2010年03月21日

曲げられない女 第10話

『女の革命遂に完結!
 10年日記に刻まれた最後の言葉』


『色々なものを失い・・・
 32になって初めて出来た友とも
 色々あった・・・・・・
 9年間付き合った恋人も
 やっと本当の自分を
 取り戻してくれた・・・・・・
 あとは、私が司法試験に受かり
 無事に子供を産むだけ。
 そう思ったのに・・・・・・』

大きなお腹を抱えながら10回目の司法試験に挑む
“曲げられない女”=早紀(菅野美穂)。
だが最後の試験日、早紀のお腹が痛み始める。


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長部家
富貴恵の介護をしながら早紀の無事を祈る璃子(永作博美)。
そんな璃子に、夫・善隆は言う。
「子供たちの為にも、このまま、ずっといてくれないかな。」
「・・・言ったでしょう?
 この子が生まれたら、介護福祉士の資格を取りたいの。」
「母さんも、口では言わないけど、
 お前のこと頼りきってるんだよ。」
「・・・」

役所に出かけた光輝(谷原章介)は、
法律無料相談のコーナーに座る正登(塚本高史)を発見。
「おい、何やってるんだよ。」
「あ!・・事務所辞めて仕事ないから、
 ここ紹介してもらったんです。ナカジマ先生に。」
「ナカシマせんせい、な。」
「そっちこそ何やってるんですか?こんな所で。」
「・・・これ、取りに来た。」
光輝の手には、婚姻届。
「・・・」
「名前書いて渡そうと思って。
 プロポーズする時。」
「・・・頑張って下さい。」
「・・・そっちはもう本当に諦めたのか?荻原のこと。」
「だって何回も言われましたから。
 俺とは結婚できないって。」
「・・・」
「早紀ちゃんとやってるかなー、試験。」
「俺は必ず受かるって信じてる!
 自分に今出来ることは、それしかないから。」
「でもあいつ本番に弱いからなー。」
「え?そうなの!?」
「だってああいう性格だから融通利かないし、
 一つでも正確に答えられないとすぐ落ち込むし、
 緊張して当日寝不足だったり、
 参考書忘れたやつに貸してやったら読もうとしたところが
 出たり、あとは風邪に下痢に、」
「それ以上言うな。・・・絶望的な気持ちになるから。」

試験会場
自分の番を待ちながら必死に痛みに耐える早紀。
「お願いだからもうちょっとだけ待って・・。
 今年で最後にするって決めたの。
 司法試験受けるの。
 10回目でやっと合格したのに、結局弁護士になれなかった
 お父さんの、夢をかなえるためにも。
 女手一つで育ててくれて、必ず弁護士になるって、
 信じてくれた、母さんのためにも。
 蓮美や藍田や、正登や、中島先生の・・・
 ・・・
 私が、弁護士になりたい本当の理由、教えてあげる。
 弱い立場で困っている人や、
 辛い境遇で、苦しんでいる人を助けたいなんて・・
 奇麗事よ。
 本当は・・・ずるいヤツが許せないの。
 偉そうなやつを見るとむかつくの。
 弱いものいじめするヤツをやっつけたいの!
 でもね、バッジをつけてないと何も出来ないの。
 いくら正論を吐いて、理想を掲げても、
 弁護士って肩書きがないと、誰も相手にしてくれない・・。
 だから、10年間、人に笑われようがバカにされようが、
 必死で頑張ってきたの。
 お願い!
 お願い・・・。」
早紀が本心をさらけ出しても、お腹の痛みは治まらない。
「どうしてわかってくれないの!?
 私が今までどれだけ勉強してきたと思ってるのよ!
 今日の試験を受けられなかったら全てがパーになるのよ!!
 ・・・これ以上邪魔するなら・・

 そんな子供は、私には必要ありません!!

 ・・・
 
 ごめん。
 何言ってるんだろう、私・・・。
 ごめん・・・。
 私、妊娠が分かってから、心のどこかでずっと、
 あなたより司法試験のほうが大事だと思ってた。
 でもそれは間違いだね。
 あなたは、この世にたった一人しかいないんだから。
 試験は諦めたって誰も死にはしない。
 でもあなたを失ったら・・・
 きっと、一生後悔する事になる。
 ごめん。病院行こう。」

「33番の方、試験室1番へ。」
早紀の番号が呼ばれるが、早紀は出口に向かって歩き出す。
その時、試験官が部屋から出てきた。
「荻原早紀さん?」
「ハギワラです!」
「荻原さんじゃないの?」
「!!すみません!!今ちょっと、テンパってて!!」
「大丈夫ですか?どうぞ、中へ。」
「あ・・すみません。
 私は、試験を辞退したいと思います。」
「え?」
「・・・あの、ちょっとお腹・・・
 お腹・・・あれ??
 ちょっとすみません。
 試験受けてもいいの?」
お腹に向かって語りかける早紀。
すると、お腹の中から赤ん坊が返事をしたかのように
蹴りが入る。
「今蹴りました、この子。」
「で、どうしますか?時間ないけど。」
「・・・受けます!」

試験後、早紀は救急車で病院に運び込まれる。

光輝と璃子も病院へ駆けつける。

「早紀!大丈夫!?」
「試験は?無事終わった?」
「はい、なんとか・・」
「いよっし!!」

分娩室前でウロウロする光輝。
「大丈夫かなー、あんなに苦しんでたけど・・。」
「オタオタしなさんな。初産は大変なんだよー。」
介護福祉士の試験本を読みながら答える璃子。
「そっちは決めたの?あの家出るかどうか。」
「うーん、いろいろあってねー。
 だからまだ出てこないのかな、この子も。」
光輝は婚姻届を取り出して見つめる。
「何それ?」
そこには、光輝の名前とハンコが押されていた。
「え?もしかしてこれ・・早紀に渡すの?」
「あいつが受かろうが落ちようが、俺の気持ちはもう決まってる。」
「本気で産まれてくる子の父親になるつもりなのか。」
「うん。
 なぁ、どう思う?親友として。」
「うーん、そうね・・。ま、頑張れば?」
「なんだよその適当な感じ。」
「多分上手く行かないと思う。」
「何で?」
「女の勘。」
「やめてくれよこっちは真剣なんだから。」
「わかったわかった。やってみれば?
 無駄な努力だと思うけど。」
「だからそういうこと言うなよー。」
「大丈夫大丈夫!フレー、フレー、コウちゃん!」
「やめてくれよ、ますます自信なくなるから・・。」

「オギャ〜!!」

「・・・産まれた!!」

病室
「お母さんそっくりの女の子。」
女医が赤ん坊を早紀に抱かせる。
「さっきは、ありがとう。
 わがまま聞いてくれて。」と早紀。
「何それ?」と璃子。
「生まれる前からずいぶんとお話してたみたいよ、
 親子で。」と女医。

「で、名前は?」
「コウちゃん、産まれたばっかりだよー。」
「あ、そうか。」
「実は、もう前から決めてあったんです。」
「え?」

『荻原 灯』

「おぎわら、とう?」と璃子。
「あかりじゃないの?」
「とも、です。」
「とも。」
「死んだ母のように、沢山の人の心に、
 光を灯す人になってほしいから。」
「荻原光の孫、灯、か。」
「いい名前じゃない!」
「もう一つ意味があって。」
「何?」
「友達のともから、取りました。」
「・・・」
「この子にも・・・私と同じように、
 かけがえのない友に出会ってほしいから。」

「また・・そういう泣かせる事を言う・・。」と璃子。
「あーあ、涙もろくなったんじゃないの?年取って。」
「うるさいわね。
 そっちこそ・・あ、さっき言ってたやつ、言っちゃえば?早紀に。」
「そういうこと言うかな、このシチューエションで。」
「プププ。」

「何?話って。」
「あ・・いや・・その・・・
 荻原。・・・俺と・・・」
婚姻届を胸ポケットから取り出そうとする光輝。
その時、病室の前にある人物がいることに気付く。

「・・・入ってくればいいじゃないか、
 そんなところでウロウロしてないで。」
「いや・・俺は子供が無事に生まれればそれでいいから。
 じゃあな、早紀。」
正登が帰ろうとする。
「正登、抱いてあげて。」
「え・・いいの?」

「灯、お父さんよ。」
早紀は正登に赤ん坊を抱かせる。

その様子を複雑な思いで見つめる光輝。

「早紀・・お願いがあるんだけど。
 認知だけはさせてもらえないかな、この子の。
 養育費も払わせてほしい。
 もちろん、親権なんか主張しないし、
 早紀の許しがなかったら、この子にも会わないから。」
「・・・ありがとう。」
「良かった・・。
 ・・・灯。お前はすごいラッキーなんだぞ。
 荻原早紀の娘に産まれたんだから。
 ママは本当に凄い人なんだぞ。
 ・・・それに比べて・・俺は本当にダメな父親でさ。
 今まで、ママに散々酷い子といって、
 苦しめてきた。
 だからお前と一緒にいる資格がないんだ。
 でも・・・何かあったら、
 いつでも助けに来るから。
 全力で灯のこと守る。
 ママに認めてもらえる弁護士になるように頑張るし、
 灯にも、父親と認めてもらえるように頑張るから。
 ・・・ごめんな。」

子供に語りかける正登を、3人は見つめ・・・。

長部家
「実は、昨日、アパート決めてきたの。
 悪いんだけど残った荷物ここに送ってくれるかな。
 子供が産まれてからじゃ出ていきにくくなるし。
 予定日過ぎても産まれてこないのは、
 こうした方がいいって言ってる気がするの、この子が。」
「そんなこと仰らないで下さい。
 大奥様も、このままずっと奥様にいて欲しいと
 思っていらっしゃるんですから。」と家政婦の三田。
「ありがとう、三田さん。
 でもね、もう一度善隆さんと結婚してここに残ったら、
 また、前の、ダメな妻と、母親に、戻ると思うんです、私。
 怠け者だから、介護福祉士の資格を取るのも中途半端になって
 やめちゃうかもしれないし。
 ・・・そういうの、もう、嫌なんです、私。
 ・・・ごめんなさい、お母さん。」
「・・・」

「どこ行くの?ママ。」
「・・・ママはね、別のお家に住むだけなの。
 ここには、毎日、大きいママのお世話に来るし。
 ・・・夢と、望には、まだ、わからないかもしれないけど、
 これが、ママの新しい生き方なの。
 でも、夢と望のママであることは、
 一生変わらないから、ね。」
「・・・」
「ごめんね。」
子供達に微笑みかけると、璃子は子供達が泣きながら「ママ!」
と呼ぶのにも振り返らずに、長部家を出ていく。

玄関を出た璃子は、涙を流し・・・そして一歩踏み出した。

11月11日、合格発表の日の前日、光輝が早紀のマンションに
やって来た。
「どうしたの?」
「明日発表だろ?
 その前に、お前に言っておきたいことがあって。
 今から言うことは、冗談じゃないからな。
 別に楽しんでいただかなくていいからな。」
「何言ってるの?」
「荻原、俺と、」
「・・・」
「俺と・・・」
何かを感じ、突然振り返る光輝。そこには中島が立っていた。
「私に、遠慮しないで、どうぞ、続けてください。」
「いや・・そう言われても・・・」
光輝は婚姻届を胸ポケットに押し込むのだった。

「どうしたんですか?先生。」
「いや、まあなんだ。気を落とさずに。
 嫌な事は、忘れて、今日は、チーズでも食おう。
 又受ければいいじゃないか。
 10年間やり続けたことを信じれば大丈夫。
 来年こそ、必ず、受かる!」
「先生、発表明日です。」と光輝。
「あ、そうなの?」
「はい。」
「なんだそれで連絡がなかったのかぁ。
 アッハッハ。
 あ、そうだ、君、早紀ちゃんに話の続きがあるんだろ?」
「・・・」
「どうぞ。私は灯ちゃんのお相手をさせてもらうから。」

「そう急に振られても・・・」
「何?」
「やっぱ、発表終わってからにするわ。」
光輝が帰っていく。

法務省、司法試験合格者発表。
早紀の受験番号は、33番。
掲示板にその数字を探す早紀。
25、29、31、・・・33!!
「・・・やったぁぁぁ!!」
思い切りバンザイをした早紀は、その姿勢で目を覚ます。
「・・・」

そして、合格発表会場。
掲示板を見ると・・
25、29、31、・・・34。
「・・・」
唸りながら頭を抱えた早紀は、その姿勢で目を覚ます。
「・・・」

朝6時、目覚ましが鳴る。

支度をしながら顔をしかめる早紀。
「何情けない顔してんのよぉ。」と璃子。
「2回も夢みたの。
 受かるバージョンと落ちるバージョン。
 はぁ・・。」
「大丈夫!
 33番、縁起いいじゃない。
 早紀の誕生日3月3日だし。33歳だし。」
「そうだけど・・」
「よーし、今日はこれ(ワイン)全部飲んじゃうぞ。
 あ、ダメか。灯ちゃんの母乳あげなきゃいけないもんね。」
「うん。」
「じゃあ、チーズを沢山買って、
 みんあで待ってる。」
「ありがとう。
 じゃあ、灯のこと頼むね。」
「任せといて。じゃ、ママ、行ってらっしゃい!」

そして、今度こそ本当に法務省。
25、29、31・・・
「これは・・・夢じゃないよね・・・。」
早紀はそう呟くと、思い切り頬をつねり・・・。

中島法律事務所
「青年、そんなに緊張しないで。」
光輝が健治に言う。
「そうよずーっと祈ってるじゃない。」と璃子。
「どうしても荻原さんに受かって欲しいんです。
 僕の命を救ってくれた、お父様の為にも。」と健治。
「10年間やり続けたことを信じれば大丈夫。
 必ず、受かる!」と中島。
「先生、この前からそればっかり言ってません?」と光輝。
「でも、遅いわね、早紀。」
「もう結果は出てるはずだよな。」
「もしかして、落ちたってこと?
 だから、帰ってこれないってこと?」と璃子。
「マジっすか?」と健治。
「10年間やり続けたことを信じれば大丈夫!」
「先生、それわかりました。」と光輝。

「あの・・・
 やっぱやめときます。」と正登。
「ちょっと、気になるじゃない。」と璃子。
「言いかけたことは全部言えよ。」と光輝。
「あのー、実は、法務省のホームページでも見れるんですよ、
 合格発表。」
「嘘!」「早く言えよ。」
「でも、やっぱ、ね。
 早紀の口から直接聞いたほうがいいかなーと思って。」
「うん、まあ、それもそうよね。」と璃子。
「我慢しようか。」と光輝。
「・・・」
中島が、そしてみんながパソコンに殺到。
「何番?」
「33番。」
「・・・行きます!」
正登がマウスをクリックしたその時!
早紀が戻ってきた。

「お帰り、早紀。」
「どうだった?」
「・・・」
「・・・」
「すみません。」
「・・・ってことは?」
「ダメ?だったの?」
「すみません!!」
「嘘・・・」
「みなさん、そんな顔しないで下さい。
 もう諦めがついたっていうか・・・
 さっぱりした気分なんですから、私。」
「いや、そんなこと言わないで、もう一回受けてみたら?
 だって来年は論文免除されて口述だけでいいんだし。」と正登。
「え?本当かよ。」と光輝。
「じゃあ、そうしたら?早紀。」
「・・・今年は、今までで一番手ごたえもあったのに、
 それでもダメだったっていうことは、
 きっと神様が言ってるんです。
 お前は弁護士に向いてないって。
 正直、今年以上に勉強しろって言われても、
 もう気力が沸いてこないし。」
「そう・・なのかもしれないけど、・・」と璃子。
「みなさん、ありがとうございました。
 私は本当に幸せ者です。
 心配してくれる人がこんなにいて。
 ・・・これからは、灯と一緒に、頑張って生きていきます。」
早紀はそう言うと、灯を抱き・・・。

事務所を出た早紀は、泣きたい気持ちを堪え、歩き出す。

「早紀さんじゃないですか!」女性が声を掛ける。里美だ。
「・・・」
「生まれたんですね、正登さんの赤ちゃん。」
「はい。」
「あ、気にしないで下さい。
 もう何とも思ってないですから、彼のことなんか。」
「え?」
「私、結婚するんです。
 相手は正登さんよりずーっとお金持ちのイケメン。」
「おめでとうございます。」
「あ、そうだ。今日司法試験の発表だったんでしょう?
 どうでした?」
「・・ダメでした。」
「え、うっそーーー。残念でしたねー。
 早紀さんも、早く幸せになって下さいね。
 私みたいに。」
「・・・」

帰り道、スーパーで買物をしていた早紀は、
封印していたチーズを次々籠に入れていく。

その時、
「俺が万引きしたって言うのか!?」
男がレジ係の女性に怒鳴っている。
「いえ、ただ、お客様がこれをポケットに、」
「だから!籠に入れるのを忘れただけだって。
 パートに一体どういう教育しているんだ、この店は!
 名誉毀損で訴えるぞ!!」

「大きな声を出すのはやめて下さい!
 業務妨害罪になりますよ!」と早紀。
「関係ねーやつは引っ込んでろ!
 弁護士かテメー。」
「・・・」
早紀はその言葉に返す言葉を見つけられず・・・。

早紀の部屋
11月11日の10年日記を読み返す早紀。
『2001年 不合格。来年は頑張ろう。』
『2002年 不合格。来年こそ絶対に受かる。大好きなチーズ』
『2003年 不合格。正登と一緒に頑張ろう。』
『2004年 不合格。もっと頑張らねばだめだ。』
『2005年 不合格。正登は合格。よかった。』
『2006年 不合格。正登に負けてはいけない。』
『2007年 不合格。どこがいけないのか真剣に考え』
『2008年 不合格。不合格。諦めてはいけない。』
『2009年 不合格。来年で十年目だ。
     何らかの結論を出さねばならないのだろうか・・・』

『2010年 不合格。もう、本もワインも、全部捨てよう。
     ごめんね、父さん。
     ごめんね、母さん・・・・・・』

早紀は、参考書を段ボール箱に閉まっていく。
六法全書(平成14年版)を手に取ると、ページを開く。
鉛筆で書いたあとや、赤い線のあとを。
今まで勉強してきた10年の歴史に、涙が溢れる。
ティッシュを目に当て、声を出さずに涙する。
何とか涙を止め、ティッシュをゴミ箱に放るが、
外れてしまった。

そこへ、璃子と光輝がやってくる。
「あ、ごめん。カギ、開いてたから。」
「どうしたの?」
「あの・・コウちゃんが、話があるって。」
「荻原、俺・・・
 お前にプロポーズしようと思って、こんなもの貰ってきた。」
婚姻届を見せる光輝。
「・・・」驚く早紀。
「でもやめた。」
光輝はそう言い、婚姻届を破り捨てる。
「今のお前とは、こっちからお断りだ!
 このままでいいのか?荻原。
 俺お前には、特別な力があると思う。
 人を幸せに向かわせる力だ。
 9年間も、目標に向かってやりたいことを続けていた。
 お前を見て、俺は羨ましいと思った。
 荻原に出会って、人間を信じようと思った、
 自分も信じようと思った。
 それはきっとこの人も同じはずだ。
 俺はお前みたいな、どんな時も、誰に対しても自分を通す人間が、
 この世に一人でも増えてほしい!
 自分がそうじゃないから・・尚更そう思うんだ。
 そんな人間がどんどん少なくなってるから、
 もうこれ以上減って欲しくない!

 俺は今までどおりの、バカで頑固でめんどくさくて!
 おまけにずれてる、フンコロガシみたいな、
 荻原早紀が好きなんだ!!


「・・・」

「あんたも黙ってないで、何とか言ってやれよ。」
「うん、早紀・・私は・・・
 ・・・
 私・・・
 う・・う、産まれるーーっ!!」

病室
「早紀・・手握ってて。」
璃子に言われ、早紀は璃子の手をぎゅっと握り締める。
「痛い痛い!」
「あ、ごめん。」
「でも、やっぱりあったかいね、早紀の手は。」
「・・・」
「意気地がないと思ってるんでしょう、3人目なのに。」
「そんなことないけど。」
「怖いの。
 介護福祉士になるって、偉そうに啖呵切って出てきたけど、
 自信なんて全然ないし。
 私、この子のこと幸せに出来るのかなー。
 世の中どんどん悪くなっていくんでしょう?
 子供産んでもろくな事ないじゃない。
 これから嘘をつくときは、人を幸せにするためにするとか、
 決めたけど・・そんなこと、やる意味あんのかなー。」
「・・あるに決まってるでしょ!」
「私、もし、生まれ変われるのならば、
 絶対に男がいい。」
「どうして?」
「だってさー、子供だって二人で作ったのに、
 なーんで女だけが、こんなに苦しまなきゃいけないわけ?
 世の中、なんだかんだ言ってまだ男社会だからさ、
 浮気だって、男がしたら甲斐性なのに、
 女がしたら不貞とか裏切りとか言われちゃうのよ?
 不公平だと思わない?」
「私も、今まではそう思ってた。
 でも今は、生まれ変わってもまた女に生まれたい。」
「どうして?」
「母親になってわかったの。
 女には、変わるチャンスが沢山あるって。
 女の人生には革命があるの!
 子供を産んだとき、身体の中の余計な物まで出ていって、
 なんだか、生まれ変わったような気がしなかった?
 女にしか出来ない事も、いっぱいあると思う!
 男が悪いとか、もう若くないとか、子供の世話が大変とか、
 言い訳したり、弱音を吐いてる場合じゃないよ!!私たち!!」
「何偉そうなこと言ってんのよ。
 子供も産むし、司法試験も諦めないって、啖呵切っておいて、
 結局逃げ出したくせに。」
「・・私は、灯をちゃんと育てなきゃって思うから。」
「子供のせいにしないでよっ!!
 あんた、自分が失敗するのを人に見られるのが嫌なだけなのよ!
 こんな母親の子供に産まれて、可哀想よね、灯ちゃんも。
 今までだって、必要ありません、必要ありませんって、
 いろんな人におせっかいなこと言ってきたけど、
 お母さんだって、あんたに余計なこと言われなければ、
 もうちょっと長生きしたかもしれないよぉ。」
「・・・」
「中島先生だって、あのまま引退した方が、
 幸せだったかもしれないし、
 あの大学生の、今田健治だって、
 あんたに影響されて司法試験受けるとか言ってるけど、
 あんたみたいにさ、10年落ちたらどうすんのぉ?」
「私は!!みんなに幸せになってほしいから!」
「それで?正登さんどうなった?
 あんたに振られたせいで、結局、仕事もなくなっちゃったじゃない。」
「・・・それは・・責任感じてるけど・・」
「コウちゃんだってさ、あんたに唆されて、
 警察官僚辞めて、コックの見習いやってるけど、
 本当にそれが、彼にとって幸せだったのかなぁぁぁ。」
「・・・」
「私だってさ、あんた見て、幸せの形になんてこだわっちゃ
 いけないって思って、家飛び出してきたけどさ。
 この子にとっては、やっぱり、旦那とより戻したほうが、
 よかったのかもしれないし。」
「・・・」
「それなのにさぁ、何なのよあんたは!
 自分が傷つくのが怖いだけじゃない!
 恥さらすのが嫌なだけじゃない!!」
「・・・」
「鏡で、自分の顔よーく見てごらん。酷い顔してるから。」
「・・・」
「弁護士になるのなんて、諦めて正解よ、早紀。
 あんた、やっぱり不遜だわ!!」

「・・・しょうがないでしょう!
 私はそういう人間なんだから!!」


「・・・」
「自分でも、余計な事してると思うわよ!
 おせっかいだと思うわよ、でもね!
 周りの人にはみんな幸せになって欲しいの!
 困ってると放っておけないの!
 嫌なヤツ見ると、ムカツクーーーのっ!!」

早紀の絶叫に微笑みを隠す璃子。

「もう何でみんなさ、自分さえ良ければいいわけ?
 いつから人の迷惑考えないようにあったわけ!?
 いつになったら弱いものイジメやめるわけ!?
 何で、争いごとなんか止めて仲良くしようと思わないわけ!?
 いつまで自分はいくら稼いだって自慢したり、
 勝ち組負け組とかにこだわるわけ!?
 そのくせ、自分は不安だ孤独だ、先が見えた、
 生きててもいいことなんて何もないとか、
 もーうっ、グダグダグダグダ!
 みんな何したいわけ!?
 一人だけおいしい思いすればいいわけ!?
 安心安全がそんなに欲しいかよ!!
 人生なんて、答えがわからないから楽しいんじゃない! 
 自分の力で何とか出来るから面白いんじゃないの!!」
「・・・」
「・・・そりゃあね、私だって不安よ。
 世の中不条理だと思うわよ。
 ・・・あんなに、勉強したのに何で落ちるわけ!?
 何で、私よりも弁護士に向いていない人が、
 弁護士になって偉そうな顔をしてるわけ?
 私を落とした試験官全員出て来ーいって感じよ!!
 もう・・
 でもさ、そんなこと言っても、何もならないし・・
 何も変わらないから・・
 辛いけど、自分を・・通してきたの!
 周りの目は気にしないで、自分の思いはいつか伝わるって
 信じて!!不安と戦ってきたの!
 だから、私は後悔してない!
 母さんが倒れた時、正登のプロポーズを受けていたら、
 今頃、旦那や子供に異存する人間になってたかも!
 前の事務所辞めたときだって、生活の為に自分を殺してたら、
 弁護士って仕事に希望をもてなくなっていたと思う!
 母さんが学校に行くの止めなかったら、
 自分の本当の気持ちを一生伝えられなかったと思う!
 中島先生にしか助けられない人は沢山いると思うし、
 今田健治が、司法試験受けたいって言ってくれた時は、
 もう涙が出るくらい嬉しかった!!
 正登だって、色々あったけど・・
 今は、私が、好きになった頃の正登を取り戻してくれた。
 それに!!
 何より・・・
 私が私じゃなかったら・・
 蓮美や、藍田と友達になれなかったと思う!
 これからの人生を生きていく、勇気や、
 希望を持てなかったと思う!
 違う!?」
「・・・」
「だから、私は、荻原早紀であることを止めない!!」
「・・・」
「必要ないものは必要ありませんと言う!
 人の間違いは、すみません、正確に言っておきたいので、と
 正していく!
 10年日記も付ける。
 ワインも好きだ、チーズも好きだ、マイケルも好きだ!
 ・・・父さんを尊敬する。母さんみたいになりたい。
 二人に胸を張れるような子に、灯を育てて見せる!!
 
 ・・・文句あるかぁぁぁぁ!!」

早紀の絶叫に、璃子は堪えていた笑みを漏らす。
「え?」
「フッフッフッフ。」
「何?」
「今回のシャッターは、今までで、一番迫力あったなぁと思って。」
「・・・」
「でもさ、それだけ偉そうな事言って、
 自分は諦めますっていうのは、通用しないよね。」
「・・・え?ひょっとして、う、嘘ついたの?
 私をその気にさせるために。」
「私が嘘つきだってこと、忘れちゃダメよぉ。」
「・・・」

病室の前で灯を抱いて待っていた光輝も微笑む。

「今のハ、大丈夫だったかな、早紀。
 あんたを、幸せにするための、嘘になってた?」
「・・・」早紀は泣きながら頷く。
「良かった・・。
 私は、やっぱり、あんたが弁護士になって、
 荻原早紀の愛で、沢山の人を救って欲しい。
 私は、あんたが側にいてくれたら、大丈夫だから。」
「・・・」
「二人の子供が、同じ年に生まれて本当に良かったと思ってるんだぁ。」
「・・・」
「これからも、色々助け合っていけるしね。
 あ・・今のハ、嘘じゃないよ。」
泣きながら頷く早紀。
「それからさ、」
「うん。」
「もう、限界かも。産まれる〜。」
「もしかしてそれも嘘?」
「そんなわけないだろぉぉぉ!!」

「先生!!産まれるーーーっ!!」

璃子は無事、男の子を出産。
「名前決まった?」と光輝。
「まだ生まれたばかりだよ。」と早紀。

『蓮日光』

「じゃん。
 早紀の真似して決めておいたの。
 早紀のお母さんの名前貰っちゃった。」
「蓮美、ひかり?」
「ううん、ひかる。
 まんまじゃ恐れ多いしさ。
 それに私光GENJIのファンだったし。」
「紫式部の?」
「ローラースケートの方。」

そこへ、正登が顔を出す。
「・・またそんなところウロウロしてないで、
 あんたも入れば?」
「いや、今日は本当に無事産まれればそれでいいんで。」
「何よ、冷たいじゃない。
 うちの子は見てくれないの?」
「いや、そういう意味じゃなくて。
 俺よりもっと会いたい人がいると思って。」
ドアを開けると、善隆、夢、望が立っていた。

「夢・・望・・。
 あなた達の弟よ。」
「名前は?」と夢。
「光君でーす。」
「こんにちは、光君。」「こんにちは。」
「夢お姉ちゃんと、望お兄ちゃんです。」
璃子は子供達を見つめて優しく微笑み・・・。

早紀のマンション
泣いて愚図る灯。おもちゃであやしても泣き止まない。
早紀は、段ボール箱から六法全書を取り出すと、
おとぎ話を読むように、優しく読み聞かせる。
すると灯は泣き止んで・・・。

「灯・・ママ、また司法試験目指したいんだけどいいかな。
 弁護士になるまで、諦めたくないの。」
灯は早紀の指をぎゅっと握り締める。
「イタイイタイ・・・。」
早紀を見つめて微笑む灯。
「許してくれるの?
 ・・・愛してるよ、灯。」

早紀はマイケルの音楽を聞きながら、鏡を見つめ、微笑んだ。

ダンボールのガムテープを剥がし、ゴミ箱目掛けて放る。
見事命中!そしてダンス!

『灯の1才の誕生日には、
 必ず弁護士になってみせるからね、
 ママ・・・・・・』

母親の形見のネックレスを灯に見せる早紀。
「これからは、あなたが守ってもらいなさい。」
早紀はそう言い、灯の小さな手にネックレスを握らせる。


そのページを読み終え、パタッと日記を閉じる少女。
胸には、光のネックレス。
「灯、何やってるの?ご飯食べた?」
早紀の声に、灯は慌てて日記を本棚に戻す。
本棚には、『1991年−2000年』『2001年−2010年』『2011年−2020年』
3冊の10年日記が並んでいる。

「ママ、早くしないと遅れるよ。」
「わかってるわよ。」
と言いながらチーズのつまみ食い。
「あーあ、お行儀悪いんだから、いつも。」
洗い物をしながら灯が言う。
「あんたも早く用意しなさい。
 今日パパに会う日でしょ。」
「わかってるよー。」
「・・・もしかして日記見た?」
「まさか。」
「微妙にずれてるんだけど、位置が。」
「気のせい気のせい。」
「・・・読んだら許さないからね。」
「わかってるよ、早く行こう。」
「うん。
 あれ?昨日外してどこ置いたっけ?」
「また何かなくしたの?」
「あれ?どこいったんだろう。」
「もしかして、探してるの、これ?」
灯の手には・・・弁護士バッジ!
「ありがとう。」
早紀はそれを胸につけ・・・。

「行こうか。早くしなさい。」
灯は早紀を追いながら、壁に飾った額縁を真っ直ぐに直す。
それは、早紀の司法試験第二次試験合格証書だった。

介護施設
「今日は特製スープ作ってみたんですけど、
 お味の方いかがですか?」と光輝。
「元気出るよ!」「あんたの料理、最高だよ!」
「ありがとうございます。
 リクエストがあったら何でも言って下さいね。
 殺したい相手とかがいたら毒入りスープでも作りますから。」
「・・・」
「冗談ですよぉ。アハハ。楽しんでいただけました?」
「いつも張り切ってるね!」
「すみません、コレが、コレなもんで。」

そんな光輝に投げキッスをする璃子。
璃子はまた妊娠中。
光輝は璃子の投げキッスをパクっとキャッチ。
二人は幸せそうに微笑みあう。

「璃子さん!」
「あれ?おはよう、灯。」
「よっ!」挨拶を交わす光輝と早紀。
「どうしたの?早紀。」
「この子も今日パパと待ち合わせなの。」
「無料相談の日か。」
「うん!」

利用者から相談を受ける正登。
相談者は相談しながら眠ってしまった。

「おぉ、灯!」
「パパ!」
「参ったよ、さっきから同じことばっかり言ってるし、
 しまいには寝ちゃうしさぁ。」
「頑張って、それが弁護士の仕事でしょ。」

そんな二人を見つめて微笑む早紀と璃子。

「ママ!!」
「どうしたの?光。」
「腹減ったから友達連れてきた。」
「また!?じゃあコウちゃんに頼んだら?」
「来たか、光!」
「コウちゃん!」
光が光輝に抱きつく。

そんな二人を見つめて、早紀と璃子はまた微笑む。

窓の外には桜。
「なんか、こういうのを幸せっていうのかね。」と早紀。
「ちょっと、オバちゃんみたいなこと言わないでよぉ。」
「もう充分おばちゃんよ。」
「うーん、確かに。
 介護も大変だし毎日ヘロヘロでもう助けてって感じだけど、
 あ!でもね、この前病院で、
 学生さんですかって言われたんだからね、私!」
「・・・」ヘン顔で答える早紀。

そんな二人の足元にボールが転がってくる。
「おばちゃん、取って〜!」

「・・・絶対振り向いちゃダメよ。」

「おばちゃぁぁん!」

「・・・」

中島・荻原法律事務所
「すみません、遅くなって。」と早紀。
「ああ、丁度良かった。
 こちらの方の話を聞いてあげてくれませんか?ハギワラ先生。」
「オギワラです!」
「いやいや、今だに、間違えるんですよ。ハッハッハ。」

二人の会話に、泣いていた女性が顔を上げる。それは、里美だった。
「・・・横谷さん?お久しぶりです。」
「旦那さんに内緒でかなりの額の借金を作ったらしくて、
 離婚だ、子供の親権は渡さない、
 そう言われたらしいんです。」と中島。
「そうなんですか。」
「お前の人生なんかもう終わりだって、 
 心の中で爆笑しているんでしょう!」
「爆笑というのは、大勢の人が一度に笑うことを言うので、
 今の使い方は間違っています!
 それから、あなたの人生は終わりなんかじゃありません!
 すみません、正確に言っておきたいので!」

=終わり=


10年間やり続けたことを信じれば大丈夫。
中島先生が何度も繰り返していた言葉ですが、
10年間、夢を諦めずに挑戦し続けるって
なかなか出来ることじゃないよなぁ、と改めて思いました。

曲がったことが大嫌い、許せない早紀。
それは彼女の長所でもあり、短所でもあった。
父の夢というよりも、その性格故に弁護士を目指していた。
そんな彼女が、友と呼べる人と出会うことで成長し、
友達も、赤ん坊も、最終的には夢も手に入れることが出来た。

早紀の合格発表、1度目の夢には騙された!
やったぁ!と思ったのに、夢でした。
早紀の夢どおり、25番、29番の人が合格。
早紀には超能力が!?(笑)

早紀の本心を引き出す璃子。
早紀の絶叫シーンも素晴らしかったですが、
それを聞いている璃子の目の演技が素晴らしかった。

数年後(6年後くらい?)の展開にはびっくり!
でも、灯には正登が。
光には光輝が。
子供達が幸せそうで良かったです。

子供達が共に成長していうところ、
早紀が試験に受かったところ、
初めての案件、
璃子と光輝の間に友情以外の感情が芽生えたこと、
SPなどで見てみたいです。


早紀の真っ直ぐさは見ていて心地良かったです。
何より、菅野美穂さん、永作博美さんの演技力が
素晴らしかったし、
谷原章介さん、塚本高史さんも役にハマっていて、
毎週楽しみな作品でした。

さて、この枠の次のドラマは『mother』。
次クール一番気になる作品です。
松雪泰子さん、山本耕史さん、酒井若菜さん、高畑淳子さん、
田中裕子さんと、出演者にも惹かれます。

次週のスペシャルドラマ『遠まわりの雨』も楽しみ。



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キャスト
荻原早紀(32) - 菅野美穂
藍田光輝(36) - 谷原章介
坂本正登(29) - 塚本高史
今田健治(19) - 市川知宏
横谷里美(25) - 能世あんな
増野所長(55) - 西岡徳馬
荻原 光(56) - 朝加真由美
長部璃子(34) - 永作博美
長部 夢(7) - 松浦愛弓
長部 望(3) - 滝田匠
長部善隆(38) - 山口馬木也
長部富貴恵(60) - 高林由紀子
中島剛志(平泉成)

スタッフ
脚本: 遊川和彦
チーフプロデューサー: 櫨山裕子
プロデューサー: 大平太、山本由緒、太田雅晴
演出: 南雲聖一、吉野洋、木内健人
音楽: 池頼広
制作協力: 5年D組
製作著作: 日本テレビ


菅野美穂さんの主な出演作品





この記事へのコメント
女には、変わるチャンスが沢山あるって。
 女の人生には革命があるの!

「・・・しょうがないでしょう!
 私はそういう人間なんだから!!」

とても楽しく観続けました。
「曲げられない」早紀は、まるで「不遜な」私自身を見るようでした。
丸くなれるものならなってみたいけど、
それじゃあ私じゃないようで、
先日も会議の席で「そんな論理には到底納得できません!」
と啖呵きってしまった私…。

「次は男か女かアンケート」は、私もたまに周囲の友人の調査をしますが、
男性は皆「次も男」と答えます。
女性は半々なのですが、私もこれからは胸をはって「女!」と答えよう。
「女は選択肢が色々ある。逆に言うと女の人生は選ばなければならない重さがある。」
と思っていたけど、
「女の人生には革命があるの!」
これはとっても気に入りました。
菅野さんの台詞だったけど、
私はこれを永作さん風にニヤニヤしながら言ってみたい。

正登さんを代表とする男性陣はともするといいとこなしでしたが、
(イケメン俳優塚本さんをこんな風に使っていいのでしょうか?
いいのでしょう…)
コウちゃんと中島先生で取り返そうとしても、男はちょっと分のない話だった。
でも、夫もとても楽しんで観ておりました。
世の中の曲げられない女たちを応援してくれるドラマでした。

ありがとう!

Posted by やすこ at 2010年03月22日 08:27
ちーずさん、こんにちは。
このドラマのレビューは大変だったんじゃないですか?セリフは多いし、日記なんかもありましたから。本当にお疲れさまでした。
女の人生には革命があるっていうのはうらやましく思いましたねえ。次は女に生まれてくるのもいいかもと思いました。
おませな感じに成長した灯ちゃんも可愛いかったし、それも含めて数年後のみんなが幸せそうでよかったです。それぞれが自分の人生と向き合い格闘し友情に支えられた上での説得力ある未来図でした。唐突な感じで終わったり消化不良で終わるドラマが多いなか、「ごちそうさまでした」と言いたくなる最終回でした。
Posted by マンデリン at 2010年03月22日 09:42
ちーずさん、やすこさん、マンデリンさんこんにちは。

最終回、早紀が弁護士になりたい気持ちをお腹のなかにいる我が子に話しかける場面が印象的でした。ずるい奴をやっつけるには、弁護士にならなくてはいけない。早紀らしいと思いました。
璃子が、早紀に弁護士をあきらめないよう嘘をつく場面もよかった。
ちーずさん、私も璃子の目の演技素晴らしかったと思います。

無事弁護士になれた早紀、そして灯ちゃんが、正登と仲良しなのが嬉しかった。

まさか、璃子と光輝が結婚するとは思ってもみなかったのですが、お似合いですね。
ただ、夢ちゃんと望ちゃんがどうしているのか、長部家の場面も見てみたかったな。

何にせよ、ハッピーエンドでよかったです。



Posted by 瑞穂 at 2010年03月22日 15:39
ちーずさんこんばんは、三者三様の喜怒哀楽の表現をしながらも、ひとりになると生活や社会に疑問を持ち悩む3人。

家庭に居場所がない璃子やお飾りだけの警察署長の光輝が、言いたいことは言い自分の道を追いかけて苦労しながらも突き進んでいく姿に影響を受け次第に家庭での不満を言えるようになったり警察官僚という立場に疑問をもち調理師の道を選んだりするのも良かったのですが友とよべる二人を得て、強かった主人公の早紀が母を失い友を失った辛さを描いたのが人間臭さがでていて良かったかな!

ラストのシーンで早紀はシングルマザーとして灯を育てているのは分かったのですがちーずさんの感想では光と光輝の仲に璃子と光輝が一緒になったようにとれたのですが、そう受け取っていいのかな?璃子に冷たい態度をとっていた子供たちの涙が違う展開も考えてしまいました!
Posted by けた at 2010年03月22日 16:41
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曲げられない女 (最終回)
Excerpt: 日本テレビ系列で毎週水曜よる10時から放送されていた連続ドラマ『曲げられない女』は、昨日、最終回(第10話)を迎えました。 ●あらすじと感想
Weblog: yanajunのイラスト・まんが道
Tracked: 2010-03-21 20:26
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