2010年12月06日

SPEC〜警視庁公安部公安第五課
未詳事件特別対策係事件簿〜
辛の回

『魑魅魍魎』

当麻(戸田恵梨香)は、冷泉(田中哲司)から得た情報を元に、
ようやくニノマエ(神木隆之介)の自宅にたどり着く。

一方、そのころ瀬文(加瀬亮)は、どんな怪我や病気も治せる
人物を探し、ある部屋を訪れていた。
するとそこには、1人の野球少年の姿が。
「お前が、病を治す人間か?」瀬文が声を掛ける。
すると少年はその容姿とは似ても似つかぬ声で
「ヒーラーは既にここにいない。」と答えた。
「・・・じゃあどこだ?」
「ヒーラーに会いたければ、我々の条件をクリアしろ。
 お前たち公安の裏の特殊部隊を率いる、津田助広を見つけて
 引き渡せ。」
「津田助広?そんなヤツは知らん。」
「あんたも薄々は気がついているはずだ。
 特殊能力を持つ人間たちを、次から次へ消し、
 色んな真実を、隠蔽しようとしているやつらの存在を。」
「・・・条件なんて何でも飲んでやるよ。
 それよりもそのヒーラーは奇跡が起こせるのか?
 証拠を見せろ。」
「午後7時、赤羽の、中塚翠涛記念病院、3Fの7号室へ来ればわかる。」

「・・・あれ?何でこんな所にいるの?
 ヤベ。練習遅刻しちゃうよ。」
野球少年が部屋を出ていく。

その頃、一家の前。
「ジュウイチ!」母・二三が大声で呼ぶ。
「なに?」
「学校の先生が見えてるわよ。あんた何やったの!?」
「え!?な、何もやってないよ。」
階段をドタドタ駆け下りてくる音。
当麻は背中に銃を隠し、緊張した面持ちでその声の主が
やってくるのを待つ。
「ニノマエ・・。」
当麻の姿に少年の表情は凍りつく。
当麻が銃を構えると、ニノマエは指を鳴らし・・・。

次の瞬間、二人はビルの屋上にいた。
「母さんを巻き込むことはねーだろ。」
「あんたの母さん巻き込まねーよ。私を舐めんな。
 大人しく自首しなさい。さもないと撃つよ。」
当麻がニノマエに銃を向ける。
「僕に命令できる立場?」
「・・・」
当麻は銃をギブスした自分の左腕に突きつける。
「この中には、プラスチック爆弾が入ってる。
 半年前は逃がしたけど、今度は絶対に逃がさない。」
「・・・」
「何が目的なの?
 てか誰に脅されてんの?」
「・・・」
「まさか・・・お母さんを人質に?」
「・・・」
「わかった。私が命を掛けて、あんたの母さん守る。  
 私を信じて。
 だから、もう人を殺すのはやめなさい。」
「君が僕の家族を皆殺しにしたんじゃないか。」
「え?」
「爆弾魔のくせに説教なんて。マジうざい。
 ・・・死んじゃえ。」
ニノマエはそう言い、指を鳴らす。
次の瞬間、当麻の体はビルから放り出され・・・

当麻家の台所の豆腐が落ち、ぐしゃぐしゃに割れる。

「サヤ!ヨウタ!いい加減にやめなさい!」

「うわぁぁぁぁ!!」
叫びながら飛び起きる当麻。
そこは、自分の部屋だった。
「何故・・・私の部屋?」

誰かが当麻の部屋の障子を開ける。
「おばあさま。・・・左利き。」
「どうしたの?大声出して。大丈夫?」と祖母。
「私・・・どうして・・」
「新宿のホテル脇の駐車場に、倒れてたんだよ。」
「あんなに食べてるのに貧血なんて、やあね、年頃の娘が。」
「寝不足?働きすぎ?」
「そんなんじゃない・・。」
「大丈夫?」
「ごめん。一人にしておいて。」

ミショウ
「仲人!?僕と、女房が?」と野々村。
「はい!」声をそろえる雅と猪俣(載寧龍二)。
正輝。
「ミヤ・・正汽君・・。 
 おめでたい話だが、うちの女房は、海外へ2年間出張中でね。」
「弁護士の奥様には先週お会いして、快くご了解いただきました。」
「え・・マジで・・」
「じゃあ前向きに、ご検討下さい。」

リフトが故障中の為、先に猪俣がハシゴを下りていく。
その隙に、雅は野々村にいつものOKサイン。
思わずOKサインを返す野々村。
「これは・・・何のプレーだ?」

当麻家
「じゃあ、僕はそろそろ。」
「あ、ご飯食べてってよ。」
「いや、今日はバイトなんで。」
「そう?残念。」
「じゃあ、ご挨拶だけ。」

仏壇に手を合わせる地位。
「そういえばもうすぐ、命日だわ。」

仏壇には、男女と子供が仲良く微笑む写真が置かれていた。

「今度じっくりパソコン教室開きますね。」
「ありがとね。」
「はい。失礼します。」
「じゃあね、又ね。」

地位は階段の下から二階のほうを見つめ・・・そして帰っていく。

中塚翠涛記念病院
瀬文が3階廊下を歩いていると、看護師2人が立ちふさがる。
「瀬文。ここで見てろ。」
野球少年と同じ男の声。
307号室に、スーツ姿の男達が「Choo Choo TRAIN」を流しながら
入っていく。
「エグザイルもどきかよ。」と瀬文。
「一番前は、EXILEのNAOTOだ。」
「え?本物!?」
NAOTOと4人は、「Choo Choo TRAIN」に合わせて、
ベッドで眠る少年の周りでぐるぐると円を描くように踊り、
「ハーーーッ!!」カメハメ波ポースで気をおくる。

すると、少年が目を開け、心電図などを自ら外していく。

「何だ?」と瀬文。
「あんたも経験したろ。」
「俺が出会ったヒーラーは女だった。
 他にもいるのか。」
「あの女はただのメッセンジャードールだ。
 お前の腕を直したのは、この5人だ。」

NAOTOは瀬文に「EXILE CATCHY BEST」をプレゼントし、
帰っていく。

「ヒーラーが欲しければ、公安の中にいる、
 津田助広の身柄を引き渡せ。」
「俺に警察を裏切れというのか?」
「何言ってるんだ。
 津田助広は違法な存在だよ。
 本来は警察に逮捕してもらって、罪を償ってもらいたいが、
 そっちの権力は自分たちの罪を償うつもりが無い。
 君は、その不正を、正すだけだよ。」

「ママーーッ!」
「フミタロウ、治ったの!?」
「うん!」
「元気なの?」
「元気!
 ママなんで泣いてるのー?」

「これが津田に関する資料の鍵だ。
 このコインロッカーに入れてある。」
「・・」
瀬文は、鍵を持つ看護師の腕を掴む。
すると、看護師たちは意識を取り戻す。
「何するんですか!?」
「え・・」
瀬文から逃げ出す看護師たち。
「おい、鍵!!」
看護師は鍵を瀬文に放り投げ、逃げ去った。

瀬文はコインロッカーを開けてみる。
封筒の中には、津田の写真とUSBメモリが入っていた。

診療所
「防弾チョッキを着ていたから、何とか致命傷に至らなかった
 ものの、大怪我であることは間違いないですから、
 気をつけて下さい。」と医師。
「いつもすまんね。」と津田。
「狙われてるんでしょう?
 いっそ、顔と声を変えますか?」
「いやだねー。この顔結構モテるんだから。ハハハ。
 じゃあ。」
「あ、先週のマイケルジャクソンのチケット、ありがとうございました。」
「シーッ。絶対喋んなよ。
 バレたら、世界中で大騒ぎになっちまうんだから。」
ムーンステップで立ち去る津田。
「マイコー!」と医師。
「アォゥ!」

マイケル・ジャクソンは生きている?
死者を蘇らせるSPECというものがあるのか、
それとも、マイケルのクローンがいるのか。


瀬文は志村(伊藤毅) の病室を訪れる。
持ってきた銀だこをサイドボードに置くと、
訓練中の志村を思い起こす。

(回想)
「GO GO GO!
 志村、GO!!」
「はい!」
「志村、GO GO GO GO」
「はい!!」
(回想終わり)

病室にやってきた美鈴は、銀だこの袋に目を止める。
「またか・・・。」
その袋に触れたとき、美鈴にあるビジョンが見えてくる。

訓練後、涙する志村に、瀬文は銀だこを差し入れする。
「泣くな。SITの隊員だろ。」
「すみません。あまりに自分が不甲斐なく。」
「みんな最初はそうだ。歯を食いしばって歯を食いしばって、
 そうやっていつか一人前になる。 
 自分を信じろ。」
「はっ!」
「泣くな。銀だこ食え。色々あるぞ。」
「自分は、さっぱりおろし天つゆねぎだこが食いたいです。」
「あるよ。他も食うか?」
「いえ、そんなに沢山一人で食えません。」
「一人で食わせるか、バカ。」

「確保ーーー!志村ー!!」
仲間たちが飛び出してくる。
「銀だこうまいっす!」

そしてあの日。
瀬文の前に飛び出し、銃を向ける志村。
「うわぁぁぁ!」
叫びながら、瀬文目掛けて発砲。
「撃つな!」
銃弾は突然向きを変え、志村に当たってしまい・・・。

「・・・本当だったんだ。
 瀬文さん・・。」美鈴が呟く。

ミショウに戻った瀬文は、早速USBをパソコンに繋げてみる。
『アグレッサー』『零課』『中野学校』『津田助広』
『中野学校の真実
 ※元警察官
 警視庁公安部零課出身?』
『渡部麻由人
 1980年9月16日生まれ』

当麻家(当麻書道教室)
ベッドの中で考え込む当麻。
ニノマエのこと、射殺された脇田、切断された自分の腕、
そして、「死んじゃえ」の一言でビルから突き落とされたこと。

当麻の携帯が着信。野々村からだった。
「もしもし。」
「ああ、当麻君。今日は、お休み?」
「お休みします。有給です。」
「有給、残ってないよ。」
「じゃ、病休です。例えば・・生理休暇です。」
「例えばって・・あのー、瀬文君も来てないんだけど
 何か知ってる?」
「いえ。どうかしました?」
「いや、荷物が・・片付けられていてね。」

瀬文のデスクには辞表が置いてあった。

当麻が飛び起きる。

瀬文は渡部麻由人に会っていた。
「渡部麻由人だな?」
「瀬文・・さん?」

「何ですか?」
「津田助広の居場所を教えてくれ。」
「誰ですか?それ。」
「津田がお前を殺そうとしている。」
「え?マジですか!?」
「知ってんじゃねーか。」渡部を殴りつける瀬文。
「タカトシかよ。真面目な顔して誘導尋問しないでくだ、」
渡部に殴りかかる瀬文。
「権力なめんな。そいつがどこにいるか教えろ。」
「いくら瀬文さんの頼みでも、無理です。」
「時間がないんだ。教えろ。でないと殺す。
 津田はどこにいる!
 本気で撃つぞ。」
「・・・話しますから・・
 零課って知ってます?」
「零課?」
「公安の特務班です。
 政府の中でも一部の人間しか知らない、秘密の組織。 
 津田さんは、そこの指揮官で、つい最近、撃たれたんです。」
「誰に?」
「知ってるでしょう?冷泉を奪還しに来たやつらです。
 その特務班は、数十年も前から水面下で、ずっと活動してたんです。
 サブコード対策で。」
「サブコード?一体何だ?それは。何かの組織か?」
「瀬文さん、これ以上は触らないほうがいい。
 組織とか、そんなハンパなものじゃないんだ。」
「いいから教えろ。津田の居場所はどこだ。」
「・・・それは・・わかりません。」
渡部の頭を殴る瀬文。
「そこのボイラー室に入るか?蒸し焼きもオツなもんだぜ。」

だるまがいくつも並べられた赤い部屋
「フリーライターの渡部と、ミショウの瀬文が接触しました。」
「あっそう。じゃあ・・処分!」と津田。
「では、事故に見せかけて、渡部と瀬文を、殺します。」
男がだるまに瀬文と渡部の名前をそれぞれ書き込む。
「ミショウは?」
「うーーーん、なくていいんじゃない?逆に。痕跡ごと。」
「は!」
大きなダルマに『未詳』と書き込まれた。

ボイラー室で渡部の遺体が発見される。
「渡部麻由人、30歳。フリーのルポライターです。」
「30歳か。まだまだこれからなのにな。
 むごいことじゃねー。」
渡部の手帳には、瀬文のことが色々と書かれていた。

『11/19(金)10:30~
 公安瀬文取材
 場所 新宿 セントホテルロビー
 公安 未詳~意義~
 SITから』
『同僚にも
 自分にも
 何度か
 なぐりかかろうとする。
 瀬文は
 突然銃を』
『険悪なムードが
 流れ
 瀬文は、自分にも
 悪態をつき始める
 なぜかイライラ
 して』

「瀬文ともめてたようだな。」
「瀬文・・・重要参考人として、指名手配だ!」
「はい!」

瀬文の携帯に『餃子女』から着信。
「なんだ。今俺は有給中だ。」
「私だって生理休暇中だよ。」
「だったら何だ!休みにかけてくんな。」
「瀬文さん、疑われてますよ。」
「俺はやってねー。」
「わかってますよそんなこと。
 でも色んな証拠捏造されて、やられるかもしれません。」
「覚悟の上だ。命捨てます。これが俺たちSITの誓いの言葉だ。」
「・・・命なめんな。何がSITだいつまでも!」
「何だと?」
「あんたはミショウの人間じゃねーのかよ。
 だったらあんたを心配している私たちは何なんだよっ!」
「・・・」
「・・・私は、瀬文さんのこと仲間だと思ってます。
 仲はまあ、全く良くなかったけど。
 絆はあったと、私は大分思ってます。
 さりげなく、何度も命を救ってもらった。
 そのことも私、ちゃんとわかってます。
 だから一人で、勝手にどんどんいかないで下さいよ。
 私や係長に、時には頼って下さい。
 てか聞いてます?
 ・・・切れてる。切ったな!」

すぐに『筋肉バカ』から着信。
「瀬文!」
「電話切るな!」二人が声をそろえる。
「切ってねーし。」二人がまた同時に言う。
「・・・お前、あれだな。
 すんげー性格悪いし、相当ブスだし全身ニンニクくせーし。」
「何だとこの野郎!」
「その割には、お前と出会えてよかった、とたまに一瞬
 稀に思う。」
「・・・」
「何かあったら必ず連絡する。だからお前はお前の事件を追え。」
「・・・」
「お前こそ、何かあったら連絡しろ。すぐ駆けつける。」
「・・・はい。」
当麻は電話を切り、歩き出す。

お互いの心配をする当麻と瀬文。
当麻が時々素直に「はい。」と返事するのが好きです。


当麻が向かった場所は、ニノマエの自宅。
ドアにはなぜか鍵が掛かっておらず、当麻は家の中へ。
家の中はもぬけの殻だった。
「証拠隠滅のつもりか?あのヤロウ。フン。」
家の中、隅から隅まで探していく当麻。
洗面台の裏に、水色の歯ブラシを発見。
「みっけ。」

学校、2年C組の教室
「ニノマエ君は、うちのクラスの生徒ですが、
 昨日から連絡が取れなくて。」
担任はそう言い、文化祭の写真を見せる。
「半顔。」
「写真、映りたがらないんです。
 修学旅行や学園祭などの、学校行事もほとんど欠席で。」
「ほかに、変なところとかありませんでした?
 例えば、成績は?」
「筆記試験の成績は、とてもいいです。
 でも、授業で当てても何も答えません。」
「絶対時を止めてカンニングだ。うらやま。」
「え?」
「お母さんの仕事先とかわかります?」

当麻はニノマエの母が働いていた清掃会社を訪ねていく。
「ニノマエさんは、元看護師さんだったらしいですよ。
 未婚の母で、まあ、よくある、?の関係だったのかな。」
「引っ越したらしいんですけどー、何か連絡ありませんか?」
「いや、まったく。
 それでね、」
「手がかりがあったら連絡下さい。ガチでヤバイんで。」
「え?」

ニノマエが帰宅すると、母・二三は荷物を片付けていた。
「ごめんね、母さん。」
「一体何が起こってるの?教えて。」
「大丈夫。母さんは僕が守る。
 金もある。」
ニノマエはそう言い、大金をバサっと床に置く。
「あなた、何なの!?」
ニノマエの後ろにいた人物が、二三の顔に触れると、
二三は気を失ってしまう。
「記憶を書き換えてくれるなんて便利だね、お前。
 さ、仕事に行くか。
 あ、もう帰っていいよ。」
ニノマエは男の足元に札束を投げ、部屋を出ていく。

この男は、地位でしょうね。

ミショウ
「お出かけですか レレレのレ~。」
野々村が歌いながら掃除をしていると、当麻が戻ってきた。
「何でエレベーター壊れてるんだよ。」
「病休だったんじゃないの?」
「瀬文さんのパソコンどこっすか?」
「ないね。押収されちゃった。」
「押収?」
「君のも。僕のもだよ。
 色々資料も持ってかれちゃった。」
「誰に?」
「上のほうだよ。
 ミショウも、お取りつぶしだそうだ。
 僕もクビ。」
「え!?」
「まあね、定年のあとも10年間、刑事続けられて
 良かったよ。」
「何たそがれてるんすか。」
「・・・たそがれですか、そっそそーのそー。」
「係長!!」
「・・・公務員には守秘義務ってのがある。
 だから僕もずっと黙ってたけどね、
 もう公務員じゃなくなったから・・・
 喋っちゃおーー。
 雅。男野々村の無作法を許せ。」
野々村はそう言うと、天井に貼り付けた雅の写真を剥がす。
その下には、弁護士バッチをつけた誰かの写真。
そしてそこにマイクロチップが隠してあった。
「こんなところに。」
「昔、二係で一緒に働いた、東大出身の女刑事がいてね。柴田さん!
 今や結構偉くなっちゃってんだけど。
 この前こそっと資料くれたんだ。」
「何の資料っすか?」
「あら?パソコンないね。」
キャリーバックからパソコンを一台、二台、三台、四台出す当麻。
「ほれ。」
「・・・1台でいい。」
「ふん。」

「我々ミショウの、裏の組織、いやむしろ、我々のほうが
 ただの囮だな。
 この資料によると、特殊能力者対策特務班、
 警視庁公安部考案零課、通称、Aggressor.」
「アグレッサー?」
「陸軍中野学校に由来すると言われている。
 公安の中の公安。秘密警察の中の、秘密警察だ。」
「この21世紀にこんなものが・・・。
 どこにあるんすか?」

国会議事堂を見つめる瀬文。

ダルマが並ぶ赤い部屋
「うま!最高!
 生きてて良かったー。」

瀬文の前に赤い車が止まる。
「乗れ。」
女性が、あの男の声で命令する。

瀬文が車に乗り込む。
「条件はクリア出来そうか?」
「津田の居場所は、あそこだ。
 だが厳重の警備の中にいる。
 外部の人間が入るのは不可能だ。」
「心配ない。対策は用意した。」
「対策?」

「僕のことだよ。瀬文さん。」
いつの間にか後部座席にニノマエがいた。
「誰だ?」
「ニノマエジュウイチ。
 当麻さんに狙われている犯罪者って言えばわかりやすいかな。」
「お前が、ニノマエ?」
「僕は何度かあなたに会った事があるよ。」
「え?」
「津田の居場所まで案内して。」
「場所は教えるが、あの警備を突破するなんて無理だ。」
「それじゃあ津田を引き渡すことにならないじゃない。
 志村さんが死んでもいいの?」
「・・・」
「大丈夫。僕に任せて。」
「本当に、志村は助かるんだろうな。
 でなければ警察を裏切る意味が無い。」
「大袈裟だなー。津田ってやつは人殺しだよ。
 何の問題があるの?
 僕達の存在を隠すためなら誰でも殺すんだ。
 警察の名を借りた殺人マニアだよ。」
「・・拉致したあと、殺すのか?」
「気になる?やめる?」
「・・・俺にとって大事なのは、志村の命が助かることだ。
 それだけだ。」
「それは大丈夫。約束する。」

ミショウ
「そんな違法な組織が許されるんですか?」
「法治国家としては違法だが、この国の治安を守るという 
 意味では、必要だ。
 私はそう思い込もうとした。
 犯罪一つとっても、法律は特殊能力者には対応しきれないからね。
 そうして、新しい人種差別が起こる。
 ことによると革命になる。
 戦争にもなる。
 だから私は、このパンドラの箱を開けてはならないと信じていた。
 しかし、時代は変わる。
 人間の進化がもし本当なら、真実を覆い隠すことは許されない。
 ただ・・見てのとおり私は老人だ。
 パンドラの箱を開ける力はもうない。
 だから・・君たちに来てもらったんだ。」
「係長が!?」
「ああ。私が、君たち二人をここに呼んだんだ。」

国会議事堂前
「どうするつもりだ。
 警備員も監視カメラもハンパねーぞ。」

「すみません。ちょっとここに車止めないで。」
警備員が声を掛ける。

「簡単だって。」
ニノマエが指を鳴らすと、時が止まる。
「瀬文さん。」
ニノマエに肩を叩かれ、瀬文の時間が動く。
「・・・」
車を降りて辺りを見渡す瀬文。
「どういうことだ・・」
「行くよ。」

二人は正面玄関から敷地内へ。
「何故こんなことが・・」
「警備員なんて僕の前じゃただの間抜けな人形なんだよ。
 それが、どんだけ偉い人間でも同じ。イヒヒヒヒ。」
「・・・」
「早く!どっち?
 早く、早く、は・や・く!行くよ!」

ある部屋の前
「ここだ。」
「ロック解除して。」
瀬文は紙袋からメモを取り出し、暗証番号を入力。
ドアの向こうは赤い部屋だった。
「簡単でしょ?」
部屋には何十体ものダルマが並べられていた。
「こいつらが殺してきた人間達の名前だよ。」

『桂小次郎』『伊駒』『内田久美子』『乙部』
『古戸久子』『海野亮太』『冷泉俊明』

「・・・冷泉。」
ダルマに手を合わせる瀬文。
「ふざけてるよね。
 こいつらにとって人間の命はダルマ並ってことだ。」
憎しみの表情を浮かべるニノマエ。

「ね、ちょっとそこら辺掃除してく?」
「掃除?」
ニノマエが指を鳴らすと、時間が動き出す。
「こんにちはー!」無邪気に手を振るニノマエ。
警官、津田、瀬文がいっせいに銃を構え、発砲!
ニノマエがまた指を鳴らす。
「瀬文さん。」
ニノマエが声を掛けると、瀬文の時間が動く。
瀬文の目の前に銃弾が止まっていた。
「見てて。自分の撃った銃弾で死んじゃうよ。」
ニノマエは銃弾の方向を指でくるっと変える。
「もしかして・・・お前があの事件の!」
「そうだよ。結構マメでしょ。
 でもこのお陰であんたの命は助かった。」
「俺の命なんかどうでもいい!!」
瀬文は銃をニノマエに向ける。
「命なめんなこのやろう!
 覚悟しろよ!」
「志村さんはあの時誰かに操られてたんだ。
 だから処分せざるを得なかった。」
「操られてた?誰にだ。」
「僕達に逆らうやつら。
 君たち警察を巻き込んで、騒ぎを起こしたかったんじゃない?」
「だからって志村を撃つ必要ないだろ!!」
「僕だって!!
 ・・・僕だって好きでやってるわけじゃない!」
「・・・」銃を下ろす瀬文。
ニノマエは瀬文を銃弾の前からどかすと、
自分がその位置に立ってみる。
「このまま・・・指を鳴らしたら、楽になれるかな。」
「・・・」
弾丸を手で払い落としていく瀬文。
「楽にさせるか。」
「・・・行こうか。運んでくれる?」
「・・・」

赤い車の後部座席に両手両足を縛った津田を運ぶ瀬文。
ニノマエが指を鳴らすと、車が走り去る。
必死に助けを求める津田を瀬文は見つめ・・・。

「瀬文さんも僕と同じ罪を背負った。
 でも恥じる必要はないよ。」
ニノマエは瀬文に微笑むと、電話を掛ける。
「約束どおりヒーラーを手配してあげて。
 志村さんのところに行ってあげな。」
「・・・」
ニノマエはにっこり微笑むと、姿を消す。

ミショウ
盗聴する当麻と野々村。
『津田班が消えた。拉致された模様。
 瀬文とニノマエが一瞬見えたという目撃証言あり。』
「ニノマエと瀬文さんが・・」
「何が起こってるんだ?」
「取引したんだ。瀬文さん志村さんのところに!!」

瀬文が病院に到着すると、ヒーラーが帰っていくところだった。
「もう終わったっぺや。」

瀬文は病室へと走り出す。
「美鈴ちゃん!志村が目を覚ますかもしれない!」
病室へと走る二人。

「先輩!美鈴!」志村の声。
二人の背後に志村が立っていた。
「申し訳ありません!作戦中気絶してしまいまして。」
「・・・お前。怪我は?」
「何のことでありますか?全くなんともありません!」
「どういうこと?」と美鈴。
「・・・瀬文さん。」と当麻。
「当麻・・・俺は・・どうすれば・・。」
「・・・難しい事考えるのはやめて、笑っとくっていうのは
 どうっすかね。」
「・・・志村。敬礼やめろ。」涙をこぼしながら瀬文が言う。
「はっ!二度とSIT魂に恥じぬよう、全力を尽くします。」
「よし。」
「命、捨てます!」再び敬礼する志村。
「バカ。命捨てんな。」
「はっ!命令どおり、長生きします。」
微笑みあう二人。

美鈴が志村に駆け寄る。
だが美鈴の前にスーツ姿の男二人が立ちふさがり、
突然ブブセラを鳴らし出す。
志村の姿は空間に吸い込まれ・・・男達も姿を消す。

ドスン、という鈍い音。女性の悲鳴。

「まさか・・」
走り出す当麻と瀬文。

「やだ・・・やだ・・・やだ・・・」動く事が出来ない美鈴。

志村は病院の庭に倒れていた。
「志村・・・」
「許せない・・・ニノマエ。」

とある会議室
「約束と違うじゃん。」とニノマエ。
『いいのよ。約束なんて』(フランス語)
「どういうこと?」
「子供が大人の決定に口を出すなっていうことだよ。」
「カッチーーン。」
ミシミシという音。ニノマエの右耳の後ろには赤い星型のアザ。

当麻は右耳の後ろを押さえ・・・。


●記憶書き換え
 ニノマエの家からビル屋上へのワープ。
 そして、当麻、ビルから落下。
 その落ち方が不自然でした。

 ニノマエは指を鳴らして時間を止め、記憶を書き換える
 地位を呼び出し、ビルの下に当麻を運んだのかな?
 そして、自宅に運ばれた彼女の額に触れ、
 ニノマエにビルから落下させられる記憶を植えつけた。

 ニノマエは、当麻がニノマエの家族を皆殺しにしたと
 言っていました。そして当麻が爆弾魔とも。
 当麻本人はその記憶がないようにも思えます。
 地位が消してしまった過去があるのか?

 地位がニノマエ側の人間だとすると、あのプロポーズも
 当麻の腕切断も、全て作られた記憶のような気がしてきました。

●赤い星型のアザ
 ニノマエの右耳後ろの赤い星型のアザ。
 ニノマエが怒ったとき、それは当麻に伝わっていたようです。
 当麻の耳の後ろにも同じアザがあるのか?

●当麻の家族
 当麻はおばあさまと一緒に暮らしているんですね。
 書道の先生をされている、【TRICK】みたい。(笑)

 「サヤ!ヨウタ!いい加減にやめなさい!」
 当麻の母親が、当麻と弟を叱っているような声。
 当麻には弟がいた?
 この声、二三の声と似ていました。

 当麻家の仏壇の写真は、当麻の両親と弟?
 お父さんは白衣を着ているように見えます。
 医者か研究者だったのでしょうか。
 父役は佐野元春さん、母役は石田えりさん?
 回想シーンで登場するのかな。楽しみ。

 当麻家の長男が5、6歳の頃、両親と長男が死亡。
 その長男・ヨウタがニノマエで、
 ヨウタは両親と一緒に亡くなったとされていたが
 どちらかの組織に助けられた。
 ニノマエジュウイチと名づけられ、二三に育てられた。
 時間を止める能力を使うようになってから、
 成長が止まってしまったが、本当は当麻と同じ24歳とか。

●マイケル・ジャクソン
 実は生きている!?
 そのSPECは死者を蘇らせる?それともクローン?

●SPECを目覚めさせるには
 冷泉も美鈴も、ある日突然能力を得たようです。
 彼らの身近な人物が、SPECを目覚めさせる力を持っているのか。
 それとも、海野のセリフにあった「神」、
 「才能ってのは・・・自分が望むものと一致しない。
  ・・・神は残酷だ。」
  SPECを目覚めさせる能力者がいて、それが「神」?

●サブコード
 SPECホルダーの組織や仲間ではない。(林とニノマエの会話)
 組織とか、そんなハンパなものじゃない。(渡部麻由人)
 組織でなければ何なのでしょう・・・。

●サブアトラス
 サトリのセリフ、「サブアトラスを書き換える」と
 当麻のセリフ、「覇権争いが、次の世界地図を書き換える」
 今の世界とは別の世界を作り出そうとしている?
 サトリに指示出していたボスは?

 「日本が半年後には必ず消滅する」と冷泉。
 消滅したあとのこの国を支配するものが、サブコード、
 組織図がサブアトラス?

●SPEC HOLDER VS 零課、パンドラの箱とミショウ
 人間は進化し、様々なSPECを持つようになった。

 多分最初は、SPECがある者、ない者、協力していく考えで
 いたのでしょう。
 そのSPECで人を癒す者。世界を良い方向に修正しようと動く者、
 国家を憎む者、犯罪に手を染める者と様々。
 世界は能力者の力に怯え始め、特殊能力者対策特務班、
 警視庁公安部公安零課、通称、Aggressorを設置し、
 SPEC HOLDERを監視し始めた。津田がここのトップ。

 SPEC HOLDERの一部は海野のように、
 「体制による暴力には、能力で対抗」と考え、反発。
 
 零課は危険人物、反抗的な態度を取る者を消してしまう。
 桂、海野、冷泉、古戸、みんな零課に殺されてしまったようで・・。
 
 零課に反発する組織は、サトリを使い冷泉奪還計画を立てるが、
 ミショウがそれを阻止。
 この組織は、ニノマエが参加していた会議の人たち?
 なんだか彼らもSPEC HOLDERを利用しようとしているだけの
 ように思えてしまいます。

 国家は零課の存在を知っているが、やむを得えずと見て見ぬ振り。
 そのパンドラの箱を開けたのが、ミショウ。

●ニノマエ
「僕だって!!
  僕だって好きでやっているわけじゃない。」
 ニノマエは誰の命令で動いているのでしょう。
 このセリフを聞いたとき、戦争、戦士という言葉が浮かびました。
 ニノマエは能力者を排除しようとする零課を憎んでいる。
 でも桂や林の死には、ニノマエが関わっていたような。

 ニノマエの母・二三(ふみ)は、元看護師で、未婚の母。
 「まさか・・・お母さんを人質に?」(当麻)
 「母さんは僕が守る」(ニノマエ)
 零課は二三の命と引き換えに、ニノマエにスパイさせている?
 
「せっかく俺たちに近づいてきたやつらが現れたのに」
 ニノマエはパンドラの箱を開けてくれる人物を待っていた?

●津田
 冷泉が拉致されたとき、「死ぬなよ・・」と言っていました。
 津田は零課のトップでありながら、能力者を逃がしている可能性も?
 
 ニノマエが零課のスパイ、津田が謎の組織のスパイだとか?

●瀬文のSPEC
 志村は誰かに操られ、瀬文を撃とうとしたのか。
 誰が、何のために?
 そこにニノマエがいて、瀬文を助けた理由は?
 瀬文も向こう側の人間だから?


今期一番面白いドラマです。色々考えるのも楽しい!


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主題歌
The Ricecookers「NAMInoYUKUSAKI」

外国のアーティストかと思っていましたが、国籍は日本。
歌番組で見てみたいです。
ドラマでは毎回アレンジが違うそう。

B0047R1YLGNAMInoYUKUSAKI
THE RICECOOKERS
Sony Music Distribution inc. (JDS) =music = 2010-12-01

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B0043GT12KTBS系金曜ドラマ SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~オリジナル・サウンドトラック
TVサントラ
Sony Music Distribution inc. (JDS) =music = 2010-12-01

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TBS
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-12-01

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4043534035SPEC I (角川文庫)
西荻 弓絵 豊田 美加
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-10-23

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西荻 弓絵 豊田 美加
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SPEC×大阪王将コラボ味噌餃子(オリジナルステッカー付き)
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B0045UADZ8SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~ (戸田恵梨香、加瀬亮 出演) [DVD]


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甲の回魔弾の射手
犯人:脇 智宏
動機:世界を正しい方向へ導く
SPEC:異常な身体能力
射殺
漢字=麻「痺」

乙の回天の双眸
犯人:桂 小次郎
SPEC:千里眼(異常に鋭敏な聴覚の持ち主)
死刑
漢字=血「痕」

丙の回漂泊の憑依者
犯人:林 実
動機:警察批判、被害者の怒り、悲しみ
ニノマエに殺される
SPEC:憑依

丁の回希死念慮の饗宴
犯人:古戸久子
動機:娘を失った悲しみ、幹事、警察への怒り
組織に確保?
SPEC:念動力
漢字=「遺」品

戊の回堕天刑事
犯人:白いひげの老人
SPEC:病を処方するスペック
里中 小百合
里中 梨花

己の回里中 貢病の処方箋
犯人:海野亮太
動機:
組織に確保?

庚の回
犯人:サトリ(星野 慧)
SPEC:人の心を読む能力
ミショウに連れ帰ったあとは?

辛の回
容疑 志村優作殺害/津田助広拉致
被害者 志村優作/津田助広
被疑者 不明/一 十一、瀬文焚流



気になるポイント
・津田率いる組織(公安)の特殊能力者の犯罪研究
 冷泉はこの組織に監禁
・海野のボスは、冷泉を奪還しようと動く。
・古戸、海野はどこへ?
・脇、林を殺し、死刑になる林を見殺しにしたニノマエ。
 彼はどこの組織に属する?

・左利きの地居、当麻の怪我した左腕→切断

・キャラクターの名前と数字(☆印=能力者)
 ?当麻 紗綾(10)
 ?瀬文 焚流(7)(23)
 ☆一 十一 (1)漢数字の1:時間を止める?
 ☆志村 美鈴(0)ミレイのレイ:サイコメトリ
 ?地居 聖 (1)チイ→イチ:
 ☆海野 亮太(1)ウンノ→ウノ(スペイン語):病を処方
 ☆冷泉 俊明(0)レイセン:予言
 ?津田 助広(2)

SPEC HOLDER
『少しだけ発光できる能力を持つ者/相崎好治』
『未来予知能力を持つ者/冷泉俊明』
『お金を司る能力を持つ者/赤羽智比呂』
『字空間移動能力(行方不明)/稲留 武』
『念動力を持つ者/古戸久子』
『テンプテーション能力を持つ者/今井夏木』
『/上原一晃』
『超聴覚能力を持つ者/桂 小次郎』
『超絶対音感を持つ者/臼井久雄』
『時間を止める能力を持つ者/一 十一』
『大食漢能力を持つ者/内田久美子』
『18 高速移動能力を持つ者/奥山武司』
『19 遠くの音を聞き分けられる能力を持つ者/乙部直樹』
『20 遠くの音を聞き分けられる能力を持つ者/小川貴裕』
『21 自然発火能力を持つ者/加藤 新』
『22 動物と話せる能力を持つ者/金沢康雄』
『23 タイムスリップ能力を持つ者/金子文紀』
『24 町嗅覚能力を持つ者/上木原智恵美』
『25 発光できる能力を持つ者/川里一幸』
『26 念動力を持つ者?/清田益章』
『27 瞬間異動能力を持つ者/串岡良太郎』
『28 髪の色を自在に変える力を持つ者/楠 千亜紀』
『29 発光できる能力を持つ者/坂本真章』
『30 怒ると発火する能力を持つ者/篠崎泰輔』
『31 天候を変える力を持つ者/白石達也』
『32 シンクロニシティ能力を持つ者/関根 淳』
『33 サイコメトリー能力を持つ者/高久奈美』
『34 空中浮遊力を持つ者/高橋』
『35 透視能力を持つ者/瀧 悠輔』
『36 予知夢の能力を持つ者(要検証)/谷村久美子』
『37 出血する能力を持つ者/堤 幸彦』
『38 空想が現実になる能力を持つ者/利光佐和子』
『39 錬金術の能力を持つ者(未確認)/中川真吾』
『40 念動力を持つ者?/中沢美波』
『41 遠隔視能力を持つ者/中田未央』
『42 念写能力を持つ者/中村香苗』
『43 自動書記能力を持つ者/西荻弓絵』
『44 幽体離脱能力を持つ者/似内千晶』
『病を処方する能力を持つ者/不明』
『病を治す能力を持つ者/』
『指先から発火する能力を持つ者/納富貴久男』


気になるセリフ
1話
(脇)
「我々の存在に気付いてしまった以上仕方ない。
 当麻さんの仰る通り、人は進化を遂げ続けている。
 進化した我々は、この世界を修正していかなければならない。
 政治、経済、教育、モラル。
 今手をつけなければ間に合わなくなる。
 今どきタレントや、親の七光りで当選した二世議員たちに、
 この世界を任せている場合じゃないんですよ。」

(ニノマエ)
「せっかく俺たちに近づいてきたやつらが現れたのに、
 何勝手な事するんだよ。
 お前が死ね。」
 
2話
(桂)
「警察が無能なあまり、罪を償うことなく、
 青空の下のうのうと生きている犯罪者が、どれほど沢山
 いることでしょうか。
 未だに癒えぬ被害者の怒りや悲しみが天に届き、
 が・・・私に命じたのです。
 神にかわって、この千里眼を用い、天罰を下せと。」

3話
(林とニノマエ)
「僕は僕だ。たまたまSPECがあるからと言って
 お前らの仲間にはならない。」
「仲間?」
お前らの組織の事は多少研究した。」
「組織?
 アハハ。なーんだ。安心したよ。
 サブコードを良くわかっていなかったようだね。」

(海野)
「医者っていうのは、死になれていると思われていますが、
 本当はそうじゃない。
 人の死は、おりの様に、心の中にずっと溜まっていくんです。
 痛みとか、悲しみや、色んな重みを背負ってます。
 それは、刑事のあなたと一緒だと思う。
 悪いようにはしません。神の手を持つ男のデータを教えて
 くれるだけでいい。
 その代わり、僕は志村さんを救ってみせる。」

4話
(地居)
「受験用の物理は、暗記と、慣れだよ。
 実際、最新の理論と異なる部分も少なくない。
 大学に入って、本格的に勉強を始めれば、物理も本当は
 面白い世界が広がってる。
 例えば、相対性理論で最も有名なパラドックスで、
 双子のパラドックスというのがある。
 双子の兄が、高速に近いスピードで、すっ飛んでいく宇宙船に乗り
 旅をした場合、宇宙船の中では時間の進むスピードが遅くなる。
 つまり、ずっと若いままのはずなので、宇宙船にいる兄の方が
 地球にいる弟よりも、若くなるはずだっていう話。」

(古戸と瀬文)
「あなた達警察が、最初からちゃんと捜査してくれれば
 良かったのよ。
 自殺サークルなんてものを野放しにして、
 全部あなた達が悪いのよ!
 罪を償うのはあなた達よ!
 娘の無念、親の無念、自殺していった人たちの苦しみ、
 残された家族の苦しみ、怒り、悲しみ、絶望!」
「人のせいにするな。
 警察が悪い、自殺サークルが悪い、世の中が悪い、
 そうやって他人のせいばっかりにしてるから
 娘の気持ちもわからねーんだよ!」

5話
(海野)
"公安に奪われた民間人を一人奪還するだけのミッションだ"

(津田)
「ヤバかったなー。え?
 オトリの為のミショウが、パンドラの箱を開けやがって。
 いっそ消しちゃうか。」

(地位)
『時空(時間と空間)にそれ以上の分割不可能な最小単位が存在する
ことを記述する理論である』

6話
(当麻と海野)
「病を処方するのは、我々の生命を守るためだ。
 いわば、正当防衛ですよ。」
「え?」
「治安って言葉ご存知ですか?
 より多数の国民の安全を守るために、利益に相反する存在を
 取り締まり、時には刑に処す。
 一見聞こえはいいが、要は体制による暴力支配だ。
 我々は、マイノリティだ。
 体制による暴力には、能力で対抗する。
 さもないと、我々の妻や、子供たちさえも狙われる。
 殺される。」
「そんな馬鹿なこと・・あるわけない。」
「真実にたどり着けなくて、何が刑事だ。
 君こそ、刑事として最低だ。」
「・・・」
「僕だって・・・医者を続けたかった。
 医者はいい。人の生命を救える。
 当麻さん、僕だって・・・生命を救うSPECが欲しかったですよ。
 ただ才能ってのは・・・自分が望むものと一致しない。
 ・・・神は残酷だ。」

(美鈴と当麻)
「あなたも、本当は向こう側の人間なんでしょう?」
「・・・」
「嘘をついても無駄よ。
 私には、何でもわかるの。触ればね。」

7話
(当麻)
「いやね、仮に組織の構成員がもし1千万人を越えるような
 話なら、今起こってるのは犯罪ではなく、戦争、
 もしくは、カワメイ(革命)ってことかな、なんつって。」
「妄想じゃないかもですよ。
 大体歴史のターニングポイントは、いつも静かに私たちの
 真横を掠めていく。
 誰かがそのことに気付いた時には、既に手後れなんっす。」

(津田)
「中野のメンツ、潰されるんじゃねーぞ。」

(当麻)
「分かりやすく言うとですね、金融や資源で世界を支配
 してきた大メジャーの一部は、ヒューマンリソース、
 つまり、才能溢れる人材を資材と見なして、
 取り込み始めています。
 科学者、技術者、スポーツ選手とか。
 スペックホルダーなんぞは、人的資源の超レア物件ですからね。
 下手すると、その覇権争いが、次の世界地図を書き換えるかも
 しれません。」

(サトリ)
「世界各国の要人の、寿命を予言してほしいんです。
 サブアトラスを書き換えるには、この人たちの寿命を
 書き換えるのが一番なんです。」

(冷泉と当麻)
「自分はこの才能を持っている限り、自由に生きてはいけない。
 今回の件で痛感しました。
 詐欺師やってた頃はね、本物の予知能力が欲しくて
 たまらなかった。
 でもこの才能が芽生えてから、僕の人生は狂ってしまったんですよ。
 結末が見えるから恋愛は出来ない。博打もつまらない。
 未来を知ることは恐怖ですよ。」
「しかし、未来は変える事が出来る。
 そうですよね?」と当麻。
「当麻さん。この日本が半年後には必ず消滅すると
 知ったら、どうします?」
「そうなんですか?」
「救いようのある未来ならまだいいが、
 救いようの無い未来も見える。
 私は世界一哀れ名人間です。
 逃げても生きながらえられるとは思ってはいません。
 ただ、これ以上他人に迷惑は絶対にかけたくない!
 他人の人生にも関与したくない!
 だから!!お願いします!見逃してください!
 俺は残りの人生を思い切り、自由に生きたいんだ!」

8話
(ニノマエ)
「君が僕の家族を皆殺しにしたんじゃないか。」
「爆弾魔のくせに説教なんて。マジうざい。
 ・・・死んじゃえ。」

(当麻の母?)
「サヤ!ヨウタ!いい加減にやめなさい!」

(渡部麻由人)
「零課って知ってます?公安の特務班です。
 政府の中でも一部の人間しか知らない、秘密の組織。 
 津田さんは、そこの指揮官で、つい最近、撃たれたんです。
 知ってるでしょう?冷泉を奪還しに来たやつらです。
 その特務班は、数十年も前から水面下で、ずっと活動
 してたんです。サブコード対策で。」
「瀬文さん、これ以上は触らないほうがいい。
 組織とか、そんなハンパなものじゃないんだ。」

(野々村)
「特殊能力者対策特務班、
 警視庁公安部考案零課、通称、Aggressor。
 陸軍中野学校に由来すると言われている。
 公安の中の公安。秘密警察の中の、秘密警察だ。」

(ニノマエ)
「津田ってやつは人殺しだよ。
 何の問題があるの?
 僕達の存在を隠すためなら誰でも殺すんだ。
 警察の名を借りた殺人マニアだよ。」

(野々村)
「法治国家としては違法だが、この国の治安を守るという 
 意味では、必要だ。
 私はそう思い込もうとした。
 犯罪一つとっても、法律は特殊能力者には対応しきれないからね。
 そうして、新しい人種差別が起こる。
 ことによると革命になる。
 戦争にもなる。
 だから私は、このパンドラの箱を開けてはならないと信じていた。
 しかし、時代は変わる。
 人間の進化がもし本当なら、真実を覆い隠すことは許されない。
 ただ・・見てのとおり私は老人だ。
 パンドラの箱を開ける力はもうない。
 だから・・君たちに来てもらったんだ。」



【キャスト】
 当麻 紗綾(24) - 戸田恵梨香
 瀬文 焚流(36) - 加瀬 亮

 野々村 光太郎(70) - 竜 雷太

警視庁関係者
 津田 助広(42) - 椎名桔平
 近藤 昭男(50) - 徳井優
 馬場 香(40) - 岡田浩暉
 鹿浜 歩(55) - 松澤一之
 猪俣 宗次(28) - 載寧龍二
 正汽 雅(20) - 有村架純
 志村 優作(24) - 伊藤毅

その他
 一 十一(ニノマエ - )(年齢不詳) - 神木隆之介
 志村 美鈴(19) - 福田沙紀
 地居 聖(24) - 城田優   
 海野 亮太(35) - 安田顕
 冷泉 俊明(鈴木俊明)(年齢不詳) - 田中哲司

中部日本餃子「CBC」


【スタッフ】
脚 本 
 西荻弓絵
演 出 
 堤 幸彦
 加藤 新
 今井夏木
 金子文紀
プロデュース 
 植田博樹
 今井夏木
 赤羽智比呂
音 楽
 渋谷慶一郎
 ガブリエル・ロベルト
製作協力
 オフィスクレッシェンド
製 作
 TBS

Wikipediaより


戸田恵梨香さんの主な出演作品



加瀬 亮さんの主な出演作品





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SPEC スペック (神木隆之介さん)
Excerpt: 神木隆之介さんは、毎週金曜よる10時TBS系列にて放送されている連続ドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』に一 十一(ニノマエ ジュウイチ)役で出演しています。 先週は..
Weblog: yanajun
Tracked: 2010-12-06 23:33
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