2010年11月15日

SPEC〜警視庁公安部公安第五課
未詳事件特別対策係事件簿〜
戊の回

『堕天刑事』

当麻(戸田恵梨香)と瀬文(加瀬亮)が念動力のスペックを持った
犯人と格闘していると、何者かが未詳にやって来て当麻と瀬文を攻撃。
犯人をさらって行く。

意識が戻った当麻に瀬文が聞く。
「一体何が起こっているんだ。
 ここは警察だぞ。」
「・・・」
片手で1リットルのペットボトルを持ち上げ、歯でキャップを
外して水を飲む当麻。
「何でそんなに落ち着いているんだ!
 お前、何か知ってんじゃないか?」
「私は何も知りませんよ。
 ただ・・・
 私たち、気をつけないと消されるかもしれませんな。」
「・・・」

海野(安田顕)の診察室にニノマエが入っていく。
棚に飾られた赤と青の水鳥、そして海野が記入している
里中梨花のカルテを見つめるニノマエ。

「どうされました?」海野が顔を上げずに尋ねる。
「手が火傷をして。」
ニノマエが左手の包帯を外して見せる。
「本当だ。」

次の瞬間、落ちていく包帯が空中で止まり・・水鳥も動きを止め・・・
時間が止まった中、ニノマエは海野に近づき、
彼が書いていたカルテを覗き込む。
「四谷かよ。刑事のくせにいいとこ住んでんじゃん。」
ニノマエはそう呟きながら、里中の住所をメモする。

「した?
 ・・・」
海野は目の前から患者が消えていることに気付き、
看護師と目を合わせ・・・。

海野はニノマエのことを知らなかったですね。

工事現場
クレーン車を操作していた作業員谷田理は突然心臓を押さえる。
鉄骨が落下し、谷田はその下敷きになってしまった。

里中(大森南朋)はその新聞記事を見つめ・・・。

矢田も誰かに殺されたのでしょう。
矢田と里中の関係は?


瀬文はSIT時代の先輩で元刑事の里中に焼き鳥屋に呼び出される。

里中が来るまで店内で姿勢良く立ったまま待つ瀬文。
店の人に邪魔だと言われる!
相手が先輩だからか?瀬文の真面目っぷりが伺えます。


里中が店に入ってくると、瀬文は手を挙げて声を掛ける。
「里中先輩!」
「よう!久しぶり!」
「ご無沙汰、してます!」深々とお辞儀する瀬文。
「お前、ずっと立って待ってたのか?
 こっちはもう辞めた人間なんだから、そう堅苦しいことすんなって。」
「はっ!」

「よし、じゃあ乾杯!」
「命、」
「捨てます!」二人が声を合わせて言う。
「懐かしいな、お前それ。」楽しそうに笑う里中。
「お元気そうで、何よりです。」
「ああ、元気だよ。
 俺の、元気の素。うちの娘、5歳だ。」
「拝見します。」
「結婚はいいぞ。
 お前も早いとこ刑事なんて辞めて、家庭を持て。」
「変われば、変わるもんですね。」
「は?」
「いえ、まさか、あのSIT随一の鬼軍曹が、
 退官したからといって、そんなことを言い出すなんて。」
「女房と出会って、俺の人生変わったよ。
 仕事の為に命を掛けるより、家族の為に命を掛けたくなった。
 今は、南アフリカから宝石を輸入する会社に勤めてる。」
『株式会社唐風国際貿易 貿易部 部長 里中貢』という名刺。
「部長じゃないですか!安泰ですね。」
「いやいやいや。
 捜査で命を落とすことは無くなったが、今度は海外出張ばっかりだ。
 これが結構危なくてさ。
 元SITが、強盗にでも遭ったら洒落にならないからな。ハハハ。」
「なーしよっとか!でありますね。南アフリカだけに。」
「・・・は?・・・お!お前、ひと皮向けたな、このヤロウ!」

「よし、そろそろシメの親子丼、頼んでおくか。」
「はい。
 すみません、親子丼、二つ。」
「親子丼?今終わっちゃったよ。」と店主。
「終わった?」
「一人で11人前食べちゃったお客さんがいてさ。」
店主が指差す方を見てみると・・・そこには当麻が!

「美味いのか?」瀬文が聞く。
「う、うまいっす!」
瀬文、当麻の頭をグーパンチ。
「瀬文さん、こんな所で何やってるんですか?」
「親子丼何杯食えば気が済む。」
「だからって何っすか?沢山食べたら悪いんすか!?犯罪ですか?
 てか何罪ですか!?
 高たんぱく高カロリー取締法ですか?
 そんなのカラスの勝手でしょ!」
瀬文、今度は当麻の顔にグーパンチ。

「誰だ?この子。」と里中。
「知りません。」

店の外
「当麻ちゃん、又ね!」と里中。
「お疲れサマンサですー。
 あー、もう食えねー。
 スイヘイ リーベ 僕の船、ナナマガル シップス カラークカ、」
化学記号の歌を歌いながら一人帰っていく当麻。

「あの子お似合いじゃないか。」と里中。
「だとしたら撃ち殺して下さい。」
「・・・本気でさ、お前も考えてみろよ。普通の人生。
 普通の家庭の幸せってやつをさ。」
「・・・自分には、どうしても決着を付けたい事件が。」
志村のことを思いながらそう答える瀬文。
「その決着がつくまでは、辞められないか。」
里中の言葉に頷く瀬文。
「ただ、もう見舞いとか行くな。」
「どうして、ですか?」
「過去は過去。前を向いて生きていかないと。」
瀬文の左肩に手を置く里中。
「お前の人生がヤベーからさ。」
「・・・」
「お疲れサマンサ!」里中が帰っていく。
「お疲れ様です!」

病院
点滴を右手に掲げ、チューブの先を口にくわえる海野。
「入ります。」志村 美鈴(福田沙紀)の声。
「どうぞ。」
「こんなに遅くなってすみません。バイトが終わらなくて。」
「いやいや。こちらこそ急にお呼び立てして。お座りください。」
「何か、ありましたか?」
「事故から、まもなく2ヶ月経ちます。
 そろそろ、色々決断していかないと、いけないかもしれません。」
「・・・というと?」
「お兄さんは一般で言うところの、脳死です。
 回復は、残念ながら難しいでしょう。」
「・・・兄と、もう一度だけ話がしたいんです。
 あの日の朝、私は、兄と大喧嘩をして。
 一言でいい。謝りたいんです。それだけなんです。」

翌朝、未詳に公安部公安第五課の秋元課長代理がやって来た。
ここ一ヶ月の間に公安の刑事が5人、次々と亡くなっており、
調べて欲しいというのだ。

クレーン事故で亡くなった谷田も、公安の刑事だった。
実は、5人とも優秀な潜入捜査官で、解剖の結果、死因はあくまでも病死。
だが、もし計画的な犯行となれば、公安への挑戦とも取れる。
つまり、病死に見せかけた殺人、ということだ。
瀬文たちは病死についての真相を究明するよう指示される。
潜入捜査については告げられず、不満そうな当麻だが、
野々村は「御意。」と敬礼して秋本を見送った。

さっそく検視官の元を訪れる二人だったが、
不自然な点は見当たらなかった。だが、
「ただの偶然にしては不思議な点が一つあります。」と当麻。
「え!?」と野々村。
「何だ。」と瀬文。
「健康診断を、みんながみんな受けてるってことです。」
「それが何で不思議なの?
 僕もほら、ちゃんと受けたよ。」野々村が検診の結果を見せる。
「うわ、すごい。既に大分死んでますね。」
「当麻!本当のこと言うな!」
「これ。公安部の潜入捜査マニュアルなんですが、」
「あ!それトップシークレットの!どこで手に入れたの!?」
「潜入捜査官に命令ある場合は暗号にて指示する。
 それ以外は潜入先のルーティーンに準じること。」
「だから何だ?要点だけ言え。」
「この5人は別々の会社、職業に就いています。
 健康診断の時期は、各職場によって異なりますよね。
 ところがこの5人は、1ヶ月前に、全員が健康診断を受けている。
 つまり、公安が暗号を教えている誰かが、暗号を使用し、
 この5人に健康診断を受けさせ、何らかの罠を仕掛けた。」
「その罠は何だ?」
「わかりません。まったくの手詰まりです。」

そこへ、男達がやって来た。
「瀬文君。公安の超高度機密データベースに、ハッキングしたろ?」
「何すかその、高度なんとかデータベース。」
「午前3時ひとまる、キサマのIDでアクセスしてるだろう!」
「知りません。自分はそんな技術もありませんし。」
「そうですよ。瀬文さん肉体バカで、そんな知能犯みたいなこと
 出来ません。」と当麻。
「とにかく来い!」
「無駄なことは辞めた方がいいですよ。」と当麻。
「無駄だと!?キサマ!」
「瀬文さんにハッキングの知識はありません。
 ということは?瀬文さんのIDカードが、誰かにコピーされたと
 考える方がいい。
 その犯人は、公安部の超高度機密データベースに侵入し、
 今、この瞬間にも、そのデータを使って、何か犯罪を実行しようと
 しているはずです。
 ということは?その犯人を追ったほうが良くないですか?」
「キサマの命令は受けない。」
「ちなみに何のデータが盗まれたんですか?」
「・・・機密に関わることは、貴様らに教えられん。」
「つまり、私たちのこと信用出来ないってことですか。」
「・・・キサマの不注意で、キサマのIDカードがコピーされ
 我々の機密が盗まれた!これは事実だ!
 誰にコピーされたか、心当たりはあるか?」
「心当たりはありません。」
「キサマ!嘘をつくと為にならんぞ。」
「感じわるっ!感じわるっ!感じわるっ!
 戦前か?特攻か!?」
「うるせー!キサマ八丈島勤務にしてやろうか!」
「え!?マジ!?行きたい!あしたば大好き!とびうお食べたい!」
「いい加減にしろ!この地底人が!」
公安の刑事が当麻に銃を向ける。
当麻を庇おうとする瀬文は、別の男たちに抑えられる。

野村は静かに男に歩み寄ると、男の銃を自分の額に当てる。
「若造。その辺にしとけ。
 この事件はミショウでケリをつける。」
「・・・」野々村の静かな迫力に押される刑事。
「係長!」感激する当麻。
「貴様ら。とっとと出ていけ!」と野々村。
「ひとまず、お手並み拝見と行きましょうか。
 行くぞ!」
男達が帰っていく。

「瀬文君。」
「はっ。」
「君のIDカードをコピーした相手に心当たりはあるんだろ?」
「・・・」瀬文は里中のことを思い浮かべる。
「詳しくは聞かん。が、刑事に私情は禁物だ。
 そのことだけは忘れんでくれ。」
「・・・捜査に、行ってきます。」
「瀬文君!」
野々村は瀬文を呼び止めると、ロッカーから紙袋を取り出し、
その中に銃と銃弾を入れて、瀬文に持たせる。
「頼むよ。」

「じゃあ私も。」
「当麻君。」
「はい。」
「瀬文君を頼むよ。」
「・・・はい。」
当麻がリフトに乗ろうとすると、すでに下がってしまっていた。
「下ろしたら上げろよ瀬文のヤロウ!」
当麻、リフトを待たずにジャンプ!

「老人たちが、ずっと閉ざし続けたパンドラの箱を、
 ついに開けるか。
 開けてしまうのかーーー」

「あああああん。」
「おいち?」
「おいちい。雅ちゃんも食べないの?」
「あーーん。」
「で、いつ結婚すんの?私たち。」
「それは・・」
「あーーん。」
「雅ちゃん、僕糖尿が・・」
「知ってるよ。あーーーん。
 お腹の子供もどんどん大きくなってるんだよね。
 あーーん、おいち?
 すいません、クリームあと2つ、大盛りで!」
「雅ちゃーーん!!」

野々村さん、カッコイイ!
・・・と思ったらこの展開に大笑い。


中部日本餃子「CBC」
"保険入るか?"
若い店員に迫る店主の妻。

「瀬文さんが庇っている人って、先輩の里中さんですよね?」
「違う!」
「あの焼き鳥屋で瀬文さんがトイレに立ったときに、
 里中さんが瀬文さんのIDカードをコピーした。
 そしてそれを利用して、公安の超高度機密データベースに侵入した。」
「違う!」
「その目的って何なんっすかねー。」
「知らん。」
「瀬文さんに嘘をついてまでって、よっぽどの事情を抱えているんじゃ
 ないんですか?
 だとしたら、すごい苦しいはず。」
「・・・」
「先輩を救ってあげないと、です。」
「・・・湯で5、焼き5、ニンニクマックス!」

そこへ、包帯だらけの店主が帰ってくる。
”え!?生きてたの?”(スペイン語)
”ワシは神の子だで”(たぶんスペイン語)

店主、奥さんの仲間に命狙われたんだ!

ビルの廊下
"ギャラは10万米ドル"(中国語)と里中。
"はい"
"もちろんキャッシュで払う"
"はい"
"公安に奪われた民間人を一人奪還するだけのミッションだ"
"はい"
"鬼子と一緒に今すぐ来日してくれ"
"はい"

公安に奪われた民間人・・・冷泉のこと?

瀬文と当麻は里中家を訪ねていく。
「里中先輩とは、つい先日、久しぶりに飲みまして。
 たまたま近くに来たもので、自慢のお嬢さんの顔を
 拝見しようかと。」
「そうなんです。餃子臭くないですか?ミカンどうぞ。」と当麻。
「せっかく来ていただいたのに、すみません。
 昨日から出張で。」と妻・小百合(西原亜希)。
「南アフリカの方ですか?」
「ええ。キンバリーに。」
「キンバリー!」
「ダイヤが取れる町ですね。
 ちなみに、いつもと違う様子はありましたか?」
「いえ、特には。
 何か主人が問題でも。」
「いえ。」
「キンバリー!」と当麻。
「じゃあ・・・」

「ママ?」眠っていた梨花が小百合を呼ぶ。

「大丈夫。寝言です。」
「名前は?」と当麻。
「梨花って言います。」
「めっちゃ子供欲しいっすね!」
「将来が楽しみですね。」
「・・・」泣き出す小百合。
「すみません。何か、失礼なことを・・」と瀬文。
「この子・・・あとどれだけ生きられるか・・・。」
「え・・」
「ジェニファーシ病なんです。」
「ジェニファーシ病?」
「ええ。心臓に油がたまって、固い石になって詰ってしまう
 ってい病気なんです。」
「それはいつ頃わかったんですか?」
「それがつい最近なんです。
 1ヶ月前、お医者さんで検査してもらった時には
 何の問題もなかったのに。
 どうして・・・急にこんな・・・
 やだ私ったら。私がしっかりしなくちゃ。
 パパお仕事なんだから。」
当麻は瀬文の瞳から涙が溢れるのを見つめ・・・。

帰り道
「瀬文さん!」
「・・・」
「幸福なんて、砂の城より脆くて儚いですよ。
 瀬文さんだって、一瞬にして人生めちゃくちゃになったでしょ?」
「・・・お前はどうなんだ。」
「・・・」

(回想)
地居 聖(城田優)が当麻の左くすり指にハートの指輪をはめる。
「何これ?」
「広い意味で、プロポーズ。」
「何それ。」
「本気だけど。」
「え?何それ。」
「ループ量子重力理論で、本気で、ノーベル賞取るから。」
「・・・」
「結婚して下さい。」
「・・・」
思わず逃げ出す当麻だが、立ち止まり、そして地居の背中に
飛びつく。
「ふふふふ。」
地居におんぶされながら指輪を見つめる当麻。
「重い?」
「うん。指輪の、分だけ。」
「ふふふふ。ふふふふ。」
「当麻・・・紗綾!」
「アハハハ。」
「当麻紗綾、好きだーーーっ!!」

空き地に倒れる当麻。
ドラム缶が炎上し、その向こうに、学生服姿のニノマエも倒れている。
「一十一、逮捕する。」
自分の左手とニノマエの右手を手錠で繋ぐ当麻。
するとニノマエは微笑み・・・その直後、大爆発。
当麻が気がつくと、そこには、手錠と、
地居から貰った指輪をつけた左手が落ちていて・・・。
(回想終わり)

「失ってしまったものに思いを馳せても仕方無いです。
 私たち刑事が守るべきは、他人の幸せです。
 今回は多分、里中さんの家族の幸せです。」
「それは、俺が守る。」
「・・・」
「当麻。」
「はい。」
「・・・なんか、少しでもいい方法があったら、
 何でもいいから教えてくれ。
 ・・・頼む。この通りだ。」
瀬文は当麻に頭を下げて頼む。
「・・・私情は禁物です!
 でも・・・はい。」

ミショウ
野々村のIDカードを借りて公安のデータベースに侵入する当麻。
「ねえ・・僕のIDカードでハッキングしたら、
 捕まっちゃうの僕じゃないの?」そばでオロオロする野々村。
「あ。すごいことがわかりましたよ。
 里中さんも、現役の潜入捜査官だったんですね。」
「え!?」
「連続不審死の5人と里中さんは、同じミッションに従事していますね。」
「何の捜査だろう。」
「それはわかりません。
 ただ、石油、レアメタル、穀物に牛耳る大メジャーに関する何かを
 調べてますね。
 それと、冷泉俊明について色々調べています。」
「あの未来を司る占い師の?
 何を知りたかったんだ?」
「一番の問題は、公安の刑事の里中さんが、瀬文さんのIDカードを
 使って、公安の超機密データベースをハッキングした。
 ということは・・」
「何かやましいことがあった、もしかして・・・」
「二重スパイを働いていたんです。」
「何故そんなことを。金か?
 もしかして誰かを人質に取られていたりして。」
「人質!?まさか・・・」

里中家
「ええ。確かに娘が検査を受けたのは1ヶ月前です。
 それが何か?」と小百合。
「どこで検査を?」と当麻。
「警察病院です。
 夜間診療で受け付けてくれたのがそこだけだったもので。」
「どんな先生だか覚えてますか?名前とか。」
「先生は普通の人でした。
 ただ・・・
 検査の人が、白い口ひげを蓄えたお年寄りの方で、
 夜勤なのにって思ったんです。」
「白い口ひげの老人。」
「それがどうした?」と瀬文。
「そのことについてご主人と何か話されました?」
「そう言えば・・・
 主人の方から突然、私に尋ねてきたんです。
 それから暫く梨花の側を離れなくて・・・
 3日後、梨花の具合が急に悪くなったんです。」
「・・・」

エレベーターホール
「あれ・・・やっとけ。」と瀬文。

ミショウ
「やだな、今回・・・。」
そう呟きながら墨をする当麻。
そして筆を取り・・・

『暗号』
『潜入捜査官』
『健康診断』
『公安のデータ』
『ハム』(公)
『梨花』
『病』

それらを引きちぎり・・・
「いただきました。
 ・・・ここも危ないか。」

"ギャラが今時、キャッシュで10万ドルだって
 備兵の間じゃ盛り上がってたぜ"
"ミッションは何だって?"と瀬文。
"何でも、警察の証人保護施設から
 証人を拉致するって話らしい
 ま、日本のポリ公相手ならチョロい話さ"
”ありがとう”
瀬文は日本円で情報料を支払うと、相手は突き返され、
今度は中国の紙幣で支払う。

居酒屋
「これは、あくまでも仮説です。
 5人の捜査官を殺し、しかも急死に至らしめ、
 梨花ちゃんを難病にした犯人は、病を処方する、という
 スペックがあるんじゃないかと思うんです。」と当麻。
「え!?」と野々村。
「バカな。」と瀬文。
「動物にはそもそも、自然治癒力が備わっています。
 その昔は、人間にも、そういうスペックが備わっていたんじゃないかと
 思います。」
「私が子供の頃は、手当てと言ってね、お袋に手を当ててもらうだけで、
 鼻血、腹痛、糞詰まりくらいは、本当に治ってたんだよ。」
「・・・病を治すスペックというのは、」
「聞いてる?」
「人間の細胞を正常に戻す能力だと思うんです。
 もしそれが、本当にあるのなら、その逆もあるのかもしれない。」
「そんなこと、聞いたことねー。」と瀬文。
「しかし、もしそういうことが出来る人もいると考えれば、
 全ての辻褄が合うんです。」
「どうあるの?」と野々村。
「つまり、何者かが5人の公安の刑事に検診の通知を送り、
 何者かが、ターゲットに検診と称し、病を処方する。
 そして5人の刑事は死に至った。
 完璧な病死として。
 恐らく、5人の捜査官の死は、里中さんを脅すためのものです。」
「何のために?」
「目的は、里中さんを使っての、冷泉俊明拉致誘拐。
 これ、秋本課長代理のPCに入っていた数字なんですが、
 どうやらマップコードなんです。
 これを打ち込むと・・・マンションが浮かび上がってきます。
 このマンションは、重要証人や、要人を匿う保護施設なんです。」
「ということは・・・」
「元SITの里中さんは、冷泉を拉致しにやってくる。
 必ず。」
「・・・」

(重要証人や要人を匿う保護施設のひとつ)
「ラミパスラミパス、ルルルルル」
流し台に水とレモンを大量に入れ、その中に足を突っ込んで占う冷泉。
「運命の時が来た!来た!来たーー、サンタモーニカーーー♪
 サンタクロース♪
 三蔵法師♪
 三角、四角ー。」

そこへ、津田がやって来た。
「嬉しいのか?」
「・・・」
「お前今日誕生日だろ。特上寿司を買ってきた。食えよ。」
「あれ?今日俺の誕生日でしたっけ?」
「そうだよ。違ったっけ?まあいいや。食え食え。」
「クラクラ寿司?」
「うん。
 えー、ここからそっちがお前な。
 ここからこっちが俺。」
「・・・何か入れてんじゃないんですか?」
「入れてねーよ。人聞きが悪いなー。」
器の向きを変える冷泉。
「あ・・」
向きを戻す冷泉。
「ふふーん。」
早速鉄火巻きを口に運ぶ冷泉。
「あれ?お前醤油つけないの?」
「醤油なし派です。」
「へー。」
「美味い! 
 津田さんって、意外に、優しいんですね。」
「あのなー、お前全然気付いてないかもしれないけど、
 俺たちはお前をずーっと守ってるんだぞ。」
「誰からですか?」
「お前の能力を利用しようとしているやつらだよ。」
「・・・」
「ここから一歩でも出てみ。どこかの連中がお前を確保する。
 するとほら、その連中に敵対している連中はどうすると思うの?
 寄ってたかってお前を殺そうとしに来るぞ。」
「・・・え?
 俺を狙ってるのは誰ですか?」
「早く食えよ。いくら食え。一番高いんだから。」
「・・・いくら、好きです。」
「うん。」
いくらを食べる冷泉。
「ウッ・・・こっち側かぁ。」
冷泉はその場に倒れてしまう。
「チョロイな。」と津田。

マンションに電源が落ち、里中率いる部隊が潜入。

「突入されたな。」と津田。

"301号室に人影"
"自分が突入する"と里中。

銃を構える津田。

里中は301号室へ。
"瀬文行きます"
待ち構えていたのは、瀬文だった。
銃を構えあう二人。
「時間がない。冷泉の居場所を教えてもらおう。」
「先輩に、俺が撃てますか?」
「もちろん撃つ。」
「命捨てます。」
「捨てねーよ!
 お前も、子供を持てばわかる。
 さあ、冷泉の居場所を教えろ。」
「出来ません。」
「子供の命が掛かってるんだ。頼む!」
「・・・俺は、刑事です。
 あんたも・・・刑事だろうが!!」
「・・・」

"クソッ、警察だ"里中の仲間が瀬文目掛けて銃を発砲。
"撤収する"
里中は瀬文を助け、仲間と共に施設を抜け出す。

だが施設は警察に取り囲まれていた。

"全員、銃を捨てろ!"二階から銃を構える瀬文。

"クソッ・・・"里中以外の3人が銃を置く。

「観念しなさい。」と野々村。

「・・・」里中も諦め、銃を置いた。
「瀬文。俺の負けだ。」
「・・・里中さん。教えてください。
 里中さんは誰に脅されているんですか?」
「・・・」
「もしかして、梨花ちゃんに病を処方され、それをネタに
 脅されているんじゃないんですか?」
「何故それを!」
「やはり・・・」

「病を処方したやつは誰なんですか?
 名前を教えて下さい。」と当麻。
「・・・そいつの名前は・・・」
里中が名前を言おうとした時、何者かが里中の心臓目掛けて発砲。

「先輩!!」
2階から飛び降り里中に駆け寄ると、瀬文は大声で泣き叫び・・・。

車を運転する津田。
「ヤバかったなー。え?
 オトリの為のミショウが、パンドラの箱を開けやがって。
 いっそ消しちゃうか。」
後部座席には袋をかぶせられた冷泉がもがいていて・・。

遺体安置所
「・・・奥さんに連絡してきます。」と当麻。
「潜入捜査官の死は、公に出来ない。」と野々村。
「じゃあご家族には?」
「このまま、荼毘に付し、南アフリカで事故に遭ったとか、
 嘘の口実をでっちあげるんだろう。」と瀬文。
「奥さんや梨花ちゃんは、遺体に会えないんですか?」
瀬文が無言で部屋を出ていく。
「この亡骸に、奥さんとお嬢さんを会わせても、
 ショックが大きくなるだけだろう。
 残酷すぎる真実は伏せておいた方がいい。
 私たちがなすべき事は・・・他にある。」
野々村はそう言うと、里中の遺体に向かって敬礼し・・・。

瀬文は屋上に立ちながら、里中との思い出を考えていた。

(回想)
「大丈夫か?」
撃たれて動けずにいる瀬文に里中が駆け寄る。
「動けません。置いてって下さい。」
「バカヤロウ。仲間は決して見捨てねー。
 それがSITだ。捕まれ。力を抜け!」
里中は瀬文を助け出してくれたのだ。
(回想終わり)

当麻がやって来た。
「当麻。」
「はい。」
「死は、常にそこにある。
 里中先輩の死は、罪に見合った罰だ。
 ただし、里中先輩の妻や娘に罪は無い。」
「・・・」
「俺は命を掛けても、二人の幸せは守る。
 梨花ちゃんの命を、必ず救う。」
「・・・私情は禁物です。」
「・・・」
「でも・・・はい。」
二人は昇っていく朝日を見つめ・・・。


堕天刑事。里中は家族を守るために道から外れてしまいました。
里中に救ってもらった瀬文は、自分もあんな先輩になろうと
後輩たちに接していたのかもしれません。
瀬文はSITの後輩を、そして今回は先輩を失ってしまいましたね。

1話から5話までの能力者たち。
脇は射殺、桂は死刑、林はニノマエに殺されました。
念動力の古戸久子はどうなったのか?
なぜ冷泉は狙われているのか。

冷泉のSPECは未来を見ることが出来る。
見られては困る未来があるから?

公安、津田グループ、ニノマエグループ。
まだまだつながりがわかりません。
ただ津田は冷泉を守っているのは事実。
眠らせたのは気配を消すため?

当麻の過去が描かれていました。
地居とデートする当麻は、ピンクのジャケット、白いスカーフ、
スカートにハイヒール、ネイルアート。
ちょっと変わり者だけど普通の女の子でした。

そして・・ニノマエに切断されてしまった当麻の左手首。
三角巾で吊るした左腕にはそんな辛い事件があったんですね。
手錠が落ちていたってことは、当麻の左手を切断しなくても
逃げることが出来たはず。
ニノマエの残酷さが伺えます。

地居がノーベル賞を取ると言っていたループ量子重力理論、
『時空(時間と空間)にそれ以上の分割不可能な最小単位が存在する
ことを記述する理論である』
よくわかりませんが、ニノマエのSPECと関係ありそうです。

二階から飛び降りて足を捻挫したはずの瀬文でしたが、
病院では普通に歩いていました。
瀬文のSPECのせいでしょうか?



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主題歌
The Ricecookers「NAMInoYUKUSAKI」

外国のアーティストかと思っていましたが、国籍は日本。
歌番組で見てみたいです。
ドラマでは毎回アレンジが違うそう。

B0047R1YLGNAMInoYUKUSAKI
THE RICECOOKERS
Sony Music Distribution inc. (JDS) =music = 2010-12-01

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4048741527SPEC ビジュアルファイル
TBS
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-11-30

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4043534043SPEC II
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-11-25

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甲の回魔弾の射手
犯人:脇 智宏
動機:世界を正しい方向へ導く
SPEC:異常な身体能力
射殺
漢字=麻「痺」

乙の回天の双眸
犯人:桂 小次郎
SPEC:千里眼(異常に鋭敏な聴覚の持ち主)
死刑
漢字=血「痕」

丙の回漂泊の憑依者
犯人:林実
動機:警察批判、被害者の怒り、悲しみ
ニノマエに殺される
SPEC:憑依

丁の回希死念慮の饗宴
犯人:古戸久子
動機:娘を失った悲しみ、幹事、警察への怒り
逮捕
SPEC:念動力
漢字=「遺」品

戊の回堕天刑事

犯人:白いひげの老人
SPEC:病を処方するスペック

里中 貢
里中 小百合
里中 梨花

気になるポイント
・津田が属する特殊能力者の犯罪の研究グループ
・ニノマエ
・海野

・左利きの地居、当麻の怪我した左腕

・キャラクターの名前と数字(☆印=能力者)
 ?当麻 紗綾(10)
 ?瀬文 焚流(7)(23)
 ☆一 十一 (1)漢数字の1:時間を止める?
 ☆志村 美鈴(0)ミレイのレイ:サイコメトリ?
 ?地居 聖 (1)チイ→イチ:
 ?海野 亮太(1)ウンノ→ウノ(スペイン語):癒しの力?
 ☆冷泉 俊明(0)レイセン:予言
 ?津田 助広(2)

気になるセリフ
1話(脇)
「我々の存在に気付いてしまった以上仕方ない。
 当麻さんの仰る通り、人は進化を遂げ続けている。
 進化した我々は、この世界を修正していかなければならない。
 政治、経済、教育、モラル。
 今手をつけなければ間に合わなくなる。
 今どきタレントや、親の七光りで当選した二世議員たちに、
 この世界を任せている場合じゃないんですよ。」
1話(ニノマエ)
「せっかく俺たちに近づいてきたやつらが現れたのに、
 何勝手な事するんだよ。
 お前が死ね。」
 
2話(桂)
「警察が無能なあまり、罪を償うことなく、
 青空の下のうのうと生きている犯罪者が、どれほど沢山
 いることでしょうか。
 未だに癒えぬ被害者の怒りや悲しみが天に届き、
 神が・・・私に命じたのです。
 神にかわって、この千里眼を用い、天罰を下せと。」

3話(林とニノマエ)
「僕は僕だ。たまたまSPECがあるからと言って
 お前らの仲間にはならない。」
「仲間?」
「お前らの組織の事は多少研究した。」
「組織?
 アハハ。なーんだ。安心したよ。
 サブコードを良くわかっていなかったようだね。」

3話(海野)
「医者っていうのは、死になれていると思われていますが、
 本当はそうじゃない。
 人の死は、おりの様に、心の中にずっと溜まっていくんです。
 痛みとか、悲しみや、色んな重みを背負ってます。
 それは、刑事のあなたと一緒だと思う。
 悪いようにはしません。神の手を持つ男のデータを教えて
 くれるだけでいい。
 その代わり、僕は志村さんを救ってみせる。」

4話(地居)
「受験用の物理は、暗記と、慣れだよ。
 実際、最新の理論と異なる部分も少なくない。
 大学に入って、本格的に勉強を始めれば、物理も本当は
 面白い世界が広がってる。
 例えば、相対性理論で最も有名なパラドックスで、
 双子のパラドックスというのがある。
 双子の兄が、高速に近いスピードで、すっ飛んでいく宇宙船に乗り
 旅をした場合、宇宙船の中では時間の進むスピードが遅くなる。
 つまり、ずっと若いままのはずなので、宇宙船にいる兄の方が
 地球にいる弟よりも、若くなるはずだっていう話。」

4話(古戸と瀬文)
「あなた達警察が、最初からちゃんと捜査してくれれば
 良かったのよ。
 自殺サークルなんてものを野放しにして、
 全部あなた達が悪いのよ!
 罪を償うのはあなた達よ!
 娘の無念、親の無念、自殺していった人たちの苦しみ、
 残された家族の苦しみ、怒り、悲しみ、絶望!」
「人のせいにするな。
 警察が悪い、自殺サークルが悪い、世の中が悪い、
 そうやって他人のせいばっかりにしてるから
 娘の気持ちもわからねーんだよ!」





【キャスト】
 当麻 紗綾(24) - 戸田恵梨香
 瀬文 焚流(36) - 加瀬 亮

 野々村 光太郎(70) - 竜 雷太

警視庁関係者
 津田 助広(42) - 椎名桔平(特殊能力者の犯罪を研究するグループ)
 近藤 昭男(50) - 徳井優
 馬場 香(40) - 岡田浩暉
 鹿浜 歩(55) - 松澤一之
 猪俣 宗次(28) - 載寧龍二
 正汽 雅(20) - 有村架純
 志村 優作(24) - 伊藤毅

その他
☆一 十一(ニノマエ - )(年齢不詳) - 神木隆之介
☆志村 美鈴(19) - 福田沙紀
?地居 聖(24) - 城田優   
?海野 亮太(35) - 安田顕
☆冷泉 俊明(年齢不詳) - 田中哲司

中部日本餃子「CBC」


【スタッフ】
脚 本 
 西荻弓絵
演 出 
 堤 幸彦
 加藤 新
 今井夏木
 金子文紀
プロデュース 
 植田博樹
 今井夏木
 赤羽智比呂
音 楽
 渋谷慶一郎
 ガブリエル・ロベルト
製作協力
 オフィスクレッシェンド
製 作
 TBS

Wikipediaより


戸田恵梨香さんの主な出演作品



加瀬 亮さんの主な出演作品





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