2011年02月07日

美しい隣人 第4話

『満足できない女』

沙希(仲間由紀恵)に離婚を申し入れていた夫は雅彦(高知東生)だった。
「弁護士から聞いたと思うけど・・・
 ちゃんと、けじめを付けた方が・・・お互いのためだと思う。」と雅彦。
「・・・」
「家を出てったのは、君の方だし、
 君が持って出た、家財も、通帳も・・・もう、全部いいから。」
「・・・」
「離婚に異存は・・・ないよな?」
「・・・前はね。」
「前は・・って?」
「つい、最近までは・・って意味。」
「・・・」
「確かに、家を出たのは私。
 でも、あんなことが、あったんだから。」

子供が池で溺れる回想シーン。

「しょうがなかったの。」
「・・・でも・・・。
 まさか・・・やり直したいとか、そういう・・・。」
「どうしようかな。
 私たち、まだ、戸籍上は夫婦よね?」
「・・・」
「そうよね。」
「・・・ああ。」
「例えば、あなたが女の人と付き合ったら、
 それは、不倫よね。」
「・・・」
「どうなの?」
「・・・でも・・・」
「でも?」
「とっくに破綻してたよ。我々の結婚生活は。」

回想シーン
「申し訳ありません。」
沙希に土下座して謝る雅彦。
ロッキングチェアーに座っていた沙希は、そんな雅彦を思い切り蹴飛ばす。
「誰が謝れ つったよ!」

沙希の暴力性にびっくり!
パジャマ姿の沙希。ここは、子供部屋のようです。


「あれが結婚生活と、いえるんならだけど。」
「よく言うわ。自分の都合のいいことばかり。」
「・・・」
「女がいるでしょ。」
「・・・」
「妊娠してたりして。」
「・・・」
「あら?当たった?」
「・・・」
「まだ1年もたたないうちによくも・・・。
 恥ずかしくないの?」
「・・・」
「隼人に対して。」
「・・・忘れたわけじゃ。」
「嘘。」
「・・・忘れることなんか、出来るわけないだろ。」
「嘘よ。」
「君は何でそんな・・・。」
「新しい子供のことで、頭がいっぱいのはずよ。」
「・・・」
「忘れたいって、言ってたじゃない。」
「・・・苦しかったから。そんなこともお言うさ。」
「ふ〜ん。苦しかった。
 もう過去形なのね。あなたには。」
「・・・もう・・・やめよう、もう。」
「・・・」
「どうしたらいい?
 どうしたら、離婚してくれる?」
「・・・」
「何でも言ってくれ。」
「そうね。
 それじゃあ・・・
 女と別れて。」
「・・・」
「それから・・・子供を処分して。」
「・・・」
「わかるでしょ?」
「・・・何を・・・。
 自分の言っていることがわかってるのか?」
「・・・わかってる。ちゃんと。
 わかってないのはあんたの方よ。」
「・・・」
「自分だけ幸せになろうっていうの?」
「・・・」
「隼人の苦しみ、忘れたの?」
「・・・隼人は、」
「けがらわしい!あの子の名前口にしないで!
 あんたにそんな資格ない!!」
激高し、手にしていたグラスをテーブルに叩きつける沙希。
割れたグラスで手から血を流していることにも気づかない沙希の
異常さに、言葉を失う。
「私はね・・・今、隼人のためだけに生きてる。
 今までで一番幸せ。」
「・・・」
 
翌日、美津子(草笛光子)を見舞いに病院を訪れた絵里子(檀れい)は、
ケガの治療に来ていた沙希に会う。
「絵里子さん!」
「沙希さん・・どうしたの?それ。」
「あ、グラス洗ってたら割れちゃって。」
「痛そう。」
「夕べはちょっとね。」
「こんなことなら、車で一緒に来れば良かったね。
 帰り、急ぐ?」

美津子の病室
「だって、ティッシュ1つでも、病院の売店って高いじゃないですか。」と沙希。
「だからって、外のスーパーまで買いにいくの?」と絵里子。
「私は行くわね。」
楽しそうに笑う3人。
「でもそんなに笑って、傷は大丈夫?」と美津子。
「あ・・何だかズキズキしてきました。」
「笑った方が痛みを忘れていいかもしれない。」と絵里子。
「また絵里子さん。他人事だと思って。」沙希が笑う。
「あ、もう薬が出来たころだ。
 私、失礼します。」と沙希。
「あら、もう?楽しかったからまた寄ってね。」と美津子。
「ねえ、車に乗っていかない?」と絵里子。
「あ、そうした方がいいわ。沙希さん。」
「いいって。タクシーで帰るから。
 じゃあね、お大事に。」
「ありがとう。」

沙希は朗らかに会話を交わし、たちまち美津子の心をとらえてしまう。
 
一方、スイミングスクールで会った真由美(三浦理恵子)が相変わらず目も
合わせようとしないため、ついに理由を尋ねた絵里子。
「未央ちゃんママ、ちょっといいかな。」
「何?」
「私、何かした?」
「どうしてそう思うの?」
「だって何だか・・・前と違う。」
「そう思うなら、そうなんじゃない?」
「・・・」
「心当たりない?」
「心当たり?
 ・・・傷つけたんなら謝るから、はっきり言ってもらえない?」
「じゃあ言うけど。
 私の個人情報、人にベラベラ喋んないでくれる?」
「私が?いつ誰に?」
「自分の胸に聞いてみれば?」
「・・・」

戸惑う絵里子。
まさかその頃、プールの中で駿が新入生の比呂にいじめを受けている
ことなど気づくはずもなかった。
 
その夜、大阪に現れた沙希はバーへ向かい、慎二(渡部篤郎)と再会する。
「来ないかと思った。」と沙希。
「・・・仕事は?」
「ええ、順調です。」
「そう。」
「・・・何だかご機嫌悪そう。」
「・・・それ。」
「大したことないの。考え事してて、包丁で。」
「痛む?」
「私ね、我慢強いの。」沙希が微笑む。
「ふっ。
 あまりにも・・・自分がね。
 あまりに自分が・・・
 仕事中に、君の声を、思い出したり。
 自分で自分が、嫌になりました。」
「・・・私もね、本当は今日、大阪に仕事なんかなかったの。
 会えなかったらどうしようかなって思ってたの。」
「・・・」
沙希の怪我した右手に自分の手を重ねる慎二。
二人はお互いの手を握り締め・・・。

翌朝、ホテル
沙希の手の包帯を巻きなおす慎二。
「ありがとう。」
「今度、いつ・・・。」
「・・・さあ・・・。」
「・・・」
「連絡します。・・・気が向いたら。」
「・・・」
「待って。
 ・・・名前・・聞かせてくれないか?」
「・・・エリコ。エリコっていうの。」
「・・・」

沙希、絵里子の名前まで奪いました。
このシーンを見て、沙希という名前も前の家族から奪ったものなのではと
思ってしまった。


朝、絵里子は駿がスイミングに行きたがらないことを心配する。

大阪、慎二の携帯に絵里子から電話が入る。
「どうした?」
「忙しいときにごめんなさい。まだ家?」
「ああ。」
「駿がね、スイミング行かないっていうの。」
「え?」
「スイミングスクール、行きたくないって。」
「あぁ〜。」
「あんなに好きだったのに。」
「・・・」
「もしもし?」
「あ・・で、訳は?」
「どうしても言わない。」
「・・・」
「あ、もしも〜し。どうしたの?」
「ん?」
「何か・・電話遠い。」
「いや。」
「ねえ、駿と話してくれない?」
「今?」
「出来れば。」
「・・・」
沙希のことを思う慎二。
「今ちょっと、時間ないからさ。
 帰ったら電話するよ。」
「じゃあそうして。テレビ電話でね」
「というか、今週末帰れたら帰ろうか?」
「帰れるの?」
「何とかなると思う。」
「嬉しい。ありがとう。
 実は、私もいろいろあって。」
「また、電話する。」
「うん。待ってる。美味しいもの作るから。」

電話を切ったあと、慎二はぼーっと考え込み・・・。

家族を裏切ってしまった罪悪感、
でもそれよりも、沙希にまた会いたい、という想いの方が
強いのか。東京に行くのは沙希に会いたいから?


大阪から戻った沙希は、買い物帰りの絵里子と会う。

絵里子の家
「どう?怪我の具合。」
「もう全然平気。
 ・・・これね、好きな人が巻いてくれたの。」
「例の人?」
「そう。」
「大阪の人だっけ?」
「そうなの。とっても優しいの。」
「いいなぁ〜。私なんか。」
「どうしたの?」
「今朝、駿がスイミングに行かないって言いだして。」
「何故?」
「理由は言わない。でも、頑として行きたくないって。」
「ふ〜ん。」
「本当は行きたくないのはこっちなのに。」
真由美のことで憂鬱な絵里子。
「今度、ゆっくり聞いてね。」
「わかった。また飲もうね。」
「うん。」
「あ、そろそろ私行かなきゃ。
 これから病院に行くの。
 お義母さまに持っていくものとかあったら、持っていくけど。」
「ほんと?・・・あ、いい。やっぱり。
 怪我している人に、荷物持たせちゃ悪いし。」
「大丈夫だって。」
「嫁としても、まずい気がする。」
「何言ってるのよ、いまどき。」
「今どきだってあるのよ〜、やっぱり。」
「優しそうなお義母さまじゃない。」
「うん。優しい。
 優しいけど・・・。」
「めんどくさい?」
「ん・・ううん。」
「はっきり言いなよ。
 絵里子さんと私の仲じゃない。」
「そうね・・・。
 入院中ってこともあるんだろうけど、気難しい時もあるかな。
 あ・・でもそれは当然よね。
 診断もなかなかつかなかったし、不安だったと思うの。」
「たまには嫁、休めば?」
「え・・・。
 じゃあ、お願いしていいかな。」
「うん。」
「ちょっと待ってて。」

絵里子が二階に荷物を取りに行くと、沙希はリビングを見て回る。
家族の写真の前に置いてある、GERMERという香水を手に取り・・・。

絵里子の本音を引き出した時の沙希の表情!
そして今度は絵里子の匂いまでも・・・。


「これなんだけど。」絵里子がパジャマを渡す。
「これを、持っていけばいいのね。」
「うん。
 それと、これ。」
「綺麗なワンピース。」
「着てくれない?」
「私が?」
「サイズ合うと思うんだ。」
「いいの?」
「私より似合うと思うの。
 去年買ったんだけど、着ていく所がなくて。」
「嬉しい。ありがとう。」

このワンピースを着て、あの香水をつけて
慎二に会いに行くんでしょうね・・・。


病院
「ほら、話したでしょう?こちらが沙希さんよ。」と美津子。
「はじめまして。」
「はじめまして。いや〜。やっとお目にかかれた。
 この人も、絵里子さんも、あなたの話ばっかりするもんですから。」と敏郎。
「本当ですか?」
「楽しくて、優しくて、その上おきれいな方って。」
「え?どうしましょ、私。」
「いや、本当にその通りだ。」
「お父さん、ぼーっと見とれてないで、もう一つ椅子。ほら。」
「いいんです。すぐ失礼しますから。」
「あ〜、そんなことおっしゃらないで。
 退屈しているんです。」
「退屈って母さん、お忙しいんだから。」
「そ〜お?」
「どうぞ。」敏郎が椅子を用意する。
「じゃあ、失礼します。
 とりあえず、絵里子さんからこれ。」
沙希が紙袋からパジャマを取り出すと、ボタンが一つ落ちた。
「あ、ボタン?」
「ああ。」と敏郎。
「いいのいいの。一つぐらい取れたって。」
「付けましょうか?」と沙希。
「怪我している人にそんなこと・・・。」
「全然大丈夫ですよ、これくらい。」

沙希がボタンを縫い付けるのを微笑みながら見つめる二人。
「他のも、補強しておきますね。」
「まあ、そんな。」「ありがとう。」
「いえ。
 そんなに喜んでいただけて嬉しいです。」
「ジュースでも買ってくるよ。」
「そうして。」
敏郎が部屋を出ていく。

「あなたのお姑さんは幸せね。」
「ありがとうございます。
 でも・・いないんです。」
「亡くなられた?」
「ええ。結婚前から。」
「そう・・・。
 生きてらしたら、きっと可愛がって下さったと思うわ。」
「どうでしょう。」
「きっとそうよ。」
「私、母ももう、いないんですけど・・・嫌われてました。」
「・・・」
「あの・・・また会いにきても?」
「私に?」」
「あ・・ごめんなさい。甘えすぎですよね。」
「是非また来てほしいわ。
 退院したら、うちの方にも。」
「ありがとうございます。
 そんなふうに言っていただいたの、はじめて。」
「ふふ。娘が、いないから、大歓迎よ。」
「絵里子さんに怒られちゃいますね。」
「ふふっ。絵里子さんねぇ・・・。
 本当はね、もっと、甘えてほしいんだけどね。」
「言っておきますよ。
 甘えちゃいけないって思ってるんですよ、きっと。」
「絵里子さん、私のこと怖いと思っているんじゃないかしら。
 私がぽんぽん、またこの通り言うもんだから。
 そんなこと言ってなかった?」
「・・・」
「・・・」
「出来ました。
 これ、入れておきますね。」
「え?あ、ここ。」
「はい。」
敏郎が戻ってきた。
「じゃあ、私、これで。」
「もう?」」「ええ。楽しかったです。」
「あ、これ飲みませんか?」
「じゃあ、いただきます。
 失礼します。
 お大事に。」
「本当にありがとう。」

「いい人だわ。
 あんな人がきたら良かったのに。」
「きたら?嫁にってことか?」
「絵里子さん、やっぱり私のこと怖がってるんだわ。」
「そんなこと言うもんじゃないよ。
 沙希さんがそう言ったの?」
「はっきりとは言わなかったけど・・・。
 何か壁があるって、前から感じてたの。
 私にも下さいよ。」
「ん?」
「ジュース!」
「隣の芝生は、良く見えるんだよ。」
「・・・」

敏郎は沙希の毒牙から免れるか!?
 
夕方、真由美の娘・未央(谷花音)を迎えに幼稚園へ行った沙希は、
駿が比呂にいじめられていることを未央から聞いて知る。
未央をスイミングスクールまで送っていった沙希は、
どの子が駿をいじめていたのか聞きだし・・・。
 
翌日、絵里子は駿を連れて美津子の病室を訪ねる。
「昨日はすみません。」
「いいえ、いいのよ。」
「お義父さんは?」
「お仲間とゴルフですって。
 慎二は?」
「今週は帰るって言ってたんですけど、駄目みたいで。」
「うん。
 まあ、慎二も忙しいんでしょうけど、あなたも少しは
 言わなきゃダメよ。
 会いたいから絶対帰ってきてって。」
「あ・・はい。」
「甘えたっていいのよ、もっと。
 沙希さんご覧なさい。
 あんな風に、相手の懐へ飛び込んだらいいの。ね?」
「・・・」

その夜、絵里子は沙希を自宅に招く。
「やだ。お義母さまそんなことを?」
「私、壁を作っているつもりはないの。
 でもそんな風なことを、真由美さんにも言われたような気がする。
 人から見ると、そんな風に見えるのかも。」
「私は、そんなことないと思うけど。」
「ほんと?」
「それどころか絵里子さんって、無防備なくらい人懐っこいって思った。」
「あ・・じゃあ、相性なのかな。」
「相性っていうか・・・こんなこと言っていいのかな。」
「何?言ってよ。」
「・・・もしかして絵里子さん、嫌いなんじゃない?」
「え?」
「真由美さんのこともお義母さまのことも、
 本当は、嫌いなんじゃない?」
「そんな・・・」
「ショック?」
「そりゃそうよ。」
「本当のことだから?」
「ちょっと待って。」
「今まで自覚してなかっただけ。
 深層心理ってやつ。」
「・・・」
「罪悪感、感じる?」
「罪悪感っていうか・・・嫌ってるはずがない。」
「そうかな。
 義理の母は嫌うわけにはいかないし、
 真由美さんだって近所に住むママ友だから、
 敵に回すわけにはいかない。」
「敵って・・・」
「聞いて。
 つまり、こういう関係がなければ、付き合いたくない人たち
 なんじゃないか、ってこと。」
「沙希さん・・・」
「ごめんね。酷いこと言ってるのはわかってる。
 でも、こうなったら、自覚した方がいいと思う。」
「自覚って・・・そういうふうに思ったら付き合えないじゃない。」
「いいえ。付き合うの。大人でしょ?」
「・・・演技するってこと?」
「そうとも言う。」
「・・・沙希さんもそうなの?
 嫌いな人とも、演技してうまうやる?」
「多分。でも、私の場合は、仲良くしなきゃならない人は、いないから。
 だって、子供はいないからママ友もいないし、
 姑も亡くなっているし、
 持家じゃないからご近所とも。
 絵里子さんは、大好きだから付き合っているわけだし。」
「沙希さんと私って、本当は全然立場違うのね。」
「同じだと思ってた?」」
「うん。はぁ〜。混乱してきた。」
「嫌いな人がいるって、認める?」
「・・・認めたくないけど。」
「うん。」
「そんな気もしてきた。
 それに・・・本当は私、全然自由じゃないってことも。」
「自由が、幸せとは限らないじゃない。」
「え?」
「みんなわかってないのよ。束縛が嫌だなんて。
 束縛の多い生活って、幸せなのよ。」
「・・・」
「うらやましい。絵里子さんが。」
「・・・」
「紅茶、お代わりもらっても。」
「え?」
「紅茶を。」
「あ・・ちょっと待って。新しいの入れてくる。」
「ねえ、駿君の寝顔、見たいな。」
「見てくる?」
「いいの?じゃあ、見てこよ。」
階段を上っていく沙希。
「部屋わからないでしょ。」
「あ・・そう、そうね。」
「上がって右側が寝室。」
「ありがとう。」

沙希がミスするなんて意外!

駿の寝室
駿が目を覚ます。
「駿君。」
「おばちゃん・・・」
「あのね、駿君。スイミングのことなんだけど。」
「・・・」
「意地悪な子が、いるんだよね。」
「・・・」
「行けるようにしてあげる。」
「・・・」
「その変わり・・・駿君も、ちょっとだけ勇気出してくれる?」
「・・・」
「今度、スイミングにおいで。」

スイミングスクール当日。
教室に現れた沙希は比呂を物陰に連れ込む。
「ごめんね。話があるの。」
「何ですか?」
「とっても大事な話なの。」
「おばさん・・誰?」
「比呂君を助けにきたのよ。」
「助けに?」
「比呂君、溺れたことはある?」
首を横に振る比呂。
「・・・苦しいのよ。だって、息が出来ないんだもの。
 一番、苦しい死に方。」
「・・・」
「溺れるよ。」
「え・・・」
「比呂君、絶対溺れる。
 私にはわかるの。
 比呂君は、溺れる。」
「どうして?」
「おばさんの知っている子はね、水の中で死んじゃったから。」
「・・・」
「比呂君・・・同じ顔してる。」
泣き出す比呂。
「どうしたらいいか教えてあげようか。」
比呂がうなずく。
「絶対、水に近づかないこと。
 そしたら溺れない。
 そうでしょ?」
比呂は泣きながらうなずき・・・。

プールサイドで水に入りたくないと号泣する比呂。

数日後、帰宅した沙希に駿が駆け寄る。
「比呂君ね、スイミングやめた!」
「そう!」
「おばちゃんが?」
「これは二人だけの秘密ね。」
駿は笑顔で沙希を見つめる。

沙希は木登りに連れ出す。
小さい体を包み込み、愛おしむように駿にほおずりする沙希。
駿も安心しきった表情。
「駿君。おばちゃんね、駿君守るためだったら、
 何でもしてあげる。」
沙希ににっこり微笑む駿。
「駿君が欲しくなっちゃったなぁ。」

それからまもなく、絵里子の携帯電話に見覚えのないアドレスから
メールが届いた。
添付された写真には死んだように眠る駿の顔が。
血相を変えて寝室に飛び込んだ絵里子、しかし昼寝をしていたはずの
駿の姿は消えていた…。


冒頭の雅彦とのシーンを見ていると、沙希は雅彦と結婚し、
隼人を授かったと考えられます。
だとすると、事故後、沙希は家財道具や通帳を手に勝手に家を
出ていき、その後雅彦は愛人との間に子供を授かった。
沙希が怒るのも当然。
でも、子供を失くした父親がすぐに愛人の元に走るかな。
それに、雅彦は何か言いたそうでした。
「でも隼人は、」
そのあと、「君の子供じゃない」と続くとか?

携帯のアドレスは、m-y.redperfect@e.ne.jp。
me and you 赤、完璧。
あなたと入れ替わり、完璧な家族を手に入れる、などと深読み。

自分をえりこと名乗った沙希。
彼女は本当に沙希という名前なのか、気になり、雅彦が何て呼ぶか
チェックしてみましたが、「君」としか呼んでいなかった。
沙希という名前も雅彦の元妻(今は愛人扱い)の名前だったりして。

沙希が雅彦を思い切り蹴飛ばす回想シーンがありました。
場所は子供部屋。夜なのに隼人はいないのが気になりました。
隼人が亡くなった後なのか。

沙希は雅彦を誘惑し、隼人を手懐け、妻を追い出し、雅彦と結婚。
幸せな家庭を乗っ取った。
でも雅彦は、隼人に会いたがる本当の母親に預けてしまい、
それを知った沙希が激怒し、あの回想シーンだったのかも。
沙希は隼人が本当の母親のところにいってしまったことで、
裏切られたと思い、隼人を殺してしまったのかな。
そして自分がしたことを忘れてしまっていて、
雅彦とは最初から夫婦で、自分が隼人を産み、育て、
そしてある日突然子を失った、と記憶を書き換えてしまっている。

隼人の為だけに生きている、というセリフを聞いて、
沙希はやはりニュースで絵里子が「良かった」と呟いたのを聞き、
隼人のために絵里子に復讐しようと、雅彦の家を出たのかな。
そして今度は駿を自分のものにしようと・・・。

母に嫌われていた、という話は美津子に同情させる為なのか?
もしかしたらこれは事実なのかもしれません。
子供の頃、親から捨てられた沙希は、ずっと温かい家庭に憧れていて、
幸せそうな家族を見ると、乗っ取って、
でもその家族の一員になってみても、幸せにはなれなくて。
ずっとそんなことを繰り返しているのかも。



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亡くなった少年の名前は隼人。年齢は駿と同じ5歳。

第2話
「駿、きれいなものと、醜いもの、
 見た目だけで決めちゃいけないの。
 きれいなものが、悪者だったり、
 その反対もあるんだよ。」(絵里子)
「その立場になってみないと、わからないことってあるから。」(沙希)

第4話
「自由が、幸せとは限らないじゃない
 みんなわかってないのよ。束縛が嫌だなんて。
 束縛の多い生活って、幸せなのよ。」(沙希)

沙希が奪ったもの
・絵里子との友情
・未央(真由美の娘)の心
・慎二の心
・真由美との友情(真由美、絵里子への不信感)
・美津子の心(美津子、絵里子への不満)
・絵里子という名前
・絵里子の匂い(GERMER)
・絵里子のワンピース(絵里子がプレゼントした)

【キャスト】
マイヤー沙希 - 仲間由紀恵
矢野絵里子 - 檀れい

矢野慎二 - 渡部篤郎
矢野 駿 - 青山和也
矢野敏郎 - 左右田一平
矢野美津子 - 草笛光子

相田真由美 - 三浦理恵子
相田和史 - 森山栄治
相田未央 - 谷花音

関 加奈 - 鈴木砂羽
関 彰宏 - 小林正寛

筧 雅彦 - 高知東生
真下亜美 - 藤井美菜
松井理生 - 南圭介
広瀬浩太 - 青山ハル
中牟田 肇 - 武野功雄
- 神保悟志

【スタッフ】
主題歌
東方神起「Why? (Keep Your Head Down)」

脚 本:
 神山由美子
音 楽:
 池頼広
プロデューサー:
 豊福陽子
 遠田孝一
 浅井千瑞
演 出:
 今井和久
 小松隆志
 星野和成
制 作:
 関西テレビ
 MMJ


仲間由紀恵さんの主な出演作品



檀れいさんの主な出演作品


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