2010年05月23日

同窓会〜ラブ・アゲイン症候群 第5話

『恋の罰…神様、許して』

「恋は人を惑わせる。
 恋は人を残酷にする。
 恋は人を愚かな詩人にする。
 だがいつの世も、人は恋に魅せられてきた。
 そして、とうとう私たちもお互いに触れた。
 出会ってから、30年の月日が経っていた。」


お互い惹かれ合う気持ちに逆らうことができず、思い出の
競技場で思わず抱き合う朋美(黒木瞳)と杉山(高橋克典)。
「帰りたくなーい!
 もう一度、15歳に戻りたい!
 ・・・無理よね。バカみたい、私。」
「俺も帰りたくない。
 でもこのまま気持ちに流されたら、
 福島と真理ちゃんと同じになる。
 それじゃあ自分勝手すぎる。」
「わかってるわ。
 私たちは、15歳じゃない。
 もう大人だものね。」
二人は溢れ出す気持ちを抑え、それぞれの家へと帰っていく。

「再会の約束をしないまま、
 私たちは別れた。
 もどかしさで胸かきむしりながら。
 福島君と真理子も、こんな思いをしたのだろうか。」

 
同じ頃、朋美の娘・彩(大平うみ)は杉山の息子・
大地(竹内寿)と会っていた。
両親の不倫疑惑に対するショックと怒りを共有した二人は、
すぐに心を通わせる。

一方、大久保(三上博史)は失踪中の福島(尾美としのり)と
再び接触を図ろうと、何度も電話をかけていた。

すると、福島から大久保に連絡が入る。
二度と電話をしたり、記事を書かないよう要請するだけでなく、
自分たちの居場所がバレたら心中するとほのめかし、
電話を切ってしまう。

「死ぬ?
 ・・・何言ってんだ・・。」
大久保が呟く。

余命わずかな彼にしてみれば、
自ら命を絶つなんて許せないことでしょう。


自宅に走って戻る朋美。

「45歳にもなって、私たちはまるで中学生のように、
 迷い悩んでいた。
 大人になるのは、難しいことだった。」
 
翌朝、朋美は、何事もなかったかのように母親と妻の顔に戻る。

そんな朋美に、夫・誠一郎(吹越満)は、
最近、彩の様子が変なこと、昨夜も帰宅時間が遅かったと話す。
「彼氏でも出来たんじゃないかな。」と誠一郎。
「まさか!」
「まさかってことをするもんだよ、人間は。」
「・・・」

心配になった朋美は、登校する彩を追いかけ、
問いただそうとするが、冷たく突き放されてしまう。
 
そこへ、陽子(斉藤由貴)が車に乗って現れると、
パート先まで送っていくと申し出る。

杉山家
妻・佳奈子(須藤理彩)は、昨晩大地の帰りが遅かったと
杉山に話す。
「男の子は、無茶をしたくなることもある。
 あいつは内気すぎるから、
 少しぐらい冒険した方が強くなるさ。」
「・・・冒険。随分便利な言葉ね。
 男なら何しても許されるの?」
「どうした。お前らしくないぞ。」
「私らしいって何?これも私よ。
 ・・・明るいだけの人間なんていないわ。」
「・・・」

陽子の車の中
「どうして知ってたの?私がパートしてたって。」
「ああ、ご主人から聞いたの。」
「え?」
「ほら大久保君から聞いてない?
 山中湖の帰り、送ってもらった時にね。」
「じゃ、主人のことも?」
「うん、聞いたよ。失業中なんだってね。」
「・・ごめん。嘘ついて。
 みんな華やかな生活送ってるから、言いにくくて。」
「いいよそんなの。
 誰だって言いたくないことぐらいあるでしょ。」
「ごめん。・・ありがとう。」
「杉山君は?知ってるの?」
「・・・」
「ふーん。言ってないんだ。」
「お金に困ってるって思われたくなくって。」
「素直じゃない、今日は。」
「でも・・言うわ。杉山君に。ちゃんと本当のこと。」
「いや、別にいいんじゃない?」
「もう、嘘はつきたくないの。」
「・・・杉山君と寝たの?」
「は!?」
「だって、嘘をついていた女が嘘をつきたくなくなったって
 いうのは、関係が変わったっていうことでしょ?
 違う?」
「・・・」
「やっぱり!いつ!?」
「違うわ!あの・・私そんな勇気ない。」
「嘘だね。」
「・・な、何言ってるの?」
「ね、ここで降りてくれる?」
「こ、ここで?」
「そ!こんなとこで。
 ラブラブな人に、話なんかないわ。」
夫・正隆(神保悟志)に突然、離婚を切り出され、
精神的に大打撃を受けていた陽子は、思わず知らない街で
朋美を車から降ろしてしまう。

「知らない町に降ろされて、
 私の中に、ある決意が生まれた。」

 
福島の言葉から、駆け落ちの裏に“恋”以外の深刻な理由が
あると直感した大久保は、杉山に相談。
だが、杉山は
「あり得ない話じゃない。
 永遠に一緒にいたいと思う奴がいても
 不思議じゃないだろう」
と意外な言葉を口にする。
 
陽子に置いてけぼりにされてしまった朋美は、
そのままパートを休んで家へと帰る。
「どうしたんだよ。」
慌ててグラビアアイドルのサイトを隠す誠一郎。
「パート、お休みもらったの。」
「どうして急に?」
「パパと・・ううん。あなたと話がしたいの。」
「・・・」

「一度、ちゃんと聞こうと思ってたの。
 今まで、追い詰めちゃいけないと思って黙ってたんだけど。
 これから、どうするつもり?」
「・・何が?」
「仕事よ。あなたの人生。」
「再就職先、探してるだろ。必死で。」
「必死でなんか探してないわ。」
「何?」
「外回りは嫌。一日中パソコンは嫌。給料が安いのは嫌。
 あなたの望む会社なんて世の中にないわ。」
「・・・」
「あなたはもう・・働きたくないんじゃない?
 このままずっと、家にいたいんじゃない?」
「・・・だったらどうなんだよ。
 職の無い亭主はポイか。
 金の切れ目が縁の切れ目って言うからな。」
「違うわ。
 ・・・お金の問題じゃないって言ったら嘘になるけど、
 あなたが本気で、本気で仕事を探して戦っていたら
 私、喜んで支えるわ。
 でも・・・投げやりに、毎日を送っているあなたには・・」
「何だよ。」
「・・・恋が出来ない。」
「へっ。恋だぁ?」
「私、今のあなたに・・ときめくことが出来ないの。
 そして、あなたが私に、平気で情けない姿を見せるの、
 私にときめいてないからだと思う。」
「急に何だよー。
 今までそういうこと言った事ないだろ!?」
「・・・」
「あの杉山って男のせいだろ。
 あの男は真面目に働いているからな。
 俺のことがくだらなく見えるんだろ。」
「杉山君だけじゃない。」
「杉山くーん。杉山くーん。」
「みんな一生懸命働いてるわ!
 大久保君だって、人に文句言われても、
 ちゃんと自分を貫いてる。
 亀村君は、儲からないお店、何とかしようとしているの。」
「お前に何がわかるんだよ!!」
「・・・」
「俺が会社クビになってどれだけ傷ついているのか
 わかってんのかよ。
 一生働いていこうと思った会社に切り捨てられたんだよ!」
「どこ行くの!?」
「地獄だよ。」
「じ、」
「俺なんか死んだ方がいいんだよ!」
家を飛び出していく誠一郎を、朋美は慌てて追いかけ…。
 
同じ頃、陽子は大久保の家にいた。
陽子に何かあったと気づいた大久保は、
ホテルに行こうという陽子を、自宅に連れて来たのだ。
正隆に離婚を切り出され、家を飛び出し、
あまり幸せそうじゃない朋美のところへ行ったが、
朋美は杉山と上手くいっているようで、
嫌になってしまったと涙を浮かべる陽子。
その涙を優しく拭いてやる大久保。
そして二人は……。
 
誠一郎を必死に探す朋美。

誠一郎は近所の公園にいた。

「夫は生きていた。
 私はほっと胸を撫で下ろした。 
 でも、その瞬間、私は知った。
 夫は子ども達の父親だけど、
 私はもう、あの人に恋をすることは出来ない。」


「心配したわよ。」
「ほんとかよ。」
「・・・行こう。」
「覚えてないのかよ。俺がプロポーズした時のこと。」
「・・え?」
「お前の、実家の近所の公園で、
 こうやってブランコに座って、言ったじゃないかよ。
 結婚してくれって。
 うん。
 うんって、お前言ったじゃないかよ。」
そう言い泣き出す誠一郎。
「もうちょっと待ってくれよ。
 きっと俺・・・立ち直るから。」
「・・・」
そのとき、朋美の携帯に、彩が警察にいるという連絡が入る!
 
朋美と誠一郎が慌てて警察署に向かうと、
彩が学校を早退し、大地と共に歌舞伎町にいるところを
補導されたと聞かされる。
まだ大地が杉山の息子だと知らない誠一郎は、
大地が彩をそそのかしたのではないかと責めるが、
彩はすべて自分の意思で行ったことだと反論。

そのとき、大地の両親である杉山と佳奈子(須藤理彩)が
姿を現した。
驚愕しつつも、子どもたちにそれを悟られないよう、
冷静を装う朋美と杉山。

警察署を出る二家族。
「どういうことなの?大地。
 どうして、あちらのお嬢さんと?」と佳奈子。
「忘れた。」
「そんなはずないでしょう!? 
 お宅、二人のことご存知だったんですか!?」
「いえ、全く存じませんでした。」と朋美。
「ご主人はどうなんです!?
 うちの主人と、お宅の奥さん、知らない仲じゃないんですよ。」
「ええ。もちろん、知ってましたよ。」
「だったら、冷静じゃいられないでしょう!?
 ねえ、うちの息子とどうやって知り合ったの?」
「佳奈子!」
「教えてちょうだい!」
「今日のところは、二人を連れて帰りませんか?
 これだけ聞いても答えないということは、
 子ども達にも何か理由があるんだと思います。」と朋美。
「たいした理由なんてないよ。
 ママがあの人の電話番号を書いたメモを捨てたから、
 それ見て電話したら、大地君が出ただけ。
 ね。」と彩。
「そうだよ。
 親同士が不倫してるんだから、
 僕達だって好き勝手やろうと思っただけ。」と大地。
「・・・いい加減なことを言うな。
 お父さんは不倫なんかしていない。
 もちろん、宮沢さんもだ。」
「じゃあどういう関係なの?」と彩。
「ただの同級生だよ。
 それ以上でもそれ以下でもない。
 特別な感情を持ったことなんて、一度も無い。」
「そうよ。
 二人とも誤解しないで。
 私たちは、ただの同級生。
 同窓会で会って懐かしくなっただけ。
 その、不倫?そんな考えられないわ。
 誓って言います。やましい事はありません。
 ですから、奥様も余計な心配なさらないで下さい。」
「・・・」

二家族はそれぞれの家へと帰って行く。

「子ども達に罪は無い。
 私は母親であり、彼は父親なのだ。
 30年前と違って、私たちは重い鎖に繋がれていたのだ。」


その頃、陽子は大久保とベッドの中にいた。
「好きじゃない人としたの初めて。」
「いかがでした?奥様。」
「・・・不思議。悪くなかった。」
「ふん。不思議でも何でもないよ。
 好きじゃない方がいいんだよ。
 どう思われたっていいから、自由になれる。」
「・・・朋美と杉山君はどうだったのかな。」
「知ったこっちゃないけど、間違いなく上手くいかないね。」
「好きだから?」
「そう。やつらは恋をしている。
 恋というものは人を狂わせ冷静さを失わせる。
 恋したら、負け。
 なんか食う?パスタぐらいなら出来るけど。」
「・・いい。帰る。」
「・・・どうするの?旦那。」
「離婚・・・してあげようかな。」
「なあ。45歳なんて、まだまだ若いぞ。
 やり直せる。」
「・・・」
「送っていこうか?」
「いい。
 これ以上、一緒にいない方がいい。」
「・・・」
「大久保君に・・・恋しそうだから。」
「・・・」

杉山家
ショックを隠しきれない佳奈子が、家を出て行くと宣言。
「悪いのはお父さんじゃないか!」父親を責める大地。
杉山は、自分が出て行くことに。

一方の宮沢家では、朋美が彩と杉山とは二度と会わないという
約束を交わしていた。

大久保のマンション
陽子のこと、元妻のこと、そして朋美のことを考える大久保。
自分に残された時間はあとわずか。
大久保は薬を飲むと、書きかけの記事を書き始める。

『エリート官僚失踪シリーズ第2弾!
 ラブ・アゲイン症候群に落ちた友へ
 
 わが同級生、F君、今どこで何をしている?
 私は君が記事を読み、腹を立て、現れることを願った。
 だが君は依然、逃げ回っている。
 一体何故だ?
 何故45歳にもなって、恋に落ちた?
 いい結果を生まないことは、君ほどの頭なら
 わかったはずじゃないか。
 なあ、F君。恋ってなんだ?』

家に戻った陽子は、ソファーで眠る真奈を見つめ・・・
彼女に触れようとしたその手を引っ込める。

宮沢家
朋美の携帯に、杉山からの着信が…。
悩んだ末、ごみを捨てに出た朋美は、杉山の携帯に
電話を掛けてしまう。
「もしもし。」と杉山。
「もしもし?」
「悪い。あんなことがあった後に掛けるなんて
 非常識だと思ったんだが・・一言だけ言いたくて。」
「今大丈夫よ。何?」
「さっき言ったのは・・・嘘だから。」
ただの同級生、という言葉を否定する杉山。
「・・・私もよ。」
「そうか。」
「今どこ?外みたいだけど。」
「これから、仕事に戻るところだ。
 じゃあ。」
「待って。
 ・・・杉山君。・・・好き。」
「・・・」
「ただの同級生だって嘘ついて初めて、
 どれだけ好きかわかった。
 私、あなたのことが好き。
 中学の時よりも何倍も好き。」
「俺もだよ。相川。
 お前が・・・好きだ。」

「私はごみ置き場で、愛の告白をした。
 道ならぬ恋には相応しい場所だった。
 でも、彼の甘い言葉をかみ締めながら、
 私は予感していた。
 これ以上好きになったら、恐ろしい事が起こる。
 きっと私たちは、罰を受ける。」



杉山と朋美の関係にはなーんの興味も沸きませんが、
朋美と誠一郎、陽子と大久保のシーンが好きです。
杉山と朋美の抱擁よりも、
陽子の涙を拭ったあとの大久保の優しい笑みに
ドキドキしました。(笑)
妻へのプロポーズを思い出し涙する誠一郎に
ちょっと切なくなりました。

陽子は真奈を愛してきたんだと思います。
多分、彼女は自分のせいで子どもが出来ないから
愛人の子を引き取った?
でも、もしかしたら、陽子は大久保の子を妊娠するのでは?
大久保は、陽子を愛し、子どもを愛し、
そして最期を迎えるのかな・・。

だとすると、真奈は西川の子どもでない可能性が!?
そうだとしたら、その時西川はどうするのか気になります。



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キャスト
宮沢朋美 - 黒木瞳 (幼少期:篠原愛実)
杉山浩介 - 高橋克典
西川陽子 - 斉藤由貴
大久保真一 - 三上博史
宮沢誠一郎 - 吹越満
亀村太一 - 六角精児
福島和彦 - 尾美としのり
板倉真理子 - 宮地雅子
杉山佳奈子 - 須藤理彩
江川麻美 - 芳本美代子
西川正隆 - 神保悟志
菊川早苗 - 野波麻帆
竹原俊太 - 八神蓮
高村亜紀 - 眞野裕子
宮沢彩 - 大平うみ
杉山大地 - 竹内寿
宮沢達也 - 嘉数一星
西川真奈 - 熊田聖亜
大野真弓 - 大島蓉子
島田珠恵 - 佐藤詩子
浩太 - 鈴木勝吾


スタッフ

脚 本
 井上由美子
音 楽
 神坂享輔
演 出
 藤田明二、高橋伸之、秋山純
プロデューサー
 黒田徹也(テレビ朝日)、清水真由美(MMJ)
制 作
 テレビ朝日、MMJ
主題歌 
 阪井あゆみ 「ex-lover」(EMIミュージック・ジャパン)



黒木瞳さんの主な出演作品



高橋克典さんの主な出演作品



斉藤由貴さんの主な出演作品



三上博史さんの主な出演作品





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