2010年12月24日

SPEC〜警視庁公安部公安第五課
未詳事件特別対策係事件簿〜
癸(起)の回

『百年の孤独』

瀬文(加瀬亮)は、一人でニノマエ(神木隆之介)に戦いを挑むが、
ニノマエのスペックを前に満身創痍。絶体絶命のピンチに陥る。
するとそこへ、当麻(戸田恵梨香)が現れた!

自分の時間の速度に変えたニノマエは、雪が舞う中ゆっくりと歩き回る。
その時、当麻の口元がかすかに動く。
「動いた!?
 この能力は僕だけのはずだ!」
ニノマエは当麻、瀬文の皮膚が赤く爛れていることに気付く。
「うん?・・・なんだこれ。」
ニノマエの手、顔にも同じ発疹が。その痛み、呼吸困難に陥り
その場に倒れてしまう。
「何をした!」
ニノマエが倒れると、時間が元のスピードに戻っていく。

「瀬文さん!」
「当麻・・・」
「目やられたか。
 瀬文さん!雪を避けて下さい。」

「どうして・・」とニノマエ。
「雪の中に毒を仕込んでおいた。
 あんたのSPECは、私たちの数万倍のスピードでこの世界を
 動き回る能力ってこと。
 だったら、あんたに付着した毒は、私たちより数万倍の
 スピードで、あんたの肉体を蝕んでいくはず。
 私たちもダメージを負うけど、私たちがこの毒でやられる
 前に必ずあんたの方がやられる。
 乱暴な賭けだったけど・・・私たちの勝ちだ!」
「チクショーーーーッ!!」

B004FW3BF0SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿 DVD-BOX
キングレコード 2011-03-23

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防護服を身につけ毒入りの雪を降らせていたのは、当麻に手伝いを
申し出た馬場(岡田浩暉)、鹿浜(松澤一之)、猪俣(載寧龍二)。
馬場に言われ、マスクを外し様子を見る猪俣。
「あれ・・・染みる。」

「毒を止めろ!止めろ!」と当麻。

「ストップ。ストップじゃ言うとります。」
馬場たちが雪を止める。

当麻は、ニノマエの耳の後ろの星型のアザに気付く。
「・・・そんなはずは。
 まさか・・・まさか陽太!?
 そんな・・そんなことって・・・。」

「そんなことがあるんだなー、驚く事に。」
いつの間にか、地居(城田優)がいた。
「雪は止んだが雨は降る。
 ニノマエは君の弟だよ。」
「・・・」
「驚いた?
 この僕が、こいつの記憶を奪ったからさ。7年前にね。」
「嘘だ。だって年齢が!」
「そう。僕達の1秒間で彼は何日も過ごしていたりする。
 その分成長しているんだよ。まだこれで13才だけどね。
 7年前の飛行機事故で奇跡的に、というか、
 その時、時を止める能力が芽生えて生き残ったんだよ。」
「何で知ってんの?」
「飛行機と共に炎上する大好きなパパとママを見て、
 心の底から時を止めたかったんだろうね。
 感動的な話さ。」鼻で笑い、気を失ったニノマエを蹴飛ばす地居。
「時を止めるなんて、人類最高のスペックだと思わない?
 でも本当の意味でそれをコントロールしたのは、僕なんだよ。」
「・・・コントロール?」
「ニノマエが君を憎んでいる理由知ってる?」
「・・・」
当麻はニノマエが爆弾魔、両親を殺した、と言っていたことを思い出す。
「そう。僕が書き換えた偽の記憶だよ。」
「じゃ・・何もかも・・あんたが仕組んだの?」
「そう。そして僕の想像通り、あんなすごい能力に君は勝った。
 ふふふ。最高の頭脳だよ、全く。フフフフ。」
笑いながらピョンピョン飛び跳ねる地居。
この行動、ニノマエと同じなんですよね。
地居はもう一人のニノマエなのか?とも思ってしまった。


「テメー。」
地居の声のする方に銃を向ける瀬文。
「瀬文。見えてねーんだろ?この凡人が。
 撃ってみろよ。」
地居は瀬文を蹴り上げ、銃を奪う。

ニノマエに寄り添う当麻。
「・・・陽太。陽太。」
陽太のてを握り締め涙する。
「姉ちゃん・・・。姉・・ちゃん・・。姉・・ちゃん・・。」
ニノマエはその手を握り返し・・・。
「陽太!
 ・・・陽太!!」

「辛いだろうね。」地居が忍び寄る。
「・・・」
「そんな顔しないで。
 怒りと悲しみは、人を不幸にするだけだよ。」
「・・・あんたのせいで・・・」
地居に殴りかかろうとする当麻。
「大丈夫!」
地居は両手の拳を当麻の頭に当て・・・
「消え〜る、消え〜る、消え〜る。」
その場に崩れ落ちる当麻。
「いい子だ!!」

「テメーーーーッ!!」瀬文が叫ぶ。
瀬文に駆け寄る地居。
「当麻に何をした。」
「俺の紗綾を軽々しく呼ぶな!!」
地居は瀬文を蹴り飛ばすと、拳を瀬文の頭に押し付ける。
「紗綾の為にお前の記憶を書き換える。」
「そんなワケにいくか・・刑事魂ナメん・・・」
抵抗するも気を失う瀬文。
地居はガッツポーズしながら狂ったように笑い続け・・・
「バカが。」と無表情で呟く。

「当麻くーーん!」
刑事たちの声。
「お!?
 ・・・紗綾・・紗綾!」
気弱な青年の振りをして当麻に駆け寄る地居。
「大丈夫か?君!」「何でここにいる!!」
「紗綾に呼ばれて!
 紗綾、大丈夫か?」
「救急車だ!」

病院
3日間眠り続け、ようやく目を覚ました当麻は、祖母の葉子(大森暁美)や
地居をほっとさせる。
「・・・今・・陽太が・・」
「陽太が?どうしたの?」と葉子。
「夢見てた。」
記憶を忘れていることに安心する地居。
「もう3日も意識がなかったのよ。」

「もう、大丈夫ですよ。ただ、まだ体が思うように動かない
 でしょうから、暫くは安静に。」と医師。メロン大好きな医師!
「あ、先生。ちょっとお待ちになって。」
葉子は紙袋を手に、医師を追い病室を出ていく。

「瀬文さんは?」
「君より、多く毒を浴びたみたいでね。特に顔がね。
 君は髪の毛で守られていたが、彼はね。
 一時的に失明しているが、時期、回復するだろうとのことだ。」
「野々村係長は?」
「多分、もうすぐ、」

「老兵は死なん!
 それが、私のスペックだ。ダイジョウV!」
頭に包帯を巻いた野々村がやって来る。
「係長・・・私たち、本当にあのニノマエを倒したんですか?」
「そうだとも。毒をジューっとね。」
「ニノマエは・・死んだんですか?」
「まだ生死の境を彷徨っているが、まず、助からんだろう。」
「・・・」

「どうぞ。大学の近くのオーガニックハーブ紅茶屋の、
 自家製オーガニックハーブ緑茶です。」
「緑茶?紅茶?どっち?」
野々村、馬場、鹿浜、猪俣にハーブティーを配る地居。
「何しろ、ニノマエと、長い戦いだったからねー。
 まだ現実感がないんだろう。
 僕にも覚えがある。
 長い間追っていた事件を、解決した時の、
 虚脱感っていうの?」
野々村たち、なぜか大笑い。
「じゃ、あとは、彼氏君よろしく。」
「はい。」
「地居君もな、危険も省みず心配して駆けつけてくれるなんて。
 いい話じゃないか。」
「ワハハハハ!」
「バイナラだ。」「斉藤清六!」「ちい散歩!」
野々村、馬場、鹿浜、猪俣は大笑いしながら病室を出ていく。

大笑いはハーブティーのせい?

「そういえば・・あんたなんで現場にいたの?」
「君が怖いって言うから、心配になって後をつけたっていうか。」
「・・・私があんたに・・捜査の前に怖いって言ったの?」
「そうだよ。覚えてないの?」
「・・・」
「寝てなさい。」

瀬文の病室に美鈴(福田沙紀)がお見舞いにやって来る。
瀬文は大イビキで爆睡中。
「瀬文さん・・。早く良くなって下さい。
 それまで、今度は私が毎日来ますから。」
瀬文のおでこの汗を拭おうとしたとき、美鈴はあるビジョンを読み取る。
当麻がニノマエに陽太と呼びかけていたこと。
そして、不敵な笑みを浮かべる地居のこと。
「・・・」

美鈴が当麻の病室に駆け込む。
「どういうこと!?」
「あ・・えーっと・・あ、美鈴ちゃん。」
「ニノマエは・・当麻さんの、弟だったの?」
「何言ってんの?私の弟は、7年前に死んでる。」
「・・・」

美鈴は当麻のキャリーバッグに触れてみる。
「陽太!」当麻の叫び声。
ニノマエの耳の後ろの赤い星型のアザが見えた。

「耳の後ろに、ヒトデ型の、アザがあった?」
「・・・」
「それと同じ型のアザが、ニノマエにもあった。」
「・・・あイテテテテ。水飲みたい。」
「今持ってくる。」
美鈴は当麻のマグカップを手に取ると、給湯室に向かう。

地居が当麻のマグカップを手に給湯室から出てくる。
給湯室には美鈴が倒れていて・・・。

当麻の病室
「あれ?美鈴ちゃんは?」
「何か用事思い出したって慌てて帰ったよ。」
「そう。・・・何だったんだろう。」

瀬文の病室
「理由はわかりませんが、深い眠りについています。
 目も含めて、回復には暫く掛かると。」と医師。
「そうですか・・・。」と野々村。

当麻の病室
リンゴの皮をむきながら、地居は当麻に尋ねる。
「そういえばさ、俺たち何でこうなったんだっけ?」
「何でって?」
「そのニノマエってやつさえいなければ、今頃とっくに
 俺たち結婚してたんじゃなかった?」
「そんな話しあったっけ。」
リンゴとナイフを洗面台に叩き落す地居。
「何忘れてんだよ。酷いなー。」
地居は拳を軽く当麻の頭に当てる。
「・・・」
「そっちが新人刑事の頃、ソフトクリームダラダラこぼしながら
 俺に逆プロポーズしたんだよ。
 って聞いてる?」
地居はもう一度拳を当麻の頭に当て、偽の記憶を植えつける。
「・・・そういえば・・イッテテテ。」
「大丈夫?」
「うーん。」
「とにかく、仕事が一段落して良かった。」
「うん。」
「だからさ、本当に結婚しよっか。」
「マジ?」
「マジ。
 ていうか、俺が側にいないと、あんた又何しでかすか
 わかんないし。心配で仕方ないよ。」
「・・・なんか、頭がボーっとしてて。
 考えとくってことで今日はいいかな。」
「・・・うん。じゃあ、ゆっくり考えてみて。」
「うん。」
「何これ。」テーブルの上のメモの束を手に取る地居。
「うん?
 ああ、はやぶさの機内時間の計算。
 この前地球に帰ってきた時、一体はやぶさの中は、何日の、
 何時だったんだろうって。」
「ふーん。相対性理論か。でも何ではやぶさ?」
「昔、うちの父がはやぶさの開発に携わってて。」
「え!?あのはやぶさ?」
「うん。」

2003年9月
「これがはやぶさ?」と陽太。
「ああ。今は太陽の周りを回っている。
 予定通りいけば、4年後の夏には、イトカワの石を拾って、
 戻ってくるぞ。」と父。
「僕も乗りたい!」
「人間を乗せて、イトカワへ行く宇宙船を作るには、
 あと何十年も掛かるだろうなー。」
「私が作る。
 そんで、双子のパラドックスの実験をしたい。」と当麻。
「うん。何歳で帰ってくるかな。計測してみよう。
 はやぶさの起動は、理論上・・・」
「数式!高まる!」と当麻。
「スウシキ、タカマル!」陽太が真似をする。
そんな家族の様子に微笑む母。
「ねえ、楽しい?」と葉子。
「数式!高まる!」
「スウシキ、タカマル!」
(回想終わり)

病室
「なるほど!いい子だ!」
「わかってる?ね、本当にわかってる?」
「わかってるよー。てか凄いな紗綾!」
「馴れ馴れ慣れしい。」
ギブスで地居の頭を叩く当麻。
「イタ。」

「楽しいっすか?」看護師が二人に声を掛ける。

鉄格子に囲われた部屋で治療を受けるニノマエ。
「これがニノマエか・・。」と馬場。
「まだ子供じゃないか。」と鹿浜。
「子供じゃろうが何じゃろうが、重罪人は許せんわ!
 治療なんてやめて今すぐ殺しましょうよ。」と猪俣。
「バカ野郎。デカに私情は禁物だ。」
「何を奇麗事言うとるんじゃ!」
「やめろ二人とも。
 当麻と瀬文が、命がけで追っていたものが何か考えろ!」と馬場。
「何を言うとるんですか?」
「事件は、解決したんじゃ?」
「何か怪しい・・。
 デカの勘とか・・信じていなかったが・・
 何か騒ぐ。」
「・・・」

老人(石橋蓮司)と将棋を指す地居。
「僕将棋好きなんですよ。」
「若いのに将棋好きとは見所がある。」
「昔はチェスも好きだったんですけど、チェスの駒は取ったら消える
 だけでしょう?でも将棋の駒は取った瞬間こっちの味方になる。
 そこがいい。」
「君の能力みたいだな。」
「さすが歴史を動かしてきた秘密結社のトップは、
 人に取り入るのが上手ですね。」
「イングランドのグレートロッジからも、直々にお目にかかりたいと、
 やいのやいのうるさい。」
「そっちが来るんだったら会ってやってもいい。」
「伝えておこう。
 で、ニノマエ無き今、何を企んでいる?」
「僕はシナリオライターになりたいですね。」
「シナリオライター。」
「僕のシナリオ通り世界を動かしていきたい。
 例えば、戦争なんかもそろそろ起こしてみたいですよね。」
「・・・」
「歴史上一番派手な時代として、盛り上げてみたい。」
「そんなこと出来るわけがない。」
「簡単ですよ。
 何十人かの記憶を書き換えていけば、憎しみが生まれて、
 テロが始まる。セプテンバーイレブンしかりですよ。」
「・・・もう一つ聞いてもいいかね?」
「どうぞ。」
「何故、当麻にこだわるのかね?
 そもそもは、ニノマエを倒すために始めた、
 ただのゲームじゃないのかね?」
「姉弟対決なら面白いかなーと思って、そういうシナリオにしたんです。
 実際見ごたえあったし。
 そのうちですよ。段々当麻の頭脳にマジに感動して、
 好きになっていったんです。
 今では本当に愛してる。
 当麻の心を、全てを手に入れたい。
 それが手に入らないなら・・・この世にない方がいい。」
「瀬文君を巻き込んだのは?」
「・・・やっぱラブストーリーには恋敵が必要でしょ?
 サブコード絡みで人生をめちゃくちゃにされたやつが、
 ミショウにやってくる。
 彼は、ある事件で心に傷を負っている。
 フフフ。いいファーストシーンでした。アハハハハ・・。」
「・・・お前さん、モテないだろ。」
「・・・どういう意味だよ。」
「何故なら・・・世界一、ウザい。」「ウザ!!」
「詰んだよ。津田君。
 歩も目覚めると、金となる。将棋は奥が深いねー。」
将棋盤の上の駒を払いのける地居。
「スペックもない劣等動物が、俺に為口を叩くなーっ!!」
地居、津田が交互に姿を現す。ブブセラの2人組みも登場。
津田が老人に向かい、銃をむけ・・・3発の銃声が鳴り響く。

地居=津田!?
3発の銃声ということは、子供たちも撃たれてしまった?
この老人は歴史を動かしてきた秘密結社、ということですが、
スペックホルダーではないのですね。


当麻が瀬文の病室を訪れる。
「チーース。
 ・・・まだ寝てんすかー。長いっすねー。」
当麻は美鈴が持ってきたフルーツバスケットに気付く。
「夢のフルーツバスケットォ!」
ビニールを剥がし、クンクン。
「キウイOK!メロンOK!梨もOK!バナナぎりぎり。
 んふ!」

「ふりかけパインバカウマ!
 マヨメロ、メロメロバカウマ!
 聞いてますぅ?」
瀬文の腕が上がり、当麻を叩こうとする。
「俺のもん、勝手に、食うな。
 味バカ。舌バカ。バカ。」
「いいっすねー。バカ。
 懐かしい気がしますなー。
 頭ここです。」
「・・・具合・・殴れん。グーッ。」瀬文はまた眠ってしまう。
「寝るなバカ!起きろ瀬文!
 目開けてこっち向けーーー。」

瀬文のベッドに突っ伏して眠る当麻。
そんな二人を地居が見ていた。
「起きろ!」
「・・寝てた。」
「あいつ寝てんじゃん。」
「だからか。妙にほっとするんだよねー、ここにいると。」
「・・・何それ。」
「うん?妬いてんの?」
「心配してんだろ。行くよ。」
地居は当麻の手を掴み、部屋を出ていく。

当麻の部屋
「疲れたから寝まーす。」
「じゃあ、俺も帰るわ。
 ・・・」
キスしようとする地居の頬をギブスで殴る当麻。
「何すんの!」
「イテ。俺なんか変なことした?」
「エロ親父。」
「あのさ、俺たち付き合ってんだよね。」
「・・・そうだね。そうだった。」
「だったら。」
「ハイハイ。
 チューーーーッ。」
二人がキスしようとしたとき、
「当麻さーん、お熱測りますよー。」
「・・・」
寝たふりして誤魔化す当麻。
「キスだ・・」と看護師。

ミショウ
天井に貼り付けた弁護士の妻の写真の上に雅の写真を重ねて貼る
野々村。
二人とも両手を差し伸べる、同じポーズ!

「コォッチ。」と雅。
「雅ちゃん!」
「あのね、」
「うん。」
「私コォッチに言っておかないといけないことがあるの。」
「何?なになに?」
「私猪俣さんと結婚する。」
「うん。うん!?」
「今ほっとした?」
「うん。うん?」
「うっそー!
 実は私ね、司法試験受かってたの。
 先月から有給とって、密かに司法修習生やってんの。」
「げっ・・」
「で、今の奥さんの雅さんが、銀座で雅さんを名乗っていた
 前の前の奥さんからコォッチを奪ったように、
 雅もコォッチを奪還するのだ!」
「・・・」

「コォッチ!!」
「ゲッ・・・みみみ、雅。」
「コォッチ!コォッチ!コォッチ!コォッチ!コォッチ!
 アイ・ミス・ユー!」
野々村に抱きつく妻・雅。

「何これ。アツアツじゃん。ヒートテックじゃん。
 石油小町じゃん!」
「テヘ・・。」
「見てろよ、エ」

当麻家
「どうしたの?退院したの?」驚く葉子。
「・・・逃亡中。」
「何から?」
「何だっけ。・・・あ、病院とか、男とか、色々。 
 すぐ戻るから。」
「・・・そ。」

当麻の部屋
缶の中の写真を見ていく当麻。
七五三の写真、家の前での陽太との2ショット、陽太の笑顔。
なぜかニノマエの姿と重なり、涙がこぼれる。
「何故・・・。」

「何で泣いてるの?」と葉子。
「・・・わかんない。」
「まだショックが癒えてないみたいね。びびってんのかしら。」
「びびってねーし。」
「その元気なら大丈夫。
 何見てんの?」
「大学時代の日記。」
「キタナ。めっさキタナ。」
「うるっさいなー。
 あのさー、左利きと、私昔から仲良かったんだっけ。」
「地居君のこと?あんたが京大に行ってたときからのことだから、
 そうなんじゃないの?
 はい。」
葉子が持ってきた官の中には、大学時代の当麻の写真。
「こんなに?」
「全部彼が撮ったんでしょう?
 左利き用のカメラで。」

ニノマエの病室前
「早く死ねよニノマエ。」
地居の声にニノマエが目を開ける。
包帯で巻かれたニノマエの指がかすかに動き・・・。
心停止。

これってニノマエがわざと時間を止めたのかも。

「おい!おいおい!おい!」
興奮気味に瀬文に声を掛ける地居。
「俺のこと覚えてる?」
「・・・」
「おい!おい!
 当麻紗綾って覚えてる?」
瀬文が反応する。
「キモいなおっさん。俺の紗綾の記憶がお前ん中に残ってるってだけで
 ぞっとするわ。」
地居は瀬文の頭に拳を当て・・・。
「殺してやってもいいんだが、あいにく俺はあんたと違って
 平和主義者でね。フフ。」

当麻の病室
「姉ちゃん・・姉ちゃん・・」
ニノマエの声と陽太の声が重なって聞こえ・・・。

退院した当麻が署に戻ると、馬場が部下に話をしていた。
「よく聞いてくれ、諸君。
 ニノマエが・・・死んだ。」
「結局・・何もつかめなかったか。
 これで定年まで、お気楽極楽だな。」と鹿浜。
「逆じゃろ。
 死ぬまでワシら、この事件を追わざるをえんだろう。」と猪俣。
「死ぬまでデカだ。・・・馬鹿刑事だ。」と馬場。
「上等じゃねーかよ!!」

ミショウ
何か大切な事を忘れている。
思い出そうとするが、何も見えない。
「・・・ダメだ。」

筆に墨を含ませ、半紙に向かう。
「・・・ダメだ。
 ダメだ。何も思いつかない。」
落ちた墨が星の形になった。
「・・・覚えてる。」
『瘴』
「・・・間違えた。」
『痣』

瀬文の病室
苦しみもがく瀬文。

ミショウ
「覚えてる。」
『未詳』
『SPEC』
「覚えてる。」
『野々村係長』
『美鈴』
『地居』

瀬文の病室
もがき続ける瀬文。脈拍数が240を越える。

ミショウ
「覚えてる。」
『瀬文』

「忘れられるわけがない。
 こんな大切なこと。」
当麻は写真と半紙を一緒にビリビリに破ると、
「私のここが・・・全部覚えてる。」
と言い、放り投げ・・・。

「・・・いただきました。」

ギブスを外した当麻は、右手にペンチを握り締め・・・。

橋の上から街を歩く人々を見つめる地居。
「ミジンコみてーだなー。朝から働くやつらって。」
大あくびしながら、携帯をチェック。
当麻からのメールが届く。
『プロポーズの返事、聞きたい?聞きたい?』

教会
「お待たせ。」
「いい教会でしょう。」
「いい感じじゃない。式を挙げるには。」
「二人で行った京都の下鴨のセントマークス教会に似てるなと
 思ってさ。」
「ああ、そうだね。」
「ニコ。」
「・・・プロポーズの返事は?」
「返事の前に一つ聞いていい?
 何故、私と結婚したいの?」
「決まってるだろ。君が好きだからだよ。
 心から愛してる。
 ずっとずっと、君を思い続けてきた。」
「・・・ふーーん。でもさー、どう考えても私たち
 付き合ってないみたいなんですけど。」
「・・・え?何言ってんの?」
「京都の下鴨に、セントマークス教会なんてないし。」
「・・・そうだっけ?」
「はっきり言うけどさ、私はあんたのことが好きじゃない。
 過去一瞬も好きになったことはないし、
 これから先、一瞬も好きになることはニャーだ。」
「そんなことないよ。何十回と一緒に遊びに行ったし、
 写真も撮った。手紙もやり取りしたよ。」
「それはこれのこと?」
「そうだよ。」
「どんだけー。」
「・・・」
「これはね、デート写真って言わねーよ。ストーカー写真って言うんだよ。
 あんたと付き合ってるって記憶や証拠、色々捏造したみたいだけど、
 写真だけは捏造しきれなかったみたいだね。
 私のストーカーさん。」
「・・・バレたか。」
「キモ。」
「俺ってそんなにキモい?
 そんな酷いビジュアルじゃないと思うんだけどなぁ。」
「キモ!キモ、キモ!キモ!キモ!!
 砂肝!ウナ肝!その根性が一番キモいんだよ!」
「ウナ肝ってあるの?」
「人の記憶を奪い!あんたに都合良く書き換え!
 全ての人間をあんたの思い通りにしようと思ったようだけど、
 私はあんたの思い通りにはならない!
 いくら記憶を書き換えられようと、私は私なんだよ!」
「・・・僕は君に会って、100年の孤独から救われた。」
「・・・」
「今度は僕が、君を孤独から救ってあげたい。
 何も考えず僕のものになれば、今後苦労することはない。
 幸せに暮らせる。
 辛い事や悲しい事を味わうことも決して無い。
 人間がずっと苦しんできた煩悩から、解放してあげられる。」
「辛い事や悲しい事だって、私の大事な財産だよ。」
「ほーう。じゃあ君はこれから、弟殺しの苦悩をずっと背負いながら
 生きていくんだね。この人殺し!」
「・・・私は、私の罪を背負って生きていく。
 どんなに辛くてもその痛みから逃げない。
 そんな痛みより、陽太への想いを忘れる痛みの方が
 よっぽどでかいわ!」
「・・・」
「人は、痛みや苦しみを味わって、苦しんで、乗り越えて
 それを優しさに変えていくんだよ!
 私や瀬文さん、美鈴ちゃん、お前のエゴのために死んでいった
 沢山の人たち。
 そして陽太。
 その痛みの分だけ怒りマックスだからよ。」
「・・・」
「罪は償ってもらう。」
「罪?何の罪だよ。証拠はあるの?証人は?
 瀬文の記憶も美鈴の記憶も、全部消した。
 君の記憶はもはや、妄想ってわけだ。」
「卑怯者。」
三角巾から銃を取り出す当麻。
その手を蹴り飛ばす地居。
地居は当麻を突き飛ばし、腹を蹴り上げる。
「こっちの手も潰してやる!」
当麻の右手を踏みつける地居。
「ここで君を殺しても、目撃者の記憶を書き換えれば、
 誰かが僕の罪を償ってくれる。
 真実なんてものはないんだよ。
 仮にもし真実なんてものがあったとしても、
 全て時の流れの向こう側だ。
 真実は人に記憶された瞬間から変質していく。
 記憶は年老いて薄れる。
 死んで消え去る。
 真実とか記憶とか、そんなくだらないものに拘っているなんて
 人間ってバカだよなー。
 バーカ!!」

「バカで上等だーっ!!」瀬文の声。
「当麻から離れろ!」
入り口に、瀬文と美鈴が立っていた。
「瀬文。美鈴。」

「・・瀬文さん。」

「残念ね。色んな記憶は、この手で取り戻したわ。」と美鈴。
「君のスペックごと消しておくんだったな。
 ま、いいや。あとでもう一回消すことにしよ。」
「それは無理だね。何度もお前にやられたが、俺の記憶は結局
 消えなかった。
 何故だかわかるか!?
 人間の記憶ってーのはな、頭の中だけにあるわけじゃねー。
 ニンニクくせー人間のことは、この鼻が、この傷の痛みが、
 体全部が覚えてんだよ。
 テメーはむかつく!虫が好かねー!生理的に受けつけねー!!
 だから勘でわかるんだよ。 
 生かしといちゃこの世の中のためにならねーってな!!」
「警察が勘で人を裁くのか?犯罪者と一緒だな。」
「一緒じゃねー。
 やっていいことと悪いことはな、自ずと決まってるんだ。
 デカ魂なめんじゃねーぞこの頭でっかちヤロウ!!」
「ふんっ。」

美鈴が弾き飛ばされ、瀬文は右腕を襲われる。

「瀬文さん!」

「折れたじゃねーかよ・・これもお前の力か?」
「アハハ。俺の力じゃないよ。
 この教会の周りには俺を守る為のスペックホルダーが何人も
 潜んでる。
 お前らは俺をおびき寄せたつもりかもしれないが、
 取り囲まれてるのはお前らなんだよ。バーカ!!」
スペックホルダーは目に留まらぬ速さで瀬文に襲いかかると、
地居に銃を渡す。
「便利だなー。こうやって武器を渡してくれるスペックの
 持ち主もいる。楽〜。
 紗綾、僕のものになってくれ。
 そうすればそこにいる二人の命は助けるよ。」
「・・・撃つなら撃て!」

「撃つならこっち撃ちなよストーカー野郎!
 死んでも当麻さんは渡さない!」と美鈴。
「聞いてたのか。
 ストーカー野郎じゃない。
 僕の名前は津田助広です。これからも宜しく。」

「上等だ、津田ーーっ!!
 撃つなら俺を撃て!!
 俺が気合で全部止めてやる。」
「スペック!」と美鈴。
「バカヤロウ!気合だーー!!」
「手折れてんだろ。」
「ゴッドハンド、大山倍達!
 うりゃぁぁぁ!」

「・・やっぱりピンチ!」と美鈴。

「ピンチじゃないよ。ゲームオーバーだ。」と地居。
地居の姿が十字架と重なる。
「見えた!」
瀬文、以前抜いた奥歯を地居目掛けて発射!
それはグサリと地居の額に突き刺さる。

「やるじゃん、瀬文。」と当麻。

額を押さえながらひっくり返る地居。

「私が死ぬまで勝負は終わらねーよ。
 命ある限り、全ては変えられる。
 希望は絶対に消えない!
 テメー一人で、1000年の孤独に沈んでろ!」
三角巾を外し、ギブスした腕を瀬文の前に出す当麻。
「噛め。」
瀬文が包帯に噛み付くと、当麻は腕を抜き、
左手に固定した銃を瀬文の頭の上に乗せ、地居に向ける。

病院
「ニノマエ・・・」
遺体安置所に置かれたニノマエに手を合わせる野々村。
その時、野々村はあることに気付き・・・。

教会
「グタグタうっせーんだよ。このミジンコどもが。
 死ね!」

「左手動けーーっ!!」

当麻が一発、そして地居が銃を乱射する。
その時、時間が止まり・・・。

地居のライフルのスコープに一瞬人影がよぎる。
次の瞬間、銃弾は全て地居の体に命中していた。

「バカな・・・。」地居が倒れる。

「何が起こったの?」と美鈴。
「ニノマエだ・・生きていたのか?」と瀬文。

「ニノマエ・・・チクショーーーッ!!
 出てこい・・。
 !!
 ニノマエじゃない!
 じゃ、誰だ!誰の仕業だ・・・。」

「ニノマエじゃない?」と当麻。
「何?何の話?」と美鈴。

「ま・・まさか・・・。」
地居、死す。

当麻はまっすぐ前を見つめたまま立ち尽くし・・・。


『SPEC 承ノ回
    へ
 祈ル捲土重来』

屋台CBC
ロボット化した店長が作る、湯で餃子を食べる津田。
津田の携帯が鳴る。
「はい、公安部公安零課、津田です。
 予定通り状況終了。
 帰還します。」
津田はグラスを手に取ると、姿を消し・・・。


面白かった。でもこれで終わり〜!?

記憶は消せても想いまでは消せない・・・というのが
素敵でした。

★雪に毒作戦
ニノマエが電気ショックを受けたとき、一瞬時間が元の流れに
戻ったことに気付いた当麻は、ニノマエが時間を止めているのでは
ないと気付き、雪に毒を仕掛けました。
当麻の口元が動いたのは、ニノマエが毒に犯され、
時間のスピードが変わったからなのか?

当麻は髪の毛で顔がカバーされダメージが少なくすみました。
瀬文さんは、このシーンの為にこの髪型?
雪降らす前に帽子渡すとか出来ただろうに。
でもそうするとニノマエにバレちゃうか。
猪俣刑事も大事に至らずに良かった。

★2003年9月、当麻家での回想シーン
元々は当麻が興味を持っていた双子のパラドックス。
その講義を地居がしていたのは偶然なのか。
「数式高まる〜。」目をまんまるくして言う当麻と
姉の真似をする陽太がカワイイ!

★地居のシナリオ
何十人かの記憶を書き換え、憎しみを植え付け、テロを起こす。

ニノマエを殺すために、当麻を利用する。
そしてそのうち、当麻の頭脳に感動し、好きになった。
当麻が自分のものにならないのなら、殺してしまいたい。
ラブストーリーには恋敵を、ということで瀬文が彼のシナリオの一部に。

★SITの事件
「サブコード絡みで人生をめちゃくちゃにされたやつが、
 ミショウにやってくる。
 彼は、ある事件で心に傷を負っている。
 フフフ。いいファーストシーンでした。アハハハハ・・。」
サブコード絡み、というのが、SITの事件のこと?
志村は誰かに操られ、そこに居合わせた瀬文が地居に目を付けられた?

★瀬文のスペック
「ゴッドハンド、大山倍達〜」の時の動きと、
奥歯を吹き飛ばし、地居の額に突き刺さるシーンに爆笑!
予告で地居の額に星印がついていたのはこれを隠していたのかー。

★時間を操作したのは?
地居を前にかすかに指を動かしたニノマエ。
遺体安置所での野々村の驚き。
ここを見ると、ニノマエのように思いました。
でも、地居はニノマエじゃないと感じたよう。
とすると、当麻のスペック発動?

★CBC
店主、とうとうロボットに。奥さんにやられてしまったの?
ラスト、餃子で【終】の文字になっていました。

★地居=津田
パブリックドメインの津田は、地居は死んでも、まだいました。
帰還しますって、彼らは未来人なのか?
姿形が同じ津田こそが、ミジンコのように思えてしまう。
パブリックドメインでも、それぞれ感情はあるのか?
地居は当麻に気に入られようと、あの顔を手に入れた?
100年の孤独・・・未来から過去に送り込まれているのでしょうか。

★偽の記憶
地居と当麻が婚約していた、というのもやはり嘘の記憶でした。
ネイルした指にキラリ、婚約指輪、あれも嘘の記憶なのでしょう。
でも、切断された当麻の手もネイルされ、指輪がはめてありました。
ニノマエに手を切断された記憶は本物なのか?
偽の記憶を植えつけて、当麻の手を切断したのは地居かもしれない。
キリトリセンの描写もあったから、ニノマエなのかもしれない。

★様々な組織
人間、スペックホルダー、零課、サトリの属する組織、
ニノマエの属する組織、
サブコード、サブアトラス、
欲、

★津田?
スペックホルダーのトップ=地居=津田?
津田=エイリアン。顔は同じでもそれぞれ意志がある?
サブコード、サブアトラス、
謎は残されたまま。

★映画化とかぜってーしねーから。
【捲土重来】
敗れた者が、いったん引き下がって勢いを 盛り返し、意気込んで来ること。

冒頭、サブタイトルの表示時に、"癸の回"の"癸"の字が"起"に変わりました。
起承転結、とあと3話続いてくれたらなー。



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キングレコード 2011-03-23

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主題歌
The Ricecookers「NAMInoYUKUSAKI」

外国のアーティストかと思っていましたが、国籍は日本。
歌番組で見てみたいです。
ドラマでは毎回アレンジが違うそう。

B0047R1YLGNAMInoYUKUSAKI
THE RICECOOKERS
Sony Music Distribution inc. (JDS) =music = 2010-12-01

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藤井恒太 THE RICECOOKERS
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B0043GT12KTBS系金曜ドラマ SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~オリジナル・サウンドトラック
TVサントラ
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西荻 弓絵 豊田 美加
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甲の回魔弾の射手
犯人:脇 智宏
動機:世界を正しい方向へ導く
SPEC:異常な身体能力
射殺
漢字=麻「痺」

乙の回天の双眸
犯人:桂 小次郎
SPEC:千里眼(異常に鋭敏な聴覚の持ち主)
死刑
漢字=血「痕」

丙の回漂泊の憑依者
犯人:林 実
動機:警察批判、被害者の怒り、悲しみ
ニノマエに殺される
SPEC:憑依

丁の回希死念慮の饗宴
犯人:古戸久子
動機:娘を失った悲しみ、幹事、警察への怒り
組織に確保?
SPEC:念動力
漢字=「遺」品

戊の回堕天刑事
犯人:白いひげの老人
SPEC:病を処方するスペック
里中 小百合
里中 梨花

己の回里中 貢病の処方箋
犯人:海野亮太
動機:
組織に確保?

庚の回
犯人:サトリ(星野 慧)
SPEC:人の心を読む能力
ミショウに連れ帰ったあとは?

辛の回
容疑 志村優作殺害/津田助広拉致
被害者 志村優作/津田助広
被疑者 不明/一 十一、瀬文焚流



気になるポイント
・津田率いる組織(公安)の特殊能力者の犯罪研究
 冷泉はこの組織に監禁
・海野のボスは、冷泉を奪還しようと動く。
・古戸、海野はどこへ?
・脇、林を殺し、死刑になる林を見殺しにしたニノマエ。
 彼はどこの組織に属する?

・左利きの地居、当麻の怪我した左腕→切断

・キャラクターの名前と数字(☆印=能力者)
 ?当麻 紗綾(10)
 ?瀬文 焚流(7)(23)
 ☆一 十一 (1)漢数字の1:時間を止める?
 ☆志村 美鈴(0)ミレイのレイ:サイコメトリ
 ?地居 聖 (1)チイ→イチ:
 ☆海野 亮太(1)ウンノ→ウノ(スペイン語):病を処方
 ☆冷泉 俊明(0)レイセン:予言
 ?津田 助広(2)

SPEC HOLDER
『少しだけ発光できる能力を持つ者/相崎好治』
『未来予知能力を持つ者/冷泉俊明』
『お金を司る能力を持つ者/赤羽智比呂』
『字空間移動能力(行方不明)/稲留 武』
『念動力を持つ者/古戸久子』
『テンプテーション能力を持つ者/今井夏木』
『/上原一晃』
『超聴覚能力を持つ者/桂 小次郎』
『超絶対音感を持つ者/臼井久雄』
『時間を止める能力を持つ者/一 十一』
『大食漢能力を持つ者/内田久美子』
『18 高速移動能力を持つ者/奥山武司』
『19 遠くの音を聞き分けられる能力を持つ者/乙部直樹』
『20 遠くの音を聞き分けられる能力を持つ者/小川貴裕』
『21 自然発火能力を持つ者/加藤 新』
『22 動物と話せる能力を持つ者/金沢康雄』
『23 タイムスリップ能力を持つ者/金子文紀』
『24 町嗅覚能力を持つ者/上木原智恵美』
『25 発光できる能力を持つ者/川里一幸』
『26 念動力を持つ者?/清田益章』
『27 瞬間異動能力を持つ者/串岡良太郎』
『28 髪の色を自在に変える力を持つ者/楠 千亜紀』
『29 発光できる能力を持つ者/坂本真章』
『30 怒ると発火する能力を持つ者/篠崎泰輔』
『31 天候を変える力を持つ者/白石達也』
『32 シンクロニシティ能力を持つ者/関根 淳』
『33 サイコメトリー能力を持つ者/高久奈美』
『34 空中浮遊力を持つ者/高橋』
『35 透視能力を持つ者/瀧 悠輔』
『36 予知夢の能力を持つ者(要検証)/谷村久美子』
『37 出血する能力を持つ者/堤 幸彦』
『38 空想が現実になる能力を持つ者/利光佐和子』
『39 錬金術の能力を持つ者(未確認)/中川真吾』
『40 念動力を持つ者?/中沢美波』
『41 遠隔視能力を持つ者/中田未央』
『42 念写能力を持つ者/中村香苗』
『43 自動書記能力を持つ者/西荻弓絵』
『44 幽体離脱能力を持つ者/似内千晶』
『病を処方する能力を持つ者/不明』
『病を治す能力を持つ者/』
『指先から発火する能力を持つ者/納富貴久男』


気になるセリフ
1話
(脇)
「我々の存在に気付いてしまった以上仕方ない。
 当麻さんの仰る通り、人は進化を遂げ続けている。
 進化した我々は、この世界を修正していかなければならない。
 政治、経済、教育、モラル。
 今手をつけなければ間に合わなくなる。
 今どきタレントや、親の七光りで当選した二世議員たちに、
 この世界を任せている場合じゃないんですよ。」

(ニノマエ)
「せっかく俺たちに近づいてきたやつらが現れたのに、
 何勝手な事するんだよ。
 お前が死ね。」
 
2話
(桂)
「警察が無能なあまり、罪を償うことなく、
 青空の下のうのうと生きている犯罪者が、どれほど沢山
 いることでしょうか。
 未だに癒えぬ被害者の怒りや悲しみが天に届き、
 が・・・私に命じたのです。
 神にかわって、この千里眼を用い、天罰を下せと。」

3話
(林とニノマエ)
「僕は僕だ。たまたまSPECがあるからと言って
 お前らの仲間にはならない。」
「仲間?」
お前らの組織の事は多少研究した。」
「組織?
 アハハ。なーんだ。安心したよ。
 サブコードを良くわかっていなかったようだね。」

(海野)
「医者っていうのは、死になれていると思われていますが、
 本当はそうじゃない。
 人の死は、おりの様に、心の中にずっと溜まっていくんです。
 痛みとか、悲しみや、色んな重みを背負ってます。
 それは、刑事のあなたと一緒だと思う。
 悪いようにはしません。神の手を持つ男のデータを教えて
 くれるだけでいい。
 その代わり、僕は志村さんを救ってみせる。」

4話
(地居)
「受験用の物理は、暗記と、慣れだよ。
 実際、最新の理論と異なる部分も少なくない。
 大学に入って、本格的に勉強を始めれば、物理も本当は
 面白い世界が広がってる。
 例えば、相対性理論で最も有名なパラドックスで、
 双子のパラドックスというのがある。
 双子の兄が、高速に近いスピードで、すっ飛んでいく宇宙船に乗り
 旅をした場合、宇宙船の中では時間の進むスピードが遅くなる。
 つまり、ずっと若いままのはずなので、宇宙船にいる兄の方が
 地球にいる弟よりも、若くなるはずだっていう話。」

(古戸と瀬文)
「あなた達警察が、最初からちゃんと捜査してくれれば
 良かったのよ。
 自殺サークルなんてものを野放しにして、
 全部あなた達が悪いのよ!
 罪を償うのはあなた達よ!
 娘の無念、親の無念、自殺していった人たちの苦しみ、
 残された家族の苦しみ、怒り、悲しみ、絶望!」
「人のせいにするな。
 警察が悪い、自殺サークルが悪い、世の中が悪い、
 そうやって他人のせいばっかりにしてるから
 娘の気持ちもわからねーんだよ!」

5話
(海野)
"公安に奪われた民間人を一人奪還するだけのミッションだ"

(津田)
「ヤバかったなー。え?
 オトリの為のミショウが、パンドラの箱を開けやがって。
 いっそ消しちゃうか。」

(地居)
『時空(時間と空間)にそれ以上の分割不可能な最小単位が存在する
ことを記述する理論である』

6話
(当麻と海野)
「病を処方するのは、我々の生命を守るためだ。
 いわば、正当防衛ですよ。」
「え?」
「治安って言葉ご存知ですか?
 より多数の国民の安全を守るために、利益に相反する存在を
 取り締まり、時には刑に処す。
 一見聞こえはいいが、要は体制による暴力支配だ。
 我々は、マイノリティだ。
 体制による暴力には、能力で対抗する。
 さもないと、我々の妻や、子供たちさえも狙われる。
 殺される。」
「そんな馬鹿なこと・・あるわけない。」
「真実にたどり着けなくて、何が刑事だ。
 君こそ、刑事として最低だ。」
「・・・」
「僕だって・・・医者を続けたかった。
 医者はいい。人の生命を救える。
 当麻さん、僕だって・・・生命を救うSPECが欲しかったですよ。
 ただ才能ってのは・・・自分が望むものと一致しない。
 ・・・神は残酷だ。」

(美鈴と当麻)
「あなたも、本当は向こう側の人間なんでしょう?」
「・・・」
「嘘をついても無駄よ。
 私には、何でもわかるの。触ればね。」

7話
(当麻)
「いやね、仮に組織の構成員がもし1千万人を越えるような
 話なら、今起こってるのは犯罪ではなく、戦争、
 もしくは、カワメイ(革命)ってことかな、なんつって。」
「妄想じゃないかもですよ。
 大体歴史のターニングポイントは、いつも静かに私たちの
 真横を掠めていく。
 誰かがそのことに気付いた時には、既に手後れなんっす。」

(津田)
「中野のメンツ、潰されるんじゃねーぞ。」

(当麻)
「分かりやすく言うとですね、金融や資源で世界を支配
 してきた大メジャーの一部は、ヒューマンリソース、
 つまり、才能溢れる人材を資材と見なして、
 取り込み始めています。
 科学者、技術者、スポーツ選手とか。
 スペックホルダーなんぞは、人的資源の超レア物件ですからね。
 下手すると、その覇権争いが、次の世界地図を書き換えるかも
 しれません。」

(サトリ)
「世界各国の要人の、寿命を予言してほしいんです。
 サブアトラスを書き換えるには、この人たちの寿命を
 書き換えるのが一番なんです。」

(冷泉と当麻)
「自分はこの才能を持っている限り、自由に生きてはいけない。
 今回の件で痛感しました。
 詐欺師やってた頃はね、本物の予知能力が欲しくて
 たまらなかった。
 でもこの才能が芽生えてから、僕の人生は狂ってしまったんですよ。
 結末が見えるから恋愛は出来ない。博打もつまらない。
 未来を知ることは恐怖ですよ。」
「しかし、未来は変える事が出来る。
 そうですよね?」と当麻。
「当麻さん。この日本が半年後には必ず消滅すると
 知ったら、どうします?」
「そうなんですか?」
「救いようのある未来ならまだいいが、
 救いようの無い未来も見える。
 私は世界一哀れ名人間です。
 逃げても生きながらえられるとは思ってはいません。
 ただ、これ以上他人に迷惑は絶対にかけたくない!
 他人の人生にも関与したくない!
 だから!!お願いします!見逃してください!
 俺は残りの人生を思い切り、自由に生きたいんだ!」

8話
(ニノマエ)
「君が僕の家族を皆殺しにしたんじゃないか。」
「爆弾魔のくせに説教なんて。マジうざい。
 ・・・死んじゃえ。」

(当麻の母?)
「サヤ!ヨウタ!いい加減にやめなさい!」

(渡部麻由人)
「零課って知ってます?公安の特務班です。
 政府の中でも一部の人間しか知らない、秘密の組織。 
 津田さんは、そこの指揮官で、つい最近、撃たれたんです。
 知ってるでしょう?冷泉を奪還しに来たやつらです。
 その特務班は、数十年も前から水面下で、ずっと活動
 してたんです。サブコード対策で。」
「瀬文さん、これ以上は触らないほうがいい。
 組織とか、そんなハンパなものじゃないんだ。」

(野々村)
「特殊能力者対策特務班、
 警視庁公安部考案零課、通称、Aggressor。
 陸軍中野学校に由来すると言われている。
 公安の中の公安。秘密警察の中の、秘密警察だ。」

(ニノマエ)
「津田ってやつは人殺しだよ。
 何の問題があるの?
 僕達の存在を隠すためなら誰でも殺すんだ。
 警察の名を借りた殺人マニアだよ。」

(野々村)
「法治国家としては違法だが、この国の治安を守るという 
 意味では、必要だ。
 私はそう思い込もうとした。
 犯罪一つとっても、法律は特殊能力者には対応しきれないからね。
 そうして、新しい人種差別が起こる。
 ことによると革命になる。
 戦争にもなる。
 だから私は、このパンドラの箱を開けてはならないと信じていた。
 しかし、時代は変わる。
 人間の進化がもし本当なら、真実を覆い隠すことは許されない。
 ただ・・見てのとおり私は老人だ。
 パンドラの箱を開ける力はもうない。
 だから・・君たちに来てもらったんだ。」

9話
(ニノマエ)
「二度と僕に逆らうなと全レベルに伝えろ!」

(美鈴)
「瀬文さん。
 ・・・真実なんてどうでもいい。
 兄の仇とか、つまらないこと考えないで・・・
 生きて下さい。
 そして時折、兄に会いに来てやって下さい。
 お願いします。」

(当麻と瀬文)
「法に乗っ取って、刑事として真実を追うから
 私たちは刑事なんです。
 私情に駆られてしまったら、それはただの暴力です。」
「スペックホルダーを今の世の中でどう取り締まるんだよ。
 志村を殺したやつを法で裁けるのか?
 法なんてクソ食らえだ。」

(津田)
「津田っていうのは公安部零課の幹部の、
 言うなればパブリックドメインだ。」
 誰もが、津田助広を狙うだろう。
 だからあの津田は殺されても、代わりにこの津田がいるっていう
 システムだ。だからこそ、公安零課は世界最強の組織。
 全てを捨てて、愛する者達の住むこの国を守っている、
 究極の公務員だよな。割には合わんがな。」
「我々は特殊能力者に対して、何十年と研究対策を行ってきた。
 その結論として、合法的な警察活動では限界があると判断され、
 公権力の元で、我々は非合法活動を行っている。
 この街の平和を守っている。」

(当麻)
「私の脳でずっと眠っている残り90%のうちのどっかが、
 私の思いに応じて、目覚めてくれるはず。」

(ニノマエ)
「厳密に言うと僕は時間を止めているんじゃない。
 君の世界と僕の世界の時間の流れは違うんだよ。
 いくら隙を突こうとしても、君たちの動きは常にスローモーションなんだよ。

10話
(地居と当麻)
「ニノマエは君の弟だよ。
 驚いた?
 この僕が、こいつの記憶を奪ったからさ。7年前にね。」
「嘘だ。だって年齢が!」
「そう。僕達の1秒間で彼は何日も過ごしていたりする。
 その分成長しているんだよ。まだこれで13才だけどね。
 7年前の飛行機事故で奇跡的に、というか、
 その時、時を止める能力が芽生えて生き残ったんだよ。」
「何で知ってんの?」
「飛行機と共に炎上する大好きなパパとママを見て、
 心の底から時を止めたかったんだろうね。
 感動的な話さ。
 時を止めるなんて、人類最高のスペックだと思わない?
 でも本当の意味でそれをコントロールしたのは、僕なんだよ。」
「・・・コントロール?」
「ニノマエが君を憎んでいる理由知ってる?」
「・・・」
「そう。僕が書き換えた偽の記憶だよ。」
「じゃ・・何もかも・・あんたが仕組んだの?」
「そう。そして僕の想像通り、あんなすごい能力に君は勝った。
 ふふふ。最高の頭脳だよ、全く。フフフフ。」

「簡単ですよ。
 何十人かの記憶を書き換えていけば、憎しみが生まれて、
 テロが始まる。セプテンバーイレブンしかりですよ。」

(地居)
「姉弟対決なら面白いかなーと思って、そういうシナリオにしたんです。
 実際見ごたえあったし。
 そのうちですよ。段々当麻の頭脳にマジに感動して、
 好きになっていったんです。
 今では本当に愛してる。
 当麻の心を、全てを手に入れたい。
 それが手に入らないなら・・・この世にない方がいい。」
「・・・やっぱラブストーリーには恋敵が必要でしょ?
 サブコード絡みで人生をめちゃくちゃにされたやつが、
 ミショウにやってくる。
 彼は、ある事件で心に傷を負っている。
 フフフ。いいファーストシーンでした。アハハハハ・・。」



【キャスト】
 当麻 紗綾(24) - 戸田恵梨香
 瀬文 焚流(36) - 加瀬 亮

 野々村 光太郎(70) - 竜 雷太

警視庁関係者
 津田 助広(42) - 椎名桔平
 近藤 昭男(50) - 徳井優

 馬場 香(40) - 岡田浩暉
 鹿浜 歩(55) - 松澤一之
 猪俣 宗次(28) - 載寧龍二

 正汽 雅(20) - 有村架純
 志村 優作(24) - 伊藤毅

その他
 一 十一(ニノマエ ジュウイチ)(年齢不詳) - 神木隆之介
 志村 美鈴(19) - 福田沙紀
 地居 聖(24) - 城田優   
 海野 亮太(35) - 安田顕
 冷泉 俊明(鈴木俊明)(年齢不詳) - 田中哲司

中部日本餃子「CBC」
陽太・・・当麻の弟


【スタッフ】
脚 本 
 西荻弓絵
演 出 
 堤 幸彦
 加藤 新
 今井夏木
 金子文紀
プロデュース 
 植田博樹
 今井夏木
 赤羽智比呂
音 楽
 渋谷慶一郎
 ガブリエル・ロベルト
製作協力
 オフィスクレッシェンド
製 作
 TBS

Wikipediaより


戸田恵梨香さんの主な出演作品



加瀬 亮さんの主な出演作品





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SPEC スペック 最終回 (城田優さん)
Excerpt: 城田優さんは、TBS系列で毎週金曜よる10時から放送されていた連続ドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』に地居聖 役で出演しました。 先週は癸の回(最終話)が放送されま..
Weblog: yanajun
Tracked: 2010-12-24 23:09

SPEC(スペック) 第10話(最終回)「百年の孤独」 あらすじ・感想
Excerpt: [SPEC] ブログ村キーワードSPEC 最終話 百年の孤独 2010年12月17日放送わずかにニヤリとした当麻(戸田恵梨香)の唇、ニノマエ(神木隆之介) 「動いた!まさか!」のつづきから。異変に ..
Weblog: シーズンXX
Tracked: 2010-12-26 12:29
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