたぜよ。
 ここで、野風の乳を切れば、野風の身請けが流れる。
 女郎としても、お払い箱になる。
 さすがの野風も、この先頼りのうなるろ?
 そこでワシの出番じゃ。
 こう言うがじゃ。

 乳なんぞ、あろうがなかろうが構わん!
 わしがおまんの面倒を見る!

 これは効く!さすがの野風も、ははぁと言って落ちるぜよ。
 ちゅーわけで先生、頼む!」
「・・・龍馬さん、お気持ちはわかりますが、」
「やかましいがじゃ!
 切れっちゅーたら、切れ!」
「・・・」
「いいかえ?
 切ってち、いい言うがは、わしじゃ。
 先生はただ黙って、わしの頼みを聞けばいいがじゃ。
 しゅじゅちゅの後の事は、何が起ころうとも
 なんもかんもぜーーんぶわしのせいじゃ。」
「・・・」
「・・・わしのせいじゃ。」
「・・・」
「そやき・・・野風を、助けとうせ。」
「・・・」

龍馬さん、何て凄い人なんでしょう。
勝先生が言ったように、迷っている仁の為に
龍馬が決めて、その後の不安も取り除こうとしてくれて・・。


茶屋
火消しの辰五郎(中村敦夫)と話す仁。
「辰五郎さん。」
「うん?」
「前に、好きだった女性のいる家を、そうとは知らずに、
 火事を食い止めるために壊したって。」
「ああ。」
「もし。その人が家にいるのを知っていたら、
 壊しましたか?」
「そんなもん知るかよ。」
「・・・」
「ただ・・・
 あいつは壊せって言ったかもしんねーな。」
「・・・」

帰り道、仁は病院の屋上で未来と交わした会話を思い浮かべる。
(回想)
「本当にいいのか?未来。」
「これが成功したら、何千人もの人が、
 これから希望を持つことが出来る。
 もし、失敗しても、その礎となれるのなら、
 この手術は無駄じゃない。」
(回想終わり)

そして仁は一歩踏み出し・・・。

製造所
「通仙散の処方をお願いします。」
仁の言葉に驚く佐分利。
「お願いします。」
「・・・はい!!」

鈴屋
「悪性のものやった場合、一旦成功したとしても、
 再発や転移することもあり得ます。
 それでも手術を受けてもらえますか?」と佐分利。
「もし、上手くいかずとも、
 あちきの手術は、先生方のご研鑚の一つと、
 なりんしょうか?」
「もちろんです!」と佐分利。
「・・・あちきなぞが、医術のお役に立てるのなら、
 これ程の喜びはありんせん。」
そう言い仁を見つめる野風。
「この命・・・お預けしんす。」
「はい。」と仁。
急に涙ぐむ野風。
「ごめんなし。
 ちいと気が緩み・・・。」
「・・・治しますよ。野風さん。
 全力で。」

仁に手術を託した未来の気持ちと野風の気持ちは
同じような想いだったんですね・・。


仁は野風の手術のことを鈴屋夫妻に伝える。
「冗談じゃないよ!
 身請けはご破算!
 乳も切るじゃ、うちはいいとこなしじゃないか!」と女将。
「あの子には、随分馴染みを増やしてもらったし、
 これ以上、欲はかきますまい。
 あの子を、よろしくお願いします。」
彦三郎の言葉に仁は頷く。

部屋の外では野風が穏やかな表情で手を合わせていて・・。

白無垢を着た野風が鈴屋を出ていく。
「長らく、お世話になりました。
 では、皆さま・・・おさらばえ。」
野風は穏やかに微笑むと、大門まで続く道を練り歩く。
「白無垢で出ていくとはね。」と女将。
「野風らしいことだよ。」と彦三郎。

「あたい、菩薩になるよ。」そう誓った幼い頃の自分。
仁との出会い。
仁の為に祈ったこと。
仁の為に泣いたこと。

大門の前で足を停める野風。
門を出た野風は、晴れやかな表情で青空を見上げる。
「・・・あんれ。」
ぽっくり下駄を脱ぎ、素足で地面に立ち、
そしてもう一度空を見上げる。
「空がちょいと、高うなりんした。」
そして野風は歩き出し・・・。

野風の身請相手の屋敷
「傷物など狙い下げじゃ。
 しかし三隅。
 そちは岩を全く見抜けなかったと?」と野風の身請け相手。
「お言葉ながら、あの時は、南方医師も気付かず、」と三隅医師。
「藩医を続けたくば、計算を積め!」
「ははぁ!!
 ・・・この屈辱、忘れぬぞ、南方め!!」

おでこに砂利がつくほどひれ伏していた三隅医師の恨みが
怖いですね。


仁友堂に野風がやってくる。
「不束者でござりんすが、よろしゅうお願いしんす。」
「はい。」

橘家
結納の準備に追われる栄と咲。
そこへ、佐分利がやってくる。

「置いたままの薬や器具ぐぉ取って来いって。
 あ、これも。
 ご馳走さまでしたって。」
佐分利が咲に重箱を返す。
「・・・手術でもなさるのでございますか?」
「野風さんの乳の岩を。」
「手術することになったのでございますか!?
 あの、いつ!?」

仁友堂
写真を見つめる仁。
野風の姿はまた消え始めていた。
仁は写真を木箱に入れ、蓋をする。

仁のことを思いながら崖へと歩く咲。
咲は仁が野風を見殺しにしようとしている、と言ってしまった
ことを後悔していた。
崖には、仁がいた。なぜか穴を掘っている。
仁が咲に気付く。
「・・・何をなさっているんですか?」
「あ・・
 写真・・・埋めようと思って。」
「埋めるとは?」
「野風さんの手術をすることになったんですが、
 手術前に見ちゃうと、また決心が鈍るかもしれないんで。」
「・・・申し訳ございませぬ。
 後先も考えず、勢いで軽々しいことを申し上げ、
 先生が、どれ程のお気持ちで・・・」
「咲さんに言われたからじゃないですよ。
 もしかしたら、未来が生まれなくなるとは限らないと思ったんです。」
「・・・」
「手術が終わったあと、意外に元に戻っていたりとか、
 未来が子どもになっていたりとか、
 私が手術されるほうになっていたりとか、
 元々こんな信じられないことが起こっているわけですから、
 何が起こってもおかしくないと思ったんです。
 ・・・って言いながら埋めちゃうんですけどね。
 私は臆病ですから。」
「・・・神は乗り越えられる試練しか与えません。」
「・・・」
「試練のあとには・・・きっと・・・
 素晴らしい未来が。」
「・・・ありがとうございます、咲さん。
 あ。縁談、どうなったんです?」
「・・・明日が、結納で。」
「明日?」
「・・はい。」
「・・上手く、いってるんですね。
 良かったです。」
「・・・
 では。」
咲が帰っていく。

仁友堂
「世というのは、万華鏡のようなものではないかと、
 思うことがありんす。」
「ほぅ。」野風の万華鏡を覗く龍馬。
「人という玉が、筒の中に入れられており、
 誰かの手が、それを回すのでおざりんす。
 ほんの少し回るだけで、隣り合う玉が変わり、
 すると、現れる模様もがらりと変わる。
 浮世の面白さでありんすよ。」
「その話を、いつかしてやってくれんかえ?南方仁に。
 目に見える模様は違えど、実は、中にある玉は、
 決して変わらんっちゅう話を。」

劇中使われてきた野風の万華鏡。
あれは、未来が言っていたバタフライエフェクト、
「蝶の羽ばたきがさ、地球の裏側で台風を引き起こす。」と
同じような意味を持たされていたんですね。
目に見える模様は違っても、中身は変わっていない、
と答えを導き出す龍馬が凄いです。


江戸の町を歩く仁。

「助けても、助けられなかった人たち。
 俺ごときが何をしようと、
 生まれるものは生まれ、
 死ぬものは死ぬ。
 だとしたら、未来が生まれないということだけはない。
 と、いう考えも絶対にある。」


「龍馬さん。」
「ちっくと、野風の顔を拝みに来とったぜよ。」
「明日、来られないんですか?」
「しゅじゅちゅの間待ってるっちゅうがが、わしゃどうも
 性に合わんき。」
「・・・」
「大丈夫じゃ先生。
 ぜんぶ上手くいく!」
「・・・」
「先生やったら、出来る!」
「・・・はい。」

「何の確証もないのなら、
 そう、信じよう。」


「神は、乗り越えられる試練しか与えませんから。」
仁がそう言うと、龍馬は笑顔で仁の両肩を叩き・・・。

橘家
お重と風呂敷を見つめる咲。


「?の者どもは、女郎の乳の岩のことなど知らず、
 まるで大殿様が、女郎ごときに、肘鉄砲を食わされたような
 話にしておる。
 真に由々しき事態じゃ!」
三隅はそう言い、武士らに小判の包みを渡す。
「これは、もし女郎の手術中に何かが起き、
 失敗よもすれば。」
武士の一人は小判を鷲掴みし・・・。

これは久坂玄瑞の所にいた刺客ですね?

夜が明け、野風の手術の日がやってきた。
「しこりの大きさは一寸、乳頭腫瘍間の距離も一寸、
 リンパ節さえ大丈夫なら、乳房を残す形で手術したいと
 思っています。」
「乳房を残すことなど、出来るのでございますか?」と佐分利。
「最終判断は開いてからですが、出来るだけ残したいと
 思っています。
 ではみなさん、よろしくお願いします。」

麻酔薬 通仙散を飲み干し横になる野風。

橘家
振袖の前に座る咲。

製造所
「麻酔効きました。」
佐分利の言葉にふーっと呼吸を吐き出す仁。
「始めます。」

橘家
「蒲生様の使者の方がお着きになりました。」
「・・・わかった。」と恭太郎。

「参りましょうか。」栄が咲に声を掛ける。
「・・・はい。」

製造所
乳房に印をつける仁。
「よし。咲さん、・・・」

橘家
咲はなぜか仁の声が聞こえたような気がし・・・。

製造所
仁は乳房にメスを入れ・・・。

橘家
蒲生の待つ部屋の前で考え込む咲。
「・・・」
「咲?」
咲は泣いていた。
「母上・・申し訳ございませぬ。」
咲はそう言い、ふすまを開ける。
「兄上、そしてお師匠様、相済みませぬが、
 この結納の品をお受けすることは出来ませぬ。」
「咲!何を!」
「私には・・・参らねばならぬところがございます。
 ある方の汗を拭きに、参らねばならぬことがございまして、」
「橘殿!!一体これは!!」

「このうつけ者が!!」
恭太郎は咲を掴み、庭に連れ出す。
「自害せよ!」
「・・・」
「恭太郎!」栄が叫ぶ。
「女だてらに医術に夢中になり、
 ようやくまともになったかと思えばこのざま!!
 今日という今日は許さん!」
咲の短剣を抜く恭太郎。
「自ら出来ぬと言うのなら、」
咲の手に短剣を握らせる恭太郎。

「橘殿!何もそこまでせずとも!!」

「行け、あとは私が何とかする。」
恭太郎が小声で咲にささやく。
「兄上・・」
「お主の面など、二度と見とうはないわ!!」
咲は橘家を飛び出していき・・・。

野風の手術は順調に進み、悪性の腫瘍を摘出。
周りの部分とリンパ節の摘出に取り掛かる。
汗が目に入り、袖で拭う仁。

そこへ、武士が5人やって来る。
「お武家様、一体、」と製造所を守る医師たち。
「我が藩のお殿様に恥をかかせた女郎がここに匿われていると
 聞いた!」
「何を、」
山田が阻止しようとすると、武士は刀の柄で腹を突き・・・。

武士たちは必死に止めようとする山田ら医師を取り押さえ、
手術が行われている奥の部屋の戸を突き破ろうとする。

出血が酷く、止血を試みる仁たち。
外の騒動にも気を取られ・・・。
その時!
「おやめくださいまし!!」
咲が駆けつけた。

「何人たりとも、消毒することなく手術室に入ることは
 許されませぬ!」
「・・・」
「ここは医者の聖域にてございます!
 何人たりとも、許可なく入ることは叶いませぬ!
 どうぞお引取りを!」
「女の出る幕ではないわ、どけ!!」
武士の言葉に咲は短剣を抜く。
「どうしても入ると仰るのなら、
 ここで命を絶ちます!」
「・・・」
「どちらのご家中かは存じませんが、
 このような所業は討ち入りも同然!
 あなた方もご覚悟召されませ!」

「咲さん・・」と仁。
「どうします?先生。」と佐分利。
「・・・続けます。」

小刀を自分の喉元に突き立てる咲。

「止血完了。
 このあと一部リンパ節隔世。
 ドレイン後、縫合に入ります。」

「脅しじゃ。自害など出来るわけがない。」
「・・・」
小刀を喉元に近づける咲。
刃先が喉に触れてしまい、一瞬動揺する。
「やはりな。」
「脅しではございませぬ!
 脅しではございませぬ!!」
咲が小刀を喉に強く当てようとしたとき、
手術室の扉が開く。
「何の御用でしょうか!」
「我が藩の殿を侮辱した女郎を渡していただこうか。」
「大殿様が彼女を捕らえると仰ったんですか?」
「・・・」
「鈴屋さんからは、乳の岩の件を申し上げたところ、
 残念だが仕方ない、養生するようにと温かい言葉を
 頂いたと聞きました。
 これは、本当に大殿様のご指示なんですか?」
「・・・」
武士たちが帰っていく。

ほっとしてその場に座り込む咲。
「咲さん!大丈夫ですか?」
「大丈夫です。」
「咲さん、首!」
「このくらい、なんとも・・・。」
「・・・今日って、結納じゃ?」
「・・・」
「・・・もう・・もうあんまり、無茶ばっかりしないで下さいよ。」」微笑みあう二人。
「それから・・咲さん。、
 本当にありがとうございました。」
「はい。」

野風を見守る咲。
「あれ?南方先生は?」佐分利が聞く。
「さあ。」
咲はそう答えると窓の外を見つめ・・・。

仁は崖に埋めた写真を掘り起こしていた。

「俺はあらゆる想像をした。
 未来が消えてしまっている以外の、あらゆる未来を。
 試練のあとには必ず、素晴らしい未来があるはずだと、」

木箱を掘り起こし、蓋を開けてみると・・・。

「・・・え?」

野風が目を覚ます。
「野風さん、お目覚めでございます!」咲が医師を呼ぶ。
「咲様・・なぜ?」
「咲殿、南方先生はいずこへ?」と山田。
「あ、探して伝えてきます。」

「いつも走ってばかりですな、咲殿は。
 南方先生のところへ。」
山田の言葉に野風は微笑み・・・。

夜道を提灯で照らしながら、咲はあの崖へ向かう。

仁はぼーっと夜空を眺めていた。
「・・・先生?」
「あ・・
 写真・・消えてしまって。」
「未来さんが、ですか?」
「いえ。写真そのものが、消えてしまったんです。」
「・・・」
「どういうことなんでしょうね。
 単に、未来であの写真を撮った瞬間が消滅してしまったという
 ことなのか、
 私と未来が出会うという未来そのものが無くなってしまった
 ということなのか、
 それとも・・・
 私は・・・私も未来も生まれない未来を作ってしまったという
 ことなのか。」
「・・・」
「・・・もう、何も。」
「・・・」
「わからなくなってしまいました。」
「あ・・ある日突然、出てきたりするやもしれませぬ。
 突然消えたわけでございますから。」
「・・・でもね、咲さん。
 一つだけ確かな事は・・・
 私が解放されたってことなんです。」
「解放?」
「これでもう・・・未来に一喜一憂する必要も
 ないじゃないですか。」
「・・・」
「これからは、目の前のことだけを見て、
 ただ懸命に生きればいい。
 ・・・もっとずっと・・・
 ずっと生きやすくなる。」
「・・・」
「未来のことが何もわからなくなるなんて、
 うろたえて、絶望してもいいはずなのに、
 なんか・・・涙も出ないんですよね。 
 ただそのことに・・ほっとしている自分がいるんです。
 私は・・・本当に酷い。」
「・・・」
「酷い・・・。」
「・・・酷いのは・・・私です。
 未来から解放されたという先生に、
 私は、ほっとしております。」
「・・・」
「酷い女でございましょう?」
「・・・」
「先生が酷いなら、私も酷うございます。」
咲を見つめる仁。
「・・・あちらで待っておりますので。」
「・・・ここにいてくれませんか?」
「・・・」
「いてください。」
咲は仁の隣に腰掛ける。
「・・・あ、野風さん、お気づきになられました。」
「そうですか。良かったです。」
「血色も、よろしくて。」
「良かったです。」
「はい。」
「・・・」
「・・・」
「良かったんですよね?これで。」
「・・・」
「・・・良かったんですよね。」
「・・・はい。」
「・・・良かったんですよね。」
「はい。」
「・・・」

「俺はそれから、何度も、これでよかったのか聞き、
 咲さんは頷き続けた。
 尋ねても答えても何の意味も無い。
 でも、それ以外に、俺は知らなかったんだ。
 朝を迎える方法を。」



野風の診察をする仁。
仁を手伝う咲。
そんな二人の様子に微笑む野風。
「叶いませんなぁ。」と静かに呟く。

「そして、日々は、またつつがなく過ぎていった。
 俺の頭痛も、写真も、再び現れることもなく。」


「ここを出て、どうするがじゃ。
 暫くは仁友堂でした働きでもした方がええんじゃないかい?」
龍馬が野風に聞く。
「先生がお困りになると、ふっと現れ、
 先生がさっと手を出されると、ぽんと望むものを
 渡されるのでありんすよ、咲様は。」
「ほしたら、わしんところに来るかえ?
 構わんき。
 どうや?」
「・・・坂本様は、とてつもないものを秘めたお方。
 あちきなどでは、お相手はつとまりんせん。」
「女子はみんなそう言うてわしを袖にするぜよ。」
笑い合う二人。
「けんど、おまんはまこと、それでええがかえ?」
龍馬の手を取り自分の胸に当てる野風。
「あ・・」動揺する龍馬。
「見事に、治していただきんした。
 これ以上望んでは、バチが当たりんす。」
「まっこと・・。」龍馬が笑う。

野風を見送る仁、咲、龍馬。
「何かあったら、すぐに言って下さいね。」と仁。
「では、南方先生、最後に一つだけ、お願いがありんす。」
「何でしょう。」
「少しこちらへ。」
仁が一歩歩み寄ると、野風は仁の胸元を掴んでキスをする。

「おぉ!」驚く龍馬。

「咲様。南方先生はかように、医術以外は隙だらけのお方で
 ありんす故、
 しかとお守りを。」
「・・はい!」
「・・・では、皆様・・・
 おさらばえ。」
野風の美しい笑顔に、「きっと又いつか会える」と言った
未来の笑顔を重ねる仁。
雪が降ってきた。

ゆっくりと立ち去る野風を見守る3人。
雪が降ってきた。

「野風ーーーっ!!
 まだ雪になりたいがか!!」龍馬が叫ぶ。
野風は振り返り、あっかんべーをして微笑むと、
「まっぴらごめんでありんす!」と答える。
「これからは、己の足で、
 行きたいところに行くでありんす!
 そこで誰かと出会い、誰かを慕い慕われ、
 誰よりも!!幸せになるでありんす!!
 南方先生の手で、生まれ変わらせて、
 いただいたのでありんすから。」
「・・・」
「南方先生!
 ほんに・・・
 ほんに・・・
 ありがとうござりんした。」
「・・・良かったです!!
 私は・・・あなたを助けられて・・・
 良かったです!」仁の頬を涙を伝う。
「・・・」泣きながら仁の言葉を受け止める野風。
「良かったです!野風さん!」
野風は微笑み、足早に医術所を出ていく。
雪が舞う中、仁は泣きながら空を見上げ・・・。

「水というのは、不思議な物でございますね。
 雨になったり、湯気になったり、
 氷になったり、雪になったり、
 さまざまな姿になるけれど、
 本当は、全て水。」と咲。
「・・・」
「そして、私達の目には見えずとも、
 この世から、消えてなくなることはない。」
「・・・」
「私は、そう思います。」
咲の言葉に仁は・・・。

病室、空っぽのベッドを思い浮かべる仁。

「あれは、そういうことなのか?
 そんな風に、未来も、生まれ変わって・・・。」


「ほいたら、わしも、行こうかねや。」
「龍馬さん!」
「うん?」

CM明けに、川のシーン。
この時、川に何かが落ちてきました。
一度目に見たときは雪か花びらか、と思ったのだけれど、
BGMといい、ぽちゃん、という音といい、もしかして10円玉?


崖の上
「龍馬さん。
 もしかしてもう知っているかもしれませんが・・・
 私は、」
「聞いたところでどうにもならん。」
「・・・」
「10年先、100年先を知ったところで、
 日は一日一日明けていくだけじゃ。
 一歩一歩、進むしかないがじゃ。
 わしも、先生も。
 地を這う虫のように。」
「・・・じゃあ、龍馬さん。
 また明日。」
「おぉ!また明日じゃ。」
龍馬が去っていくのを仁は笑顔で見つめ・・・。

夕陽を見つめる仁。

「未来、あそこから出ていかない俺に、
 君は本当はずっと言いたかったんじゃないだろうか。
 もう一度、歩いてみよう。
 きっと、思う以上に美しいはずなんだから。
 人生は。」


人々の暮らしを見渡しながら、江戸の町を歩く仁。

野風は塾を開き、そのちらしを配っていた。
「そこで、手習いの塾を始めんす、
 よろしゅうお願い・・」
自信なさげにちらしを配っていた野風は、勇気を出し、
大きな声で人々に声を掛け始める。
「そこで、手習いの塾を始めます故、
 よろしゅうお願いしんす、・・・
 よろしく、お願い致します!」

喜市は今日も元気に黒米いなりを販売。
「喜市、そろばんの時刻だよ。」と茜。
「あいよ!」

仁友堂
「え?私の手術が危ない言うんですか!?
 いつからあんたは仁友堂の一員なんですか?」
佐分利が玄孝(佐藤二朗)に突っかかる。
「いやいや・・」

橘家
「そう、気を落とさずとも、母上、そのうち、
 私がにぎやかに。」
「今の言葉まことでございますね!
 あなたに縁談が来ております。」
「・・・」

仁友堂作事図を広げる辰五郎。
「いいか。」
「へい!」
「よく調べてうれ。
 江戸の宝になるような建物だ。」

江戸の町を歩く仁。

洋館
外国人相手に英語で交渉する勝。
その背後では、靴を履いた龍馬が絨毯の上を飛び跳ねはしゃぐ。

仁友堂
「南方先生、額が出来たそうです。」と咲。

『為の国
 為の道』

「国の為、道に為」と書かれた額を飾る仁。
「まだ右が下がってます。
 あ、上げすぎです。」
額を直そうとしていた仁は、踏み台から転げ落ち・・。

万華鏡の模様が姿を変える。

学校
「いい?
 神様は、絶対に乗り越えられる試練しか与えない!
 これ基本だから!」
そこには、教師となった未来がいた。

「・・・いってー。」
頭の左側を抑えながら立ち上がる仁。
その時・・・(鼓動の音)
仁は頭の右側を抑え、
「え!?」と呟く。

あの胎児が目を見開き・・・。


なんとも思わせぶりな最終回!でも満足満足!
なぜならこのドラマには伝えようとするメッセージが
ぎっしりと詰っていたから。

野風の手術は成功し、未来との写真は消えてしまいました。
未来は野風と殿様の子孫だった、
でも身請けが無くなり、野風は塾を開き、
別の人と結婚し、子を産んだ。
そして未来は教師という別の職業に就き、
子供達に授業を教えていた。

職業は違ってはいるけれど、未来は未来。
水のように姿は変わってしまっても、水は水、という
咲の説明に仁同様私も納得しました。

それに、運命はそう簡単には変わらない。
教師になった未来と仁は、再び出会うのだと思います。

第1話、一番最初のシーンは、未来のモノローグでした。

「私達は、当たり前だと思っている。
 思い立てば、地球の裏側にでも行けることを。
 いつでも、思いを伝える事が出来ることを。
 平凡だが、満ち足りた日々が続くであろうことを。
 闇を忘れてしまったような夜を。
 でも、もし、ある日突然、その全てを失ってしまったら。
 鳥の様な自由を。
 満たされた生活を。
 明るい夜空を、失ってしまったら。
 闇ばかりの夜に、たった一人、放り込まれてしまったら・・・。
 あなたはそこで、光を見つけることが出来るだろうか。
 その光を、掴もうとするだろうか。
 それとも、光なき世界に、光を、与えようとするだろうか。
 あなたの、その手で。」

恋人を自分の決断で植物状態にしてしまった仁は、
その苦しみを抱えながら、多分心は死んだまま、
時の川に身を任せて漂うように、
「当たり前の毎日」をただ何となく生きてきた。

そんな仁が、ある日突然、全く別の世界に放り込まれてしまった。
そこで仁は、少しずつ現実を受け止め、
「光(自分のするべき事)を見つけ出した。
そして、写真を無くしてしまったことで、
自分が未来に与える影響から解放され、
江戸で生きる覚悟を決めた。
自分の手で、光なき世界に光を与えようと動き出した。

主演の大沢さんは、仁の迷い、苦しみ、弱さ、優しさ、
そして強さ、全ての感情を一つ一つ丁寧に演じられていて、
医者が江戸時代にタイムスリップ、という
突拍子もない、非現実的なストーリーなのに
感情移入して見ることが出来ました。

そして大沢さんの演技を支えた周りの共演者さんも
みな、魅力的でした。
特に素晴らしかったのが、龍馬を演じた内野さん。
今までドラマで沢山の龍馬を見てきましたが、
内野さんの龍馬が一番!
本当に坂本龍馬はこんな人だったんだろうな、と
思ってしまうほど。
ますますファンになりました。
ホームページトップの笑顔もまた素敵!

野風役の中谷さんも素敵でした。
わがままでプライド高そうな花魁が
仁に惹かれていく様子、切ない恋心、
雪になって仁の肩に乗ってついていきたいという切ない思い。
それを龍馬に問われた時のあっかんべーと、
自分の足で歩いていく、という決意を告げるときの声の表情。

咲を演じた綾瀬さん。
『ホタルノヒカリ』でのコミカルな演技がハマって
いましたが、咲の一途さ、真っ直ぐさを丁寧に演じて
下さいました。

小日向さん、武田さんらベテラン俳優さんの演技にも
魅せられました。
麻生さん演じる栄のキャラも大好きでした。
小出さんの涙にもやられた!


それにしても、絶対最終話で再登場すると思っていた
山本耕史さんや原千晶たち。
この使い方、もったいなさ過ぎ!
含みを持たせた終わり方も気になります。

胎児のアップで終わりましたが、
今回胎児はホルマリンの瓶の中にいなかったような・・。
「痛い」と抑えた頭は左側。
ドクン、と心臓の鼓動のようなBGM。
その後、「え・・・」と頭の右側を抑える仁。
頭痛、というわけでもなさそうです。
もしかして、胎児が自分の頭の中にいる、と気付いたのか!?

そして舞台は龍馬暗殺事件へ!?
続編を期待しちゃいます。

スタッフさん、キャストのみなさん、素晴らしい作品を
ありがとうございました。



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第1話
・未来モノローグ
「私達は、当たり前だと思っている。
 思い立てば、地球の裏側にでも行けることを。
 いつでも、思いを伝える事が出来ることを。
 平凡だが、満ち足りた日々が続くであろうことを。
 闇を忘れてしまったような夜を。
 でも、もし、ある日突然、その全てを失ってしまったら。
 鳥の様な自由を。
 満たされた生活を。
 明るい夜空を、失ってしまったら。
 闇ばかりの夜に、たった一人、放り込まれてしまったら・・・。
 あなたはそこで、光を見つけることが出来るだろうか。
 その光を、掴もうとするだろうか。
 それとも、光なき世界に、光を、与えようとするだろうか。
 あなたの、その手で。」
・運び込まれた男
 年齢は、30代から40代、身長は180センチ程度。中肉。
 血液型はA型のRH+。
 患者の傷は、何か鋭利な刃物で頭部を切りつけられたもの。
 頭蓋骨骨折と、急性硬膜外血腫を起こし、緊急手術。
 顔面に無数の打撲傷。
 胎児の形をした腫瘍。
・未来の好きな言葉。
「神は、乗り越えられる試練しか与えない。」
・野口の言葉
「医者は患者の為にその恐怖と、戦うべきなんじゃないんですか?
 一緒にその恐怖と戦うから、尊敬されるんじゃないんですか?
 先生って呼ばれるんじゃないんですか?
 失敗して傷つかない人間なんていないですよ。
 先生は卑怯です。
 先生のやり方は、自分の代わりに他人に傷ついてもらっているような
 ものじゃないですか。」
・謎の声
「戻るぜよ、あん世界へ。」
・仁、文久2年(1862年)へタイムスリップ
・仁モノローグ
「あいつがいれば戻れるはずだ。
 あいつに連れてこられたようなもんなんだから。」
・斬られた恭太郎
「・・・それが私の、寿命なのです。」
・恭太郎の開頭手術、タエの額の縫合手術

第2話
・コロリ(コレラ)との戦い
・バタフライエフェクト、蝶の羽ばたきがさ、地球の裏側で台風を引き起こす。
・江戸の人々と触れ合うたびに、仁は本気でこの命を救いたいという思いを
 取り戻していく。

第3話
・文久2年(1862年)秋
・喜市や山田純庵をコレラから救う。
・仁がコレラに感染。咲の懸命な看病。
・タエは辻斬りに遭い亡くなってしまう。
・仁は拒んでいた髷を結い、江戸で生きていく覚悟。

第4話
・未来と仁の2ショット写真『2007.10.13』
・彦三郎の慢性硬膜外血腫の手術
・恭太郎、初音と出会う。
・野風の彦三郎への恩。
・揚げ出し豆腐

第5話
・野風、仁に夕霧の診察を頼む。
・痩毒(そうどく=梅毒)
・ペニシリンの製造過程を思い出したきっかけは咲の油落とし。
 製造方法を教えたのは大学時代の未来。

第6話
・医学館(漢方医学)VS医学所(西洋医学)
医学所(蘭方医)には松本派と弟子、緒方派と弟子。
医学館(漢方医)には多紀派と福田ら弟子たち。
・伊東派の首に痣がある医師。
・この時点で仁、江戸で半年以上過ごしている。
・「南方大明神」の札
・腑分け=解剖
・仁モノローグ
「俺の招いた歴史の混乱」
・仁モノローグ
「俺には、この世界に対する執着がない。
 だから、指針などないような、仏のようなことが出来るけど、
 だからこそ、きっと、何一つリアルに感じられないんだ。
 俺はもう本当に・・・死んでいるのかもしれないな。」
・命を狙われる仁。野風が咲に知らせ、咲が救う。
・平成二十二年の10円玉

第7話
文久3年(1863年)5月〜文久3年(1863年)6月
・天命
「ご判断を急ぐ必要はないのではないでしょうか。
 いつか、天命も参りましょうし。」
「天命?」
「人には、いかに生きるべきか、天命を授かる時が来るといいますから。」
「もし、いつか、本当に天命なんてものが空から降ってきたとして・・・」
 天命=あの胎児?
・ヤマサ
・1863年7月25日洪庵死去

第8話
文久3年(1863年)8月
・小さな盃、人の器、形見の器
・初音の敗血症、新しいペニシリン


第9話
・火事
・火消しの心意気、医者の心意気 
・新しい医術道具
・消えてしまう未来の写真。野風と未来の関係



【キャスト】

南方 仁 … 大沢 たかお
野風・友永 未来 (2役) … 中谷 美紀
橘 咲 … 綾瀬 はるか

橘 恭太郎 … 小出 恵介
佐分利 祐輔 … 桐谷 健太
山田 純庵 … 田口 浩正
タエ … 戸田 菜穂
喜市 … 伊澤柾樹

千葉重太郎 … 平山浩行
鈴屋彦三郎 … 六平直政

初音 … 水沢エレナ

緒方 洪庵 … 武田 鉄矢(特別出演)
濱口(石丸謙二郎)

新門 辰五郎 … 藤田 まこと(特別出演)

野口元 … 山本耕史
杉田 … 戸次重幸

伊東玄朴

松本良順(奥田達士)
福田玄孝(佐藤二朗)
多紀元えい(相島一之)

夕霧 … 高岡 早紀
鈴屋 彦三郎 … 六平 直政
橘 栄 … 麻生 祐未
勝 海舟 … 小日向 文世
坂本 龍馬 … 内野 聖陽


【スタッフ

原作 … 村上もとか『JIN-仁-』(集英社「スーパージャンプ」連載中)
脚本 … 森下佳子
演出 … 平川雄一朗/山室大輔/川嶋龍太郎
プロデュース … 石丸彰彦/津留正明
音楽 … 高見優/長岡成貢
主題歌 … 「逢いたくていま」MISIA(アリオラジャパン)
音楽プロデュース … 志田博英
医療指導・監修 … 酒井シヅ(順天堂大学 医学部医史学 名誉教授)
冨田泰彦(杏林大学医学部 医学教育学 講師)
歴史監修 … 大庭邦彦(聖徳大学 人文学部 日本文化学科 教授)
土佐弁監修 … 橋尾直和(高知女子大学 文化学部 教授)
時代考証 … 山田順子
制作著作 … TBS



大沢 たかおさんの主な出演作品



中谷 美紀さんの主な出演作品



内野 聖陽さんの主な出演作品




タグ:JIN -仁-
00:50 | CM(10) | TB(2) | JIN -仁- | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
以前、仁だけ内容が読めない(ToT)と書いた者です…
こちらにお引っ越しして下さってから、読めるようになりました(^-^)v
ご迷惑おかけしましたm(_ _)m
もぅ今回は涙々で大変な最終回でした! 私のツボはなぜか火消しの親分がいった『でもあいつなら倒せっていったかもな』でした! 自分の身よりも何人もの方の命を… と言える方だったと(ToT)
咲さんのお兄さんにもやられましたぁ! 自分が激昂し、追い出したかのようにするなんて!しびれました☆
野風との別れのシーンはあまりに綺麗すぎて泣きながら見とれてしまった感じでした!
本当に続編がありそうな終わり方でしたね♪ もしそうならすごい楽しみですo(^o^)o
これからもこちらにお邪魔しますのでよろしくお願いします♪

Posted by さぼさぼ at 2009年12月24日 02:07
ちーずさん、みなさんこんにちは。

ちーずさん、「JIN−仁ー」終わりましたね。最終話までレビューお疲れ様でした。
くわしい内容に気付かされることも多く、ちーずさんの感想も楽しく読ませていただいております。

龍馬が生きていて良かったです。龍馬は本当に懐の大きい方ですね。内野さんは、「ゴンゾウ」で私のなかで大ブレイクしたのですが、今回も素敵でしたね。

野風の病気も治り、未来は教師に。ちーずさんの解釈にすごく同感しました。未来は未来なのだから、きっとまた、仁と会える!!

さぼさぼさん・・・私も咲ちゃんのお兄さんにはやられましたぁ(笑)カッコ良かったですね。何て妹想いなお兄さんでしょう。

その咲ちゃんのことが気がかりなのですが、仁は江戸で生きる決心をした。その仁が必要としている咲ちゃん。結納を蹴ってまで駆けつけた咲ちゃんに男だったら責任とって一緒になってもらいたいのですが・・・そして子孫の仁が、未来と出会う。(願望ですぅ。)

毎回楽しみにしていたJIN−仁ー、映画化の噂もでていますが、続編あれば良いですね。







Posted by 瑞穂 at 2009年12月24日 11:27
いつもありがとうございます。既に修正されているかもしれませんが2点:
@「あちきの手術は、先生方のご計算の一つとなりんしょうか?」は『ご研鑚』では?
A「あの、気さくの得意な。」は『奇策の得意な』では?

Posted by sigma2 at 2009年12月24日 22:43
ちーずさんこんばんは、色々と妄想してきた自分ですが、タイムスリップや胎児の謎を残しながらのラストは納得いくものでした!野風の手術をして未来との写真が無くなったあとの仁の考え方の葛藤や現在を生き抜く決意は今の世を嘆く世代と、その時代を生き抜くテーマを感じました!恋人の未来の言葉を中心にリンクし仁や喜一、咲と回る言葉の美しさ、「おさらばえ!」のひとつひとつのセリフを大事にした良い脚本でした!花魁言葉と町民、現代の仁の言葉が生かされていましたね!

まずは仁、恋人の未来を植物状態にしてしまった事に苦悩し閑職を選んでしまった仁、そんな生き方や仁に託す気持ちが起こしたタイムスリップだったのかな?未来の存在、未来の回復を願うあまり野風の手術にしり込みする仁、佐分利の判断に同意できない微妙な表情が素敵でした!

豪快でひょうきんな龍馬を演じた内野さん、仁の苦悩を吹き飛ばす大きな男を好演、龍馬が居なければ、このドラマが成り立たなかったのかも!緊迫したシーンでおどけた演技がひかりました!

野風を演じた中谷さん、女郎という立場で仁への想いを心にしまう切なさ、花魁を毅然とした態度で演じ夕霧を守ったり初音のために貯めたお金を使おうとしたり素敵な女性を演じてくれました、彦三郎との絆も良かったです!

そして咲を演じた綾瀬さん、くるくる変わる表情、時にはうろたえながらも病気に立ち向かう態度、仁を慕い仁の後押しをし未来の存在に戸惑いながらも強い女性を演じてくれました!優しい兄の恭太郎や怪演された麻生さんの栄との絡みも感動的でした!

脇をかためた役者さんたちも適材適所で役にはまっていてドラマの世界にどっぷりと入り込んでしまいました!
Posted by けた at 2009年12月25日 18:45
Merry Christmas!

★さぼさぼさん★
見られるようになって良かったです♪
火消しの親分の言葉も、とても深かったですね。
火消しとしての正義感を押し出すのではなく、
彼女ならきっとそう言っただろう、という言葉。
きっと、自分の手で愛する人を殺してしまった
大きな悲しみを、
そう思うことで乗り越えてきたのでしょうね。

またお待ちしています!

★瑞穂ちゃん★
私も『ゴンゾウ』で内野さんの大ファンになりました。
どんな役を演じても魅せてくださる俳優さんですね!
未来から解放された仁は、きっと咲を愛したのだと思います。
そして江戸時代を生き抜いて、未来は変わり・・・。
その辺を続編で見てみたいです。

★sigma2さん★
訂正ありがとうございます。

★けたさん★
本当に素晴らしい作品でしたね。
野風の「おさらばえ」、仁の「はい」
同じセリフでも、状況によって表情、声のトーンが
全く違う!

タイムスリップというSF物語でしたが、
今を生きる私達に対して、大切なメッセージを
伝えようとしてくれていました。

Posted by ちーず at 2009年12月25日 20:13
ちーずさん、こんにちは。
これはどんなに賞賛してもし尽くすことはできないと思うので、簡単に言うとですね、殿堂入りです!
喜市役や少女時代の野風役の子役から黒米いなりのいなせな姉さん、初音、田之助など、端役ちょい役に至るまで、すべて素晴らしい役者を揃えてくれたと思います。
主要な登場人物ももちろん素晴らしく、ひとりひとり挙げていけばちーずさんのレビューより長文になってしまいそうです。2000年代に入ってちょうど10年が経過しましたが、00年代最高の男優と女優を一人ずつ挙げろと言われれば男優賞は迷わず内野聖陽へ贈り、女優賞は志田未来とどっちかなと迷いながらも綾瀬はるかに贈ることになると思います。
まるで来週もふつうにありそうな終り方でしたが、続編やってほしいですよね。原作が連載中なのでむずかしい部分も多々あると思いますが、Dr.コトーは続編をやったのは3年後のことだったので、それくらいなら待てます。また、何なら原作と離れても構わないのかなとも思います。大河との微妙な気まずさもあるでしょうから、来年中の続編はないでしょうね。あまり映画化は好みません。
1月からのドラマにもの凄く物足りなさを感じやしないか心配です。JINは大満足のドラマでしたから。
Posted by マンデリン at 2009年12月25日 20:49
マンデリンさん、こんばんは。

内野さん、素晴らしかったですよね。
『ゴンゾウ』主演、そして『JIN』での名演技。
主役でも脇でも光っていました。
マンデリンさんがこの10年の1位に選ばれるお気持ち、
わかります。

綾瀬さんはインタビュー時、隣にいた大沢さんが
自分は通訳か!?と言うほど大人しくて、
それなのに演技だとあんなに堂々としていて
素晴らしいな、と思いました。

龍馬メインのストーリーまで進まなかったのは
やはり大河ドラマを考えてなのでしょうか。
JINの世界で龍馬がどうなったのかを見てみたいです。
Posted by ちーず at 2009年12月25日 23:18
ちーずさん、こんにちわ。
今期はドラマをどれも見てませんでしたが、再放送でJINを見始めました。
毎日1話のノルマはきついかなと思ったけど、面白いドラマにそんな心配は無用でした!
見た人の想像にまかせる的な結末は好きじゃないんですが、それでもJINは満足できました。
続編があればいいなと期待を胸に納得させてますw
でも、あの胎児はなくても良かったんじゃないかなぁ〜とは思うんですけどね。

出演者みなさん、ほんとに素晴らしくて、荒唐無稽な設定にすんなり入り込ませてくれました。
最終回の野風さんの雪のシーンはほんとに素敵でした。
龍馬の問い掛けも良いですよね。
歴史や時代物に疎く、興味のない私ですが、内野龍馬のドラマはぜひぜひ見たいと思いました。
めちゃくちゃ魅力溢れる龍馬で、もっともっと色々な面が見てみたいです。
龍馬と野風、いっしょになってもらいたいなぁ。

関係無いんですが、龍馬の言葉とこのドラマの雰囲気?で「歌姫」への思いがぐぐっと溢れてきましたw
歌姫ほど心を鷲掴みにされたドラマは思い浮かばないんですよね。
見終わった後も随分余韻に浸っちゃいましたが、また思いがちょっと蘇ってきました。
太郎ちゃんの魅力に龍馬なら匹敵するかも!?
歌姫、再放送したのかな?会いたいな。
JINは何度も見かけそうな気がしますね。

話が逸れちゃいましたが…、2009年最後に魅力満載のドラマが見られて良かったです。
ちーずさん、いつも楽しませてもらってます、1年間ありがとうございました。
良いお年を!
Posted by りの at 2009年12月26日 12:04
ちーずさん、ありがとうございました。
『JIN』は本当に今期一番のドラマでした。

私がグッときたのは、
最後に仁と龍馬が語り合うシーン。
「10年先、100年先を知ったところで、
 日は一日一日明けていくだけじゃ。
 一歩一歩、進むしかないがじゃ。
 わしも、先生も。
 地を這う虫のように。」
「・・・じゃあ、龍馬さん。
 また明日。」
「おぉ!また明日じゃ。」
未来に思いをはせて一喜一憂していた仁に、龍馬が、
どこにいようが変わらない「生きる」ということの本質を
語ったように思いました。
今を生きる私自身が、龍馬の言葉に励まされました。

野風さんの「おさらばぇ」はもちろん最高。
中谷さんは本当にきれいでした。
とくに去っていく時の後ろ姿が。

マンデリンさん、今期が豊作だったので、
私も1月からのドラマが心配です。
Posted by やすこ at 2009年12月26日 13:29
★りのさん★
こんばんは。コメントありがとうございます。
再放送で『JIN』にハマったんですね。
沢山の人に見ていただきたいドラマだったので、
なんだか嬉しいです。
私も龍馬の言葉に『歌姫』を思い出し懐かしかったです。
特に最終回で「ハチキン」という言葉に
太郎ちゃんも使ってたなぁと。(笑)
NHKの大河にも期待しています。

りのさんにとって来年も素晴らしい一年でありますように。

★やすこさん★
>今を生きる私自身が、龍馬の言葉に励まされました

これ、すごくわかります。
先ほど紅白で武田鉄矢さんが言っていましたが、
龍馬はこういう形で今も生きているんでしょうね。

中谷さんの去っていく背中の演技、素晴らしかったです。
切なくなりました。

1月も良いドラマと出会えますように。

Posted by ちーず at 2009年12月31日 20:55
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Tracked: 2009-12-24 21:31

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