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◎水22:00【クレオパトラな女たち】日テレ
△木21:00【パパドル!】TBS
☆木21:00【Wの悲劇】テレ朝
☆木22:00【カエルの王女さま】フジ
☆木23:58【たぶらかし〜代行女優業・マキ〜】日テレ
★金22:00【もう一度君に、プロポーズ】
◎金23:15【都市伝説の女】テレ朝
△土21:00【三毛猫ホームズの推理】日テレ
△土23:10【未来日記】フジ
★日21:00【ATARU】TBS
△日21:00【家族のうた】フジ

★=録画&レビュー ☆=録画 ◎=視聴 △=見られる時


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1.火21:00【リーガル・ハイ】フジ
2.日21:00【ATARU】TBS
3.金22:00【もう一度君に、プロポーズ】
4.月21:00【鍵のかかった部屋】フジ
4.木22:00【カエルの王女さま】フジ
4.木21:00【Wの悲劇】テレ朝
7.火22:00【37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜】フジ
7.水22:00【クレオパトラな女たち】日テレ
7.木23:58【たぶらかし〜代行女優業・マキ〜】日テレ
10.金23:15【都市伝説の女】テレ朝
11.木21:00【パパドル!】TBS
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2010年01月17日

宿命 1969-2010 -
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京 第1話

『運命の日』

政財界の裏側を舞台に、権力に取り付かれた
男と女の欲望を描く。

医療法人有川会の御曹司で財務省官僚の有川崇(北村)は、
母・三奈(真野)に政界進出を熱望されており、
その機会をうかがっていた。

ある日、政界で力を持つ白井眞一郎(奥田)の長女・
尚子(上原)との縁談話を持ち掛けられ、
崇は眞一郎の狙いが有川家の財力にあることを察するが、
自らの政界進出のために尚子と婚約を決める。

だが崇には10年来の恋人とある宿命が…

ドラマの一番最初のシーンは、崇の部屋に飾られた
白馬の油絵。
テーブルには二つのワイングラス。
床には脱ぎ散らかした服。
ベッドの左側に眠る崇。

洗面所から聞こえる声に目を覚まします。

親に見合いを強く勧められる宣子(小池栄子)は、
「そのうちお父ちゃんが腰抜かすような男ば・・」
と見合いを断ります。

その声を聞いた崇は微笑んでいました。
腰抜かすような男=自分のこと、とわかっているはず。
そしてこの笑み。
この時は宣子との結婚を考えていたのでしょうか。


白井政調会長は、崇の経歴を秘書に調べさせていた。
崇は東大法学部卒後、92年に入省。
同期の中ではトップの成績。
94年にはハーバード大ケネディースクールに国費で留学。
帰国後は国際金融局係長、局、総務課長補佐などを経て
5年前にニューヨーク総領事館に赴任。
その後、官房文書課、主計局主計官と、
実に順調な歩み。

崇は全国に50もの病院を所有する医療法人有川会の長男。
家を継ぐ道ではなく、官僚の道を選んだ。

乗馬場
「兄さん!僕乗れたよ!」
兄・崇に向かって無邪気に手を振る弟・透(細田よしひこ )。

弟に見せた崇の笑顔が爽やか!
母・三奈の、崇を見る目と透を見る目が
明らかに違います。
兄には厳しい視線。弟には優しい母の顔。

細田さんは気になる俳優さんの一人です。
『ライフ』の変質者ぶりも良かったですが
この役の、少し気の弱そうな次男役もぴったり!


崇が馬を乗りこなすのを見ながら、父・和裕と話す透。
「兄さんってほんと何でも出来るんだなぁ。」
「うん?崇君は子供の頃から乗っていたからね。
 私が有川家に入ったときには、もう自分の馬を
 持っていたくらいだ。」
「そうじゃなくて。
 兄さんは何でも出来すぎるってこと。
 兄さんってさ、何で病院継がなかったんだろう。
 官僚なんてつまらないと思わない?」
「・・・」

この二人は本当の親子なんですね。
穏やかで優しそうな人柄。似た雰囲気が伝わってきます。


三奈は崇に忠告する。
「女性には気をつけなさい。
 相手を間違えると命取りになる。
 あなたの体から匂ってくるの、女性の香水ね。」
「・・・」

「これが僕の母だ。
 地方の小さな病院に嫁ぎ、
 夫の死後、日本有数の医療法人を築きあげた女だ。
 そして、今の僕を作った人だ。
 僕を身ごもった時、母はまだ学生だったという。
 時代は若者を動かし、大きく動いた。
 しかし、急速にしぼんでいった。
 あの時代を母は語らない。
 だが無言の声が、いつも僕をせきたてている。
 勝利者になれ。
 お前は時代の、勝利者になれと。」


そんな崇に、縁談の話が舞い込む。
相手は民自党・白井政調会長の長女・尚子(上原美佐)。

白井家の目的は有川家の財力。
有川家の目的は崇の政界進出。

「今の時代、議員バッジにさほどの重みはないわ。
 問題は、どのイスを目指すかってこと。
 それによっては、政界の出方も変わってくる。
 白井眞一郎という人物にどれ程の力があるかは
 知らないけど、
 民自党政調会長の名前は、あなたの損にはならないはず。」
三奈の言葉に、崇は見合いを承諾する。

三奈に崇の縁談話を聞いた和裕、
「崇君はやっぱりそっちへ行くのか・・。
 いいのかな、それで。
 彼は本当に病院を継ぐ気なはいんだろうか。
 彼は亡くなった有川さんの血筋だし。
 透は再婚した、」
「薬局長が、新薬について院長と相談したいんですって。」

三奈は和裕の言葉を遮りました。
最初は崇に気を使う和裕の優しさに対してなのかと
思いましたが、もしかしたら「有川さんの血筋」に?
三奈には夫に話していない過去がありそうです。


崇の携帯に宣子からのメール。
『お仕事お疲れ様黒ハート
 今度の日曜は予定あるexclamation&question

絵文字を使うタイプには見えなかったので
ちょっとびっくり。(笑)


その宣子は、為替ディラー。
同僚たちも彼女に一目置いている。

「笹山、今日はいくら上げた?」と上司。
「ご存知のはずですけど。」
「1億8千だよ。参った!」

仕事後、崇に連絡してみる宣子。
携帯の電源が入っていない、というメッセージに、
「忙しいのか。」と呟き微笑む。

崇のことを信じきってるんですね。

帰宅後、父から電話が入る。
「本当に(見合い)断ってええがか?
 博多製薬っちゅーたら、一流やなかね。」
「ねーお父ちゃん。そんなんでよかと?
 本当に私にサラリーマンの奥さんになってほしかと?
 お父ちゃんの反対ば押し切って、
 私が東京の大学、それも私立に行くって言うた時、
 うちお金無かったろ?」
「ああ・・家の修理やら、おかあちゃんの葬式やらで・・」
「それを、結局借金ばして大学やってくれて、
 おまけに5年前はアメリカ留学まで。
 そげんまでしてもろうて、サラリーマンの奥さんに納まったら、
 お父ちゃんに申し訳なかやろ。」
「そげなことを。」
「お父ちゃん、私がね、この年まで一人でおるとは
 別に伊達やないとよ。
 ちゃーんと計算があるっちゃけん。
 リョウスケ、元気と?」
「ああ、やっと正職員になれたけん。張り切っとうばい。」
「姉ちゃんに負けんごとねって、葉っぱ掛けとって。 
 とにかく私のことは心配いらんけん。
 日本一の男ば捕まえてみせるけん。
 じゃ!」

電話を切ったあと宣子は呟く。
「そろそろ勝負に出るかなぁ。」
カレンダーの17日には『BD黒ハート』のマークがあった。

白井家
父の後援会の礼状を書く長女・尚子。
「あーあ。お姉さまがお嫁にいっちゃったら、
 それ私の仕事になるのね。」と次女・亜希子。
「私はお嫁には行かないわよ。
 この家を守っていくんだもの。」
「それがそうでもないみたいよ。
 お父様、お姉さまのお嫁入り先決めたって。」
「え!?」

見合い相手の経歴書を見せられる尚子。
「で、感想は?」と眞一郎。
「素敵な方でしょう?
 尚子に、お似合いだと思うわ。」と母・逸子。
「でも、私がお嫁に行ってしまったら、
 この家はどうなるの?
 お母様は前々から私には、婿をと。」
「事情が変わったのよ。
 この縁談には、お父様の政治家生命が掛かっているの。
 その辺のことは、あなたもわかるでしょう?」
「要するにお金の為の縁組よね。
 何だかお姉さま、人身御供みたい。」と亜希子。
「バカおっしゃい。
 お相手は、全国に50もの病院をお持ちの、 
 有川会のご長男なのよ。
 ご自身も優秀で、いずれは、次官にもなれる方よ。」
「いや、彼は次官にはならんよ。」
「あら。」
「あれだけの家を継がずに官僚になったのは、
 政界に出る野心があったからだ。
 多分、親も、了解済みだな。」
「そうなんですか?」と逸子。
「しかし、地盤も看板もない男が、政界で成功するには、
 いくら金があったって難しい。
 力のある代議士の後押しが必要だ。
 彼にはそれなりの、道をつけてやるつもりだ。
 私の国許に、一つ、空きが出来そうなんだ。」
「つまり、向こうにもエサを用意するってこと?」と亜希子。
「嫌な言い方して、あなた!」と逸子。
「いずれ、亜希子もそれなりの家に嫁がせて、孫が出来るだろう。
 そうしたらそのうちの一人に、この白井家の跡を継がせればいい。
 だから尚子は、何も心配することはないんだ。」
「・・・そう。」
「どうだ。一度会ってみろ。
 今度の日曜日でどうだ?」
「・・・わかりました。お会いしてみます。」
「よし。いや多分、お前も気に入るだろう。
 私の目に狂いがなければな。ハハハ」

そして日曜日、崇が予約した店で会う二人。
「綺麗な色。何ていうお酒?」
「こちらは、ジャックセロスのロゼでございます。
 今夜の為に有川様からご注文を戴きまして、
 ご用意させていただきました。
 何かございましたら、お呼び下さい。ごゆっくり。」
「ありがとう。
 これは特別なシャンパンなんですよ。僕にとっては。」
「何かいわれがありますの?」
「いえ。残念ながら、僕がただそう決めただけで。
 自分で決めなきゃ僕には特別ってものがないんですよね。
 料理も酒も時計も車も。」
「何でも簡単に手に入ってしまう。
 お金持ちの悲劇ですわね。」
「・・・じゃあ、悲劇に、」
二人は乾杯する。

「じゃあこれまで好きになった人も?」崇が聞く。
「もちろんいました。
 でも好きになったからといって、結婚するわけでは
 ありませんから。」
「結婚と愛情は別だと。」
「結婚は、家と家の結びつきだと思ってます。」
「随分と古風な考えをするんですね。」
「あなただってそうでしょう?
 じゃなきゃ、あなたの年ならとっくに結婚していると
 思いますけど。」
「確かに。」
「私は政治家の娘です。
 結婚も父と無縁というわけにはいきません。
 ・・・はっきり言ってこの縁談は父の為です。
 父にとって役に立たない人とは、結婚する気はありません。」
「そうはっきりと言われると、何て返していいか
 わからないな。」
「失礼な事を申し上げているのはわかっているんです。
 でもこの縁談は、利害から出発していると、
 そう認識していただいた方がいいと思いました。
 気分を害されたのだったらごめんなさい。」
「・・・」
「ただ、どんな形で出発しようと、幸せは得られるとも
 思っています。
 愛情は育てるものだと、母に教わりましたから。
 価値観や人生の目標が同じなら、それが出来ると信じています。」
「・・・同じ目標。僕の目標を知ってんのかな。」
「・・・父が、国許の選曲に一つ空きが出ると申してます。」
「・・・」
尚子を見つめ、そして静かに笑う崇。
「何かおかしいですか?」
「いえいえ。さすが政治家の娘だって、
 そう思っただけです。」

タクシーに乗った尚子を見送ったあと、
崇は母に連絡を入れる。
「今終わりました。」
「で?どうだったの?」
「先方は僕の政界進出を既に読んでいました。
 この話正式に進めようと思います。
 どうでしょう?」
「ねえ崇。こっち寄れないかしら。
 詳しい話、聞かせてちょうだい。」
「・・・いや、今夜はやめておきます。
 また連絡します。」

電話を切ったあとの崇の笑み。
自分の夢に大きく一歩踏み出せた、という幸せを
かみ締めていたのでしょうね。


白井家
「そう!じゃあ正式に進めていいのね。」と逸子。
「おめでとうございます、お姉さま!」
「まだ早すぎるわよ。」
「まあ大変!じゃあお衣装の準備しなきゃ。」と逸子。
「お母様も。」
「ちっとも早いことありませんよ。
 内掛けだってあつらえるとなると、3ヶ月も掛かるんだから。
 ね、あなた!」
「その前に、両家の顔合わせだ。ハハハ。」
「じゃあそのお衣装も考えなきゃ!
 まあ忙しい!」
幸せそうな笑顔で包まれる白井家の人々。

崇を乗せたタクシーが国会議事堂の前を通り過ぎる。
崇もまた幸せそうな笑みを浮かべていて・・・。

崇のマンション前に宣子がいた。
「・・・どうした。今日は無理だって言ったろ。」
「やっぱり来ちゃった。だって今日は私の誕生日だもの。
 あなたのおめでとうが直接聞きたかったの。」
「・・・」

有川家
シャンパンで乾杯する和裕と三奈。
「いよいよ君の悲願達成が近づいたってことかな。
 しかし崇君が、」
「崇のことは口出さないで。
 やっぱり思い出すわね、この曲聞くと。」
「うん?」
「あの頃のこと。」
サイモン&ガーファンクルの『ミセス・ロビンソン』に
聞き入りながら、三奈は学生運動が繰り広げられた当時を
思い起こす。
「ねえ、私変わった?あの頃と。」
「うん。25年前、山奥の診療所にいた私を、
 君が訪ねてくれた時にそう思ったよ。
 もう学生の頃の面影はないなって。ハハハ。」
「そうね。でも・・私自身は少しも変わった気がしないの。
 まあ、あなたからすれば、富と権力に擦り寄った
 嫌な女に見えたかもしれないけど。」
「そんなことはないよ。
 だったら結婚なんかしてないよ。」
微笑みあう二人。
「何かに深く関わった人間が、敗北の後に、
 正反対の方向に向かう例は良くある。
 逮捕までされたんだ。
 偽装してたと、誰かが非難出来ることじゃない。」
「・・・あの頃ね、私たちの運動に絶対に関わらない学生が
 いたの。
 東大法学部の、貧乏な苦学生だったわ。
 彼はね、私にこんなことを言ったの。」

「君たちの運動なんかで日本は変わるものか。
 俺は俺のやり方で日本を変えるよ。
 国家の中枢に食い込み中から変える。
 君と俺のどっちが正しいか、
 やがて歴史が証明するよ。」


「彼は、正しかった。」

白井家
一人で酒を飲みながら雑誌の記事を読む眞一郎。
『東大全共闘1969』

そこへ尚子がやってきて、父が見ている雑誌を覗く。
「全共闘世代って言うんでしょ?お父様の世代。」
「ああ。」
「丁度お父様が学生だった頃に、東大が占拠されたのよね。」
「うん。」

崇の部屋
ベッドで愛し合っていた崇と宣子。
突然崇が宣子から飛びのく。
「どういうつもりだ!
 子供出来たらどうすんだよ!」
「構わないわよ。だって今夜はそのつもりだもの。」
「・・・」
「私たちもう10年よ。
 そろそろ結婚を考えてもいい頃なんじゃない?」
「・・・本気で言ってんのか?」
「もちろんよ。
 私たちの結婚に何か障害でもある?
 そりゃ有川家とうちが違うことぐらいわかってるけど、
 私があなたに相応しくないとは言わせないわよ!
 学歴はあなたと比べても遜色ないはずだし、
 職歴だってそうでしょう?
 少なくても私の同期には、アメリカに渡ってMBAを取得した
 女性はいないもの!」
「・・・」
宣子に背を向け、馬の絵を見つめる崇。
「本当は金融に興味なかったけど、
 あなたに負けないキャリアを持つためにって、
 これでも私頑張ったんだから。」
「・・・」
「ねえ、去年の私の年俸知ってる?
 4千万よ!」
「・・・終わりにしよう。」
「・・・冗談で言ってるの?」
「すまない。」
「10年もあなたと付き合って、そろそろ結婚をって望んじゃ
 おかしいの?ねえ待ってよ!」
崇はバスルームに入ってしまう。
「確かに私卑怯だったかもしれない。
 でも愛してたから!あなたを愛してたから!
 ねえ聞いてよ崇!!」

雨の中、宣子はずぶ濡れになりながら帰っていく。

シャワールームから出た崇は、宣子への誕生日プレゼントを
ゴミ箱にポイと捨てた。

あの箱の形はネックレスでしょうか。
ちゃんと用意はしていたんですね。
ゴミ箱にポイと捨てられたプレゼントが宣子の姿と
重なってしまいます。


Q.E.D.CLUBで白井家、有川家の食事会が開かれる。
「さてと。
 いや・・仲人のことですが、いかがでしょう。
 私は、総理にと考えておりますが。」と眞一郎。
「総理でございますか!?
 でもこのお話は、国枝次官から頂いたものですから
 次官は、ご自身が。」と三奈。
「いやいや、それは心配いりません。」

その頃、宣子はある探偵会社にいた。
テーブルには崇と尚子の2ショット写真が
何十枚も並べられていた。
「調査しました結果、そのマーメイドという店は、
 会員以外は、存在すら知らないという
 非常に敷居の高い店です。
 そこでこの一週間、二度、二人は会っています。」
「どういう女なんですか!?」
「白井尚子。民自党政調会長・白井眞一郎の長女ですよ。
 二人の関係については、まだはっきりしたことは
 わかりませんが、大体想像付くんじゃないんですか?」
「・・・もっと詳しく調べて下さい。
 二人の関係と、特にこの尚子という女性について!」

庭を散策する崇と尚子。

「なかなか、似合いのカップルですな。」と眞一郎。
「ええ。」

「透さん、お兄さんとはあまり煮てないのね。」と亜希子。
「そうかな。」と透。
「それに随分年が離れていらっしゃるみたい。」
「亜希子。何ですか、失礼ですよ。」と逸子。

「似てませんか?
 私の目から見ると割合似てるんですけど。」
 実は、崇と透は、異父兄弟でして。」と和裕。
「ほう。」と眞一郎。
「崇の父親は、崇が幼稚園の頃に他界しましてね。
 その後三奈が一人で崇を育てておりました。
 今の有川会を作ったのも、三奈です。
 私が三奈と結婚しましたのは、
 崇が16の頃で。」
「すると、有川姓は?」
「崇の父親の姓です。」
「そうでしたか。それで合点がいきました。
 どっかお父さんが、遠慮なさっている感じが
 したものですからね。
 いや、この私も、婿養子なので。」
「そうでしたか。」
「今でこそ、国政の場で、お役目を頂いておりますが、
 元は貧しい、簡素の出です。
 片親で育ちましてね。苦学して大蔵省に入り、
 そんな私に目を掛けてくれたのが、そこにいる、
 妻の父親でした。
 しかし婿にと言われた時は迷いましてな。
 実家は男が私一人なものですから。
 苦労して大学にやってくれた母のことを思うと、
 なかなか、踏み切れなくて。」
「でもそのお母様が、この人の背中を押してくれたそうです。
 自分を生かす道を選びなさいと仰って。」と逸子。
「その母も、8年前に亡くなりました。」
そう語る眞一郎を三奈は見つめ・・・。

宣子の職場
「笹山、ちょっと待て。」
「・・・」
「お前今日いくら負けた。
 この一週間負け続けてるな。
 累積額を言ってみろ。」
「・・・12、」
「12億だ!この役立たずが!!
 俺たち為替ディーラーの仕事はな、株の売買じゃねーんだ。
 一銭二銭の小銭拾うのが商売なんだよ。
 莫大な利益を得ようとすりゃ、それに見合うだけの資金を
 投下しなきゃなんねー。
 お前がすった12億もの銃撃をあげるためには、
 どんだけの資金がいるか、
 小学生でもわかんだろ。」
「申し訳ありません。
 失敗は必ず取り返します。
 でもこの所体調が優れなくて、」
「体調のせいか。
 なら暫く、ポジション離れろ。」
「え・・」
「銀行一つがあっという間に潰れる時代だ。
 こんだけの損を出したのが体調のせいなら、
 戦列を離れてもらうしかないだろ。
 当分、電話番でもやってろ。」
「・・・」

帰宅すると、探偵事務所からのメッセージ。
「ご依頼の件、やはり有川崇と白井尚子の縁談が
 進行しているようです。
 既に両家の顔合わせも済んだようですね。
 詳しくはお送りした調査書をご覧下さい。」

妊娠検査薬の結果に、宣子は足を踏み鳴らして悔しがり・・・。

「こういうことだったのね、崇・・・。」

その頃、崇は尚子と夜道を歩いていた。
「君は、お父さんの為に僕を選んだ。
 僕は目的の為に君を選んだ。
 だからこそ僕達は勝たなきゃならない。」
「そうね。後悔はしたくない。」
「必ず連れてくよ。君を最高の場所に。」
「どこ?」
「はるか遠い場所。」
二人の背後には国会議事堂・・・。

宣子の部屋
「認めない。
 私だけ負けて終わりだなんて。
 あなたにも同じ思いをしてもらうわよ。」
宣子はそう呟き、崇と尚子の写真を握りつぶす。

隆のマンション
ネクタイを締めながら、馬の絵を見つめる崇。

有川の病院
「仲人を総理になんて考えてもみなかったわ。
 さすが、民自党政調会長ね。」と三奈。
「・・・」少し不安そうに窓の外を見つめる和裕。

料理教室
尚子のことをじっと見つめる宣子がいて・・・。


父にとって役に立つ人と結婚する、と言う尚子。
苦労を掛けた父の為に、日本一の相手との結婚を望む宣子。

二人とも家族思いなところに共通点があります。
でも生まれ育った環境は全く違う。

自分の努力で今の地位を築き上げた宣子。
崇に相応しい自分になりたくて、努力し続けた。

政治家の家に生まれ育った尚子。
それでも自分の意思をしっかり持っていて、
自分の考え方を臆することなく相手に伝えようとする。
崇はそんな尚子に惹かれたのではないでしょうか。

尚子役の上原さんがとても綺麗。
こういうお嬢様役がとても良く似合います。

そしてもう一人のヒロイン・宣子。
妊娠すれば結婚に持ち込める、という浅はかな考えで
恋人を怒らせてしまった。
今思えば、カレンダーのハートマークは
排卵日を意味していたのかな。
作戦は失敗し、仕事でもミスを連続。
探偵会社を使い、自分は捨てられたのだと気付いた。
崇に捨てられてしまった、やりきれない気持ちは
尚子に向かってしまうようです。
宣子役の小池さんがこれからどんな演技を見せて
くれるのかも楽しみです。


1969-2010。
1969年は主人公・崇の生まれた年でもあるけれど、
東大安田講堂事件があったこの年に、
三奈や眞一郎にとっても大きな出来事があったようです。

三奈が語っていた東大法学部の苦学生とは、
眞一郎のことなのでしょう。

「愛情は育てるものだと、母に教わりましたから。」
尚子のこのセリフには、逸子と眞一郎のなり染めが
隠されているようです。
逸子は眞一郎に愛されていないと知りながらも結婚し、
幸せな家庭、家族を作り上げたのでしょうか。

崇は眞一郎と三奈の間に出来た子供なのでは?
医者の家に生まれ育ちながら政界を目指してしまうのは
父の血のせいなのでは、などと予想。
次週予告、三奈は眞一郎の旧姓を知ります。
40年前の回想シーンは、三奈と眞一郎なのでしょう。

「逮捕までされたんだ。
 偽装してたと、誰かが非難出来ることじゃない。」
和裕のセリフ。
三奈にどんな過去が隠されているのかも気になります。
そして、何度も映し出された白馬の油絵。
あれにも隠された意味がある?

でもそうなると、崇と尚子は兄妹に?
それはストーリー上困るので、
尚子と眞一郎は血が繋がっていないとか?
尚子の、父の為に生きる、という思いを貫こうとする姿は、
自分の生い立ちをしっているから?
そう思うと納得できるような気がします。



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公式HP

原作
4062142538ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京(上)
講談社 2008-02-29

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4062145383ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京(下)
講談社 2008-02-29

by G-Tools



主題歌
B002YLVB74瞳の奥をのぞかせて
ポルノグラフィティ
SME Records 2010-02-10

by G-Tools



B00322P8UA宿命1969-2010 ~ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京~ (北村一輝 主演) [DVD]


by G-Tools



【キャスト】
有川崇(40) - 北村一輝
笹山宣子(33) - 小池栄子
白井尚子(29) - 上原美佐
有川透 - 細田よしひこ
白井亜希子 - 藤井美菜
白井逸子(58) - 松坂慶子(特別出演)
有川和裕(61) - 田中健
白井眞一郎(61) - 奥田瑛二
有川三奈(59) - 真野響子

【スタッフ】
原作:
 楡周平
 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」(講談社刊)
脚本:
 坂上かつえ
音楽:
 長谷部徹
 AudioHighs
チーフプロデューサー:
 森山浩一(ABC)
プロデューサー:
 柴田聡(ABC)
 島川博篤(テレビ朝日)
 佐藤毅(東宝)
演出:
 内片輝(ABC)
 遠藤光貴(THE WORKS)
 茂山佳則(泉放送制作)
制作:
 朝日放送(ABC)
 テレビ朝日
 東宝
制作協力:
 泉放送制作


北村一輝さんの主な出演作品


18:05 | CM(5) | TB(1) | レビュー中断 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちーずさん、こんにちは。
新鮮味はないかもしれませんがわかりやすそうなドラマですね。なんといっても出演者のバランスがいいと思います。なぜこんなドラマに出ているのだろうと思わせるような大御所や新人などがいないことに好感を持ちました。
北村一輝は繊細かつ野心的な男を好演してますね。上原美佐は運命を淡々と受け入れる女性をいかにも政治家の娘っぽく演じていました。小池栄子も上手いですね。奥田瑛二も真野響子もどこか打算的で怪しい役を艶っぽく演じていて惹かれます。
初回だけでドラマの流れがつかめたので2話目以降もサクサク楽しめそうです。
Posted by マンデリン at 2010年01月17日 20:33
ちーずさんこんばんは、初回はまだドロドロ感は少ないので見やすかったのですが、料理教室にもぐり込み睨み付ける姿にリタイアしそうです!

宿命という題名に惹かれますが次週しだいかな?
Posted by けた at 2010年01月18日 20:17
夜間中学(中村トオル出演) を再放送で見て
坂上かつえ という 脚本家を 知りました。おもしろい 脚本家ですね。
ドラマ同好会(名前検討中 坂上かつえ 脚本家
Posted by 村石太レディ at 2012年02月01日 21:06

久しぶりです(^-^)
メール見ましたか?

前のメール返信来ないので、様子見にきました。
Posted by 楓夏 at 2012年02月05日 00:20
すみません

どらまのーと引用とかって携帯とかでできるんですか?
Posted by 名無し at 2012年02月21日 00:14
コメントを書く
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楡周平「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」
Excerpt: 楡周平著 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」を読む。 このフレーズにシビれた。  どんな犠牲を払ってでも、ようやく手がかかった、最高権力者の座を手にして みせると、改めて決意を己に誓った。 ..
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Tracked: 2010-06-05 09:38