2010年03月10日

コード・ブルー-2nd season- STORY#09

『心の傷』

「連続縫合、水平マットレス縫合、スキンステイプラー。
 破れた傷を縫う方法を、外科医は何通りも知っている。
 だが、心の傷は・・・
 心の傷を縫い合わせるには、どうすればいいんだろう。」
 (藍沢)


エレベーターの中、
三井環奈(りょう)と橘啓輔(椎名桔平)が一緒になる。
「提訴取り下げの話、部長には?」と三井。
「これからだ。」
「そう。
 さっき、緋山、緊張してた。
 いつもの緋山じゃなかった。」
「いつものって?
 生意気で、無鉄砲で、自惚れ屋ってことか?」
「そうね。」三井が少し笑う。
「取り戻してあげたいね、それを。」
「・・・」
「今日は、俺が横に乗る。」

部長室で倒れた田所良昭(児玉清)は、幸い意識を取り戻した。

ベッドの上。
「大きいですね、これは。」と田所。
「ええ。脳幹をかなり圧迫しています。
 動脈瘤の中の血栓が、飛んだんでしょう。
 早急に方針を固めます。」と章(杉本哲太)。
「わかりました。
 良かったですね、緋山先生の件。」
「ご迷惑をお掛けしました。」橘と三井が一礼する。

「こうやって3人並んでいると、救命時代に戻ったみたいね。
 黒田先生と西条先生がいて、その下に、橘先生と三井先生。
 懐かしいわ。」と田所の妻・麗子(長内美那子)。
「落ち着きなさい。今ムンテラを受けてるんだから。」と田所。
「病人は黙ってて!
 みなさん、チョコ食べる?」
「・・また、血栓が飛びそうだな。お前を見てると。」

藍沢耕作(山下智久)たちは、部長室で倒れた田所の身を案じる。

もうひとつの関心事はそれぞれの卒業後の進路。
藤川一男(浅利陽介)が尋ねると、藍沢と白石恵(新垣結衣)は、
まだ決めていないと答える。

緋山美帆子(戸田恵梨香)は、裁判には至らず、現場に復帰した
ものの患者との対応に心を痛め、深く傷ついてしまっていた。

藍沢は、外来患者、青山美樹(宮本裕子)の足にコンパートメント
症候群を発見。
一刻も早く手術しなければ、足を切断しなければならない状態。
藍沢はすぐさま手術に入る。

藤川は、喘息の少年の治療に当たる。

緋山は橘、冴島はるか(比嘉愛未)とドクターヘリに搭乗。
練習中に怪我を負ったスキー選手、田上信夫(榎亮太朗)の治療、
搬送に向う。
だが、緋山は現場での治療中に自分の手を傷つけてしまった。

病院に運ばれた田上は、スタッフらに
「スキー、出来ますか。」と訪ねる。
「すごいガッツだな。」と森本は思わず呟く。

藍沢の機転で美樹は足の切断は免れ、病室に戻る。
仕事の電話を終えたあと、嬉しそうに携帯の写真を見つめる美樹。
「息子さんですか?」と冴島。
「一人息子。」
「おいくつなんですか?」
「9歳。これ撮った時は7歳なんだけどね。
 会うたびに大きくなるからびっくりするわ。
 ・・・3歳から田舎で母に預かってもらってるの。
 今度こっちに呼んで、一緒に住むんだけどね。」
「離れ離れで暮らしてたんですか?」
「そう。仕事仕事でね。シングルマザーは大変なのよ。」
「でも、良かったですね。」
「正直、上手くやっていけるのか自信ないんだけどね。」
藍沢は二人の会話を傍で聞いていた。

スキー選手の田上は、足は折れてはいなかったことを知り
ほっとする。

緋山の傷を縫う藍沢。
「ちゃんと綺麗に縫ってよ。」
「・・・何があった?」
「単なるミス。」
「・・・まだ患者が怖いのか?」
「・・・」
「痛むか?」
「大丈夫。」
「・・・そうだな。
 手の傷はたいした事ない。」
「・・・」

冴島が美樹の会話に不自然さを感じて藍沢に報告。
藍沢は美樹に訪ねる。
「バイクで転倒したとき、どうやって倒れました?」
「え?・・・あれ?どうしてだろう。」
「覚えてない?」
「気が付いたら、道に転がってて。」
「・・・」

田上をストレッチャーで運ぶ白石たち。
「田上さん、これから受けるのは、」
「何度もやってます。CTですよね?」
「そうですよね。」
「腰椎骨折、前十字 靭帯断裂、左足首骨折。
 怪我のデパートです。」
「怖くないんですか?」と白石。
「怖いですよ、それは。
 大怪我して、身体は治っても、二度と滑れなくなった選手を
 何人も知ってます。
 一度転んだ恐怖は、なかなか抜けるもんじゃない。
 体の傷は怖くない。
 怖いのは、心が折れることです。」
田上の言葉に自分を重ねる緋山。
「白馬でレース中、大事故を起こしました。
 一年かかって復帰して・・・
 同じコースで、自己ベストを更新しました。
 その時、腰に入っていた、ボルトです。」
田上がネックレスにしたボルトを白石に見せる。
「勇気の証ですね。」
「アルペンはね、身体能力、技術、そして、勇気を競う
 スポーツなんですよ。
 先生、腕に麻酔打ちました?」
「いえ。どうしました?」
「おかっしな。手がちょっとしびれてる。」

検査の結果、田上に脊柱管狭窄症による中心性頸損が確認された。
転倒による怪我が全て治っても、選手はおろか
スキーを滑ることも出来なくなる。
白石は田上にどう告げるかと緋山に相談。
だが、緋山は患者への説明を避けた。

一方、美樹のCT検査をする藍沢たち。
美樹の脳に大きな腫瘍が発見された。
藍沢は美樹に後遺症を伴うリスクの大きな手術になると説明する。
「・・・わかりました。ちょっと考えさせて下さい。」

白石は田上に病状を伝える。
「残念ですが・・。」
「スキーが出来ないって、足は何ともないんでしょう!?」
「脊柱管狭窄症というのは、ちょっとした衝撃で
 全身麻痺にもなりかねないんです。
 そうなったら、スキーは愚か、一生寝たきりです。」
「だけど、」
「今回、これぐらいの怪我で済んだのは、
 不幸中の幸いだと思います。
 手の痺れは残るかもしれませんが、
 普通に生活する分には問題ないと思います。
 ・・・競技さえ、しなければ。」
「・・・」お守りのボルトを握り締める田上。

そこへ、彼の妻、和美(関根洋子)と娘の楓(毛利恋子)が
やって来る。
和美は、田上の表情に暗いものを感じた。

喘息の子供を診察していた藤川は、その母親に、
下の子の熱が下がらないから付き添いが出来ないと言われ・・・。

田所の病室
「それで、お二人はお式の準備は順調に進んでいるの?」
田所の妻が森本、轟に聞く。
「あ、進んでます!別れ話、・・・」と轟。
「え?」
「あ、いやいや、あの、
 生き別れたお母様も、式に出席するんですよ、な!」
梶が必死に誤魔化す。
「生き別れ?」と妻。
「新婚旅行は、どちらへ?」と田所。
「地獄の一丁目です。」と森本。
「地獄!?」
「じ、地獄谷温泉です!長野にある!
 な?一丁目じゃなく、二丁目のほう、な!」と梶。

田所の病室を出る3人。
「あれじゃお前、バレバレだよ。
 で、どうなのよ、部長。」と梶。
「・・・厳しいね。」と森本。

田所のMRI写真を見る西条たち。
田所の手術は、西条の腕を持ってしても、
困難なものになりそうだった。

「脳幹の圧迫が酷くなっているな。」と西条。
「オペの見通しはどうです?
 クリッキングは、無理ですか?」と橘。
「この位置じゃ掛けられない。
 トラッピングも試してみるが、3本全ての血管を
 遮断できるかわからない。」
「無理に血栓を取ろうとすると、大出血の可能性が高いって
 ことですか。」
「ああ。」

三井が緋山に声を掛ける。
「田上さん、中心性頸損だったんだって?」
「・・・すみません、白石に聞いてください。」
「・・・」
「患者と距離を置け。入れ込みすぎるな。
 全部橘先生から言われてたことなのに。
 ・・・どうやったら、橘先生みたいになれるんですかね。」
「なりたくてなったんじゃない。
 ああなるしかなかったの、あの人は。」
「・・・部長の容態は?」
「安定してる。
 心配してたわ、あなたのこと。」
「・・・」

廊下を歩く橘と藍沢。
「4針縫っただけか。じゃあヘリには乗れるな。」
「そうですね。」
「診療から遠ざかれば遠ざかるほど、戻ってこれなくなるからな。」
「・・・」

白石は田上の妻と話していた。
「奥様からも、ご主人に話してもらえませんか?
 もう競技は無理だと。」
「・・・今年は、調子良かったのに。
 ここ何年か、ほんと怪我ばっかりで。
 まともに滑れたシーズンはほとんどないんです。」
「そうなんですか。」
「正直、私ももう嫌なんです。
 怪我をして、必死になってリハビリをしている、
 主人の、つらそうな顔を見るの。
 でも・・・今日の顔は・・もっと嫌でした。」
「え?」
「とても、悲しそうな顔。本当に・・・。」
「・・・」
「白石先生、本当に治る方法はないんですか?」
「・・・」

緋山は田所の病室を訪れる。
「私のせいなんです。
 部長がこんなになったのも。」
「そんなことありませんよ。」
「そうそう。話は聞いてます。
 この人がね、年甲斐もなく無茶な当直続けるからよ。
 あなたは関係ないわ。」と妻。
「それより、良かったですね。提訴、なくなって。」
「本当に、ご迷惑をお掛けしました。」
「責任は全部私にありますから。」
「・・・あの、私はもう、フェロー卒業は無理なんですよね?」
「そうかも、しれませんね。
 私も、落ちこぼれでした、大学病院では。」
「え?」
「出世の見込みはないし、人間関係も嫌になった。
 もう、ボロボロでね。
 それで島へ逃げた。
 僻地医療の為とか、理屈をつけてね。」
「どう、でした?」
「焦りましたよ。
 自分だけがこんな所で、先端医療から、置いていかれるんじゃ
 ないかって。
 ・・・でも、医者や、機材もない、島の人たちの心細さを、
 肌で感じられた。
 だから、今こうして、ドクターヘリ事業にまい進出来る。」
「・・・」
「島へ行ったからこそ、見えた景色がある。
 回り道は、悪いことじゃありませんよ、緋山先生。」
「・・・」

「お陰で私は苦労しましたけどね。
 何が回り道よ。
 この人ったらね、ある日突然、おい、島に行く、
 ついて来いって、こうよ!
 私の返事も聞かないで連れていかれて、
 ほんっと、青春返してって感じ。」妻が笑いながら言う。
「いいんだよ、お前は。今いい話してるんだから。」
「だったら、私の苦労も話しなさい。
 何よ、一人だけいい人ぶっちゃって。偉そうに。」
仲良く笑い合う夫婦を緋山は見つめ・・・。

冴島は、喘息の子供に付き添う藤川に声を掛ける。
「藤川先生・・」
「うん?」
「どうしたんですか?こんな所で。」
「どうしたもこうしたもないよ。
 お母さんがどうしても泊まれないって、
 死ぬほど頭下げられちゃってさ。
 嫌になるよ、俺もやることいっぱいあるのに。」
「喘息の発作ですよね。」
「ああ。
 俺もさ、よく運ばれたんだよなー、ガキの頃。」
「喘息だったんですか?」
「よく夜中に発作起こして、病院に運ばれてさ。
 気が付いたら、天井がいつも、違ってて。
 ま、俺は手握っててくれるおふくろがいたから
 良かったけどね。
 ・・・この子は、一人だからさ。」
「・・・」
「目が覚めて、知らないところで一人だったら、
 寂しいじゃん。」
「・・・」

冴島が、藤川の良いところに気付いてくれたようです。

ストレッチャーでオペ室に向かう美樹。
藍沢の携帯で、実家の母・清美(高柳葉子)に息子のことを頼む。
「お母さん、大丈夫なの?」と一樹(澁谷武尊)。
「平気平気!
 ばぁばの言うことよく聞くんだよ。」
美樹は一樹に明るく答える。

次の日、白石が田上の病室に行くと、その姿がない。

田上は復帰を焦り、階段でリハビリをし、足を滑らせ、転倒。
幸い大事には至らなかった。

田上は白石に聞く。
「先生ならどうします?
 急に医者を辞めろって言われたら。
 俺は6つの頃から滑ってきた。
 他に何もないんです。
 何も。」
「・・・」

藍沢は、西条の執刀による美樹の手術を手伝う。
手術は成功するのだが、当初の懸念どおりに美樹はリハビリが
必要な後遺症を負っていた。

次の日、藍沢は美樹に、リハビリ施設への転院の説明をする。
「ご家族は?」藍沢が聞く。
「今日の便で来るって。
 やっぱりバチが当たったのかなー。
 今まで放っておいたくせに、急に一緒に住もうなんて
 言い出したから。」
「・・・」
「先生は、お母さんと同居?」
「いえ。」
「お母さん、一人暮らし?」
「死にました。6歳の時。」
「・・・ごめんなさい。」
「いえ。
 どうして急に、子供と住もうと?」
「子供がね、大人になるのはあっという間なの。
 男の子は18ぐらいになれば家を出ていく。 
 先生もそうだったでしょう?」
「ええ。」
「仕事に夢中でさ。
 好き勝手やってたら、気が付かないうちに一樹、
 9歳になってた。
 ・・・18年の半分が過ぎてた。
 バカだったなって、ようやく気付いたの。
 人生は長いけど、子供と一緒に過ごせる時間はすごく短い。
 子供にしたら、何年もほったらかしておいて・・・
 母親失格だっていうのはわかってる。
 なのにいい子なの。
 こんな私にも優しいの。」

そこに清美と息子の一樹が来た。
「おっす!」
「一樹!」
「頭、どう?大丈夫?お母さん。」
「うん、もう平気。」
美樹は麻痺した手を布団の下に隠していたが、
清美は置いてあるリハビリ施設のパンフレットに気付く。
「こっちはやっぱすごいね、人の数!」
「一樹・・・よく聞いて。」
「何?」
「やっぱり・・・一緒に暮らせないわ、お母さん。」
「え?」
「また忙しくなっちゃってね、仕事。
 だから・・・一樹の面倒見れないの。ごめんね。」
「マジで?嘘だろ?俺、お別れ会してもらっちゃったよ。
 寄せ書きも貰ったんだよ。」
「ごめん・・。」
「みんなになんて言うんだよ、かっこ悪いよ。」
「ごめんね。」
「どんな顔して又戻るんだよ。」

「カズくん、お仕事なんだから仕方ないでしょう。」と清美。
「でもさ・・
 早く言ってよ。こっちだって都合があるんだよ。
 勝手すぎるよ、そんなの。」
「そうだよね。勝手だよね。
 ・・・ごめん。」
「・・・」
一樹の手を握り締める美樹。
「何?」
「・・・元気でね。」
「何改まってるの?
 どうせ、今度会うの夏休みでしょ?」

「カズ君、下の売店に行こう。お菓子買ってあげる。」
清美が一樹を連れ出すと、美樹は堪えていた涙を溢れさせ・・・。

田上の病室
「一度でいいから、滑れる方法はありませんか?」
田上が白石に聞く。
「田上さん・・」
「見てないんです、娘はまだ。
 娘は見たことないんです、俺の滑っている姿を。」
「・・・」
「一度でいい。たった一度でいい。
 滑っている俺を、俺の仕事を子供に見せたい。
 これが父親の仕事だって。」
「それで、現役を続けていたんですか?」
「お願いします。」
「・・・私の父は医者です。
 同僚からも、家族からも尊敬される医者でした。
 その姿を見て、私も医者を目指したんです。
 小さい私にとって、ヒーローでした。」
「だから俺も!」
「でも!
 ・・・でも今は、その父も身体を壊して、
 もう長くは生きられません。
 そうなってみて、初めて気づきました。
 ヒーローじゃなくていい。
 元気でいて欲しい。
 ただ、元気でいてくれればって。
 今、私はそう思います。」
「・・・」
「ヒーローでいることは、そんなに大事ですか?
 家族の為に、ベストな決断をして下さい。」
「・・・」
「田上さんは、3歳の時から自分の勇気を試してきた。
 本当の勇気を、知っている人だと、信じています。」
「・・・」

美樹の病室
帰っていく母と息子の背中を窓から見つめながら、
美樹は藍沢に尋ねる。
「あなたも、お母さんに言いたいこといっぱいあるでしょうね。」
「・・・いえ。
 ただ・・・聞いてみたいです。
 子供と一緒にいられる時間は、短いってわかっていたのか。
 少なくとも、あなたはそれに気付いた。
 その上で、一緒に住まない方を選んだ。
 子供の為に。」
「・・・」
「あなたは、いい母親です。」
美樹の瞳から涙が溢れる。
「いい母親だと、俺は思います。」
「・・・ありがとう。」

田上が退院していく。
「先生、これ。」
田上は白石にボルトのネックレスを渡す。
「先生に貰って欲しい。
 俺もう、必要ないから。」
「来年からは、ハラハラしなくて済む冬になります。」と妻。
白石は、妻と娘に車椅子を押されていく田上を見つめ・・・。

田所の病室
「・・・怖いな。」
「え?」
「自分が、自分でなくなるのは。
 もう、今までのように、部下に偉そうな事を言う事も
 出来なくなる。」
「あの時と、同じ顔。」と妻。
「え?」
「あの、島に行くのを決めた日と。」
「・・・」
田所の手を握り締める麗子。
「大丈夫。
 私着いていくから。
 どこへでも。」
「・・・」
麗子はそう言い、田所に寄り添うのだった。

白石が田上を追いかける。
「田上さん!
 ・・・これは、私から楓ちゃんにプレゼントさせて下さい。
 だって、誇りです、これは。楓ちゃんにとっても。」
「・・・」

「はい、これ。」
楓の首にボルトのネックレスを掛ける白石。
「なぁに?」
「大きくなったら、パパに聞いて。」

白石の思いに、田上は涙ぐみ・・・。

喘息の少年が目を覚ます。
「わかる?信弘君、わかる?」と藤川。
少年が頷く。
「おはよう。」
藤川と冴島は微笑み合い・・・。

麻痺した手でメイクをしようとする美樹は、藍沢の視線に気付く。
「会社の人が来るのよ。
 誰だかわからなかったら困るから。」

藍沢は緋山を美樹のところに連れていく。
「大丈夫、ですか?」と美樹。
「大丈夫です。
 外科医は、手先が器用なんで。」と藍沢。
「がりがとう。」
美樹が緋山に微笑み掛ける。
その微笑に、緋山も自然と笑みを浮かべ・・・
そして美樹の顔にメイクを施す。

「心の傷を癒す簡単な方法は・・・ない。
 ただ、こうも思う。
 心の傷は、きっと必要なものだ。
 なぜなら、心に傷を負うことで、
 他人の痛みに気付けるようになれるから。」


エレベーターの中
「緊張してるのか?」西条が三井と橘に言う。
「え・・そりゃ、患者が田所部長ですから。」と橘。
「結局お前らは似たもの同志だな。」
「え?」
「どっちも患者に入れ込みすぎる。」
「じゃあ、西条先生は?」
「俺はいつもどおりだ。
 例え患者が、親や部長でもな。」
「・・・」
「それしか出来ない。」
「・・・」

田所の病室
「明日、オペをします。
 お話をしたとおり、動脈瘤は非常に難しい位置にあります。
 オペ中、血流が充分遮断できない可能性もあります。
 その時は、循環停止法と言って、
 心臓を一旦止めます。」と西条。
「心臓を止める・・・」と妻。
「ええ。
 体温を下げた上で、全身の血液の循環を完全に止めるんです。
 つまり、死んだ状態にするんです。
 体温20度なら、20分間、仮死状態を保てます。
 90%の確実で、何らかの後遺症も残ると思います。
 ただ、これしか方法はありません。」
「西条先生はその・・循環停止法っていうのは、
 何例ぐらいの経験があるの?」
「一例もありません。」
「・・・」


体の傷は目に見えるけれど、心の傷は目に見えないから難しい。

処置中に怪我をしてしまった緋山の傷を丁寧に縫合する藍沢。
そして藍沢は、美樹のメイクを緋山に頼むことで、
緋山の心の傷の治療もしていました。
今の緋山にとって、患者に感謝されることが
一番の薬なのだったのでしょう。

「回り道は、悪いことじゃありませんよ。」
今日も田所先生の言葉は素敵でした。
傷を負った緋山の心にじんわりと効いてくる薬みたい。
どんなに遠回りしても、絶対に無駄なことなんてないと
私もいつも思っています。

「ヒーローじゃなくていい。
 元気でいて欲しい。」
白石のこの言葉にも、じ〜んと来ました。
白石も父のことがあったからこそ、田上にこの言葉を
掛けることが出来た。

自分を置いて自殺した母親。
藍沢は、美樹の心を知ることで、母親の思いに少し
触れることが出来ました。

田所先生の手術は成功してもらわなければ困ります。
あんなに優しい奥さんに泣かれては困るので。

西条先生のあの強さはどこから来ているのでしょう。
数々の悲しみを乗り越えてきたからなのか。


マンデリンさん、先週出演していた男の子(泉澤祐希さん)は
白夜行の子でしたか!!もう高校生とはびっくり。
成長ぶりに気付きませんでした。



ランキングに参加中!応援クリックよろしくお願いいたします。
人気blogランキング    TV Drama Ranking



B001AXVWZSHANABI
Mr.Children
TOY'S FACTORY Inc.(VAP)(M) 2008-09-03

by G-Tools



B001BWL4T2コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 [DVD]
ポニーキャニオン 2009-02-18

by G-Tools



B001PC39AKコード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 スペシャル [DVD]
ポニーキャニオン 2009-03-18

by G-Tools



コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命
コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命
扶桑社 2008-09-12
売り上げランキング : 7640


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



B001DCSBY6コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命- オリジナル・サウンドトラック
佐藤直紀 TVサントラ
トイズファクトリー 2008-09-03

by G-Tools



公式HP


【キャスト】
藍沢 耕作(フライトドクター候補生) … 山下智久
白石 恵(フライトドクター候補生) … 新垣結衣
緋山 美帆子(フライトドクター候補生) … 戸田恵梨香
冴島 はるか(フライトナース) … 比嘉愛未
藤川 一男(フライトドクター候補生) … 浅利陽介

田所 良昭(救命センター部長) … 児玉 清(特別出演)

森本 忠士(フライトドクター) … 勝村 政信
轟木 聖子(救命救急センター内のCS) - 遊井亮子
梶 寿志(パイロット) … 寺島 進
西条 章(脳外科医) … 杉本 哲太

田沢悟史(平山浩行)

三井 環奈(フライトドクター) … りょう

橘 啓輔(フライトドクター) … 椎名 桔平


【スタッフ】

脚   本 … 林宏司
音   楽 … 佐藤直紀
主 題 歌 … Mr.Children「HANABI」(TOY’S FACTORY)
プロデュース … 増本淳
演   出 … 西浦正記
演   出 … 葉山浩樹


山下智久さんの主な出演作品




この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

コード・ブルー2 (戸田恵梨香さん)
Excerpt: ◆戸田恵梨香さん(のつもり) 戸田恵梨香さんは、毎週月曜よる9時フジテレビ系列にて放送されている連続ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2nd season』に緋山美帆子 役で出演し..
Weblog: yanajunのイラスト・まんが道
Tracked: 2010-03-10 18:39

コード・ブルー 2nd season 第9回 感想
Excerpt: 『心の傷』
Weblog: ぐ〜たらにっき
Tracked: 2010-03-10 20:46
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。